JP2648865B2 - 砂中子の保持方法とその保持装置 - Google Patents

砂中子の保持方法とその保持装置

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JP2648865B2
JP2648865B2 JP399488A JP399488A JP2648865B2 JP 2648865 B2 JP2648865 B2 JP 2648865B2 JP 399488 A JP399488 A JP 399488A JP 399488 A JP399488 A JP 399488A JP 2648865 B2 JP2648865 B2 JP 2648865B2
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義明 江越
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シリンダブロックのダイカスト鋳造に際
し、水ジャケットを成形する砂中子を金型内に一時的に
保持する為の砂中子保持方法と、その保持装置に関す
る。
〔従来の技術〕
一般にシリンダブロックは、シリンダバレルと外壁間
に水ジャケットが形成されている。
上記シリンダブロックをダイカスト鋳造するに当り砂
中子を金型内にセットすることにより水ジャケットを成
形するが、従来、上記砂中子を金型内にセットする為の
手段として当該砂中子に複数箇の突起を設けることは特
開昭61−115646号公報に開示されている。しかし、この
手段は立型のダイカストマシンに対してであり、普通の
横型ダイカストマシンで砂中子を用いて水ジャケットを
形成し、シリンダ−ブロックを鋳造する技術は現在知ら
れていない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って、横型ダイカストマシンにおいては、砂中子を
金型内に精度良くセットできなかったり、セット時間が
長くかゝり生産性の向上等の点で問題点があった。
本発明は上述従来の問題点に鑑みて検討の結果、横型
ダイカストマシンにおいて、砂中子保持ピン上へ砂中子
を載置して一時的に保持させ、次いで可動ダイスの可動
中子金型で正式に砂中子を保持させるようにすることに
よって、砂中子を容易、かつ素早く、しかも安全にして
制度良く金型内に保持できるようにした砂中子の保持方
法とその保持装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち本発明は、シリンダブロックのダイカスト鋳造に
あたり、可動ダイスにライナーを挿入後、可動金型側
に、駆動機構によって独立して作動するよう設けられた
砂中子保持ピンをキャビティ内に突出し、該ピン上へ水
ジャケット成形用砂中子を載置して一時的に保持さて、
次いで可動ダイスの可動中子金型により上記砂中子を保
持した後、上記砂中子保持ピンをキャビティから後退さ
せ、型締めするようにすると共に、キャビティに体し独
立して進退自在に可動金型側に形成され、型締め前に水
ジャケット成形用砂中子をキャビティ内に一時的に保持
する為の砂中子保持ピンと、上記砂中子保持ピンを駆動
機構に連結する接続板とを備え、上記砂中子保持ピンは
少なくとも2本もしくは2本以上を有して上記砂中子の
一側面を載置して保持するよう構成して、上記問題点を
解決したのである。
〔実 施 例〕
以下本発明に係る砂中子の保持方法とその保持装置の
実施例を図面に基づいて詳述する。
先づ、砂中子の保持装置につき詳述すれば、第1図な
いし第6図に示したように、可動ダイス1から横向きに
突設したライナー挿入用の円柱状の突部1aに対して、可
動中子金型2、3は、図示しない空圧、又は油圧シリン
ダ等からなる駆動機構により第5図に示すA、B方向及
び反矢印A、B方向へ移動自在に形成されている。
上記可動中子金型2、3は、上記可動ダイス1及び可
動ホルダー4と共に、固定ダイス5に対して図示しない
駆動機構により、図において左右方向へ移動されること
により型締め及び型開き動作され、製品、つまりシリン
ダブロックを成形する為のキャビティ6は、上記可動ダ
イス1と、可動中子金型2、3と、固定ダイス5とによ
って形成される。
シリンダブロックの水ジャケットを成形する為の砂中
子7は、上記可動ダイス1の突部1aに挿入されるライナ
ー8の外周との間に適当な肉厚の周壁を形成すべく、該
ライナー8の外周との間に適当な間隔9を有してキャビ
ティ6内にセット可能に第2図(イ)、(ロ)に示した
如く形成させてある。
上記砂中子7はキャビティ6内の所定位置に保持させ
る必要があるので、該砂中子7を保持させる為の砂中子
保持ピン…は、少なくとも2本ないし2本以上(図示例
では2本)可動金型側に形成させてある。
即ち、上記砂中子保持ピン10、10は、キャビティ6内
に内端を開口して上記可動ダイス1と可動ホルダー4の
同軸上へ連通して開口した横孔11、12に摺動自在に挿通
し、該各砂中子保持ピン10、10の外端を共通な接続板13
で連結し、該接続板13を空圧、又は油圧シリンダ等から
なる駆動機構14の出力軸14と連結し、これにより各砂中
