JPH08231165A - ガイドシュー - Google Patents

ガイドシュー

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JPH08231165A
JPH08231165A JP31329495A JP31329495A JPH08231165A JP H08231165 A JPH08231165 A JP H08231165A JP 31329495 A JP31329495 A JP 31329495A JP 31329495 A JP31329495 A JP 31329495A JP H08231165 A JPH08231165 A JP H08231165A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tetrafluoroethylene
weight
essential component
guide shoe
fluororubber
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31329495A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Kobayashi
繁夫 小林
Satoru Fukuzawa
覚 福澤
Mari Kataoka
真理 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP31329495A priority Critical patent/JPH08231165A/ja
Publication of JPH08231165A publication Critical patent/JPH08231165A/ja
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  • Elevator Door Apparatuses (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造および製造工程の簡素化等。 【構成】 ガイドシューは、エレベータの扉等の移動体
の下部にボルト等で連結される取付金具1、取付金具1
に一体に装着された潤滑性ゴム組成物からなる摺動体2
で構成される。摺動体2を構成する潤滑性ゴム組成物
は、第1必須成分であるフッ素ゴムと、第2必須成分で
ある熱可塑性フルオロ樹脂と、第3必須成分である数平
均分子量5×104以下の低分子量含フッ素重合体とか
らなり、フッ素ゴムと熱可塑性フルオロ樹脂の配合重量
比が50:50〜95:5の範囲であり、かつ、フッ素
ゴムと熱可塑性フルオロ樹脂の合計100重量部に対す
る低分子量含フッ素重合体の配合量が5〜50重量部の
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ扉等の
移動体の開閉移動を円滑に案内するガイドシューに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータの扉は、かご出入口
用と乗場出入口用とがあり、いずれも上部がハンガーレ
ールにドアハンガーを介して摺動可能に懸吊支持され、
下部がガイドシューを介して出入口の敷居溝に摺動案内
される構造になっている。
【0003】図2に示すように、従来より使用されてい
るガイドシューは、エレベータの扉の下部にボルト等で
連結される取付金具11、取付金具11に一体に装着さ
れたゴム弾性体12、ゴム弾性体12に一体に装着され
た摺動体13からなり、全体として横長の略長方体形状
をなす。
【0004】摺動体13はゴム弾性体12の外周を取り
囲む形状で、かつ、ゴム弾性体12の弾性力を損なわな
い程度の肉厚(通常は1mm以下)を持ち、ナイロンや
フッ素樹脂等の低摩擦材で形成される。そして、その前
後摺動面が敷居溝の壁面に摺接することにより、扉の開
閉移動を円滑に摺動案内する。
【0005】上記のようなガイドシューは、通常、取付
金具11とナイロン等からなる摺動体13を射出成形で
一体に成形(インサート成形)した後、この取付金具1
1と摺動体13との一体品をゴム弾性体12と一体に加
硫成形(インサート成形)することにより形成されてい
た。
【0006】あるいは、ゴム弾性体の外周に接着可能処
理したフッ素樹脂等のシート材を張設し、この状態で取
付金具と摺動体とゴム弾性体とを加熱して一体に加硫結
合していた(特開平2−282181号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】エレベータ扉等の移動
体におけるガイドシューは、敷居溝等の溝に係合して、
移動体を円滑に摺動案内する機能を有するもの故、溝に
対する良好な摺動特性と、移動体の開閉移動時における
横振れ荷重を吸収し得る良好な緩衝特性とが同時に要求
される。従来品において、低摩擦材からなる摺動体とゴ
ム弾性体からなる一体構造を採用していた理由は、この
要求を満足させるために他ならない。
【0008】しかしながら、取付金具と摺動体とを一体
に射出成形した後、一体にゴム弾性体と加硫成形する従
来構成では、射出金型と加硫金型で2度のインサート成
形を行なうため、取付金具と成形体との位置ズレが生じ
易く、不良になる確率が高かった。
【0009】また、取付金具と摺動体とゴム弾性体とを
加硫結合する従来構成では、摺動体となるフッ素樹脂等
のシート材に接着可能処理を施す必要があるため、製造
工程が複雑であった。
【0010】本発明の目的は、従来のガイドシューにお
ける2度のインサート成形、摺動体の接着可能処理を不
要とし、ガイドシューの品質向上、コスト低減、製造工
程の簡素化を図ると同時に、その機能の長期安定化を図
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では、エレベータ
扉等の移動体のガイドシューの摺動体を、第1必須成分
であるフッ素ゴムと、第2必須成分である熱可塑性フル
オロ樹脂と、第3必須成分である数平均分子量5×10
4 以下の低分子量含フッ素重合体とを含んでなり、第1
必須成分であるフッ素ゴムと第2必須成分である熱可塑
性フルオロ樹脂の配合重量比が50:50〜95:5の
範囲であり、かつ、第1必須成分であるフッ素ゴムと第
2必須成分である熱可塑性フルオロ樹脂の合計100重
量部に対する、第3必須成分である低分子量含フッ素重
合体の配合量が5〜50重量部である潤滑性ゴム組成物
で形成した。
