JPS62121742A - ブタジエン系重合体ゴム組成物 - Google Patents
ブタジエン系重合体ゴム組成物Info
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- JPS62121742A JPS62121742A JP25979485A JP25979485A JPS62121742A JP S62121742 A JPS62121742 A JP S62121742A JP 25979485 A JP25979485 A JP 25979485A JP 25979485 A JP25979485 A JP 25979485A JP S62121742 A JPS62121742 A JP S62121742A
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- butadiene polymer
- butadiene
- polymer
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ブタジェン系重合体ゴム組成物に関し、更に
詳細には分子鎖中に3分岐以上の分岐構造を有する分岐
状ブタジェン系重合体(A)と、分子鎖中に特定の官能
基で変性された直鎖状のブタジェン系重合体とを含有す
るブタジェン系重合体ゴム組成物に関する。
詳細には分子鎖中に3分岐以上の分岐構造を有する分岐
状ブタジェン系重合体(A)と、分子鎖中に特定の官能
基で変性された直鎖状のブタジェン系重合体とを含有す
るブタジェン系重合体ゴム組成物に関する。
従来、ブタジェン単独重合体ないしはブタジェンとスチ
レンとの共重合体などのブタジェン系重合体において、
分子鎖中に金属−炭素結合を含むものもしくは通常のカ
ップリング剤を含むものが提案されている。これらは、
主に生成重合体の低温流れ特性の改良に主眼点が置かれ
ていた。
レンとの共重合体などのブタジェン系重合体において、
分子鎖中に金属−炭素結合を含むものもしくは通常のカ
ップリング剤を含むものが提案されている。これらは、
主に生成重合体の低温流れ特性の改良に主眼点が置かれ
ていた。
一般に、この種の分岐構造を有する重合体は、同一分子
量の直鎖状重合体に比べ鎖の長さは短い。
量の直鎖状重合体に比べ鎖の長さは短い。
例えば、分岐状重合体として、3官能の分岐状重合体を
考えると、同一分子量では直鎖状重合体と比較すれば、
伸びきり鎖の長さは、2/3となる。従って、分岐状重
合体は加工性に優れるが、一方加硫に関与しない分子末
端の数も多く、発熱(ヒステリシスロス)も大きくなる
。ところが、スズ−ブタジェニル結合を有する分岐構造
の重合体は、予想に反して発熱が少ないことが判明した
。
考えると、同一分子量では直鎖状重合体と比較すれば、
伸びきり鎖の長さは、2/3となる。従って、分岐状重
合体は加工性に優れるが、一方加硫に関与しない分子末
端の数も多く、発熱(ヒステリシスロス)も大きくなる
。ところが、スズ−ブタジェニル結合を有する分岐構造
の重合体は、予想に反して発熱が少ないことが判明した
。
そして、近年、自動車の低燃費化の要求から、転がり摩
擦抵抗を小さくしウェットスキッド抵抗を大きく、かつ
破壊特性を改良するため、分子鎖中に金属−炭素結合で
分岐された高ビニル結合のブタジェン系重合体が提案さ
れている(例えば、特開昭57−55912号公報)。
擦抵抗を小さくしウェットスキッド抵抗を大きく、かつ
破壊特性を改良するため、分子鎖中に金属−炭素結合で
分岐された高ビニル結合のブタジェン系重合体が提案さ
れている(例えば、特開昭57−55912号公報)。
しかしながら、昨今のゴム業界からの高度な要求に対し
、ヒステリシスロスを任意にコントロールする要求が高
まり、従来のブタジェン系重合体ではヒステリシスロス
の歪み依存性(ペイン効果)が大きく、性能的に充分に
満足されるに至っていない。
、ヒステリシスロスを任意にコントロールする要求が高
まり、従来のブタジェン系重合体ではヒステリシスロス
の歪み依存性(ペイン効果)が大きく、性能的に充分に
満足されるに至っていない。
本発明者らは、分岐構造を有するブタジェン系重合体に
ついて鋭意検討を進めた結果、分子鎖中に3分岐以上の
分岐構造を有する分岐状ブタジェン系重合体と、分子鎖
中に特定の官能基を有する直鎖状ブタジェン系重合体と
を含有させることにより、発熱性をコントロールでき、
破壊特性に優れ、しかもペイン効果に優れた重合体ゴム
組成物が得られるばかりでなく、この組成物と他のジエ
ン系ゴムとのブレンド時の加工性および加硫速度が著し
く改良され、加硫物性も優れていることを見出し、本発
明に到達したものである。
ついて鋭意検討を進めた結果、分子鎖中に3分岐以上の
分岐構造を有する分岐状ブタジェン系重合体と、分子鎖
中に特定の官能基を有する直鎖状ブタジェン系重合体と
を含有させることにより、発熱性をコントロールでき、
破壊特性に優れ、しかもペイン効果に優れた重合体ゴム
組成物が得られるばかりでなく、この組成物と他のジエ
ン系ゴムとのブレンド時の加工性および加硫速度が著し
く改良され、加硫物性も優れていることを見出し、本発
明に到達したものである。
即ち本発明は、ゴム成分として、分岐状ブタジェン系重
合体(A)を少なくとも15重量%と、分子鎖中に下記
(イ)〜(チ)の群から選ばれた少なくとも1種の官能
基を有する直鎖状ブタジェン系重合体(B)〔以下、単
に「直鎖状ブタジェン系重合体(B)」ということがあ
る〕を少なくとも15重量%とを含有してなることを特
徴とするブタジェン系重合体ゴム組成物を提供するもの
である。
合体(A)を少なくとも15重量%と、分子鎖中に下記
(イ)〜(チ)の群から選ばれた少なくとも1種の官能
基を有する直鎖状ブタジェン系重合体(B)〔以下、単
に「直鎖状ブタジェン系重合体(B)」ということがあ
