JPS62136788A - 電磁誘導調理容器とその製造方法 - Google Patents

電磁誘導調理容器とその製造方法

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JPS62136788A
JPS62136788A JP27564585A JP27564585A JPS62136788A JP S62136788 A JPS62136788 A JP S62136788A JP 27564585 A JP27564585 A JP 27564585A JP 27564585 A JP27564585 A JP 27564585A JP S62136788 A JPS62136788 A JP S62136788A
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heat
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鈴木 松雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分in> 本発明は、容器本体に電磁誘導の磁力(線)により発熱
する磁性体を取付けてなる電磁誘導調理容器とその製造
方法に関する。
(従来の伎術) 従来、このような電磁誘導調理容器においては、一般に
、磁性体を容器本体の外側底面に溶接により固着させて
いたため、磁性体と容器本体の底面間に薄層状の隙間が
残り、磁性体から容器本体への熱伝導の効率が悪いとい
う不都合があった。
このような不都合を解決するため、出願人は、容器本体
と発熱板(la磁性体とを、金居ろう材を介在させて加
熱することによって全面密着状態でろう接合した電11
誘導加熱容器を、特願昭58−54487号(特1?i
昭59−181484号)において提案した。
(発明が解決しようとする問題点) 特願昭58−54487号の発明によれば、発熱板から
容器本体への熱伝導の効率が良好に保持される。
しかし、一般に金属ろう材によるろう接合は、いわゆる
共晶型接着(ノコロック接合)によるので、容器本体が
金属とは異質の材料、例えばセラミックス、ガラス等の
非金属材t+1からなる場合は、上記の発明を適用でき
なかった。
また、容器本体が金属月利からなる場合でも、ろう接合
を確実に行なうために、容器本体と発熱板のろう角は部
分に対する前処理として、酸溶液、アルカリ溶液等を用
いた洗浄処理により汚れの除去や脱脂を行なうという手
間を要した。
ざらに、金属ろう材は一般に溶融温度が高いので、上記
の発明の実施にあたり、少なくとも600℃程度以上の
加熱条件を実現できる設備を必要とした。
そこで本発明は、容器本体を構成する材料の種類に関わ
りな〈実施できるという汎用性があり、製造工程が簡易
化され、しかも実施にあたり高温加熱の設備を必要とし
ない電磁誘導調理容器とその製造方法を提供することを
、その解決すべき技術的課題とする。
(問題点を解決するだめの手段) 上記課題を解決するための技術的手段は、電磁誘導調理
容器を、熱伝導性の非磁性体からなる容器本体の少なく
とも底部と、電磁誘導の磁力により発熱する磁性体とが
、熱硬化型の耐熱性無機接着剤を介して、全面密着状に
接合されてなる構成とすること、及びこのようなT:X
磁誘導調理容器を製造するに際し、前記容器本体の少な
くとも底部となる非磁性体の所定部位に熱硬化型の耐熱
性無機接着剤を未硬化状態で層状に塗着し、塗着した無
機接着剤面に11η記磁性体を密着状態に配置するとと
もに、前記無機接着剤の硬化温度範囲における下限付近
の温度に加熱して無機)&着剤を硬化させることである
上記の構成において、熱硬化型の耐熱性無機接着剤(以
下、単に無機接着剤という)とは、アルミナ、ジルコニ
ア或いはシリカ等のセラミックス系成分を主成分とし、
有機質成分を含まないペースト状の接着剤である。
これらの無機接着剤は熱硬化を示し、その熱硬化温度の
下限は130’C程度であるムのが多い。
無代接着剤の種類によっては250℃程度のものらある
。このような温度条件は、専用の高温加熱炉を漏えなく
