JPS62109839A - 耐摩耗性が改善されたゴム組成物 - Google Patents

耐摩耗性が改善されたゴム組成物

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JPS62109839A
JPS62109839A JP24810885A JP24810885A JPS62109839A JP S62109839 A JPS62109839 A JP S62109839A JP 24810885 A JP24810885 A JP 24810885A JP 24810885 A JP24810885 A JP 24810885A JP S62109839 A JPS62109839 A JP S62109839A
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JP
Japan
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rubber
tetrafluoroethylene resin
rubber composition
molecular weight
parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP24810885A
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English (en)
Inventor
Fumio Hiramatsu
平松 二三男
Katsuo Suzuki
勝雄 鈴木
Kazuhisa Senda
和久 仙田
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ゴム組成物に関する。更に詳しくは、耐摩耗
性が改善されたゴム組成物に関する。
〔従来の技術〕
ゴムは、元来他の高分子物質と比較して耐摩耗性が悪く
、これはゴムの結晶塵が低いという分子構造に起因して
いる。そこで、ゴム本来の性質を実質的に損わせること
なく、耐摩耗性を改善させるために、従来からいくつか
の提案がなされている。
そのような提案の一つは、架橋時間や架橋剤使用量を増
加させることにより架橋密度を増す方法であるが、この
ような方法では耐摩耗性の改善効果は十分ではない。ま
た、一般的には、ゴム中に配合される配合剤の種類や量
を変更する方法がとられており、この種の配合剤として
は、自己潤滑性のよいグラファイト、二硫化モリブデン
、四フッ化エチレン樹脂などが用いられている。しかし
ながら、いずれも少ない配合割合では十分な耐摩耗性改
善効果が得られず、この改善効果を発揮させるために比
較的多量(例えばゴム100重量部当り数10重社部)
配合すると、グラファイトの場合には硬度が上昇するな
どゴム本来の性質が損われるようになり、また二硫化モ
リブデン、四フッ化エチレン樹脂では分散性が悪くなる
ので使用することができなくなる。
更に、グラファイトを配合したゴム成形品を回転や往復
運動する個所に使用した場合には、グラファイト自身の
硬度が大きいため、相手材を摩耗させるという欠点があ
り、二硫化モリブデンの場合には、ゴムの補強効果がな
くまた混線時の加工性も悪く、四フッ化エチレン樹脂の
場合には、一般の成形品などに用いられているグレード
(平均重合度約1000〜50000、平均粒径25μ
+118度)では、ゴムとの分散性が悪く、使用に適さ
ないなどの問題もみられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らは、四フッ化エチレン樹脂を耐摩耗性の改善
剤として用い、しかもそれの配合によって加工性やゴム
本来の性質を実質的に低下せしめないような改善方法を
求めて種々の検討を行なった結果、四フッ化エチレン樹
脂に放射線を照射し、低分子量化したものを用いること
により、上記の如き課題が効果的に解決されることを見
出した。
〔問題点を解決するための手段〕および〔作用〕従って
、本発明は耐摩耗性が改善されたゴム組成物に係り、こ
のゴム組成物は、放射線を照射し、低分子量化した四フ
