JPS6356674A - 転写装置のクリ−ニング方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、電子複写機や静電プリンター等において、ト
ナー画像の転写装置に付着した汚れをクリーニングする
方法に関し、特に、トナー画像の転写時以外の時間に、
転写装置に対して所宅の電圧を印加することにより、そ
の表面に付着したトナーを１・す−画像担持体に戻すよ
うに構成してなるクリーニング方法に関する。

（従来の技術） 従来、電子写真複写機等の光導電性感光体の表面に静電
的に形成されたトナー画像を、記録紙の表面に転写する
ためのＨｆｆｉとして、コロナ放電を利用する転写コロ
トロンが多く用いられている。

この転写コロトロンをトナー画像の転写に使用する際に
は、金属ＩＱ＜放電線）と、この放電線を空間をおいて
取囲むように構成したシールドと呼ばれる鞘状の金属製
のケースとの間に、４０００〜８０００Ｖの直流または
交流の高電圧を印加して、前記放電線の周囲にコロナ放
電を生じさせ、その際に発生した正あるいは負の電荷を
前記シールドの開口部より放出させて、用紙等の記録紙
表面に付与し、記録紙と光導電性感光体、あるいは、記
録紙と誘電体との間に転写電界を生じさせるようにして
いる。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記したような従来の転写コロ１ヘロン
においては、放電線にコロナ放電を生じさせるために、
高圧電流電源が必要であり、また、記録紙に与えられた
電荷のために、記録紙が光導電性感光体や誘電体の表面
に静電的に付着され、その剥離が困難になるので、転写
後の記録紙を除電するための手段を設けることが必要で
ある。

さらに、転写コロｌ−ロンを用いる場合には、コロナイ
オン流が光導電性感光体表面に流入されるために、光導
電性感光体が劣化しやすいといった様々な問題がある。

転写手段としては、上記したようなコロナ１１１ｍを用
いた帯電器の他に、ローラ型転写器がある。

この転写器では、トナー画像の転写を行う際に、直流電
圧を印加した半導電性または、表面に絶縁層を有する導
電性ローラで、記録紙を光導電性感光体等の表面に押し
付けることによって、トナー画像の転写を行うようにす
る。また、この転写器はトナー画像に記録紙を押圧する
ために、転写されるトナー画像に扱は等の転写不良が発
生しやすいといった欠点を有している。

以上述べたように、従来より用いられている転写方法に
おいては、種々の不具合があり、これらを解決するため
に本発明の実施例で詳細に説明するような、固体誘電体
を＋１電体の表面に被覆して構成した転写器が検討され
ている。この新しいタイプの転写器は、トナー画像担持
体の表面に、固体誘電体としての半導電体層が対面近接
するように設け、その半導電体層により覆われた導電体
層に所望の極性の電圧を印加して、トナー画像担持体と
転写器との間に搬送された記録紙上に、トナー画像を転
写するものである。

しかしながら、この転写装置においては、トナー画像担
持体と転写器との間に記録紙が搬送されない期間に、転
写器表面にトナーが付着したり、記録紙の搬送ミスやジ
ャム等により、トナーが付着することがあり、これを放
置したままでおくと、次に送られてくる記録紙の裏面を
汚すことがある。

（発明の目的） 本発明は、上記したような従来より用いられている装置
の欠点を解消するもので、記録紙の汚れの原因となる転
写型表面の汚れを、特に別のクリーニング装置を使用す
ることなく、除去出来るようにする装置を提供すること
を目的としている。

（問題点を解決するための手段および作用）本発明の転
写装置のクリーニング方法は、固体誘電体を導電体上に
積層してなる転写器を、静電的にトナー画像を担持する
光導電性感光体や誘電体の表面に前記固体誘電体が対面
近接するように設け、前記導電体に所望の極性の電圧を
印加して、トナー画像担持体と転写器との間にｗｌ送さ
れた記録紙上に前記トナー画像を転写する転写装置にお
いて、所望の極性の電圧を印加する期間以外の時間に、
前記導電体に直流電圧を重畳させた交流電圧を印加する
ことにより、固体誘電体表面に付着した汚れを除去する
ことを特徴とする方法である。

また、本発明の転写装置のクリーニング方法において、
固体誘電体表面に付着した汚れを除去するために、直流
電流のみを印加するようにすること、および、交流電圧
のみを印加することによっても、残留トナーの除去を行
い得るものとなる。

したがって、本発明を適用することによって、複写機の
トナー画像担持体の表面に付着しているトナーが転写器
に移転されたとしても、トナー画像の転写期間以外の時
間に、転写器に印加される直流または交流電圧によって
、トナーをトナー画像担持体に戻すような作用を行わせ
、トナー画像担持体に対して設置されているクリーニン
グ装置により、トナーの除去作用を行わせるようにする
ことが出来るために、転写装置に対するクリーニング装
置を特別に設けることを必要とせず、記録紙の裏面の汚
れを確実に防止出来るようにすることが可能になる。

