JPH069734B2 - 縦型ダイカスト機およびその製品取出方法 - Google Patents

縦型ダイカスト機およびその製品取出方法

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JPH069734B2
JPH069734B2 JP61235517A JP23551786A JPH069734B2 JP H069734 B2 JPH069734 B2 JP H069734B2 JP 61235517 A JP61235517 A JP 61235517A JP 23551786 A JP23551786 A JP 23551786A JP H069734 B2 JPH069734 B2 JP H069734B2
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洋次 斉藤
弘武 臼井
博 寺内
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TOKYO KEIGOKIN SEISAKUSHO KK
Shibaura Machine Co Ltd
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TOKYO KEIGOKIN SEISAKUSHO KK
Toshiba Machine Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は縦型ダイカスト機およびその製品取出方法に関
し、一層詳細には、第1の製品押出機構および射出プラ
ンジャを有した下型と第2の製品押出機構を有した上型
とでキャビテイを画成し、前記第1製品押出機構によっ
て製品を押し上げた後、前記第2製品押出機構により製
品を押し下げることで製品を損傷することなく且つ容易
に取り出すことの出来る縦型ダイカスト機およびその製
品取出方法に関する。
下型と上型とで画成されるキャビテイに射出プランジャ
を用いて溶湯を圧入し製品を成形するものとして縦型ダ
イカスト機がある。この縦型ダイカスト機には、通常、
製品を金型より離型させるため製品押出機構が併設され
ており、型開き後の当該機構を作用させキャビテイ(下
型)からの製品の取り出しを行っている。
そこで、第1図に従来技術に係る縦型ダイカスト機にお
ける金型の主要部の好適な例を示す。すなわち、縦型ダ
イカスト機の本体側に固定された固定ダイプレート2の
上面部には雄型4を構成する固定下型6が固着されてお
り、また、前記固定下型6に指向して移動する移動ダイ
プレート8の下面部には雌型10を構成する移動上型12が
固着されている。この場合、固定下型6と移動上型12と
を接合させることにより雄型4、雌型10間に製品14を形
成するためのキャビテイが画成される。
一方、固定ダイプレート2および固定下型6には第1お
よび第2の射出スリーブ16、18が連結した状態で嵌合し
ており、これらの射出スリープ16、18内には射出シリン
ダ20により上下方向に移動する射出プランジャ22が摺動
可能な状態で挿入されている。そこで、固定下型6およ
び移動上型12を型締めして前記射出スリーブ16、18内に
溶湯を給湯した後、射出シリンダ20の駆動作用下に射出
プランジャ22を上方向に移動させることにより溶湯がキ
ャビテイに圧入される。
次に、前記キャビテイに圧入された溶湯が冷却固化した
後、移動上型12を移動ダイプレート8と共に上方向に移
動させ型開きを行い、製品14をキャビテイより取り出
す。すなわち、固定下型6には押出シリンダ24の作用下
に押出板26を介して押出ピン28a乃至28cを雄型4の表
面部に突出させる製品押出機構が配設されている。従っ
て、製品14は押出ピン28a乃至28cと射出プランジャ22
の上方向への移動動作により雄型4から離型される。こ
の場合、射出シリンダ20および押出シリンダ24は流量調
整弁30によって相互の動作の同期がとられている。
次いで、雄型4から離型された製品14はロボットハンド
等のチャック機構を有した把持装置32により製品14の所
定部位が把持され、金型から取り出される。
ところで、以上のようにして製品14の取り出しを行う縦
型ダイカスト機では、前記製品14の押し出し時において
製品14を損傷する虞がある。すなわち、製品14を雄型4
から離型させる場合、射出シリンダ20および押出シリン
ダ24の動作を流量調整弁30によって制御し、射出プラン
ジャ22の移動速度と押出ピン28a乃至28cの移動速度と
を同期させるようにしている。然しながら、流量調整弁
30によって前記移動速度を完全に同期させることは不可
能であり、特に、製品14を雄型4から離型することが困
難である場合、第2射出スリーブ18内に形成されるラン
ナ部に近接する製品14の一部が折曲し、あるいは損壊す
る不都合が生じる。また、場合によっては、製品14とラ
ンナ部との間に発生する過大な圧力により雄型4の一部
に過負荷がかかり、前記雄型4を損傷する虞がある。
さらに、このような縦型ダイカスト機には製品14の一部
