JP3200216B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3200216B2
JP3200216B2 JP01325693A JP1325693A JP3200216B2 JP 3200216 B2 JP3200216 B2 JP 3200216B2 JP 01325693 A JP01325693 A JP 01325693A JP 1325693 A JP1325693 A JP 1325693A JP 3200216 B2 JP3200216 B2 JP 3200216B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は転写材を静電的に吸着し
て搬送する転写材搬送手段を有する画像形成装置におい
て、転写材搬送手段から転写材を剥離する際に、転写材
上に形成された未固着画像が乱れることを防止するのに
有効な装置構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の画像形成装置において、特
に転写材搬送手段から転写材を剥離する際に、転写材上
に形成された未固着画像が乱れ易いものとしては、例え
ば図2に示すように構成されていた。即ち図2において
示す画像形成装置は、転写材搬送手段として駆動ローラ
11と従動ローラ22及び24で張架された無端状の転
写搬送ベルト10を用いた形式のもので、感光体ドラム
1を中心として各部品が配置されている。
【0003】本装置における画像形成プロセスを各部品
の果たす役割と共に更に詳述すると以下のようになる。
まず感光体ドラム1の表面に帯電器2により一様な電荷
を与えた後、露光装置3により形成すべき所望の画像に
応じて光を照射することにより静電潜像を形成する。現
像機4の内部には画像形成媒体23が蓄えられており摩
擦帯電によりほぼ一定の電荷が付与されているが、前記
静電潜像に従いこの画像形成媒体23を静電気力により
付着させ、感光体ドラム上に可視画像を形成する。一方
転写材9は図示しない転写材供給機から図の矢印Aの向
きに給紙され、転写搬送ベルト10上へと搬送され、感
光体ドラム1と転写搬送ベルト10との接するニップ領
域に送られる。ここにおいて転写搬送ベルト10には転
写帯電器5から前記画像形成媒体23の帯電電荷とは逆
極性の電荷を与えられるため、感光体ドラム1上の画像
形成媒体23は、このニップ領域において転写材9上に
転写される。転写材9がニップ領域を通過する際、転写
搬送ベルト10上に与えられた電荷の影響で、感光体ド
ラム1上にある画像形成媒体23と同極性の電荷が転写
材9に転移する。このため転写材9は転写搬送ベルト1
0上の電荷との静電吸着力により転写搬送ベルト10に
吸着して搬送される。表面に画像形成媒体23による可
視画像を転写された転写材9は、接地された駆動ローラ
11上で転写搬送ベルト10から剥離し、更に接地され
たガイド部材14を経て、下流の定着機12により画像
形成媒体23を溶融し画像の定着が行われ、図の矢印B
の向きに搬送される。前記感光体ドラム1上の電荷はイ
レーズランプ6により除電され、また同様に残留した画
像形成媒体23はクリーナ7により除去され次の新たな
画像形成に備える。また転写搬送ベルト10上に飛散し
た画像形成媒体23はクリーナ8によって除去される。
【0004】なお、この種の装置として関連するものに
は、例えば特開昭63−83772 号等が挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、以
下に示す問題点とそれに対応した課題があった。
【0006】即ち、駆動ローラ11上で転写材搬送ベル
ト10から転写材9を剥離する際に、転写材9には画像
形成媒体23と同極性の電荷が、更に転写搬送ベルト1
0には該転写材9と逆極性の電荷が与えられている為、
該転写材9と該転写搬送ベルト10の間に生じる微小空
隙の電界が、パッシェン放電の発生電界以上となって空
隙放電が起こる。この放電の影響で、転写材9が転写搬
送ベルト10と剥離する際に急激な電界の変動が生じ、
転写材9上に転写された画像形成媒体23が飛び散り、
画像を乱す問題点があった。更に前記パッシェン放電に