る〕を少なくとも15重量%とを含有してなることを特
徴とするブタジェン系重合体ゴム組成物を提供するもの
である。
(イ)R’ 3 M基(ここで、R1はアルキル基、ア
リール基、アリル基、アラルキル基、アルケニル基また
はエステル基であり、Mは珪素原子、ゲルマニウム原子
または錫原子である。)(ロ)(チオ)カルボニル基 (ハ)R22P−基(ここで、R2はアルキル基、了り
−ル基、アラルキル基、アルコキシ基またはエステル基
である。) (ニ)(R”Y)2P−基(ここで、Yは酸素原子また
は硫黄原子、R2は前記に同じ。。)(ホ)アミド基 (へ)イミノ基 (ト)トリアジン基 (チ) (チオ)カルボキシル基 まず、本発明の分岐状ブタジェン系重合体(A)は、分
子鎖中に3分岐以上の分岐構造を有するものであり、こ
れによってはじめて得られる組成物の低温流れ特性が良
好となり、かつ加工性も良好となるばかりでなく、破壊
強力も優れる。
リール基、アリル基、アラルキル基、アルケニル基また
はエステル基であり、Mは珪素原子、ゲルマニウム原子
または錫原子である。)(ロ)(チオ)カルボニル基 (ハ)R22P−基(ここで、R2はアルキル基、了り
−ル基、アラルキル基、アルコキシ基またはエステル基
である。) (ニ)(R”Y)2P−基(ここで、Yは酸素原子また
は硫黄原子、R2は前記に同じ。。)(ホ)アミド基 (へ)イミノ基 (ト)トリアジン基 (チ) (チオ)カルボキシル基 まず、本発明の分岐状ブタジェン系重合体(A)は、分
子鎖中に3分岐以上の分岐構造を有するものであり、こ
れによってはじめて得られる組成物の低温流れ特性が良
好となり、かつ加工性も良好となるばかりでなく、破壊
強力も優れる。
特に、得られる組成物の転勤抵抗を改良するためには、
本発明の分岐状ブタジェン系重合体中の30〜80重量
%、好ましくは40〜70重量%は、スズ−炭素結合ま
たはポリイソシアナートのカップリングにより構成され
たものが好ましい。
本発明の分岐状ブタジェン系重合体中の30〜80重量
%、好ましくは40〜70重量%は、スズ−炭素結合ま
たはポリイソシアナートのカップリングにより構成され
たものが好ましい。
本発明のブタジェン系重合体ゴム組成物に含まれる分岐
状ブタジェン系重合体(A)の割合は、15重量%以上
、好ましくは30〜80重量%であり、15重量%未満
では引張特性の点で劣り好ましくない。
状ブタジェン系重合体(A)の割合は、15重量%以上
、好ましくは30〜80重量%であり、15重量%未満
では引張特性の点で劣り好ましくない。
次に、本発明の直鎖状ブタジェン系重合体(B)は、そ
の分子中に前記(イ)〜(チ)から選ばれた少なくとも
1種の官能基を有するものである。
の分子中に前記(イ)〜(チ)から選ばれた少なくとも
1種の官能基を有するものである。
このような(イ)〜(チ)の官能基を形成する化合物と
しては、次のような化合物を挙げることができる。これ
らの化合物は、1種単独であるいは2種以上混合して用
いることができる。
しては、次のような化合物を挙げることができる。これ
らの化合物は、1種単独であるいは2種以上混合して用
いることができる。
即ち、(イ)R’ 3 M−基を形成する化合物として
は、一般式R’:1MX(ここで、R1は炭素数1−1
8のアルキル基、炭素数6〜18のアリール基、アリル
基、炭素数7〜18のアラルキル基、炭素数2〜18の
アルケニル基または炭素数1−18の脂肪族エステル基
もしくは炭素数6〜18の芳香族エステル基であり、M
は珪素原子、ゲルマニウム原子または錫原子、Xはハロ
ゲン原子またはエステル基である。)で示される化合物
であり、具体的にはモノクロロトリメチルスズ、モツプ
ロムトリメチルスズ、トリフェニルスズモノクロライド
、トリブチルスズクロライド、トリメチルシリルクロラ
イド、トリフェニルシリルクロライド、トリフェニルゲ
ルミルクロライド、トリブチルスズステアレート、トリ
フェニルスズラウレートなどである。
は、一般式R’:1MX(ここで、R1は炭素数1−1
8のアルキル基、炭素数6〜18のアリール基、アリル
基、炭素数7〜18のアラルキル基、炭素数2〜18の
アルケニル基または炭素数1−18の脂肪族エステル基
もしくは炭素数6〜18の芳香族エステル基であり、M
は珪素原子、ゲルマニウム原子または錫原子、Xはハロ
ゲン原子またはエステル基である。)で示される化合物
であり、具体的にはモノクロロトリメチルスズ、モツプ
ロムトリメチルスズ、トリフェニルスズモノクロライド
、トリブチルスズクロライド、トリメチルシリルクロラ
イド、トリフェニルシリルクロライド、トリフェニルゲ
ルミルクロライド、トリブチルスズステアレート、トリ
フェニルスズラウレートなどである。
(ロ)(チオ)カルボニル基を形成する化合物としては
、一般式 Y R1−C−X’ (ただし、R1は前記に同じ、Yは酸素原子または硫黄
原子、X′はハロゲン原子である。)で示される化合物
であり、具体的にはアセチルクロライド、ベンゾイルク
ロライド、p−ジメチルアミノベンゾイルクロライド、
p−ジメチルアミノチオベンゾイルクロライドなどであ
る。
、一般式 Y R1−C−X’ (ただし、R1は前記に同じ、Yは酸素原子または硫黄
原子、X′はハロゲン原子である。)で示される化合物
であり、具体的にはアセチルクロライド、ベンゾイルク
ロライド、p−ジメチルアミノベンゾイルクロライド、
p−ジメチルアミノチオベンゾイルクロライドなどであ
る。
(ハ)R” t P−基(ココテ、R2は炭素数l〜1
8のアルキル基、炭素数6〜18の了り−ル基、炭素数
7〜18のアラルキル基、炭素数1〜18アルコキシ基
または炭素数6〜18の脂肪族エステル基もしくは炭素
数7〜18の芳香族エステル基である。)を形成する化
合物としては、例えば一般式R冨、PX (R” 、X
は前記に同じ。)で示される化合物であり、具体的には
ジフェニルホスフィンクロライド、ジオクチルホスフィ
