JPS62110354A - 折返し試験方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （概要） ディジタル統合通信網のディジタル加入者システムにお
いて、ディジタル加入者線に送出される制御信号内に折
返符号を付加し、ディジタル加入者回路内の折返手段に
より折返符号が検出された場合に、制御信号をディジタ
ル加入者回路内で折返し返送することにより、ディジタ
ル加入者回路より網内の制御信号通信機能を試験する。

〔産業上の利用分野〕

本発明はディジタル加入者システムにおける折返し試験
方式に関する。

近年、音声等の電話系情報およびデータ等の非電話系情
報を同一通信網で伝送するディジタル統合通信網が実用
化されつつある。

この種のディジタル統合通信網においては、加入者線も
ディジタル化され、例えば毎秒６４キロビツトにディジ
タル符号化された情報を伝送する複数の情報チャネルと
、例えば毎秒１６キロビツトにディジタル符号化された
制′４Ｂ（ｍ号を伝送する制４１１１チャネルＤとが設
けられている。　その結果同一加入者線に複数の各種端
末装置を接続し、前記情報チャネルを経由して複数の通
信を並行して実行可能となる。

第４図は本発明の対象となるディジタル加入者システム
の一例を示す図である。

第４図において、ディジタル加入者線４上には、例えば
情報チャネルＢが２チヤネルと、制御チャネルＤが１チ
ャネル設けられている。

ディジタル加入者線４の宅内側はそれぞれ回線終端装置
（ＮＴ）５により終端され、局内側は４回線宛ディジタ
ル加入者回路３に収容されている。

各ディジタル加入者線４上に設けられた制御チャネルＤ
ば、ディジタル加入者インタフェース回路２により多重
化され、ディジタル加入者インクフェース回路２および
ディジタル加入者回路３等を制御するラインプロセッサ
１に伝達される。

かかる加入者システムにおいて、制御信号の通信試験を
行う場合に、ディジクル加入者インタフェース回路２と
ディジタル加入者回路３との間の通信機能が、ディジタ
ル加入者回路３と回線終端装置５との間の通信機能と分
離して試験されることが望ましい。

〔従来の技術〕

第５図は従来あるディジタル加入者回路の一例を示す図
である。なお、対象とするディジタル加入者システムは
第４図の通りとする。

第５図において、ディジタル加入者回路３はレベル１処
理部３１、レベル２処理部３２、信号制御部３３、レベ
ル２処理部３４およびレベル１処理部３５から構成され
る。

レベル１処理部３１および３５は、それぞれディジタル
加入者インタフェース回路側と端末側とに対するチャネ
ルの物理的・電気的にデータを送受信する為の処理を行
い、レベル２処理部３２および３４は、それぞれディジ
タル加入者インタフェース回路と端末とに対向する為の
データリンク確立手順を行うものであり、信号制御部３
３は、端末と局との接続制御を行うものである。

第４図および第５図において、ディジタル統合通信網内
の制御信号生成部から端末装置に伝達される制御信号は
、ラインプロセッサ１およびディジタル加入者インタフ
ェース回路２を介してディジタル加入者回路３に伝達さ
れる。

ディジタル加入者回路３においては、ディジタル加入者
インタフェース回路２から伝達された制御信号は、レベ
ル１処理部３１、レベル２処理部３２、信号制御部３３
、レベル２処理部３４およびレベル１処理部３５を介し
て、ディジタル加入者線４上に転送され、制御チャネル
Ｄを経由して回線終端装置５に伝達される。

一方回線終端装置５から、ディジタル加入者線４上の制
御チャネルＤを経由してディジタル加入者回路３に伝達
された制御信号は、ディジタル加入者回路３、ディジタ
ル加入者インタフェース回路２およびラインプロセッサ
１を介して制御信号生成部に伝達される。