【0012】ここで、上記第1必須成分であるフッ素ゴ
ムは、平均して1個以上のフッ素原子を含む単位モノマ
ーの重合体または共重合体であって、ガラス転移点が室
温以下であり、室温でゴム状弾性を有するものであれ
ば、特に限定されるものではなく、広範囲のものを採用
することができる。
【0013】上記第1必須成分であるフッ素ゴムは、フ
ッ化ビニリデン−フルオロプロピレン共重合体、テトラ
フルオロエチレン−プロピレン共重合体、フッ化ビニリ
デン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、フッ化ビニ
リデン−ヘキサフルオロプロピレン−テトラフルオロエ
チレン共重合体、フルオロシリコーン系フッ素ゴム、フ
ォスファンゼン系フッ素ゴムおよびパーフルオロ系フッ
素ゴムからなる群から選ばれる1種以上のフッ素ゴムを
採用することができる。
【0014】上記のようなフッ素ゴムの重合方式として
は、塊状重合、懸濁重合、乳化重合、溶液重合、触媒重
合、電離性放射線重合、およびレドックス重合などの各
重合方式を採用することができる。また、上記フッ素ゴ
ムの数平均分子量(Mn)は、通常、5×104以上の
ものが好ましく、可及的に高分子量のものが良好な効果
を得ることできることから、より好ましくは7×104
以上、特に10×104〜25×104程度のものがより
好ましい。
【0015】以上の条件を満足するフッ素ゴムの市販品
としては、フッ化ビニリデン−フルオロプロピレン共重
合体であるアウジモンド社製「テクノフロン」等、テト
ラフルオロエチレン−プロピレン共重合体である旭硝子
社製「アフラス」等、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオ
ロプロピレン共重合体であるデュポン・昭和電工社製
「バイトン」等、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプ
ロピレン−テトラフルオロエチレン共重合体であるモン
テフルオス社製「テクノフロン」等、フルオロシリコー
ン系フッ素ゴムであるダウコーニング社製「シラスティ
ックLS」等、フォスファンゼン系フッ素ゴムであるフ
ァイアストーン社製「PNF」等、パーフルオロ系フッ
素ゴムであるダイキン工業社製「ダイエルパーフロ」等
を例示することができる。
【0016】また、上記第2必須成分である熱可塑性フ
ルオロ樹脂は、テトラフルオロエチレン−エチレン共重
合体、テトラフロオロエチレン−パーフルオロアルキル
ビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘ
キサフルオロプロピレン共重合体からなる群から選ばれ
る1種以上の重合体を採用することができる。
【0017】上記のような熱可塑性フルオロ樹脂の重合
方式としては、触媒乳化重合、懸濁重合、触媒溶液重
合、気相重合、および電離性放射線照射重合などの各重
合方式を採用することができる。また、このような熱可
塑性フルオロ樹脂のMnは、通常5×104以下のもの
が望ましく、5×103を越え、ほぼ2×104以下のも
のが特に望ましい。
【0018】以上の条件を満足する熱可塑性フルオロ樹
脂の市販品としては、PFAである三井・デュポンフロ
ロケミカル社製「MP10」等、FEPである三井・デ
ュポンフロロケミカル社製「テフロンFEP100」
等、ETFEである旭硝子社製「アフロンCOP」等を
例示することができる。
【0019】その他使用可能な熱可塑性フルオロ樹脂と
しては、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロ
ピレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体
(EPE)、トリフルオロクロロエチレン重合体(CT
FE)、トリフルオロクロロエチレン−エチレン共重合
体(ECTFE)、ポリビニルフルオライド(PV
F)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)等を挙
げることができる。
【0020】また、上記第3必須成分である低分子量含
フッ素重合体は、テトラフルオロエチレン重合体(TF
E)、フルオロポリエーテルおよびポリフルオロアルキ
ル基含有化合物からなる群から選ばれる1種以上の重合
体を採用することができる。
【0021】上記のような第1必須成分であるフッ素ゴ
ムおよび第2必須成分である熱可塑性フルオロ樹脂を混
合した組成物は弾性体としての性質を有するが、上記第
3必須成分である低分子量含フッ素重合体はこのような
弾性体としての性質を有する組成物に優れた摺動特性を
付与するために配合されるものである。
【0022】ここで、上記低分子量含フッ素重合体は、
テトラフルオロエチレン(TFE)、主要構造単位−C
n2n−O−(nは1〜4の整数)を有するフルオロポ
リエーテル、下記の化学式1で表される主要構造単位を
有するポリフルオロアルキル基含有化合物(炭素数2〜
20)で分子量(Mn)5×104以下のものをいう
が、より優れた摺動特性を付与するためにはMn5×1
3以下のものが特に望ましい。
【0023】
【化1】
【0024】そして、これらのうち、平均粒径5μm以
下のTFE低次重合体が最も望ましく、市販品として、
デュポン社製「バイダックスAR」、旭硝子社製「フル
オンルブリカントL169」等を挙げることができる。
【0025】上記した−Cn2n−O−(nは1〜4の
整数)の主要構造を有する平均分子量5×104以下の
フルオロポリエーテルとしては、下記の化学式2で表さ
れるものを例示することができる。
【0026】
【化2】
【0027】このような重合体は他の配合材料や添加剤
に対する親和性(密着性)を向上させるために、イソシ
アネート基、水酸基、カルボキシル基、エステル基の官
能基を含む構造単位を有するものが望ましい。
【0028】このようなフルオロポリエーテルの具体例
としては、下記の化学式3で表されるものが挙げられ、
これらを単独で使用、あるいは、官能基を有しないもの
と併用しても良い。
【0029】
【化3】
【0030】また、官能基に活性化水素が含まれている
フルオロポリエーテルとポリフルオロポリエーテル基を
含有しないイソシアネート化合物とを併用しても良く、
また、イソシアネート基を有するフルオロポリエーテル
と、各種のフルオロポリエーテル基を含有しないジアミ
ン類、トリアミン類または各種のフルオロポリエーテル
基を含有しないジオール類、トリオール類を併用しても