子保持ピン10、10は独立して図において左右方向へ同時
に摺動され、各先端部が、上記キャビティ6に対して出
没動作されるよう形成されている。
又、上記各砂中子保持ピン10、10上へ上記砂中子7の
一側面、図においては下側面を載置してキャビティ6内
に安定性良く保持できるよう、例えば第2図(イ)に示
した如く、砂中子7の側面に凹部7a…が形成されている
場合は、その凹部7a、7aが載置可能に砂中子保持ピン1
0、10を形成させるが良い。
又、上記砂中子保持ピン10、10は、砂中子7をキャビ
ティ6内に固定させる為のものではなく、型締め前に一
時的に砂中子7を所定位置に保持させる為のものである
から、上述のように砂中子7を載置させるだけでキャビ
ティ6内に容易に保持できるようにしてあげる。
又、上記砂中子7は、可動ダイス1の可動中子金型
2、3を作動させて鋳造中の溶湯の流れに対して移動し
ないように保持させるのであるから、当該砂中子7は、
水ジャケットを成形する本体7bと、金型内に保持する為
の複数箇の突起7c…と、脚部7dとから形成させてある。
又、脚部7dはシリンダーブロックのトップデッキの連通
口を形成する。
一方、上記可動中子金型2、3と可動ダイス1には、
上記突起7c…と、脚部7dを係嵌する為の凹部2a、3a、1b
を形成させてある。
又、上記突起7c…は、第2図(イ)又は(ロ)に夫々
示したように、砂中子7の中央部、又は両端部何れに設
けても良い。
尚、第1図、第3図ないし第6図において15は製品押
出しピン、16は押出し板、17は湯押えを夫々示し、第1
図においては18はプランジャー、19はスリーブを夫々示
す。
次に説明の便宜上、本発明に係る砂中子の保持方法
と、この砂中子保持方法に適用される上述砂中子保持装
置の作動を同時に説明する。
先づ、第3図に示したように可動ダイス1の突部1aに
ライナー8を挿入した後、駆動機構14により砂中子保持
ピン10、10を可動ダイス1の横孔11から突出させる。次
いで、砂中子7を第4図に示したように、上記砂中子保
持ピン10、10上へ載置させ、砂中子7を一時的に保持す
る。
次いで、可動ダイス1の可動中子金型2、3を第5図
に示したように矢印A、B方向へ移動させ、該両可動中
子金型2、3で砂中子7を正式に保持させ、鋳造中の溶
湯の流れに対して動かないようにする。
次いで、駆動機構14により砂中子保持ピン10、10を第
6図に示したように後退させたならば第1図に示した如
く可動金型を矢印C方向へ移動して型締めをし、溶湯を
プランジャー18によりキャビティ6に充填し、鋳造す
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係る砂中子の保持方法に
よれば、砂中子保持ピン10、10上へ砂中子7を載置さ
せ、可動ダイス1へ突き合せるだけの極めて容易な操作
によって、砂中子7を金型内に素早く、かつ安全に、し
かも所定位置に精度良くセットすることができる。
又、本発明に係る砂中子保持装置によれば、可動金型
側に、砂中子保持ピン10、10を摺動自在に儲けただけの
簡単な構成によって所期の目的を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る砂中子保持方法及びその保持装置
の実施例を示す型締め状態の縦断側面図、第2図
(イ)、(ロ)は砂中子の変形例を夫々示す各平面図、
第3図、第4図、第5図、第6図は同実施例の砂中子の
保持作動状態を順番に示す各縦断側面図である。 1……可動ダイス、2、3……可動中子金型 6……キャビティ、7……砂中子 8……ライナー、10……砂中子保持ピン 13……接続板、14……駆動機構

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダブロックをダイカスト鋳造するに
    あたり、可動ダイスにライナーを挿入後、可動金型側
    に、駆動機構によって独立して作動するよう設けられた
    砂中子保持ピンをキャビティ内に突出し、該ピン上へ水
    ジャケット成型用砂中子を載置して一時的に保持させ、
    次いで可動ダイスの可動中子金型により上記砂中子を保
    持した後、上記砂中子保持ピンをキャビティから後退さ
    せ、型締めすることを特徴とする砂中子の保持方法。
  2. 【請求項2】キャビティ内に対して独立して進退自在に
    可動金型側に形成され、型締め前に水ジャケット成形用
    砂中子をキャビティ内に一時的に保持する為の砂中子保
    持ピンと、上記砂中子保持ピンを駆動機構に連結する接
    続板とを備え、上記砂中子保持ピンは少なくとも2本な
    いしは2本以上を有して上記砂中子の一側面を載置して
    保持するよう構成したことを特徴とする砂中子の保持装
    置。
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CN101920330B (zh) * 2010-03-23 2011-12-07 温州瑞明工业股份有限公司 金属气室驱动抓取装置及其使用方法
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