JP2568890B2 - 油圧ジャッキ - Google Patents

油圧ジャッキ

Info

Publication number
JP2568890B2
JP2568890B2 JP63137065A JP13706588A JP2568890B2 JP 2568890 B2 JP2568890 B2 JP 2568890B2 JP 63137065 A JP63137065 A JP 63137065A JP 13706588 A JP13706588 A JP 13706588A JP 2568890 B2 JP2568890 B2 JP 2568890B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
frame
slide
hydraulic jack
legs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63137065A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01308395A (ja
Inventor
政好 石井
泰弘 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
KYB Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYB Corp filed Critical KYB Corp
Priority to JP63137065A priority Critical patent/JP2568890B2/ja
Publication of JPH01308395A publication Critical patent/JPH01308395A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2568890B2 publication Critical patent/JP2568890B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は重量物、例えば飛行機の羽根部下方を押し下
げ又は下降させるのに使用される油圧ジヤツキに関す
る。
〔従来の技術〕
比較的大きな構造重量物、例えば飛行機の羽根部を昇
降させる油圧ジヤツキとして、例えば第6図に示す油圧
ジヤツキが開発されている。
これはシリンダ1内にピストン2を介してラム3が上
下移動自在に挿入され、シリンダ1の上部にはブラケツ
ト4を介して三本のレグ5が連結され、各レグ5の下部
にはキヤスタ6が設けられ、キヤスタ6とレグ5との間
にはレグ5を上方に付勢するスプリング7が介装されて
いるものである。
重量物を持上げる場合には、荷重支持点の下方にキヤ
スタ6を介して油圧ジヤツキ全体を搬送しその後入力又
はテコによりキヤスタを直角方向にわずかづつ移動して
ラムをジヤツキポイントに位置合わせしている。
レグ5を接地させる地面が傾斜又は凹凸がある場合に
はその都度各レグ5を伸縮してその長さを調整しながら
ラム3が垂直に起立するように微調整している。
このようにシリンダ2とラム3をジヤツキポイントに
対して水平方向、垂直方向の向きを調整した後にラム3
を伸長して重量物を押し上げる。他方ラム3の下降時に
は重量物の荷重がラム3に作用しない位置まで下降させ
る。この時スプリング7の復帰力でレグ5とシリンダ2
が浮上し、この状態でレグ5を手動で圧縮し作業を終了
させる。
上記の油圧ジヤツキでは、重量物の荷重支持部のジヤ
ツキポイントに位置合わせする場合、キヤスタを介して
油圧ジヤツキ全体を手動又はテコで水平方向に移動して
行なう為、位置合わせが面倒であり、油圧ジヤツキが大
型である程多大な労力を費やし、作業効率が悪くなると
いう不具合がある。そこで油圧ジヤツキのジヤツキポイ
ントに対する水平及び垂直方向の調整が容易であり、正
確であり、作業効率を著しく向上できる油圧ジヤツキが
開発された(特願昭62−112776号)。
この油圧ジヤツキの構成は、油圧ジヤツキ本体を台車
上に浮動自在に配設し、台車とシリンダとの間に水平方
向の駆動シリンダを二本設け、又台車の下部に垂直方向
調整用の駆動シリンダを設け、更にシリンダに基台を支
える支持部材を設けて基台の下降を防止したものであ
る。
これは第5図に示すように油圧シリンダ9の下部を基
台20の中央孔81を介して下方に突出し、この下部に支持
部材80を張出し、支持部材80で基台20を支えるものであ
る。
油圧ジヤツキを荷重支持点に設置し、駆動シリンダ74
と駆動シリンダ75の圧を抜いたとき、基台20は駆動シリ
ンダ74と駆動シリンダ75が収縮した分だけ自重で下降し
ようとするが、この時油圧シリンダ9に設けた支持部材
