JPH0721246U - 竪型加圧鋳造装置の置き中子固定装置 - Google Patents

竪型加圧鋳造装置の置き中子固定装置

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JPH0721246U
JPH0721246U JP5238993U JP5238993U JPH0721246U JP H0721246 U JPH0721246 U JP H0721246U JP 5238993 U JP5238993 U JP 5238993U JP 5238993 U JP5238993 U JP 5238993U JP H0721246 U JPH0721246 U JP H0721246U
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convex portion
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Application number
JP5238993U
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Inventor
哲也 吉田
Original Assignee
桐生機械株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 置き中子の位置決めに関与した部分の痕跡が
鋳物製品に残らないようにする。 【構成】 上型3側の凸状部3aの外周面13から出没
可能なクランプブロック10をエアシリンダ11により
クランプ,アンクランプ動作させる。凸状部3aと下型
6側の凹状部6aとで形成される製品部空間Rにセット
されるべきライナー2を、予め凸状部3aの外周に内径
チャック方式でクランプして位置決めする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、上型と下型とで形成される製品部空間に予め置き中子を配置してお くことにより、この置き中子を製品の一部として含む鋳物製品を鋳ぐるみ鋳造す るようにした竪型加圧鋳造装置の置き中子固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の装置の構造として例えば図4に示す構造のものがある。同図に示した 構造では、置き中子としての中空円筒状の金属製のライナー2を製品内部のなか に含む鋳物製品1を鋳造するために、下型32に対してライナー2を位置決めす る複数の位置決めピン33を予め下型32に突設してある。なお、この位置決め ピン33はライナー2の円周方向において少なくとも三個配置される。
【0003】 そして、上下型31,32の型開き状態において、下型32の凹状部32a内 にライナー2を挿入するとともに、その下端面を位置決めピン33に着座させる ことでライナー2を位置決めする。そののちに型締めして、下型32の凹状部3 2aと上型31の凸状部31aとで形成される製品部空間Rに湯口部34から溶 湯を注湯する。その結果、前記ライナー2が溶湯で鋳ぐるみされて、内周面側に ライナー2を含んでなる鋳物製品1が得られることになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の構造によると、製品領域となる部分に位置 決めピン33が位置していることから、その位置決めピン33の形状の穴があた かも鋳抜き穴のようにして製品1にそのまま残る結果となって好ましくない。
【0005】 本考案は以上のような課題に着目してなされたもので、従来と同様の置き中子 の位置決め機能を有しながらも、その位置決めに関与した部分の痕跡が製品側に 残らないようにした構造を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、下型と凹状部と上型の凸状部とで形成される製品部空間に予め筒状 の置き中子を配置し、製品部空間に溶湯を充填することにより前記置き中子を製 品の一部として含む鋳物製品を鋳造するようにしたものにおいて、前記置き中子 を上型の凸状部を基準として内径チャック方式でクランプして位置決めするクラ ンプ機構を設けている。
【0007】 そして、前記クランプ機構は、前記凸状部の径方向に進退可能に設けられて、 アンクランプ状態では凸状部の外周面と面一状態となるとともに、クランプ状態 では前記凸状部の外周面からわずかに突出する複数のクランプブロックと、これ ら複数のクランプブロックを進退駆動させるアクチュエータとから構成されてい る。
【0008】
【作用】
この構造によると、上型側に設けたクランプ機構により置き中子を内径チャッ ク方式でクランプして位置決めすることにより、従来と同様の置き中子の位置決 め機能が発揮され、製品にその位置決めに関与した部分の痕跡が残ることがなく なる。
【0009】
【実施例】
図2は本考案の一実施例を示す図で、上型3は型枠4を介して可動プラテン5 に固定されている一方、下型6は型枠7を介して固定プラテン8に固定されてい て、上型3側の凸状部3aと下型6側の凹状部6aとで密閉された製品部空間( キャビティ)Rが形式される。
【0010】 前記上型3内には置き中子としてのライナー2を位置決めクランプするクラン プ機構9が設けられている。このクランプ機構9は、上型3の凸状部3a内に設 けられてこの径方向に進退可能な一対のクランプブロック10と、同じく上型3 内に設けられて一対のクランプブロック10を進退駆動させる単動型のエアシリ ンダ11とで構成されていて、エアシリンダ11の伸長動作により各クランプブ ロック10を凸状部3aの外周面13側に押し出すことでライナー2を内径チャ ック方式でクランプするようになっている。
【0011】 より詳しくは、図1,3にも示すように、前記凸状部3aにはその外周面13 に臨むガイド孔12が形成されていて、このガイド孔12にクランプブロック1 0がスライド可能に挿入されている。そして、前記凸状部3aの外周面13から クランプブロック10が最も引っ込んだ状態では、各クランプブロック10の先 端面と凸状部3aの外周面13とが面一状態となり、かつクランプブロック10 の後端面がガイド孔12の底面に突き当てられることで各クランプブロック10 のストロークが規制されている。