良い。
【0031】特に、官能基同士が反応して分子量の増大
が起こるようなフルオロポリエーテルを組み合わせて使
用することが好ましく、このようなものとして、たとえ
ばイソシアネート基を含む単位を有するものと、水酸基
を含む単位を有するものとを組み合わせることは同様に
好ましいことである。
【0032】また、上記したポリフルオロアルキル基含
有化合物としては、たとえば下記の化学式4で表される
ポリフルオロアルキル基を有するものがあり、炭素数2
〜20で平均分子量5×104 以下のものの具体例とし
ては、下記の化学式5で表されるもの{反応性基および
ポリフルオロアルキル基を有する化合物と、その反応性
基と反応する基を有するエチレン性不飽和化合物との反
応物(たとえば、フルオロアルキルアクリレート)の重
合体や、上記反応性基およびポリフルオロアルキル基を
有する化合物と、その反応性基と反応する基を有する各
種重合体との反応物、または上記化合物の重縮合物な
ど}が挙げられる。
【0033】
【化4】
【0034】
【化5】
【0035】このようなポリフルオロアルキル基含有化
合物は、上記のフルオロポリエーテルと同様に、他の配
合材料および添加剤の親和性(密着性)の向上のため
に、親和性の高い官能基、たとえばイソシアネート基、
水酸基、メルカプト基、カルボキシル基、エポキシ基、
アミノ基、スルフォン基等を含む単位を有する化合物で
あることが好ましい。
【0036】尚、ポリフルオロアルキル基含有化合物
は、単独使用または2種以上併用のいずれでも良い。ま
た、活性化水素を有する反応基を有するポリフルオロア
ルキル基含有化合物と、ポリフルオロアルキル基を有し
ないイソシアネート化合物とを併用しても良い。また、
イソシアネート基を有するポリフルオロアルキル基含有
化合物と、各種のポリフルオロアルキル基を含有しない
ジアミン類、トリアミン類または各種のポリフルオロア
ルキル基を含有しないジオール類、トリオール類を併用
しても良い。
【0037】このような官能基同士の組合せは強度増加
の上からも好ましく、具体的には、炭素数2〜20のポ
リフルオロアルキル基を有し、かつ、水酸基、メルカプ
ト基、カルボキシル基、アミノ酸から選ばれる少なくと
も1種類を含むフッ素重合体との組合せ、または炭素数
2〜20のポリフルオロアルキル基を有し、かつイソシ
アネート基を含む単位を有する含フッ素重合体と、炭素
数2〜20のポリフルオロアルキル基を有し、さらに活
性化水素を有する反応基を含む単位を有する含フッ素重
合体との組合せを挙げることができる。
【0038】特に、これらの低分子量含フッ素重合体の
うち、フルオロオレフィン重合体またはフルオロポリエ
ーテルを用いると、潤滑性において優れた効果が得ら
れ、特に、平均粒径5μm以下のテトラフルオロエチレ
ン重合体を用いると最も望ましい効果が得られることが
判明している。
【0039】上記のような第1必須成分であるフッ素ゴ
ム、第2必須成分である熱可塑性フルオロ樹脂および第
3必須成分である低分子量含フッ素重合体の配合比は、
フッ素ゴムと熱可塑性フルオロ樹脂の重量比にて50:
50から95:5の範囲が望ましい。熱可塑性フルオロ
樹脂の配合重量比が50/100を越えると、目的の組
成物に充分な弾性が得られず、5/100未満では、充
分な耐摩耗性が得られないからである。
【0040】また、フッ素ゴムと熱可塑性フルオロ樹脂
の合計100重量部に対して低分子量含フッ素重合体5
〜50重量部が好ましい。低分子量含フッ素重合体の配
合比が5重量部未満では充分な摺動特性が得られず、5
0重量部を越えるとゴム状弾性特性が損なわれるからで
ある。
【0041】また、上記潤滑性ゴム組成物に対して、3
00°Cにおいて不溶融な熱硬化性樹脂粉末、又はガラ
ス転移点が300°C以上の耐熱性樹脂粉末を添加して
耐摩耗性を向上させることができる。
【0042】熱硬化性樹脂の粉末としては、フェノール
樹脂、エポキシ樹脂などの熱硬化後の微粉末、ガラス転
移点が300°C以上である耐熱性樹脂としては、ポリ
イミド樹脂、芳香族ポリアミド樹脂等の微粉末が挙げら
れる。市販の樹脂粉末のうち、フェノール樹脂の硬化粉
砕品としては鐘紡社製「ベルパールH300」、ポリイ
ミド樹脂の硬化粉砕品としては三笠産業社製「PWA2
0」、芳香族ポリアミド樹脂の粉砕品としては旭化成社
製「MP−P」、ガラス転移点(Tg)が300°C以
上の熱硬化性樹脂粉末としては宇部興産社製「ユーピレ
ックスS」(Tg〉500°C)などがある。
【0043】このような熱硬化性樹脂粉末の粒径は、1
〜15μmのものがゴム状弾性の維持と混練工程の容易
化の点で好ましい。熱硬化性樹脂粉末は、上記必須成分
に対して5〜20重量%添加すればよく、5重量%未満
では耐摩耗性向上の効果がなく、20重量%を越える多
量ではゴム弾性特性が損なわれるので好ましくない。
【0044】尚、この発明の目的を損なわない範囲で上
記成分に各種添加剤が配合されても良い。たとえば、フ
ッ素ゴムの加硫剤としてイソシアヌレート、有機過酸化
物等、ステアリン酸ナトリウム、酸化マグネシウム、水
酸化カルシウムなどの酸化防止剤または受酸剤、カーボ
ンなどの帯電防止剤、シリカ、アルミナなどの充填剤、
その他金属酸化物、着色剤、難燃剤などを適宜加えても
良い。
【0045】以上の各種原材料を混合する方法は特に限
定するものではなく、通常広く用いられている方法、例
えば主原料になるエラストマー、その他諸原料をそれぞ
れ個別に順次、または同時にロール混合機その他混合機
により混合すれば良い。尚、このときの摩擦による発熱
を防止する目的で温調器を設けることが望ましい。ま
た、ロール混合機を使用する場合には、仕上げの混合と
して、ロール間隔を3mm以下程度に締めて薄通しを行
なうとさらに良い。
【0046】この発明のガイドシューは、成形工程にお
いて特に限定した手段を必要とするものではなく、通常
のプレス成形方法で一次加硫(140〜170°Cで1
0〜30分、加圧5〜10kgf/cm2)した後、二
次加硫(200〜300°Cで2〜20時間、加圧な
し)すれば良い。
【0047】また、本発明におけるガイドシューの摺動
体は、アクリロニトリルブタジエン系ゴムを基材とし
て、テトラフルオロエチレン系樹脂粉末と、熱硬化性樹
脂の硬化粉末またはガラス転移点が300°C以上の熱
可塑性樹脂粉末を配合した潤滑ゴム組成物で形成するこ
ともできる。
【0048】この発明に用いるアクリロニトリルブタジ
エン系ゴム(NBR)は各種合成法にて合成され、室温