80が基台20の下面を支えるため、結局基台20は油圧シリ
ンダ9を介してレグ15,17で保持され、それ以上基台20
は下降しない。この為、水平方向の調整用駆動シリンダ
48の取り付け部が曲がつたり、変位するのが防止され
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記第5図の油圧ジヤツキでは油圧シ
リンダの水平方向の可動範囲に対応する長さの板状支持
部材が必要となり、構造上取り付けが難しく、台車との
取合い組合せも制約され、長くすると強制度上不利でも
あり、又支持部材の摺動部にごみその他の異物が侵入し
て作動不良を起すおそれもある。
そこで、本発明は基台を支える支持機構をコンパクト
にでき、取り付けや取り合いが容易であり、強度が強
く、異物の侵入も防止できる油圧ジヤツキを提供するこ
とである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明の構成は台車上に
浮動自在に配設されたシリンダ内にラムが移動自在に挿
入され、シリンダに複数のレグを設け、シリンダと台車
間に駆動シリンダを連結し、更にシリンダとレグとは台
車に対してスライド部材を介して連結している油圧ジヤ
ツキに於て、スライド部材は底部にプレートを設けた枠
体と、枠体内に当該枠体に係合しながらスライド自在に
挿入されたスライド枠と、スライド枠内に当該スライド
枠に係合しながらスライド自在に挿入されたスライダー
と、スライダー上に起立するブラケツトとからなり、枠
体を台車側に固定し、ブラケツトにシリンダとレグを固
定したことを特徴とするものである。
〔作 用〕
垂直方向調整用駆動シリンダの圧を抜くと基台が下が
ろうとするが、この時スライド部材を介してシリンダと
レグが基台を支える。
〔実施例〕
以下本発明の実施の一例を第1図〜第3図にもとづい
て説明する。
台車8上にシリンダ9が遊動自在に起立し、シリンダ
9内にラム10が上下移動自在に挿入されて油圧ジヤツキ
本体Aを構成している。
シリンダ9の上部外周にリングブラケツト11を結合
し、このリングブラケツト11の外周に張出したブラケツ
トには三脚レグ15,16,17の上部基端が軸を介して枢着さ
れ、これらのレグ15,16,17の下部は球面軸受を介してそ
れぞれ支持台19に回転自在に結合されている。
台車8は基台20と基台20の下部にブラケツト21とアー
ム22と第3の駆動シリンダ74を介して連結した一対のキ
ヤスタ23,23と、基台20にブラケツトと第4の駆動シリ
ンダ75を介して連結したレバー(図示せず)と、第4の
駆動シリンダ75の下部に設けたキヤスタ26とから構成
し、レバーを牽引することによりキヤスタ23,26を介し
て油圧ジヤツキ全体を任意の位置に移動できるようにな
つている。
油圧ジヤツキ全体を任意の位置に移動する際には三脚
レグ15,16,17は地上から浮いており、所定の位置、例え
ば、重量物たる飛行機の羽根部下方のジヤツキポイント
に来た時各レグ15,16,17を伸長し、地上に支持台19を当
接し、このレグ15,16,17で飛行機の羽根部下方を支える
ようになつている。
水平方向の位置合せ機構はシリンダ9を台車8上で移
動させて行なう。この基本原理は、第3図、第4図に示
されている。
台車8の基台20に水平方向駆動シリンダ48,49が設け
られ、一方のシリンダ48はX−X′の線上に水平に配設
され、他方のシリンダ49はY−Y′の線上に水平に配設
され、二つのシリンダ48,49は、それぞれシリンダ9に
結合されると共にその延長線が直交する位置関係を有し
ている。
基台20には三つのスライド部材50,51,52が設けられ、
各レグ15,16,17はこのスライド部材50,51,52にブラケツ
ト53,54,55を介してスライド自在に連結されている。
油圧シリンダ9とレグ15,16,17はスライド部材50,51,
52を介して基台20上に浮動的に配設されており、この為
第1の駆動シリンダ48を例えばX方向に伸長すると油圧
シリンダ9と各レグ15,16,17の全体がX方向に移動し、
他方の第2の駆動シリンダ49を例えばY方向に伸長する
と油圧シリンダ9とレグ15,16,17がY方向に移動し、駆
動シリンダ48,49を同時に駆動すると斜め方向に移動す
る。
第1、第2の駆動シリンダ48,49を、それぞれX′,
Y′方向に圧縮すると同様に油圧シリンダ9とレグ15,1
6,17がX′,Y′方向に移動する。この為ジヤツキポイン
トに対して第1、第2の駆動シリンダ48,49をその都度
伸縮することにより油圧シリンダ9のラム10の頂部がジ
ヤツキポイントの下部に正確に位置合せできる。
スライド部材50,51,52は第1図、第2図に示されてお
り、同一構造である。スライド部材50,51,52は基台20上
