JPH01229277A - 画像形成装置の転写・剥離装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はプリンタ、複写機等の画像形成装置の転写・剥
離装置に関する。

従来の技術 電子写真複写機あるいは電子写真プロはスを利用したプ
リンタにおいては、−船釣に帯電コロトロンにより感光
ドラム表面が一様に帯電され、次いで画像露光装置によ
り原稿に対応する静電潜像が感光ドラム上に形成される
か、あるいは入力画像信号に対応する静電潜像が感光ド
ラム上に形成される。この静電潜像は磁気ブラシ現像装
置等の現像装置により現像され可視化された後、次に転
写ステーションにおいて、通常転写コロトロンにより感
光ドラム上のトナー像が用紙上に転写される。

この転写］ロトロンを使用した転写装置においては、感
光ドラム上に形成されたトナー像に転写用紙を案内し、
転写用紙の背面から通常トナーと逆極性の直流コロナ放
電を行なうことにより、転写用紙が感光ドラムに密着す
ると同時にトナーが転写用紙に静電吸着されて転写され
る。感光ドラムに密着した転写用紙の剥離性を上げるた
めに、転写コロトンの下流側に剥離コロトロンが並設さ
れている。この剥離コロトロンにより、転写用紙の背面
側から直流重畳のＡＣ：ｌｌｌナナ電を行なうことによ
り、転写用紙の感光ドラムからの剥離性の向上がはから
れている。

また他の従来技術として、転写コロトロンに直流重畳の
交流電圧を印加する転写装置も提案されている。この転
写装置の場合、トナーがプラスに帯電されているとする
と、バイアス直流電圧が例えば−６００Ｖ〜−１０００
Ｖ、交流電圧として１０ＫＶ〜１５ＫＶが印加される。

この場合、剥離コロトロンにも直流重畳の交流電圧が印
加されており、バイアス直流電圧は例えば４００　Ｖ〜
１ｏｏｏｖ、交流電圧は１０ＫＶ〜１５ＫＶが印加され
゛る。このように転写コロトロンに直流重畳の交流電圧
を印加する目的の一つは、紙中に含有されるタルクの感
光ドラムへの付着を防止するためである。

発明が解決しようとする課題 しかし、上述したように転写コロドロンと剥離コロトロ
ンとを並設し、両コロｌ−ロン共に直流重畳の交流電圧
を印加する従来の転写・剥離装置においては、転写ロロ
トロン及び剥離コロトロンに印加ザる交流電圧の位相に
注目せずに電圧を印加していたため、両コロトロンに印
加する交流電圧の位相のずれが大きい場合には、転写コ
ロトロンと剥離コロ］・ロンとの間でリークを起こすと
いう問題があった、。

これを第３図を用いて説明する。同図において、Ａは転
写コロトロンに印加される電圧波形を示しており、Ｂは
剥離］口１〜ロンに印加される電圧波形を示している。

第３図に示すように、両コロトロンに印加される交流電
圧の位相が１８０°相違すると電圧のピーク値において
、両者間の差ΔＶ１が非常に大ぎくなり、このときに転
写コロ１〜ロンと剥離コロトロンとの間でリークを起こ
す場合があるという問題があった。このリークが発生ず
ると、リークに伴う雑音により画像形成装置を制御して
いるＭＰＵ等が妨害され、画像形成装置の作動が停止し
てしまうということがあった。

本発明はこのような点に鑑みなされたものであり、その
目的とするところは、転写］ロトロン及び剥離コロｌ−
ロン共に直流重畳の交流電圧を印加する画像形成装置の
転写・剥ｌｉｔ装置において、転写コロトロンと剥離コ
ロトロンとの間でリークを起すことのない転写・剥離装
置を提供することである。

課題を解決するための手段 転写装置及び剥離装置を感光体に対向さゼて並設し、同
装置に直流重畳の交流電圧を印加する。

さらに、転写装置及び剥離装置に印加Ｊる交流電圧の周
波数及び位相を一致させることにより上述した問題点を
解決する。

作　　　用 転写装置及び剥離装置に印加する交流電圧の周波数及び
位相を一致させたことにより、交流電圧の大きさを等し
いとすると、同装置に印加される電圧の差は常に一定と
なり、その値はバイアス直流電圧の差分に相当すること
になる。交流電圧に比較してバイアス直流電圧は遥かに
小さいので、同装置に印加されるバイアス直流電圧の差
も小さな値となる。転写装置と剥離装置との間のリーク
は同装置に印加される電圧の差電圧ΔＶが大きい場合に
起っていたので、差電圧ΔＶを本発明のように小さく規
制することにより、両装置間でのリークが完全に防止さ
れる。

実　　施　　例 以下本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明す
る。

第１図は本発明の一実施例を適用したレーザプリンタの
概略構成図を示しており、感光ドラム１０は図示矢印方
向に回転駆動され、帯電コロトロン１２により正あるい
は負に一様に帯電される。

次いでホリゴンミラ−１４、ｆθレンズ１５及びシリン
ドリカルミラー１６等から形成される光ビーム走査装置
１８により、画像信号に対応する静電潜像が感光ドラム
１０上に形成される。この静電潜像は磁気ブラシ現像装
置等の現像装置２０により現像され、感光ドラム１０上
にはトナー像が形成される。

