JPS62121742A - ブタジエン系重合体ゴム組成物 - Google Patents

ブタジエン系重合体ゴム組成物

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JPS62121742A
JPS62121742A JP25979485A JP25979485A JPS62121742A JP S62121742 A JPS62121742 A JP S62121742A JP 25979485 A JP25979485 A JP 25979485A JP 25979485 A JP25979485 A JP 25979485A JP S62121742 A JPS62121742 A JP S62121742A
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butadiene
polymer
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Mitsuhiko Sakakibara
満彦 榊原
Fumio Tsutsumi
堤 文雄
Noboru Shimada
嶋田 昇
Akihiko Morikawa
明彦 森川
Tatsuro Hamada
達郎 濱田
Masayuki Ohashi
大橋 昌行
Tatsuo Fujimaki
藤巻 達雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ブタジェン系重合体ゴム組成物に関し、更に
詳細には分子鎖中に3分岐以上の分岐構造を有する分岐
状ブタジェン系重合体(A)と、分子鎖中に特定の官能
基で変性された直鎖状のブタジェン系重合体とを含有す
るブタジェン系重合体ゴム組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来、ブタジェン単独重合体ないしはブタジェンとスチ
レンとの共重合体などのブタジェン系重合体において、
分子鎖中に金属−炭素結合を含むものもしくは通常のカ
ップリング剤を含むものが提案されている。これらは、
主に生成重合体の低温流れ特性の改良に主眼点が置かれ
ていた。
一般に、この種の分岐構造を有する重合体は、同一分子
量の直鎖状重合体に比べ鎖の長さは短い。
例えば、分岐状重合体として、3官能の分岐状重合体を
考えると、同一分子量では直鎖状重合体と比較すれば、
伸びきり鎖の長さは、2/3となる。従って、分岐状重
合体は加工性に優れるが、一方加硫に関与しない分子末
端の数も多く、発熱(ヒステリシスロス)も大きくなる
。ところが、スズ−ブタジェニル結合を有する分岐構造
の重合体は、予想に反して発熱が少ないことが判明した
そして、近年、自動車の低燃費化の要求から、転がり摩
擦抵抗を小さくしウェットスキッド抵抗を大きく、かつ
破壊特性を改良するため、分子鎖中に金属−炭素結合で
分岐された高ビニル結合のブタジェン系重合体が提案さ
れている(例えば、特開昭57−55912号公報)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、昨今のゴム業界からの高度な要求に対し
、ヒステリシスロスを任意にコントロールする要求が高
まり、従来のブタジェン系重合体ではヒステリシスロス
の歪み依存性(ペイン効果)が大きく、性能的に充分に
満足されるに至っていない。
本発明者らは、分岐構造を有するブタジェン系重合体に
ついて鋭意検討を進めた結果、分子鎖中に3分岐以上の
分岐構造を有する分岐状ブタジェン系重合体と、分子鎖
中に特定の官能基を有する直鎖状ブタジェン系重合体と
を含有させることにより、発熱性をコントロールでき、
破壊特性に優れ、しかもペイン効果に優れた重合体ゴム
組成物が得られるばかりでなく、この組成物と他のジエ
ン系ゴムとのブレンド時の加工性および加硫速度が著し
く改良され、加硫物性も優れていることを見出し、本発
明に到達したものである。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち本発明は、ゴム成分として、分岐状ブタジェン系重
