JPS6213161B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6213161B2 JPS6213161B2 JP21158082A JP21158082A JPS6213161B2 JP S6213161 B2 JPS6213161 B2 JP S6213161B2 JP 21158082 A JP21158082 A JP 21158082A JP 21158082 A JP21158082 A JP 21158082A JP S6213161 B2 JPS6213161 B2 JP S6213161B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- raw material
- plastic sheet
- manufacturing
- veneer
- frits
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Finished Plywoods (AREA)
- Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
- Manufacture Of Wood Veneers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[技術分野]
この発明は、木質単板の集成技術の分野に属す
る。特に集成単板の製造工程におけるフリツチの
製造技術についての発明を開示するものである。 [背景技術] 集成単板は、比較的低級な原木よりロータリー
レース等を使用して原料単板を作成し、これを接
着剤を介在させつつ積層すると共に、型盤に挟ん
で圧締してフリツチを作成し、つぎにこれをスラ
イスすることにより製造していた。 従来、フリツチを作成するに際しては常温で圧
締するのが普通であつたが、常温で圧締するとフ
リツチ作成に時間がかかり製造能率が劣る欠点が
あつた。常温で圧締する理由は使用する接着剤の
硬化特性に関係する。つまり加熱硬化させようと
すると木質単板の熱伝導速度が遅いために型面に
近い場所のみ硬化して、中心部は硬化しないと言
う欠点が生じるのであつた。 そこでフリツチの中心部まで熱が伝わるように
してフリツチを作成するために、高周波加熱方式
を採用する試みがなされた。 しかし、型盤に挟んで原料単板の積層物を加熱
する際、原料単板の誘電特性にバラツキがあるの
で、高周波印加電圧が変化し、原料単板の均一加
熱が必ずしも十分に行えなかつた。 [発明の目的] この発明は、以上のような実情に鑑みてなされ
たもので、原料単板の誘電特性が変化しても均一
加熱が実施できるような高周波加熱方式のフリツ
チの製法を提供することを目的とする。 [発明の開示] この発明は高周波誘電加熱方式を採用してフリ
ツチを作成するにあたつて、予め被加熱物である
原料単板積層物の誘電特性により計算された厚み
を持つプラスチツクスシート、たとえばポリエチ
レン、ポリプロピレン、フツ素樹脂を電極と原料
単板積層物の間に挿入することにより、前記シー
トを含めた上での誘電特性を一定に調整し、それ
により決定される高周波印加電圧により被加熱物
の均一加熱を図るものである。 この発明において採用される技術に関して一般
的事項は従来公知の技術によればよいが、型盤は
その表面ないし表面近傍に電極板を配置した構造
のものを使用する。型盤の本体の材質に関しては
特くには限定しないが、プラスチツクスあるいは
木型、金属型などが使用される。そして電極板の
表面に前記プラスチツクスシートを配置するので
ある。 以下実施例として示した図面により説明する。
第1図は圧締状態を示す略図であり、3,4は型
盤、2は原料単板の積層物、1はプラスチツクス
シートである。 ここで各層の厚みを第2図に示すようにd1,
d2,d3とし、それぞれに対応する誘電率をε1,
ε2,ε3とすると全体の誘電率εは以下の式で
あらわされる。 そして、ここで電束密度をDとすると、その時
の高周波印加電圧Vは、 V=D・ε により決定される。 このように被加熱物である単板積層物のε2が
単板含水率により変化してもプラスチツクスシー
トのε1,ε3を適当に選べば、上、下にプラス
チツクスシートを挿入した誘電体の誘電率を一定
にすることができ、それによつて決定される高周
波印加電圧を定めることができるのである。 なお、一般に高周波誘電加熱の際に発生する熱
量は以下の式で表される。 W=5/9fεtanδ(V/d)2×10-12〔Watt/cm3
〕 ただし f:周波数[Hz] ε:被加熱物の誘電率 tanδ:被加熱物の誘電体力率 V:印加電圧 d:電極間距離 以上によりフリツチ製造を高周波加熱方式で加
熱圧締することの可能性が了解される。 実施例 原料単板のサイズを300×600mm、積層枚数を
100枚、圧締圧力を15Kg/cm2、高周波印加電圧を
1000V(電流は1.5A)、加熱時間は5分の条件で
フリツチの製造を行つた。 その結果第1表に示す結果を得た。なお、原料
単板の誘電特性を変え、そしてそれに対応してプ
ラスチツクスシートの厚みを変えて実施したとこ
ろ、発熱量を一定にすることが出来た。 [発明の効果] 以上に説明したようにこの発明は、集成単板の
製造におけるフリツチの製法において、フリツチ
の製造を、高周波加熱下で行うこととし、かつ圧
締型の表面を、表面にプラスチツクスシートを配
置した電極で構成し、かつそのプラスチツクスシ
ートの厚みを、プラスチツクスシートと原料単板
の積層物の合計の誘電特性が一定になるように決
定して行うことを特徴とするので原料単板の誘電
特性が変化しても均一加熱を行うことができると
言う効果が得られた。 【表】
る。特に集成単板の製造工程におけるフリツチの
製造技術についての発明を開示するものである。 [背景技術] 集成単板は、比較的低級な原木よりロータリー
レース等を使用して原料単板を作成し、これを接
着剤を介在させつつ積層すると共に、型盤に挟ん
で圧締してフリツチを作成し、つぎにこれをスラ
イスすることにより製造していた。 従来、フリツチを作成するに際しては常温で圧
締するのが普通であつたが、常温で圧締するとフ
リツチ作成に時間がかかり製造能率が劣る欠点が
あつた。常温で圧締する理由は使用する接着剤の