より転写材9は画像形成媒体23と同一極性に帯電し、
剥離以降も、前記放電により帯電した転写材9の電荷と
画像形成媒体23とが反発しあい、より大きな画像形成
媒体23の飛散が起こる。この現象がひどい場合には、
駆動ローラ11の真上に配置された構造部材16に画像
形成媒体23が飛散し、長期の使用によっては、該構造
部材16上に堆積した画像形成媒体23が転写材9上に
降り注ぎ、より大きな画像の乱れを生じさせる。更にま
た、転写材9で覆われていない転写搬送ベルト10の部
分へも上記飛散した画像形成媒体23の堆積があり、こ
れが長期的には、転写搬送ベルト10のクリーナ8の性
能を低下させる原因になっていた。
【0007】上記問題点を解決するために従来技術にお
いては、図3に示す如く、駆動ローラ11を対向電極と
して、転写材9上の電荷と逆性の電荷を発生する帯電
器20を設けて転写材9上の電荷を中和することによ
り、上記空隙電界を低減して放電の発生を抑制してい
た。この方法において帯電器20は非接触で電荷供給が
行えるコロナ放電器を用いる場合が一般的であり、コロ
ナ放電を発生させる電極21に画像形成媒体23と逆
性の電界を印加する。ここで、未固着の画像形成媒体2
3が転写された転写材9の面を転写材9の表面、未固着
の画像形成媒体23が転写されていない転写材9の面を
転写材9の裏面と表記すると、上記、転写材9への電荷
供給が転写材9の表面より行われることから、長期の使
用により飛散した画像形成媒体23がコロナ放電を発生
させる電極21に集塵し、帯電器20自身の性能が低下
する欠点を有していた。
【0008】本発明の目的は、上記欠点がなく、転写材
9が転写搬送ベルト10から剥離する際に生じる画像形
成媒体23の飛散を抑制し、画像の乱れや汚染のない高
品質な画像が得られる画像形成装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
としては、図1に示すような転写材9が転写搬送ベルト
10から剥離する部分である駆動ローラ11に転写材9
上の画像形成媒体23の有する電荷とは逆極性のバイア
スを印加する電圧電源13を接続する構成に加え、コロ
ナ放電装置を転写材9の裏側に設置する。但し、コロナ
放電装置は接地した導電性シールド部材18と導電性シ
ールド部材17とワイヤ電極21により構成され、ワイ
ヤ電極21には、転写材9の電荷とは逆極性の電圧を印
加し、導電性シールド部材17には、駆動ローラ11に
印加するバイアスと同極性の電圧電源15が接続されて
いる。更に詳述すれば、上記導電性シールド部材17
は、上記転写材9が転写搬送ベルト10から剥離する部
分に近接する位置に設置すると共に、上記ワイヤ電極2
1に対向し、転写材9の表面に接触する接地電極は、敢
えて設置しない構成とする。更に、上記ワイヤ電極21
と駆動ローラ11と導電性シールド部材17とに印加す
る電圧の絶対値は、ワイヤ電極21が最も高くなるよう
に設定する。
【0010】
【作用】本発明における上記課題を解決する方法におい
ては、以下のように作用する。即ち、駆動ローラ11に
接続した電圧電源13を用いて、画像形成媒体23の電
荷と逆極性のバイアスを駆動ローラ11に印加すること
により、転写材9が転写搬送ベルト10から剥離する前
後において、転写材9の裏側から画像形成媒体23に対
する引力が発生する。これにより画像形成媒体23は転
写材9側に吸引され、剥離点付近における前記画像形成
媒体23の飛散が抑制される。
【0011】またワイヤ電極21の周囲の部材におい
て、導電性シールド部材17および駆動ローラ11はワ
イヤ電極と同極性のバイアスを印加しているため、ワイ
ヤ電極21との電位差は小さくなる。これに対して導電
性シールド部材18はバイアスが印加されておらず、周
囲部材の中でワイヤ電極21との電位差が最も大きくな
る。これにより導電性シールド部材18はワイヤ電極2
1で発生するコロナ放電の開始電圧値を小さくし、より
安定したコロナ放電が発生するように作用する。更に、
転写搬送ベルト10から剥離した転写材9がパッシェン
放電により画像形成媒体23と同一極性に帯電している
ことから、上記ワイヤ電極21に転写材9と逆極性の高
電圧を印加することにより発生した上記転写材9とは逆
