JPS62112637A - 発泡性フツ素樹脂組成物 - Google Patents

発泡性フツ素樹脂組成物

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JPS62112637A
JPS62112637A JP25358885A JP25358885A JPS62112637A JP S62112637 A JPS62112637 A JP S62112637A JP 25358885 A JP25358885 A JP 25358885A JP 25358885 A JP25358885 A JP 25358885A JP S62112637 A JPS62112637 A JP S62112637A
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resin
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ethylene
temp
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Shigemi Mukoyama
滋美 向山
Masaji Noro
野呂 正司
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は発泡性フッ素樹脂組成物に関するものである。
さらに詳しくいえば、本発明は、薬品や溶剤類の輸送容
器用のシール材、輸送配管、機器用のパツキン材やガス
ケット材として、あるいは建築物、機器類の断熱材やン
ール材などとして有用な、優れた弾性、耐薬品性、耐溶
剤性、耐クリープ性及び耐摩耗性を有する上に、断熱性
、非粘着性などにも優れた発泡倍率の高いフッ素樹脂発
泡体を提供しうる発泡性フッ素樹脂組成物に関するもの
である。
従来の技術 従来、フッ素樹脂発泡体を製造するだめの組成物として
は、テトラフルオロエチレン−パーフルオロ−α−オレ
フィン共重合体と少なくとも1個のフッ素原子を結合し
たフルオロメタンとから成る発泡性組成物(米国特許第
3,072,583号明細書)、エチレンテトラフルオ
ロエチレン系共重合体に分解型固体状発泡剤及び発泡核
剤を添加した組成物(特公昭59−23338号公報)
、エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体と発
泡剤及び核剤を含有する組成物(特開昭57−1232
33号公報)などが提案されている。
しかしながら、これらの組成物を用いた場合は、発泡倍
率が2倍程度と低く、低弾性の発泡体が得られるにすぎ
ず、また発泡体の気泡径を均一にして均質な発泡体を得
るには、窒化ホウ素、タルク、炭酸マグネシウム、酸化
マグネシウム、酸化チタン、酸化アルミニウム、ジルコ
ニアなどの無機微粉末を添加する必要があるため、得ら
れた発泡体を薬品類のバッキング材とした場合など、こ
れら核剤が薬品の汚染源となる上に、フッ素樹脂との親
和性が小さいため連通化を生じるという欠点があった。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、このような従来のフッ素樹脂発泡体に
おける欠点を克服し、3倍以上、場合により10倍以上
の高発泡が可能であり、かつ弾性で、しかも無機系核剤
を全く使用せずに独立気泡率の高い高品質のフッ素樹脂
発泡体を与える発泡性フッ素樹脂組成物を提供すること
にある。
問題点を解決するための手段 本発明者らは前記目的を達成すべく鋭意研究を重ねだ結
果、フッ素樹脂として、特定の温度におけるtanδ、
すなわち動的ずり損失弾性率/動的ず9貯蔵弾性率比が
所定の範囲にあるものを用いた場合、意外にも核剤を用
いずに高発泡倍率の均質なフッ素樹脂が得られることを
見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った
すなわち、本発明は、(A)その融点より30℃高い温
度における動的ずり貯蔵弾性率に対する動的ずシ損失弾
性率の比(tanδ)が0.3〜09の範囲にあるフッ
素樹脂と、(B)発泡剤とを含有して成る発泡性フッ素
樹脂組成物を提供するものである。
本発明組成物において用いられるフン素樹脂は、該樹脂
の融点より30℃高い温度における該tanδが0.3
〜0.9の範囲にあることが必要でちる。
このtanδが0.3未満のものは、樹脂の弾性率が大
きすぎて、発泡剤による発泡が極めて困難であシ、たと
え発泡しても大きなボイドが混入し、発泡体表面が凹凸
になって、品質の劣る発泡体しか得られない。一方、t
anδが0.9を超えるものは、せいぜい2倍までしか
発泡せず、その上気泡も大きさが不均一で、かつ不定形
であシ、シかも気泡膜にはピンホールが存在する独立気
泡率の低い発泡体しか得られない。特に、tanδが0
