JPS62127325A - 難燃性フエノ−ル樹脂系積層板の製造法 - Google Patents

難燃性フエノ−ル樹脂系積層板の製造法

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JPS62127325A
JPS62127325A JP26531885A JP26531885A JPS62127325A JP S62127325 A JPS62127325 A JP S62127325A JP 26531885 A JP26531885 A JP 26531885A JP 26531885 A JP26531885 A JP 26531885A JP S62127325 A JPS62127325 A JP S62127325A
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JP
Japan
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resin
flame
paper
amino resin
phenolic resin
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Application number
JP26531885A
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English (en)
Inventor
Masahiro Nomoto
野本 雅弘
Shinji Ogi
荻 伸二
Yukio Yoshimura
幸雄 吉村
Ken Nanaumi
憲 七海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電気性能、打抜加工性および難燃性に優れた難
燃性フェノール樹脂系積層板の製造法に関する。
〔従来の技術〕
電子機器用の積層板は、電子機器の小型化、軽量化に伴
ってより高度な電気特性および打抜加工性が要求されて
いる。また、絶縁材料に使用される積層板に対して安全
性重視の観点から難燃化の要求が強くなっている。効果
的に積層板をtit燃化するため、紙基材に水溶性で難
燃効果のあるアミノ系樹脂を予め含浸、乾燥させ、さら
に難燃化油変性フェノール樹脂を含浸、乾燥する二段塗
工法が従来行われている。
例えば、特公昭52−12224号公報には、メラミン
樹脂ワニス、メラミン−フェノール共縮合ワニスあるい
はメラミン樹脂とフェノール樹脂との混合ワニスで紙基
材を前処理する方法や、特公昭53−16839号公報
には、メチロール化グアナミン、メチロール化グアナミ
ン誘導体、メチロール化メラミン、メチロール化メラミ
ン誘導体の群から選ばれた少なくとも1種の化合物およ
び水溶性フェノールからなる混合物で紙基材を前処理す
る方法が提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の難燃化効果のあるアミノ樹脂で紙基材を前処理す
る方法は、積層板の難燃化という点では優れているが、
アミノ樹脂は硬い樹脂であるため、紙基材の柔軟性が損
なわれてしまい、室温付近における積層板の打抜加工性
が低下するといる問題点があった。
本発明は室温付近での打抜加工性に優れた難燃性フェノ
ール樹脂系積層板の製造方法を擾供するものである。
〔問題点を解決するための手段] 本発明は、アミノ樹脂に上り紙基材を前処理する方法に
おいて、アミノ樹脂が付着した後ち紙基材の柔軟性が保
たれる手法について鋭意検討し7こ結果、発泡性のアミ
ノ樹脂を用いることにより目的が達成できることを見出
し本発明に至った。
すなわち、本発明は紙基材に発泡剤を含むアミノ樹脂を
含浸、乾燥させた後、さらに離燃性フェノール樹脂を含
浸、乾燥させ、これを積層成形して難燃性フェノール樹
脂系積層板を製造することを特徴とする。
本発明で用いられるアミノ樹脂としては、メラミン類や
グアナミン、ヘンゾグアナミン、ホルムグアナミン等の
グアナミン類や、グアニジン、ジシアンジアミド等のグ
アニジン類と1〜6倍モルのホルムアルデヒドを反応さ
せて得られる初期縮合物である。これらの初期縮合物は
紙基材への含浸性を考慮して、メチロール体を主成分と
する、水溶性もしくは水とメチルアルコールの混合溶剤
