JPS6211640A - 耐香料性を有するシ−ト状材料 - Google Patents

耐香料性を有するシ−ト状材料

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Publication number
JPS6211640A
JPS6211640A JP15205185A JP15205185A JPS6211640A JP S6211640 A JPS6211640 A JP S6211640A JP 15205185 A JP15205185 A JP 15205185A JP 15205185 A JP15205185 A JP 15205185A JP S6211640 A JPS6211640 A JP S6211640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum foil
fragrance
sheet
resin layer
polypropylene resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP15205185A
Other languages
English (en)
Inventor
英治 田村
義一 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
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Publication of JPS6211640A publication Critical patent/JPS6211640A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、香料含有物が入れられるガラス製またはプ
ラスチック製容器の蓋材、香料含有物が入れられるチュ
ーブ、および湿布薬付き外用貼付シートの基材等として
使用される耐香料性を有するシート材料に関する。
この明細書において、「アルミニウム」という語には純
アルミニウムのほかにすべてのアルミニウム合金を含む
ものとする。
従来技術とその問題点 従来、たとえば化粧品、飲物等の香料含有物が入れられ
る容器の蓋材としては、複数のプラスチックフィルムが
積層させられたシート状材料やプラスチックフィルムと
アルミニウム箔とが積層されたシート状材料が使用され
ていた。
通常、これらのシート状材料においては、香料含有物に
触れる面がポリエチレンフィルムで形成されていた。し
かしながら、複数のプラスチックフィルムからなるシー
ト状材料は、耐香料透過性が十分ではなく、香料成分の
透過を十分におさえることができないという問題があっ
た。
また、アルミニウム箔とプラスチックフィルムとからな
るシート状材料は、アルミニウム箔の存在により香料成
分に対する耐透過性は優れているが、プラスチックフィ
ルムを透過した香料が、プラスチックフィルムとアルミ
ニウム箔との間に存在する接着剤層をおかしプラスチッ
クフィルムとアルミニウム箔とが剥離するとともに、ア
ルミニウム箔を腐蝕させてアルミニウム箔に孔食が生じ
て漏れが発生するという問題があった。
この発明の目的は、上記問題を解決し、上記蓋材等に使
用するのに適した耐香料性を有するシート状材料を提供
することにある。
問題点を解決するための手段 この発明による耐香料性を有するシート状材料は、アル
ミニウム箔の少なくとも片面にクロメート皮膜が形成さ
れ、その表面に耐香料透過性を有する変性ポリプロピレ
ン樹脂層が設けられたものである。
上記において、クロメート皮膜としては、たとえば、炭
素を含有している有機クロメート皮膜が好ましいが、こ
れに限定されるものではない。耐香料透過性を有する変
性ポリプロピレン樹脂としては、たとえばマレイン酸の
ような不飽和カルボン酸やその無水物で変性されたポリ
プロピレンからなるものを用いるのがよい。変性ポリプ
ロピレン樹脂層は、貼り合わせ法や押出被覆法、カレン
ダ被覆法等により変性ポリプロピレンフィルムをラミネ
ートすることにより形成される。また、変性ポリプロピ
レン樹脂を塗布することによっても形成される。マレイ
ン化ポリプロピレン樹脂を塗布する場合、その塗布量は
1〜10g/m2が好ましい。アルミニウム箔の片面だ
けにクロメート皮膜が形成され、その表面に変性ポリプ
ロピレン樹脂層が設けられている場合、アルミニウム箔
の他面には、たとえば印刷が施され、その上からクリヤ
ラッカ、ニトロセルロース、エポキン樹脂等からなるオ
ーバープリントが形成される。また、オーバープリント
に代えて、ポリエチレンテレフタレートフィルムをラミ
ネートしてもよい。オーバープリントが形成される場合
にはアルミニウム箔の肉厚は30〜401a程度とする
のがよいが、ポリエチレンテレフタレートフィルムがラ
ミネートされる場合にはアルミニウム箔の肉厚は6〜2
0切程度でよい。
このシート状材料は、香料含有物が入れられる容器の蓋
材および香料含有物が入れられるチューブに使用される
ときは、クロメート皮膜が形成され、その表面に耐香料
透過性を有する変性ポリプロピレン樹脂層が設けられた
面を内側に向けて用いられる。また、湿布薬付き外用貼