極性のコロナ放電電荷は、電極に対向せずとも転写材9
の裏側に導かれ、転写材9を除電し、転写材9の電荷と
画像形成媒体23の電荷の反発力を弱める。これに加え
て、転写材9の表側にワイヤ電極21に対向すべき接地
電極を設けないため、転写材9の電位がほぼ0Vに近づ
くと、上記コロナ放電電荷を吸引する力が弱まり、転写
材9へのコロナ放電電荷供給量が減る。このことから上
記転写材9の電位の大小に依らず除電後の転写材9の電
位を所定量にできる。
【0012】また更に、駆動ローラ11に印加したバイ
アスは、転写材9が転写搬送ベルト10から剥離する地
点付近において、駆動ローラ11側から転写材9の方向
に電気力線が向き、上記剥離点付近へのコロナ放電電荷
供給が困難となるが、上記駆動ローラ11と同極性のバ
イアスを印加した導電性シールド17が、剥離点付近に
近接するように設置されているため、該導電性シールド
17のバイアスが駆動ローラ11からのバイアスを駆動
ローラ11側へ押し戻すように作用する。これにより上
記コロナ放電電荷は、転写材9と転写搬送ベルト10と
が剥離する付近にも供給され、転写材9が剥離した直後
から速やかに転写材9を除電できる。該除電により転写
材9の電荷と画像形成媒体23の電荷の反発力が弱ま
り、上記画像形成媒体23の飛散を抑制することができ
る。
【0013】これらの構成により、転写材9上にある未
固着の画像形成媒体23の飛散がなくなり、画像品質が
保持される。
【0014】
【実施例】以下本発明を実施例により説明する。
【0015】(実施例1)本実施例では図1および図4
を用いて説明する。図1は本発明における画像形成装置
の基本構成図を示す。画像形成プロセスに関与する基本
的な部品は図2と同様であるが、駆動ローラ11には定
電圧電源13が接続され、プラスバイアスが印加されて
いる。
【0016】但しここで、感光体ドラム1はマイナス帯
電の有機感光体を用い、現像機4による現像方式は、二
成分現像剤を用いた反転現像方式で、画像形成媒体23
がマイナス電荷を持つ。また転写帯電器5はプラスのコ
ロトロン帯電器で、そのコロナ電流値を制御している
が、転写帯電器5に印加する電位を制御する方法をとる
ことも可能である。更に転写搬送ベルト10は常温常湿
における体積抵抗が1010Ω・cmから1013Ω・cmで厚さ
が0.06cm の無端ベルトであり、これらの条件は以下
の実施例において同一である。
【0017】本装置における画像形成の課程および転写
材9の搬送の課程を詳述すると以下のようになる。まず
感光体ドラム1の表面に帯電器2により一様なマイナス
電荷を与えた後、露光装置3により形成すべき所望の画
像部分に光を照射することにより光の照射されないバッ
クグラウンド部分より零電位に近い静電潜像が形成され
る。現像機4の内部に蓄えられた画像形成媒体23は摩
擦帯電によりほぼ一定のマイナス電荷が付与されてお
り、上記バックグラウンド部分の電位と静電潜像部分の
電位の中間に当たる電位を現像機4に印加することによ
り、画像形成媒体23が静電潜像のみに吸引され、感光
体ドラム1上に画像形成媒体23による可視画像が形成
される。一方転写材9は図示しない転写材供給機から図
の矢印Aの向きに給紙され、転写搬送ベルト10上へと
搬送され、感光体ドラム1と転写搬送ベルト10との接
するニップ領域に送られる。ここにおいて転写搬送ベル
ト10には転写帯電器5からプラス電荷を与えられるた
め、感光体ドラム1上のマイナス電荷を持つ画像形成媒
体23は、このニップ領域において転写材9上に転写さ
れる。転写材9がニップ領域を通過する際、転写搬送ベ
ルト10上に与えられたプラス電荷の影響で、感光体ド
ラム1上にある画像形成媒体23と同極性のマイナス電
荷が転写材9に転移する。このため転写材9は転写搬送
ベルト10上のプラス電荷との静電吸着力により転写搬
送ベルト10に吸着して搬送される。駆動ローラ11付
近に搬送された転写材9は、ここで転写搬送ベルト10
が駆動ローラ11の円筒に沿って曲げられると、転写材
9自身の剛性により前記静電吸着力に打ち勝って剥離し
始める。この際、転写材9と転写搬送ベルト10との間
には空隙が生じ、パッシェン放電により転写材9がより
マイナスに帯電し、転写材9上の画像形成媒体23が転
