JPS6210863Y2 - - Google Patents

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JPS6210863Y2
JPS6210863Y2 JP3550680U JP3550680U JPS6210863Y2 JP S6210863 Y2 JPS6210863 Y2 JP S6210863Y2 JP 3550680 U JP3550680 U JP 3550680U JP 3550680 U JP3550680 U JP 3550680U JP S6210863 Y2 JPS6210863 Y2 JP S6210863Y2
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は自動販売機のコラム別の売上高を集
計する集計装置に管する。
〈従来の技術〉 複数のコラム(商品払出し系別)を具えた自動
販売機において各コラム別の売上高を集計するた
めに従来は次の二つの方法が考えられていた。一
つは、各コラム別に集計用カウンタを夫々具え、
自動販売機のチエンジヤー装置回路内から各コラ
ム別の販売価格設定信号を夫々引き出し、販売が
行われたコラムの販売価格設定信号を該コラムに
対応する集計用カウンタで累算する方法である。
もう一つは、各コラム別に販売個数集計用カウン
タを夫々具え、集計装置の側で予じめ設定記憶さ
れている各コラム別の販売設定価格を各カウンタ
の集計個数に夫々乗算することにより各コラム別
の売上額を求める方法である。
〈考案が解決しようとする問題点〉 前者の場合は、チエンジヤー装置回路内から集
計装置の側に各コラム別の販売価格設定信号を
夫々引き出さなければならないため、配線が煩雑
になるという欠点があつた。しかも、各コラム別
の販売価格設定信号の配線を夫々引き出すために
チエンジヤー装置内回路の面倒な回路変更を余儀
なくされるという欠点もあつた。この場合、配線
を引き出す面倒をなくすために集計装置(各コラ
ム別の集計用カウンタ)をチエンジヤー装置回路
内に予じめ組込むことも考えられるが、そうする
と、集計装置を必要としない者にとつて余分の集
計装置が組込まれたチエンジヤー装置はコスト高
なものとなるという不都合がある。他方、後者の
方法では、各コラム別の販売価格設定信号をチエ
ンジヤー装置から集計装置に引き出す必要はなく
なるが、集計装置の側で各コラム毎の販売設定価
格を設定記憶し得るように価格設定スイツチ等を
設けなければならなず、コスト高になる。
この考案は上述の点に鑑みてなされたもので、
各コラム別の販売価格設定信号をチエンジヤー装
置から格別に引き出す必要もなく、かつ集計装置
の側で予じめ各コラム毎の販売設定価格を設定記
憶しておく必要もなしに、各コラム別の売上高を
集計し得るようにした自動販売機の集計装置を提
供しようとするものである。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案の集計装置は、自動販売機の金額表示
器で表示される金額を示す金額表示信号を受入れ
ると共に、自動販売機の個々のコラムが商品販売
(払出し)態勢に入つたか否かを夫々示すコラム
別の販売態勢信号を夫々受入れるようにし、前記
金額表示信号の内容の変動(増減変化)にもとづ
いて自動販売機で実際に販売(払出)からた商品
の販売価格(すなわち1回の販売における売上
額)を算出する売上販売価格計算手段と、前記コ
ラム別の販売態勢信号の発生回数を各別に累算集
計するコラム別の売上固数計数記憶手段と、前記
計算手段で算出された販売価格を前記販売態勢信
号が発生したコラムに対応して累算集計するコラ
ム別の売上金額計数記憶手段とを具備することを
特徴とするものである。
〈作用〉 自動販売機の金額表示器で表示される金額表示
信号は、初めは0であり、硬貨が投入されるとそ
の額だけ増加し、商品が販売(払出)されるとそ
の販売設定格分だけ減少し、更にその後釣銭が払
出されると釣銭額だけ減少して再び0に戻る。従
