JPS6213665A - 可動床 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、可動床に関し、特に、床部の水平昇降は勿論
、床部の階段状変形をも可能にする可動床の改良に関す
る。

〔従来の技術〕

屋外や屋内の広範囲の水平面上に、別途水平床面を形成
する際には、従来から可動床が利用されており、そのた
めの可動床が種々提案されている。そして、従来から提
案されている可動床には、単に水平床面を形成するだけ
でなく、所謂階段を形成し得るようにしたものが提案さ
れている。

すなわち、水平床面を形成する床部は、伸縮する脚部に
支承されてその水平昇降を可とするように形成されてな
ると共に、当該床部は複数の長尺分割体を並列して形成
されてなる。そして、各長尺分割体にはそれぞれ昇降装
置が附設されており、各昇降装置をそれぞれ別個に作動
させて各長尺分割体間に段差を形成することとし、これ
によって、所望の階段状の床面を得ることとした提案が
ある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記従来の提案によるときは、床部を階
段状に形成するに際して作動される昇降装置は、各長尺
分割体毎に配設されているものであるから、可動床全体
として見る時、部品点数の増大によるコスト高を招来し
易くなる不都合がある。

また、各長尺分割体に配設されている昇降装置の操作に
際しては、他の長尺分割体との間に生じる高低差を一定
のものとなるように操作するのが面倒となると共に、機
械的手段によって各昇降装置間の作動を制御するよう建
すると、一層の部品点数の増大、コスト高の招来をする
不都合がある。

そこで、本発明は、前記した事情に鑑み、部品点数の増
大やこれによるコスト高を招来することなく、水平床面
の形成は勿論、階段状床面の形成も簡単な操作でなし得
るようにした可動床を新たに提供することを目的とする
。

〔問題点を解決するための手段〕

上記した問題点を解決するために本発明の構成を、三体
の長尺分割体を並列して形成されてなる床部の二体の長
尺体を昇降装置の有するリンク機構で異なった高さ割合
に昇降させるようにしたものである。

〔実施例〕

以下、図示した実施例に基づいて本発明を説明する。

第１図および第２図に示すように、本発明の一実施例に
係る可動床は、床部ｌと、脚部２と、昇降装置３とを有
してなり、脚部２によって床部１を支承し、かつ、当該
床部１の水平昇降を可とすると共に、昇降装置３によっ
て床部１を階段状に形成することを可とするように構成
されているものである。

床部１は、第１図に示すように、長尺分割体ｌＯを複数
並列して形成されてなるもので、適宜のフレーム１１に
よって下方から支持されている。すなわち、床部１は本
発明にあって、三体の長尺分割体１０からなり、最前列
（第１図中上方〕の長尺分割体１０の下面に連結された
フレーム１１は、他の二体の長尺分割体ＩＯの下方に位
置決められるように延設されており、最後列（第１図中
上方）の長尺分割体１０と中動の長尺分割体１０とを昇
降装置３を介して支承している。

脚部２は、本実施例にあっては、−可動床の前後方向（
第１図中上下方向）および横方向（第１図中左右方向）
にそれぞれ一対となるように配設されているものであっ
て、第２図に示すように所謂コンパス状に形成されてい
る。すなわち、脚部２は、一端が前記フレーム１１に枢
着される定尺体２０と、一端が上記フレーム１１に枢着
される伸縮体２１とからなり、上記定尺体２０と伸縮体
２１の各他端は互いに回転自在なよう忙一点で連結され
ているものである。そして、上記他端の連結部にあって
は、車輪２２を有して上記伸縮体２１が適宜に伸長され
るときに一端がフレーム１１に所謂ピン結合された定尺
体２０が起立することとなるように他端を移動させるこ
とを可としている。

なお、上記伸縮体２１は、駆動源２３０回転駆動によっ
て、そのロッド部２１ｔＯＬを伸縮体２１本体部から出
没させるように形成されている。

従って、上記脚部２の伸縮体２１を第２図に示す状態か
ら一斉に伸張することとすれば、第３図に示すように、
床部ｌが上昇することとなり、このとき、第１図中左右
方向対の脚部２が同期するように伸縮されると床部１が
水平昇降されることとなる。