写材9から飛散しようとする。本実施例では図4の転写
材剥離部の模式構成図に示すように、駆動ローラ11に
定電圧電源13が接続され、プラスバイアスを印加され
ている。このため剥離後も暫くは画像形成媒体23が転
写材9の方向に吸引される引力が働き、上記の飛散が起
こらない。但し転写材9が更に搬送され、駆動ローラ1
1のバイアスの影響が届かない領域に到達した時には、
上記飛散が発生する。本実施例ではこれを防ぐために図
中における転写材9の搬送経路の下側で、且つ上記転写
材9と転写搬送ベルト10の剥離点付近に近接する位置
にある導電性シールド部材17と、更に接地した導電性
シールド部材18とプラスの高電圧が印加されたワイヤ
電極21とで構成されるコロナ放電装置によりプラスの
コロナ放電電荷を発生させ、転写材9を除電する。この
時、転写搬送ベルト10から剥離した転写材9はパッシ
ェン放電によりマイナスに帯電していることから、上記
プラスのコロナ放電電荷は、上記ワイヤ電極21に対向
し、転写材9の表面に接触する接地電極を設置しない構
成にも係らず転写材9の裏側に導かれ、転写材9を除電
し、転写材9の電荷と画像形成媒体23の電荷の反発力
を弱める。これに加えて、転写材9の表側にワイヤ電極
21に対向すべき接地電極を設けない構成であるため、
転写材9の電位がほぼ0Vに近づくと、上記コロナ放電
電荷を吸引する力が弱まり、転写材9へのコロナ放電電
荷供給量が減ることから、上記分離後の転写材9の電位
の大小に依らず除電後の転写材9の電位が所定値とな
る。更に、転写搬送ベルト10から剥離する地点付近に
おいては、駆動ローラ11に印加したプラスバイアスの
影響で、駆動ローラ11側から転写材9の方向に電気力
線が向き、上記コロナ放電器からのコロナ放電電荷が上
記剥離点付近へ到達できなくなるため、上記剥離点付近
に近接するように設置した導電性シールド17に、定電
圧電源15を接続してプラスバイアスを印加し、上記駆
動ローラ11のバイアスを駆動ローラ11側へ押し戻
し、上記剥離点付近にある転写材9へのコロナ放電電荷
供給が行えるようにする。これらの構成により転写材9
が転写搬送ベルト10から剥離した直後から速やかに転
写材9を除電でき、転写材9上にある未固着の画像形成
媒体23の飛散が皆無の状態で搬送される。
【0018】次に転写搬送ベルト10から剥離した転写
材9は、図中、ガイド部材14を経由して、次工程であ
る定着機12に導かれ、画像の定着が行われた後、図1
の矢印Bの向きに搬送される。
【0019】更に転写終了後、前記感光体ドラム1上の
マイナス電荷はイレーズランプ6により除電され、残留
した画像形成媒体23はクリーナ7により除去され、次
の新たな画像形成に備える。また転写材9が剥離した
後、転写搬送ベルト10上に飛散した画像形成媒体23
はクリーナ8によって除去され、感光体ドラム1と同様
に新たな画像形成に備える。
【0020】以上のような構成において、画像形成媒体
23を転写された転写材9が定着機を通過するまでの
間、画質劣化を招く画像形成媒体23の飛散を低減で
き、高品質な画像が得られる画像形成装置を提供でき
る。
【0021】(実施例2)本実施例は駆動ローラ11に
近接する導電性シールド部材17にプラスバイアスを印
加するための別の方法を示すものであって、図5の転写
材剥離部での模式構成図により示される。
【0022】図5に示す本実施例では、導電性シールド
17が定電圧素子25を介して接地されること以外は図
4と同一であり、導電性シールド部材17に誘起される
プラスバイアスは、ワイヤ電極21から供給されるコロ
ナ放電電荷を利用するものである。即ち、ワイヤ電極2
1からシールド部材17にプラス電荷が流れ込むことに
よって、定電圧素子25にプラスバイアスが誘起される
構成を取っている。
【0023】本実施例の構成を用いた図1の如き画像形
成装置において実際に効果を確認したところ、上記実施
例1と同等に画像形成媒体23の飛散を低減でき、高品
質な画像を得ることができた。
【0024】(実施例3)本実施例は実施例2の変形で
あり、導電性シールド部材17および駆動ローラ11に
印加するバイアス値が同等である場合に、図6の転写材
剥離部での模式構成図に示すように、導電性シールド部