.35〜080の範囲にあるフッ素樹脂は、発泡倍率が
3倍以上、場合によ910倍以上の高発泡が可能で、独
立気泡率が高く、かつ弾性に富み優れたクノンヨン性を
有する発泡体が得られるので好適である。
このように、フッ素樹脂のtanδが03〜0.9の範
囲内にある場合、均質の気泡構造となり、独立気泡率が
高く、かつ3倍以上、場合により10倍以上の高発泡が
可能となる理由については、必ずしも明らかではない。
しかし、フッ素樹脂は、その分子鎖中のフッ素原子の影
響でポリエチレンとは著しく異なった粘弾性挙動を示す
ために、通常、ポリエチレンの場合に行われているよう
に、樹脂の弾性率を高めて溶融発泡時の樹脂の流動を抑
えたり、発泡剤のガス圧力による形崩れやピンホールな
どの発生を抑制するのみでは品質の良好な発泡体を得る
には不十分である。したがって、フッ素樹脂の発泡に際
しては、より厳密に樹脂の溶融特性を発泡に適したもの
にする必要があるため、溶融時の粘性と弾性のバランス
を示す指標であるjanδ値を前記範囲内に調節し、フ
ッ素樹脂の発泡に適した溶融特性としたことにより、所
望の物性をもつ発泡体を得ることができたものと思われ
る。
そして、このような原料の樹脂の粘弾性の調整により、
発泡体の特性を改良するということは、従来のポリオレ
フィン、特にポリエチレンの発泡においては全く行われ
た事実がなく、本発明者らによって初めて明らかにされ
たものである。
融点より30℃高い温度における該tanδが0、3〜
0.9の範囲におるフッ素樹脂としては、例えばポリビ
ニルフルオリド、ポリビニリデンフルレオリドあるいは
ビニルクロリド、ビニリデンクロリド、ジクロロジフル
オロエチレン、ビニルクロリド、ビニリデンクロリド、
パーフルオロプロペン、パーフルオロブタジェン、クロ
ロトリフルオロエチレン、トリクロロエチレン、テトラ
フルオロエチレン、パーフルオロアルキルビニルエーテ
ル、エチレン、プロピレンなどの中から選ばれた2種以
上のモノマーから得られるフッ素樹脂共重合体や、これ
らのフッ素樹脂に架橋構造を形成させたものなどが使用
できる。前記フッ素樹脂共重合体の具体例としてはエチ
レン−テトラフルオロエチレン共重合体、プロピレン−
テトラフルオロエチレン共重合体、ビニリデンフルオリ
トーチトラフルオロエチレン共重合体、ビニリデンフル
オリドーバ−フルオログロペン共重合体、エチレン−ク
ロロトリフルオロエチレン共重合体、パーフルオロアル
キルビニルエーテル−テトラフルオロエチレン共重合体
、バーフルオロプロペン−テトラフルオロエチレン共重
合体などが挙げられる。
これらのフッ素樹脂の中で、高発泡しやすぐ、かつ気泡
が均一で独立気泡率が高くなる点から、ポリビニルフル
オリド、ポリビニリデンフルオリド、テトラフルオロエ
チレンービニリテンフルオリド共重合体、エチレン−テ
トラフルオロエチレン共重合体、プロピレン−テトラフ
ルオロエチレン共重合体、エチレン−クロロトリフルオ
ロエチレン共重合体及びこれらのフッ素樹脂を架橋した
ものが好ましい。特に、本発明組成物に用いるフッ素樹
脂としては、シート加工性や発泡成形性など発泡加工が
しやすい点から架橋変性したものが好ましく、工業的に
入手しやすい点から、水素原子を含有するフン素樹脂、
例えばポリビニリデンフルオリド、エチレン−テトラフ
ルオロエチレン共重合体、エチレン−クロロトリフルオ
ロエチレン共重合体などをラジカル分解型の化学架橋剤
を添加して加熱架橋したもの、あるいは電子線照射や放
射線照射により架橋したものが好適である。
本発明組成物において用いられる発泡剤としては、フッ
素樹脂発泡体の用途に応じて、加熱分解型の化学発泡剤
又は揮発性の物理発泡剤が適宜選ばれる。化学発泡剤と
しては、その分解温度がフッ素樹脂の融点よりも高いも
のであればよく、例えばフッ素樹脂としてポリビニリデ
ンフルオリドを用いる場合には、アゾジカルボンアミド
、ジニトロンペンタメチレンテトラミン、p、p’−オ
キシビスベンゼンスルホニルセミカルバジド、p−トル
エンスルホニルセミカルバジド、トリヒドラジノトリア
ジン、バリウムアゾジカルボキシレートナトカ、エチレ
ン−クロロトリフルオロエチレン共重合体を用いる場合
には、ヒドラゾジカルボン酸ジエステル、p−トルエン
スルホニルセミカルバジド、アゾニギ酸ジエステルなど
が、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体を用い
る場合には、ヒドラゾジカルボン酸ジエステル、5−フ
ェニルテトラソール、5−フェニルf ドア ソール塩
、トリヒドラジノトリアジンや、塩基性炭酸塩、炭酸塩
などが用いられる。
一方、物理発泡剤としては、フッ素樹脂の融点−70℃
以上の臨界温度を有し、かつフッ素樹脂への溶解度が該
樹脂1′Kg当り0.08モル以上であって、厚み1.