かかるディジタル加入者システムの制御信号通信機能を
試験する場合には、前記制御信号生成部から試験用の制
御信号を前述と同様の経路で回線終端装置５に伝達し、
回線終端装置５において受信した制御信号と、前記制御
信号生成部から送出した制御信号とを照合する。同様に
回線終端装置５から試験用の制御信号を、前述と逆の経
路で前記制御信号生成部に伝達し、該制御信号生成部に
おいて受信した制御信号と、回線終端装置５から送出し
た制御信号とを照合することにより、制御信号の通信機
能の正常性を確認する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

以上の説明から明らかな如く、従来ある制御信号伝送機
能の試験方式においては、ディジタル統合通信網内の制
御信号生成部と、回線終端装置５との間で試験用の制御
信号を送受信し、送信した制御信号と受信した制御信号
とを照合することにより、制御（、ｆｉ号通信機能の正
常性を確認していた。

その結果、ディジタル加入者インタフェース回路２と回
線終端装置５との間の通信機能が総合的に確認されるこ
ととなり、試験結果に異常が検出された場合に、異常原
因がディジタル加入者インタフェース回路２とディジタ
ル加入者回路３との間にあるか、或いはディジタル加入
者回路３と回線終端装置５との間にあるかが確認できぬ
問題点があった。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明の原理を示す図である。

第１図においては、ディジタル加入者回路３内に折返手
段３００が設けられている。

〔作用〕

折返手段３００は、ラインプロセッサ１からディジタル
加入者インタフェース回路２を介してディジタル加入者
線４の制御チャネルに伝達される制御信号内における折
返符号の有無を監視し、折返符号が検出された場合には
制御信号をディジタル加入者回路３内で折返し、ディジ
タル加入者インタフェース回路２に返送する。

その結果送出した制御信号と、折返し返送された制御信
号とを照合することにより、ディジタル加入者インタフ
ェース回路２とディジタル加入者回路３との間の制御信
号通信機能が、ディジタル加入者回路３と回線終端装置
５との間の制御信号通信機能と分離して試験可能となり
、異常原因の所在個所が明確となる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面により説明する。

第２図は本発明の一実施例によるディジタル加入者回路
を示す図であり、第３図は本発明の一実施例による試験
用の制御信号を示す図である。なお、企図を通じて同一
符号は同一対象物を示す。また対象とするディジタル加
入者システムは第４図の通りとする。

第２図においては、信号制御部３３内に、折返符号識別
部３３１と選択回路３３２および３３３とが、折返手段
３００として設けられている。

第２図乃至第４図において、ディジタル統合通信網内の
信号処理部から端末装置に伝達される制御信号は、第３
図に示す如く、フラグシーケンスＦ、アドレスフィール
ドＡ１制御フィールドＣ１情報フィールド１１フレーム
検査シーケンスＦＣ３およびフラグシーケンスＦから構
成される。

ディジタル加入者回路３においては、信号制御部３３内
の折返符号識別部３３１が、レベル１処理部３１および
レベル２処理部３２を介して伝達される制御信号を監視
し、情報フィールドＩ内に折返符号りを検出しない場合
には、選択回路３３２および３３３を転送状態に設定し
、情報フィールドＩ内に折返符号りを検出した場合には
、選択回路３３２および３３３を折返し状態に設定する
。

従って、通常ディジタル統合通信網からディジタル加入
者線４上の制御チャネルＤを経由して回線終端装置５に
送出される制御信号には折返符号りが付加されていない
為、選択回路３３２はレベル２処理部３２から伝達され
る制御信号をレベル２処理部３４に転送し、また選択回
路３３３はレベル２処理部３４から伝達される制御信号
をレベル２処理部３２に転送する。

ディジタル加入者インタフェース回路２とディジタル加
入者回路３との間の制御信号通信機能を試験する場合に
は、ディジタル統合通信網内の制御信号生成部から試験
用の制御信号として、第３図に示す如く情報フィールド
′■に折返符号りを付加して送出し、ラインプロセッサ
１およびディジタル加入者インタフェース回路２を介し
てディジタル加入者回路３に伝達する。