ンクロライドなどである。
8のアルキル基、炭素数6〜18の了り−ル基、炭素数
7〜18のアラルキル基、炭素数1〜18アルコキシ基
または炭素数6〜18の脂肪族エステル基もしくは炭素
数7〜18の芳香族エステル基である。)を形成する化
合物としては、例えば一般式R冨、PX (R” 、X
は前記に同じ。)で示される化合物であり、具体的には
ジフェニルホスフィンクロライド、ジオクチルホスフィ
ンクロライドなどである。
子、または硫黄原子、R2は前記に同じ。)を形成する
化合物としては、例えば一般式 %式% 前記に同じ。)で示される化合物であり、具体的にはジ
フェニルクロロホスフェート(ジフェニルホスフィンオ
キサイド)などである。
化合物としては、例えば一般式 %式% 前記に同じ。)で示される化合物であり、具体的にはジ
フェニルクロロホスフェート(ジフェニルホスフィンオ
キサイド)などである。
(ホ)アミド基を形成する化合物としては、例えば一般
式R” NGO(ここでR3は炭素数1〜8のアルキル
基、炭素数6〜14の芳香族基を示す。
式R” NGO(ここでR3は炭素数1〜8のアルキル
基、炭素数6〜14の芳香族基を示す。
で表される化合物であり、具体的にはメチルイソシアネ
ート、オクチルイソシアネート、フェニルイソシアネー
ト、フェニルインチオシアネートなどである。
ート、オクチルイソシアネート、フェニルイソシアネー
ト、フェニルインチオシアネートなどである。
(へ)イミノ基を形成する化合物としては、例えば一般
式R’ −C−N (ここで、R1は前記に同し。)で
示される化合物であり、具体的にはアセトニド1)−ル
、ベンゾニトリル、N−フェニルマレイミドなどである
。
式R’ −C−N (ここで、R1は前記に同し。)で
示される化合物であり、具体的にはアセトニド1)−ル
、ベンゾニトリル、N−フェニルマレイミドなどである
。
(ト)トリアジン基を形成する化合物としては、(ここ
で、R1は前記に同じ、R4はハロゲン原子、アセチル
基である。)で示される化合物であり、具体的には4−
クロロ−1,3,5−トリアジン、4−アセチル−1,
3,5−トリアジンなどである。
で、R1は前記に同じ、R4はハロゲン原子、アセチル
基である。)で示される化合物であり、具体的には4−
クロロ−1,3,5−トリアジン、4−アセチル−1,
3,5−トリアジンなどである。
(チ)(チオ)カルボキシル基を形成する化合物) と
しては、具体的には二酸化炭素、二硫化炭素、無水マレ
イン酸、無水フマル酸、無水イタコン酸などである。
しては、具体的には二酸化炭素、二硫化炭素、無水マレ
イン酸、無水フマル酸、無水イタコン酸などである。
本発明のブタジェン系重合体ゴム組成物に含まれる直鎖
状ブタジェン系重合体(B)の割合は、15重量%以上
、好ましくは30〜80重景%で型筒、15重型筒未満
では末端官能基を付与したことによるペイン効果低下効
果が少ない。
状ブタジェン系重合体(B)の割合は、15重量%以上
、好ましくは30〜80重景%で型筒、15重型筒未満
では末端官能基を付与したことによるペイン効果低下効
果が少ない。
なお、分岐状ブタジェン系重合体(A)および直鎖状ブ
タジェン系重合体(B)のブタジェン部分のビニル結合
金量は特に限定されないが、超低発熱性組成物を得るに
は該ビニル結合金量は40重量%以下が好ましく、ウェ
ットスキッド抵抗特性とのバランスを必要とする場合に
は30重量%以上、特に高グリップ性が必要な場合には
50重量%以上が好ましい。
タジェン系重合体(B)のブタジェン部分のビニル結合
金量は特に限定されないが、超低発熱性組成物を得るに
は該ビニル結合金量は40重量%以下が好ましく、ウェ
ットスキッド抵抗特性とのバランスを必要とする場合に
は30重量%以上、特に高グリップ性が必要な場合には
50重量%以上が好ましい。
また、分岐状ブタジェン系重合体(A)および直鎖状ブ
タジェン系重合体ゴム(B)中のビニル化合物の結合金
量は、0〜60重量%、好ましくは3〜45重量%であ
り、60重量%を超えると、発熱特性において劣るもの
となる。
タジェン系重合体ゴム(B)中のビニル化合物の結合金
量は、0〜60重量%、好ましくは3〜45重量%であ
り、60重量%を超えると、発熱特性において劣るもの
となる。
更に、本発明の分岐状ブタジェン系重合体(A)あるい
は直鎖状ブタジェン系重合体ゴム(B)のムーニー粘度
(M L +−4,100℃)は、好ましくは10〜1
50であり、10未満では得られる組成物の引張特性が
低下し、一方150を超えると加工性が劣り、いずれも
好ましくない。
は直鎖状ブタジェン系重合体ゴム(B)のムーニー粘度
(M L +−4,100℃)は、好ましくは10〜1
50であり、10未満では得られる組成物の引張特性が
低下し、一方150を超えると加工性が劣り、いずれも
好ましくない。
本発明の分岐状ブタジェン系重合体(A)および直鎖状
ブタジェン系重合体(B)は、ブタジェン系単量体に、
必要に応じてビニル化合物単量体とともに有機溶媒中で
、有機リチウム化合物を開始剤として溶液重合すること
によって得られる。
ブタジェン系重合体(B)は、ブタジェン系単量体に、
必要に応じてビニル化合物単量体とともに有機溶媒中で
、有機リチウム化合物を開始剤として溶液重合すること
によって得られる。
ここで、ブタジェン系単量体としては、1. 3=ブタ
ジエン、2−メチル−1,3−ブタジェン、2.3−ジ
メチル−1,3−ブタジェン、■−メチルー1. 3−
ブタジェンなどが挙げられ、l。
ジエン、2−メチル−1,3−ブタジェン、2.3−ジ
メチル−1,3−ブタジェン、■−メチルー1. 3−
ブタジェンなどが挙げられ、l。
3−ブタジェンには一部ペンタジエン、イソプレンなど
のブタジェン誘導体が含まれてもよい。このうち1,3
−ブタジェンが好ましい。
のブタジェン誘導体が含まれてもよい。このうち1,3
