JPS62127721A - カメラのフアインダ−光路内設置用の測光板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はカメラのファインダー光路内に設置して、ファ
インダーとして必要な被写体光を透過させながら、その
測光を行うための測光板に関する。

〔発明の背景〕

従来、−眼レフレックスカメラのファインダー光路中の
焦点面近傍に配置する測光板として、多数の光電変換素
子を透明基板上だ相互に分離して分布形成し、隣接する
各光電変換素子同志を抵抗値の低い細い配線で結んでな
る測光板が提案されている。かかる構成の測光板は各光
電変換素子および配線の間を光が通過可能であるため全
体として光透過性を有するので、これをファインダー光
路内に配置してもファインダー内の被写体像の観察が可
能となる。

第５図は、−眼レフレックスカメラのファインダー光路
中の焦点面近傍に、このような測光板１を配置した図で
ある。図示されていない撮影レンズを透過した被写体光
はレフレックスミラー２により上方に反射され、焦点面
近傍に配置された測光板１に至る。ここで該被写体光は
その光量の一部が測光板１の光電変換素子により、電気
的な信号に変換され、残シが測光板１を透過してピント
板３に焦点を結ぶ。さらにピント板３で拡散された被写
体光は、コンデンサレンズ４、ペンタプリズム５を経て
接眼レンズ６に至る。

第６図は測光板１の平面図で、測光領域７が５つに分れ
ておυ、それぞれの出力は金属リード線８によって取り
出される。

第７図は測光領域７の部分拡大図を示すもので、９は透
明基板上に分離されて形成された多数の光電変換素子、
１０は隣接する光電変換素子９同志を結ぶ上部電極配線
、１１は同じく下部電極配線である。これら電極配線１
０．１１は金属による配線または透明電極による配線で
あシ、上記透明基板上に形成されている。また、これら
電極配線１０．１１はリード線８に接続され、出力が取
シ出される。このような構成により各光電変換素子９お
よび各配線１０．１１の間を光が通過可能であるため測
光領域７は光透過性を持つので、ファインダー内にこの
ような測光領域７が配置されていても被写体像の観察が
できる。

しかし、このような従来例の場合、各測光領域７の間の
非測光領域１２は測光領域７に比べ透過率が大きいので
、測光領域７の境界がファインダー画面内に見えたり、
また中央部の測光領域からのリード線８がファインダー
画面内に見えたりして、ファインダー内の被再体像が阻
害されるという欠点があった。

〔発明の目的〕

本発明は、ファインダー光路内に設置されたとき、測光
領域の境界やリード線がファインダー画面中に見えるこ
とＫよる被写体像の阻害が生じないようにすることので
きる測光板を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

本発明は、透明基板上に光透過性を有する互に相隔った
複数個の測光領域を形成してなるカメラのファインダー
光路内設置用の測光板において、測光領域の間の非測光
領域には、該非測光領域の光透過率が測光領域の光透過
率と同じになるように、多数の互に分離した遮光部を分
布せしめたことを特徴とする。

なお、測光領域の間のリード線が存在する非測光領域に
おけるリード線の近傍の領域では、上記遮光部はリード
線に近いほど密に、またリード線から遠いほど疎に分布
せしめる。

以上の構成により測光領域およびリード線とそれに隣接
する非測光領域とのコントラストが調整され、これらの
境界がファインダー内に見えることによる被写体像の阻
害が防止される。

〔発明の実施例〕

図面によって本発明の詳細な説明する。第２図は測光板
１の平面図で、７は測光領域、８は金属のリード線でち
ゃ、これらの部分は前記従来例と同じ構成のものである
。１３は測光領域の間の非測光領域であり、そのうち、
リード線８のない部分、例えば第２図中のＡの部分は、
第１図に拡大図示したように互に分離したドツト状の多
数の遮光部１４が透明基板上にランダム配置で形成され
ている。これらの多数の貼光部１４は、測光領域の間の
非測光領域１３の透過率が測光領域７の透過率と同じに
なるように施されており、これによシ、ファインダーを
覗いたとき測光領域７とその間の非測光領域１３とのコ
ントラストがなくなシ、測光領域７の境界がファインダ
ー中に見えることが防止される。