（実施例） 図示された実施例に従って、本発明の転写装置のクリー
ニング方法を説明する。

第１図に示されるように、本発明を適用可能な電子写真
複写機においては、光１電体を使用したドラム状のトナ
ー画像担持体１の周囲の所定の位置に、帯電装置３、現
像′ＶＡ置５、転写器１０等の装置の他に、トナー画像
担持体１の表面に残留したトナーの除去を行うためのク
リーニング装置等が配置されている。

また、トナー画像担持体１の表面に形成されるトナー画
像を転写するための記録紙６の搬送系統は、ガイド部材
７と搬送装置８より構成され、搬送装置８の端部に定着
装置９が設けられている。

本発明の装置においては、そのトナー画像転写位置で、
トナー画像担持体１の表面に対して約０゜３５ａｌｌｌ
の間隔を持って転写器１０を配置している。

この転写器１０は、第３図に示されるように、導電体層
１２の表面に半導電体１８１１１を薄く被覆した状態に
形成しており、この図示される例の場合には、直径が１
２厘の円筒状のもので示されているが、その転写器１０
の形状は特に限定されるものではなく、平板状のもの、
または、その他の形状のものでも良い。

また、転写器１０には、スイッチ１７を介して転写期間
印加用電源１５、非転写期間用電源１６が接続されるよ
うになっており、トナー画像の転写期間は電源１５に接
続され、転写が終了すると、スイッチ１７は切り換えら
れて非転写期間用電源１６に接続されるようになってい
る。

上記したように構成してなる電子写真複写機にＪ３いて
、そのトナー画像の転写の作用を第１図および第２図に
したがって説明すると、トナー画像担持体１の表面に帯
電装置３により帯電を行わせ、その後で、図示を省略し
た光学系によって原稿の反射光を露光光４として照射し
、トナー画像担持体１の表面に潜像を形成する。そして
、その潜像に対して現像装置５によりトナーを供給して
、トナー画像２を形成し、記録紙６に転写が行なわれる
ことになる。

上記本発明の実施例においては、現像装置５において供
給される］−ナーとして、−２０μＣ／ｇに帯電させた
ものを用いており、トナー画像の転写を行っている間は
、転写器１０に対して、スイッチ１７を介し電源１５よ
り＋２にＶの高電圧を印加し、１−ナー画像２を記録紙
６に転写させるようにする。

トナー画像の転写が終了すると、スイッチ１７は切換え
られて電源１６ａ側に接続され、−２にＶの高電圧を転
写器１０に印加し、それによってトナー画像担持体１表
面に残留したトナーが転写器１０の表面に付着すること
を防止出来るようにする。

また、この電圧を印加することは、転写期間にもかかわ
らず、ジャム等が発生して、記録紙６がトナー画像転写
部分に送り込まれずに、トナーがトナー画像担持体１か
ら転写器１０に移転された場合にも有効に作用するもの
で、非転写期間に逆極性の高電圧を印加することによっ
て、転写器１０の表面に付着したトナーをトナー画像担
持体１側に戻してクリーニング作用を行わせることにな
る。

第４図には、故意に記録紙６を搬送せずに、転写器１０
の表面をトナーで汚した場合の、非転写期間印加電圧と
クリーニング効果の関係を示している。このグラフに示
されるクリーニング効果は、転写器１０の表面に付着し
たトナー重量を、非転写期間の電圧を印加する前後で測
定することによって、トナー画像担持体１に逆転写され
たトナーのｆｆ１ｆｆｉを％で表示している。

また、このグラフにおいて、非転写期間電圧を−２，５
ＫＶで止めているのは、それ以上の高電圧を印加すると
、転写器１０と１ヘナ−画像担持体１との間に放電が発
生し始め、トナーの帯電特性が変化して、クリーニング
が出来なくなる他に、トナー画像担持体１の光導電体を
劣化させたりする等の、好ましくない状態が発生するた
めである。

さらに、それ以上の高電圧を印加すると、放電現象はよ
り強い火花放電に移行して、該光導電体を損傷すること
がある。

したがって、本発明の実施例においては、電源１６ａよ
り供給される非転写期間印加電圧を、放電の発生しない
領域の−２にＶに設定した。このことは、転写器１０に
付着したトナーのほぼ７０％がトナー画像担持体１に逆
転写され、次に送られてくる記録紙６に対して、その裏
面に転写される汚れが目立たない程度のものとして形成
出来るようになる。