つて、前記計算手段では、前記金額表示信号の増
加分を加算計数することにより投入硬貨額を求
め、販売価格減算(収金)による該金額表示信号
の減少分を無視してその後の釣銭額減算による該
金額表示信号の減少分を投入硬貨額から減算する
ことによりその残りとして販売(払出)された商
品の販売価格を算出するようにしている。販売価
格減算(収金)による金額表示信号の減少分の無
視の仕方としては、販売態勢信号の発生直後にチ
エンジヤー装置で販売価格が減算されることに鑑
みて販売態勢信号発生後の最初の金額表示信号の
減少分を無視するようにするとよい。
自動販売機において販売態勢信号は商品販売
(払出)態勢となつたコラムに対応するもののみ
が発生される。従つて、前記計算手段で算出され
た販売価格などのコラムに対応するのかというこ
とはそのときに発生された販売態勢信号によつて
知ることができる。尚、販売態勢信号は、各コラ
ムに対応する商品選択スイツチから取り出すよう
にしてもよいし、あるいは各コラムに対応する商
品払出し用動力部(ソレノイドあるいはモータ
等)の駆動回路から取り出すようにしてもよく、
要するに個々のコラムが販売(払出)態勢に入つ
たか否かを識別するものであればよい。また、金
額表示信号としては、チエンジヤー装置から金額
表示器の入力される信号の集計装置内に取り入れ
て利用してもよし(以下の実施例ではそうなつて
いる)、あるいは、チエンジヤー装置内の硬貨計
数用の加減算カウンタの計数内容(表示金額を示
している)を直接取り出して集計装置で利用する
ようにしてもよい。
〈実施例〉 以下添付図面を参照してこの考案の一実施例を
詳細に説明しよう。
第1図において、自動販売機本体10は既存の
任意の構成の自動販売機であり、これに対してこ
の考案に係る集計装置11が付加される。自動販
売機本体10は、大別して、チエンジヤー装置1
2、ベンダー制御13、金額表示器14、を具え
ている。チエンジヤー装置12は、投入された硬
貨の正偽を判別して正貨を受入れる機能、受入れ
た投入硬貨額を加算計数し、投入額と設定販売価
格との比較にもとづいて投入金額の範囲内で販売
可能な商品に対応して販売可能信号(VE)を発
生する機能、販売された商品の販売価格を投入金
額から減算し、残額を釣銭として払出す機能、等
周知の諸種の機能を具えているものである。ベン
ダー制御部13は、チエンジヤー装置12から発
生された販売可能信号(VE)を受入れて、商品
選択スイツチ(図示せず)によつて選択された商
品が販売可能である場合はその商品の払出しを行
い、かつ商品払出し態勢(販売態勢)に入つたこ
とを示す販売開始信号(VS)をチエンジヤー装
置12に送出する。すなわち、ベンダー制御部1
3は、複数のコラムC1,C2…Cnに対応する
販売制御装置から成り商品選択スイツチが各コラ
ムC1〜Cnに対応して夫々設けられている。商
品選択スイツチによつて選択された商品が販売可
能である場合は該スイツチに対応する1つのコラ
ム(C1〜Cn)から商品を払出す。各コラムC
1〜Cnからは販売態勢信号VS1〜VSnを夫々発
生し得るようになつており、商品販売(払出)態
勢に入つた1つのコラム(C1〜Cnのうち1
つ)から販売態勢信号(VS1〜VSnのうち1
つ)が発生される(“1”となる)各販売態勢信
号VS1〜VSnをオア合成した信号が販売開始信
号(VS)としてチエンジヤー装置12に供給さ
れる。チエンジヤー装置12では、販売開始信号
(VS)が与えられたとき、販売された(選択され
た)商品の設定販売価格を投入金額から減算して
釣銭額を算出し、その後、釣銭額に相当する硬貨
を払出す。
チエンジヤー装置12内には、投入硬貨額を加
算計数し、販売した商品の価格を減算計数すると
共に釣銭額として払出した金額も減算計数する加
減算カウンタ16を含んでいる。この加減算カウ
ンタ16で計数されている金額(投入金額あるい
はその銭額)が金額表示器14で表示される。す
なわち、チエンジヤー装置12と金額表示器14