ディジタル加入者回路３においては、信号制御部３３内
の折返符号識別部３３１が、レベル２処理部３２から伝
達される試験用の制御信号の情弗フィールド■に、折返
符号りが付加されていることを検出し、選択回路３３２
および３３３を折返し状態に設定する。その結果レベル
２処理部３２から伝達された試験用の制御信号は、選択
回路３３２および３３３を介してレベル２処理部３２に
返送され、レベル２処理部３４に転送されることば阻止
される。

返送された試験用の制御信号は、レベル２処理部３２、
レベル１処理部３１を介してディジタル加入者インタフ
ェース回路２に伝達され、更にディジタル加入者インタ
フェース回路２およびラインプロセッサ１を介して前記
制御信号生成部に返送される。制御信号生成部において
は、返送された試験用の制御信号と、送出した試験用の
制御信号とを照合し、両割′４３１１１信号が一致すれ
ばディジタル加入者インタフェース回路２とディジタル
加入者回路３との間の制御信号通信機能が正常であると
判定し、両制御信号が一致しなければ、ディジタル加入
者インタフェース回路２とディジタル加入者回路３との
間の制御信号通信機能が異常であると判定する。

以上の説明から明らかな如く、本実施例によれば、試験
用の制御信号に折返符号りを付加することにより、ディ
ジタル加入者回路３内に選択回路３３２および３３３を
経由する折返し経路が形成され、ディジタル加入者イン
タフェース回路２とディジタル加入者回路３との間の制
御信号通信機能の正常性が、ディジタル加入者回路３と
回線終端装置５との間の通信機能と分離して試験可能と
なる。

なお、第２図および第３図はあく迄本発明の一実施例に
過ぎず、例えば折返手段３００の構成は図示されるもの
に限定されることは無く、他に幾多の変形が考慮される
が、何れの場合にも本発明の効果は変わらない。また本
発明の対象となる加入者システムの構成は、図示される
ものに限定されぬことは言う迄も無い。

〔発明の効果〕

以上、本発明によれば、前記ディジタル加入者システム
において、ディジタル加入者インタフェース回路とディ
ジタル加入者回路との間の制御信号通信機能が、ディジ
タル加入者回路と回線終端装置との間の制御信号通信機
能と分離して試験可能となり、異常原因の所在個所が明
確となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理を示す図、第２図は本発明の一実
施例によるディジタル加入者回路を示す図、第３図は本
発明の一実施例による試験用の制御信号を示す図、第４
図は本発明の対象となるディジタル加入者システムの一
例を示す図、第５図は従来あるディジタル加入者回路の
一例を示す図である。 図において、１はラインプロセッサ、２はディジタル加
入者インタフェース回路、３はディジタル加入者回路、
４ばディジクル加入者線、５は回線終端装置（ＮＴ）　
、３１および３５はレベルｌ処理部、３２および３４は
レベル２処理部、３３は信号制御部、３３１は折返符号
識別部、３３２および３３３は選択回路、Ａはアドレス
フィールド、Ｂは情報チャネル、Ｃは制御フィールド、
Ｄは制御チャネル、Ｆはフラグシーケンス、Ｆｅ２ばフ
レーム検査シーケンス、ｒは情報フィールド木登日月の
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　３１０

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ディジタル加入者線（４）上に設けられた制御チャネル
   を経由して伝送される制御信号を、ディジタル加入者回
   路（３）、ディジタル加入者インタフェース回路（２）
   を介してラインプロセッサ（１）に伝達するディジタル
   加入者システムにおいて、 前記ラインプロセッサ（１）から前記ディジタル加入者
   インタフェース回路（２）を介して前記ディジタル加入
   者線（４）の制御チャネルに伝達される制御信号内に折
   返符号を付加し、 前記ディジタル加入者回路（３）内に前記ディジタル加
   入者インタフェース回路（２）から伝達される制御信号
   内における前記折返符号の有無を監視し、前記制御信号
   内に前記折返符号が検出された場合に、該制御信号を前
   記ディジタル加入者回路（３）内で折返し、ディジタル
   加入者インタフェース回路（２）に返送する折返手段（
   ３００）を設けることを特徴とする折返し試験方式。