材17および駆動ローラ11を一つの定電圧素子25を
介して接地することによって同一のバイアスを発生させ
る。即ち本実施例では、ワイヤ電極からのコロナ放電電
荷が導電性シールド部材17および駆動ローラ11を介
して定電圧素子25に流れ込み、定電圧素子に誘起され
る電圧を上記実施例で示したバイアスとして用いる構成
である。
【0025】本実施例の効果は実施例1と同様の画像形
成装置において確認し、上記実施例1と同等に画像形成
媒体23の飛散を抑制できた。
【0026】(実施例4)本実施例は駆動ローラ11に
近接する導電性シールド部材17および駆動ローラ11
にプラスバイアスを印加するための別の方法を示すもの
であって、図7の転写材剥離部での模式構成図により示
される。
【0027】図7に示す本実施例では、導電性シールド
17が抵抗素子26および駆動ローラ11が抵抗素子1
9を介して接地されており、導電性シールド部材17に
誘起されるプラスバイアス及び駆動ローラ11に誘起さ
れるプラスバイアスは、ワイヤ電極21から供給される
コロナ放電電荷を利用するものである。即ち、ワイヤ電
極21からシールド部材17或いは駆動ローラ11にプ
ラス電荷が流れ込むことによって、抵抗素子26および
抵抗素子19にそれぞれの抵抗値と流れる電流値の積に
対応したプラスバイアスが誘起される構成を取ってい
る。
【0028】本実施例の構成を用いた図1の如き画像形
成装置において実際に効果を確認したところ、上記実施
例1と同等に画像形成媒体23の飛散を低減でき、高品
質な画像を得ることができた。
【0029】(実施例5)本実施例は図8の転写材剥離
部での模式構成図に示すように、上記導電性シールド部
材17の変わりに、駆動ローラ11に近接する位置に、
絶縁性のシールド部材27を設置するものである。
【0030】本実施例では、ワイヤ電極21からシール
ド部材27に初期的にプラス電荷が流れ込み、部材がプ
ラスに帯電することを利用して、プラスバイアスを発生
させるものであり、上記実施例に示す導電性部材17に
プラスバイアスを印加する方法と同等の効果が得られる
ことを、本実施例の構成を用いた図1の如き画像形成装
置において実際に効果している。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば長期の使用による性能低
下がなく、比較的廉価な構成によって、転写材が転写搬
送ベルトから剥離する際に生じる画像形成媒体の飛散を
抑制でき、高品質な画像が得られる画像形成装置を提供
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における画像形成装置の基本構成図。
【図2】従来技術における画像形成装置の基本構成図。
【図3】従来技術における画像形成装置の基本構成図。
【図4】実施例1を示す転写材剥離部での模式構成図。
【図5】実施例2を示す転写材剥離部での模式構成図。
【図6】実施例3を示す転写材剥離部での模式構成図。
【図7】実施例4を示す転写材剥離部での模式構成図。
【図8】実施例5を示す転写材剥離部での模式構成図。
【符号の説明】
1…感光体ドラム、2…帯電器、3…露光装置、4…現
像機、5…転写帯電器、6…イレーズランプ、7…クリ
ーナ、8…クリーナ、9…転写材、10…転写搬送ベル
ト、11…駆動ローラ、12…定着機、13…電圧電
源、14…ガイド部材、15…電圧電源、16…構造部
材、17…導電性シールド部材、18…導電性シールド
部材、19…抵抗負荷、20…帯電器、21…ワイヤ電
極、22…従動ローラ、23…画像形成媒体、24…従
動ローラ、25…定電圧素子、26…抵抗負荷、27…