2−の樹脂シートからの温度25℃における逃散速度が
0,1日当シ含浸量の10%以下であるものが、気泡の
大きさが均一で、かつ形状も一定して独立気泡率が高く
、4倍以上、場合により10倍以上の高発泡が可能であ
るので好適である。
このような物理発泡剤としては、例えばフッ素樹脂とし
てポリビニリデンフルオリドを用いる場合には、ジクロ
ロジフルオロメタン、ジクロロフルオロメタン、トリク
ロロモノフルオロメタン、クロロホルムナトが、エチレ
ンークロロトリフルオox−tv:i共重合体やエチレ
ン−テトラフルオロエチレン共重合体を用いる場合には
、トリクロロトリフルオロエタン、テトラクロロジフル
オロエタン、クロロホルム、四塩化炭素などが好ましく
挙げられ、これらはそれぞれ単独で用いてもよいし、2
種以上組み合わせて用いてもよく、また、これらを主成
分とする他の揮発性有機化合物との混合物として用いて
もよい。
前記発泡剤の中で、揮発性の物理発泡剤が、フッ素樹脂
への均一含浸が容易であって、発泡後残渣が残らず、し
たがってシール材やバッキング材として使用した場合に
内容物に対する汚染性がなく、また3倍以上の高発泡が
可能であるため好適である。
本発明の発泡性フッ素樹脂組成物は、例えば化学発泡剤
とフッ素樹脂とを、該フッ素樹脂の溶融温度以上発泡剤
の分解温度以下で溶融混練する方どによシ架橋する方法
、物理発泡剤をフッ素樹脂に加圧下溶融混練し、発泡を
抑制する温度に冷却する方法、物理発泡剤とフッ素樹脂
とを密閉容器内で加圧下に加熱し、該発泡剤の蒸気中又
は液中で含浸させる方法、これら物理発泡剤を含有する
組成物を電子線照射や放射線照射などにより架橋する方
法、あるいはフッ素樹脂成形物を電子線照射や放射線照
射などにより架橋し、その架橋フッ素樹脂と物理発泡剤
とを密閉容器内で加圧下に加熱して該発泡剤を含浸させ
る方法などにより製造することができる。
本発明の発泡性フッ素樹脂組成物は、その用途に応じて
、例えばベレット状、糸状、ロンド状、シート状、フィ
ルム状、あるいはガスケットやバッキングなどの形状に
成形して用いることができる。
発明の効果 本発明の発泡性フン素樹脂組成物は、フッ素樹脂として
、該樹脂の融点より30C高い温度におけるtanδが
0.3〜0.9の範囲にあるものを用いることによシ、
発泡成形時の気泡の破れやピンホールの形成がない上に
、気泡膜の異常流動変形による気泡の不定形化などが生
ぜず、気泡の大きさが均一で、かつ均質な気泡から成る
独立気泡率の高い高発泡体、すなわち発泡倍率が3倍以
上、場合によplO倍以上の発泡体を与えることができ
る。
本発明組成物から得られた発泡体はクッション性や弾性
が良好である上に、耐薬品性、耐溶剤性、耐クリープ性
、耐摩耗性に優れていることから、薬品や溶剤類の輸送
容器用のシール材、輸送配管、機器用のバッキング材や
ガスケット材などとして有用であり、さらに断熱性、耐
候性、非粘着性にも優れていることから、建築物、機器
類の断熱材やシール材などとして有用である。
実施例 次に実施例により本発明をさらて詳)、姐で説明する。
なお、各測定値は次のようにして求めた。
(1)  フッ素樹脂のメルトフローレートASTM 
D 2116−75に記載されている装置を使用して、
ASTM D 1238に記載の条件(ポリビニリデン
フルオリド)又はASTM D 3159記載の条件(
エチレン−テトラフルオロエタン共重合体など)で測定
した。
(2)フッ素樹脂の融点 ASTM D 3159−73に記載の方法で測定した
(3)発泡倍率 次式によシ算出した。
(4)発泡剤逃散速度 厚さ1.2胴、25m角の発泡性組成物を25℃の大気
中で密閉容器から取シ出し、1分経過後から01日(1
44分)経過した間に逃散した発泡剤量(重量部)を、
塩9出してから1分経過後に含有している発泡剤量(重
量部)で除した値であり、次式によって算出した。
発泡剤逃散速度(%)= (5)発泡剤のフッ素樹脂への溶解度 厚さ約0.2mmのシート状サンプルを、75℃の温度
で発泡剤中に浸漬し、4日間放置して測定した。
(6)  tanδ レオメトリックス社製ダイナミックスペクトロメーター