昇降装置３は、本実施例にあっては牙１図に示すように
、上部床部１の長手方向両端部に位置決められ、かつ、
上記長尺分割体１０を横切るように配設されたリンク機
構３０を有してなるものである。すなわち、第４図にも
示すように、上記リンク機構３０は、メインアーム３１
と、サブアーム３２，３３と、連結ロッド３４とを有し
てなり、メインアーム３１はその中間を前記中動の長尺
分割体１０下端面のブラケット３５に枢着し、その上下
端にはそれぞれローラ３工α、３１ｂが保持されており
、サブアーム３２．３３はその中間において上記メイン
アーム３１にＸ字状に枢着され、一方のサブアーム３２
の上端にはローラ３２αを有すると共に下端は前記フレ
ーム１１に枢着され、他方のサブア−ム３３の上端は前
記最後列（第４図中右方）の長尺分割体１０の下面ブラ
ケット３６に枢着され、連結ロッド３４の下端は上記サ
ブアーム３２の下端のフレーム１１への枢着部分に併せ
て枢着され、その上端は上記サブアーム３３の下端に枢
着されている。そして、上記メインアーム３１の上端と
下方のフレーム１１との間には、ジヤツキ３７が配設さ
れていると共に、当該ジヤツキ３７にはロッド３８（第
１図参照）を介して駆動源３９（第１図参照）が連結さ
れている。

なお、メインアーム３１下端のローラ３１（Ｚ枢着点と
サブアーム３２上端のローラ３２α枢着点、また、メイ
ンアーム３１の中間点とサブアーム３２下端のフレーム
１１への枢着点およびサブアーム３３上端のブラケット
３Ｇへの枢着点、さらＫは、メインアーム３１上端のロ
ーラ３１ｂ枢着点とサブアーム３３下端の連結ロッド３
４への枢着点は、それぞれ上下方向に一致するように位
置決められている。

従って、第３図に示す状態からジヤツキ３７を作動して
これを伸長することとすると、メインアーム３１の上端
が上昇されると共に、第５図にも示すように、上端ロー
ラ３１Ｊの回転によって第５図中左方向にメインアーム
３１上端が移動することとなり、併せて当該メインアー
ム３１にＸ字状に枢着されているサブアーム３２゜３３
も所謂起きる状態となって、床部１を構成する三体の長
尺分割体１０のうち、昇降装置３たるリンク機構３０に
連結されている二体の長尺分割体１０が互いに異なった
高さに、すなわち、異なった高さ割合で上昇することと
なり、段差が等しい階段状の床部１が形成されることと
なる。

そして、前記ジヤツキ３７を圧縮することとすると、上
記と逆に各アーム３１，３２．３３等が移動され、異な
った速さで二体の長尺分割体重０が下降し、終点におい
ては、床部１が水平床面に復元することとなる。

なお、本発明にあって、上記長尺分割体１０は水平床面
を形成し、かつ、階段状に変形されるように形成されて
いれば足りるが、当該長尺分割体１０が所謂ボックス状
に形成されているとし、当該ボックス状内部に折り畳み
座席を有しているとすることとしてもよい。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によれば床部の水平昇降および傾
斜昇降は勿論のこと、床部を階段状に形成することがで
きると共に、階段状に床部を形成するにあって、一つの
操作で二体の長尺分割体を異なった高さ割合忙昇降させ
ることができることとなり、従って、部品点数が減少さ
れ、コスト低廉化を図ることができると共に、操作が簡
単となり、作業性が向上されることとなる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に・操る可動床の部分切截平面図、第２
図はその部分切截正面図、第３図は床部を水平上昇させ
た状態を示す縮尺正面図、第４図は本発明に係る可動床
を拡大して示す一部切截側面図、第５図は床部な階段状
にした状態を示す拡大側面図である。 ｌ・・・床部、２・・・脚部、３・・・昇降装置、１０
・・・長尺分割体、１１・・・フレーム、２０・・・定
尺体、２１・・・伸縮体、２２・・・ローラ、３０・・
・リンク機構、３１・・・メインアーム、３２．３３・
・・サブアーム、３４・・・連結ロッド、３７・・・ジ
ヤツキ。 第３図 第４図 第５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の長尺分割体を並列して有する床部を階段状
   に変形する昇降装置を有してなる可動床において、床部
   は三体の長尺分割体からなると共に、昇降装置は二体の
   長尺分割体を異なつた高さ割合に昇降させることを可と
   するリンク機構を有してなる可動床。
2. （２）床部が水平床状態で水平昇降を可とするように形
   成された特許請求の範囲第１項記載の可動床。