がコネクタ17を介して着脱自在に接続され、加
減算カウンタ16における計数金額を示す信号が
該コネクタ17を経由して金額表示器14に供給
される。
加減算カウンタ16の計数内容は、硬貨の投入
あるいは商品の販売あるいは釣銭払出しに伴つて
変化する。すなわち、硬貨が投入される毎に、投
入された硬貨の金種に見合つた金額だけ計数内容
が増加し、商品が販売されるとその販売価格分だ
け減少し、更に釣銭硬貨が払出されると払出した
硬貨の金種に見合つた金額だけ減少する。例え
ば、10円、50円、10円、10円、50円の順に合計
130円分の硬貨が投入され、その後100円の商品が
販売され、次いで3枚の10円硬貨が釣銭(30円)
として順に払出されたとすると、加減算カウンタ
16の計数内容すなわち金額表示器14に与えら
れる金額表示信号は、「0」→「10」→「60」→
「70」→「80」→「130」→「30」→「20」→
「10」→「0」というように変化する。尚、投入
合計額(130円)から販売価格(100円)が減算さ
れるのは、前記販売開始信号(VS)があたえら
れた後である。
加減算カウンタ16の計数内容すなわち金額表
示器14の金額表示信号の変化分(増加分あるい
は減少分)から投入硬貨あるいは払出し硬貨の金
種がわかる。集計装置11では、チエンジヤー装
置12から金額表示器14に与えられる金額表示
信号の状態を監視し、その増減に応じて投入金額
と払出し金額を金種別に加減算計数する。販売価
格を減算したことにより前記金額表示信号が減少
した場合は、集計装置11では減算計数を行わな
いようになつている。販売価格の減算が行われた
か否かは前記販売開始信号(VS)が発生したか
否かによつて伴かる。集計装置11においては、
投入金額を金種別に加算し、払出し金額を金種別
に減算することにより、販売価格として自動販売
機に受入れた金額(売上額)を金種別に算出す
る。
チエンジヤー装置12から金額表示器14に与
えられる金額表示信号及び集計装置11の更に詳
細な一例について次に説明する。
チエンジヤー装置12において、加減算カウン
タ16の計数内容は表示器ドライバ18において
所定の表示素子駆動信号に変換されて出力され
る。例えば、表示素子駆動信号は、1つの表示桁
の数字表示を行うのに必要な7セグメント信号S
1〜S7とデジツトストローブパルスDS1,DS
2,DS3とからなる。セグメント信号S1〜S
7の各々は、1つの表示桁を構成する7つの表示
素子の各々に対応している。すなわち、周知のよ
うに、表示器14の各桁では7つの表示素子の点
灯組合わせにより0から9までのすべての数字が
表示可能となつており、セグメント信号S1〜S
7は表示しようとする所望の数字に応じて所定の
もの(S1〜S7のうち複数)が“1”で残りが
“0”となる信号である。
金額表示器14は一、十、百、千、の位に夫々
対応する4つの表示桁をもち、一の位の桁の表示
を「0」に固定される。これは使用する硬貨の最
小単位を10円としているためである。従つて、最
大で9990円までの表示が可能である。セグメント
信号S1〜S7は十の位の表示桁、百の位の表示
桁、千の位の表示桁に対応して時分割的にチエン
ジヤー装置12(表示器ドライバ18)から出力
される。デジツトストローブパルスDS1,DS
2,DS3はセグメント信号S1〜S7の時分割
タイミングに同期して発生され、今どの位の表示
桁に対応するセグメント信号S1〜S7が出力さ
れているかを示す。パルスDS1は十の位、DS2
は百の位、DS3は千の位に対応する。デジツト
ストローブパルスDS1,DS2,DS3は何らかの
数字(0〜9)を表示すべき桁に対応して叛生さ
れる。加減算カウンタ16の計数の内容が0のと
きはセグメント信号S1〜S7は勿論のことデジ
ツトストローブパルスDS1〜DS3も発生されな
くなる。
デジツトストローブパルスDS1,DS2,DS3
の発生例を第2図に示す。例えば「150」(円)を
表示する場合は、十の位の「5」を表示するため
のセグメント信号S1〜S7が出力されるときパ
