JP3205048B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3205048B2
JP3205048B2 JP14239292A JP14239292A JP3205048B2 JP 3205048 B2 JP3205048 B2 JP 3205048B2 JP 14239292 A JP14239292 A JP 14239292A JP 14239292 A JP14239292 A JP 14239292A JP 3205048 B2 JP3205048 B2 JP 3205048B2
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康夫 詫間
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辰夫 伊川
正人 三輪
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株式会社日立製作所
日立工機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は転写材を静電的に吸着し
て搬送する転写材搬送手段を有する画像形成装置におい
て、転写材搬送手段から転写材を剥離する際に、転写材
上に形成された非固着画像が乱れることを防止した画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置は、図2に示すよう
に構成されていた。図2において示す画像形成装置は、
転写材搬送手段として駆動ローラ11と従動ローラ22
及び24で張架された無端状の転写搬送ベルト10を用
いた形式のもので、感光体ドラム1を中心として各部品
が配置されている。
【0003】この装置における画像形成プロセスは以下
の通りである。
【0004】まず感光体ドラム1の表面に帯電器2によ
り一様な電荷を与えた後、露光装置3により形成すべき
所望の画像に応じて光を照射することにより静電潜像を
形成する。現像機4の内部には画像形成媒体23が蓄え
られており摩擦帯電によりほぼ一定の電荷が付与されて
いるが、前記静電潜像に従いこの画像形成媒体23を静
電気力により付着させ、感光体ドラム上に可視画像を形
成する。一方転写材9は図示しない転写材供給機から図
の矢印Aの向きに給紙され、転写搬送ベルト10上へと
搬送され、感光体ドラム1と転写搬送ベルト10との接
するニップ領域に送られる。ここにおいて転写搬送ベル
ト10には転写帯電器5から前記画像形成媒体23の帯
電電荷とは逆極性の電荷を与えられるため、感光体ドラ
ム1上の画像形成媒体23は、このニップ領域において
転写材9上に転写される。転写材9がニップ領域を通過
する際、転写搬送ベルト10上に与えられた電荷の影響
で、感光体ドラム1上にある画像形成媒体23と同極性
の電荷が転写材9に転移する。このため転写材9は転写
搬送ベルト10上の電荷との静電吸着力により転写搬送
ベルト10に吸着して搬送される。表面に画像形成媒体
23による可視画像を転写された転写材9は、接地され
た駆動ローラ11上で転写搬送ベルト10から分離し、
更に接地されたガイド部材14を経て、下流の定着機1
2により画像形成媒体23を溶融し画像の定着が行なわ
れ、図の矢印Bの向きに搬送される。前記感光体ドラム
1上の電荷はイレーズランプ6により除電され、また同
様に残留した画像形成媒体23はクリーナ7により除去
され次の新たな画像形成に備える。また転写搬送ベルト
10上に飛散した画像形成媒体23はクリーナ8によっ
て除去される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、駆
動ローラ11上で転写材搬送ベルト10から転写材9を
剥離する際に転写材9と転写搬送ベルト10の間に生じ
る空隙において、転写搬送ベルト10上の電荷と転写材
9上の電荷とにより発生する空隙電界Eが、空隙長をD
とした時、パッシェン放電を起こす最小の電界曲線を与
える(1)式の値よりも大きくなる場合に、該空隙におい
て放電が発生し、その影響により転写材9上に転写され
た画像形成媒体23が飛び散り、画像を乱すことがあっ
た。
【0006】
【数1】
【0007】更にひどい場合には、駆動ローラ11の真
