JPS6210963Y2 - - Google Patents
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- JPS6210963Y2 JPS6210963Y2 JP12960082U JP12960082U JPS6210963Y2 JP S6210963 Y2 JPS6210963 Y2 JP S6210963Y2 JP 12960082 U JP12960082 U JP 12960082U JP 12960082 U JP12960082 U JP 12960082U JP S6210963 Y2 JPS6210963 Y2 JP S6210963Y2
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- Japan
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- sphere
- operating
- operating shaft
- shaft
- variable resistor
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Links
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Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
- Adjustable Resistors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は可変抵抗器、とくに二次元的に電気
抵抗値が変えられるようにされた可変抵抗器に関
するものである。
抵抗値が変えられるようにされた可変抵抗器に関
するものである。
この種の可変抵抗器は一般にジヨイステイクと
称せられ、第1図にその1例の外観形状を、第2
図にその要部の機構をそれぞれ示したものが提供
されている。この従来の可変抵抗器は、金属製の
筺体1のたがいに直角をなす外側面に絶縁板を介
して抵抗体(ボリウム)2,3が取付けられ、そ
れぞれの中心に、抵抗線輪に接触する刷子を固定
した絶縁材からなる刷子軸4,5が回転自在なる
ように筺体1に支承されており、これらの刷子軸
4,5は、それぞれの軸線を直径とする半円形状
に曲げ、かつ中溝を打抜いた、たとえば燐青銅の
薄板からなる作動部材6,7の一方の上端部にそ
れぞれ固定されるとともに、これら作動部材6,
7の他方の上端部にそれぞれ固定され筺体1に回
転自在に支承される支軸8,9とはそれぞれ同一
軸線上に位置するようにされ、さらに筺体1の上
面に取付けた凹球面座10に三次元的に回動自在
に支承される球体11に、その中心を貫通して操
作軸12が固定され、その下端軸部12′が、作
動部材6,7のたがいに接近して立体交差する箇
所に前記中溝によつて形成される角形空隙部を貫
通するように構成されているものである。そして
操作軸12の下端軸部12′は、その太さが作動
部材6,7の前記中溝の溝幅寸法よりわずかに太
目にされ、弾性を有する作動部材6,7よりつね
に軽度にそれぞれ挟持されるようになつている。
称せられ、第1図にその1例の外観形状を、第2
図にその要部の機構をそれぞれ示したものが提供
されている。この従来の可変抵抗器は、金属製の
筺体1のたがいに直角をなす外側面に絶縁板を介
して抵抗体(ボリウム)2,3が取付けられ、そ
れぞれの中心に、抵抗線輪に接触する刷子を固定
した絶縁材からなる刷子軸4,5が回転自在なる
ように筺体1に支承されており、これらの刷子軸
4,5は、それぞれの軸線を直径とする半円形状
に曲げ、かつ中溝を打抜いた、たとえば燐青銅の
薄板からなる作動部材6,7の一方の上端部にそ
れぞれ固定されるとともに、これら作動部材6,
7の他方の上端部にそれぞれ固定され筺体1に回
転自在に支承される支軸8,9とはそれぞれ同一
軸線上に位置するようにされ、さらに筺体1の上
面に取付けた凹球面座10に三次元的に回動自在
に支承される球体11に、その中心を貫通して操
作軸12が固定され、その下端軸部12′が、作
動部材6,7のたがいに接近して立体交差する箇
所に前記中溝によつて形成される角形空隙部を貫
通するように構成されているものである。そして
操作軸12の下端軸部12′は、その太さが作動
部材6,7の前記中溝の溝幅寸法よりわずかに太