ルスDS1が発生し、百の位の「1」を表示する
ためセグメント信号S1〜S7が出力されるとき
パルスDS2が発生する。この場合。千の位は何
も表示されないので、千の位に対応するデジツト
ストローブパルスDS3は発生せず、パルスDS1
とDS2が繰返し発生する。また「1000」(円)を
表示する場合は、十の位の数「0」、百の位の数
「0」、千の位の数「1」のセグメント信号S1〜
S7に対応してパルスDS1,DS2、DS3が夫々
発生される。「0」を表示する場合はセグメント
信号S1〜S7は発生されないのでパルスDS1
〜DS3も発生されない。
チエンジヤー装置12から出力された金額表示
信号の配線すなわちセグメント信号S1〜S7と
デジツトストローブパルスDS1〜DS3の合計10
本の破線はコネクタ17を介して金額表示器14
に接続され、同じ金額表示信号(セグメント信号
S1〜S7とパルスDS1〜DS3)がコネクタ1
7から取出されて集計装置11に入力される。ま
た、ベンダー制御部13からは各コラム別の販売
態勢信号VS1,VS2,…VSnが集計装置11に
供給される。
この実施例では集計装置11はマイクロコンピ
ユータによつて構成されており、プログラム
ROM(リードオンリイメモリの略、以下同じ)
19とCPU(中央処理ユニツトの略、以下同
じ)20と金種別の売上集計額を記憶するRAM
(ランダムアクセスメモリの略、以下同じ)21
とコラム別の売上個数を計数記憶するRAM40
とコラム別の売上金額を計数記憶するRAM41
とを含んでいる。集計装置11に入力された金額
表示信号(セグメント信号S1〜S7、デジツト
ストロープパルスDS1〜DS3)はインターフエ
イス回路22を経由してCPU20に加わる。
尚、その際、セグメント信号S1〜S7はエンコ
ーダ23で4ビツトの2集化10進数Dsgに変換さ
れてからCPU20に入力される。ベンダー制御
部13から集計装置11に入力された販売態勢信
号VS1〜VSnはインターフエイス回路24を経
由してCPU20に加わる。
CPU20では、金額表示器14における現在
の表示金額を示すデータを記憶する現表示金額レ
ジスタMn′と、その直前の表示金額を示すデータ
を記憶する前表示金額レジスタMnとを含み両レ
ジスタMn′,Mnの記憶内容を比較手段COMによ
り比較して変化を検出する。更に、CPU20で
はカウンタR10,R50,R100(実際は独
立したカウンタではなく、レジスタであり、
CPU内の計算機能との組合せによりカウンタと
して機能する)をふくんでおり、比較手段COM
において検出されたレジスタMn′とMnの内容の
差に応じて適宜のカウンタ(R10,R50,R
100)の内容を1カウントアツプまたはカウン
トダウンする。これらの部分Mn′,Mn,COM,
R10,R50,R100が、金額表示信号の増
減変化にもとづいて販売価格を算出する計算手段
42として機能する。カウンタR10,R50,
R100は1回の販売における売上額(すなわち
払出した商品の販売価格相当額)を収金した金種
別に計算するためのものであり、売上額の累積合
計は売上高集計RAM21に記憶される。この
RAM21は金種別の記憶部Rex10、Rex50,
Rex100から成り、1回の販売が終了する毎に
金種別カウンタR10,R50,R100の内容
が同じ金種の記憶部Rex10,Rex50,Rex1
00の内容に夫々加算され、その加算結果によつ
て記憶部Rex10,Rex50,Rex100の記憶
内容が書替えられる。
コラム別売上個数RAM40はコラム別の売上
個数記憶部Rc1,Rc2,…Rcnから成り、販売
態勢信号(VS1〜VSnのいずれか1つ)が発生
したときその発生コラムに対応する記憶部(Rcl
〜Rcnのいずれか1つ)の内容が1加算される。
従つて、各記憶部Rcl〜Rcnにはコラム別の売上
個数が累積記憶される。コラム別売上金額RAM
41は、コラム別の売上金額記憶部RMc1,
RMc2,…RMcnから成り、1回の販売が終了し