に溶解する半水溶性の樹脂であることが好ましい。
また、これらのアミノ樹脂に水溶性あるいは半水溶性フ
ェノール樹脂をブレンドすることや、フェノール類でア
ミノ樹脂を変性することにより、積層板の耐熱性や耐湿
性を向上することができる。
次に、発泡剤としてはアミノ樹脂が硬化する100〜2
00℃で気化あるいは分解してガス化する発泡剤を用い
ることができる。好ましい発泡剤は炭酸アンモニウム、
酢酸アンモニウム、シュウ酸アンモニウム等のアンモニ
ウム塩、またはギ酸エチル、ギ酸メチル、酢酸ブチル、
酢酸イソペンチル等の有機酸エステル類、またはジニト
ロソペンタメチレンテトラミン、アゾビスイソブチロニ
トリル、アゾジカルボナミド、p−トルエンスルホニル
ヒドラジド、N、N’−ジメチル−N、 N′−ジニト
ロソテレフタルアミド、p、p’−オキシビスベンゼン
スルホニルヒドラジド等であり、分解によって窒素ガス
を発生する化合物である。
発泡剤の添加量はアミノ樹脂の固形分に対して0゜5〜
20重量%の範囲が好ましい。0.5重量%未満では発
泡効果が小さく、20重量%を越えると積層板の電気特
性、耐熱性が低下する。
また、発泡剤の気泡を安定化し、微細にするために界面
活性剤を使用することが望ましく、その適当なものとし
てはポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンアルキルフェノールエーテル、エチレンオキシド
プロピレンオキシドブロック共重合体等が挙げられる。
界面活性剤の添加量は水溶性フェノール樹脂の固形分に
対して0.5〜5重量%の範囲が好ましい。0.5重世
%未満では十分な効果が得られず、5重量%を越えると
積層板の耐湿性が低下する。
発泡硬化を伴って含浸樹脂を乾燥する最適温度は発泡剤
の気化温度あるいは分解ガス発生温度によって異なる。
この条件については特に限定するものではないが、最初
に発泡剤の気化温度あるいは分解ガスの発生温度より低
い温度で加熱してアミノ樹脂ワニスの溶剤を蒸発させて
から、発泡硬化が進行する温度で加熱し乾燥することが
好ましい。
また、発泡硬化温度を調整する目的でヘンゼンスルホン
酸、トルエンスルホン酸、サリチル酸等の有Ia酸を添
加することも好ましい。
アミノ樹脂は紙基材に樹脂量が10〜30重量%のin
囲になるように付着させることが好ましい。
10重世%未満では積層板の難燃性が向上せず、30重
世%を越えると積層板の打抜加工性が低下する傾向があ
る。
紙基材としてはコノトン紙、リンター祇、クラフト紙、
レーヨン紙等が用いられる。
次に、本発明で用いられる難燃性フェノール樹脂として
は、フェノール類とホルムアルデヒドを反応させる際、
桐油、アマニ油、脱水ヒマシ油、エポキシ化大豆油等の
油やトルエン樹脂、キシレン樹脂で変性した樹脂に、通
常フェノール樹脂に用いられるブロム系難燃剤、リン系
難燃剤、窒素系難燃剤、アンチモン系難燃剤等を必要量
配合したものが挙げられる。
このような難燃性フェノール樹脂をアミノ樹脂で処理し
た紙基材に含浸し、乾燥させて得られたものを所定枚数
重ね、銅箔を重ねてまたは銅箔なしで積層し、加熱加圧
成形することにより、積層板を得る。成形条件について
は、特に限定するものではない。
〔作用〕
本発明ではアミノ樹脂として発泡性の樹脂を用いている
ため、含浸後の乾燥時に樹脂が発泡硬化して紙基材の繊
維間および繊維内部の空孔を押し広げ、その結果、アミ
ノ樹脂で処理した紙基材の柔軟性は処理前と変わらず、
そのため積層板の打抜加工性が大幅に向上するものと思
われる。
〔実施例〕
〔アミノ樹脂の合成〕 メラミン600g、37%ホルマリン水溶液1156g
、炭酸ナトリウム 3gを70℃で1時間反応させた。
この反応物の樹脂分は42重量%であった。
〔水溶性フェノール樹脂の合成〕
フェノール200g、37%ホルマリン水溶液345g
、水酸化マグネシウム3gを70℃で4時間反応させた
。この反応物の樹脂分は37重量%であった。
〔難燃性フェノール樹脂の合成〕
桐油500g、メタクレゾール583g、フェノール5
83g、パラトルエンスルホン110.8gを100℃
で3時間反応後、40℃に冷却した。
次いで、37%ホルマリン水)容液1411g、25%
アンモニア水溶液80gを加え80℃で5時間反応後、
減圧下で脱水l;縮を2時間行った。冷FA 2&、ア
セトン700gとfl燃剤としてトリブロモフェノール