ても、通常の簡単な加熱装置により容易に実施できる。
そして、上記の温度で通常約30分間加熱することによ
り、無機接着剤は十分に硬化する。
熱硬化した無機接着剤は、アルミニューム材(アルミニ
ューム合金材)ヤ)その他の鉄、ステンレス等の金属材
、ガラスやセラミックス系の非金属材に対して十分な接
着強さを示す。
そして、熱硬化した無機接着剤は、通常1300℃程度
の高温に耐える。
無は接着剤の接着作用はノコロック接合ににるらのでは
ないので、被着材IIの接合部分に対しljt記の洗浄
処理等の特別の前処理を要しないことはい・〕までしな
い。
上記の無機接着剤として、例えば、アロンセラミックC
、アロンセラミツクロ1アロンセラミツクE(以上は、
いずれも東亜合成化学■TP、a式会礼装造、商品名)
、スリーボンド371Lスリーボンド3715、スリー
ボンド3724 (以上はいずれら住友スリーエム株式
会社!rA)告、商品名)が市販されている。
表1に所定の熱硬化条件下で硬化したアロンセラミック
C,D、Eの各種材質に対する引張り接着強さと圧縮剪
断接着強さの試験成績を示す。前者の試験はJIS  
K−6849,1!2各の試験はJIS  K−685
2によった。数値の単イ◇はに9f/ctiである。ま
た、アロンセラミックC,D、Eの硬化条件は、23℃
で16時間放置した後、90’Cで1時間加熱して脱水
し、次いで150℃で2時間加熱して硬化させ、その後
自然放冷したしのである。
なお、表1中、数置に星印を付したものは被着体の材料
破壊を示づ(後述の表2においても同様である。)。
次に、表2に所定の熱硬化条件下で硬化したスリーボン
ド371L3715.3724の各種材質に対する引張
り剪断接着強さの試験成績を示す。試験ン人はJIS 
 K−6850によった。数値の中位はKgf / c
#iである。硬化条件はスリーボンド3711.371
5が150℃で30分間加熱、スリーボンド3724が
300℃で60分間加熱したものである。
表  2 なお、無機接若剤を選択するにあたっては、被着材の線
膨張率に近い線膨張率を示すらのを使用することが望ま
しい。
また、上記の調理容駕において、磁性体と容器本体との
間には隙間がないので、容器本体への熱伝導の効率は、
特願昭58 54487Qの発明のものと同様に良好で
ある。
(実施例) 次に、本発明の一実施例を第1図・〜第5図に基づいて
説明する。
本実施例において、家庭用調理1目などどして用いられ
る電磁誘導調理容器の容器本体1は、底部2と側壁部3
とを右する容器体であり、側壁部3には、必用に応じて
、適当な形状の把f(図示しない)が取付けられている
前記容器本体1を構成する飼料は、熱伝導磨が高いアル
ミニュームまたはその合金であるが、このような飼料に
限定されるらのではなく、ある程度以上の熱伝導P[を
示1bのであれば、鉄、ステンレス等の各種の金属+A
FJ、ガラスヤ)レラミツクス等の非金屈拐料からなる
ものでも良く、あるいは金属材料の表面にいわゆるフリ
ットを被着、焼付【ノしてなるほうろう材であっても良
い。
容器本体1の底部2には、底部2に対応した円形の発熱
板4が、熱硬化した無機接着剤5を介して全面密着状態
で接合されている。
上記の発熱板4は、ステンレススチール430製のもの
を用いているが、これに限定されず、電1.2導の磁力
により発熱する磁性体であれば、材料の種類を問わない
また、上記のM機長着剤5としては、前記した線膨張率
を考慮して、アロンセラミックCを用いている。ただし
、前記した熱硬化型の耐熱性無機接着剤のカテゴリーに
含まれるものであれば、他種のらのを用いても構わない
次に、本実施例の電磁誘導調理容器の製造方法について
説明する。
まず、容器本体1の素材であるアルミニューム材(また
は、アルミニューム合金材)の平板をしぼり加工(プレ
ス加工)後、陽極酸化被膜等の表面処理加工をして、第
2図に示す形状の容器本体1を形成する。
次いで、容器本体1を一定の姿勢(例えば、底部2が上
向きとなる状態)に保持して、底部2の外側の面に、未
硬化でペースト状の無機接着剤5を塗布等の方法により
一定の厚さに円形に被着する。
そして、無機接着剤5の表面に発熱板4を載置する。こ