合体(A)を少なくとも15重量%と、分子鎖中に下記
(イ)〜(チ)の群から選ばれた少なくとも1種の官能
基を有する直鎖状ブタジェン系重合体(B)〔以下、単
に「直鎖状ブタジェン系重合体(B)」ということがあ
る〕を少なくとも15重量%とを含有してなることを特
徴とするブタジェン系重合体ゴム組成物を提供するもの
である。
(イ)R’ 3 M基(ここで、R1はアルキル基、ア
リール基、アリル基、アラルキル基、アルケニル基また
はエステル基であり、Mは珪素原子、ゲルマニウム原子
または錫原子である。)(ロ)(チオ)カルボニル基 (ハ)R22P−基(ここで、R2はアルキル基、了り
−ル基、アラルキル基、アルコキシ基またはエステル基
である。) (ニ)(R”Y)2P−基(ここで、Yは酸素原子また
は硫黄原子、R2は前記に同じ。。)(ホ)アミド基 (へ)イミノ基 (ト)トリアジン基 (チ) (チオ)カルボキシル基 まず、本発明の分岐状ブタジェン系重合体(A)は、分
子鎖中に3分岐以上の分岐構造を有するものであり、こ
れによってはじめて得られる組成物の低温流れ特性が良
好となり、かつ加工性も良好となるばかりでなく、破壊
強力も優れる。
特に、得られる組成物の転勤抵抗を改良するためには、
本発明の分岐状ブタジェン系重合体中の30〜80重量
%、好ましくは40〜70重量%は、スズ−炭素結合ま
たはポリイソシアナートのカップリングにより構成され
たものが好ましい。
本発明のブタジェン系重合体ゴム組成物に含まれる分岐
状ブタジェン系重合体(A)の割合は、15重量%以上
、好ましくは30〜80重量%であり、15重量%未満
では引張特性の点で劣り好ましくない。
次に、本発明の直鎖状ブタジェン系重合体(B)は、そ
の分子中に前記(イ)〜(チ)から選ばれた少なくとも
1種の官能基を有するものである。
このような(イ)〜(チ)の官能基を形成する化合物と
しては、次のような化合物を挙げることができる。これ
らの化合物は、1種単独であるいは2種以上混合して用
いることができる。
即ち、(イ)R’ 3 M−基を形成する化合物として
は、一般式R’:1MX(ここで、R1は炭素数1−1
8のアルキル基、炭素数6〜18のアリール基、アリル
基、炭素数7〜18のアラルキル基、炭素数2〜18の
アルケニル基または炭素数1−18の脂肪族エステル基
もしくは炭素数6〜18の芳香族エステル基であり、M
は珪素原子、ゲルマニウム原子または錫原子、Xはハロ
ゲン原子またはエステル基である。)で示される化合物
であり、具体的にはモノクロロトリメチルスズ、モツプ
ロムトリメチルスズ、トリフェニルスズモノクロライド
、トリブチルスズクロライド、トリメチルシリルクロラ
イド、トリフェニルシリルクロライド、トリフェニルゲ
ルミルクロライド、トリブチルスズステアレート、トリ
フェニルスズラウレートなどである。
(ロ)(チオ)カルボニル基を形成する化合物としては
、一般式    Y R1−C−X’ (ただし、R1は前記に同じ、Yは酸素原子または硫黄
原子、X′はハロゲン原子である。)で示される化合物
であり、具体的にはアセチルクロライド、ベンゾイルク
ロライド、p−ジメチルアミノベンゾイルクロライド、
p−ジメチルアミノチオベンゾイルクロライドなどであ
る。
(ハ)R” t P−基(ココテ、R2は炭素数l〜1
8のアルキル基、炭素数6〜18の了り−ル基、炭素数
7〜18のアラルキル基、炭素数1〜18アルコキシ基
または炭素数6〜18の脂肪族エステル基もしくは炭素
数7〜18の芳香族エステル基である。)を形成する化
合物としては、例えば一般式R冨、PX (R” 、X
は前記に同じ。)で示される化合物であり、具体的には
ジフェニルホスフィンクロライド、ジオクチルホスフィ
ンクロライドなどである。
子、または硫黄原子、R2は前記に同じ。)を形成する
化合物としては、例えば一般式 %式% 前記に同じ。)で示される化合物であり、具体的にはジ
フェニルクロロホスフェート(ジフェニルホスフィンオ
キサイド)などである。
(ホ)アミド基を形成する化合物としては、例えば一般
