JP2001150118A - 鋳造装置 - Google Patents

鋳造装置

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JP2001150118A
JP2001150118A JP34251599A JP34251599A JP2001150118A JP 2001150118 A JP2001150118 A JP 2001150118A JP 34251599 A JP34251599 A JP 34251599A JP 34251599 A JP34251599 A JP 34251599A JP 2001150118 A JP2001150118 A JP 2001150118A
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JP
Japan
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slide core
fixed
movable
mold
pin
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JP34251599A
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English (en)
Inventor
Shuji Kobayashi
修二 小林
Yoichi Ajiro
洋一 網代
Hiroshi Kato
博 加藤
Kiyoshi Shibata
清 柴田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単かつコンパクトな構成で、スライドコアを
確実に進退させるとともに、装置全体の小型化を図るこ
とを可能にする。 【解決手段】スライドコア30を可動型28に対して進
退させる移動機構34は、傾斜ピン36と、この傾斜ピ
ン36が挿入される傾斜穴部38と、前記傾斜ピン36
および前記傾斜穴部38を介して所定距離だけ矢印B方
向に移動した前記スライドコア30を、所定の退避位置
までさらに移動させる油圧シリンダ40とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定型と可動型と
スライドコアとで成形用キャビティを形成する鋳造装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、所望の成形品形状に設定された
キャビティを有する鋳型を用い、前記キャビティに溶融
金属を注入して凝固させることにより部品等を得る鋳造
装置が広く採用されている。
【0003】この種の鋳造装置では、固定型と、前記固
定型に対しアクチュエータ等を介して進退可能な可動型
とを備えるとともに、特に、複雑形状な成形品を得る際
には、例えば、前記可動型に対して進退可能なスライド
コアが用いられている。
【0004】このスライドコアは、例えば、可動型に設
けられた油圧シリンダを介して前記可動型に対し進退可
能に保持されている。そして、スライドコアの型締め時
には、このスライドコアをキャビティ側に移動させて前
記スライドコアを可動型および固定型と一体的に締め付
け保持する一方、鋳造成形後には、前記可動型を前記固
定型から離型させた後に該スライドコアを成形品から退
避させるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鋳造成
形時には、固定型、可動型およびスライドコアに対して
相当に大きな締め付け力が作用するとともに、キャビテ
ィ内に高温の溶湯が注入されるため、前記可動型と前記
スライドコアとが強固に密着されることになる。従っ
て、鋳造成形後に可動型からスライドコアを離型させる
ために、このスライドコアに対して相当に大きな離型力
を付与する必要がある。このため、例えば、可動型に装
着されるスライドコア移動用油圧シリンダは、比較的大
出力が要求されることになり、前記油圧シリンダ自体が
相当に大型化するのに従って、鋳造装置全体も大型化す
るという問題が指摘されている。
【0006】本発明はこの種の問題を解決するものであ
り、簡単かつ小型化された構成で、スライドコアを確実
に進退させることができ、装置全体の小型化を容易に達
成することが可能な鋳造装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る鋳造装置で
は、スライドコアを可動型または固定型に対して進退可
能に保持する移動機構が、傾斜ピンと、前記スライドコ
アに形成される傾斜穴部と、シリンダとを備えている。
そして、可動型が固定型から離間する際に、まず傾斜ピ
ンおよび傾斜穴部の案内作用下にスライドコアが前記可
動型または前記固定型に対して所定距離だけ移動した
後、シリンダの作用下に該スライドコアが所定の退避位
置までさらに移動する。
【0008】これにより、摩擦力等によって最も離型力
が必要なスライドコアの初期離型動作を、傾斜ピンと傾
斜穴部とにより確実に行うことができ、シリンダの負荷
が大幅に低減される。従って、シリンダは、スライドコ
アを引き上げるのに必要な出力を有していればよく、前