を把持して金型から取り出すために専用の把持装置32を
併設しておかなければならず、設備上、極めて高価とな
る不都合が指摘されている。
本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、製品の押し出し時に押し出しピンと射出プラン
ジャが完全に同期していなくとも、製品が損傷すること
のなく取り出すことを可能とする縦型ダイカスト機およ
びその製品取出方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の縦型ダイカスト
機は、キャビテイを画成する固定下型と、 前記固定下型を介してキャビテイに溶湯を圧入する射出
プランジャと、 第1の押出ピンを作動させ、前記固定下型を介してキャ
ビテイで形成された製品を前記射出プランジャと協働し
て上方向に押し出す第1の押出機構と、 前記固定下型に対して移動しキャビテイを画成する移動
上型と、 第2の押出ピンを作動させ、前記移動上型を介してキャ
ビテイで形成された製品を下方向に押し出す第2の押出
機構と、 からなる金型を備え、前記第1押出ピンと射出プランジ
ャの上昇動作に追従して前記移動上型を上昇させること
を特徴とする。
また、本発明の縦型ダイカスト機の製品取出方法は、固
定下型と移動上型とからなる金型の間に画成されるキャ
ビテイから鋳造成形される製品を取り出す際、第1の押
出ピンと射出プランジャの上昇動作に追従させて前記移
動上型を上昇させて製品を固定下型から離間させ、次に
第2の押出ピンにより前記移動上型を介して製品を下方
向に押し下げて製品の取り出しを行うことを特徴とす
る。
次に、本発明方法が適用される縦型ダイカスト機につい
て好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下
詳細に説明する。
第2図乃至第4図において、参照符号40は本発明に係る
縦型ダイカスト機の本体部を示す。この本体部40は図示
しないフレームに固定された固定ダイプレート42を有
し、この固定ダイプレート42には第1の射出スリーブ44
が嵌着する。また、固定ダイプレート42の上面部には第
2の射出スリーブ48を有し上面部に雄型50の形成された
固定下型52が固着される。この場合、第2射出スリーブ
48は前記第1射出スリーブ44に係合し、その内部にはロ
ッド54を介して図示しない射出シリンダにより上下方向
に移動する射出プランジャ56が摺動可能に嵌挿される。
固定下型52の下部には固定ダイプレート42に画成される
中空部43を介して第1の製品押出機構58が配設される。
第1製品押出機構58は図示しない押出シリンダによりロ
ッド60を介して上下方向に移動する押出板62と、この押
出板62の上面部に固定ねじ64によって固着される押え板
66と、前記押え板66に下端部が係合し上端部が固定下型
52を摺動自在に介して雄型50の表面部に臨む押出ピン68
a、68bとから構成される。
一方、固定下型52の上面部には図示しないフレームに沿
って上下方向に移動可能な移動上型70が配設される。こ
の移動上型70は雌型72を有し、前記雌型72は固定下型52
の雄型50と共に製品74を形成するためのキャビテイを画
成する。なお、前記キャビテイに形成される製品74には
第2射出スリーブ48内に形成されるビスケット部76が連
結する。
移動上型70の上面部にはスペーサ78を介して図示しない
フレームに沿って上下方向に移動可能な移動ダイプレー
ト80が固着される。ここで、前記スペーサ78に画成され
る中空部82には第2の製品押出機構84が配設される。第
2製品押出機構84は図示しない押出シリンダによりロッ
ド86を介して上下方向に移動する押出板88と、この押出
板88の下面部に固定ねじ90によって固着される押え板92
と、前記押え板92に上端部が係合し下端部が移動上型70
を摺動自在に介して雌型72に臨む押出ピン94a、94bと
から構成される。
本発明に係る縦型ダイカスト機は基本的には以上のよう
に構成されるものであり、次にその作用および製品取出
方法について説明する。
製品74の鋳造を行うに際し、第1製品押出機構58を構成
する押出ピン68a、68bおよび射出プランジャ56をロッ
ド60、54を介して図示しないシリンダにより固定下型52
から下方向に退出させると共に、第2製品押出機構84を
構成する押出ピン94a、94bをロッド86を介して移動上
型70から上方向に退出させる。次に、固定下型52の上面
部に移動ダイプレート80およびスペーサ78を介して移動
上型70を当接させ型締めする。この結果、固定下型52の
雄型50と移動上型70の雌型72とによって製品74を形成す
るためのキャビテイが画成される。
以上のようにして型締めを行った後、第1および第2射
出スリーブ44、48内に溶湯を給湯し、射出プランジャ56
を図示しない射出シリンダの駆動作用下にロッド54を介
して上方向に移動させる。この場合、前記溶湯は雄型5
0、雌型72間に画成されるキャビテイに圧入され、これ