上に配置された構造部材16に画像形成媒体23が飛散
し、長期の使用によっては、該構造部材16上に堆積し
た画像形成媒体23が転写材9上に降り注ぎ、更にひど
い画像の乱れを生じさせることがあった。
【0008】これを解決するために従来技術において
は、図3に示す如く、駆動ローラ11を対向電極とし
て、転写材9上の電荷と逆曲性の電荷を発生する帯電器
20を設けて転写材9上の電荷を中和することにより、
上記空隙電界を低減して放電の発生を抑制していた。し
かしこの方法において帯電器20は、未固着の画像形成
媒体23が転写された面から転写材9に電荷を付与せね
ばならず、非接触で電荷供給が行えるコロナ放電器を用
いる場合が一般的であり、有害な酸化気体が発生するこ
と、更にコロナ放電を発生させる電極には画像形成媒体
23と逆曲性の電界を印加しているため、長期の使用に
より飛散した画像形成媒体23を集塵し、帯電器20自
身の性能が低下する欠点を有する。
【0009】本発明の目的は、上記欠点がなく、且つ転
写材9が転写搬送ベルト10から剥離する際に、剥離放
電を有効に抑える剥離部での構成を具備した高品質な画
像が得られる画像形成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像形成装置においては、転写材搬送手段
の転写材剥離部に設けた部材が、前記転写材及び前記転
写材搬送手段の保持する総電荷量を保持したまま、前記
転写材搬送手段から前記転写材を剥離する際に転写材と
転写搬送手段との間に生じる空隙での電界を低下させる
静電容量素子を介して接地される構成を採用した。
【0011】また本発明では、本質的には転写材が電荷
を保持したまま、転写搬送ベルトを剥離するため、剥離
後に、未固着の画像形成媒体がある転写材の面と近接す
る他の接地部材との間で生じる電界により、画像形成媒
体が吸引され、画像が乱れる弊害を生じる可能性があ
る。このため上記接地回路を接続することに加え、更に
転写材が転写搬送ベルトを剥離した直後に、転写材の画
像形成媒体が転写されていない面より、接触式の転写材
を除電する除電部材を設けたものである。
【0012】
【作用】図1の如く、接地回路13は転写材9が転写搬
送ベルト10から剥離する際に生じる空隙25での電界
を減少させるように作用し、空隙25において放電が減
少するため、転写材9上にある未固着の画像形成媒体2
3を乱すことがなく、画像品質が保持される。
【0013】更に、転写材9が転写搬送ベルト10から
剥離した直後にある接触式の除電部材15は、転写材9
上の電荷を除電して、転写材9と近接する他の接地部材
との間で生じる電界を減少させ、画像形成媒体23が吸
引される弊害を除去するように作用する。また転写部材
9の画像形成媒体23が転写されていない面より転写材
9を除電するため、画像形成媒体23を乱すことがな
く、画像品質が保持される。
【0014】
【実施例】まず、本願発明の原理を図1,図4及び図5
を用いて説明する。
【0015】従来における駆動ローラ11付近にある転
写材9を転写搬送ベルト10から剥離する部分での電気
的な構成は図4に示す如く、転写材9と転写搬送ベルト
10が密着する部分を示す領域1では、転写材9の持つ
静電容量C1と転写搬送ベルト10が持つ静電容量C2
を直列に接続し、C2側を零電位に接地した等価回路で
表せ、転写材9が転写搬送ベルト10から剥離する部分
を示す領域2では、C1とC2の間に空隙25の静電容
量C3を挿入した等価回路で表される。ここで筆者らの
実測では、C1は1026pF、C2は474pFであ
り、更に領域1において転写材9と転写搬送ベルト10
が重なった状態での駆動ローラ11に対する電位V1は
−1800V、転写搬送ベルト10単独での駆動ローラ
11に対する電位V2は−650Vであった。今、図4
に示す領域1、或いは領域2の等価回路は閉回路を形成
していないことから、蓄積された電荷が外部へ逃げるこ
とはない。即ち、転写材9が転写搬送ベルト10から剥
離する際に、転写材9と転写搬送ベルト10の間に空隙
25が形成され、等価回路が領域1のものから領域2の
ものに移行しても、V1,C1及びC2の値を用いて得
られる総電荷量Q=585nCの値は変化せず、領域2
