JPS62134669A - 帯電器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１１発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は、電子写真複写機、同プリンタなど静電転写
プロセスを利用する画像形成装置、とくにその分離帯電
器に関するものである。

（従来技術と解決すべき課題） 像担持体表面感光層に帯電トナーで可転写のトナー像を
形成し、これに紙を主とするシート状の転写材を当接さ
せるとともに、該転写材に、トナーとは反対極性の電荷
をあたえて、像担持体側のトナー像を転写材に転移させ
るように構成した画像形成装置は従来から周知である。

この種の装置においては、転写時に、転写材に付与する
電荷のために、転写後も転写材が像担持体表面に吸着傾
向となるので、両者を分離させるために、転写後の位置
において転写材に、トナーと同極性、即転写時に付与し
た電荷と反対極性の電荷をあたえてこの電荷を中和させ
、以後、転写材自体の弾性、自重を利用してこれを像担
持体から分離させるようにした、分離帯電器を用いる分
離手段が従来からひろく実用されている。

この種の分離帯電器は、いつげんて像担持体に対向する
部分を解放したジ−トドケース内に放電ワイヤを配した
構成をそなえ、像担持体と帯電器の間の間隙を転写ずみ
の転写材が走行するようになっているのが普通である。

このために、重量の大きい転写材、吸湿して弾性の弱く
なった転写材などは、像担持体から分離した後、その先
端が開放部分から分離帯電器内に侵入してジャムを生じ
たり、帯電器を破壊したりするおそれがあった。

このような欠点を回避するために、たとえば第２図に示
すように、帯電器に案内部材を配したものがすでに提案
されている。すなわち、断面はぼコ字状に形成されたシ
ールドケース３ａの、図示上方開口部に、通常、ポリプ
ロピレン、ＡＢＳ樹脂（これらは１０１４Ω・濡程度の
体積抵抗を有している）などで形成した案内部材３ｂを
配設し、これによって該開口部上面を通過する転写材の
侵入を阻止するようにしである。

ところが、このような構成となっているだめに、除電の
ために放電々流をながすと、このだめに案内部材３ｂの
電位が高まり、このときの極性は、前述のように、トナ
ーと同極性であるために、転写材にのったトナーが、反
撥作用で飛散して画像を乱すような欠点があった。この
ような現象は環境が低湿の場合とくに顕著である。

また、両面複写時などの場合のように、転写材が強くカ
ールして、第３図に点線で示すように、案内部材との距
離が小さい場合にも顕著にあられれる。

このような事態は、像担持体表面と、帯電器側の案内部
材表面の距離を大きくすればよく、いつばんに、この距
離を４語以上とれば前述のようなトナーの飛散は生じな
いが、このようにすると、転写、分離時における転写材
の遊びが大きくなって転写プレが生ずるので好ましくな
い。

本発明は以上のような事態に対処すべくなされたもので
あつ蔓て、案内部材をそなえた分離帯電器における、該
案内部材の電位の高まりによるトナーの飛散による画像
の乱れを生じないような帯電器を提供することを目的と
するものである。

（２）発明の構成 （課題を解決する技術手段、その作用）上記の目的を達
成するだめに、本発明においては、放電ワイヤを内包す
るシールドケースに、その開口側に転写材の侵入を阻止
する機状部をもうけた転写材案内部材を装着した分離帯
電器において、シールドケースと案内部材とを電気的に
分離するとともに、シールドケースはそのまま、案内部
材は定電圧素子を介して夫々アースしてなることを特徴
とするものである。

このように構成することにより、分離帯電器の放電々流
による案内部材の電位上昇を制限し、帯電器上を通過す
る転写材に付着するトナーの飛散、これによる画像の乱
れを阻止することができる。

（実施例の説明） 第１図は本発明の分離帯電器を、回転円筒状の像担持体
（感光体）を用いる複写機に適用した場合を示す要部の
概略側面図であって、感光体表面に形成されたトナー像
は、矢印方向に回動する感光体の回転にともなって、転
写帯電器２を配した転写部位に持ち来たされる。

一方転写材搬送路１１を進行する不図示の転写材は、前
記トナー像とタイミングを合せて転写部位に到来してト
ナー像と当接して感光体と同期走行する。

転写部位において、定厚帯電器２によって転写材にはト
ナーと反対極性の電荷が与えられ、これによって感光体
表面のトナー像は静電吸着力によって転写材に転移する
ことになる。