に例えば60度の間隔で等間隔に配設されている。このス
ライド部材50,51,52は底部にステンレスプレート60aを
設けた中空な矩形の枠体60と、枠体60内に、端部のベア
リング61,62を介してスライド自在に挿入された中空な
ガイドたるスライド枠63と、スライド枠63内に端部のベ
アリング64,65と底部のベアリング67を介してスライド
自在に挿入された板状のスライダー66と、スライダー66
上に起立し且つ複数の向きの異なる取り付け孔68を設け
たブラケツト69とから構成されている。各ベアリング6
1,62,64,65,67はテフロンパツト等のなめらかな材料で
成形されている。
枠体60はロ字状のフレーム60b上に横方向のフレーム6
0c,60cを重ねたものから構成し、フレーム60bと横方向
のフレーム60cとプレート60aはボルト75を介して連結さ
れ、ボルト75はプレート60aを貫通して台車8の基台20
に固定されている。横方向のフレーム60c,60cの下部隙
間76にスライド枠63が係合し、ベアリング61,62がフレ
ーム60bにスライド自在に当接している。スライド枠63
は縦方向のフレーム63aが横方向のフレーム63b上に重
ね、ボルト78で結合したものから構成されている。縦方
向のフレーム63a下部に隙間77が設けられ、この隙間77
内にスライダー66の端部がスライド自在に係合してい
る。
各レグ15,16,17に設けたブラケツト53,54,55は各スラ
イド部材50,51,52のブラケツト69に取り付け孔68に挿入
したボルトを介して接続されている。更に、シリンダ9
に連結したブラケツトも前記スライド部材50,51,52の各
ブラケツト69に連結されている。この際スライド部50,5
1,52の向きと、レグ15,16,17の向きが変位している場合
にはレグ15,16,17の方向に対応する取り付け孔68の一つ
を使用してボルト結合している。駆動シリンダ48,49を
駆動して油圧シリンダ9とレグ15,16,17をX−X′方向
又はY−Y′方向に移動し、この動きがブラケツト53,5
4,55及びシリンダ側のブラケツトを介してスライド部材
50,51,52のブラケツト69に伝達される。
しかも、スライド部材50,51,52は台車8の基台20に結
合されているからスライド部50,51,52を介してシリンダ
9とレグ15,16,17が台車8の基台20に結合されている。
シリンダ9とレグ15,16,17がX方向に移動するとスラ
イダー66がX方向にスライド枠63にガイドされてスライ
ドし、Y方向に移動するとスライダー66はスライド枠63
と一体となつて枠体60にガイドされY方向に移動する。
従つて駆動シリンダ48,49の伸縮量を選択してX−
X′方向、又はY−Y′方向にジヤツキ9とレグ15,16,
17を押し又は引張るとスライド枠63、又はスライダー66
が同一方向にスライドし、油圧シリンダ9を任意の位置
へ微調整する。
尚、枠体60上にスライド枠63に固定したカバー79を配
設し、ブラケツト69にもカバー80を設けている。これに
よりスライド部材50,51,52内にごみ、異物の侵入を防止
している。
〔発明の効果〕
本発明によれば、次の効果がある。
垂直方向調整用の駆動シリンダの圧を抜いても、台車
の基台はスライド部材を介してシリンダとレグで支えら
れるから下降せず、これによりシリンダと基台間に設け
た水平方向調整用の駆動シリンダやその取り付け部に負
荷がかからず、破損や変形が防止される。
スライド部材の枠体が台車側基台に結合されているか
ら構造がコンパクトで取付も容易であり、取合い、組み
合せの制約を受けない。
スライド部材は普通3ケ所あり、この3ケ所で基台を
支えるから強度が大きく、安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図はスライド部材の縦断正面図、第2図は第1図の
平面図、第3図は油圧ジヤツキの略示正面図、第4図は
第3図の平面図、第5図、第6図は従来の油圧ジヤツキ
の略示正面図である。 8……台車、9……シリンダ、10……ラム、15,16,17…
…レグ、48,49……駆動シリンダ、50,51,52……スライ
ド部材、60……枠体、60a……プレート、63……スライ
ド枠、66……スライダー、69……ブラケツト。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台車上に浮動自在に配設されたシリンダ内
    にラムが移動自在に挿入され、シリンダに複数のレグを
    設け、シリンダと台車間に駆動シリンダを連結し、更に
    シリンダとレグとは台車に対してスライド部材を介して
    連結している油圧ジヤツキに於て、スライド部材は底部
    にプレートを設けた枠体と、枠体内に当該枠体に係合し
