JPS6214200Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、流し台、ガス台等と壁との間に設
けられる配管用のスペースをおおう配管カバーセ
ツトに関するものである。

従来配管スペースをおおう配管カバーはビス等
を用いて取付けられており、以下のような欠点を
有していた。

(イ) ビスの頭が露出し、美感を損なう。

(ロ) 取付け、取りはずしに時間がかかり給水、給
湯又はガス配管の保守管理に難がある。

この考案は簡単な手段によつて上記欠点を除去
し脱着容易な配管カバーセツトを提供することを
目的とする。

以下、この考案を図面の実施例を参照して説明
する。

１は引掛け金具であり壁２に適宜間隔をおいて
固定され、上端が斜下方に折り返えされて折曲片
１１とされている。３はＬ字状の受け金具であ
り、引掛け金具１と同様に壁２に間隔をおいて固
定されている。この受け金具３の前端部３１は下
方に折曲げられている。引掛け金具１と受け金具
３とは互いに連結された一体のものであつてもよ
い。

４は流し台５等と壁２との間に形成される配管
スペース６を覆うための配管カバーである。この
配管カバー４の一側縁は斜め上方に折曲げられ前
記引掛け金具１の折曲片１１に係合して係止する
ための係止片４１とされ、他の一側縁（前端部）
４２は下方にコ字状に折曲げられ前記受け金具３
の垂下した前端部３１を覆う部分とされている。

尚、配管カバー４の壁２に接近した部分を上方
に盛り上げて立上り４３を設けておけば、配管ス
ペース６内に水、埃等が侵入するのをより有効に
防ぐことができるばかりでなく、この立上り４３
によつて引掛け金具１を壁面より内側に設けるた
めに面材２１を切欠いた凹所２２を塞ぐこともで
きるので有効である。

また、配管カバー４がステンレス等の金属の薄
板で作られることが多いので合板等の裏打ち材４
４を裏打ちして補強することが好ましい。

配管カバー４を取付ける場合は、第２図に示す
とおり壁２に固定した引掛け金具２の折曲片１１
に係止片４１を引掛け次いで配管カバー４を受け
金具２の上に載せ、前端部のコ字状部分４２を少
し開きつつこれを受け金具２の垂下部３１にかぶ
れば簡単に取着でき、取りはずしの場合は上記手
順を逆に行なうことにより容易にはずすことがで
きる。

以上のとおり、この考案においては、配管カバ
ーは引掛け金具及び受け金具に引掛けるだけで簡
単に固定されるのでビス等が不用となりビスの頭
が露出するといつた美観上の問題もなく、また脱
着も極めて簡単となるので配管スペース内の配管
の保守管理が容易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の実施例の縦断面図、第２図
は配管カバーの取付け状態を説明するための縦断
面図である。 １……引掛け金具、２……壁、３……受け金
具、４……配管カバー、５……流し台、６……配
管スペース。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 壁に固定され上端に折曲片を有する掛け金具
   と、壁に固定され前端部が下方に折曲げられた受
   金具と、前記引掛け金具の折曲片に係止する係止
   片を有するとともに前記受金具の前端部を覆う部
   分を有する配管カバーとからなることを特徴とす
   る配管カバーセツト。