【0012】 一方、前記上型3内に鉛直姿勢で設けられたエアシリンダ11は、その反ロッ ド側の室14に圧縮コイルスプリング15が設けられている一方、ピストンロッ ド16の下端がリンク17を介して各クランプブロック10に連結されている。 そして、ピストンロッド16の下動変位による各クランプブロック10のクラン プ力が圧縮コイルスプリング15によって与えられるのに対して、ピストンロッ ド16の上動変位による各クランプブロック10のアンクランプ力がロッド側の 室18へのエアの導入によって付与されるようになっている。
【0013】 したがって、以上のような実施例構造によると、図2に示す型開き状態におい て図示外のバルブを介してエアシリンダ11の室18にエアを導入することによ り、ピストンロッド16が圧縮コイルスプリング15の力に打ち勝って上動変位 する。これにより、各クランプブロック10が後退してアンクランプ状態となり 、各クランプブロック10の先端面と凸状部3aの外周面13とが面一状態とな る。
【0014】 この状態で、凸状部3aにライナー2を挿入し、図示外のバルブを切換動作さ せることによりエアシリンダ11のロッド側の室18を大気解放する。その結果 、圧縮コイルスプリング15の力によりピストンロッド16が下動変位し、リン ク17を介して一対のクランプブロック10が凸状部3aの外周面13からわず かに押し出されてライナー2を内径チャック方式でクランプして位置決めする。
【0015】 こののち、従来と同様に上下型3,6を型締めした上で図1に示すように湯口 部19から注湯して鋳造を行う。この時、前記ライナー2をクランプ,アンクラ ンプするための各クランプブロック10のストロークはライナー2を位置決め保 持し得るだけの微小量であるため、凸状部3aの外周面13とライナー2の内周 面との間に溶湯が入り込むほどの隙間ができることはない。したがって、ライナ ー2が溶湯で鋳ぐるみされて製品領域の一部にライナー2を含む鋳物製品1が得 られる。
【0016】 鋳造終了後、製品取り出しと同時にエアシリンダ11の室18にエアを導入し て各クランプブロック10をアンクランプ動作させれば、図3に示すようにそれ までライナー2を位置決めクランプしていた部分の痕跡が鋳物製品1側に残るこ とはない。
【0017】 なお、上記実施例構造によれば、各クランプブロック10のアンクランプ状態 ではそのクランプブロック10が凸状部3aの外周面13と面一状態となるよう に設定されているため、必要に応じてライナー2を有しない鋳物製品の鋳造にも 対応することができる。加えて、クランプブロック10はそのアンクランプ時に ガイド孔12の底面に突き当てられることにより位置が規制されるため、溶湯圧 力がエアシリンダ11に加わることはない。
【0018】 また、注湯中のライナー2のクランプ力は圧縮コイルスプリング15によって 得るようにして、アンクランプ力のみをエアによって得るようにしているため、 注湯中はエアシリンダ11にエアが供給されておらず、したがってエアシリンダ 11から漏れたエアが製品部空間Rに入り込むようなこともない。
【0019】 さらに、上記実施例では、左右一対のクランプブロック10でライナー2をク ランプする場合の例を示したが、クランプブロック10の数をさらに増やすこと もできる。
【0020】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、筒状の置き中子を内径チャック方式でクランプ して位置決めするクランプ機構を上型側に設けたことにより、置き中子の位置決 めに関与した部分の痕跡が鋳物製品に残ることがなく、鋳物製品の外観品質が向 上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図で、クランプ機構の
クランプ状態での要部拡大断面図。
【図2】本考案の一実施例を示す型開き状態の断面図。
【図3】クランプ機構のアンクランプ状態での要部拡大
断面図。
【図4】従来の置き中子固定装置の一例を示す要部拡大
断面図。
【符号の説明】
1…鋳物製品 2…ライナー(置き中子) 3…上型 3a…凸状部 6…下型 6a…凹状部 9…クランプ機構 10…クランプブロック 11…エアシリンダ 13…外周面 15…圧縮コイルスプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型の凹状部と上型の凸状部とで形成さ
    れる製品部空間に予め筒状の置き中子を配置し、製品部
    空間に溶湯を充填することにより前記置き中子を製品の
    一部として含む鋳物製品を鋳造するようにしたものにお
    いて、 前記置き中子を上型の凸状部を基準として内径チャック
    方式でクランプして位置決めするクランプ機構を設けて
    なり、 前記クランプ機構は、 前記凸状部の径方向に進退可能に設けられて、アンクラ
    ンプ状態では凸状部の外周面と面一状態となるととも
    に、クランプ状態では前記凸状部の外周面からわずかに
    突出する複数のクランプブロックと、 これら複数のクランプブロックを進退駆動させるアクチ
    ュエータ、 とから構成されていることを特徴とする竪型加圧鋳造装
    置の置き中子固定装置。
JP5238993U 1993-09-28 1993-09-28 竪型加圧鋳造装置の置き中子固定装置 Pending JPH0721246U (ja)

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JP5238993U JPH0721246U (ja) 1993-09-28 1993-09-28 竪型加圧鋳造装置の置き中子固定装置

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JPH0721246U true JPH0721246U (ja) 1995-04-18

Family

ID=12913454

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JP5238993U Pending JPH0721246U (ja) 1993-09-28 1993-09-28 竪型加圧鋳造装置の置き中子固定装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007111751A (ja) * 2005-10-21 2007-05-10 Ahresty Corp インサート金具用の装着装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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