のグリシジルエーテル 169 g。
タレジルジフヱニルホスフエート 253g1lDえた
。このワニスのゲル化時間は160℃熱板上で148秒
であった。
実施例1 上述のアミノ樹脂600gにジム1−ロソペンタメチレ
ンテトラミン log、ノイゲンEA−110(界面活
性剤、第一工業製薬株式会社製商品名)2.5gと水3
30g、メタノール330gを添加し、100℃で2分
間、引き続き160℃で3分間乾燥した。この樹脂含浸
紙の樹脂含有量は16重世%であった。
実施例2 上述のアミノ樹脂300g、水溶性フェノール樹脂34
1gを混合し、さらにジニトロソペンタメチレンテトラ
ミン 10g、ノイゲンEA−1102,5gと水33
0g、メタノール330gを添加し、100℃で2分間
、引き続き160℃で3分間乾燥した。この樹脂含浸紙
の樹脂含有量は16重量%であった。
比較例1 上述のアミノ樹脂をクラフト紙(秤量 140g)に含
浸させ、160℃で5分間乾燥した。この樹脂含浸紙の
樹脂含有量は16重量%であった。
比較例2 クラフト紙(秤1140g)をそのまま用いた。
実施例1.2および比較例1.2で用いたアミノ樹脂の
ワニスの配合とアミノ樹脂含浸紙の厚みを表1に示す。
表1から実施例1.2の樹脂含浸紙の厚みは大きくなっ
ていることがわかる。この結果から本発明により紙の繊
維と繊維の隙間が広がったことがわかる。
以下余白 表1 次に、実施例1.2、比較例1.2のアミノ樹脂含浸紙
あるいはクラフト紙に上述の難燃性フェノール樹脂をさ
らに含浸させ、155℃で5分間乾燥させ、樹脂含有量
を48重量%に調整した樹脂含浸紙を製造した。これら
の樹脂含浸紙8枚と接着剤つき銅箔を1枚重ねて 16
0℃−140kg / cdの条件で50分間プレスし
、厚さ1.6flの銅張り積層板を得た。
得られた積層板の緒特性を表2に示す。
以下余白 本発明の積層板はアミノ樹脂を用いた比較例1のものと
同等の優れた難M性を示すことが表2より明らかである
。しかも、30°Cにおける打抜加工性は大幅に向上し
、アミノ樹脂を使用しない比較例2と同等以上である。
〔発明の効果〕
本発明によって得られた積層板は、従来技術では両立さ
せることが困難であった難燃性、打抜加工性ともに優れ
、その工業的価値は掻めて大である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、紙基材に発泡剤を含むアミノ樹脂を含浸乾燥させた
    後、更に難燃性フェノール樹脂を含浸、乾燥させ、これ
    を積層成形することを特徴とする難燃性フェノール樹脂
    系積層板の製造法。 2、アミノ樹脂がメラミン系、グアナミン系またはグア
    ニジン系樹脂である特許請求の範囲第1項記載の難燃性
    フェノール樹脂系積層板の製造法。 3、アミノ樹脂がフェノール樹脂で変性またはブレンド
    されているアミノ樹脂である特許請求の範囲第1項また
    は第2項記載の難燃性フェノール樹脂系積層板の製造法
    。 4、アミノ樹脂が界面活性剤を含有するアミノ樹脂であ
    る特許請求の範囲第1項、第2項または第3項記載の難
    燃性フェノール樹脂系積層板の製造法。
JP26531885A 1985-11-26 1985-11-26 難燃性フエノ−ル樹脂系積層板の製造法 Pending JPS62127325A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63151446A (ja) * 1986-12-15 1988-06-24 松下電工株式会社 電気用積層板の製造方法
EP2133162A1 (de) 2008-06-14 2009-12-16 Bayerische Motoren Werke Verfahren zum Herstellen einer Blechverbindung

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63151446A (ja) * 1986-12-15 1988-06-24 松下電工株式会社 電気用積層板の製造方法
JPH0473705B2 (ja) * 1986-12-15 1992-11-24
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