記シリンダを有効に小型化することができ、鋳造装置全
体の小型化も容易に図ることが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態に係る
鋳造装置10の概略側面図である。
【0010】この鋳造装置10は、基台12上に設けら
れる固定ダイプレート14と、前記固定ダイプレート1
4に対しタイバー16を介して進退可能な可動ダイプレ
ート18とを備える。可動ダイプレート18には、開閉
シリンダ20から延在するロッド22が連結されるとと
もに、この可動ダイプレート18に型締めシリンダ24
が連結されている。固定ダイプレート14に固定型26
が固着される一方、可動タイプレート18には、前記固
定型26に対向して可動型28が固着される。
【0011】図2に示すように、固定型26と可動型2
8とスライドコア30とで成形用キャビティ32が形成
されるとともに、前記スライドコア30は、前記可動型
28(または固定型26)に対して移動機構34を介し
て進退可能に保持される。
【0012】移動機構34は、固定型26(または可動
型28)に設けられ、可動型28の型開き方向(矢印A
方向)に対してキャビティ32から離間する方向(矢印
B方向)に所定の角度α゜だけ傾斜する傾斜ピン36
と、スライドコア30に形成されて前記傾斜ピン36が
挿入される傾斜穴部38と、前記可動型28(または固
定型26)に設けられ、前記傾斜ピン36および前記傾
斜穴部38を介して矢印B方向に所定距離だけ移動した
前記スライドコア30を、所定の退避位置までさらに矢
印B方向に移動させる油圧シリンダ40とを備える。
【0013】傾斜ピン36は、大径部36a、36bを
介して固定型26内に保持されており、この傾斜ピン3
6の先端側に誘い込み用のテーパ部36cが形成され
る。スライドコア30は、固定型26側に突出する膨出
部42を備え、この膨出部42に傾斜ピン36を挿入す
るための傾斜穴部38が所定の深さまで形成されてい
る。膨出部42の上部側に傾斜面42aが形成されてお
り、この傾斜面42aは、矢印A方向に向かって矢印B
方向に所定の角度β゜(>α゜)に設定されている。
【0014】スライドコア30は、可動型28に鉛直方
向に向かって設けられたリニアガイド44を介して昇降
自在に保持されている。この可動型28の上部には、取
り付け部材46を介して油圧シリンダ40が固着され、
前記油圧シリンダ40から下方向に延在するロッド48
がスライドコア30の上部に固定されている。ロッド4
8とスライドコア30とを連結するための連結部50に
は、傾斜ピン36および傾斜穴部38による初期離型動
作を許容する間隙52が設けられている。
【0015】このように構成される鋳造装置10の動作
について、以下に説明する。
【0016】図1および図2に示すように、型締めシリ
ンダ24を介して固定型26、可動型28およびスライ
ドコア30が型締めされた状態で、キャビティ32に溶
融金属が注入される。この溶融金属は、キャビティ32
で冷却されて凝固し、前記キャビティ32の形状に対応
する部品が成形される。次いで、開閉シリンダ20の作
用下に可動ダイプレート18が矢印A方向に移動する
と、この可動ダイプレート18に固着されている可動型
28が、固定ダイプレート14に固着されている固定型
26に対して矢印A方向に移動を開始する。
【0017】その際、スライドコア30に傾斜穴部38
が設けられる一方、固定型26にはこの傾斜穴部38に
挿入される傾斜ピン36が固着されている。このため、
可動型28が矢印A方向に移動を開始すると、図3に示
すように、この可動型28に保持されているスライドコ
ア30は、傾斜ピン36および傾斜穴部38の案内作用
下に矢印A方向に向かって矢印B方向に傾斜する方向
に、すなわち、可動型28と一体的に矢印A方向に移動
しながら前記可動型28に対して矢印B方向に移動す
る。
【0018】そこで、スライドコア30の膨出部42に
設けられた傾斜面42aの角度β゜は、傾斜ピン36の
角度α゜よりも大きく設定されている。従って、スライ
ドコア30が矢印B方向に移動する際に、傾斜面42a
と固定型26とが干渉することがない。
【0019】可動型28が固定型26から離間して傾斜
ピン36がスライドコア30の傾斜穴部38から離脱し
た後、油圧シリンダ40が駆動される。このため、図4
に示すように、スライドコア30がリニアガイド44に
沿って可動型28に対し矢印B方向に移動し、前記スラ
イドコア30が所定の退避位置に配置される。キャビテ
ィ32内で凝固した部品は、可動型28と一体的に矢印
A方向に移動しており、この部品が前記可動型28から
離型される。
【0020】この場合、本実施形態では、鋳造成形後に
可動型28を固定型26から離間させる際、まず、傾斜
ピン36および傾斜穴部38の案内作用下に、スライド
コア30が前記可動型28に対して矢印B方向に所定の
距離だけ移動する。ここで、図5に示すように、スライ
ドコア30が可動型28に対して移動を開始する際に、
最大の離型力が必要とされており、この大きな離型力を
出力させるために、本実施形態では、アクチュエータを
用いることなく傾斜ピン36および傾斜穴部38が採用
されている。