においてゴム状弾性を有するものであれば特に限定され
るものではなく、広範囲のものを採用することができ
る。
【0049】NBRは、ブタジエンとアクリロニトリル
との共重合体でアクリロニトリル量を約15〜50%に
含めることでその物性を変化させることができる。ニト
リル量は、例えば低ニトリル24%未満、中ニトリル2
4〜30%、中高ニトリル30〜36%、高ニトリル3
6〜42%、極高ニトリル42%を越えるものというよ
うに分類することができる。耐摩耗性、耐老化性、引張
強さを増すためには、ニトリル量は多いほうが良いが、
ゴム弾性、耐寒性、低温特性を損なわない程度に止める
ためには、ニトリル量は約24%〜42%の範囲、また
は約24%を越え42%未満の範囲にすることが好まし
い。尚、以上の配合比は重量%、モル%のいずれとして
も良いが、重量%とするのが望ましい。NBRとして
は、例えば下記の化学式6で表される構造を主要構造単
位に有するもの等が挙げられる。また、NBRの分子量
は、通常5万以上のものが望ましく、より好ましくは7
万以上、特に好ましくは10〜50万程度のものを用い
る。
【0050】
【化6】
【0051】以上の条件を満足するNBRの市販品とし
ては、日本合成ゴム社製「JSR−N」、日本ゼオン社
製「NIPOL」、グッドイヤー社製「CHEMIGU
M」などを例示することができる。
【0052】また、この発明に用いるテトラフルオロエ
チレン系樹脂の粉末としては、例えば、ポリテトラフル
オロエチレン樹脂(PTFE)、テトラフルオロエチレ
ン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(P
FA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロ
ピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−
エチレン共重合体(ETFE)、テトラフルオロエチレ
ン−ヘキサフルオロプロピレン−パーフルオロアルキル
ビニルエーテル共重合体(EPE)等の樹脂の粉末が挙
げられ、その中でも、PTFE、PFA、FEP、ET
FEが望ましく、特に、格骨である炭素の周囲を全て、
あるいは、少量の酸素等を介在させてフッ素で囲んだ構
造を有するパーフルオロ系のテトラフルオロエチレン樹
脂(PTFE、PFA、FEP)が望ましい。PTF
E、FEP、PFA、ETFEの代表的な物性を下記に
示す。
【0053】PTFE 伸び(%):200〜400 圧縮強さ(kgf/mm2):120 曲げ弾性率(103×kgf/mm2):5.6 ショアーかたさ:D50〜65 最高使用温度(°C):260 FEP 伸び(%):250〜330 圧縮強さ(kgf/mm2):155 曲げ弾性率(103×kgf/mm2):6.6 ショアーかたさ:D55〜65 最高使用温度(°C):200 PFA 伸び(%):280〜300 圧縮強さ(kgf/mm2):170 曲げ弾性率(103×kgf/mm2):6.6〜8.4 ショアーかたさ:D60〜64 最高使用温度(°C):260 ETFE 伸び(%):100〜470 圧縮強さ(kgf/mm2):500 曲げ弾性率(103×kgf/mm2):9〜14 ショアーかたさ:D75 最高使用温度(°C):150〜180 上記程度の伸び、圧縮強さ、曲げ弾性率、かたさ、温度
特性等の範囲の樹脂組成物であれば、ガイドシュー一般
に要求される適度な弾性、かたさ、静摩擦特性等に適応
でき、また、耐摩耗性、摺動特性を改善できると考えら
れる。
【0054】上記テトラフルオロエチレン系樹脂粉末
は、潤滑性、耐熱性等をさらに改善するため、2種以上
を適宜混合しても良い。強度などを高めるため、上記樹
脂に適度にガラス繊維、カーボン繊維、チタン酸カリウ
ム等の無機繊維、アラミド繊維、ポリエステル繊維等の
有機繊維、タルク、マイカ、グラファイト、ガラスフレ
ーク、カーボン、炭酸カルシウム、二硫化モリブデン等
の無機充填材材を充填しても良い。さらに、耐摩耗特性
等をさらに高めるため、エポキシ系樹脂、フェノール系
樹脂、ポリイミド系樹脂等の熱硬化性樹脂、ポリフェニ
レンサルファイド系樹脂(PPS)、ポリエーテルエー
テルケトン系樹脂(PEEK)等のケトン系樹脂、芳香
族系ポリエステル樹脂、熱可塑性ポリイミド系樹脂(P
I)、ポリアミドイミド系樹脂(PAI)、ポリエーテ
ルイミド系樹脂(PEI)等の熱可塑性樹脂を配合して
も良い。上記のような充填材、樹脂は、例えば、約5〜
50重量部程度、好ましくは、約5〜25重量部程度
を、約5〜15重量部ごとの範囲で2種以上を適宜配合
しても良い。尚、2種以上を混合する場合の混合割合
も、ここに例示した配合割合に準じて決めると良い。
【0055】また、上記テトラフルオロエチレン系樹脂
粉末は、懸濁重合法により製造されたモールディングパ
ウダー、乳化重合法により製造されたファインパウダー
のいずれを使用しても良いが、加圧・加熱処理された
後、粉砕または粉砕後、γ線照射処理または電子線照射
処理されたもの、または、重合後にγ線照射処理または
電子線照射処理された平均粒径20μm以内のものを使
用することができる。
【0056】以上の条件を満足するテトラフルオロエチ
レン系樹脂の市販品としては、ダイキン工業社製「ルブ
ロンL10」、旭硝子社製「フルオンG163」「フル
オンCD1」「ルーブリカントL169」「ルーブリカ
ントL182J」、三井デュポンフロロケミカル社製
「テフロン7J」等を例示することができる。
【0057】さらに、テトラフルオロエチレン系樹脂粉
末は、図3にその形態を拡大して示すように、テトラフ
ルオロエチレン系樹脂粉末20の表面に、黒鉛などから
なるカーボン材21が突出し、いわゆる突き刺さった状
態にあるものがより好ましい。このような形態のテトラ
フルオロエチレン系樹脂粉末は、例えば、ファインパウ
ダー製造の乳化重合終了時に、カーボン材と共沈させて
凝折、洗浄、乾燥して得ることができる。または、樹脂
粉末にカーボン材を乾式混合し、表面に突き刺さった状
態にすることによっても得ることができる。ここでのカ
ーボン材は一般的な炭素粉から黒鉛まで種々の結晶状態
の粉末品であって良いが、黒鉛化による結晶構造に潤滑
性が期待されるから、特に黒鉛が好ましい。また、ゴム
材に汎用されるストラクチュアの大きいカーボンブラッ
クのHAF、SAF、FEFまたはMT等であっても良
い。
【0058】上記のような形態のテトラフルオロエチレ
ン系樹脂粉末は、図3に示すように、黒鉛等からなるカ