目にされ、弾性を有する作動部材6,7よりつね
に軽度にそれぞれ挟持されるようになつている。
この従来の可変抵抗器の作動に当つては、操作
軸12の上部に取付けられているつまみ13を指
先にてつまみ操作すればよいのであるが、たとえ
ばつまみ13をX矢印の+方向に傾斜させるとき
は、操作軸12の下端軸部12′は、作動部材7
の前記中溝にそつて時計方向に摺動すると同時
に、作動部材6を遊びを伴うことなく作動部材7
にそつて同じく時計方向に、刷子軸4、支軸8を
それぞれ回動軸として回動させることとなる。こ
のことは作動部材6に固定されている刷子軸4を
矢印方向からみて時計方向に回動させることであ
り、その際の刷子軸4の回動角度は、その軸端面
に刻設された指標の傾斜角度にて表示され、それ
に対応して抵抗体2の抵抗値が変えられ、たとえ
ば増大する。つまみ13をY矢印の一方向に傾斜
させれば、刷子軸5を矢印方向からみて時計方向
に回動させ、その回動角度は前記同様にその軸端
面の指標の傾斜角度にて表示され、それに対応し
て抵抗体3の抵抗値が変えられ、たとえば減少す
る。
軸12の上部に取付けられているつまみ13を指
先にてつまみ操作すればよいのであるが、たとえ
ばつまみ13をX矢印の+方向に傾斜させるとき
は、操作軸12の下端軸部12′は、作動部材7
の前記中溝にそつて時計方向に摺動すると同時
に、作動部材6を遊びを伴うことなく作動部材7
にそつて同じく時計方向に、刷子軸4、支軸8を
それぞれ回動軸として回動させることとなる。こ
のことは作動部材6に固定されている刷子軸4を
矢印方向からみて時計方向に回動させることであ
り、その際の刷子軸4の回動角度は、その軸端面
に刻設された指標の傾斜角度にて表示され、それ
に対応して抵抗体2の抵抗値が変えられ、たとえ
ば増大する。つまみ13をY矢印の一方向に傾斜
させれば、刷子軸5を矢印方向からみて時計方向
に回動させ、その回動角度は前記同様にその軸端
面の指標の傾斜角度にて表示され、それに対応し
て抵抗体3の抵抗値が変えられ、たとえば減少す
る。
したがつてこの従来の可変抵抗器においては、
つまみ13をX,Y矢印の各±両方向とはそれぞ
れ偏角を有する方向に傾斜させることによつて抵
抗体2,3両者の抵抗値を同時にそれぞれ変える
こと、すなわち二次元的に電気抵抗値を変えるこ
とができる。
つまみ13をX,Y矢印の各±両方向とはそれぞ
れ偏角を有する方向に傾斜させることによつて抵
抗体2,3両者の抵抗値を同時にそれぞれ変える
こと、すなわち二次元的に電気抵抗値を変えるこ
とができる。
ところで、この従来の可変抵抗器は、音響機
器、たとえば4チヤンネルステレオのスピーカの
音量の調整、いわゆるボリユームの調性用として
は十分に使用できるのであるが、きわめてデリケ
ートな調整を要するたとえばコンピユータ断層X
線撮影装置あるいは超音波診断装置などにおい
て、断層影像をブラウン管に表示させ、その画像
中の着目部分を輝点にてトレースし、輝線輪郭に
て囲んだ着目部分の面積を求めるような場合に
は、つまみ13の手首の動きを必要とする指先操
作ではスムースにトレースを行うことが困難で、
このトレースを正確かつ迅速に行うためには、操
作者の熟練が要求される。
器、たとえば4チヤンネルステレオのスピーカの
音量の調整、いわゆるボリユームの調性用として
は十分に使用できるのであるが、きわめてデリケ
ートな調整を要するたとえばコンピユータ断層X
線撮影装置あるいは超音波診断装置などにおい
て、断層影像をブラウン管に表示させ、その画像
中の着目部分を輝点にてトレースし、輝線輪郭に
て囲んだ着目部分の面積を求めるような場合に
は、つまみ13の手首の動きを必要とする指先操
作ではスムースにトレースを行うことが困難で、
このトレースを正確かつ迅速に行うためには、操
作者の熟練が要求される。
この考案は、前記した従来の可変抵抗器がかか
えている難点に対処するためになされたもので、
熟練せずとも指先だけの操作で抵抗体の抵抗値の
二次元的な微調整をも容易に行いうるようにした
可変抵抗器を提供することを目的とし、味噌摺り
運動可能に支持された操作軸と、この操作軸の一
端部に連接し、操作軸端部の変位を直交2軸のそ
れぞれの変位に変換する一対の作動部材と、これ
ら作動部材によりそれぞれ作動される抵抗体とを
備えてなる可変抵抗器において、前記操作軸の他
端にその操作軸の味噌摺り運動の中心を中心とす