第５図に示される本発明の他の実施例においては、非転
写期間の転写器１０に対する電源１６ｂとして、交流に
直流を重畳した電源を用いている。

また、第６図には、転写３１０に付着したトナーのクリ
ーニング率の交流周波数依存性を、第７図には交流に重
畳した直流電圧依存性を示している。

上記実施例において、交流周波数を２０００Ｈ７、交流
ピーク・ツウ・ピーク電圧を２．３にＶ、重畳直流電圧
を一５０Ｖの条件で設定した場合に、はぼ９５％のクリ
ーニング率を得ることが出来、それによって、次に送ら
れてくる記録紙６の裏面にはトナーの汚れが生じること
はなく、きれいなコピーを得ることが出来た。

なお、上記第６図において、重畳直流の電圧が高くなる
と、クリーニング率が低下することが示されているが、
この状態は、第７図において明確に示されており、有効
な印加電圧がこれらのグラフから容易に設定される。

この交流の効果とは、転写器１０の表面に付着したトナ
ーに電気的な振動を加え、転写器１０の表面から、トナ
ーが離れやすくなるようにしているものと考えられる。

さらに、本発明の別の実施例においては、非転写期間の
印加電圧を交流のみに限定し、その周波数を２０００Ｋ
ｌｌｚ　、交流ピーク・ツウ・ピーク電圧を２．３ＫＶ
として設定した。その場合には、第７図に示されるよう
に、Ｖ　ＤＣ＝　ＯＶのとぎのクリーニング率がおよそ
７０％を１９、次に送られてくる記録紙６の裏面には、
トナーの汚れが目立たない程度の］ビーを得ることが出
来た。

以上述べたように、本発明の転写装置のクリーニング方
法は、転写器１０の表面に付着したトナーを、トナー画
像担持体１の表面に逆転写するために、トナー画像の転
写期間と、非転写期間とでは転写器１０に印加する電圧
と電流を変えるようにすることにある。なＪ３、非転写
期間に印加される電圧は、転写器１０表面のトナーをト
ナー画像担持体１に移転させるに充分な電圧でなければ
ならないことは当然のことである。

（発明の効果） 本発明の転写装置のクリーニング方法は、上記したよう
にして行なわれるものであるから、転写器を用いた転写
装置において、転写型専用のクリーニング装置を設ける
ことを必要とせず、転写装置の構成を簡素化することが
可能になるとともに、その！Ｊ造ココスト引き下げるこ
とを可能にする。

また、本発明の転写装置のクリーニング方法を適用する
ことによって、電子写真複写機の構成を簡単に出来ると
ともに、その信頼性、耐久性を向上させることが可能に
なり、汚れのないコピーを提供出来るものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の転写装置のクリーニング方法を適用可
能な電子写真複写機のトナー画像担持体の周囲の構成を
示す模式図、第２図はトナー画像転写部分の構成を示す
説明図、第３図は転写器の構成を示す斜視図、第４図は
直流印加電圧とクリーニング率の関係を示すグラフ、第
５図は本発明の他の実施例を示す説明図、第６図はクリ
ーニング率の交流周波数依存性を示すグラフであり、第
７図は交流に１壱した直流電圧依存性をポリグラフであ
る。 図中の符号 １・・・・・・トナー画像担持体、２・・・・・・トナ
ー画像、３・・・・・・帯電装置、４・・・・・・露光
光、５・・・・・・現像装置、６・・・・・・記録紙、
７・・・・・・ガイド部材、８・・・・・・搬送装置、
９・・・・・・定着装置、１０・・・・・・転写鼎、１
１・・・・・・半導電体層、１２・・・・・・導電体層
、１５・・・・・・転写期間印加用電源、１６・・・・
・・非転写期間用電源、１７・・・・・・スイッチ。 第４図 第５図 第６図 第７図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）固体誘電体を導電体上に積層してなる転写器を、
   静電的にトナー画像を担持する光導電性感光体や誘電体
   の表面に、前記固体誘電体が対面近接するように設け、
   前記導電体に所望の極性の電圧を印加して、トナー画像
   担持体と転写器との間に搬送された記録紙上に前記トナ
   ー画像を転写する転写装置において、 所望の極性の電圧を印加する期間以外の時間に、前記導
   電体に直流電圧を重畳させた交流電圧を印加することに
   より、固体誘電体表面に付着した汚れを除去することを
   特徴とする転写装置のクリーニング方法。
2. （２）固体誘電体表面に付着した汚れを除去するために
   、直流電圧のみを印加するようにしたことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の転写装置のクリーニング方
   法。
3. （３）固体誘電体表面に付着した汚れを除去するために
   、交流電圧のみを印加するようにしたことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の転写装置のクリーニング方
   法。