式R” NGO(ここでR3は炭素数1〜8のアルキル
基、炭素数6〜14の芳香族基を示す。
で表される化合物であり、具体的にはメチルイソシアネ
ート、オクチルイソシアネート、フェニルイソシアネー
ト、フェニルインチオシアネートなどである。
(へ)イミノ基を形成する化合物としては、例えば一般
式R’ −C−N (ここで、R1は前記に同し。)で
示される化合物であり、具体的にはアセトニド1)−ル
、ベンゾニトリル、N−フェニルマレイミドなどである
(ト)トリアジン基を形成する化合物としては、(ここ
で、R1は前記に同じ、R4はハロゲン原子、アセチル
基である。)で示される化合物であり、具体的には4−
クロロ−1,3,5−トリアジン、4−アセチル−1,
3,5−トリアジンなどである。
(チ)(チオ)カルボキシル基を形成する化合物) と
しては、具体的には二酸化炭素、二硫化炭素、無水マレ
イン酸、無水フマル酸、無水イタコン酸などである。
本発明のブタジェン系重合体ゴム組成物に含まれる直鎖
状ブタジェン系重合体(B)の割合は、15重量%以上
、好ましくは30〜80重景%で型筒、15重型筒未満
では末端官能基を付与したことによるペイン効果低下効
果が少ない。
なお、分岐状ブタジェン系重合体(A)および直鎖状ブ
タジェン系重合体(B)のブタジェン部分のビニル結合
金量は特に限定されないが、超低発熱性組成物を得るに
は該ビニル結合金量は40重量%以下が好ましく、ウェ
ットスキッド抵抗特性とのバランスを必要とする場合に
は30重量%以上、特に高グリップ性が必要な場合には
50重量%以上が好ましい。
また、分岐状ブタジェン系重合体(A)および直鎖状ブ
タジェン系重合体ゴム(B)中のビニル化合物の結合金
量は、0〜60重量%、好ましくは3〜45重量%であ
り、60重量%を超えると、発熱特性において劣るもの
となる。
更に、本発明の分岐状ブタジェン系重合体(A)あるい
は直鎖状ブタジェン系重合体ゴム(B)のムーニー粘度
(M L +−4,100℃)は、好ましくは10〜1
50であり、10未満では得られる組成物の引張特性が
低下し、一方150を超えると加工性が劣り、いずれも
好ましくない。
本発明の分岐状ブタジェン系重合体(A)および直鎖状
ブタジェン系重合体(B)は、ブタジェン系単量体に、
必要に応じてビニル化合物単量体とともに有機溶媒中で
、有機リチウム化合物を開始剤として溶液重合すること
によって得られる。
ここで、ブタジェン系単量体としては、1. 3=ブタ
ジエン、2−メチル−1,3−ブタジェン、2.3−ジ
メチル−1,3−ブタジェン、■−メチルー1. 3−
ブタジェンなどが挙げられ、l。
3−ブタジェンには一部ペンタジエン、イソプレンなど
のブタジェン誘導体が含まれてもよい。このうち1,3
−ブタジェンが好ましい。
芳香族ビニル化合物としては、スチレン、p−メチルス
チレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、p−t
−ブチルスチレンなどが用いられる。このうち、スチレ
ンが好ましい。
有機溶媒としては、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オ
クタン、メチルシクロペンクン、シクロヘキサン、ベン
ゼン、キシレンなどの炭化水素溶媒が用いられる。
有機リチウム化合物としては、例えばn−ブチルリチウ
ム、5ec−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム、1
.4−ジリチオブタンなどのアルキルリチウム、アルキ
レンジリチウムなどが単量体100重量部当たり0.0
2〜0.2重量部の量で用いられる。
また、この際、ミクロ構造、即ちブタジェン部分のビニ
ル結合金量の調節剤としてルイス塩基、例えばエーテル
、アミンなど、具体的にはジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、プロピルエーテル、ブチルエーテル、高級
エーテル、またエチレングリコールジブチルエーテル、
ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレング
リコールジブチルエーテル、トリエチレングリコールジ
メチルエーテルなどのポリエチレングリコールのエーテ
ル誘導体、アミンとしてはテトラメチルエチレンジアミ
ン、ピリジン、トリブチルアミンなどの第3級アミンな
どが挙げられ、溶媒とともに用いられる。
更に、重合反応は、通常、−30℃〜+150℃で実施
される。特に、後記するカップリング反応を考慮すれば
、1)0℃以下が好ましい。
また、重合は、一定温度にコントロールして実施しても
、また熱除去をしないで上昇温度下にて実施してもよい
本発明で適用されるブタジェン系重合体の一般的な製造
方法は以上の通りであるが、分岐状ブタジェン系重合体
(A)および直鎖状ブタジェン系重合体(B)を製造す
るには、以下の特定の処方が必要である。
まず、分岐状ブタジェン系重合体を製造するには、前記
の如く炭化水素溶媒中で有機リチウム化合物を開始剤と
して用い、例えば特公昭36−15386号公報などに
示される方法により所望の分子量の直鎖状ブタジェン系
重合体をつくり、次いで所定の比率の3官能以上の多官
能性のカップリング剤を加えることにより得られる。
カンプリング剤は、アニオン重合により生成した末端リ
ビングポリマーと反応する。従って、反応が定量的に進
むカップリング剤の添加量は、n個のカップリング可能
な基を有するカップリング剤の場合、末端リビングポリ
マー1モルに対して1/nモル量を加えることによりほ
ぼ100%カンプリングが行われる。全カップリング剤
中の3官能以上の多官能以上のカップリング剤を、本発
明で限定された重合体となるようなモル比で用いればよ
い。
従って、本発明の分岐状ブタジェン系重合体(A)を得
るためには、例えばカップリング剤としてポリハライド
化合物の例として四塩化スズや四塩化珪素を用いた場合
、いずれも4個のカップリング可能な基を有するので、
開始剤として有効に用いられる有機リチウム化合物1モ
ルに対して、四塩化スズおよび四塩化珪素のいずれかま
たは合計量として0.0375モル以上の量を用い、同
時にあるいは別々に加えてカップリング反応を行えばよ
い。
なお、分岐状ブタジェン系重合体(A)を作製するに際
し、リビングポリマーとカップリング化合物とのカップ
リング結合を、例えばカップリング化合物を構成する金
属とブタジェンとの結合、即ち金属−ブタジェニル結合
にするには、三官能以上のカップリング剤を用い、カッ
プリング反応を起こさせる直前に少量の1.3−ブタジ
ェン(有機リチウム化合物のリチウム1g原子当量当た
り0.5〜100モル)を加えることにより得られる。
なお、3官能以上の多官能性のカップリング剤としては
、ポリハライド化合物、例えばテトラクロロスズ、トリ
クロロメチルスズ、テトラブロムスズ、ビストリクロロ
スタニルエタンなどのハロゲン化スズ化合物;珪素、ゲ
ルマニウム、鉛、硼素などのポリハロゲン化物:ヘキサ
クロロフォスフアゼン、五塩化燐、三塩化燐、ポリエポ
キシド、例えばエポキシ化大豆油、トリグリシジルアミ
ノフェノール、テトラグリシジルアミノジフェニルメタ
ン;ポリイソシアネート、例えばトルエンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネート、メチレンジイ
ソシアネート、イソホロンジイソシアネート、クルード
メチレンフェニルイソシアネート、芳香族トリイソシア
ネート、芳香族テトライソシアネート、芳香族オリゴイ
ソシアネート;ポリハロゲン化炭素、例えば四塩化炭素
、テトラクロロエタンなどの四ハロゲン化炭素、クロロ
ホルム、トリクレンなどのトリハロゲン化炭素;ポリエ
ステル、例えばアジピン酸ジエステル、テレフタル酸ジ
エステル、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズジ
アセテートなどが用いられる。
これらのカップリング剤のうち、得られるゴム組成物の
転勤抵抗性を改善するためには、特にスズ化合物あるい
はポリイソシアネートが好ましい。