−ブタジェンが好ましい。
芳香族ビニル化合物としては、スチレン、p−メチルス
チレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、p−t
−ブチルスチレンなどが用いられる。このうち、スチレ
ンが好ましい。
チレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、p−t
−ブチルスチレンなどが用いられる。このうち、スチレ
ンが好ましい。
有機溶媒としては、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オ
クタン、メチルシクロペンクン、シクロヘキサン、ベン
ゼン、キシレンなどの炭化水素溶媒が用いられる。
クタン、メチルシクロペンクン、シクロヘキサン、ベン
ゼン、キシレンなどの炭化水素溶媒が用いられる。
有機リチウム化合物としては、例えばn−ブチルリチウ
ム、5ec−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム、1
.4−ジリチオブタンなどのアルキルリチウム、アルキ
レンジリチウムなどが単量体100重量部当たり0.0
2〜0.2重量部の量で用いられる。
ム、5ec−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム、1
.4−ジリチオブタンなどのアルキルリチウム、アルキ
レンジリチウムなどが単量体100重量部当たり0.0
2〜0.2重量部の量で用いられる。
また、この際、ミクロ構造、即ちブタジェン部分のビニ
ル結合金量の調節剤としてルイス塩基、例えばエーテル
、アミンなど、具体的にはジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、プロピルエーテル、ブチルエーテル、高級
エーテル、またエチレングリコールジブチルエーテル、
ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレング
リコールジブチルエーテル、トリエチレングリコールジ
メチルエーテルなどのポリエチレングリコールのエーテ
ル誘導体、アミンとしてはテトラメチルエチレンジアミ
ン、ピリジン、トリブチルアミンなどの第3級アミンな
どが挙げられ、溶媒とともに用いられる。
ル結合金量の調節剤としてルイス塩基、例えばエーテル
、アミンなど、具体的にはジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、プロピルエーテル、ブチルエーテル、高級
エーテル、またエチレングリコールジブチルエーテル、
ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレング
リコールジブチルエーテル、トリエチレングリコールジ
メチルエーテルなどのポリエチレングリコールのエーテ
ル誘導体、アミンとしてはテトラメチルエチレンジアミ
ン、ピリジン、トリブチルアミンなどの第3級アミンな
どが挙げられ、溶媒とともに用いられる。
更に、重合反応は、通常、−30℃〜+150℃で実施
される。特に、後記するカップリング反応を考慮すれば
、1)0℃以下が好ましい。
される。特に、後記するカップリング反応を考慮すれば
、1)0℃以下が好ましい。
また、重合は、一定温度にコントロールして実施しても
、また熱除去をしないで上昇温度下にて実施してもよい
。
、また熱除去をしないで上昇温度下にて実施してもよい
。
本発明で適用されるブタジェン系重合体の一般的な製造
方法は以上の通りであるが、分岐状ブタジェン系重合体
(A)および直鎖状ブタジェン系重合体(B)を製造す
るには、以下の特定の処方が必要である。
方法は以上の通りであるが、分岐状ブタジェン系重合体
(A)および直鎖状ブタジェン系重合体(B)を製造す
るには、以下の特定の処方が必要である。
まず、分岐状ブタジェン系重合体を製造するには、前記
の如く炭化水素溶媒中で有機リチウム化合物を開始剤と
して用い、例えば特公昭36−15386号公報などに
示される方法により所望の分子量の直鎖状ブタジェン系
重合体をつくり、次いで所定の比率の3官能以上の多官
能性のカップリング剤を加えることにより得られる。
の如く炭化水素溶媒中で有機リチウム化合物を開始剤と
して用い、例えば特公昭36−15386号公報などに
示される方法により所望の分子量の直鎖状ブタジェン系
重合体をつくり、次いで所定の比率の3官能以上の多官
能性のカップリング剤を加えることにより得られる。
カンプリング剤は、アニオン重合により生成した末端リ
ビングポリマーと反応する。従って、反応が定量的に進
むカップリング剤の添加量は、n個のカップリング可能
な基を有するカップリング剤の場合、末端リビングポリ
マー1モルに対して1/nモル量を加えることによりほ
ぼ100%カンプリングが行われる。全カップリング剤
中の3官能以上の多官能以上のカップリング剤を、本発
明で限定された重合体となるようなモル比で用いればよ
い。
ビングポリマーと反応する。従って、反応が定量的に進
むカップリング剤の添加量は、n個のカップリング可能
な基を有するカップリング剤の場合、末端リビングポリ
マー1モルに対して1/nモル量を加えることによりほ
ぼ100%カンプリングが行われる。全カップリング剤
中の3官能以上の多官能以上のカップリング剤を、本発
明で限定された重合体となるようなモル比で用いればよ
い。
従って、本発明の分岐状ブタジェン系重合体(A)を得
るためには、例えばカップリング剤としてポリハライド
化合物の例として四塩化スズや四塩化珪素を用いた場合
、いずれも4個のカップリング可能な基を有するので、
開始剤として有効に用いられる有機リチウム化合物1モ
ルに対して、四塩化スズおよび四塩化珪素のいずれかま
たは合計量として0.0375モル以上の量を用い、同