る中空部分球体を接合するとともに、この中空部
分球体に圧接し、且つ回転自在に支承された操作
球体を設けたことを特徴とする可変抵抗器にかか
るものである。この考案の可変抵抗器は以上のよ
うに構成されているので、この可変抵抗器におい
て抵抗値を調整しようとするときは、指先だけの
操作で操作球体を回動させればよく、その操作球
体の回動動作に伴つて中空部分球体が摩擦駆動さ
れて回動し、その中空部分球体の回動動作が操作
軸および作動部材を介して抵抗体に伝達される。
そして、仮に操作球体の半径をrとし中空部分球
体の半径をRとすると、操作球体を回動させたと
きその回動中心角度のr/Rの回動中心角度分だ
け中空部分球体は回動することとなり、従つて操
作軸は操作球体の回動中心角度のr/Rの傾斜角
度分だけ傾動することとなる。このように中空部
分球体および操作軸は操作球体の動作よりも縮小
されて動作することとなる。
えている難点に対処するためになされたもので、
熟練せずとも指先だけの操作で抵抗体の抵抗値の
二次元的な微調整をも容易に行いうるようにした
可変抵抗器を提供することを目的とし、味噌摺り
運動可能に支持された操作軸と、この操作軸の一
端部に連接し、操作軸端部の変位を直交2軸のそ
れぞれの変位に変換する一対の作動部材と、これ
ら作動部材によりそれぞれ作動される抵抗体とを
備えてなる可変抵抗器において、前記操作軸の他
端にその操作軸の味噌摺り運動の中心を中心とす
る中空部分球体を接合するとともに、この中空部
分球体に圧接し、且つ回転自在に支承された操作
球体を設けたことを特徴とする可変抵抗器にかか
るものである。この考案の可変抵抗器は以上のよ
うに構成されているので、この可変抵抗器におい
て抵抗値を調整しようとするときは、指先だけの
操作で操作球体を回動させればよく、その操作球
体の回動動作に伴つて中空部分球体が摩擦駆動さ
れて回動し、その中空部分球体の回動動作が操作
軸および作動部材を介して抵抗体に伝達される。
そして、仮に操作球体の半径をrとし中空部分球
体の半径をRとすると、操作球体を回動させたと
きその回動中心角度のr/Rの回動中心角度分だ
け中空部分球体は回動することとなり、従つて操
作軸は操作球体の回動中心角度のr/Rの傾斜角
度分だけ傾動することとなる。このように中空部
分球体および操作軸は操作球体の動作よりも縮小
されて動作することとなる。
以下、この考案にかかる実施例装置について図
面を参照しながら詳細に説明する。第3図はこの
実施例装置の要部を示した側断面図である。第3
図において操作軸12,12′によつて操作され
る作動機構の部分は、第2図に示したものと同一
であるので、省略してある。
面を参照しながら詳細に説明する。第3図はこの
実施例装置の要部を示した側断面図である。第3
図において操作軸12,12′によつて操作され
る作動機構の部分は、第2図に示したものと同一
であるので、省略してある。
操作軸12の上端部には、従来の装置における
つまみ13の代りに、操作軸12が貫通固定され
ている球体11と中心を同じくする半径Rの中空
部分球体21が接合されており、この中空部分球
体21および従来の装置と同じ筺体1が外筺22
に収められている。外筺22には、蓋部23が弾
発的に取付けられていて、この蓋部23の中央に
設けられた凹球面座24に、半径rの操作球体2
5が三次元的に回動自在に支承されている。操作
球体25は、その中心O′が、操作軸12が固定
される球体11の中心Oをとおる垂直線上に位置
するようにされ、蓋部23に収められた圧縮コイ
ルばね26からの弾発力によつて中空部分球体2
1の表面に適度に押圧力を加えられて接触するよ
うにされている。このように操作球体25が中空
部分球体21に適度に押圧されているのは、両者
の接触を確実にし、操作球体25を操作者がその
指先だけの操作で微動させた場合に、中空部分球
体21をスリツプさせることなく正確に摩擦駆動
できるようにするためである。またそのために操
作球体25、中空部分球体21のそれぞれ材質
は、接触面における摩擦が大きく、スリツプの生
じない組合せをえらぶことが必要で、たとえば操
作球体25を金属とした場合には、図示されてい
ないが、中空部分球体21の表面をゴム材でライ
ニングしておけばよい。
つまみ13の代りに、操作軸12が貫通固定され
ている球体11と中心を同じくする半径Rの中空
部分球体21が接合されており、この中空部分球