次に、直鎖状ブタジェン系重合体(B)を製造するには
、前記の如く炭化水素溶媒中で有機リチウム化合物を開
始剤として用い、例えば前記と同様に特公昭36−15
386号公報などに示される方法により所望の分子量の
直鎖状ブタジェン系重合体をつくり、次いで所定の比率
の前記(イ)〜(チ)の官能基を有する化合物(以下、
単に「官能基形成化合物」ということがある)を加える
ことにより得られる。
官能基形成化合物は、アニオン重合により生成した末端
リビングポリマーと反応する。従って、反応が定量的に
進む官能基形成化合物の添加量は、n個(1〜2個)の
官能基を有する官能基形成化合物の場合、末端リビング
ポリマー1モルに対してl / nモル量を加えること
により官能基がほぼ100%該リビングポリマーに導入
される。
全官能基形成化合物中の本発明の官能基形成化合物を、
本発明で限定された重合体となるようなモル比で用いれ
ばよい。
従って、本発明の直線状ブタジェン系重合体′(B)を
得るためには、例えば官能基形成化合物としてモノクロ
ロトリメチル錫やモノクロロトリメチル珪素を用いた場
合、いずれも1個のカップリング可能な官能基を有する
ので、開始剤として有効に用いられる有機リチウム化合
物1モルに対して、モノクロロトリメチル錫およびモノ
クロロトリメチル珪素のいずれかまたは合計量として0
.15モル以上の量を用い、同時にあるいは別々に加え
てカップリング反応を行えばよい。
なお、直鎖状ブタジェン系重合体(B)を作製するに際
し、リビングポリマーと官能基形成化合物との結合を、
例えば官能基形成化合物を構成する金属とブタジェンと
の結合、即ち金属−ブタジェニル結合にするには、官能
基形成化合物を用い、反応を起こさせる直前に少量の1
.3−ブタジェン(有機リチウム化合物のリチウム1g
原子当量光たり0.5〜100モル)をカロえることに
より得られる。金属以外の官能基を選択的に1官能で反
応させる場合には、スチリルアニオンの形にして反応す
ることもできる。
なお、本発明の分岐状ブタジェン系重合体(A)と直鎖
状ブタジェン系重合体(B)とを含有する組成物を作製
するには、両者を別々に作製したものを混合してもよい
し、またブタジェン系単量体の重合反応が完了した後、
まず前記カップリング剤を重合反応系に添加してカップ
リング反応させ、引き続き該反応系内に前記官能基形成
化合物を添加することにより、分岐状ブタジェン系重合
体(A)と直鎖状ブタジェン系重合体(B)との混合物
を調製してもよい。
このようにして得られた組成物溶液は、必要なら油展し
、常法に従い分離、回収、後処理することによって、固
体状の組成物が得られる。
本発明のブタジェン系重合体ゴム組成物には、他のジエ
ン系ゴム、例えば天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリ
ブタジェンゴム、乳化重合スチレン−ブタジェンゴムな
どをブレンドしてゴム組成物として使用することができ
る。この場合、本発明のブタジェン系重合体(A)、(
B)の含有量は、′各々15重量%以上とすることが、
前記の如く本発明の効果を奏する上から必要である。
更に、必要ならば油展し、通常の加硫ゴム用配合剤を加
え、加硫を行いタイヤをはじめ、防振ゴム、ベルト、ホ
ース、その他工業用品の用途に用いられる。
(実施例〕 以下、実施例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、
本発明の主旨を超えない限り、本発明がかかる実施例に
より限定されるものではない。
なお、実施例中において、部および%は、特に断らない
限り重量基準である。また、実施例中の各種測定は、下
記の方法に拠った。
即ち、分岐状重合体の分岐数は、ゲルパーミェーション
クロマトグラフィー(G P C)の各々のピークトッ
プの分子量より計算Qた。
ビニル結合金量は、赤外法(モレロ法)によって求めた
。また、結合スチレン含量は、699cm−1のフェニ
ル基の吸収に基づいた赤外法による検量線から求めた。
ムーニー粘度(ML、、、 、100℃)は、JIS 