時にあるいは別々に加えてカップリング反応を行えばよ
い。
るためには、例えばカップリング剤としてポリハライド
化合物の例として四塩化スズや四塩化珪素を用いた場合
、いずれも4個のカップリング可能な基を有するので、
開始剤として有効に用いられる有機リチウム化合物1モ
ルに対して、四塩化スズおよび四塩化珪素のいずれかま
たは合計量として0.0375モル以上の量を用い、同
時にあるいは別々に加えてカップリング反応を行えばよ
い。
なお、分岐状ブタジェン系重合体(A)を作製するに際
し、リビングポリマーとカップリング化合物とのカップ
リング結合を、例えばカップリング化合物を構成する金
属とブタジェンとの結合、即ち金属−ブタジェニル結合
にするには、三官能以上のカップリング剤を用い、カッ
プリング反応を起こさせる直前に少量の1.3−ブタジ
ェン(有機リチウム化合物のリチウム1g原子当量当た
り0.5〜100モル)を加えることにより得られる。
し、リビングポリマーとカップリング化合物とのカップ
リング結合を、例えばカップリング化合物を構成する金
属とブタジェンとの結合、即ち金属−ブタジェニル結合
にするには、三官能以上のカップリング剤を用い、カッ
プリング反応を起こさせる直前に少量の1.3−ブタジ
ェン(有機リチウム化合物のリチウム1g原子当量当た
り0.5〜100モル)を加えることにより得られる。
なお、3官能以上の多官能性のカップリング剤としては
、ポリハライド化合物、例えばテトラクロロスズ、トリ
クロロメチルスズ、テトラブロムスズ、ビストリクロロ
スタニルエタンなどのハロゲン化スズ化合物;珪素、ゲ
ルマニウム、鉛、硼素などのポリハロゲン化物:ヘキサ
クロロフォスフアゼン、五塩化燐、三塩化燐、ポリエポ
キシド、例えばエポキシ化大豆油、トリグリシジルアミ
ノフェノール、テトラグリシジルアミノジフェニルメタ
ン;ポリイソシアネート、例えばトルエンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネート、メチレンジイ
ソシアネート、イソホロンジイソシアネート、クルード
メチレンフェニルイソシアネート、芳香族トリイソシア
ネート、芳香族テトライソシアネート、芳香族オリゴイ
ソシアネート;ポリハロゲン化炭素、例えば四塩化炭素
、テトラクロロエタンなどの四ハロゲン化炭素、クロロ
ホルム、トリクレンなどのトリハロゲン化炭素;ポリエ
ステル、例えばアジピン酸ジエステル、テレフタル酸ジ
エステル、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズジ
アセテートなどが用いられる。
、ポリハライド化合物、例えばテトラクロロスズ、トリ
クロロメチルスズ、テトラブロムスズ、ビストリクロロ
スタニルエタンなどのハロゲン化スズ化合物;珪素、ゲ
ルマニウム、鉛、硼素などのポリハロゲン化物:ヘキサ
クロロフォスフアゼン、五塩化燐、三塩化燐、ポリエポ
キシド、例えばエポキシ化大豆油、トリグリシジルアミ
ノフェノール、テトラグリシジルアミノジフェニルメタ
ン;ポリイソシアネート、例えばトルエンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネート、メチレンジイ
ソシアネート、イソホロンジイソシアネート、クルード
メチレンフェニルイソシアネート、芳香族トリイソシア
ネート、芳香族テトライソシアネート、芳香族オリゴイ
ソシアネート;ポリハロゲン化炭素、例えば四塩化炭素
、テトラクロロエタンなどの四ハロゲン化炭素、クロロ
ホルム、トリクレンなどのトリハロゲン化炭素;ポリエ
ステル、例えばアジピン酸ジエステル、テレフタル酸ジ
エステル、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズジ
アセテートなどが用いられる。
これらのカップリング剤のうち、得られるゴム組成物の
転勤抵抗性を改善するためには、特にスズ化合物あるい
はポリイソシアネートが好ましい。
転勤抵抗性を改善するためには、特にスズ化合物あるい
はポリイソシアネートが好ましい。
次に、直鎖状ブタジェン系重合体(B)を製造するには
、前記の如く炭化水素溶媒中で有機リチウム化合物を開
始剤として用い、例えば前記と同様に特公昭36−15
386号公報などに示される方法により所望の分子量の
直鎖状ブタジェン系重合体をつくり、次いで所定の比率
の前記(イ)〜(チ)の官能基を有する化合物(以下、
単に「官能基形成化合物」ということがある)を加える
ことにより得られる。
、前記の如く炭化水素溶媒中で有機リチウム化合物を開
始剤として用い、例えば前記と同様に特公昭36−15
386号公報などに示される方法により所望の分子量の
直鎖状ブタジェン系重合体をつくり、次いで所定の比率
の前記(イ)〜(チ)の官能基を有する化合物(以下、
単に「官能基形成化合物」ということがある)を加える
ことにより得られる。
官能基形成化合物は、アニオン重合により生成した末端
リビングポリマーと反応する。従って、反応が定量的に
進む官能基形成化合物の添加量は、n個(1〜2個)の
官能基を有する官能基形成化合物の場合、末端リビング
ポリマー1モルに対してl / nモル量を加えること
により官能基がほぼ100%該リビングポリマーに導入
される。
リビングポリマーと反応する。従って、反応が定量的に
進む官能基形成化合物の添加量は、n個(1〜2個)の
官能基を有する官能基形成化合物の場合、末端リビング
ポリマー1モルに対してl / nモル量を加えること
により官能基がほぼ100%該リビングポリマーに導入
される。
全官能基形成化合物中の本発明の官能基形成化合物を、
本発明で限定された重合体となるようなモル比で用いれ
ばよい。
本発明で限定された重合体となるようなモル比で用いれ
ばよい。
従って、本発明の直線状ブタジェン系重合体′(B)を
得るためには、例えば官能基形成化合物としてモノクロ