ーボン材21が、全方向(放射方向)に突出しているこ
とから、ゴム基材22内での物理的な杭効果があり、し
かもゴム基材22とカーボン材21の親和性が良いの
で、ゴム材と通常のテトラフルオロエチレン系樹脂粉末
を混練したものよりも高強度のものが得られる。
【0059】また、テトラフルオロエチレン系樹脂粉末
の平均粒径は、特に限定されないが、成形品のゴム弾性
および表面硬度の点から20μm以内が好ましく、5〜
20μm程度がより好ましい。平均粒径が20μmを越
えるとゴム硬度が高くなり、ゴム弾性を失ってしまう可
能性があり、5μm未満では充分な耐摩耗特性が得られ
ないからである。
【0060】この発明におけるNBRとテトラフルオロ
エチレン系樹脂粉末の配合重量比は、NBR100重量
部に対して、テトラフルオロエチレン系樹脂粉末10〜
100重量部であることが好ましい。テトラフルオロエ
チレン系樹脂粉末が10重量部未満では、NBRに充分
な低摩擦特性を付与できず、100重量部を越えて多量
に配合すると、ゴム硬度が高くなって弾性特性が損なわ
れたり、または機械的強度が極端に低下して実用に耐え
ないからである。
【0061】この発明における熱硬化性樹脂の硬化粉末
またはガラス転移点が300°C以上の熱可塑性樹脂粉
末としては、上記に例示した種々のものを用いることが
できる。また、この熱硬化性樹脂の硬化粉末または熱可
塑性樹脂粉末の配合重量比は、NBR100重量部に対
して、5〜80重量部である。5重量部未満では、NB
Rの充分な耐摩耗特性を付与できず、80重量部を越え
て多量に配合すると、ゴム硬度が高くなって弾性特性が
損なわれたり、または機械的強度が極端に低下して実用
に耐えないからである。このような傾向から、熱硬化性
樹脂の硬化粉末またはガラス転移点が300°C以上の
熱可塑性樹脂粉末のより好ましい配合重量比は、NBR
100重量部に対して、5〜30重量部である。
【0062】上記熱硬化性樹脂の硬化粉末またはガラス
転移点が300°C以上の熱可塑性樹脂粉末に代えて、
球状の黒鉛を用いることもできる。球状黒鉛としては、
ピッチから紡糸する工程で副生する球状黒鉛、またはフ
ェノール樹脂を触媒の下でパラフォルムアルデヒドと反
応させて球状に重合させたもの、さらにはその後、焼成
し粉砕した球状黒鉛などが挙げられる。この発明に用い
る球状黒鉛は、一次粒子の粒径が1〜200μm、好ま
しくは1〜40μm、さらに好ましくは5〜40μmで
あるのが望ましい。粒径1μm未満あるいは5μmの小
径では、NBRに分散混合されて摺動面に露出した際
に、NBRの被圧による弾性変形によって埋没した状態
となり、摺動相手材に接して荷重を支持することができ
ず、また、200μmを越える大径では、摺動面の平滑
性が悪くなって好ましくないからである。また、このよ
うな球状黒鉛の外形状は、表面が平滑な球状ばかりでな
く、表面に多少の凹凸があるものであっても良い。この
発明における球状黒鉛の好ましい配合重量比は、上記と
同様の理由から、NBR100重量部に対して、5〜8
0重量部である。
【0063】球状黒鉛の製法を以下に説明する。この発
明において、球状黒鉛の製法については特に限定される
ものではないが、所定の一次粒子を得るためには、いわ
ゆる液相炭化法または固相炭化法によることが適当であ
る。製造例としては下記(1)〜(3)がある。
【0064】(1)フェノール樹脂、ナフタレン樹脂、
フラン樹脂、キシレン樹脂、ジビニルベンゼン重合体、
スチレン−ジビニルベンゼン共重合体のうち少なくとも
1種を出発材料として、これら原料から公知のエマルジ
ョン重合法によって球状粒子を調整し、さらにこの球状
粒子を窒素ガス、アルゴンガス等の不活性雰囲気下また
は真空下で焼成することによって炭素化(および/また
は)黒鉛化する。
【0065】(2)フェノール類にホルマリン発生化合
物を用いて製造されたノボラック型またはレゾール型の
フェノール樹脂に、必要に応じて公知の充填材を含有さ
せ、そのままかまたはヘキサメチレンテトラミンなどの
架橋剤を加えて、加熱し硬化物とした後、粉砕して所定
の粒子径とする。
【0066】(3)コールタールまたはコールタールピ
ッチを350〜500°Cに加熱することにより、低分
子物が重合反応して生成した球状グラファイトを分離精
製する。
【0067】上記のような球状黒鉛の市販品としては、
大阪ガスケミカル社製「メソカーボンビーズ」、鐘紡社
製「ベルパール」、ユニチカ社製「ユニベックス」、日
本カーボン社製「マイクロカーボンビーズ」等を例示す
ることができる。
【0068】尚、この発明には、ゴム用の周知の配合剤
または周知の添加剤を配合しても良いのは勿論である。 (1)補強剤:カーボンブラック、シリカ、クレー、炭
酸カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウ
ム、酸化アルミニウム、タルク、マイカ、カオリン、ベ
ントナイト、シラス、ウォラストナイト、炭化ケイ素、
ガラス粉末、カーボン粉末、ボロン繊維、アラミド繊維
等 (2)加硫助剤:亜鉛華、脂肪酸等 (3)加硫促進剤:グアニジン類、イオウ類、アルデヒ
ド−アミン類、亜鉛類等 (4)可塑剤:ジメチルフタレート、ジオクチルフタレ
ート等 (5)老化防止剤:アミン類、フェノール類等 (6)その他:酸化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、着
色剤等 さらに、成形時の離型性および表面の非粘着性を向上さ
せるため、オイル、ワックス、グリース類を添加しても
良い。その配合量は、ゴム成形品の機械的強度に影響を
及ぼさない程度、例えばNBR100重量部に対して、
2〜20重量部であることが好ましく、より好ましくは
5〜10重量部である。
【0069】以上に説明した各種材料を混合する方法は
特に限定されるものではなく、通常広く用いられている
方法、例えば、主原料になるNBR、その他の充填材を
個別に順次混合または一括してロール混合機、プロペラ
混合機、ニーダ混合機その他の混合機で混合すれば良
い。尚、このとき摩擦熱による発熱を防止する目的で温
調器を設けることが望ましい。また、ロール混合機を使
用する場合には、仕上げ混合として、ロール間隔を3m
m以下として薄通しを行なうことが好ましい。
【0070】尚、この発明において、アルコール性水酸
基等の水酸基、アミノ基、カルボキシル基、グリシジル
基、およびメルカプト基等から選ばれる少なくともいず
れかの基を含むオルガノポリシロキサンを成形体組成物
