JPS62142037A - プレス加工装置における切削油注油装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野〕 上下動するラムに上型ホルダーを介して取付けられた上
型と、ベッド上にボルスタ−プレー１−１下型ホルダー
を介して取付けられた下型とを備え、両金型間に供給さ
れる板材を打抜加工するプレス加工装置に切削油を注油
する装置に関する。

［技術的背景と従来技術］ 従来、この種のプレス加工装置の加工部に切削油を注油
するには、加工部近傍に切削油のノズルを設けて加工部
に向けて切削油を滴下したり、あるいは加工する板材上
に切削油を塗布したりしていた。

しかしながら、このような注油手段にあっては、金型が
閉じる際や加工部に供給される圧縮エアー等の作用によ
って切削油が吹きとばされたりして満足な潤滑が達成で
きなかった。この現象は特に精密な打法精度を要求され
る加工や複層１な形状を打法する際には、大きな問題で
あり、効果的な切削油の供給装置の開発が望まれていた
。

［発明の目的］ したがって本発明の目的は、プレスの企型内に直接に切
削油を供給することのできる切削油注油装置を提供する
ものである。

［発明の構成］ 本発明によるプレス加工装置における切削油注油装置は
、バックプレー１・と、穴抜きパンチを取付けたパンチ
プレートと、ノックアウトを挿入したダイプレートとを
備えた上型のパンチプレートに水平方向の油溝を形成す
るとともに油溝に切削油の供給手段を連結して成ってい
る。

［発明の作用効果コ 本発明は上型のパンチプレート内部に油溝を形成し、こ
の油溝内に切削油を供給するように構成したので、上型
の上下動に伴って、パンチプレートに取付けたパンチが
、ダイプレー１・に挿入したノックアウトに対して目通
摺動じ、打抜加工部に直接に切削油を供給して切削抵抗
の低減をはかることができる。同様に下型に取付けたパ
ンチと上型のダイプレートの打抜加工部にも切削油が直
接に注油されて潤滑が行われる。

したがって小型で精密な打法加工や打抜サイクルの短い
高速打抜に際しても、切削油を充分かつ確実に注油して
切削抵抗を減じ、パンチ、ダイスの寿命を延長できると
ともに加工能率の向上をはかる効果を有している。

［実施例１ 以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明を適用するプレス装置の仝休を示すもの
で、ラム３０はボスト３１を介してプレス機のベッド３
３に取付けたガイド３２に層動自在に支えられている。

そしてラム３０はその上部をプレス装置のクランク機構
や油圧ピストンに係合されて上下運動を行うように構成
されている。

ラム３０の下部にはシャンクホルダー１５があって上型
ホルダー１７のシャンク１６を保持している。この上型
ホルダー１７は、通常４個のガイド１８を装備しており
、このガイド１８に下型ホルダー２０のガイドボスト１
９がＩ！！！　動自在に係合している。下型ホルダー２
０はプレスベッド３３の上部に載せたボルスタ−プレー
ト２１に支えられている。下型ホルダー２０の上部には
、バックプレート２２を介してパンチプレート２３が取
付番プであり、このパンチプレー１・２３の中央部には
パンチ２４が装着されている。パンチプレート２３の上
部には、ガイドピン２５によって案内されるス１〜リッ
パ−２６があって、このストリッパー２６はスプリング
２７によって常時上向きに付勢されている。

一方、上型ホルダー１７の下側には、バックプレート４
を介してパンチプレー１・３が取付けてあり、このパン
チプレート３には穴抜きパンチ６が植設されている。

このパンチプレート３の下部にはダイプレート２があっ
て、このダイプレート２の中心部にはノックアウト１が
挿入しである。したがって、この上型と下型の間に送り
装置２つ側から金属板等の月ね２８が供給され、ラム３
０が上下動すると、パンチ２３とダイプレート２の間で
材料２８が所定の形状に打扱かれるとともに、穴扱きパ
ンチ６によって穴あけ加工が行われる。

本発明は、以上のようなプレス加工装置の打１友金型の
内部に切削油の供給装置を装備したｂのである。

第２図は第１図に示したプレス機械のうちの上側金型部
分の詳細を示す拡大断面図であって、上型ホルダー１７
の下面にはバックプレート４を介してパンチプレー１・
３が取付けである。このパンチプレー１へ３には穴扱き
パンチ６が植設されていて、この穴抜きパンチ６はプレ
ート８及びノックアウト１を貫通して、材料２８に穴扱
き加工を行う。ダイプレート２の中心に挿入したノック
アウト１はプレート８を介してピン５で押圧されており
、このビン５をスプリング等で付勢されるピストン１２
等で常時押圧することでパンチ２４でダイプレート２内
に打抜かれた材料を押し出すことができる。

そして、パンチプレート３には、水平方向に油孔１３が
形成してあり、この油孔１３にジヨイント９を介して油
パイプ１０が連結されている。油パイプ１０の細端は第
１図に示すオイルカップ１１に連結され、オイルカップ
１１内には切削油が充棋される。

したがって、ラム３０が上下動して上型と下をが協動し
て材料２８を打抜加工する際に、上型のパンチプレー１
・３に植設した穴扱きパンチ６がノックアウト１内を摺
動するが、このときにパンチプレート３内に形成した油
溝１３内の切削油が打抜加工部に供給され、パンチ、ダ
イス等の加工部を潤滑する。

金型内の空気や余分な切削油はパンチプレート３に形成
した逃げ溝７を通って外部へ排出される。

以上のように上下の金型間で加工される材料の加工部に
金型内部から直接に切削油を供給するので、潤滑不足は
生ぜず、金型の寿命を伸ばし加工能率、精度も向上する
。

［まとめ］ 本発明は以上のようにプレスの金型内に油溝を形成し、
この油溝に切削油を供給するようにしたので、この油溝
からパンチ、ダイス等のｌ’ｌ動運動を利用して刃部ガ
イドを通して加工部に直接に切削油を供給することがで
きる。したがって切削部を充分に潤滑し、打抜加工の精
度の向上をはかり、パンチ、ダイスの寿命延長を達成す
ることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施するプレス装置の全体図、第２図
は上型の断面図である。 １・・・ノックアウト　　２・・・ダイプレート　　３
・・・パンチプレート　　４・・・バックプレート　　
５・・・押し上げピン　　６・・・穴抜きパンチ　　７
・・・逃げ溝　　８・・・プレート　　９・・・ジヨイ
ント　　１０・・・バイブ　　１１・・・オイルカップ
　　１３・・・油溝　　１７・・・上型ホルダー　　２
０・・・下型ホルダー　　２１・・・ボルスタ−プレー
ト　　２４・・・パンチ　　２８・・・材料２９・・・
送り装置　　３０・・・ラム　　３３・・・ベッド

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上下動するラムに上型ホルダーを介して取付けられた上
   型と、ベッド上にボルスタープレート、下型ホルダーを
   介して取付けられた下型とを備え、両金型間に供給され
   る板材を打抜加工するプレス加工装置に切削油を注油す
   る装置において、バックプレートと、穴抜きパンチを取
   付けたパンチプレートと、ノックアウトを挿入したダイ
   プレートとを備えた上型のパンチプレートに水平方向の
   油溝を形成するとともに油溝に切削油の供給手段を連結
   して成ることを特徴とするプレス加工装置における切削
   油注油装置。