ロトリメチル錫やモノクロロトリメチル珪素を用いた場
合、いずれも1個のカップリング可能な官能基を有する
ので、開始剤として有効に用いられる有機リチウム化合
物1モルに対して、モノクロロトリメチル錫およびモノ
クロロトリメチル珪素のいずれかまたは合計量として0
.15モル以上の量を用い、同時にあるいは別々に加え
てカップリング反応を行えばよい。
得るためには、例えば官能基形成化合物としてモノクロ
ロトリメチル錫やモノクロロトリメチル珪素を用いた場
合、いずれも1個のカップリング可能な官能基を有する
ので、開始剤として有効に用いられる有機リチウム化合
物1モルに対して、モノクロロトリメチル錫およびモノ
クロロトリメチル珪素のいずれかまたは合計量として0
.15モル以上の量を用い、同時にあるいは別々に加え
てカップリング反応を行えばよい。
なお、直鎖状ブタジェン系重合体(B)を作製するに際
し、リビングポリマーと官能基形成化合物との結合を、
例えば官能基形成化合物を構成する金属とブタジェンと
の結合、即ち金属−ブタジェニル結合にするには、官能
基形成化合物を用い、反応を起こさせる直前に少量の1
.3−ブタジェン(有機リチウム化合物のリチウム1g
原子当量光たり0.5〜100モル)をカロえることに
より得られる。金属以外の官能基を選択的に1官能で反
応させる場合には、スチリルアニオンの形にして反応す
ることもできる。
し、リビングポリマーと官能基形成化合物との結合を、
例えば官能基形成化合物を構成する金属とブタジェンと
の結合、即ち金属−ブタジェニル結合にするには、官能
基形成化合物を用い、反応を起こさせる直前に少量の1
.3−ブタジェン(有機リチウム化合物のリチウム1g
原子当量光たり0.5〜100モル)をカロえることに
より得られる。金属以外の官能基を選択的に1官能で反
応させる場合には、スチリルアニオンの形にして反応す
ることもできる。
なお、本発明の分岐状ブタジェン系重合体(A)と直鎖
状ブタジェン系重合体(B)とを含有する組成物を作製
するには、両者を別々に作製したものを混合してもよい
し、またブタジェン系単量体の重合反応が完了した後、
まず前記カップリング剤を重合反応系に添加してカップ
リング反応させ、引き続き該反応系内に前記官能基形成
化合物を添加することにより、分岐状ブタジェン系重合
体(A)と直鎖状ブタジェン系重合体(B)との混合物
を調製してもよい。
状ブタジェン系重合体(B)とを含有する組成物を作製
するには、両者を別々に作製したものを混合してもよい
し、またブタジェン系単量体の重合反応が完了した後、
まず前記カップリング剤を重合反応系に添加してカップ
リング反応させ、引き続き該反応系内に前記官能基形成
化合物を添加することにより、分岐状ブタジェン系重合
体(A)と直鎖状ブタジェン系重合体(B)との混合物
を調製してもよい。
このようにして得られた組成物溶液は、必要なら油展し
、常法に従い分離、回収、後処理することによって、固
体状の組成物が得られる。
、常法に従い分離、回収、後処理することによって、固
体状の組成物が得られる。
本発明のブタジェン系重合体ゴム組成物には、他のジエ
ン系ゴム、例えば天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリ
ブタジェンゴム、乳化重合スチレン−ブタジェンゴムな
どをブレンドしてゴム組成物として使用することができ
る。この場合、本発明のブタジェン系重合体(A)、(
B)の含有量は、′各々15重量%以上とすることが、
前記の如く本発明の効果を奏する上から必要である。
ン系ゴム、例えば天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリ
ブタジェンゴム、乳化重合スチレン−ブタジェンゴムな
どをブレンドしてゴム組成物として使用することができ
る。この場合、本発明のブタジェン系重合体(A)、(
B)の含有量は、′各々15重量%以上とすることが、
前記の如く本発明の効果を奏する上から必要である。
更に、必要ならば油展し、通常の加硫ゴム用配合剤を加
え、加硫を行いタイヤをはじめ、防振ゴム、ベルト、ホ
ース、その他工業用品の用途に用いられる。
え、加硫を行いタイヤをはじめ、防振ゴム、ベルト、ホ
ース、その他工業用品の用途に用いられる。
(実施例〕
以下、実施例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、
本発明の主旨を超えない限り、本発明がかかる実施例に
より限定されるものではない。
本発明の主旨を超えない限り、本発明がかかる実施例に
より限定されるものではない。
なお、実施例中において、部および%は、特に断らない
限り重量基準である。また、実施例中の各種測定は、下
記の方法に拠った。
限り重量基準である。また、実施例中の各種測定は、下
記の方法に拠った。
即ち、分岐状重合体の分岐数は、ゲルパーミェーション
クロマトグラフィー(G P C)の各々のピークトッ
プの分子量より計算Qた。
クロマトグラフィー(G P C)の各々のピークトッ
プの分子量より計算Qた。
ビニル結合金量は、赤外法(モレロ法)によって求めた
。また、結合スチレン含量は、699cm−1のフェニ
ル基の吸収に基づいた赤外法による検量線から求めた。
。また、結合スチレン含量は、699cm−1のフェニ
ル基の吸収に基づいた赤外法による検量線から求めた。
ムーニー粘度(ML、、、 、100℃)は、JIS
K6300に準じて測定した。
K6300に準じて測定した。
発熱特性については、グツドリッチフレクツメーターに
よるΔTにより評価した。
よるΔTにより評価した。
加工性については、混煉り後のダンプゴムのまとまりお
よび光沢の外観目視検査により評価した。
よび光沢の外観目視検査により評価した。
引張強度(引張特性)は、JIS K6301に従っ
て求めた。
て求めた。
ペイン効果については、RMS製、メカニカルスペクト