体21および従来の装置と同じ筺体1が外筺22
に収められている。外筺22には、蓋部23が弾
発的に取付けられていて、この蓋部23の中央に
設けられた凹球面座24に、半径rの操作球体2
5が三次元的に回動自在に支承されている。操作
球体25は、その中心O′が、操作軸12が固定
される球体11の中心Oをとおる垂直線上に位置
するようにされ、蓋部23に収められた圧縮コイ
ルばね26からの弾発力によつて中空部分球体2
1の表面に適度に押圧力を加えられて接触するよ
うにされている。このように操作球体25が中空
部分球体21に適度に押圧されているのは、両者
の接触を確実にし、操作球体25を操作者がその
指先だけの操作で微動させた場合に、中空部分球
体21をスリツプさせることなく正確に摩擦駆動
できるようにするためである。またそのために操
作球体25、中空部分球体21のそれぞれ材質
は、接触面における摩擦が大きく、スリツプの生
じない組合せをえらぶことが必要で、たとえば操
作球体25を金属とした場合には、図示されてい
ないが、中空部分球体21の表面をゴム材でライ
ニングしておけばよい。
つぎにこの装置における動作について説明す
る。
る。
いま操作球体25を指先だけの操作で、その中
心O′を含み、紙面に垂直な面内に基準指標27
から回動させると、この球体25に接触している
中空部分球体21は摩擦駆動により球体11の中
心Oを回動中心としてスリツプを伴うことなく前
記垂直面内に回動させられる。この場合操作球体
25と中空部分球体21との当初の接触点がそれ
ぞれの球面上に描く軌跡は、その長さがスリツプ
が生じないことから同一であり、したがつてr・
θ=R・Θ……(イ)なる関係が成立する。
心O′を含み、紙面に垂直な面内に基準指標27
から回動させると、この球体25に接触している
中空部分球体21は摩擦駆動により球体11の中
心Oを回動中心としてスリツプを伴うことなく前
記垂直面内に回動させられる。この場合操作球体
25と中空部分球体21との当初の接触点がそれ
ぞれの球面上に描く軌跡は、その長さがスリツプ
が生じないことから同一であり、したがつてr・
θ=R・Θ……(イ)なる関係が成立する。
ここにθは操作球体25の前記操作による回動
中心角度、Θは中空部分球体21の前記摩擦駆動
による回動中心角度、いいかえれば操作軸12,
12′の前記垂直面内における傾斜角度である。
(イ)式よりΘ=r/Rθとなるから操作軸12,12′ の前記傾斜角度Θは、操作球体25の操作回動中
心角θに対してr:Rの比に、たとえば図示の例
では、1/3強に縮少されることとなる。そして第
2図に示すように、操作軸12、すなわちその下
端軸部12′の前記傾動により抵抗体2の刷子軸
4が角度Θだけ回動させられ、その抵抗値がこの
回動角度Θに対応して変えられる。
中心角度、Θは中空部分球体21の前記摩擦駆動
による回動中心角度、いいかえれば操作軸12,
12′の前記垂直面内における傾斜角度である。
(イ)式よりΘ=r/Rθとなるから操作軸12,12′ の前記傾斜角度Θは、操作球体25の操作回動中
心角θに対してr:Rの比に、たとえば図示の例
では、1/3強に縮少されることとなる。そして第
2図に示すように、操作軸12、すなわちその下
端軸部12′の前記傾動により抵抗体2の刷子軸
4が角度Θだけ回動させられ、その抵抗値がこの
回動角度Θに対応して変えられる。
また操作球体25をその中心O′を含む紙面内
において前記同様に回動中心角度θだけ回動させ
る場合には、抵抗体3の刷子軸5が角度Θだけ回
動させられ、その抵抗値がこの回動角度Θに対応
して変えられる。
において前記同様に回動中心角度θだけ回動させ
る場合には、抵抗体3の刷子軸5が角度Θだけ回
動させられ、その抵抗値がこの回動角度Θに対応
して変えられる。
したがつてR:rの比を大きくすればそれだ
け、抵抗体2,3の微調整を行うことが容易とな
る。ただし、このR:rの比の大きさは、刷子軸
4,5の回動によつて行なわれる抵抗体2,3の
抵抗値の最大所要可変量に対応する刷子軸4,5
の最大回動角度を2Θmaxとするとき、2Θ
max・R/r=2πが成立するように、いいかえれ ば、操作球体25の操作回動中心角度が2π以内
<操作球体25の丁度1回転以内>において抵抗
体2,3の抵抗値が最大所要可変量だけ変えられ
るようにπ/Θmax以内に抑えておくことが望まし い。また操作軸12の角度Θmaxの最大傾斜時