においてC1,C2,C3のそれぞれに電荷が分担され
た状態となる。このことから領域2において転写材9と
転写搬送ベルト10との間に空隙25がある状態での駆
動ローラ11に対する電位V1′は、(2)式で表せ
る。
【0016】
【数2】
【0017】但し空隙25の静電容量C3は、真空誘電
率をε,空隙長をD〔cm〕,面積をS〔実測では30平
方cm〕とすると、(3)式となる。
【0018】
【数3】
【0019】上記の結果を基に、空隙25にかかる電界
Eを求めると、(4)式となり、図6に示す空隙長と空
隙電界の関係を示す曲線26となる。
【0020】
【数4】
【0021】尚、図6には(1)式より得られるパッシ
ェン放電を起こす最小の電界曲線27を示してあり、曲
線26と曲線27が交差する空隙長において第1回目の
放電が起こる。この場合、放電によって空隙電界が減少
するのであるが、放電後も曲線27より高い空隙電界で
あれば、2回目,3回目の放電が繰り返される。従って
空隙放電を緩和させるためには、より低い空隙電界で、
且つより大きな空隙長となる点において曲線27と交差
することが必要であり、これは(4)式において、分子
を小さくすること或いは分母を大きくすることで達成さ
れる。
【0022】(4)式の分子を小さくするためには、V
1′とV2の差を小さくすることによって達成できるの
であるが、これは従来技術に示したように、転写材9を
除電し、V1′を小さくする方法であり、上記に示した
欠点を有する。従って本発明では、(4)式の分母を小
さくする方法を採用している。
【0023】即ち、上記課題を解決するために本発明に
おいては図1に示すように、転写材9と転写搬送ベルト
10の間に生じる空隙での電界を低下させるような静電
容量素子18を有する接地回路13を介して駆動ローラ
11を接地する手段を用いる。この方法において、駆動
ローラ11付近にある転写材9が転写搬送ベルト10か
ら剥離する部分を示す領域2での電気的な構成は、図5
に示す如く、C1,C2,C3に加え、C2の接地側に
C4を付加した等価回路で表され、その際の空隙電界
E′は(5)式となる。
【0024】
【数5】
【0025】尚、付加するC4の値として、2000p
F,120pF,20pFを用いた場合に(5)式によ
って得られる曲線を、それぞれ28,29,30とし、
図6に示してある。図6の如く、曲線28,29,30
と付加する静電容量負荷18を小さくすることにより、
曲線27との交点は、より低い空隙電界で、且つより大
きな空隙長となる点に移行し、放電が減少する。
【0026】以下、本発明を具体的実施例により説明す
る。
【0027】(実施例1) 本実施例では図1および図7を用いて説明する。図1は
本発明における画像形成装置の基本構成図を示す。画像
形成プロセスに関与する基本的な部品は図2と同様であ
るが、駆動ローラ11は接地回路13を介して接地され
ている。
【0028】但しここで、感光体ドラム1はマイナス帯
電の有機感光体を用い、現像機4による現像方式は、二
成分現像剤を用いた反転現像方式で、画像形成媒体23
がマイナス電荷を持つ。また転写帯電器5はプラスのコ
ロトロン帯電器で、そのコロナ電流値を制御している
が、転写帯電器5に印加する電位を制御する方法をとる
ことも可能である。更に転写搬送ベルト10は常温常湿
における体積抵抗が10の10乗Ω・cmから10の13
乗Ω・cmで厚さが0.06cm の無端ベルトであり、転写
材9及び転写搬送ベルト10の静電容量がそれぞれ10
26pF及び474pFにおいて、転写材9と転写搬送ベ
ルト10が重なった状態での駆動ローラ11に対する電
位は−1800V、転写搬送ベルト10単独での駆動ロ
ーラ11に対する電位は−650Vである。これらの条
件は以下の実施例において同一である。
【0029】本装置における画像形成の課程および転写
材9の搬送の課程を詳述すると以下のようになる。まず
感光体ドラム1の表面に帯電器2により一様なマイナス
電荷を与えた後、露光装置3により形成すべき所望の画
像部分に光を照射することにより光の照射されないバッ
クグラウンド部分より零電位に近い静電潜像が形成され
る。現像機4の内部に蓄えられた画像形成媒体23は摩
擦帯電によりほぼ一定のマイナス電荷が付与されてお
り、上記バックグラウンド部分の電位と静電潜像部分の