ロメーターで測定した50℃でのtanδの歪み曲線の
tanδの極大値と最小値との差(Δtanδ)を求め
た。また、15Hz、1%歪みでのtanδの温度分散
曲線より、tanδ(0℃)およびtanδ(30℃)
を求めた。
ロメーターで測定した50℃でのtanδの歪み曲線の
tanδの極大値と最小値との差(Δtanδ)を求め
た。また、15Hz、1%歪みでのtanδの温度分散
曲線より、tanδ(0℃)およびtanδ(30℃)
を求めた。
実施例1−10および比較例1〜2
10/の反応器に、第1表に示す処方に従ってシクロヘ
キサン、単量体、テトラヒドロフランを仕込んだ後、第
1表に示す重合開始剤を用いて20〜90℃で1,5時
間重合を行った。
キサン、単量体、テトラヒドロフランを仕込んだ後、第
1表に示す重合開始剤を用いて20〜90℃で1,5時
間重合を行った。
次いで、第1表に示す種類および量のカップリング剤あ
るいは官能基形成化合物を添加して、カップリング反応
あるいは官能基導入反応を60℃、30分間行った。重
合体溶液に2.6−シーt−プチルーp−クレゾール3
.5gを添加後、スチームストリッピングにより脱溶媒
を実施し、更に1)0℃熱ロールで乾燥して重合体を得
た。得られた重合体の性質を、併せ第1表に示す。
るいは官能基形成化合物を添加して、カップリング反応
あるいは官能基導入反応を60℃、30分間行った。重
合体溶液に2.6−シーt−プチルーp−クレゾール3
.5gを添加後、スチームストリッピングにより脱溶媒
を実施し、更に1)0℃熱ロールで乾燥して重合体を得
た。得られた重合体の性質を、併せ第1表に示す。
次いで、この重合体を用いて下記に示す配合処方に従っ
て、230 ccブラベンダーおよび6インチロールで
混煉り配合した後、145℃で20分間加硫を行った加
硫物を用いて各種測定を行った。
て、230 ccブラベンダーおよび6インチロールで
混煉り配合した後、145℃で20分間加硫を行った加
硫物を用いて各種測定を行った。
その結果を第2表に示す。
■丘処1 (部)ポリマー
100カーボンブラツク(HAF
) 50亜鉛華
3ステアリン酸 l老化
防止剤(810NA) ” 1加硫促進剤(
DPG)” 0.8〃 (DM>”
0.6硫黄
1.5*1)N−フェニル−N′−イソプ
ロピル−p−フェニレンジアミン *2)ジフェニルグアニジン *3)ベンゾチアジルジスルフィド (以下余白) 〔発明の効果〕 本発明のブタジェン系重合体ゴム組成物は、発熱性をコ
ントロールでき、破壊特性に優れ、しかもペイン効果に
優れた組成物であり、またこの組成物と他のジエン系ゴ
ムとをブレンドするとブレンド時の加工性が著しく改良
され、加硫物性にも優れている。
100カーボンブラツク(HAF
) 50亜鉛華
3ステアリン酸 l老化
防止剤(810NA) ” 1加硫促進剤(
DPG)” 0.8〃 (DM>”
0.6硫黄
1.5*1)N−フェニル−N′−イソプ
ロピル−p−フェニレンジアミン *2)ジフェニルグアニジン *3)ベンゾチアジルジスルフィド (以下余白) 〔発明の効果〕 本発明のブタジェン系重合体ゴム組成物は、発熱性をコ
ントロールでき、破壊特性に優れ、しかもペイン効果に
優れた組成物であり、またこの組成物と他のジエン系ゴ
ムとをブレンドするとブレンド時の加工性が著しく改良
され、加硫物性にも優れている。
Claims (2)
- (1)ゴム成分として、分岐状ブタジエン系重合体(A
)を少なくとも15重量%と、分子鎖中に下記(イ)〜
(チ)の群から選ばれた少なくとも1種の官能基を有す
る直鎖状ブタジエン系重合体(B)を少なくとも15重
量%とを含有してなることを特徴とするブタジエン系重
合体ゴム組成物。 (イ)R^1_3M基(ここで、R^1はアルキル基、
アリール基、アリル基、アラルキル基、アルケニル基ま
たはエステル基であり、Mは珪素原子、ゲルマニウム原
子または錫原子である。) (ロ)(チオ)カルボニル基 (ハ)R^2_2P−基(ここで、R^2はアルキル基
、アリール基、アラルキル基、アルコキシ基またはエス
テル基である。) (ニ)▲数式、化学式、表等があります▼基(ここで、
Yは酸素原 子または硫黄原子、R^2は前記に同じ。)(ホ)アミ
ド基 (ヘ)イミノ基 (ト)トリアジン基 (チ)(チオ)カルボキシル基 - (2)分岐状ブタジエン系重合体(A)および直鎖状ブ
タジエン系重合体(B)が有機リチウム化合物を開始剤
として重合されてなる特許請求の範囲第1項記載のブタ
ジエン系重合体ゴム組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60259794A JPH0649800B2 (ja) | 1985-11-21 | 1985-11-21 | ブタジエン系重合体ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60259794A JPH0649800B2 (ja) | 1985-11-21 | 1985-11-21 | ブタジエン系重合体ゴム組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62121742A true JPS62121742A (ja) | 1987-06-03 |
JPH0649800B2 JPH0649800B2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=17339082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60259794A Expired - Lifetime JPH0649800B2 (ja) | 1985-11-21 | 1985-11-21 | ブタジエン系重合体ゴム組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649800B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002284933A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-10-03 | Asahi Kasei Corp | 変性共役ジエン系重合体組成物及びゴム組成物 |