RDS−7700型を用い、窒素雰囲気下に樹脂の融点
より30℃高い温度において、角周波数1.0 rad
ion/sec、歪量5%の条件で動的ずシ損失弾性率
(G“)と動的ずシ貯蔵弾性率(G′)を測定し、それ
らの比tanδ=G′/G′を求めた。
なお、測定には、パラレルプレートモードを使用し、サ
ンプルは厚みJ2!rmIで直径25rranO円氷状
のものを用いた。
実施例1 エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体〔旭硝子社
製、77o7COP55A、密度173?/cr/11
  メルト7o−レイト (297℃、2.16KF 
)  1.0〜1.8f/10分、融点258℃〕をホ
ットプレスにて厚み1.2#のシートに成形し、得られ
たシートに35 Mradの電子線を照射して架橋した
。この架橋ノートの288℃におけるtanδは0.3
7であった。
該架橋シートをトリクロロトリフルオロエタンとともに
密閉容器中に入れ、75℃で4日間放置してトリクロロ
トリフルオロエタンヲ含浸させ、樹脂100重量部当り
約7.Ofi量部(0,37mo1/Q)のトリクロロ
トリフルオロエタンを含有した発泡性組成物を得た。
この発泡性組成物を300℃のオイルバス中で20秒間
加熱することにより、発泡倍率約45倍の平均セルサイ
ズ0.2胴の均一な気泡を有する柔軟性に優れた発泡体
を得だ。
実施例2 ポリビニリデンクルオリド〔ペンウォルト社製、KYN
AR720、密度1.75 ? / crA % メル
トフローレイト(230℃、2.161f ) 4 P
/ 10分、融点169℃〕をホットプレスにて厚み1
.2 +trmの7−トに成形し、得られたシートに2
0Mradの電子線を照射して架橋した。この架橋シー
トの199℃におけるtanδば088であった。
該架橋シートに、実施例1と同様の方法でジクロロモノ
フルオロエタンを含浸させ、樹脂100]i量部当り約
67重量部(0,65m○1/Kg)のジクロロモノフ
ルオロメタンを含有した発泡性組成物を得た。
この発泡性組成物を220℃のオイルバス中で25秒間
加熱することにより、発泡倍率約3.0倍の均一な気泡
を有する柔軟性に優れた発泡体を得た。
実施例3 エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体(アラ
イド社製、HALAR901、密度1.68?/cd、
融点241℃)をホントプレスにて厚み12叩のシート
に成形し、得られた/−トに20 :、(rad 7)
電子線を照射して架橋した。この架喬/−トの271℃
におけるtanδは0.85であった。
該架橋シートに実施例1と同様な方法でトリクロロトリ
フルオロエタンを含浸させ、樹脂100重量部当り約9
,6重量部(0,51mol/〜)のトリクロロトリフ
ルオロエタンを含有した発泡性組成物を得た。
この発泡性組成物を280℃のオイルバス中で25秒間
加熱することにより、発泡倍率約30培の均一な気泡を
有する柔軟性に優れた発泡体を得た。
実施例4 実施例2において電子線の照射量を30 Mradとし
た以外は、実施例2と同様にして架橋シートを得た。こ
の架橋ノートの199℃におけるt a nδは0.7
6であった。次いで、該架橋/−トを用いて実施例2と
同様の方法で発泡性組成物を得たのち、この組成物を2
20℃のオイルバス中で25秒間加熱することにより、
発泡倍率約100倍の平均セルサイズ約旧51.冑の均
一な気泡を有する柔軟性に浸れた発泡体を得た。
実施例5〜7、比較例1〜3 実施例1において、フッ素樹脂及び電子線照射量を第1
表に示すように変えた以外は、実施例1と同様な方法に
より発泡性組成物を得た。次いで該組成物を300℃の
オイルバス中で20秒間加熱を行い、発泡体を得た。得
られた発泡体の性状を実施例1〜4の結果とともに第1
表に示す。
この表から明らかなように、本発明で規定された性質を
有するフッ素樹脂を用いた発泡性7ツ素樹脂組成物は、
発泡倍率が高く、かつ均一な気泡を有する柔軟性に優れ