ッ化エチレン樹脂をゴムに配合してなる。
一般の四フッ化エチレン樹脂(PTFE)は分子量が高
く、約1000〜5oooo程度の重合度を有しており
、これを粉砕して一次粒径約1〜10μmの微粉状にし
ても、混線ゴム中への分散性が悪く、配合成分としては
使用することができない。これは、混線中に二次凝集を
起すためと考えられる。
このような性状のPTFEに、放射線、一般にはC06
0を約1〜100メガラド、好ましくは約5〜20メガ
ラド照射すると、PTFHの分子量は低下し、その平均
重合度を約100〜1000、好ましくは約300〜8
00としたものを用いると、もはやゴムとの混練時に二
次凝集を生ぜず、分散性のよいゴム組成物がそこに形成
される。
照射され、低分子量化したPTFE(照射PTFE)は
必要により再粉砕し、平均粒径が約0.1〜15μm、
好ましくは約0.1〜5μmのものを使用すると良好な
耐摩耗性が得られ、これ以上の大きさの平均粒径のもの
を使用すると分散性が悪く、所期の効果が得られない。
このような照射PTFIEは、天然ゴムあるいはスチレ
ン−ブタジェンゴム、ブチルゴム、アクリロニ1−リル
ーブタジエンゴム、エチレン−プロピレン系ゴム、タロ
ロプレンゴム、アクリルゴム、シリコーンゴム、フッ素
ゴムなどの各種ゴムに、ゴム100重量部当り約5〜1
00重量部、好ましくは約1.0〜50重量部の割合で
配合して用いられる。これ以下の配合割合では、本発明
の目的とする所期の効果が得られず、一方これより多い
割合で用いられると、ゴムの硬度が大きくなり、実用性
に欠けるようになる。
ゴム組成物の調製は、ゴムと照射PTFEとを、オープ
ンロール、バンバリーミキサ−、インターミキサー、ニ
ーダ−などの通常用いられるゴムの混線装置で混練すれ
ばよく、それからの成形も、用いられたゴ11の種類に
応じた加硫条件に従って、圧縮成形、射出成形、押出成
形などの各種成形法により行われる。
〔発明の効果〕
ゴムに放射線を照射し、低分子量化した四フッ化エチレ
ン樹脂を配合することにより、ゴム本来の性質を実質的
に損わせることなく耐摩耗性を改善することができ、こ
の成形品を摺動材料に用いた場合にも、相手材を摩耗さ
せることが少ないという効果が得られる。
〔実施例〕
次に、実施例について本発明を説明する。
実施例1 アクリロニトリル−ブタジェンゴム(日本ゼオン製品0
N−206) 100部(重量、以下同じ)、 PTF
E(平均重合度30000、平均粒径lOμl1l)ま
たは照射PTFE (前記PTFEにCo 60を20
メガラド照射したもの、重合度800)の所定址、FE
Fカーボンブラック30部、イオウ0.8部、テトラメ
チルチウラムジサルファイド2,5部およびN−シクロ
へキシル−2−ベンゾチアジルスルフィンアミド3.0
部の配合物を12インチオーブンロールで混練し、16
0℃、20分間の圧縮成形条件下で、 240 X 1
20 X 2mmの大きさのシート状試験片を作製した
作製された各試験片について、物性値を測定すると共に
、アクロン摩耗試験(荷重10ボンド、傾角I5°)お
よびテーパー摩耗試験(荷重1−1砥石I+−18)を
それぞれ行なった。得られた結果は、次の表1に示され
る。なお、No、3〜5は比較例であり、特にN003
〜4のものは分散性が悪く、白色微粉末が目視できる程
である。
表1 No、I  No、2  No、3  No、4  N
o、5[配合成分コ PTF[E        (部)   −−−306
0照射PTFE      (部)3060−−−[物
性値] 硬度     (ポイント)  70  82  55
  56  57引張強度     (MPa)  1
8.3 20.6 19.2 17.8 15.5伸び
       (%)650  590  720  
730  780[摩耗山(験コ ア’70ンJ廖耗(cc/1ooO回)  0.010
 0,007 0.017 0.018 0.016テ
ーパー摩耗(g/1000回)  0.06 0.05
 0.20 0.17 0.15実施例2 アクリルゴム(NOK製品 ノックスタイトA−10!