が冷却固化することにより製品74が形成される。この時
の状態を第2図に示す。ここで、第2射出スリーブ48内
には前記製品74に連続してビスケット部76が形成され
る。
溶湯が完全に冷却固化した後、第2図の状態から第1製
品押出機構58を構成する押出ピン68a、68bおよび射出
プランジャ56を図示しないシリンダの駆動作用下に上方
向に移動させると共に、前記押出ピン68a、86bに追従
して移動ダイプレート80を上方向に移動させる。この場
合、製品74は雄型50の表面部から突出する押出ピン68
a、68bの上端部によって上方向に押し上げられ、ま
た、前記製品74に連結するビスケット部76も射出プラン
ジャ56によって上方向に押し上げられる。この結果、製
品74およびビスケット部76は固定下型52から離型され、
移動上型70と共に上方向に押し上げられることになる。
この時の状態を第3図に示す。ここで、前記製品74はそ
の上面部が移動上型70によって支持されているため、例
えば、押出ピン68a、68bの上昇速度と射出プランジャ
56の上昇速度とが正確に同期していない場合であって
も、ビスケット部76近傍の製品74の一部分が屈曲したり
あるいは損傷することがなく、押出作業が極めて良好に
行われる。
製品74が固定下型52より完全に離型されると、次に、押
出ピン68a、68bおよび射出プランジャ56を下方向に移
動させ、第4図に示すように、製品74の下部に製品取出
機構を構成するパレット96を挿入する。続いて、第2製
品押出機構84を構成する図示しない押出シリンダの駆動
作用下にロッド86および押出板88を介して押出ピン94
a、94bの下方向に移動させる。この場合、製品74の上
面部が前記押出ピン94a、94bの下端部によって押圧さ
れ、前記製品74がパレット96上に落下する。この時の状
態を第4図に示す。なお、パレット96は製品74を把持す
るこのなく金型間より取り出し所定の個所に移送する。
以上のよう、本発明によれば、先ず、射出プランジャを
押し上げるとともに、第2押出ピンを押し上げ、これに
追従させて移動上型を上昇させる。この結果、製品は移
動上型に押しつけられた状態で固定下型から離間され
る。次に、第2押出ピンを下降させ、移動上型から製品
を離間させる。すなわち、固定下型から製品を離間させ
る際、製品が移動上型に支持された状態となるため、射
出プランジャと第1押出ピンが厳密に同期していなくと
も製品を良好に取り出すことができる。したがって、製
品の一部が折曲したりあるいは損傷したりするおそれが
ない。
以上、本発明について好適な実施例を挙げて説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに
設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係る縦型ダイカスト機の本体部を示
す断面構成図、 第2図乃至第4図は本発明に係る縦型ダイカスト機の本
体部における各作動状態を示す断面説明図である。 40…本体部 42…固定ダイプレート 44、48…射出スリーブ 52…固定下型 56…プランジャ 58…製品押出機構 68a、68b…押出ピン 70…移動上型 74…製品 76…ビスケット部 78…スペーサ 80…移動ダイプレート 84…製品押出機構 94a、94b…押出ピン 96…パレット
フロントページの続き (72)発明者 寺内 博 埼玉県行田市富士見町1丁目21番地1 株 式会社東京軽合金製作所内 (56)参考文献 特開 昭57−1559(JP,A) 実開 昭62−50857(JP,U) 実開 昭58−185357(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャビテイを画成する固定下型と、 前記固定下型を介してキャビテイに溶湯を圧入する射出
    プランジャと、 第1の押出ピンを作動させ、前記固定下型を介してキャ
    ビテイで形成された製品を前記射出プランジャと協働し
    て上方向に押し出す第1の押出機構と、 前記固定下型に対して移動しキャビテイを画成する移動
    上型と、 第2の押出ピンを作動させ、前記移動上型を介してキャ
    ビテイで形成された製品を下方向に押し出す第2の押出
    機構と、 からなる金型を備え、前記第1押出ピンと射出プランジ
    ャの上昇動作に追従して前記移動上型を上昇させること
    を特徴とする縦型ダイカスト機。
  2. 【請求項2】固定下型と移動上型とからなる金型の間に
    画成されるキャビテイから鋳造成形される製品を取り出
    す際、第1の押出ピンと射出プランジャの上昇動作に追
    従させて前記移動上型を上昇させて製品を固定下型から
    離間させ、次に第2の押出ピンにより前記移動上型を介
    して製品を下方向に押し下げて製品の取り出しを行うこ
    とを特徴とする縦型ダイカスト機の製品取出方法。
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