中に分散保持させても良い。このようなオルガノポリシ
ロキサンは、ジメチルシロキサン、メチルフェニルシロ
キサン、トリメチルフルオロプロピルシロキサン等のオ
ルガノポリシロキサンの単独重合体または2種類以上の
共重合体に官能基を導入したものであっても良い。この
ようなオルガノポリシロキサンは、例えば、下記の化学
式7を主要構造単位内に含むもので、具体的には、下記
の化学式8を主要構造単位内に含むものなどが挙げられ
る。
【0071】
【化7】
【0072】
【化8】
【0073】さらに、この発明において、アルコール性
水酸基等の水酸基、アミノ基、カルボキシル基、エステ
ル基、イソシアネート基、スルフォン基、エポキシ基お
よびメルカプト基等から選ばれる少なくともいずれかの
基を含む上述のような含フッ素重合体を成形体組成物中
に分散保持させても良い。このような含フッ素重合体と
しては、ポリフルオロアルキル基含有化合物またはポリ
フルオロエーテル等があり、さらに上記官能基のうち少
なくともいずれかを導入したものであっても良い。この
ような含フッ素重合体は、例えば、 −CX12X1−O−(式中、X1は1〜4の整数を表
す。) を主要構造単位に含むものや、また、数平均分子量が約
1000〜5000のもの等が挙げられ、具体的には、
下記の化学式9で示されるモンテカチーニ社製「FOM
BLIN Z DISOC」などが挙げられる。
【0074】
【化9】
【0075】上記オルガノポリシロキサンまたは含フッ
素重合体の数平均分子量は、約300〜10000程
度、好ましくは約1000〜5000程度のものであれ
ば良い。
【0076】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0077】図1に示すように、この実施例のガイドシ
ューは、エレベータの扉(図示省略)の下部にボルト等
で連結される取付金具1、取付金具1に一体に装着され
た潤滑性ゴム組成物からなる摺動体2で構成され、図2
に示す従来品におけるゴム弾性体12は備えていない。
【0078】本発明の第1の実施形態において、摺動体
2を構成する潤滑性ゴム組成物は、第1必須成分である
フッ素ゴムと、第2必須成分である熱可塑性フルオロ樹
脂と、第3必須成分である数平均分子量(Mn)5×1
4以下の低分子量含フッ素重合体とを含んでなり、フ
ッ素ゴムと熱可塑性フルオロ樹脂の配合重量比が50:
50〜95:5の範囲であり、かつ、フッ素ゴムと熱可
塑性フルオロ樹脂の合計100重量部に対する低分子量
含フッ素重合体の配合量が5〜50重量部のものであ
る。
【0079】また、本発明の第2の実施形態において、
摺動体2を構成する潤滑性ゴム組成物は、アクリロニト
リルブタジエン系ゴム(NBR)を基材として、テトラ
フルオロエチレン系樹脂粉末と、熱硬化性樹脂粉末また
はガラス転移点が300°C以上の熱可塑性樹脂粉末を
配合したもの、あるいは、熱硬化性樹脂粉末またはガラ
ス転移点が300°C以上の熱可塑性樹脂粉末に代えて
球状黒鉛を配合したものである。
【0080】
【実施例】
[実施例1〜9、比較例1〜8]実施例1〜9は、本発
明の第1の実施形態に関するものである。実施例1〜
9、比較例1〜8で用いた材料を一括して以下に示し、
実施例の配合割合を表1に、比較例の配合割合を表2に
示す。各成分の配合割合は重量%である。尚、表中には
記載していないが、実施例および比較例では、全てにお
いて(1)〜(12)に示す原材料の総重量100に対
する重量部で、カーボン5重量部、ステアリン酸ナトリ
ウム1重量部、酸化マグネシウム3重量部、水酸化カル
シウム6重量部をそれぞれ添加している。また、(1
3)〜(17)に示す原料についても、(1)〜(1
2)に示す原材料の総重量100に対する重量部で示し
た。 (1)フッ化ビニリデン・フルオロプロピレン共重合体
エラストマ(フッ素ゴムa:アウジモント社製”テクノ
フロンFOR420”) (2)テトラフルオロエチレン・プロピレン共重合体エ
ラストマ(フッ素ゴムb:旭硝子社製”アフラス”) (3)フッ化ビニリデン・ヘキサフルオロプロピレン共
重合体エラストマ(フッ素ゴムc:ダイキン工業社製”
ダイエル”) (4)フッ化ビニリデン・ヘキサフルオロプロピレン・
テトラフルオロエチレン共重合体エラストマ(フッ素ゴ
ムd:アウジモント社製”テクノフロン”) (5)フルオロシリコーン系エラストマ(フッ素ゴム
e:ダウコーニング社製”シラスティックLS”) (6)パーフルオロ系エラストマ(フッ素ゴムf:ダイ
キン工業社製”ダイエルパーフロ”) (7)PFA(熱可塑性フルオロ樹脂a:三井・デュポ
ンフロロケミカル社製”MP10”) (8)FEP(熱可塑性フルオロ樹脂b:三井・デュポ
ンフロロケミカル社製”テフロンFEP100”) (9)ETFE(熱可塑性フルオロ樹脂c:旭硝子社
製”アフロンCOP”) (10)TFE(低分子量含フッ素重合体a:旭硝子社
製”フルオンルブリカントL169”) (11)フルオロポリエーテル(低分子量含フッ素重合
体b:アウジモント社製”フォンブリンZ−DISO
C”) (12)ポリフルオロアルキル基含有化合物(低分子量
含フッ素重合体c:フルオロケム社製”試薬パーフルオ
ロノナノイク酸”) (13)フェノール樹脂(PH:鐘紡社製”ベルパール
H300”) (14)カーボン(ファンデルビルド社製”MTカーボ
ン”) (15)ステアリン酸ナトリウム(一般工業材) (16)酸化マグネシウム(一般工業材) (17)水酸化カルシウム(一般試薬) (18)ニトリル・ブタジエンゴム(NBR:一般工業
材、硬度JIS−A70) (19)グラファイト添加ポリテトラフルオロエチレン
樹脂(PTFE:NTN精密樹脂社製”ベアリーFL3
040”) (20)ガラス繊維添加ナイロン66(PA66:BA
SF社製”A3HG5”)
【0081】
【表1】
【0082】
【表2】
【0083】[実施例1〜9、比較例1〜6]まず、ロ
ール間隔5〜10mmに調整したロール混合機にフッ素
ゴムを巻き付け、表1に示した割合で順次、カーボン、
ステアリン酸ナトリウム、酸化マグネシウム、水酸化カ
ルシウムを加えて混練した。その後、ロール間隔を1m
mに調整し、素練りを約10回行なった。尚、この時の
摩擦熱を防止する目的で、常時ロール内に冷却水を流
し、ロール温度を60°C以下に保った。次に、冷却水
を止め、ロール内にスチームを通してゴム温度が70°
C以上、90°C以下になるように調整し、その後ロー
ル間隔を5〜10mm程度に戻し、低分子量含フッ素重