【0021】これにより、本実施形態では、油圧シリン
ダ40を介してスライドコア30移動させる際には、こ
の油圧シリンダ40に大きな出力値が要求されることが
なく、前記油圧シリンダ40を一挙に小型化することが
できるという効果が得られる。しかも、鋳造装置10全
体の小型化が容易に図られ、前記鋳造装置10を経済的
に製造することが可能になるという利点がある。
【0022】なお、本実施形態では、スライドコア30
を可動型28に対し昇降自在に保持する一方、固定型2
6に傾斜ピン36を設けているが、前記スライドコア3
0を前記固定型26に対して進退自在に保持する一方、
前記傾斜ピン36を前記可動型28に設けるように構成
してもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る鋳造装置では、可動型が固
定型から型開きされる際、まず、傾斜ピンおよび傾斜穴
部の作用下に前記スライドコアが所定の距離だけ移動し
た後、シリンダを介して該スライドコアが所定の退避位
置までさらに移動されるため、前記シリンダに大きな出
力値(離型力)が要求されることがなく、該シリンダを
有効に小型化することができる。しかも、鋳造装置全体
の小型化も図られ、前記鋳造装置を経済的に得ることが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る鋳造装置の概略側面図
である。
【図2】前記鋳造装置を構成する固定型、可動型および
スライドコアの縦断面説明図である。
【図3】離型開始時の前記鋳造装置の動作説明図であ
る。
【図4】上昇時の前記スライドコアの動作説明図であ
る。
【図5】前記スライドコアを前記可動型から移動させる
際に必要な離型力の説明に供する図である。
【符号の説明】
10…鋳造装置 14…固定ダイプレー
ト 18…可動ダイプレート 20…開閉シリンダ 26…固定型 28…可動型 30…スライドコア 32…キャビティ 34…移動機構 36…傾斜ピン 38…傾斜穴部 40…油圧シリンダ 42…膨出部 42a…傾斜面 48…ロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 博 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 柴田 清 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定型と可動型とスライドコアとで成形用
    キャビティを形成する鋳造装置であって、 前記スライドコアを前記可動型または前記固定型に対し
    て進退可能に保持する移動機構を備え、 前記移動機構は、前記固定型または前記可動型に設けら
    れ、該可動型の型開き方向に対して傾斜する傾斜ピン
    と、 前記スライドコアに形成され、前記傾斜ピンが挿入され
    る傾斜穴部と、 前記可動型または前記固定型に設けられ、前記傾斜ピン
    および前記傾斜穴部を介して所定距離だけ移動した前記
    スライドコアを、所定の退避位置までさらに移動させる
    シリンダと、 を備えることを特徴とする鋳造装置。
JP34251599A 1999-12-01 1999-12-01 鋳造装置 Pending JP2001150118A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100828849B1 (ko) 2006-09-29 2008-05-09 현대자동차주식회사 실린더 블럭내 경사홀의 형성을 위한 다이캐스팅 금형
CN103464717A (zh) * 2013-05-15 2013-12-25 宁波北仑大港科技创新服务中心 一种具有二级联合抽芯结构的压铸模具
CN103611918A (zh) * 2013-11-25 2014-03-05 长城汽车股份有限公司 一种斜抽芯机构及压铸模具
CN108405825A (zh) * 2018-04-02 2018-08-17 重庆市搏润模具有限公司 产品滑块预抽装置
CN112808970A (zh) * 2020-12-28 2021-05-18 宁波三诚压铸模具有限公司 一种逆变器箱体成型模具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100828849B1 (ko) 2006-09-29 2008-05-09 현대자동차주식회사 실린더 블럭내 경사홀의 형성을 위한 다이캐스팅 금형
CN103464717A (zh) * 2013-05-15 2013-12-25 宁波北仑大港科技创新服务中心 一种具有二级联合抽芯结构的压铸模具
CN103464717B (zh) * 2013-05-15 2015-08-26 宁波北仑大港科技创新服务中心 一种具有二级联合抽芯结构的压铸模具
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CN112808970B (zh) * 2020-12-28 2022-07-29 宁波三诚压铸模具有限公司 一种逆变器箱体成型模具

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