JPS62116239A - X線画像処理方法及び装置 - Google Patents

X線画像処理方法及び装置

Info

Publication number
JPS62116239A
JPS62116239A JP60257512A JP25751285A JPS62116239A JP S62116239 A JPS62116239 A JP S62116239A JP 60257512 A JP60257512 A JP 60257512A JP 25751285 A JP25751285 A JP 25751285A JP S62116239 A JPS62116239 A JP S62116239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
ray image
optical density
ray
point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP60257512A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Nakano
賢明 中野
Mitsuo Onuki
大貫 光雄
Hideo Oba
大庭 秀夫
Hitoshi Hosoya
細谷 均
Yoshiyuki Ishimitsu
義幸 石光
Hideyuki Handa
英幸 半田
Haruo Karasawa
唐沢 治男
Toshikazu Umeda
梅田 敏和
Hitoshi Yoshimura
仁 吉村
Hisashi Yonekawa
久 米川
Akio Suzuki
昭男 鈴木
Satoru Nagasaki
長崎 悟
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP60257512A priority Critical patent/JPS62116239A/ja
Publication of JPS62116239A publication Critical patent/JPS62116239A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はX線診断に用いられるX線写真画像を処理し、
所要の診断に適した階調の画像を+1生ずるX線画像処
理方法及びそのための装置に関する。
[発明の背景] 従来X線写真技術を用いて診断を行う場合、写真フィル
ム等の画像記録材料−1−に形成された画像を直接観察
するのが普通であり、電気信号に変換して再生画像を得
る場合にあっても元の画像と同等の階調特性を持つil
F生像を記録相別上に11F生ずるのが一般的であった
しかしながら、人体間等のX線撮影においては対象とす
る;1<位に2|;ってX線の透過状態が著しく異なり
、例えば胸部撮影の場合肺部分ではX線の透過率が高い
ため露光ritが多く、また背椎の部分ではX線の透過
率が低く露光量が小さくなるため、一般のX線フィルム
では一方の部分の適正な画像を得ようとすると他の部分
にたいする露光+11が過多となって画像の階調が潰れ
たり、あるいは露光rItが不足して画像が描出されな
くなったりする事が起こる。こうした問題はフィルトの
コントラストを低下させラチチュードを広げることによ
っである程度改善することは可能であるが、撮影対象中
には血管構造のように部位内におけるX線透過率の差が
小さいため写真」二のコントラストが低いものも多く、
コントラストの低いフィルムを用いた場合得られる画像
のコントラストが低くなって診断に不適当なものとなっ
てしまう。
現在これら種々の点を勘案し、X線写真用としては第4
図に示すような特性曲線を有するコントラストの高いフ
ィルムが使用されているが、このようなフィルムではラ
チチュードの点をある程度犠牲にしていることは否めな
い。このようなフィルムを使用した場合例えば第4図(
a)のA点近傍で縦隔部を撮影しようとすると肺野部は
B点の近傍で撮影され、また第4図(b)のように肺野
部をB′点近傍で撮影1..1うとすると縦隔部がA′
点近傍で撮影され、両省の見分1」は非常に難しく両方
の部位を同時に明確に捕りシし、観察することは困難で
あった。。
またこうした欠点を改良したものとして特開昭54−1
21043号公報に記載された技術が知られているが、
この方法では+11−画像として観察し得る範囲が限定
され、例えば胸部X線写真では肺野部と縦隔とを同時に
観察しうる状態に表示できない欠点があった。
「発明が解決しにうとする問題点1 本発明は−1−記のようなX線写真法の欠点を改良し、
一枚のX線写真画像を用いて画面中に記録された総ての
画像情報を最適の条件ドで観察、診断に供し得るX線画
像の処理方法及び処理装置を提供することを目的と゛・
1”る。
[問題点を解決“4゛るための手段1 上記の目的は画像記録材料−1−に形成されたX線画像
を走査読み取ることに2|;す、画像情報を電気信号に
変換し、該電気信号を処理して前記X線画−4= 像とは異なった階調特性を有する画像を1f生形成する
ことを特徴とするX線画像処理方法及び前記方法を実施
するだめの画像記録材料−にに形成されたX線画像を読
み取って電気信号に変換する手段、該電気信号を処理し
て前記X線画像とは異なった階調の画像電気信号を発生
する手段及び前記処理された画像電気信号より画像を再
生形成する手段を有することを特徴とするX線画像処理
装置によって達成された。
またここに用いられる画像記録材料、]二に形成された
X線画像は、該X線画像のにおける露光量と画像の光学
濃度との関係曲線の直線性が良好であり、直線部のカバ
ーする露光域即ちラチチュードが広いことが重要である
。即ち本発明は、撮影対象の持つX線画像情報を漏れな
く記録し得る直線性が良くラチチュードの広いX線画像
を用い、該画像を走査して画像情報を電気信号に変換し
、該信号を処理して再生形成し診断に適した階調特性を
有する画像を得るものである。
本発明によるX線画像処理方法は、前記のように画像記
録材料−1冒こ形成されたX線画像を読み取って電気信
号に変換する手段、該電気信号を処理して前記X線画像
とは異なった階調の画像電気(ハシ)を発生ずる手段及
び前記処理された画像電気信号より画像を11f生形成
するL段をイ1゛するがその例を前段であるX線画像形
成の過程をも含めて第1図及び第2図に示す1.なお本
例においては画像記録材料としてハ「Jゲン化銀写真感
光材料(フィルム)を用いている。
第1図はX線画像形成の過程を示す図であって、X線発
生器1よりX線が、被写体2を透過し、このX線像は直
接または間接的にフィルノ、3に記録される。該フィル
ノ、3を現像処理することにより被写体のX線像を記録
した画像が得られる。第2図は画像を読み取って電気値
S′rに変換するレーザースキャナーであって、レーザ
ー装置4、コリメータレンズ5、偏向ミラー6、「0レ
ンズ7、光ファイバ8、光電子増倍管等を含む受光部9
からなる。レーザー装置4からのレーザービームはコリ
メーターレンズ5、偏向ミラー6、fOレンズ7を経て
画像をイj°するフィルム3を走査する。フィルム3は
矢印の副走査方向に移動し、全画面が走査される。フィ
ルム3を透過したビームは光ファイバー8によって集光
され、受光部9に導かれて電気信号に変換される。この
際電気信号への変換にはま撮像管等を用いることもでき
る。得られた電気信号を増幅し、サンプルホールドし^
/D変換の上置像処理を施して、記録材料−1−または
CTj T−1−に目的とする部位の診断にてきした階
調特性の画像を映し出し、あるいはイメージングカメラ
等の記録装置に人力して再生像を得て、診断用に供する
。読み取り装置の処理系としては出願人の昭和60年1
1月14日付出願代理人鈴木弘男(7762)特許願(
1)X線フィルム読取装置、特許願(2)放射線画像読
取装置に記載されている。またサンプリング間隔として
は特願昭用60−88324リー公報記載のものが好ま
しい。
第3図は、本発明のX線画像処理装置の概略を表すブロ
ック図で、レーザースキャナーで読み取られた電気信号
を画像処理、階調変換して2枚のハードコピーまたcr
t’r+;に各1<位の強調された再生像を得る例であ
る。画像処理装置としては特願昭60−62467号、
同6G−62468吋、に記載のものをもちいた。プリ
ンターとしては銀塩フィルムにレーザー光学系により、
IYき込むものがにい。
本発明X線画像処理方法は、撮影済みの写真フィルムの
画像を撮像管等で読み取り、A/I)変換した電気信号
にし、この情報を処理して診断に適した高いコントラス
トの画像を得るのであるが、写真フィルム上に形成する
画像としては特に直線性が良く、かつ直線部のカバーす
る露光域の広いものが好ま12い。即し露光l讐1の対
数と該露光によって形成された画像の光学濃度の関係曲
線において、画像の光学濃度0.30(D I)の点と
、該D1を形成するに要する露光量の10倍の露光F1
1に対応する画像の光学濃度D2の点を結ぶ直線のガン
マ(γ1)と、前記D2と1iif記1) +を形成す
るに要する露光g1tの100倍の露光!nに対応する
画像の光学濃度(【)a)の点をを結ぶ直線のガンマ(
γ2)の差 1γ、−γ2|が0.5未満であるごとが
好ましく、0.3未満であることが特に好ましい。また
前記り、と+1ji記り、lを結ぶ直線のガンマ(γ3
)が1.00乃至2.00であることが好ましく2|.