に、中空部分球体21が抵抗体2,3などと干渉
しないようにしておかねばならない。
け、抵抗体2,3の微調整を行うことが容易とな
る。ただし、このR:rの比の大きさは、刷子軸
4,5の回動によつて行なわれる抵抗体2,3の
抵抗値の最大所要可変量に対応する刷子軸4,5
の最大回動角度を2Θmaxとするとき、2Θ
max・R/r=2πが成立するように、いいかえれ ば、操作球体25の操作回動中心角度が2π以内
<操作球体25の丁度1回転以内>において抵抗
体2,3の抵抗値が最大所要可変量だけ変えられ
るようにπ/Θmax以内に抑えておくことが望まし い。また操作軸12の角度Θmaxの最大傾斜時
に、中空部分球体21が抵抗体2,3などと干渉
しないようにしておかねばならない。
以上説明の便宜上、操作球体25の操作によつ
て抵抗体2,3のそれぞれ抵抗値を別々に調整す
る場合についてのべたが、操作球体25をその中
心Oを含む前記した2平面および水平面以外の面
内において指先だけの操作で回動するときは、そ
れに対応して刷子軸4,5がそれぞれ同一、もし
くはたがいに異なつた角度同時に回動させられ、
それによつて抵抗体2,3の抵抗値は同量もしく
はたがいに異なつた量だけ調整される。そして微
調整を要する場合でも熟練を要することなく容易
に実施することができる。
て抵抗体2,3のそれぞれ抵抗値を別々に調整す
る場合についてのべたが、操作球体25をその中
心Oを含む前記した2平面および水平面以外の面
内において指先だけの操作で回動するときは、そ
れに対応して刷子軸4,5がそれぞれ同一、もし
くはたがいに異なつた角度同時に回動させられ、
それによつて抵抗体2,3の抵抗値は同量もしく
はたがいに異なつた量だけ調整される。そして微
調整を要する場合でも熟練を要することなく容易
に実施することができる。
この考案は以上説明したように構成されている
が、この考案の範囲は上記説明および図面の内容
によつて限定されるものではなく、種々の変形例
を包含し得る。例えば、上記実施例においては、
操作軸12,12′は、それを球体11に貫通さ
せてその球体11を凹球面座10に回動自在に係
合させることにより支持されているが、操作軸は
一点を中心に回動自在に支承されてさえおればよ
く、その支持手段は球体と凹球面座との組合せに
限らない。また、操作球体25は球体11の直上
に配設される必要はなく、どの位置で接触してい
ても両者共に球体であるから、操作球体の回転を
球体に伝達することができる。さらにまた、上記
実施例では操作軸の動きを直交2軸の各回転運動
に変換しているが、操作軸の動きを二次元平面内
の運動に変換するようにしても差し支えない。
が、この考案の範囲は上記説明および図面の内容
によつて限定されるものではなく、種々の変形例
を包含し得る。例えば、上記実施例においては、
操作軸12,12′は、それを球体11に貫通さ
せてその球体11を凹球面座10に回動自在に係
合させることにより支持されているが、操作軸は
一点を中心に回動自在に支承されてさえおればよ
く、その支持手段は球体と凹球面座との組合せに
限らない。また、操作球体25は球体11の直上
に配設される必要はなく、どの位置で接触してい
ても両者共に球体であるから、操作球体の回転を
球体に伝達することができる。さらにまた、上記
実施例では操作軸の動きを直交2軸の各回転運動
に変換しているが、操作軸の動きを二次元平面内
の運動に変換するようにしても差し支えない。
以上の説明によつて明らかなようにこの考案に
かかる可変抵抗器においては、従来の装置が操作
軸のつまみを指先でつまみ、手首を動かして操作
し、この操作量に直接的に対応して2つの抵抗体
の抵抗値を同時に変えるようにされているのに対
して、前記操作軸を、操作球体の指先だけの回動
動作によつて間接的に、しかもその回動角度を縮
小して操作するようにされ、この操作によつて2
つの抵抗体の抵抗値を同時に変えるようにされて
いることから、熟練せずとも二次元的な抵抗の微
調整を必要とする場合においてもデリケートな操
作を容易に行うことができ、たとえばコンピユー
タ断層X線撮影装置もしくは超音波診断装置など
において断層影像をブラウン管に表示させ、その
画像中の着目部分を輝点にてトレースし、輝線輪
郭にて囲んだ着目部分の面積を求めるような場合
に必要なきわめてデリケートな二次元的抵抗調整
を、この装置を用いることによつて迅速かつ正確
に行うことを可能ならしめたものである。