JP2012090980A (ja) * | 2010-10-25 | 2012-05-17 | Acushnet Co | ゴルフボールにおいて使用するための直鎖状および分岐鎖状の、ネオジム−触媒を用いて製造したゴム処方物のブレンド |
US9427628B2 (en) | 2010-10-25 | 2016-08-30 | Acushnet Company | Blends of linear and branched neodymium-catalyzed rubber formulations for use in golf balls |
CN106977629A (zh) * | 2016-01-19 | 2017-07-25 | 韩华道达尔有限公司 | 有效利用并联聚合反应器的共轭二烯系高分子的制造方法 |
JP2017128713A (ja) * | 2016-01-21 | 2017-07-27 | ハンファ トータル ペトロケミカル カンパニー リミテッド | 変性共役ジエン系重合体の製造方法及びこの方法により製造された重合体を用いたゴム組成物 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58122939A (ja) * | 1982-01-19 | 1983-07-21 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | ゴム組成物 |
JPS58225140A (ja) * | 1982-06-25 | 1983-12-27 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 高硬度のゴム組成物 |
JPS5924733A (ja) * | 1982-07-31 | 1984-02-08 | Bridgestone Corp | タイヤトレツドゴム組成物 |
JPS6289704A (ja) * | 1985-10-15 | 1987-04-24 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 改良されたゴム状重合体の製造方法 |
-
1985
- 1985-11-21 JP JP60259794A patent/JPH0649800B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58122939A (ja) * | 1982-01-19 | 1983-07-21 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | ゴム組成物 |
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Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002284933A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-10-03 | Asahi Kasei Corp | 変性共役ジエン系重合体組成物及びゴム組成物 |
JP2012090980A (ja) * | 2010-10-25 | 2012-05-17 | Acushnet Co | ゴルフボールにおいて使用するための直鎖状および分岐鎖状の、ネオジム−触媒を用いて製造したゴム処方物のブレンド |
US9205307B2 (en) | 2010-10-25 | 2015-12-08 | Acushnet Company | Blends of linear and branched neodymium-catalyzed rubber formulations for use in golf balls |
US9427628B2 (en) | 2010-10-25 | 2016-08-30 | Acushnet Company | Blends of linear and branched neodymium-catalyzed rubber formulations for use in golf balls |
CN106977629A (zh) * | 2016-01-19 | 2017-07-25 | 韩华道达尔有限公司 | 有效利用并联聚合反应器的共轭二烯系高分子的制造方法 |
JP2017128711A (ja) * | 2016-01-19 | 2017-07-27 | ハンファ トータル ペトロケミカル カンパニー リミテッド | 並列重合反応器を活用した共役ジエン系高分子の製造方法 |
JP2017128713A (ja) * | 2016-01-21 | 2017-07-27 | ハンファ トータル ペトロケミカル カンパニー リミテッド | 変性共役ジエン系重合体の製造方法及びこの方法により製造された重合体を用いたゴム組成物 |
CN106987039A (zh) * | 2016-01-21 | 2017-07-28 | 韩华道达尔有限公司 | 改性共轭二烯系聚合物的制造方法及使用了通过该方法制造的聚合物的橡胶组合物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0649800B2 (ja) | 1994-06-29 |
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