電位の中間に当たる電位を現像機4に印加することによ
り、画像形成媒体23が静電潜像のみに吸引され、感光
体ドラム1上に画像形成媒体23による可視画像が形成
される。一方転写材9は図示しない転写材供給機から図
の矢印Aの向きに給紙され、転写搬送ベルト10上へと
搬送され、感光体ドラム1と転写搬送ベルト10との接
するニップ領域に送られる。ここにおいて転写搬送ベル
ト10には転写帯電器5からプラス電荷を与えられるた
め、感光体ドラム1上のマイナス電荷を持つ画像形成媒
体23は、このニップ領域において転写材9上に転写さ
れる。転写材9がニップ領域を通過する際、転写搬送ベ
ルト10上に与えられたプラス電荷の影響で、感光体ド
ラム1上にある画像形成媒体23と同極性のマイナス電
荷が転写材9に転移する。このため転写材9は転写搬送
ベルト10上のプラス電荷との静電吸着力により転写搬
送ベルト10に吸着して搬送される。駆動ローラ11付
近に搬送された転写材9は、ここで転写搬送ベルト10
が駆動ローラ11の円筒に沿って曲げられると、転写材
9自身の剛性により前記静電吸着力に打ち勝って分離し
始める。この際、転写材9と転写搬送ベルト10との間
には空隙が生じるのであるが、図7の転写材剥離部の模
式構成図に示すように、駆動ローラ11が静電容量素子
18を有する接地回路13によって接地され、空隙電界
が弱められているために、パッシェン放電を伴わずに転
写材9の分離が行われる。但し、前記剥離部での画像形
成媒体23の飛散状況は、本実施例において挿入する静
電容量素子18の値が2000pFの場合、駆動ローラ
11を零電位に接地した状態とほとんど変わらず、改善
が見られなかった。本実施例において改善が確認された
ものは、約120pF以下の静電容量素子18を挿入し
た場合であって、前記剥離部での画像形成媒体23の飛
散がほとんど皆無となった。
【0030】上記のように転写搬送ベルト10を分離し
た転写材9は、次に接地されたガイド部材14に逐次接
触して搬送される。この際、転写材9には依然として電
荷が保持されているため、転写材9とガイド部材14の
接触状態が悪く、転写材9とガイド部材14の間に空隙
が生じる場合、この間で放電が生じ、転写材9上の画像
形成媒体23が乱れることがある。これはガイド部材1
4が接地されているために起こる現象であるが、ガイド
部材14を取り外した場合、転写材9上のマイナス電荷
と画像形成媒体23の持つマイナス電荷とが反発し、画
像形成媒体23の飛散が起こりやすい状況となる。従っ
てガイド部材14は転写材9が接触することによって、
転写材9の持つ電荷の映像電荷を発生可能な状態である
ことが必要であり、金属部材を接地することが望まし
い。また上記したガイド部材14と転写材9の接触状態
の低下による画像形成媒体23の飛散を防止するため、
ガイド部材14上を転写材9が走行する面と転写搬送ベ
ルト10上を転写材9が走行する面とが平行であること
が望ましく、更には両者の走行面の段差は少ないことが
理想である。
【0031】本実施例の検討では、図7の如く、転写材
9が図中の矢印の方向に走行している時、ガイド部材1
4の右側先端の位置が、図中のCで示す距離において1
mmであり、転写搬送ベルト10の転写材9の走行面Aと
ガイド部材14の転写材9の走行面Bとの段差Dが2mm
であり、走行面Aよりも走行面Bの方が図中の下側位置
に平行に設置してある。今、段差Dを0mmとした場合、
転写材9が転写搬送ベルト10に密着しているため、転
写材9が転写搬送ベルト10から剥離した後の位置が走
行面Bより図中の下側となるため、ここで転写材9の搬
送が停止する障害を生じる。これを避けるため、段差D
を2mm程度とする必要があるのであるが、段差Dを3mm
とすると転写材9とガイド部材14の間に空隙が生じや
すく、画像形成媒体23の飛散が増加することが、実験
により確認されている。
【0032】またガイド部材14から転写材9が離れる
際、転写材9上には電荷があり、転写搬送ベルト10と
同様に放電が起こる。今、転写材9がガイド部材14に
接触して搬送される間、転写材9から多少の電荷漏洩が
あり、転写材9の除電が行われる。従って転写材9とガ
イド部材14の接触時間が長く取れる場合、或いは転写
材9が定着機12で画像形成媒体23を固着させるまで