合体を小量づつ添加しながら、表1、表2に示す割合で
混練した。その後、再びロール間隔を1mmに狭めて素
練りを約10回行なった。
【0084】以上の工程で得られたコンパウンドにおけ
る150×150×1t(mm)シートを、一次加硫
(170°C、10分、プレス圧7kgf/cm2)、
および二次加硫(230°C、16時間、フリー)を行
なった。
【0085】[比較例7〜8]従来品のガイドシューの
摺動体に使用される材料について試験片を得た。
【0086】比較例7は通常の圧縮成形によって得られ
た成形体を、それぞれ機械加工によって各試験片に加工
し、比較例8は射出成形によって各試験片を成形した。
【0087】以上のようにして得られた各試験片につい
て、摩擦・摩耗特性、非粘着性、一般特性を求めた。各
試験方法は以下の通りである。 (a)摩擦・摩耗試験 得られたシートを内径φ17mm、外径φ21mmに加
工し、これをφ17×φ21×10(mm)のSPCC
リング片に接着してリング状試験片とした。相手材はS
UJ2(軸受鋼)φ6×φ33×6(mm)の円筒状試
験片とし、スラスト型摩擦試験機にて評価した。
【0088】試験条件は、滑り速度128m/min、
面圧3.5kgf/cm2とし、500時間経過後の摩
擦係数と摩耗係数(×10-10cm3/kgf・m)を表
3、表4に示した。 (b)弾性体特性評価試験 得られたシート状試験片に対してJIS−K6301に
準拠し、引張強度、伸び、硬度(JIS−A)を求め、
表3、表4に示した。
【0089】
【表3】
【0090】
【表4】
【0091】表4の結果から明らかなように、フッ素ゴ
ム単独の組成物、又はフッ素ゴムにETFE又は低分子
量TFEを添加した組成物からなる比較例の試験片は、
摩擦係数が高く、摺動特性に耐久性がなかった。また、
NBRからなる比較例の試験片でも同様の結果であっ
た。
【0092】これに対して、実施例の試験片は、低摩擦
係数、耐摩耗性の全てを兼ね備えており、現行の材料と
同じレベルの特性を持つことが判明した。
【0093】[実施例10〜18、比較例9〜14]実
施例10〜18は、本発明の第2の実施形態に関するも
のである。実施例、比較例で用いた合成ゴムの基本組成
を以下に示す。 [NBR基礎配合A](高ニトリルタイプ、ニトリル量36〜42%) 日本合成ゴム社製:JSR220S 100重量部 ステアリン酸ナトリウム:一般工業材 1重量部 カーボンブラック:FEF 30重量部 加硫促進剤1:大内新興化学工業社製:TF 2重量部 加硫促進剤2:大内新興化学工業社製:M 2重量部 加硫助剤:酸化亜鉛(活性亜鉛華) 10重量部 加硫剤:イオウ 1重量部 老化防止剤:アミノ系 3.5重量部 [NBR基礎配合B](中ニトリルタイプ、ニトリル量24〜30%) 日本合成ゴム社製:JSR240S 100重量部 ステアリン酸ナトリウム:一般工業材 1重量部 カーボンブラック:FEF 30重量部 加硫促進剤1:大内新興化学工業社製:TF 2重量部 加硫促進剤2:大内新興化学工業社製:M 2重量部 加硫助剤:酸化亜鉛(活性亜鉛華) 10重量部 加硫剤:イオウ 1重量部 老化防止剤:アミノ系 3.5重量部 [潤滑剤] (1)黒鉛共沈PTFE[PTFE−1]乳化重合にて
重合完了後に平均粒径6μmの黒鉛と7:3の重量比で
共沈させ、凝析、洗浄して得られたものである。
【0094】(2)黒鉛とドライブレンドPTFE[P
TFE−2] 旭硝子社製PTFE(ルーブリカントL182J)を平
均粒径6μmの黒鉛と7:3の重量比にてヘンシェルミ
キサーでドライブレンドしたものである。
【0095】(3)PTFE[PTFE−3] 旭硝子社製:PTFEルーブリカントL182J (4)ETFE(旭硝子社製:アフロンCOP Z88
20) (5)球状黒鉛(鐘紡社製:ベルパールC2000) (6)シリコーンオイル(信越シリコーン社製:KF9
6−300) [実施例10〜18、比較例9〜13]まず、ロール間
隔5〜10mm程度に調整したロール混合機にNBR
(220S)を巻き付け、基礎配合Aまたは基礎配合B
に示した割合で充填材として老化防止剤、カーボン、イ
オウ、加硫促進剤を順次混合し、最後に表5または表6
に示した割合でPTFEおよびその他の充填材を混練し
た。
【0096】その後、ロール間隔1mmに調整し、薄通
しを10回行なった。尚、この時の摩擦熱を防止する目
的で、常時ロール内に冷却水を通し、ロール温度を60
°C以下に保った。つぎに、冷却水を止め、ロール内に
スチームを通してゴム温度が70°C以上90°C以下
になるように調整し、その後、ロール間隔1mmで薄通
しを10回行ない、それぞれ10kgのコンパウンドを
得た。
【0097】以上のようにして得られたコンパウンドを
縦300mm、横300mm、厚さ1mmの金型でプレ
ス成形し、1次加硫(160°C、10分、プレス圧1
20kgf/mm2)および2次加硫(150°C、4
時間、フリー)を行なった。このようにして加硫を終え
たシート状の各試験片について、摩擦・摩耗特性、非粘
着性、機械的特性を求めた。
【0098】
【表5】
【0099】
【表6】
【0100】
【表7】
【0101】
【表8】
【0102】尚、上記表等に示される数値の下限値以上
で上限値以下、または下限値を越え上限値未満の配合、
特性値等として最も適したガイドシューを提供するよう
に、適宜に選択しても良い。
【0103】「比較例14」比較例10と同様にして、
NBR基礎配合Bのコンパウンドを製作し、試験片を成
形した。この試験片に対してゴム用市販コーティング剤
(日本アチソン社製:エムラロン345)をスプレーコ
ーティング法にて約15μmの被膜を形成した。コーテ
ィング後、電気炉にて80°Cで約1時間乾燥し、さら
に2時間焼成して試験片を完成させた。
【0104】このようにして得られた試験片に対して、
比較例9と全く同様に試験にて評価し、結果を表8中に
併記した。
【0105】表7および表8からも明らかなように、一
般的なNBR配合物だけの比較例9では摩擦係数が高
く、摩耗量が大きかった。また、NBRにPTFEを添
加した比較例7および比較例8は、いずれも摩擦係数が
ゴム基材よりも若干低くなったが、摩耗特性が充分では
なかった。また、球状黒鉛を配合した比較例12では耐
摩耗性が改善されたが、摩擦係数が約0.8と大きく、
実機試験でも追従性が徐々に劣化した。シリコーンオイ
ルを配合した比較例13は、機械的強度が著しく低下し
ており、耐摩耗特性も極めて悪かった。
【0106】一方、カーボン材が表面に突出した粉体状