絶縁シールド部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 和人 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 藤原 重隆 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 梅田 高雄 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日立工機株式会社内 (72)発明者 安西 正保 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日立工機株式会社内 (72)発明者 栗林 夏城 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日立工機株式会社内 (72)発明者 三輪 正人 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日立工機株式会社内 (72)発明者 鈴木 貴志 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日立工機株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−110338(JP,A) 特開 平6−175509(JP,A) 特開 平4−322277(JP,A) 特開 平4−139475(JP,A) 特開 平3−186876(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/14 101

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】未固着の画像形成媒体付与された転写材
    を、静電的に吸着して搬送する転写材搬送手段を有し、
    転写材搬送手段の下流末端にある支持部材上で転写材を
    剥離し、面像形成媒体を転写材上に固着する定着手段に
    導く構成の画像形成装置であって、前記下流末端にある
    支持部材に転写材が付与された画像形成媒体の有する電
    荷と逆極性の電圧を印加し、末固着の画像形成媒体が付
    与された転写材面と反対側であり、且つ前記支持部材に
    隣接する位置に、前記支持部材と同極性の電圧を有する
    部材を設置し、更に前記未固着の画像形成媒体が付与さ
    れた転写材面と反対側の面に前記転写材に付与された画
    像形成媒体の有する電荷と逆極性の電荷を付与すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、転
    写材搬送手段の下流末端にある支持部材と隣接する部材
    に、該支持部材と同極性の電圧を印加する手段が定電圧
    電源であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像形成装置において、転
    写材搬送手段の下流末端にある支持部材と隣接する部材
    に定電圧素子を接続し、該定電圧素子を接続した部材に
    支持部材と同極性の電荷を流すことによって、電圧を誘
    起させることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の画像形成装置において、転
    写材搬送手段の下流末端にある支持部材と憐接する部材
    に抵抗素子を接続し、該抵抗素子を接続した部材に支持
    部材と同極性の電荷を流すことによって、電圧を誘起さ
    せることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の画像形成装置において、転
    写材搬送手段の下流末端にある支持部材の有する電圧
    と、これに隣接する部材の有する電圧とが、共通の手段
    によって与えられることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の画像形成装置において、転
    写材搬送手段の下流末端にある支持部材に隣接する部材
    が絶縁部材であり、該絶縁部材に前記支持部材と同極性
    の電荷を与えて帯電し、前記支持部材と同極性の電圧を
    誘起させることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の画像形成装置において、前
    記支持部材に隣接する部材が、前記転写材面の反対側の
    面に電荷を付与する帯電器のシールドの一部であること
    を特徴とする画像形成装置。
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