かかる可変抵抗器においては、従来の装置が操作
軸のつまみを指先でつまみ、手首を動かして操作
し、この操作量に直接的に対応して2つの抵抗体
の抵抗値を同時に変えるようにされているのに対
して、前記操作軸を、操作球体の指先だけの回動
動作によつて間接的に、しかもその回動角度を縮
小して操作するようにされ、この操作によつて2
つの抵抗体の抵抗値を同時に変えるようにされて
いることから、熟練せずとも二次元的な抵抗の微
調整を必要とする場合においてもデリケートな操
作を容易に行うことができ、たとえばコンピユー
タ断層X線撮影装置もしくは超音波診断装置など
において断層影像をブラウン管に表示させ、その
画像中の着目部分を輝点にてトレースし、輝線輪
郭にて囲んだ着目部分の面積を求めるような場合
に必要なきわめてデリケートな二次元的抵抗調整
を、この装置を用いることによつて迅速かつ正確
に行うことを可能ならしめたものである。
第1図は従来の二次元的に電気抵抗値が変えら
れるようにされた可変抵抗器の外観を示した斜視
図、第2図はその要部の機構を示した斜視図、第
3図はこの考案にかかる実施例装置の要部を示す
側断面図である。 1……筺体、2,3……抵抗体、4,5……刷
子軸、6,7……作動部材、10……凹球面座、
11……球体、12……操作軸、21……中空部
分球体、22……外筺、23……蓋部(固定
部)、24……凹球面座、25……操作球体。
れるようにされた可変抵抗器の外観を示した斜視
図、第2図はその要部の機構を示した斜視図、第
3図はこの考案にかかる実施例装置の要部を示す
側断面図である。 1……筺体、2,3……抵抗体、4,5……刷
子軸、6,7……作動部材、10……凹球面座、
11……球体、12……操作軸、21……中空部
分球体、22……外筺、23……蓋部(固定
部)、24……凹球面座、25……操作球体。
Claims (1)
- 味噌摺り運動可能に支持された操作軸と、この
操作軸の一端部に連接し、操作軸端部の変位を直
交2軸のそれぞれの変位に変換する一対の作動部
材と、これら作動部材によりそれぞれ作動される
抵抗体とを備えてなる可変抵抗器において、前記
操作軸の他端にその操作軸の味噌摺り運動の中心
を中心とする中空部分球体を接合するとともに、
この中空部分球体に圧接し、且つ回転自在に支承
された操作球体を設けたことを特徴とする可変抵
抗器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12960082U JPS5933206U (ja) | 1982-08-26 | 1982-08-26 | 可変抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12960082U JPS5933206U (ja) | 1982-08-26 | 1982-08-26 | 可変抵抗器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5933206U JPS5933206U (ja) | 1984-03-01 |
JPS6210963Y2 true JPS6210963Y2 (ja) | 1987-03-16 |
Family
ID=30293599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12960082U Granted JPS5933206U (ja) | 1982-08-26 | 1982-08-26 | 可変抵抗器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5933206U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61165106U (ja) * | 1985-04-03 | 1986-10-14 | ||
JPH0531844Y2 (ja) * | 1987-07-28 | 1993-08-17 |
-
1982
- 1982-08-26 JP JP12960082U patent/JPS5933206U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5933206U (ja) | 1984-03-01 |
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