第３図は第２図中のリード線が存する非測光領域Ｂの拡
大図で、金属のリード線８のまわりに多数のドツト状の
遮光部１４が透明基板上に形成配置されてｈる。第３図
におけるこれらの遮光部１４は金属のリード線８に近め
ほど密に、そして金属のリード線８から遠ざかるにした
がい疎になるように分布せしめられておシ、これによシ
、金属のリード線８のファインダー光学系中の焦点面に
映る像のコントラストが低くなるため、ファインダーを
覗Ａたとき金属のリード線１４が見えることによる被写
体像の阻害が防止される。

なお、両側の測光領域７に近い部分では、その部分の透
過率が測光領域７のそれと同じになるように遮光部１４
の分布が定められている。

第４図は第２図のＢ部分の他の実施例の拡大図である。

この実施例では金属のリード線８に平行してυ数本の長
方形の遮光部１５が透明基板上に形成されており、金属
のリード線８の近傍の遮光部１５は、遠くのものより巾
が太くなっている。

これによシ、金属のリード線８のファインダー光学系中
の焦点面に映る像のコントラストが低くなるため、金属
のリード線８がファインダー内に見えることによる被写
体像の阻害が防止される。

以上の遮光部１４．１５遮光性の物質であればどんな物
質で形成してもよいが、金属のリード線１４と同じ物質
であれば形成工程が簡略にでき、望ましい。

また以上の遮光部はドツト状または長方形状に限らず、
他の適宜の形状のものでもよい。また金属リード線８が
直組形状以外の連続形状のものである場合にも本発明は
適用できる。

〔発明の効果〕

本発明の測光板によれば、測光領域とその間の非測光領
域とのコントラストが消滅し、またはリード線とその近
傍の非測光領域とのコントラストが低減されるので、測
光板をカメラのファインダー光路内に設置したとき測光
領域やリード線の境界がファインダー内に見えることに
よる被写体像の阻害を効果的に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の測光板の一実施例における測光領域の
間の部分の拡大図、第２図は同測光板の平面図、第３図
は同測光板におけるリード線のまわりの部分の拡大図、
第４図は本発明の測光板の他の実施例における第３図相
当部分の拡大図、第５図は一眼し７レツクスカメラのフ
ァインダー光路中に測光板を組込んだ様子を示す図、第
６図は従来の測光板の平面図、第７図は測光板の測光領
域の部分拡大図である。 １・・・測光板、　　　　　　２・・・レフレックスミ
ラー、３・・・ピント板、　　　　　４・・・コンデン
サレンズ、５・・・ペンタプリズム、　　６・・・接眼
レンズ、７・・・測光領域、　　　　　８・・・金属リ
ード線、９・・・光電変換素子、　　　１０・・・上部
電極配線、１１・・・下部電極配線、 １２．１３・・・測光領域の間の非測光領域、１４．１
５・・・遮光部。 第３図 第４図 第５図 第６図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）透明基板上に光透過性を有する互に相隔った複数
   個の測光領域を形成してなる測光板であって、測光領域
   の間の非測光領域には、該非測光領域の光透過率が測光
   領域の光透過率と同じになるように、多数の互に分離し
   た遮光部が分布せしめられていることを特徴とする、カ
   メラのファインダー光路内設置用の測光板。
2. （２）測光領域の間のリード線が存在する非測光領域に
   おけるリード線の近傍の領域では、上記遮光部はリード
   線に近いほど密に、またリード線から遠いほど疎に分布
   せしめられている特許請求の範囲第１項記載のカメラの
   ファインダー光路内設置用の測光板。