 K6300に準じて測定した。
発熱特性については、グツドリッチフレクツメーターに
よるΔTにより評価した。
加工性については、混煉り後のダンプゴムのまとまりお
よび光沢の外観目視検査により評価した。
引張強度(引張特性)は、JIS  K6301に従っ
て求めた。
ペイン効果については、RMS製、メカニカルスペクト
ロメーターで測定した50℃でのtanδの歪み曲線の
tanδの極大値と最小値との差(Δtanδ)を求め
た。また、15Hz、1%歪みでのtanδの温度分散
曲線より、tanδ(0℃)およびtanδ(30℃)
を求めた。
実施例1−10および比較例1〜2 10/の反応器に、第1表に示す処方に従ってシクロヘ
キサン、単量体、テトラヒドロフランを仕込んだ後、第
1表に示す重合開始剤を用いて20〜90℃で1,5時
間重合を行った。
次いで、第1表に示す種類および量のカップリング剤あ
るいは官能基形成化合物を添加して、カップリング反応
あるいは官能基導入反応を60℃、30分間行った。重
合体溶液に2.6−シーt−プチルーp−クレゾール3
.5gを添加後、スチームストリッピングにより脱溶媒
を実施し、更に1)0℃熱ロールで乾燥して重合体を得
た。得られた重合体の性質を、併せ第1表に示す。
次いで、この重合体を用いて下記に示す配合処方に従っ
て、230 ccブラベンダーおよび6インチロールで
混煉り配合した後、145℃で20分間加硫を行った加
硫物を用いて各種測定を行った。
その結果を第2表に示す。
■丘処1            (部)ポリマー  
          100カーボンブラツク(HAF
)      50亜鉛華             
  3ステアリン酸             l老化
防止剤(810NA) ”      1加硫促進剤(
DPG)”        0.8〃   (DM>”
         0.6硫黄           
      1.5*1)N−フェニル−N′−イソプ
ロピル−p−フェニレンジアミン *2)ジフェニルグアニジン *3)ベンゾチアジルジスルフィド (以下余白) 〔発明の効果〕 本発明のブタジェン系重合体ゴム組成物は、発熱性をコ
ントロールでき、破壊特性に優れ、しかもペイン効果に
優れた組成物であり、またこの組成物と他のジエン系ゴ
ムとをブレンドするとブレンド時の加工性が著しく改良
され、加硫物性にも優れている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ゴム成分として、分岐状ブタジエン系重合体(A
    )を少なくとも15重量%と、分子鎖中に下記(イ)〜
    (チ)の群から選ばれた少なくとも1種の官能基を有す
    る直鎖状ブタジエン系重合体(B)を少なくとも15重
    量%とを含有してなることを特徴とするブタジエン系重
    合体ゴム組成物。 (イ)R^1_3M基(ここで、R^1はアルキル基、
    アリール基、アリル基、アラルキル基、アルケニル基ま
    たはエステル基であり、Mは珪素原子、ゲルマニウム原
    子または錫原子である。) (ロ)(チオ)カルボニル基 (ハ)R^2_2P−基(ここで、R^2はアルキル基
    、アリール基、アラルキル基、アルコキシ基またはエス
    テル基である。) (ニ)▲数式、化学式、表等があります▼基(ここで、
    Yは酸素原 子または硫黄原子、R^2は前記に同じ。)(ホ)アミ
    ド基 (ヘ)イミノ基 (ト)トリアジン基 (チ)(チオ)カルボキシル基
  2. (2)分岐状ブタジエン系重合体(A)および直鎖状ブ
    タジエン系重合体(B)が有機リチウム化合物を開始剤
    として重合されてなる特許請求の範囲第1項記載のブタ
    ジエン系重合体ゴム組成物。
JP60259794A 1985-11-21 1985-11-21 ブタジエン系重合体ゴム組成物 Expired - Lifetime JPH0649800B2 (ja)

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