JPS62127125A - 複合型制振鋼板の曲げ金型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、プレスブレーキ等により、複合型制振鋼板
の曲げ加工を行う場合に使用する曲げ金型に関するもの
であり、従来の■曲げ金型を使用して曲げた場合に出る
フランジの“かもめ”現象を発生させないことを目的と
した複合型制振鋼板の曲げ金型に関するものである。

〔従来の技術〕

鋼板の曲げ加工は、ｔｐｖ製家具や、ドアーなどに広範
口で使用されろことから、それぞれ用途に合った方法を
採用して行われているが、最も一般的に通常１４１層鋼
板（一般ｎＩＩ板）３を７曲げする場合には、第３図に
示したような金型ｌとポンチ２の関係を使用して曲げ加
工を行っていることが多い。

比較的厚めの一般鋼板を、このような上・下金型を使用
して単層鋼板３を加工する場合には、あまり不都合が現
れずに目的とする加工を完了させることができることか
ら常に利用されている。

〔発明がＩ！！’決しようとする問題点〕ところが、加
工を行う材料として、最近市場に現れている複合型制振
鋼板に対して従来の方法、手段を用いて同様な加工を行
おうとすると第４図に示すように下金型１肩部に当接し
ているフランジのところで折れ曲がり、正面から見たと
きいわゆる゛かもめ′状になるという欠点が現れる。

第４図中、２はポンチ、４は複合型制振鋼板である。

このような欠点を解消するために、加工を行おうとする
対象物である複合型制振鋼板に対して、第５図〜第７図
に示すように種々な予備加工を施してから曲げ加工を行
うことが実施されている。

これらのうち、第５図に示されたものは、折り曲げ加工
を行おうとする対象物である、複合型制振鋼板４の加工
部分の特定の層を欠切したものを折り曲げろものであり
、５はその欠切部である。

また、第６図に示しｋものは、複合型制振鋼板４の加工
を行おうとする部分に切り溝６を設けたものを、その切
りＦｆＩｔ６に沿って折り曲げようとするものである。

さらに、第７図の示したものは、第６図に示した方法の
改良に近いもので全体に溝を切ることに換えて、折り曲
げ予定線に沿い一部ポンチなどによる穴部７を形成させ
て強度をある程度確保しようとするものである。

ところが、これらに示されている差幅方式、溝切り方式
、ポンチ孔方式の場合では複合型制振鋼板にあらかじめ
前加工を施しておかねばならないという欠点があるのみ
ならず、材料である複合型制振鋼板そのものを本来の形
態と変更して穴を明けた今、一部剥離したりすることが
ら■曲げ部の強度が場合により著しく低下するという問
題もある。

〔問題点を解決するための手段〕

このような従来の欠点を解消することについて種々検討
を加えた結果、下金型本体の中央内部にスプリングに支
承されているクッションピンを配し、そのクッションピ
ンの最上部の下金型の鋼板受けと同一面に、ポンチの圧
入に対応してクッションピンの後退が起こる際クツンヨ
ンビンの後退に応動して角度を変更することの可能な鋼
板受けを備えたことを特徴とする複合型制振鋼板の曲げ
金型に到達したのである。

〔作　用〕

複合型制振鋼板を■プレス曲げ加工すると、本来真直で
あるべきフランジが″かもめ”状に折れ曲がるが、この
現象は単層鋼板あるいは単純重ね合わせ板では発生せず
、従って　複合型制振鋼板特有の現象であることが判る
。

本発明は、従来の曲げ金型を使用して曲げると発生する
″かもめパ現象を解決し、た新しい複合型制振鋼板用の
Ｖ曲げ用金型を提供するものであって、複合型制振鋼板
の曲げ金型は第１図に示したように、下金型本体１１と
鋼板受け１２より構成されている。

鋼板受け１２は、中央に位置したピン１３を中心に２枚
の受は板１４が回転できるようになっており、この上面
に対象となる曲げたい複合型制振鋼板４をセットするの
である。

下金型本体１１には、プレスブレーキ等により曲げた後
のＶ形になった鋼板受けを、曲げろ前の位置に復帰させ
るためのスプリング１５や図示していないストリッパボ
ルトが内蔵されている。

このような構造を有する曲げ金型の受は板上面に、複合
型制振鋼板４をセットし、ポンチ２を下降、加圧させる
と、複合型制振鋼板４と鋼板受け１２はＶ字形に曲が９
、従来フランジ部に出た°″かもめ”は発生しないので
ある。

〔実施例〕

厚さ０．１鴫のポリエチレン系粘弾性合成樹脂の層を中
にしてその両面に０．６−の薄鋼板を積層したことから
なる６０Ｘ２０ｃｍの複合型制振鋼板を用いて、曲げ加
工を行ったところ“かもめ″現象は全く現れなかった。

〔発明の効果〕

本発明によれば、複合型制振鋼板が、常に鋼板受けでサ
ポートされながら曲がることから、従来の曲げ金型の肩
部に複合型制振鋼板があたらず、集中荷重が発生しない
ことによる。

また、曲げ工程中に、スプリング力が逆圧付加としてワ
ークに作用することも″かもめ″が発生しない理由とな
っている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に従って構成した曲げ金型の断面図、第
２図は第１図の金型の作動状態を示した断面図、第３図
は従来行われていたＶ曲げ装置の概略図、第４図は従来
の■曲げ装置を使用して複合型制振鋼板を曲げた際に起
こる″かもめ゛′現象を示した概略図、第５図は従来行
われていた制振複合型鋼板の加工の一例を示した斜視図
、第６図は別の従来法を示した斜視図、第７図はさらに
別の従来例を示した斜視図である。 １　金型、２　ポンチ、３　単層鋼板、４・・複合型制
振ｔｑ板、５　欠切部、６　切り溝、７・穴、１１　下
金型本体、１２　Ｗ４板受け、１３・ピン、１４　受は
板。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）下金型本体の中央内部にスプリングに支承されて
   いるクッションピンを配し、そのクッションピンの最上
   部の下金型の鋼板受けと同一面に、ポンチの圧入に対応
   してクッションピンの後退が起こる際クッションピンの
   後退に応動して角度を変更することの可能な鋼板受けを
   備えたことを特徴とする複合型制振鋼板の曲げ金型。
2. （２）２枚の鋼板受け板材を折り曲げ可能にピンで軸支
   して角度を変更することの可能な鋼板受けを構成してい
   ることからなる特許請求の範囲第１項に記載の曲げ金型
   。