の際、無機接着剤5と発熱板4との間に空気が残留せず
、両者が密着状態となるように、注意して操作する必要
がある。
次に、このままの状態を保持しつつ、適当な加熱装置に
よって、例えば130〜250℃で10分〜1時間、望
ましくは180℃で30分間程度加熱して無機接着剤5
を硬化させ、その後放冷あるいは急冷させて、本実施例
の電′971誘導調理容器を得るのである。
次に、本実施例の電磁誘導調理容器の使用時の作用につ
いて説明する。
電磁誘導myJ!容器は、その発熱板4を電磁発生装置
(図示しない)上に載置したとき、磁力線ににって発熱
板4が発熱し、この熱が容器本体1に伝導されて、容器
本体1が加熱される。
そして、前記のように、熱硬化型の耐熱性無機接着剤は
、一般に1300℃の高温に耐え、また、使用り問題と
なる耐熱接着強さ及び冷熱ナイクル接石強さも十分に備
えている。
第3図にアロンセラミックCの耐熱接着強さをアロンセ
ラミックD、及びアロンセラミックEとともに示す。同
図において、縦軸は耐熱接着強ざ(K9 f /crA
 ) 、横軸は加熱温度(℃X 1 h r )を表わ
し、a、b、c、d、eのグラフは、順次炭素鋼に対す
るアロンセラミックC、アルミニュームに対するアロン
セラミックC1、硬質ガラスに対づるアロンセラミック
[、コーディエライトに対するアロンセラミックE、ア
ルミナに対するアロンセラミックDの耐熱接着強さを示
すものである。
次に、第4図にアロンセラミックC,D、Eの冷熱サイ
クル接着強さを示す。同図において、縦軸は300℃で
1時間、次いで25℃で1時17iJの冷熱サイクル条
件に置いたとぎの接着強さく/(gf/d)、横軸は冷
熱サイクルの回数を表わす。同図においてf、g、h、
i、jのグラフは順次炭素鋼に対するアロンヒラミック
C、チタンに対するアロンセラミックE、アルミニュー
ムに対するアロンセラミックC1軟質ガラスに対するア
ロンセラミックD、アルミナに対するアロンセラミック
Dの冷熱サイクル接4強ざを示すちのである。
なJ3、第3図及び第4図で示す測定値のうち、炭素鋼
、アルミニューム、チタンに対するもの(a、b、f、
g、hのグラフ)は引張り接着強さとして、また、硬質
ガラス、軟質ガラス、コーディエライト、アルミナ(c
、d、e、i、jのグラフ)は圧縮剪所接谷強さとして
、それぞれ31す定したものである。
なお、本発明は次の態様で実施することができる。
ずなわち、上記の製造方法の実施例においては、(イ)
容器本体1に発熱板4を戎首した状態において、第5図
に示すように、専用の締付治具6の基台7上に、発熱板
4が上向きとなる状態で容器本体1を載置し、教本のポ
ル1へ8をねじ込むことににり発熱板4を容器本体1に
押付けて、加熱硬化処理の際の発熱板4の位置ずれを防
ぐこと、0 容器本体1にN磯接衿剤5を被着した段階
で、その熱硬化温度に達しない温度(例えば、90℃)
で1時間程度加熱し、無機接着剤5を脱水しておくこと
、そして、この処理により、無機接着剤5の加熱硬化の
際に水蒸気が発生して容器本体1と発熱板4との間に空
隙部が形成されるおそれを防止し得ること、 (A)  無機接着剤5に、予め硬化剤、例えば市販の
アロンセラミック硬化剤(東亜合成化学工業株式会社装
造、商品名)を3〜5重量%の割合で混入してお(こと
、そしてこの処理により、例えば無機接着剤5の常温硬
化も可能になる等、加熱硬化の温度をイ仄下させ、また
各温度における硬化時開を短縮することができること、
(なお、硬化剤の混入により、無機接着剤5の接着強度
は低下する場合がある3、) となし得る。
また、上記の電磁誘導調理容器の実施例においては、 に)容器本体1の底部2とともに、側壁部3の外側面に
対しても磁性体を接合すること、(υ 容器本体1の外
側の露出面あるいは内、外側の露出面に対し、フッ素樹
脂等の耐熱性、耐触性材料の被膜を形成すること、そし
てこの耐熱性、耐触性材料が熱硬化性の樹脂である場合
には、無機接着剤5の加熱硬化処理を所要の温度下で7
7なうことにより、容器本体1に被着した未硬化の前記
樹脂の熱硬化もvlせ行なうこと、 ざらに、容器本体1に焼付は硬化される耐熱塗料として