20〜1.70であることが特に好ましシ゛1゜この様
な画像には、肺野部のようなX線透過率の高い部分と縦
隔部のようなX線透過率の低い部分をj(に直線の部分
に含むことができるため、両方の部位の情報を明確に捕
捉することができる。
また造影剤注入の前後のX線画像のように、同一部位内
の特定部分の画像の変化を知るため複数のX線画像の画
像情報を減算処理し、変化部分の画像を抽出するいわゆ
るエネルギーサブストラクション処理を行う場合等にお
いても、減算する相互の画像の露光量−光学濃度曲線の
一致が悪いと減算による不要画像の消去が不完全となり
満足すべき結果かえられないが、元画像の露光m−光学
濃度曲線がいずれも直線性であれば複数の画像間に常に
良い一致かえられ良好な結果かえられる。画像の非直線
性が大きいと元画像作成時の条件の違いなどによって各
画像毎の曲線形状が変わり正しいエネルギーサブストラ
クションを行うことが困難になる。
」二足のような特性を持つ画像はコントラストが低いた
めそのまま診断供するには必ずしも適したものではない
が、この画像を走査読み取り、電気信号を用いて必要1
J<分の階2|.IIを変換することにより両分野共に
適1■・]なココントラストを有する明瞭な画を再生ず
ることができる。
本発明に用いられる画像記録材料は前記のような直線性
の高い画像を9えるものであればよいく、その他の特性
、感光層の組成等については特に限定はないが、ハロゲ
ン化銀写真感光材料を用いることが特に好ましい。
以下その好ましい態様について説明する。
本発明に用いられるハ[1ゲン化写真感光材料は第!に
」二足のごとき直線性の高い画像を形成しうる、直線部
が長く、かつ露光ラチチュードの広い写真特性曲線をイ
r−4°ることである。しかし一般に露光ラチチュード
の広いフィルムはコントラストが低いためにに、鮮鋭度
が低下し、診断能が落らる傾向にある。本発明によれば
画像処理によってコントラストを調整するが直線性が悪
いと画像処理によって誤った再生画像を与える恐れがあ
り、また余りにコン)・ラストが低いと人体のX線吸収
度の僅かな違いを画像の製蓋として検出し得なくなるた
めフィルムは適切なコントラストをイfする事が望まし
い。
第2に粒状性に優れていることが望まれる。画像処理に
より階調の調整を行う際粒状をも強調再生画像の粒状を
悪化させる傾向にあるため、元画像の粒状性がよいこと
がのぞましい。また走査により画像情報を読み取る場合
、元画像の粒状性が良いと続み取りの際のサンプリング
間隔を小さくすることができ、読み取る情報の密度を向
−1ニして質の高い再生画像を得ることが可能となる。
第3に本発明において用いられるハロゲン化銀写真感光
材料は撮影時、現像処理時等において通常のX線フィル
ムと全く同一の扱いを受けるため、被写体のX線被曝量
を減するため高い感度、蛍光増感紙の発光スペクトルに
対応した分光感度、フィルムの折曲がりや機械的圧力に
よる減感、黒化を起こしにくいこと等通常のX線フィル
ムにおけると同様の諸性能をもつことが好ましい。
本発明に係るハ【Jゲン化銀写真感光材料に前記のよう
な写真特性曲線を9える方法は任意であり、使用するハ
ロゲン化銀乳剤のハ【1ゲン化銀組成、ハロゲン化銀粒
子の分散形状を異にした乳剤、即ち単分散乳剤、多分散
乳剤、コア・シェル型単分散乳剤、コア・シェル型多分
散乳剤の単用ないし2挿置」二の組み合わせ使用、粒径
ないし粒度分布のコントロール、ハロゲン化銀晶癖の最
適化、硬膜度の調整、現像促進剤あるいは現像抑制剤の
添加などいずれの技術によってもにい。
 12一 本発明1s、fl’、6’るハロゲン化銀写真感光材料
は好ましい実施態様にあっては、そのハロゲン化銀乳剤
層におけるハロゲン化銀粒子中の平均ヨウ化銀含有率が
0.5ないし10モル%であり、粒子内部にヨウ化銀含
有率20モル%以上のヨウ化銀局在化部分を有するハロ
ゲン化銀粒子を含有する。
即ち、本発明の好ましい実施態様では、ハロゲン化銀粒
子の内部には、少なくとも20モル%以上の高濃度のヨ
ウ化銀が局在化した局在化部分か存在することが好まし
い。
この場合、粒子内部としては、粒子の外表面からできる
だけ内側にあることが好ましく、特に外表面から0.0
1μ蒙以上離れた部分に局在部分が存在することが好ま
しい。
また、局在化部分は、粒子内部にて、層状に存在しても
よく、またいわゆるコア・シェル構造をとって、そのコ
ア全体が局在化部分となっていてもよい。この場合、外
表面から0.01μ−以上の厚さのシェル部分を除く粒
子コア部の一部ないし全部が、20モル%以上のヨウ化
銀濃度の局在化部分であることが好ましい。
なお、局在化部分のヨウ化銀は、その濃度が30〜40
モル%の範U■であることが好ましい。
このような局在化部分の外側は、ii1常2|モル%以
下のヨウ化銀を含むハロゲン化銀によって被覆される。
即ち、好ましい態様においては、外表面から0.01 
p m以上、特に0.01〜1.5μm+1の厚さのシ
ェル部分が1モル%以下のヨウ化銀を含むハロゲン化銀
(通常、臭化銀またはヨウ臭化銀)で形成される。
本発明において、粒子内部(好ましくは粒子外壁から0
.O1μm以上離以上−る粒子の内側)に少なくとも2
0モル%以上の高濃度ヨウ化銀の局在化部分を形成する
方法としては、種晶を使うものが好ましいが、種晶を使
わないものであってもよい。
種晶を使わない場合は、保護ゼラチンを含む反応液相(
以後、母液という)巾に、熟成開始前は成長核となるよ
うなハロゲン化銀がないので、まず銀イオン及び少なく
とも20モル%以上の高濃度ヨウ素イオンを含むハライ
ドイオンを供給して成長核を形成させる。そして、更に
添加供給を続けて、成長核から粒子を成長させる。最後
に2|モル%以下のヨウ化銀を含むハロゲン化銀で0.
01μm以上の厚さをもつシェル層を形成せしめる。
種晶を使う場合には、種晶のみに少なくとも20モル%
以上のヨウ化銀を形成し、こののちシェル層で被覆して
もよい。あるいは、種晶のヨウ化銀量を0とするか10
モル%以下の範囲内とし、種晶を成長させる工程で粒子
内部に少なくとも20モル%のヨウ化銀を形成させて、
こののちシェル層で被覆してもよい。
この場合、本発明においては、粒子全体では全ハロゲン
化銀に対してヨウ化銀の割合が0.5〜10モル%の範
囲内とすると、前者の方法では種晶の粒径が後者に比べ
て大きくなり、粒子サイズの分布が広くなる。後者のよ
うに多重構造をもつものの方が本発明においては好まし
い。
本発明に乃・序5ハロゲン化銀写真感光材料においては
、その乳剤層中に存在するハロゲン化銀粒子の少なくと
も50%が前記のようなヨウ化銀局在部分を有する粒子
であることが好ましい。
また本発明の好ましい実施態様は、ヨウ化銀局在部分を
有する構造または形態が規則正しいハロゲン化銀粒子を
用いることである。
ここにいう構造または形態が規則正しいハロゲン化銀粒
子とは、双晶面等の異方的成長を含まず、全て等方的に
成長する粒子を意味し、例えば立方体2|4面体、正8
面体、球型等の形状を有する。
かかる規則正しいハロゲン化銀粒子の製法は公知であり
、例えばジャーナル・オブ・フォトグラフィック・サイ
エンス(J、 Phot、 Sci2)、  5.33
2(1961) 、や、ベリヒテ・デア・ブンゼンゲス
・ゲゼルシャフト・フィア・フィジーク・ヘミ−(Be
r、 Bunsenges、 Phys、 Che++
+、L  6L 949(1963) 、や、インター
ナシ四ナル・コンブレス・オプ・フォトグラフィック・
サイエンス・オブ・ト′ −キ !l  −(Inte
rn、  Congress   Phot、   S
ci。
Tokyo) (1967)等に記載されている。
かかる規則正しいハロゲン化銀粒子は、同時混合法を用
いてハロゲン化銀粒子を成長させる際の反応条件を調節
することにより得られる。かがる同時混合法においては
、ハロゲン化銀粒子は、保護コロイドの水溶液中へ激し
く攪拌しつつ、硝酸銀溶液とハロゲン化銀溶液とをほぼ
等量ずつ添加することによって作られる。
そして、銀イオンおよびハライドイオンの供給は、結晶
粒子の成長に伴って、既存結晶粒子を溶失させず、また
逆に新規粒子の発生、成長を許さない、既存粒子のみの
成長に必要充分なハロゲン化銀を供給する限界成長速度
、あるいはその許容範囲において、成長速度を連続的に
あるいは段階的に逓増させることが好ましい。この逓増
方法としては特公昭48−36890号、同52−16
364号、特開昭55−142329号公報に記載され
ている。
この限界成長速度は、温度pi(、pAg、攪拌の程度
、ハロゲン化銀粒子の組成、溶解度、粒径、粒子間距離
、晶癖、あるいは保護コロイドの種類と濃度等によって
変化するものではあるが、液相中に懸濁する乳剤粒子の
顕微鏡観察、濁度測定等の方法により実験的に容易に求
めることができる。
B 本発明の実施に際しては例えば上記の如き規則正しいハ
ロゲン化銀粒子を含有させる場合、規則正しくないハロ
ゲン化銀粒子を幾分か含ませることが可能である。しか
しながら、このような粒子が存在する場合には、一般に
それらは重量または粒子数で約50%以上でない方がよ
い。好ましい実施態様では、少なくとも約60ないし7
0重量%が規則正しいハロゲン化銀粒子からなる。
また本発明の別の好ましい実施態様は、実質的に単分散
乳剤である乳剤を使用することである。
本発明に好ましく用いられる単分散乳剤とは、常法によ
り、例えばザ・フォトグラフィック・ジャーナル(Th
e r’hoLograpl+ic Journal)
+ 79+ 330〜338 (1939)にTriv
olll、 Sm1thにより報告された方法で、平均
粒子直径を測定したときに、粒子数または重置で少なく
とも95%の粒子が、平均粒子径の±40%以内、好ま
しくは±30%以内にあるハロゲン化銀乳剤からなるも
のをいう。かかる単分散乳剤粒子は、規則正しいハロゲ
ン化銀粒子の場合と同様に、同じ混合法を用いて作り得
る。
かかる単分散乳剤の製法は公知であり、例えばジャーナ
ル・オプ・フォトグラフィック・サイエンス(J、 P
hoto、 Sic2)、 12.242〜251 (
1963)、特公昭4B −36890号、同52−1
6364号、特開昭55−142329号、同58−4
9938号の各公報Gこ記載されている。
上記単分散乳剤を得るためには、特に種晶を用い、この
種晶を成長核として、銀イオン及びノーライドイオンを
供給することにより、粒子を成長させることが好ましい
この種晶の粒子サイズの分布が広いほど、粒子成長後の
粒子サイズ分布も広くなる。従って、単分散乳剤を得る
ためには、種晶の段階で粒子サイズ分布の狭いものを用
いるのが好ましい。
本発明の実施において、そのハロゲン化銀乳剤中に用い
るハロゲン化銀粒子は、例えばT、 H。
James著ザ・セオリー・オプ・ザ・フォトグラフイ
ンク・プロセス(The Theory of the
 Photo−graphic Process)、第
4版、Macmillan社刊(1977年)38〜1
04頁等の文献に記載されている中性法、酸性法、アン
モニア法、順混合、逆混合法、ダブルジェット法、コン
ドロールド−ダブルジェット法、コングアージョン法、
コア/シェル法などの方法を適用して製造することがで
きる。
ハロゲン化銀乳剤としては、塩化銀、臭化銀、塩臭化銀
、沃臭化銀、塩沃臭化銀などのいずれも用いることがで
きるが、最も好ましい乳剤は、約10モル%以下の沃化
銀を含む沃臭化銀乳剤である。
ハロゲン化銀粒子の粒子サイズは、特に制限tよ無いが
、0.1〜3μのものが好ましく、更に好ましくは0.
3〜2 IIである。またこれらのハロゲン化銀粒子ま
たはハロゲン化銀乳剤中には、イリジウム、タリウム、
パラジウム、ロジウム、亜鉛、ニッケル、コバルト、ウ
ラン、トリウム、ストランチラム、タングステン、プラ
チナの塩(可溶性塩)の内、少なくとも1種類が含有さ
れるのが好ましい。その含有量は、好ましくは1モルA
gあたり10− ’〜10−6モルである。特に好まし
くは、タリウム、パラジウム、イリジウムの塩の少なく
とも1種類が含有されることである。これらは単独でも
混合しても用いられ、その添加位置(時間)は任意であ
る。これにより、閃光露光特性の改良、圧力減感の防止
、潜像退光の防止、増感その他の効果が期待される。
本発明の実施に際しては、粒子成長中に、保護コロイド
を含む母液のp、Agが少なくとも10.5以上である
態様を好ましく採用できる。特に好ましくは11.5以
上の非常にブロムイオンが過剰な雰囲気を一度でも通過
させる。このようにして(111)面を増加させて粒子
を丸めることにより、本発明の効果を一層高めることが
できる。このような粒子の(111)面は、その全表面
積に対する割合が5%以上であることが好ましい。
この場合、(111)面の増加率(上記の10.5以上
のpAg雰囲気を通過させる前のものに対する増加率)
は、5%以上、より好ましくは10〜20%となること
が好ましい。
ハロゲン化銀粒子外表面を(111)面もしくは(10
0)面のどちらかが覆っているか、あるいはその比率を
どのように測定するかについては、平田22′ 明による報告、“ブチレン・オブ・ザ・ソサイアティ・
オブ・サイエンティフィック・フォトグラフィ・オプ・
ジャパン” ff113.5〜15頁(1963)に記
載されている。
本発明において、粒子成長中に、保護コロイドを含む母
液のI)Agが少なくとも10.5以上である雰囲気を
一度通過させることにより、平田の測定方法によって、
(111)面が5%以上増加しているか否かは容易に確
認することができる。
この場合、上記pAgとする時期は、化学増感前である
が、ハロゲン化銀粒子の成長のために銀イオンを添加す
る時期から脱塩工程前が好ましく、特に銀イオンの添加
終了後であって、化学増感前に通常行われているいわゆ
る脱塩工程前であることが望ましい。
なお、pAgが10.5以上である雰囲気での熟成は、
2分以上行うことが好ましい。
このような11)Ag制御により、(111)面が5%
以上増加し、形状が丸みを帯びることになって、粒子の
全表面積に対し、(111)面が5%以上である好まし
いものを得ることができる。
なお、本明細書で言う平均粒径rとは、球状のハロゲン
化銀粒子の場合はその直径、また立方体や球状以外の形
状の粒子の場合はその投影像を同面積の円像に換算した
時の直径の平均値であって、個々のその粒径がrムであ
り、その数がnlである時、下記の式によってrが定義
されたものである。
Σnl また、本発明におけるfi1分11(性のハロゲン化銀
(粒子)とは、ハロゲン化銀粒子の粒度分布の標準偏差
S及び平均粒径7において、次式で定義される標準偏差
Sを平均粒径7で割った時、その値が0.20以下のも
のが好ましい。
□≦0.20 、とJ 更に−≦0.1’ 5であることが特に好ましい。
本発明の好ましい一実施態様は、本発明のハロゲン化銀
乳剤層に、下記一般式(1)、  (I[)及び(II
T)で表される化合物群から選ばれた少なくとも1種の
増感色素を添加したものである。
一般式(1)、  ([3,(I[r)の化合物のいず
れかを用いる態様を採用すると、オルソ増感されるので
、特に圧力減感について、一層の改良がなされる。即ち
、レギュラータイプでは高感度を要する脚部用に大粒子
を用いていたため、圧力減感性能が悪かったのであるが
、このようなオルソタイプでは色素増感により高感度化
されるため、用いるハロゲン化銀粒子を小さくすること
ができる。
この結果、圧力減感性能を一層改良することかできるわ
けである。
一般式(I)、  (II)、  (III)は下記に
示す通りである。
ど斗 一般式 〔式中、R1+  R2+  Rsは各々置換もしくは
非置換のアルキル基、アルケニル基または了り−ル基を
表し、少なくともR,とR3の内1つはスルホアルキル
基またはカルボキシアルキル基をとる。Xl−はアニオ
ン、Zl及びZ2は置換または非置換の炭素環を完成す
るに必要な非金属原子群、nは1または2を表す。(但
し、分子内塩を形成するときはnは1である。)〕(I
IT R& 〔式中Rt、Rsは各々置換もしくは非置換のアルキル
基、アルケニル基または了り−ル基を表し、少なくとも
R4とRsO内いずれかはスルホアルキル基またはカル
ボキシアルキル基をとる。R6は水素原子、低級アルキ
ル基、アリール基を表すS XZ−はアニオン、Zl及
びZ2は置換または非置換の炭素環を完成するに必要な
非金属原子群、nは1または2を表す。(但し、分子内
塩を形成するときはnは1である。)]〔式中R1及び
R1は各々置換もしくは非置換の低級アルキル基、R8
及びR1゜は低級アルキル基、ヒドロキシアルキル基、
スルホアルキル基、カルボキシアルキル基、X、−はア
ニオン、Z、及びZ2は置換または非置換の炭素環を完
成するに必要な非金属原子群、nは1または2を表す。
(但し、分子内塩を形成するときはnは1である。)〕 各式中、Zt、Ztが゛完成する炭素環としては、置換
または非置換のベンゼン環やナフタレン環などの芳香環
が好ましい。
また式(r)においてXl−で示されるアニオンとして
は、例えば塩素イオン、臭素イオン、沃素イオン、チオ
シアン醇イオン、f9酸イオン、過塩素酸イオン、p−
1−ルエンスルホン酸イオン、エチル硫酸イオン等を挙
げることができる。
次にこの一般式〔目で表される化合物の代表的な具体例
を挙げるが、本発明はこれによって限定されるものでは
ない。
(化合物例) Cz It s にzlls        (Cllz) 3S(1+
−■ H3 C,It。
■ Js ■ CJs H Cz It s CJs ■ Cz tl s 1;zHs             (CHI)aS
O+−C、It 。
CII□Cl1zOC1bCllzOI1C,U。
Cll z(:0011         (C1l□
)tSO3−zlls ■ C,l+。
嘗 CH。
CH:+                  (CH
z)aSOs−zL CJs C4!l。
(CHz)350311        (C1,)コ
SOコーCal+。
Cw II s c、n。
■ Ct II 5 (L;Ih)zに0011      Br−Czll
szHs (CHz)zS(h−(CHz)!5O3HJs 直 C21(S Js (C11□)sSOs−CJs 式(n)において、Rhは水素原子、低級アルキル基、
アリール基を表すが、低級アルキル基としては、メチル
、エチル、プロピル、ブチル等の基が挙げられる。アリ
ール基の例としては、例えばフェニル基が挙げられる。
R4及びR1としては、前記式(1)の説明において、
式CI)のR+、Rxとして例示したものを挙げること
ができる。X2″のアニオンも、式(1)のX、−とじ
て例示したものを挙げることができる。
次に(II)で表される化合物の代表的な具体例を挙げ
るが、勿論この場合もこの例示により本発明が限定され
るものではない。
(化合物例) II C112CII□5O311C1hCII□SO3−C
H2CHICH2SO:lll    CHICH2C
H2SO3−CtHs            (CH
z)*SOs−■− ド 次に式(II[)においては、R,l、 R9の低級ア
ルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、ブチル
等の基を例示できる。1ffiJAアルキル基としては
、式CI)においてR1−R1にっき例示した基を挙げ
ることができる。R,、R,、の低級アルキル基はRq
、 Rvと同じものを例示できる。またR、、R,。の
ヒドロキシアルキル基、スルホアルキル基、カルボキシ
アルキル基としては式(1)においてR,−R1につき
例示した基を挙げることができる。
X3−のアニオンも式のX+−として例示したものを挙
げることができる。
かかる式(In)で表される化合物の代表的な具体例を
次に挙げる。勿論この場合もこの例示により本発明は限
定されるものではない。
(化合物例) 本発明の上記式(I)、  (n)、  (III)で
示される化合物の添加総量はハロゲン化銀1モルに対し
2|0mg〜900mgの範囲で用いることができる。
特に、60mg〜600mgが好ましい。
また上記式(N、  (n)、  (m)で示される化
合物の添加位置は、感光材料製造中の任意の位置でよい
6例えば化学熟成前、化学熟成中、化学熟成終了後、塗
布以前であればどこでもよい。
成長粒子に施す化学増感法としては、例えば、チオ 酸
ナトリウム、チオ尿素化合物等を用いる硫黄増感法、塩
化金酸塩、三塩化金等を用いる金増感法、二酸化チオ尿
素、塩化第一錫、銀熟成等を用いる還元増感法、その他
パラジウム増感法、セレン増感法等があり、これらを単
独でもちいたり、これらを2種以上併用したりすること
ができる。この場合、特に金増感と硫黄増感を併用する
ことが好ましい。
本発明の上記特性曲線を得るために2種以上のハロゲン
化銀乳剤を併用する場合には、それぞれ別々に最適な化
学増感を行ってもよいし、乳剤を混合後、化学増感して
もよい0本発明の実施については、どちらかというと前
者が好ましい。
また本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は上記硫黄増
感法等の他にセレン増感法を用いる事もできる0例えば
セレノウレア、N、N−ジメチルセレノウレアなどを用
いた米国特許第1.574.944号明細書、同第3.
591.385号明細書、特公昭43−13849号公
報、同44−15748号公報に記載の方法を採用する
事ができる。
本発明のハロゲン化銀写真材料において、平均粒径の互
いに異なる2種類以上のハロゲン化銀乳剤は、支持体上
に個々に層状に分離して塗布することができるし、また
、混合して塗布することもできる。このとき用いられる
支持体は、公知のも。
ののすべてを含み、例えばポリエチレンテレフタレート
等のポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリ
カーボネートフィルム、スチレンフィルム、また、バラ
イタ紙、合成高分子を被覆した紙などがある。そして、
支持体上の片面あるいは両面に乳剤を塗布する事ができ
、両面に塗布する場合、乳剤の構成が支持体に対して対
称もしくは非対称に塗布する事ができる。
なお米国特許第3.923.515号明細書によれば両
面塗布するX&jI用ハロゲン化銀写真感光材料におい
て、感度の低い乳剤を支持体に接して塗布し、感度の高
い乳剤をその上に塗布する事によって所謂プリントスル
ーあるいは所謂クロスオーバー効果がなくなる事が記載
されている。本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料に
おいては、重層塗布の場合も、混合塗布の場合も、特に
所謂プリントスルーあるいは所謂クロスオーバーの効果
について差異が認められない。上記米国特許明細書中に
記載の実施例によれば、塗布銀■が1d当り6gより多
い感光)A料が示されているが、本発明は上記米国特許
明細書に記載の方法とは全く異なる構成をとるものであ
る。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料に露光を与える方法
としては、例えば、透過性放射線曝射によって近紫外な
いし可視光を発する蛍光体を主成分とする蛍光増感紙を
用いて、これを、本発明の乳剤を両面塗布してなるハロ
ゲン化銀材料の両面に密着し、露光する事ができる。こ
こに透過性放射線とは高エネルギーの電磁波であって、
xvA及びγ線を意味する。そして、ここに蛍光増感紙
とは、例えばタングステン酸カルシウム(Ca W O
4)を主たる蛍光成分とする増感紙、そしてテルビウム
で活性化された稀土類化合物を主たる蛍光成分とする蛍
光増感紙である。
本発明の実施に際して、ハロゲン化銀粒子を分散せしめ
る親水性コロイドとしてはゼラチンが最も好ましいが、
更にバインダー物性を改良するために例えばゼラチン誘
導体、他の天然親水性コロイド例えばアルブミン、カゼ
イン、寒天、アラビアゴム、アルギン酸及びその誘導体
例えば塩、アミド及びエステル、でん粉及びその誘導体
、セルロース誘導体例えばセルロースエーテル、部分加
水分解した酢酸セルロース、カルボキシメチルセルロー
ス等、または合成親水性樹脂、例えばポリビニルアルコ
ール、ポリビニルピロリドン、アクリル酸及びメタクリ
ル酸またはその誘導体、例えばエステル、アミド及びニ
トリルのホモ及びコポリマー、ビニル重合体例えばビニ
ルエーテル及びビニルエステルを使用できる。
自動現像機で迅速処理をする際に、ハロゲン化銀写真感
光材料中のゼラチン量は、乾燥性をよくするためにでき
るだけ少ない方が望ましい。一方、ゼラチン量が減少す
るとその保護コロイド性が減少し、ローラー搬送中にお
ける圧力マークが生じやすくなる。従って、本発明に係
るハロゲン化銀写真感光材料に用いられるゼラチン量は
、使用するハロゲン化銀の量にあたる■の銀の重量に対
し、重量比として(ゼラチン量/銀ff1) 0.4〜
0.8が好ましい。
本発明の実施に際し、そのハロゲン化銀粒子は、その粒
子の成長過程に前記した如き、T r 、Rh、Pt%
Auなどの貴金属イオンを添加し、粒子内部に包含せし
める事ができ、また低pAg雰囲気や適当な還元剤を用
いて粒子内部に還元増感核を付与する事ができる。また
ハロゲン化銀粒子の成長の終了後に、適当な方法によっ
て化学増感に適するpAgやイオン濃度にする事ができ
る。例えば、凝集法やヌードル水洗法など、リサーチ・
ディスクロージー?−(Research Discl
osure) 17643号記載の方法で行う事ができ
る。
本発明に係るハロゲン化IB!感光材料に用いられるハ
ロゲン化銀乳剤は安定剤、カブリ抑制剤としては例えば
、米国特許第2,444.607号、同第2.716.
062号、同第3.512,982号、同第3,342
.596号、独国特許第1.189.31(0号、同第
205.862号、同第211,841号の各明細書、
特公昭43−4183号、同39−2825号、特開昭
50−22626号、同50−25218号の各公報な
どに記載の安定剤、カブリ抑制剤を用いる方法を適用し
てよく、特に好ましい化合物としては、4−ヒドロキシ
−6−メチル−1,3゜3a、7−チトラザインデン、
5.6− )リメチレンー7−ヒドロキシーS−トリア
ゾロ(1,5−a)ピリミジン、5.6−チトラメチレ
ンー7−ヒドロキシーS−)リアゾロ(1,5−a)ピ
リミジン、5−メチル−7−ヒドロキシ−5−)リアゾ
ロ(1,5−a)ピリミジン、7−ヒドロキシ−3−ト
リアゾロ(1,5−a)ピリミジン、没食子酸エステル
(例えば没食子酸イソアミル、没食子酸ドデシル、没食
子酸プロピル、没食子酸ナトリウムなど)、メルカプタ
ン類(例えば、l−フェニル−5−メルカプトテトラゾ
ール、2−メルカプトベンツチアゾールなど)、ベンツ
トリアゾール類(例えば5−ブロムベンツトリアゾール
、4−メチルベンツトリアゾールなど)、ベンツイミダ
ゾール類(例えば6−ニドロベンツイミダゾールなど)
等が挙げられる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料は、その塗布液
中に通常用いられる写真用硬膜剤、例えばアルデヒド系
、アジリジン系(例えばPBレポート: 19,921
、米国特許第2,950,197号、同第2.964,
404号、同第2.9113.61.1月、同第3,2
71.175号の各明細書、特公昭4(i −4011
’lB号、特開昭50−91315号の各公報に記載の
もの)、イソオキサゾール系(例えば米国特許第331
 、609号明細書に記載のもの)、エポキシ系(例え
ば米国特許第3.047,394号、西独特許第1,0
85,663号、英国特許第1,033,518号の各
明細書、特公昭48−35495号公報に記載のもの)
、ビニールスルポン系(例えばP’Bレポート19,9
20.西独特許第1,100,942号、英国特許第1
,251’、091号、特願昭45−54236号、同
48−110996号、米国特許第353.964号、
同第3.490,911号の各明細書に記載のもの)、
アクリロイル系(例えば、特願昭48−27949号、
米国特許第3.640,720号の各明細書に記載のも
の)、カルボジイミド系(例えば、米国特許第2,93
8.892rζ 号明細書、特公昭46−38715号公報、特願昭49
−15095号明細書に記載のもの)、その他マレイミ
ド系、アセチレン系、メタンスルホン酸エステル系、ト
リアジン系、高分子型の硬膜剤として例えば特開昭60
−112034号明細書に記載のものが使用できる。ま
た増粘剤として例えば米国特許第3.167.410号
、ベルギー国特許第558.143号の各明細書に記載
のもの、ゼラチン可塑剤としてポリオール類(例えば米
国特許第2,960,404号明細書、特公昭43−4
939号、特開昭48−63715号の各公報のもの)
、さらにはラテックス類として米国特許第766.97
9号、フランス特許第1,395.544号の各明細書
、特公昭4B −43125号公報に記載されるもの、
マント剤として英国特許第1,221,980号明細書
に記載のものなどを用いることができる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料の構成要素層中
には、所望の塗布助剤を用いることができ、例えばサポ
ニン或いはスルホコハク酸系界面活性剤として例えば英
国特許第548.532号、特願昭47−89630号
の各明細書などに記載のもの或いはアニオン性界面活性
剤として例えば特公昭43−18166号公報、米国特
許第3,514.293号、フランス特許第2,025
,688号の各明細書、特公昭43−10247号公報
などに記載のものが使用できる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料において、所謂
クロスオーバー効果の軽減のために、本発明の乳剤層の
下層で支持体に接する層に染料を用いる事ができるし、
また、画像の鮮鋭性の向上あるいは安全光に起因するカ
プリの軽減のために保護層及び/または本発明の乳剤層
の染料を添加する事ができる。そして、かかる染料とし
ては、上記目的達成のためのあらゆるものが使用できる
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料は各種の方法に
より現像処理することができる。黒白現像液は、通常用
いられる現像液、例えばハイドロキノン2|−フェニル
−3−ピラゾリドン等の単一またはこれらの2種以上を
組み合せて含有したものが用いられ、その他の添加剤は
常用のものが使用できる。
アルデヒド硬膜剤を含有する現像液もまた本発b 明に係るハロゲン化銀写真感光材料に使用する事ができ
、例えばジアルデヒド類であるマレイックジアルデヒド
或いはグルタルアルデヒド及びこれらの重亜硫酸ナトリ
ウム塩などを含有した写真分野ではそれぞれ対応した現
像液を用いることができる。
〔発明の実施例〕
以下本発明を実施例により例証するが、これによって本
発明の実施態様が限定されるものではない。
はじめにハロゲン化銀乳剤E1〜−4+ の調製につい
て述べ、続いてこれを用いた試料の調製について述べる
まず、E1〜E5について述べる。 60℃、pAg−
8、pH=2にコントロールしつつダブルジェット法で
、平均粒径0.25μmの、ヨウ化銀2.0モル%を含
むヨウ臭化根単分散立方品乳剤を得た。この乳剤の一部
を種晶として用い、以下のように成長させた。即ち40
℃に保たれた保護ゼラチン及び必要に応じてアンモニア
を含む溶液にこの種晶を加え、更に氷酢酸、KBr水溶
液によりpH,pAgを調整した。この液を母液として
、激しく攪拌しつつ3.2Nのアンモニア性硝酸銀溶液
及びハライド水溶液をダブルジェット法で第5図に示さ
れるような流量パターンで加え、混合を行った。この場
合この母液のアンモニア濃度0.6NSpH9,7、p
Ag7.6とすることにより、種晶の上にヨウ化銀30
モル%を含むヨウ臭化銀を成長させた0次にpAgを9
.0の一定に保ち、アンモニア性硝酸銀水溶液と臭化カ
リウム水溶液の添加に伴ってp)Iを9から8へ変化さ
せた、純臭化銀のシェルを形成した。
このようにしてE1〜E5を得た。いずれの乳剤もヨウ
化銀の平均含量は2モル%である。E1上記の乳剤に対
して、それぞれ最適条件で金・硫黄増悪を行った。
上記乳剤を使用して、表−1(1)に示すように各乳剤
を一定組み合せで混合し、更に当業界で公知の安定剤、
カプリ防止剤、塗布助則、硬膜剤等を各々同量添加し、
青色に着色されたポリエチレンテレフタレートのベース
の両面に、銀量として55mg/ d rrrの乳剤を
塗布しX線感光材料の試料隊1〜1lh13を得た。該
試料をレギュラー用増感紙L’T−II(化成オプトニ
ック社製)に差挟み、管電圧90KVP、管電流100
m A 、 0.06秒間、アルミニウムウェッジを通
しX線を曝射した。該曝射試料を下役J延樵几褪工 コυ を満たした自動現像1aQX−1200(小西六写真工
業(株)製)で現像処理を行った。得られた試料の濃度
測定には、小西六写真工業(株)製PDA−65デンシ
トメータを用いた。
(処理条件) 下記現像液−1を用いて、下記の工程に従い、ローラー
搬送型自動現像機で処理する。
処理温度  処理時間 現像液−1 得られた特性曲線からγ5、γ9、及びγ3を求め、ま
た特性曲線の直線性を表ずγ、とγ、の差lγ1−γ2
|をもとめた。
また上記の曝射、現像処理された試料を用い、粒状性を
目視によって評価し、良いものから5段階で表し、5が
最も良好で数が減る程悪くなるものとした。
また上記のX線感材の試料をレギュラー用増感紙NS(
小西六写真工業(株)製)に差挟み、管電圧120KV
P、管電流100mA、 0.06秒間の条件で胸部フ
ァントムを撮影した。該撮影試料を上記のように現像処
理した後に、濃度分解能IOビット(1,204階1M
)の画像処理装置で画像を読取り、コンピューター処理
してこれをハード・コピー用フィルムに焼付けて、それ
ぞれの画像処理された試料を作成した。これらのハード
・コピーを観察し、血管、骨りょう等の診断能を上記と
同様に5段階評価した。
更にベース濃度子カプリ濃度+0.30の濃度を与える
露光量とベース濃度子カプリ濃度+2.30の濃度を与
える露光量の比を常用対数で表して、露光ラチチュード
とした。
以上の結果を表−1(2)に示した。
表−1(2)から明らかなように、本発明に係る試料は
、感度、露光ラチチェード、直線性9粒状性1診断能の
総合性能において、比較試料より優れている。
第6図に本発明の試料No、4の写真特性曲線を示す。
配化合物■、■、■、■、■、■、■の増感色素を加え
、その後チオシアン酸アンモニウムと塩化金酸と千オ硫
酸ナトリウムを加えて55℃で金・硫? は色素を添加していないので、試料11h←〜隘27は
オルソ増感したオルソタイプであるが、試料隘轟はレギ
ュラータイプである。
増感色素として加えた化合物■及び■は前記式(Ilで
表されるものの1種であり、化合物■。
■及び■は式〔■〕、化合物■及び■は式(I[[)で
表されるものの各々1種である。各化合物の式%式% そして、通常の安定剤、硬膜剤、塗布助剤を加えた後、
グリシジルメタクリレート50wt%、メチルアクリレ
−)10wt%、ブチルメタクリレート40wt%の3
種のモノマーからなる共重合体を、その濃度が10wt
%になるように希釈して得た共重合体水性分散液を下引
き液として塗設した青色に着色されたポリエチレンテレ
フタレートフィルムベース上に、この乳剤を両面に均一
塗布、乾燥し、センシトメトリー試料を得た。塗布銀量
は45mg/dmであった。
そして実施例1と同様にセンシトメトリー、粒状性、診
断能を求めた。
但し、センシトメトリーについては、レギュラータイプ
は実施例1と同様にレギュラー用増惑紙LT−IIを用
いたが、オルソタイプはオルソ用増感祇KS(小西六写
真工業(株)製)を用いた。それ以外は実施例1と同様
に行った。(トレC慇痩七屯屯−44−將ト←ト÷佃州
ト←−÷を←釜。
また試料を約3時間、23℃、20%RHの恒温・恒温
に保ち、その条件下で曲率半径2cII+で約280度
折り曲げた。試料は折り曲げて3分後にアルミウェッジ
を用いて、管電圧80KV、管電流100mAの条件下
で0.06秒X線照射し、実施例1と同様に現像を行っ
た。得られた試料の圧力減感の度合いを目視によって評
価した。Oは良好、Δは普通、×は使用に耐えない程悪
いことを示したものである。
以上の結果を表−2(2)に示した。
表−2(2)から明らかなように、−1−り赤告−0“
  本発明に係る試料は、 螢倹、−9直線性1粒状性1診断 能、圧力減感の総合性能において、比較試料より価れて
いることが判る。
化合物 ■ zHs O3− Js 1                ICJs    
     CJsI− [発明の効果] 本発明により一つのX線画像にjこり各部位の診断に適
した階調を有するX線画像を14生形成することが可能
となり、またエネルギーザブストラクションのような複
数の画像を対象とした画像処理の形成及び画像情報の読
み取りの過程を示す略図、第3図は本発明のX線画像処
理装置のブロック図、第4図は従来のX線フィルムの特
製曲線、第5図は乳剤製造時のえきの流入パターンを示
す図、第6図は本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料
の特製曲線である。
出願人  小四六写真玉業株式会社 第4図 R蔵、し30 裂、シ、  1唱1ミ 巷んt

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)画像記録材料上に形成されたX線画像を走査読み
    取ることにより、画像情報を電気信号に変換し、該電気
    信号を処理して前記X線画像とは異なった階調特性を有
    する画像を再生形成することを特徴とするX線画像処理
    方法。
  2. (2)前記X線画像のにおける露光量の対数と画像の光
    学濃度との関係曲線において、画像の光学濃度0.30
    (D_1)の点と、該D_1を形成するに要する露光量
    の10倍の露光量に対応する画像の光学濃度D_2の点
    を結ぶ直線のガンマ(γ_1)と、前記D_2と前記D
    _1を形成するに要する露光量の100倍の露光量に対
    応する画像の光学濃度D_3の点をを結ぶ直線のガンマ
    (γ_2)の差|γ_1−γ_2|が0.5未満である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のX線画像
    処理方法。
  3. (3)前記X線画像において、前記D_1の点と前記D
    _3の点を結ぶ直線のガンマ(γ_3)が1.00乃至
    2.00であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載のX線画像処理方法。
  4. (4)画像記録材料上に形成されたX線画像を読み取っ
    て電気信号に変換する手段、該電気信号を処理して前記
    X線画像とは異なった階調の画像電気信号を発生する手
    段及び前記処理された画像電気信号より画像を再生形成
    する手段を有することを特徴とするX線画像処理装置。
  5. (5)記X線画像のにおける露光量の対数と画像の光学
    濃度との関係曲線において、画像の光学濃度0.30D
    _1の点と該D_1を形成するに要する露光量の10倍
    の露光量に対応する画像の光学濃度D_2の点を結ぶ直
    線のガンマ(γ_1)と、前期D_2と前記D_1を形
    成するに要する露光量の100倍の露光量に対応する画
    像の光学濃度(D_3)の点をを結ぶ直線のガンマ(γ
    _2)の差|γ_1−γ_2|が0.5未満であること
    を特徴とする特許請求の範囲第4項記載のX画像処理装
    置。
  6. (6)前記X線画像において、前記D_1の点と前記D
    _3の点を結ぶ直線のガンマ(γ_3)が1.00乃至
    2.00であることを特徴とする特許請求の範囲第4項
    又は第5項記載のX線画像処理装置。
JP60257512A 1985-11-15 1985-11-15 X線画像処理方法及び装置 Pending JPS62116239A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60257512A JPS62116239A (ja) 1985-11-15 1985-11-15 X線画像処理方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60257512A JPS62116239A (ja) 1985-11-15 1985-11-15 X線画像処理方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62116239A true JPS62116239A (ja) 1987-05-27

Family

ID=17307328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60257512A Pending JPS62116239A (ja) 1985-11-15 1985-11-15 X線画像処理方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62116239A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51115818A (en) * 1975-02-03 1976-10-12 Goodyear Aerospace Corp Method and device for emphasizing to display recorded data
JPS54121043A (en) * 1978-03-13 1979-09-19 Fuji Photo Film Co Ltd X-ray photograph processing method
JPS5588741A (en) * 1978-12-26 1980-07-04 Fuji Photo Film Co Ltd Method of treating gradation of xxray picture of breast and its device
JPS5588740A (en) * 1978-12-26 1980-07-04 Fuji Photo Film Co Ltd Method of treating gradation of radiation picture of breast and its device
JPS55116340A (en) * 1979-02-28 1980-09-06 Fuji Photo Film Co Ltd Method and device for processing gradation of radiation picture
JPS55116339A (en) * 1979-02-28 1980-09-06 Fuji Photo Film Co Ltd Method and device for processing gradation of radiation picture of chest
JPS55116338A (en) * 1979-02-28 1980-09-06 Fuji Photo Film Co Ltd Method and device for processing gradation of xxray picture of breast
JPS5928144A (ja) * 1982-08-09 1984-02-14 Fuji Photo Film Co Ltd 放射線画像再生装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51115818A (en) * 1975-02-03 1976-10-12 Goodyear Aerospace Corp Method and device for emphasizing to display recorded data
JPS54121043A (en) * 1978-03-13 1979-09-19 Fuji Photo Film Co Ltd X-ray photograph processing method
JPS5588741A (en) * 1978-12-26 1980-07-04 Fuji Photo Film Co Ltd Method of treating gradation of xxray picture of breast and its device
JPS5588740A (en) * 1978-12-26 1980-07-04 Fuji Photo Film Co Ltd Method of treating gradation of radiation picture of breast and its device
JPS55116340A (en) * 1979-02-28 1980-09-06 Fuji Photo Film Co Ltd Method and device for processing gradation of radiation picture
JPS55116339A (en) * 1979-02-28 1980-09-06 Fuji Photo Film Co Ltd Method and device for processing gradation of radiation picture of chest
JPS55116338A (en) * 1979-02-28 1980-09-06 Fuji Photo Film Co Ltd Method and device for processing gradation of xxray picture of breast
JPS5928144A (ja) * 1982-08-09 1984-02-14 Fuji Photo Film Co Ltd 放射線画像再生装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0126644B1 (en) Light-sensitive silver halide photographic material for x-ray photography
US4689292A (en) Silver halide photographic radiography light-sensitive material
JPH0423769B2 (ja)
JPH0514887B2 (ja)
JPS62116239A (ja) X線画像処理方法及び装置
JPH0223855B2 (ja)
JPH07146522A (ja) ハロゲン化銀乳剤
JPS63199347A (ja) 鮮鋭性の向上した高感度ハロゲン化銀写真感光材料
JPS6342769B2 (ja)
US5023898A (en) X-ray radiographic system
JPS62174739A (ja) X線用ハロゲン化銀写真感光材料
JPH0576021B2 (ja)
JPH0754400B2 (ja) X線用ハロゲン化銀写真感光材料
JPH07152102A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPS61116346A (ja) X線用ハロゲン化銀写真感光材料
JPS62229129A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH068945B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPS61121052A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料
JPH0227340A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法
JP3325954B2 (ja) ハロゲン化銀乳剤
JPH0254533B2 (ja)
JP3388914B2 (ja) ハロゲン化銀乳剤
JPS63259650A (ja) 色素汚染等が改良されたハロゲン化銀写真感光材料
JPH054655B2 (ja)
JPH10307353A (ja) (111)平板状塩(臭)沃化銀結晶の製造方法