15) 100部、PTFE (平均重合度20000
、平均粒径5μm)、照射PTFE−1(前記PTFE
にCo 60を10メガラド照射したもの、重合度10
00)または照射PTFE−2(前記PTFEにCo 
60を50メガラド照射したもの、重合度300)の所
定量、FEFカーボンブラック30部、二塩基性亜リン
酸鉛5部、ステアリン酸1部およびヘキサメチレンジア
ミンカーバメート0.7部の配合物を12インチオープ
ンロールで混練し、170℃、20分間の一次成形およ
び150℃、15時間の二次架橋の条件下で、240 
X 120 X 2mmの大きさのシート状試験片を作
製した。
作製された各試験片について、物性値を測定すると共に
、摩擦係数(ヘイトン14型を使用し、荷重2g、速度
50mm/分で測定)および摩耗性(銘木式摩擦摩耗試
験機を用い、10分間回転後の圧力Pkg/fflと速
度Vm/秒とからPv値として測定)をそれぞれ求めた
。得られた結果は、次の表2に示される。なお、 No
、3〜4は比較例である。
表2 No、l  No、2  No、3  No、4[配合
成分] PTF[E        (部)−−−30照射PT
FE−1(部)30−−− 照射PTFE−2(部)−30−− [物性値コ 硬度    (ポイント)  62  68  55 
 58引張強度     (MPa)  11.2 1
0.7 10.5  9.8伸び       (%)
  330  290  370  4]0[摩擦摩耗
試験コ 摩擦係数         0.7  0.5   +
、5  1.3摩耗性     (pv値)   0.
3  0.5  0.05 0.07実施例3 フッ素ゴム(デュポン社製品バイ]−ンE60C) 1
00部、照射PTFrE(平均重合度20000、平均
粒径5μmのPTFEにCo 60を30メガラ1−照
射したもの、重合度500) (No 、 1)、MT
カーボンブラック(No、2)、天然グラファイト(N
o、3)または二硫化モリブデン(ロックレイ社製品N
[ミOZパウダー)(No、4)を30部、酸化マグネ
シウム3部および水酸化カルシウム5部の配合物を12
インチオープンロールで混練し、外周80mm、内周5
0mm、リップ長さ5mm、リップ角度45″のオイル
シールを、180℃、6分間の一次成形および200℃
、24時間の二次架橋の条件下で成形した。
成形された各オイルシールについて1、摩耗幅(オイル
シールの回転試験機を用い、軸材質5Us304、軸仕
上ペーパーラップ仕上、軸偏心0.2mmTlR1温度
室温、回転数4000rpm、無潤滑状態で、5分間回
転後のリップ長の摩耗幅を測定)および硬度をそれぞれ
測定した。得られた結果は、次の表3に示される。なお
、No、2〜4は比較例であり。
特にNo、4のものは混棟白体に円建がみられた9表3 一階尤項目一 匣ユ 匝ユ リ ■9ユ4−摩耗幅  
(mm)  1..5  3.5  2.8  4.2
硬度(ポイント)77  80  79  69代理人
  弁理士  吉 1)俊 夫 手続補正書(自発ン 昭和61年6月11日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、放射線を照射し、低分子量化した四フッ化エチレン
    樹脂をゴムに配合してなる耐摩耗性が改善されたゴム組
    成物。 2、Co60を約1〜100メガラド照射し、低分子量
    化させた四フッ化エチレン樹脂が用いられた特許請求の
    範囲第1項記載のゴム組成物。 3、ゴム100重量部に対し、低分子量化四フッ化エチ
    レン樹脂が約5〜100重量部の割合で配合された特許
    請求の範囲第1項記載のゴム組成物。
JP24810885A 1985-11-07 1985-11-07 耐摩耗性が改善されたゴム組成物 Pending JPS62109839A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007063462A1 (en) * 2005-11-30 2007-06-07 The South African Nuclear Energy Corporation Limited Depolymerization of fluoropolymers
JP2012097205A (ja) * 2010-11-02 2012-05-24 Nakanishi Metal Works Co Ltd ゴム組成物及びゴム成形体

Cited By (3)

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WO2007063462A1 (en) * 2005-11-30 2007-06-07 The South African Nuclear Energy Corporation Limited Depolymerization of fluoropolymers
US8212091B2 (en) 2005-11-30 2012-07-03 The South African Nuclear Energy Corporation Limited Depolymerization of fluoropolymers
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