JPS62134668A - 帯電器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１１発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は、電子写真複写機、同プリンタなど静電転写
プロセスを利用する画像形成装置、とくにその分離帯電
器に関するものである。

（従来技術と解決すべき課題） 像担持体表面感光層に帯電トナーで可転写のトナー像を
形成し、これに紙を主とするシート状の転写材を当接さ
せるとともに、該転写材に、トナーとは反対極性の電荷
をあたえて、像担持体側のトナー像を転写材に転移させ
るように構成した画像形成装置は従来から周知である。

この種の装置においては、転写時に、転写材に付与する
電荷のために、転写後も転写材が像担持体表面に吸着傾
向となるので、両者を分離させるために、転写後の位置
において転写材に、トナーと同極性、即転写時に付与し
た電荷と反対極性の電荷をあたえてこの電荷を中和させ
、以後、転写材自体の弾性、自重を利用してこれを像担
持体から分離させるようにした、分離帯電器を用いる分
離手段が従来からひろく実用されている。

この種の分離帯電器は、いつばんに像担持体に対向する
部分を解放したシールドケース内に放電ワイヤを配した
構成をそなえ、像担持体と帯電器の間の間隙を転写ずみ
の転写材が走行するようになっているのが普通である。

このために、重量の大きい転写材、吸湿して弾性の弱く
なった転写材などは、像担持体から分離した後、その先
端が開放部分から分離帯電器内に侵入してジャムを生じ
たり、帯電器を破壊したりするおそれがあった。

このような欠点を回避するために、たとえば第２図に示
すように、帯電器に案内部材を配したものがすでに提案
されている。すなわち、断面がほぼコ字状に形成された
シールドケース３ａの、図示上刃開口部に、通常、ポリ
プロピレン、ＡＢＳ樹脂（これらは１０１°Ω・偲程度
の体積抵抗を有している）などで形成した案内部材３ｂ
を配設し、これによって該開口部上面を通過する転写材
の侵入を阻止するようにしである。

ところが、このような構成となっているだめに、除電の
ために放電々流をながすと、このために案内部材３ｂの
電位が高まり、このときの極性は、前述のように、トナ
ーと同極性であるために、転写材にのったトナーが、反
撥作用で飛散して画像を乱すような欠点があった。この
ような現象は環境が低湿の場合とくに顕著である。

まだ、両面複写時などの場合のように、転写（才が強く
カールして、第３図に点線で示すように、案内部材との
距離が小さい場合にも顕著にあられれる。

このような事態は、像担持体表面と、帯電器側の案内部
材表面の距離を大きくすればよく、いつばんに、この距
離を４膳以上とれば前述のようなトナーの飛散は生じな
いが、このようにすると、転写、分離時における転写材
の遊びが大きくなって転写プレが生ずるので好ましくな
い。

本発明は以上のような事態に対処すべくなされたもので
あって、案内部材をそなえた分離帯電器における、該案
内部材の電位の高まりによるトナーの飛散による画像の
乱れを生じないような帯電器を提供することを目的とす
るものである。

（２）発明の構成 （課題を解決する技術手段、その作用）上記の目的を達
成するために、本発明においては、像担持体表面に開口
している部分に、転写材の侵入を阻止する案内部材をそ
なえた分離帯電器において、該案内部材を、その体積抵
抗率が１０′３Ω・ｍ以下の材料をもって形成したこと
を特徴とするものである。

このように構成することによって、分離帯電器の放電々
流による案内部材の電位上昇を阻止し、トナーの飛散を
阻止することができる。

（実施例の説明） 第４図は、６６ナイロンに炭素粒子を種々の量添加して
その抵抗値を変化させたものについて、案内部材と像担
持体との距離ごとに（なお４語以上の場合については前
述の理由によって実験を行なっていない）、第１図々示
のような、回転円筒状の像担持体（感光体）をそなえた
複写機の分離帯電器に用いて、トナー飛散にもとづく白
スジの発生状態をプロットしたものである。

第・１図から判るように、像担持体と案内部材の距離Δ
Ｄを４肱未満に定めると、体積固有抵抗が、１０′３Ω
・ｍ以下に定めることによって良好な結果が得られるこ
とが判る。

一例をあげると、体積抵抗率１０４〜５Ω・濡の、ＮＯ
ＶＡＭＩＤ　１０２０ＫＸ　（商品名）　ヲ案内部材ト
シテ使用したところ、１００万枚通紙テストを低湿環境
下で行なったカ、トナーの飛散による画質の劣化はまっ
たく見られなかった。

以上の観点からみて、体積抵抗率が１０′３Ω・濡より
大きい、たとえばポリエチレン２ポリスチレン、ポリプ
ロピレン、ＡＢＳ樹脂などは不適当で、体積抵抗率が１
０１３Ω・濡より小さい、たとえばポリエステル、フェ
ノール樹脂などが好適である。

なお体積抵抗が小さい材料、たとえばステンレス鋼など
の金属の場合、これらで製した案内部材に分離電流が多
量に流入して分離機能が減退したシ、隣接する転写帯電
器から転写電流が流れ込んで転写不良を生ずることが考
えられるけれども、案内部材の形状、転写、分離両帯電
器の関係配置を適当に定めることによって充分実用に耐
え得ることが判明した。

また、案内部材の表面に導電性塗料ドータイト（商品名
、藻食化成社製）を塗布した場合にもおおむね同様の作
用が得られた。ただしこの場合には５０万枚通紙によっ
て塗料が剥離し性能の低下を来たしたが、低ボリューム
の装置には充分実用に坩えるものと考えられる。

トナーは一成分系、二成分系、ｉ体のいづれでもよく、
その極性も正負いずれでも作用に変りはない。

（３）発明の効果 以上説述した構成によって、本発明による画像形成装置
では、分離帯電器の転写材案内部材の電位上昇を阻止し
て転写材上のトナーの飛散、これによる画質の劣化を有
効に阻止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を複写機に適用した実施例を示す要部の
側面図、 第２図は分離帯電器の斜面図、 第３図は同上の作動を説明するための側面図、第・１図
は、種々な材質の材料で製した案内部材とトナー飛散の
関係を示すグラフである。 ｌ・・・像担持体、２・・・転写帯電器、３・・・分離
帯電器、３ｂ・・・案内部材。 １、 第１図 第２図 渠３図 第　４　図 △Ｄ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 像担持体表面に形成した可転写トナー像にシート状の転
   写材を当接させ、これにトナーと反対極性の電荷をあた
   えてトナー像を転写材に転写させたのち、分離帯電器に
   よつてトナーと同極性の電荷をあたえて転写材を像担持
   体から分離させるようにした画像形成装置において、 前記分離帯電器にもうけた転写材の案内部材を、体積固
   有抵抗が１０＾１＾３Ω・ｃｍ以下の材料で構成してな
   る分離帯電器。