のPTFEと球状黒鉛を併用して添加した実施例10〜
17は、機械的強度の低下が少なく、低摩擦係数および
耐摩耗性に優れた特性であり、実機試験でも安定した低
摩擦・低摩耗特性が確認できた。また、実施例18は、
PTFEと共に球状黒鉛を添加したものであるため、比
較例に比べて低摩擦・低摩耗特性であり、他の実施例と
同様に使用に耐え得るものであった。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のガイドシ
ューは、摺動体自体がゴム状弾性特性を有し、かつ、低
摩擦特性、耐摩耗性を兼ね備えているため、従来品にお
けるゴム弾性体を一体に結合した構造を不要とすること
ができ、これにより、構造および製造工程の簡素化、製
造時における不良率の大幅減少、品質の安定化、コスト
低減を達成することができる。
【0108】また、本発明の摺動体は摩擦・摩耗特性に
優れているので、ガイドシューの長寿命化にも寄与す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】従来品を示す斜視図である。
【図3】表面にカーボン材が突出した形態のテトラフル
オロエチレン系樹脂粉末を模式的に示す拡大図である。
【符号の説明】
1 取付金具 2 摺動体

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の下部に連結される取付金具と、
    この取付金具に一体に装着された潤滑性ゴム組成物から
    なる摺動体とを備え、相手ガイド部材に設けられた溝と
    係合して、上記移動体を円滑に摺動案内するものであっ
    て、 前記潤滑性ゴム組成物が、第1必須成分であるフッ素ゴ
    ムと、第2必須成分である熱可塑性フルオロ樹脂と、第
    3必須成分である数平均分子量5×104以下の低分子
    量含フッ素重合体とを含んでなり、前記第1必須成分と
    前記第2必須成分の配合重量比が50:50〜95:5
    の範囲であり、かつ、前記第1必須成分と前記第2必須
    成分の合計100重量部に対する前記第3必須成分の配
    合量が5〜50重量部であることを特徴とするガイドシ
    ュー。
  2. 【請求項2】 前記第1必須成分であるフッ素ゴムが、
    フッ化ビニリデン−フルオロプロピレン共重合体、テト
    ラフルオロエチレン−プロピレン共重合体、フッ化ビニ
    リデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、フッ化ビ
    ニリデン−ヘキサフルオロプロピレン−テトラフルオロ
    エチレン共重合体、フルオロシリコーン系フッ素ゴムお
    よびパーフルオロ系フッ素ゴムからなる群から選ばれる
    1種以上のフッ素ゴムである請求項1のガイドシュー。
  3. 【請求項3】 前記第2必須成分である熱可塑性フルオ
    ロ樹脂が、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合
    体、テトラフロオロエチレン−パーフルオロアルキルビ
    ニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキ
    サフルオロプロピレン共重合体からなる群から選ばれる
    1種以上の重合体である請求項1のガイドシュー。
  4. 【請求項4】 前記第3必須成分である低分子量含フッ
    素重合体が、テトラフルオロエチレン重合体、フルオロ
    ポリエーテルおよびポリフルオロアルキル基含有化合物
    からなる群から選ばれる1種以上の重合体である請求項
    1のガイドシュー。
  5. 【請求項5】 前記第3必須成分である低分子量含フッ
    素重合体が、平均粒径5μm以下のテトラフルオロエチ
    レン重合体である請求項1のガイドシュー。
  6. 【請求項6】 前記潤滑性ゴム組成物に、さらに熱硬化
    性樹脂の硬化粉末またはガラス転移点が300°C以上
    の熱可塑性樹脂粉末を全組成物量の5〜20重量%添加
    した請求項1のガイドシュー。
  7. 【請求項7】 移動体の下部に連結される取付金具と、
    この取付金具に一体に装着された潤滑性ゴム組成物から
    なる摺動体とを備え、相手ガイド部材に設けられた溝と
    係合して、上記移動体を円滑に摺動案内するものであっ
    て、 前記潤滑性ゴム組成物が、アクリロニトリルブタジエン
    系ゴムを基材として、テトラフルオロエチレン系樹脂粉
    末と、熱硬化性樹脂の硬化粉末またはガラス転移点が3
    00°C以上の熱可塑性樹脂粉末を配合したものである
    ことを特徴とするガイドシュー。
  8. 【請求項8】 前記熱硬化性樹脂の硬化粉末またはガラ
    ス転移点が300°C以上の熱可塑性樹脂粉末が、球状
    の黒鉛材である請求項7のガイドシュー。
  9. 【請求項9】 テトラフルオロエチレン系樹脂粉末が、
    乳化重合終了後にカーボン材と共沈させて得られる表面
    にカーボン材が突出したテトラフルオロエチレン系樹脂
    粉末である請求項7又は8のガイドシュー。
  10. 【請求項10】 テトラフルオロエチレン系樹脂粉末
    が、テトラフルオロエチレン樹脂とカーボン材とを乾式
    混合して得られる表面にカーボン材が突出したテトラフ
    ルオロエチレン系樹脂粉末である請求項7又は8のガイ
    ドシュー。
  11. 【請求項11】 成分の配合重量比が、アクリロニトリ
    ルブタジエン系ゴム100重量部に対して、テトラフル
    オロエチレン系樹脂粉末10〜100重量部、熱硬化性
    樹脂の硬化粉末またはガラス転移点が300°C以上の
    熱可塑性樹脂粉末5〜80重量部である請求項7のガイ
    ドシュー。
  12. 【請求項12】 成分の配合重量比が、アクリロニトリ
    ルブタジエン系ゴム100重量部に対して、テトラフル
    オロエチレン系樹脂粉末10〜100重量部、球状黒鉛
    5〜80重量部である請求項8のガイドシュー。
  13. 【請求項13】 前記移動体がエレベータの扉であり、
    前記相手側ガイド部材がエレベータの出入口に設けられ
    た敷居溝を有することを特徴とする請求項1〜12のエ
    レベータ扉のガイドシュー。
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