ついで、転写材は、その走行方向てみて転写帯電器よシ
も下流側に位置する分離帯電器３の位置に至シ、この位
置で、トナーと同極性の、しだがって転写時とは反対極
性の電荷があたえられて転写時の電荷が解消され、これ
によって転写材は感光体から分離し、さらに不図示の定
着部位は搬送されることになる。

帯電が解消された転写材が感光体から分離して進行する
と、その先端が分離帯電器内に侵入してジャム、故障の
原因となるので、該帯電器の開放部分には、前述のよう
な案内部材が配されている。

第４図は、分離帯電器３の拡大側面図であって、断面は
ぼコ字状に形成された７−ルドケース４の内部には、ア
ルミニューム、ステンレス等の導′ユ性材料からなる案
内部材６が配設しである。

案内部材６と、シールドケース４とは、絶縁材からなる
スペーサ５，５によって電気的に分離してあり、案内部
材６は、たとえばツェナーダイオードのような定電圧素
子７を介してアースされている。

たとえば、トナーの極性をプラスとし、定電圧素子とし
てのツェナーダイオードを図示の向きに接続する。いつ
ばんに帯電器のシールドケースは導電性材料からなって
いるので、分離帯電器は容量Ｃのコンデンサの作用を有
することになり、この結果放電々流の印加によって案内
部材には電荷子Ｑが蓄積されることになる。

したがってプラスに帯電した案内部材３が、その近傍を
通過する転写材の、プラス帯電したトナーと反撥して、
トナーが転写材から飛散する傾向となる。

この場合図示の帯電器にあっては、ツェナーダイオード
が配されているので、これによって電位上昇をＶに抑制
することができ、案内部材に蓄積される電荷も、これに
見合う電荷Ｑ（＝ＣＶ）に制限されることになる。

第５図は種々な降伏電圧を有するツェナーダイオードを
用い、帯電器案内部材と感光体表面との距離ごとに、案
内部材の電荷を変えてトナーの飛散の発生の有無をプロ
ットしたグラフである。

これによれば案内部材の電荷が１０−Ｉｓクーロンより
大きい領域でトナー飛散、これに基く画像の白スジの発
生が生じていることが判る。

なお、前述のように、案内部材と感光体との距離が４鰭
より大きい場合には、転写プレが生じて実用的でないの
で、それらの区域における結果は省略しである。

以上の結果にもとづき、案内部材電荷を１０−“５クー
ロンに設定して実験したところ、１００万枚通紙を低湿
環境下で行なったがトナー飛散の形跡はまったく認めら
れなかった。

なお以上の説明は、トナーの極性がプラスの場合につい
て述べたが、これがマイナスの場合にはツェナーダイオ
ードの向きを反対とすることにより同様の作用が得られ
ることは直ちに理解できるところであろう。

また、案内部材としては、その表面に、たとえばガイド
全面にドータイト（商品名、藻食化成製）のような導電
性塗料を塗布したものであっても、同様の作用が得られ
た。ただし、この場合には５０万枚通紙で、塗料が剥離
して機能が劣化したが、このようなものも低ボリューム
の装置にあっては充分実用に耐えるものと考えられる。

また定電圧素子とじてはバリスタなどを使用できること
は勿論である。さらにトナーは一成分系。

二成分系、液状のものいづれでも同様の作用が得られる
。

（３）　　発明の効果 本発明は以上のような構成をそなえているから、分離帯
電器に配した転写材案内部材の電位を一定値以下に維持
できるので該部材の電位上昇によるトナーの飛散１画像
の劣化を阻止し、良質の画像を得るに資する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を複写機に適用した実施例の要部の側面
図、 第２図は公知の分離帯電器の斜面図、 第３図は同上の作動を示す側面図、 第４図は、第１図に示す分離帯電器の拡大側面図、 第５図は感光体と案内部材の距離と、案内部材の電位と
によるトナーの飛散状態を示すグラフである。 １・・・感光体、２・・・転写帯電器、３・・・分離帯
電器、４・・・案内部材、５・・・絶縁スペーサ、７・
・・定電圧素子。 第１図 第３図 第２図 Ｃ 悩解唸幻橿【傘＝５乏

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 像担持体表面に形成した可転写トナー像に、シート状の
   転写材を当接させて該トナー像を転写材に転写し、つい
   で該転写材を像担持体から、分離帯電器によつて分離す
   るように構成した画像形成装置において、 前記分離帯電器に配した転写材案内部材を導電性材料で
   形成するとともに定電圧素子を介して接地してなる帯電
   器。