の間に、一度もガイド部材14を離れない構成の場合に
は、上記放電の問題はない。しかしガイド部材14と転
写材9の接触時間が短い場合には、転写材9がガイド部
材14から離れる部分に、転写材9の非画像形成面、即
ち図7においては転写材9の下側より転写材9の除電を
行う部材を設置することが望ましい。
【0033】本実施例においては、ガイド部材14と転
写材9の接触性を高めることに加え、転写材9の除電を
行う目的で、ガイド部材14の転写材9通過面上に、裏
面から転写材9を除電するブラシ状の除電部材15を設
置してある。また除電部材15の毛先は、転写材9の搬
送を妨げないようにするため、搬送方向の下流側に向く
ように取り付けてある。該方法によって、転写材9が微
少な凹凸を持つ場合、或いは転写材9がガイド部材14
から機械的に離れる力を受けた場合に、除電部材15の
ブラシ部分が転写材9の動きに追随して、常に接触を保
つように振る舞う。またこれと同時に、平坦なガイド部
材14に比して、凹凸のある転写材9との接触面積が増
大するため、除電性能が向上し、短時間で十分な除電が
行える。
【0034】上記のような除電部材15を設けることに
よって、転写材9は十分に除電された状態でガイド部材
14を離れ、次工程である定着機12により画像の定着
が行なわれた後、図の矢印Bの向きに搬送される。
【0035】更に転写終了後、前記感光体ドラム1上の
マイナス電荷はイレーズランプ6により除電され、残留
した画像形成媒体23はクリーナ7により除去され、次
の新たな画像形成に備える。また転写材9が剥離した
後、転写搬送ベルト10上に飛散した画像形成媒体23
はクリーナ8によって除去され、感光体ドラム1と同様
に新たな画像形成に備える。
【0036】以上のような構成において、画像形成媒体
23を転写された転写材9が定着機を通過するまでの
間、画質劣化を招く空隙放電及び画像形成媒体23の飛
散を低減でき、高品質な画像が得られる画像形成装置を
提供できる。
【0037】(実施例2) 本実施例では、実施例1の場合と同様な構成であるため
図示はしないが、上記実施例において接地回路13に挿
入した静電容量素子18の変わりに、静電容量が約12
0pF以下の定電圧素子を使用しても同様な効果が得ら
れる。実験では、静電容量が120pFおよび57pF
のものについて、前記剥離部での画像形成媒体23の飛
散が低下する結果を得ている。
【0038】(実施例3) 本実施例では、図8の転写材剥離部での模式構成図及び
図9の画像形成装置の基本構成図を用いて説明する。
【0039】本実施例においては、図9における画像形
成プロセスに関与する基本的な部品は図2と同様である
が、転写搬送ベルト10を清掃する部材がバイアスクリ
ーナ17であるところが異なる。転写搬送ベルト10を
清掃する上記バイアスクリーナ17は、基本的に付着し
たマイナス電荷を持つ画像形成媒体23と逆極性のプラ
ス電位をクリーナに印加し、接地された従動ローラ24
との間に生じる電界により、画像形成媒体23を吸引清
掃するためのものであり、吸引対象である画像形成媒体
23の有する電荷がマイナスである必要がある。このた
め転写搬送ベルト10がバイアスクリーナ17による清
掃動作を受ける前に、画像形成媒体23の電荷を揃える
クリーナ前帯電器21を設ける必要がある。
【0040】本実施例では図8の如く、装置の低コスト
化のため、駆動ローラ11を対向電極とする位置にクリ
ーナ前帯電器21を設け、新たなロール部材の追加をな
くすと共に、クリーナ前帯電器21として、断面が逆コ
の字となったシールド部材31とマイナス電圧を印加す
るワイヤ電極32を持つコロナ放電器を使用し、シール
ド部材31の図8中における上部側面を、転写材9のガ
イド部材33として兼用している。また本実施例ではシ
ールド部材31の上面であるガイド部材33に、実施例
1に示したものと同様の除電部材15を設置している。
【0041】今、クリーナ前帯電器21からのコロナ電
流は、ワイヤ電極32からシールド部材31と駆動ロー
ラ11側に分担されて流れ込み、駆動ローラ11側へ流
れ込む電流により画像形成媒体23の帯電が行われるも
のである。しかし本実施例の場合、駆動ローラ11を静
電容量素子18を介して接地したのでは、駆動ローラ1