２２は導電性部材から形成された上部用紙案内部材、２
４は同じく導電性部材から形成された下部用紙案内部材
であり、これらの案内部材２２゜２４は特に図示しない
が導体接続されている。２６は転写用紙２５の送り出し
タイミングを制御すると共に用紙のスキューを補正する
レジストレージョンゲート（以下レジゲートと称する）
であり、２８は転写用紙２５を転写位置へ搬送する搬送
ローラ対である。

３０は転写コロトロンであり、この転写コロ１〜ロン３
０に並んで剥離コロトロン３２が設けられており、両コ
ロトロンの導電性シールド３４は一体的に形成されて接
地されている。転写］ロトロン３０のコロトロンワイヤ
３０ａは直流電源３６及び交流電源３８に接続されてお
り、コロトロンワイヤ３０ａには直流重畳の交流電圧が
印加されるようになっている。感光ドラム１０上のトナ
ー像が正に帯電しているとすると、直流電源３６の電圧
は例えば−６００Ｖ〜−１０００Ｖであり、交流電源３
８の電圧はピークツーピークが１０ＫＶ〜１５ＫＶであ
る。また交流電源３８の周波数は５０　Ｈｚ〜４００Ｈ
’Ｚ位が望ましい。

一方、剥離コロ１〜ロン３２のコロトロンワイヤ用３２
ａも直流電源４０及び交流電源４２に接続されている。

直流電源４０の電圧は、例えば４００Ｖ〜１０００Ｖで
あり、交流電源４２の電圧は、交流電源３８の電圧と同
様にそのピークツーピークが１０ＫＶ〜１５ＫＶが望ま
しく、その周波数も同様に５０８Ｚ〜４００Ｈｚが望ま
しい。交流電源３８と４２は制御回路４４に接続されて
おり、この制御回路４４により交流型ｉ１ｉ！３８及び
４２の電圧の周波数及び位相が一致するように制御され
る。

４６は剥離爪であり、この剥離爪により剥離コロトロン
３２により剥離されなかった転写用紙２５を感光ドラム
１０から確実に剥離し、この剥離された転写用紙上のト
ナー像は図示しない定＠装置により定着されてハードコ
ピーが得られる。−方、感光ドラム１０上の未転写トナ
ーすなわち残留トナーは、クリーニングブレード等の清
掃装置３６により感光ドラム１０から掻き落とされ、次
いで除電ランプ３８により感光ドラム１０上の残留電荷
が除電されて１プリントサイクルが終了する。

以下上述した実施例の動作について説明する。

感光ドラム１０上のトナー像に同期した所定のタイミン
グでレジゲート２６が開けられると、転写用紙２５は用
紙案内部材２２．２４に案内されて搬送ローラ対２８に
より転写位置に搬送される。

転写コロトロン３０ににり直流重畳の交流コロナ放電を
行ない、転写用紙２５の背面に転写電界を形成すること
により、転写用紙２５が感光ドラム１０に吸着されると
同時に感光ドラム１０上の１〜ナー像が転写用紙２５に
静電吸着により転写される。次いで、剥離コロトロン３
２により直流重畳の交流コロナ放電を行なうことにより
、転写用紙２５は感光ドラム１０から剥離される。剥離
コロトン３２により剥離されなかった転写用紙２５は、
上述したように剥離爪４６により感光ドラム１０から確
実に剥離される。

本実施例は制御回路４４により、転写コロトロン３０及
び剥離コロトロン３２に印加する交流電圧の周波数及び
位相を一致するように制御しているので、両コロトロン
に印加される交流電圧の大きさを等しいとすると、第２
図に示すように転写コロトロンワイヤ３０ａに印加され
る電圧波形Ｃと剥離コロトロンワイヤ３２ａに印加され
る電圧波形りとの差ΔＶは常に一定となり、その値は直
流電源３６及び４０により印加されるバイアス直流電圧
の差分に相当し、印加される交流電圧の大きさに比較し
て非常に小さな値となる。このため従来のように転写コ
ロトロン３０及び剥離コロトロン３２に印加される電圧
の位相がずれて、その差が非常に大きくなった場合に生
じていた転写コロトロン３０と剥離コロ１〜ロン３２と
の間の電流のリークが確実に防止される。

発明の効果 本発明は以上詳述したように構成したので、転写及び剥
離共に直流重畳の交流電圧を印加する画像形成装置の転
写・剥離装置において、転写装置と剥離装置との間の電
流のリークを確実に防止できるという効果を奏する。こ
れにより、リークに起因する装置の作動停止を防止する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を採用したレーザプリンタの概
略構成図、 第２図は本発明実施例の電圧波形図、 第３図は従来装置の電圧波形図である。 １０・・・感光ドラム、　　１２・・・帯電＝１０トロ
ン、１８・・・光ビーム走査装置、２０・・・現像装置
、２５・・・転写用紙、　　　３０・・・転写コロト１
コン、３２・・・剥離コロトロン、３６．４０・・・直
流電源、３８．４２・・・交流電源。 出願人：　富士ゼロックス株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　転写及び剥離共に直流重畳交流電圧を印加する画像形
   成装置の転写・剥離装置において、 転写装置及び剥離装置に印加する交流電圧の周波数及び
   位相を一致させたことを特徴とする画像形成装置の転写
   ・剥離装置。