た発泡体を与える。これに対し、本発明以外のフッ素樹
脂を用いた組成物の場合、発泡倍率が低く、シかも柔軟
性の劣る発泡体しか得られない。
実施例8〜10、比較例4〜7 実施例1において、発泡剤として第2表に示すような発
泡剤を用いた以外は、実施例1と同様にして発泡性組成
物を得だ。次いで該組成物を300℃のオイルバス中で
15〜30秒間加、熟して発泡体を得た。得られた発泡
体の性状を実施例1の結果とともに第2表に示す。
実施例11〜14、比較例8.9 実施例2において、発泡剤として第2表に示すような発
泡剤を用いた以外は、実施例2と同様にして発泡性組成
物を得た。次いで該組成物を220℃のオイルバス中で
15〜30秒間加熱して発泡体を得た。得られた発泡体
の性状を第2表に示す。
実施例15 テトラフルオロエチレンービニリデンフルオリド共重合
体(ペンウォルト社製、KYNAR7200、密度1.
76?/ad、融点122℃)をホットプレスにて厚み
1.2 m+n7− トに成形し、得られた/−トに3
 Q Mradの電子線を照射して架橋した。この架橋
ノートの152℃におけるtanδは072であった。
次いで、実施例1と同様な方法で、該架橋シートにジク
ロロモノフルオロメタンを含有した発泡体組成物を得た
。この組成物を220℃のオイルノくス中で7秒間加熱
したところ、発泡倍率9.1倍の均一な気泡を有する柔
軟性に優れた発泡体が得られた。
実施例16 ポリビニリデンフルオリド(ペンウォルト社製、KYN
AR721、融点169℃)を実施例2と同様な方法で
30 Mradの電子線を照射して架橋した。
このものの199℃におけるtanδは0.76であっ
た。
別に、前記樹脂100重量部にp−)ルエ/スルホニル
セミカルバジド(ユニロイヤル社製、セロゲンRA、分
解温度範囲228〜235℃)5重量部を含有させた組
成物をホットロールにより混練後、ホットプレスにて厚
み1.2眉のシートに成形し、得られたシートに30 
Mradの電子線を照射して発泡性7−トを得た。
この発泡性シートを265℃のオイルバス中で25秒間
加熱することにより、発泡倍率約3.0倍の均一な気泡
を有する柔軟性に優れた発泡体を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)その融点より30℃高い温度における動的ず
    り貯蔵弾性率に対する動的ずり損失弾性率の比(tan
    δ)が0.3〜0.9の範囲にあるフッ素樹脂と、(B
    )発泡剤とを含有して成る発泡性フッ素樹脂組成物。 2 フッ素樹脂が分子鎖中に水素原子を含有し、かつ架
    橋構造を有するものである特許請求の範囲第1項記載の
    組成物。 3 フッ素樹脂がポリビニリデンフルオリド、エチレン
    −テトラフルオロエチレン共重合体又はエチレン−クロ
    ロトリフルオロエチレン共重合体を架橋変性したもので
    ある特許請求の範囲第2項記載の組成物。 4 フッ素樹脂がtanδ0.35〜0.80のもので
    ある特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記
    載の組成物。 5 発泡剤が揮発性の物理発泡剤である特許請求の範囲
    第1項ないし第4項のいずれかに記載の組成物。 6 物理発泡剤が、フッ素樹脂の融点−70℃以上の臨
    界温度を有し、かつフッ素樹脂への溶解度が該樹脂1K
    g当り0.08モル以上であつて、フッ素樹脂からの温
    度25℃における逃散速度が厚み1.2mmのシートに
    おいて0.1日当り含浸量の10%以下のものである特
    許請求の範囲第5項記載の組成物。 7 発泡剤がフッ素樹脂の融点より高い分解開始温度を
    有する分解型の化学発泡剤である特許請求の範囲第1項
    ないし第4項のいずれかに記載の組成物。
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Cited By (2)

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