1に流れ込む電流により、静電容量素子18が充電さ
れ、経時的にワイヤ電極32と同極性の電位が上昇す
る。この影響で、駆動ローラ11側へは電流が流れ込ま
なくなり、画像形成媒体23の帯電が行われなくなる。
更に、駆動ローラ11の電位がマイナスにバイアスされ
ることにより、画像形成媒体23の持つマイナス電荷と
反発し、転写材9からの画像形成媒体23の飛散が助長
される。このことは、駆動ローラ11にバイアス電圧を
印加した場合に、−100Vから100Vまでのバイア
ス印加では画像形成媒体23の飛散がほとんど変わらな
いが、1000V程度のバイアス印加では該飛散が皆無
となるのに対し、−1000V程度のバイアス印加で該飛散
が激増する実験結果により確かめられている。
【0042】従って本実施例では、図8の如く、静電容
量素子18と抵抗素子19を並列に接続した接地回路1
3により、駆動ローラ11を接地する構成をとった。ま
た本実施例で用いた転写搬送ベルト10の固有抵抗値が
約600MΩ以上であり、クリーナ前帯電器21から駆
動ローラ11へ流れ込む電流が転写搬送ベルト10の固
有抵抗で制限されるようにするため、静電容量素子18
に接続する抵抗素子19の値としては、100MΩ程度
より低いことが望ましい。しかし本実施例では駆動ロー
ラ11へ流れ込む電流が−15μAであり、抵抗値10
0MΩでは電位が−1500Vに上昇し、上記のように
画像形成媒体23の飛散が激増する。また1MΩの抵抗
では電位が−15Vと低くなるが、ほとんど接地状態と
変わらなくなるため、静電容量素子18の機能がなくな
る。従って本実施例では、電位的に−100V程度で画
像形成媒体23の飛散に対する影響がなく、静電容量素
子18の機能が働く10MΩ程度の抵抗素子19を用
い、該飛散を低減することができた。
【0043】本実施例のように、静電容量素子18と抵
抗素子19を並列に接続した接地回路13により駆動ロ
ーラ11を接地する構成は、駆動ローラ11をクリーナ
前帯電器21の対向電極としない場合にも適用可能であ
る。これは例えば、転写搬送ベルト10が持つ電荷が駆
動ローラ11側に漏洩し、静電容量素子18に電荷が蓄
積されるような場合であるが、本実施例に用いた転写搬
送ベルト10においては、駆動ローラ11への電荷漏洩
がなく、静電容量素子18の電位は−15V前後である
ため、抵抗素子19を並列接続しなくとも、画像形成媒
体23の飛散抑制への影響はなかった。
【0044】(実施例4) 本実施例では上記実施例で使用するガイド部材14にお
いて、更に付加することが望ましい構成について説明す
る。即ち上記実施例においては、転写材9のガイド部材
14を接地して使用するのであるが、この場合、図10
の如く、転写材9が矢印Aの方向に搬送される状態で、
搬送方向と直交する転写材9の端部Bでは、画像形成媒
体23自身の電荷によって発生する転写材9の厚み方向
への映像力に加え、矢印Cで示される画像形成媒体23
からガイド部材14への電気力線に沿う吸引力が画像形
成媒体23自身に働く。従って上記端部Bに極めて近い
位置に画像形成媒体23が転写されている場合、上記転
写材9の厚み方向に働く力よりも矢印Cの方向に沿う力
の方が強くなり、画像形成媒体23がガイド部材14に
対して飛散する場合がある。これを防ぐために本実施例
では、図11の如く、転写材9がガイド部材14に接触
して通過する際、ガイド部材14の前記接触面のうち、
少なくとも転写材9で表面が覆われない部分を含んで、
且つ転写材9の上記端部に近接する部分を、静電容量の
小さな抵抗体34を塗布、或いは被覆する方法を用い
る。尚、上記低抵抗体として、アルマイト或いはテフロ
ン加工などが考えられるが、本実施例ではアルマイト加
工を施し、上記転写材9の厚み方向に働く力が保持され
る状態で、上記矢印Cの方向に沿う力を低減し、ガイド
部材14への画像形成媒体23の飛散を低減した。
【0045】(実施例5) 本実施例は、実施例4におけるガイド部材14への画像
形成媒体23の飛散を低減する別の方法であり、図12
において示される。即ち本実施例では、上記抵抗体34
をガイド部材14に塗布或いは被覆する変わりに、上記
転写材9の厚み方向に働く力が保持され、且つ、前記し
たガイド部材14への電気力線に沿う力を低減し得る電
気回路35を介してガイド部材14を接地するもので、
ガイド部材14に加え、除電部材15も同時に電界回路
35と接続できる。但しこの場合、除電部材15の除電
性能が低下することがあり、このような場合は、ガイド
部材14のみを電気回路35に接続し、除電部材15は
別経路で接地する必要がある。本実施例では、ガイド部
材14に接続する電気回路35として、10MΩ程度の
抵抗素子、或いは定電圧素子を用いて検討を行ったので
あるが、両者共、上記ガイド部材14への画像形成媒体
23の飛散が低減することがわかった。
【0046】(実施例6) 本実施例も、実施例4におけるガイド部材14への画像
形成媒体23の飛散を低減する別の方法であり、図13
に示される。即ち本実施例では、転写材9が搬送される
方向と直交する方向において、転写材9の幅をB,ガイ
ド部材14の幅をAとした時、幅Aと幅Bとが等しい
か、或いは幅Aが幅Bより小さいように構成すること、
即ち、転写材9がガイド部材14の一面と接触して通過
する際、ガイド部材14の前記接触面のうち、転写材9
で表面が全て覆われるようにする事で、画像形成媒体2
3が上記ガイド部材14に飛散しなくなる。
【0047】(実施例7) 本実施例は、実施例6と同様な考えによるガイド部材1
4への画像形成媒体23の飛散低減法を示すものであ
り、図14にガイド部材14の構成図を示す。即ち、本
実施例では、前記したガイド部材14への電気力線に沿
う力の低減は、転写材9とガイド部材14の間の距離を
離すことによっても達成でき、本実施例では、転写材9
がガイド部材14の一面と接触して通過する際、ガイド
部材14の前記接触面のうち、転写材9で表面が覆われ
ない部分Aは、前記転写材9の走行面Bから段差Cを持
って離れた構造を持つ。また実施例1から3に示したガ
イド部材14の転写材9走行面に除電部材15を設置す
ることは、除電部材15自身がガイド部材14と転写材
9との距離を離す役目を担い、ガイド部材14への画像
形成媒体23の飛散が低減する。
【0048】(実施例8) 本実施例は、ガイド部材14への画像形成媒体23の飛
散を低減する方法において、転写材9の搬送方向と直交
する方向の幅が2種使用される場合の実施例であり、図
15に構成図を示す。図15において転写材は9A,9
Bで表され、前者が小さいサイズのものであり、図中、
転写材9A,9Bの左側端部が揃うように、紙面の手前
から奥に向かって搬送される。またガイド部材は14a
と14bの2領域に分割され、両ガイド部材14a,1
4bの転写材9A,9Bとの接触面には除電部材15が
設置されている。但し、ガイド部材14aは転写材9
A,9Bが搬送中に常に接触する領域、ガイド部材14
bは転写材9Bのみが接触し、転写材9Aの搬送中は表
面が露出する領域を示す。従って通常の状態では、転写
材9Aの搬送中に、画像形成媒体23がガイド部材14
b上に飛散する。このため本実施例では、ガイド部材1
4aを常に接地状態とし、ガイド部材14bは転写材9
Aが搬送される際には、14bに接続されたスイッチン
グ素子36が開の状態、転写材9Bが搬送される場合に
は、上記スイッチング素子36は閉状態となるように構
成する。従って転写材9Aが搬送される時には、ガイド
部材14bは浮遊電位状態となり、上記画像形成媒体23
からガイド部材14bに向かう電気力線に沿う力は発生
せず、ガイド部材14bへの画像形成媒体23の飛散は
起こらない。また転写材9Bが搬送される時には、ガイ
ド部材14bは接地され、転写材9Bの厚さ方向への力
が発生し、実施例1から3で示した画像形成媒体23の
飛散は低減される。本実施例において、このスイッチン
グ素子36の開閉を制御する信号Sは、図示しない転写
材の供給装置において、転写材9A,9Bの何れが選択
されるかを認識し、上記スイッチング素子36への開閉
信号が送信されるものである。但し信号Sの送信源は上
記方法以外でも可能であり、例えばユーザがスイッチの
切り替えにより選択しても良いし、画像形成装置の外部
から送信された信号を基にしても良い。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば有害な酸化気体の発生及
び長期の使用による性能低下がなく、比較的廉価な構成
によって、転写材が転写搬送ベルトから剥離する際に生