、例えば「テラゾール」のシルバー500、シルバー6
00.シルバー 100、p−500(以上はいずれも
日東工業株式会社製造、商品名)、OKITSUMOの
NG−500、NG−600(以上はいずれも三重油脂
化工株式会社製造、商品名)等の市販品を使用し17る
こと、 (へ)容器本体1がアルミニューム材(またはアルミニ
ューム合金材)からなる場合において、容器本体1の内
外壁の外表面の露出面に陽極酸化被咬を形成すること、
そのための方法として、容器本体1を力性ソーダ液等で
面処理の脱脂をし、次いで一般の陽極酸化処理を施して
封孔処理を行なった後に(または11孔処理を経ること
なく)、発熱板4を無機接着剤5を介して加熱硬化して
容器本体1を17る。なお、上記の発熱板4を接着後、
公知の方法で酸化被膜のiJ孔処理を行なうこともでき
る。
(ト)  無機接着剤5に予め粉末状あるいは顆粒状の
磁性体を所定割合’C” FII合してiJ3 <こと
、これにより無櫻接着剤5自体が発熱体となり容器本体
1が一層迅速に加熱されること、 (万 発熱板4を容器本体1の底部2に配するに、前記
発熱板4を分割した複数の発熱板をその底部2に無機接
着剤5を介して接合Jること、となしIFする。
(発明の効梁) 電磁誘導調理容器に係わる本発明は、発熱板から容器本
体への熱伝導の効率を良好に保持できろと共に、容器本
体を構成する材料の種類が制約されないという汎用性が
得られる。
電磁誘導調理容器の製造方法に係わる本発明は、金屈ろ
うによるろう接合方式に比し、14i性体を容器本体に
接合するに際して特段の面処理を必要とせず、また接合
のための加熱温度を低く設定できるので、通常の加熱S
!置を用いて実施できる。従って、作業性の向1−と費
用の節減が可能どなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る電磁誘導調理容器の一
部破所正面図、第2図はその分解斜視図、第3図は各種
の無機接着剤の耐熱接着強さを示す図、第4図は各種の
無は接着剤の冷熱サイクル接着強さを示す図、第5図は
発熱板と容器本体との接合工程を表わした、要部を断面
で示す正面図である。 1・・!容器本体 2・・・底部 4 ・・・発  熱  板 5・・・無機接着剤 出ぷ1人   理研軽金属工業株式会ネ]代理人   
弁理士 岡田英彦(外2名)第3図      第4図 ・験・各\ 一ヘ 淫 くり

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱伝導性の非磁性体からなる容器本体の少なくと
    も底部と、電磁誘導の磁力により発熱する磁性体とが、
    熱硬化型の耐熱性無機接着剤を介して、全面密着状に接
    合されてなることを特徴とする電磁誘導調理容器。
  2. (2)電磁誘導の磁力により発熱する磁性体を、熱伝導
    性の非磁性体からなる容器本体の少なくとも底部に固着
    した電磁誘導調理容器を製造するに際し、前記容器本体
    の少なくとも底部となる非磁性体の所定部位に熱硬化型
    の耐熱性無機接着剤を未硬化状態で層状に塗着し、塗着
    した無機接着剤面に前記磁性体を密着状態に配置すると
    ともに、前記無機接着剤の硬化温度範囲における下限付
    近の温度に加熱して無機接着剤を硬化させることを特徴
    とする電磁誘導調理容器の製造方法。
JP27564585A 1985-12-07 1985-12-07 電磁誘導調理容器とその製造方法 Granted JPS62136788A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07303569A (ja) * 1993-08-12 1995-11-21 Eisuke Ishida 電磁調理器用食器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5050731A (ja) * 1973-09-05 1975-05-07

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