硬化特性に関係する。つまり加熱硬化させようと
すると木質単板の熱伝導速度が遅いために型面に
近い場所のみ硬化して、中心部は硬化しないと言
う欠点が生じるのであつた。 そこでフリツチの中心部まで熱が伝わるように
してフリツチを作成するために、高周波加熱方式
を採用する試みがなされた。 しかし、型盤に挟んで原料単板の積層物を加熱
する際、原料単板の誘電特性にバラツキがあるの
で、高周波印加電圧が変化し、原料単板の均一加
熱が必ずしも十分に行えなかつた。 [発明の目的] この発明は、以上のような実情に鑑みてなされ
たもので、原料単板の誘電特性が変化しても均一
加熱が実施できるような高周波加熱方式のフリツ
チの製法を提供することを目的とする。 [発明の開示] この発明は高周波誘電加熱方式を採用してフリ
ツチを作成するにあたつて、予め被加熱物である
原料単板積層物の誘電特性により計算された厚み
を持つプラスチツクスシート、たとえばポリエチ
レン、ポリプロピレン、フツ素樹脂を電極と原料
単板積層物の間に挿入することにより、前記シー
トを含めた上での誘電特性を一定に調整し、それ
により決定される高周波印加電圧により被加熱物
の均一加熱を図るものである。 この発明において採用される技術に関して一般
的事項は従来公知の技術によればよいが、型盤は
その表面ないし表面近傍に電極板を配置した構造
のものを使用する。型盤の本体の材質に関しては
特くには限定しないが、プラスチツクスあるいは
木型、金属型などが使用される。そして電極板の
表面に前記プラスチツクスシートを配置するので
ある。 以下実施例として示した図面により説明する。
第1図は圧締状態を示す略図であり、3,4は型
盤、2は原料単板の積層物、1はプラスチツクス
シートである。 ここで各層の厚みを第2図に示すようにd1,
d2,d3とし、それぞれに対応する誘電率をε1,
ε2,ε3とすると全体の誘電率εは以下の式で
あらわされる。 そして、ここで電束密度をDとすると、その時
の高周波印加電圧Vは、 V=D・ε により決定される。 このように被加熱物である単板積層物のε2が
単板含水率により変化してもプラスチツクスシー
トのε1,ε3を適当に選べば、上、下にプラス
チツクスシートを挿入した誘電体の誘電率を一定
にすることができ、それによつて決定される高周
波印加電圧を定めることができるのである。 なお、一般に高周波誘電加熱の際に発生する熱
量は以下の式で表される。 W=5/9fεtanδ(V/d)2×10-12〔Watt/cm3
〕 ただし f:周波数[Hz] ε:被加熱物の誘電率 tanδ:被加熱物の誘電体力率 V:印加電圧 d:電極間距離 以上によりフリツチ製造を高周波加熱方式で加
熱圧締することの可能性が了解される。 実施例 原料単板のサイズを300×600mm、積層枚数を
100枚、圧締圧力を15Kg/cm2、高周波印加電圧を
1000V(電流は1.5A)、加熱時間は5分の条件で
フリツチの製造を行つた。 その結果第1表に示す結果を得た。なお、原料
単板の誘電特性を変え、そしてそれに対応してプ
ラスチツクスシートの厚みを変えて実施したとこ
ろ、発熱量を一定にすることが出来た。 [発明の効果] 以上に説明したようにこの発明は、集成単板の
製造におけるフリツチの製法において、フリツチ
の製造を、高周波加熱下で行うこととし、かつ圧
締型の表面を、表面にプラスチツクスシートを配
置した電極で構成し、かつそのプラスチツクスシ
ートの厚みを、プラスチツクスシートと原料単板
の積層物の合計の誘電特性が一定になるように決
定して行うことを特徴とするので原料単板の誘電
特性が変化しても均一加熱を行うことができると
言う効果が得られた。 【表】
第1図および第2図はこの発明に於ける圧締状
態を示す略図である。 1はプラスチツクスシート、2は原料単板の積
層物、3,4は型盤。
態を示す略図である。 1はプラスチツクスシート、2は原料単板の積
層物、3,4は型盤。
Claims (1)
- 1 集成単板の製造におけるフリツチの製法にお
いて、フリツチを、高周波加熱下で行うことと
し、かつ圧締型の表面を、表面にプラスチツクス
シートを配置した電極で構成し、かつそのプラス
チツクスシートの厚みを、プラスチツクスシート
と原料単板の積層物の合計の誘電特性が一定にな
るように決定して圧締することを特徴とするフリ
ツチの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21158082A JPS59101303A (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | フリツチの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21158082A JPS59101303A (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | フリツチの製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59101303A JPS59101303A (ja) | 1984-06-11 |
JPS6213161B2 true JPS6213161B2 (ja) | 1987-03-24 |
Family
ID=16608112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21158082A Granted JPS59101303A (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | フリツチの製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59101303A (ja) |
-
1982
- 1982-11-30 JP JP21158082A patent/JPS59101303A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59101303A (ja) | 1984-06-11 |
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