じる空隙放電を防止し、高品質な画像が得られる画像形
成装置を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における画像形成装置の基本構成図。
【図2】従来技術における画像形成装置の基本構成図。
【図3】従来技術における画像形成装置の基本構成図。
【図4】従来技術における転写材剥離部での等価回路。
【図5】本発明における転写材剥離部での等価回路。
【図6】空隙長と空隙電界の関係を示す図。
【図7】実施例1を示す転写材剥離部での模式構成図。
【図8】実施例3を示す転写材剥離部での模式構成図。
【図9】実施例3における画像形成装置の基本構成図。
【図10】実施例4を説明するガイド部材の模式構成
図。
【図11】実施例4を示すガイド部材の模式図。
【図12】実施例5を示すガイド部材の模式構成図。
【図13】実施例6を示すガイド部材の模式構成図。
【図14】実施例7を示すガイド部材の模式構成図。
【図15】実施例8を示すガイド部材の模式構成図。
【符号の説明】
1…感光体ドラム、2…帯電器、3…露光装置、4…現
像機、5…転写帯電器、6…イレーズランプ、7…クリ
ーナ、8…クリーナ、9…転写材、10…転写搬送ベル
ト、11…駆動ローラ、12…定着機、13…接地回
路、14…ガイド部材、15…除電部材、16…構造部
材、17…バイアスクリーナ、18…静電容量負荷、1
9…抵抗負荷、20…帯電器、21…クリーナ前帯電
器、22…従動ローラ、23…画像形成媒体、24…従
動ローラ、25…空隙、31…シールド部材、32…ワ
イヤ電極、33…ガイド部材、34…抵抗体、35…電
気回路、36…スイッチング素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊川 辰夫 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (72)発明者 三輪 正人 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日立工機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−83778(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/14 101 G03G 15/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転写材を静電的に吸着して搬送する転写材
    搬送手段を有する画像形成装置において、前記転写材搬
    送手段の転写材剥離部に設けた部材が、前記転写材及び
    前記転写材搬送手段の保持する総電荷量を保持したま
    ま、前記転写材搬送手段から前記転写材を剥離する際に
    転写材と転写搬送手段との間に生じる空隙での電界を低
    下させる静電容量素子を介して接地されることを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記転写材搬送手段の
    転写材剥離部に設けた部材が、回転自在に支持されたロ
    ーラであることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記静電容量素子が、
    定電圧素子であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記静電容量素子が、
    抵抗素子との並列接続により接地されていることを特徴
    とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1又は2において、前記転写材搬送
    手段に対し転写材搬送方向下流側に、転写材の非固着画
    像が形成された面と反対側の面に対向するガイドを設け
    るとともに、前記ガイドに、該ガイドと前記転写材との
    接触状態を保ちながら前記転写材の除電を行うブラシ状
    部材を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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