    ながらスライド自在に挿入されたスライド枠と、スライ
    ド枠内に当該スライド枠に係合しながらスライド自在に
    挿入されたスライダーと、スライダー上に起立するブラ
    ケツトとからなり、枠体を台車側に固定し、ブラケツト
    にシリンダとレグを固定した油圧ジヤツキ。
JP63137065A 1988-06-03 1988-06-03 油圧ジャッキ Expired - Fee Related JP2568890B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63137065A JP2568890B2 (ja) 1988-06-03 1988-06-03 油圧ジャッキ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63137065A JP2568890B2 (ja) 1988-06-03 1988-06-03 油圧ジャッキ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01308395A JPH01308395A (ja) 1989-12-13
JP2568890B2 true JP2568890B2 (ja) 1997-01-08

Family

ID=15190073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63137065A Expired - Fee Related JP2568890B2 (ja) 1988-06-03 1988-06-03 油圧ジャッキ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2568890B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220000814U (ko) * 2020-10-06 2022-04-13 한국남동발전 주식회사 이동가능한 가스통 거치장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220000814U (ko) * 2020-10-06 2022-04-13 한국남동발전 주식회사 이동가능한 가스통 거치장치
KR200495505Y1 (ko) * 2020-10-06 2022-06-10 한국남동발전 주식회사 이동가능한 가스통 거치장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01308395A (ja) 1989-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910007124B1 (ko) 차체수리방법과 차체수리장치
JPS628181B2 (ja)
JP2000198690A (ja) 昇降装置
JP3254674B2 (ja) 昇降台装置
CN115406643A (zh) 一种用于预制楼梯板结构检验的试验装置
US2823911A (en) Portable heavy-duty weighing scale
CN214302784U (zh) 一种可倾斜活动架
JP2568890B2 (ja) 油圧ジャッキ
CN111912617A (zh) 电力机车驱动单元跑合试验台
US3057437A (en) Supporting structure for use in inspection pits or the like
JPH07259349A (ja) 移動装置
JPH0650479Y2 (ja) テーブルリフター
CN220618274U (zh) 一种千斤顶安全三角支架装置
KR102545903B1 (ko) 플랫폼 승강장치
JP2554881Y2 (ja) 油圧ジャッキ装置
CN219705059U (zh) 一种动力涡轮轴承组件水平拆装平台
CN213319970U (zh) 一种大理石龙门架平台
CN219136259U (zh) 一种可移动举升的大梁校正仪本体结构
CN215711487U (zh) 一种机械式加工用顶推装置
JP2526787Y2 (ja) 車両用移動式ジャッキ
CN219525621U (zh) 一种大型设备装车系统
CN215055359U (zh) 一种建筑模板用斜撑结构
JPS6163318A (ja) プレスブレ−キにおける板材支持取出方法および装置
JPH10121741A (ja) 構造物昇降時のガイド装置
US20210114851A1 (en) Aircraft jack and system

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees