JPS62114758A

JPS62114758A - 鋳造金型への金具装填装置

Info

Publication number: JPS62114758A
Application number: JP25312885A
Authority: JP
Inventors: Tsuneo Ishihara; 石原　恒雄; Toyoichi Tsutsumi; 堤　豊一; Hiromitsu Suganuma; 菅沼　広光; Shizuo Ebisawa; 海老澤　賜寿雄; Shigeo Kaiho; 海保　重男
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 1985-11-12
Filing date: 1985-11-12
Publication date: 1987-05-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はダイカストマシンの金型にインサート金具を装
填するための装填装置に関する。

（従来の技術）一般にエンジンのシリンダブロックをアルミニウムでダ
イカストする場合、ダイカストマシンの金型に鋳鉄製ス
リーブを装填した後、アルミニウム合金の溶湯を鋳込む
。

（発明が解決しようとする問題点）そしてスリーブのようなインサート金具を金型の所定位
置に正確に供給する装置が必要となり、この装置を自動
化するためには鋳造サイクルの型開き後に製品を取出し
、次の鋳造開始までの短い時間に複数個のインサート金
具を金型の所定位置に確実、且つ容易にセットしなくて
はならない。

このため、単にロボット等を使って自動化しようとする
と、ロボットの位置決め精度と金型の熱膨張等による位
置ズレに問題があり、生産性に影響を及ぼす。

従って本発明の目的は、金型に位置決めを行いながらス
ムーズにインサート金具を自動セットすることができ、
生産性を向上するとともに、品質の安定性を図るように
した金具装填装置を提供するにある。

（問題点を解決するための手段）前記目的を達成すべく本発明は、複数個のインサート金
具（Ｓ）・・・を保持するインサートヘッド（２２）を
インサート金具供給部（４）から固定金型（８１）と可
動金型（６３）との間に移動自在で、且つ昇降自在にロ
ポッ）　（１）または搬送装置に設け、該インサートヘ
ッド（２２）には金型（６１）との位置決め部（２９）
を設けるとともに、該位置決め部（２９）のへ、ド頁２
２）下降による係合で保持力を開放してインサート金具
（Ｓ）・・・を金型（６１）に装填する保持装置（２５
）・・・を設けた。

（作用）供給部（４）で保持した複数個のインサート金具（Ｓ）
・・・を装填装置（２）により金型（６１）内の所定位
置にスムーズにセットできるので、ロボット（１）等を
使っての自動化を実現でき、生産性向上並びに品質安定
化を達成できる。

（実施例）以下に添付図面を基に実施例を詳述する。

第１図において、（１）は搬送ロボットで、この搬送ロ
ポッ）　（１）の周囲にはインサート金具供給部（４）
、インサート金具加熱装置（５）及び縦型鋳造Ｒ（８）
が配設され、インサート金具供給部（４）と縦型鋳造機
（Ｂ）は対向配置される。

インサート金具供給部（４）のセット治具（不図示）上
には直列４気筒エンジンの鋳鉄製シリンダスリーブをな
す４木の筒状インサート金具（Ｓ）・・・がセットされ
、この４木の筒状インサート金具（Ｓ）・・・は搬送ロ
ポッ）　（１）により保持されてインサート金具加熱装
置（５）へと送られる。この加熱装置（５）で予熱され
た金具（Ｓ）・・・は再びロイ−２ト（１）により保持
され、次に縦型鋳造機（６）の第２図に示す固定金型（
６１）と可動金型（６３）との間に送られ、固定金型（
６１）上にセットされる。更に鋳造後のシリンダブロッ
ク（Ｂ）はロボット（１）により保持されて鋳造機（８
）から取出され、金具供給部（４）の先方に配設された
製品払い出し部（７）上に払い出される。

搬送ロボット（１）は第２図乃至第４図に示す如くで、
機台（１１）に内蔵された駆動装置により旋回自在なポ
スト（１２）上に水平方向のガイドレール（１３）を固
設し、ガイドレール（１３）にはスライダ（１４）を水
平移動自在に組込む、スライダ（１４）は水平方向に形
成したガイド溝（１３１）に沿ってモータ（１５）及び
う、り（１Ｂ）、ピニオン（１７）により移動するもの
で、このスライダ（１４）には前後２本の平行するリン
ク（１８）、（１８）を枢支し、リンク（１８）　。

（１８）にはアーム（１８）を枢支する。更に前方のリ
ンク（１８）の中間部にはガイド溝（１３１）に係合す
るカムローラ（１８１）を設け、ガイド溝（１３１）の
先部には下方へ傾斜するカム溝（１３２）を設ける。こ
のカム溝（１３２）にカムローラ（１８１）が係合して
いる状態ではスライダ（１４）に対し平行リンク（ｔｓ
）、（１８）を介してアーム（１８）が昇降動する。

そして斯かる搬送ロボット（１）のアーム（１８）には
インサート金具装填装置（２）と製品取出し装置（３）
を設ける。

即ち第５図及び第６図にも示すようにアーム（Ｉ８）の
先部に垂直方向のガイドレール（２１）を固設し、カイ
トレール（２１）にはインサートヘッド（２２）を昇降
自在に組込む。インサートヘッド（２２）はシリングピ
ストン装２１　（２３）により昇降動するもので、第８
図に示すようにその長手方向に沿って４本のコレットチ
ャック保持体（２４）・・・を直列に吊下支持している
。この保持体（２４）の下部には筒状インサート金具（
Ｓ）の内周面をクランプするコレットチャック（２５）
が備えられ、コレットチャック（２５）は第７図に示す
ように保持体（２４）に内蔵されたシリンダピストン装
ａ　（２６）のピストンロッド（２７）下部とのテーパ
係合部（２８）により作動する。

更に保持体（２４）の軸芯をなすピストンロッド頁２７
）下端にはインサート金具供給部（４）のセット冶具及
びインサート金具加熱装置（５）のセット治具（５り・
・・並びに固定金型（Ｇ１）上に設けられた位置決めビ
ン（５２）・・・、（８２）・・・に係合するガイド部
（２８）を形成する。

斯くしてインサートヘッド（２２）に直列に４本備えら
れたコレットチャック保持体（２４）・・・の両側方に
製品であるシリンダブロック（Ｂ）の両側面をクランプ
する左右のクランプアーム（３１）、（３１）を配設し
、両クランプアーム（３１）、（３１）を前記アーム（
１９）の先部に枢支する。この一対のクランプアーム（
３１）、（３１）はシリンダピストン装置（３２）によ
り作動する。

更に各コレットチャック保持体（２０・・・をその支持
体であるインサートヘッド（２２）に対しフローチング
支持する。

即ち第７図に示すようにインサートヘッド（２２）に設
けた挿通孔（２２１）内にクリアランス（Ｃ）を形成し
てコレットチャック保持体（２４）を挿入するとともに
、ヘッド（２２）内に臨む保持体（２４）の外周に設け
たフランジ（２４１）の上下面をそれぞれリテーナ（２
４２）　、（２４２）にて支持されたポール（２４３）
・・・。

（２４３）・・・を介装してヘッド（２２）内に組込む
・これによりヘッド（２２）に対し保持体（２４）は全
周のクリアランス（Ｃ）によって水平移動自在で、且つ
ポール（２４３）・・・、（２４３）・・・によって傾
斜動自在となる。

このように保持体（２４）をフローチング支持すれば、
供給部（４）からの引き上げ、加熱装置（５）への装填
及び引き上げ、金型（６１）への装填に際し、位置決め
ピン（８２）とガイド部（２９）との保合に追従してコ
レットチャック保持体（２４）がインサートヘッド（２
２）に対し拙動し、即ち保持体（２４）の姿勢を位置決
めピン（６２）と同芯をもって維持できる。

従って金型の熱膨張等により金具装填位置と保持体（２
４）・・・との位置に若干のズレが生じたとしても、そ
れに保持体（２４）・・・を追従させて筒状インサート
金具（Ｓ）・・・の装填及び引き上げを正確に行うこと
ができる。またフローチング支持するだけの簡単な構造
なので、コンパクトな構成をもって以上のように機能し
、コスト的にも有利である。

以上の鋳造装置による鋳造システムについて以下に説明
する。

先ず搬送ロボット（１）のガイドレール（１３）を旋回
させて装填装置（２）を供給部（４）上に臨ませ、イン
サートヘッド（２２）を下降して金具（Ｓ）・・・内に
コレットチャック（２５）・・・を入れ、金具（Ｓ）・
・・の内周面をそれぞれクランプして再びヘッド（２２
）を上昇する。

そしてガイドレール（１３）を第１図中右廻りに旋回さ
せて装填装置（２）を加熱装置（５）上に臨ませ、加熱
装置（５）内で金具（Ｓ）・・・を所定時間加熱した後
、再び金具（Ｓ）・・・を装填装置（２）に保持して上
昇させ、更に右廻りに旋回して鋳造機（６）側に装填装
置（２）を臨ませる。

而してスライダ（１４）を前進して装填装置（２）を型
開き状態の金型（８１）、（６３）間に前進させるとと
もに、下降させて金型（６１）内に金具（Ｓ）・・・を
セットした後、装填装置（２）を後退させ、型閉めして
鋳造を開始する。

斯かる鋳造状態において、今度はガイドレール（１３）
を前記とは逆に第１図中左廻りに旋回させて再び供給部
（４）上に装填装置（２）を臨ませ、前記と同様にして
金具（Ｓ）・・・を保持した後、反対の右廻りに旋回さ
せて加熱装置（５）に金具（Ｓ）・・・を投入し、再び
装填装置（２）を鋳造機（６）側に待機させておく。

鋳造が完了して型開きすると、アーム（１９）を前進さ
せ、シリンダブロック（Ｂ）を取出し装置（３）にて保
持し、ガイドレール（１３）を右廻りに旋回させて払い
出し部（７）上に臨ませ、シリンダブロック（Ｂ）を払
い出す。

次にアーム（１９）を後退させて更にガイドレール（１
３）を右廻りに旋回し、加熱装置（５）上に装填装置（
２）を臨ませ、予熱された金具（Ｓ）・・・を再び保持
し、前記と同様にして金型（６１）内に金具（Ｓ）・・
・をセットし、鋳造を行う。

尚、搬送装置としてロボットを例示したが、これに限ら
れるものではない。

（発明の効果）以上のように本発明によれば、複数個のインサート金具
を金型の所定位置に正確、且つ自動的に装填することが
でき、生産性向上と併せ品質安定化を達成できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は鋳造装置全体の概略平面図、第２図は鋳造機と
搬送ロボットの側面図、第３図及び第４図は搬送ロボッ
トの一部破断側面図、第５図は金型への金具装填及び製
品取出しを示す側面図、第６図は搬送ロボットのアーム
周りの平面図、第７図及び第８図は金具装填装置の縦断
面図とその全体側面図である。尚１図面中（１）は搬送ロボット、（１８）はアーム、
（２）は装填装置、　（２２）はインサートヘッド、（
２４）は保持体、（２５）はコレットチャック、（２６
）はシリンダピストン装置、（２９）はガイド部、（４
）は金具供給部、（［１１）、（Ｅ１３）は金型、（６
２）は位置決めビン、（Ｂ）はシリンダブロック、（Ｃ
）はクリアランス、（Ｓ）は筒状インサート金具である
。

Claims

【特許請求の範囲】複数個のインサート金具を保持するインサートヘッドを
インサート金具供給部から固定金型と可動金型との間に
移動自在で、且つ昇降自在にロボットまたは搬送装置に
設け、該インサートヘッドには金型との位置決め部を設けると
ともに、該位置決め部のヘッド下降による係合で保持力を開放し
てインサート金具を金型に装填する保持装置を設けたこ
とを特徴とする鋳造金型への金具装填装置。