付シートの基材として使用されるときは、変性ポリプロ
ピレン樹脂層の表面に湿布薬が塗布される。
実  施  例 以下、この発明の実施例を比較例とともに示す。
まず、次の3つの試料(a)〜(C)を用意した。
試料(a) 図面に示すように、肉厚40−のアルミニウム箔(1)
の片面に肉厚1Jmの有機クロメート皮膜(2)が形成
され、その表面にマレイン化ポリプロピレン樹脂が5g
/m2塗布されて樹脂層(3)が設けられ、アルミニウ
ム箔の他面に19/m2のアクリル系樹脂が塗布されて
オーバーブリント(4)が形成されたもの。
試料(b) 肉厚40贋のアルミニウム箔の片面に肉厚1切の有機ク
ロメート皮膜が形成され、その表面にエチレン酢酸ビニ
ル共重合体からなる肉厚30屑のフィルムが押出被覆さ
れ、アルミニウム箔の他面に1 g/m 2のアクリル
系樹脂が塗布されてオーバープリントが形成されたもの
試料(C) 肉厚40Jのアルミニウム箔の片面に5 a/n2のマ
レイン化ポリプロピレン樹脂が塗布され、他面に1g/
m2のアクリル系樹脂が塗布されてオーバープリントが
形成されたもの。
次に、上記試料(a)〜(C)から蓋材をつくった。そ
して、容ff1t100ccのポリプロピレン製容器内
に各種香料を各500ずつ入れ、上記試料(a)〜(C
)からなる蓋材を、この容器の開口端に200℃、2 
ka/cm 2.1 secの条件テヒートシールによ
りオーバープリントが外側にくるように密着させた。そ
の後、40℃で6ケ月保持し、蓋材の状態を観察した。
その結果を下庄二上表において、○・・・異常なし、△
・・・蓋材に剥離発生、X・・・蓋材に剥離が発生する
とともに香料の漏れ発生。
上表から明らかなように、本発明品の試料(a)では、
各香料に対してアルミニウム箔(1)と樹脂層(3)と
は剥離せず、しかも漏れも発生していない。比較量であ
る試料(b)では、各香料がエチレン酢酸ビニル共重合
体フィルムを良く透過するので、アルミニウム箔の表面
にクロメート皮膜が形成されているといえどもアルミニ
ウム箔がおかされ、アルミニウム箔とエチレン酢酸ビニ
ル共重合体フィルムとの間に剥離現象が生じるとともに
香料の漏れが発生した。同じく比較量である試料(C)
では、マレイン化ポリプロピレン樹脂層の働きにより各
香料の透過をある程度おさえることができるが、アルミ
ニウム箔の表面にクロメート皮膜が形成されていないの
で、マレイン化ポリプロピレン樹脂層を透過した若干の
香料がアルミニウム箔をおかし、アルミニウム箔と樹脂
層との間に剥離減少が生じたり、漏れが発生したりして
いた。
発明の効果 この発明の耐香料性シート状材料は、アルミニウム箔の
少なくとも片面にクロメート皮膜が形成され、その表面
に耐香料透過性を有する変性ポリプロピレン樹脂層が設
けられたものであるから、変性ポリプロピレン樹脂層に
よって香料の大部分の透過が防止され、微量の香料が透
過したとしてもアルミニウム箔の表面にクロメート皮膜
が形成されているので、このクロメート皮膜の働きでア
ルミニウム箔と変性ポリプロピレン樹脂層との密着性の
低下が防止されるとともにアルミニウム箔の腐食が防止
される。したがって、たとえばこのシート状材料からな
る蓋材を、香料が入れられた容器に使用しても変性ポリ
プロピレン樹脂層とアルミニウム箔とが剥離したり、ア
ルミニウム箔にピンホールが発生してここから香料が漏
れることはない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例、を示す垂直断面図である。 (1)・・・アルミニウム箔、(2)・・・クロメート
皮膜、(3)・・・マレイン化ポリプロピレン樹脂層(
耐香料透過性を有する変性ポリプロピレン樹脂層)。 以  上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アルミニウム箔の少なくとも片面にクロメート皮膜が形
    成され、その表面に耐香料透過性を有する変性ポリプロ
    ピレン樹脂層が設けられた耐香料性を有するシート状材
    料。
JP15205185A 1985-07-09 1985-07-09 耐香料性を有するシ−ト状材料 Pending JPS6211640A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001176466A (ja) * 1999-12-20 2001-06-29 Dainippon Printing Co Ltd 電池用容器
JP2002144479A (ja) * 2000-11-13 2002-05-21 Dainippon Printing Co Ltd 包装材料
JP2016113181A (ja) * 2014-12-16 2016-06-23 昭和電工パッケージング株式会社 成形容器用シート、成形容器および包装体

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JPS5894422A (ja) * 1981-12-01 1983-06-04 Toyo Kohan Co Ltd 樹脂フイルム被覆金属板の製造法

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