たとき前記金種別カウンタR10,R50,R1
00の合計金額(払出した商品の販売価格)が、
販売態勢信号が発生した1つのコラムに対応する
記憶部(RMc1〜RMcnのうち1つ)の内容に加
算(累算)される。
バツクアツプ回路25はCPU20の電源が切
れたことを検出してバツクアツプ用電池によつて
RAM21及び40,41に電源を供給する。従
つて、RAM21,40、及び41は事実上、不
揮発性メモリとして機能する。
尚、集計装置11には出力ユニツト26がコネ
クタ27を介して着脱自在に接続される。出力ユ
ニツト26は例えばプリンタユニツトであり、該
ユニツト26におけるプリントキー(図示せず)
あるいはプリントクリアキー(図示せず)の押圧
によつて発生されるプリント命令(PR)あるい
はプリント及びクリア命令(PC)にもとづいて
集計装置11ではRAM21,40,41に記憶
されている様々な売上集計データをインターフエ
イス回路28を介してプリンタユニツト26に与
え、売上集計結果をプリントアウトさせる。ま
た、プリント及びクリア命令(PC)が発生した
場合はプリントの後にRAM21の記憶をクリア
する。出力ユニツト26はプリントに限定され
ず、磁気記憶装置等その他の適宜のものでよく、
要するにRAM21の内容を持ち運び可能な形で
転写し得るものであればよい。
CPU20において実行される処理プログラム
の一例を第3図及び第4図に示す。
第3図において、ポログラムがスタートする
と、まず「ワーキングエリアクリア」の処理によ
つてCPU20内のワーキングエリア(レジスタ
手段)の内容をすべてクリアする。次の「機器No.
続み込み」の処理においては当該集計装置11に
個有の機器番号を続み込む。この機器番号は、集
計装置11に設けられた機器番号設定器(図示せ
ず)によつて設定されており、この機器番号設定
器に設定されている番号をCPU20に取り込ん
で記憶する。この機器番号は、自動販売機を複数
設置している場合に、個々の自動販売機を識別す
るために必要である。次の「イニシヤライズ?」
ではイニシヤライズキー(図示せず)がオンされ
ているか否かを判断する。この図示しないイニシ
ヤライズキーは集計装置11内に設けられてお
り、売上集計処理の記算時点においてルートマン
が操作する。イニシヤライズキーオンのときは
(イニシヤライズ?がYES)、「Rexn←0,Rexpc
←0」の処理を行う。「Rexn←0」は売上集計高
RAM21の各記憶部Rex10,Rex50,Rex1
00をすべてクリアする。「Rexpc←0」は同じ
くRAM21内に設けられているプリント回数記
憶部Rexpc(第1図には図示していない)をクリ
アする。このプリント回数記憶部Rexpcはプリン
タユニツト26において過去何回プリントが行わ
れたかを記憶している。「RAM40,41クリ
ア」においてはコラム別売上個数RAM40及び
コラム別売上金額PAM41の記憶内容をすべて
クリアする。イニシヤライズキーは売上集計処理
の起算時点で一時的にオンされるにすぎず、通常
は「イニシヤライズ?」はNOである。
次の「PR?」ではプリント命令が発せられて
いるか否かを判断する。NOのときは「PC?」に
移る。「PC?」はプリント及びクリア命令が発せ
られているか否かを判断する。NOのときは符号
29で示す。「DS1?」に移る。この「DS
1?」は十の位(10円)に対応するデイジツトス
トローブパルスDS1が発生している(“1”)か
否(“0”)かを判断する。パルスDS1が発生し
ているときYESであり、発生していないときNO
である。硬貨が投入されていず、金額表示器14
の表示が「0」の場合は、パルスDS1は全く発
生せず、符号29の「DS1?」のNOにより、
「機器NO.の読み込み」に戻る。
硬貨が投入されたとき 自動販売機に硬貨が投入されると、チエンジヤ
ー装置12の加減算カウンタ16で投入硬貨額が
加算計数され、金額表示器14の表示が投入額に
相当する額だけ増加する。従つて、デイジツトス
トローブパルスDS1が発生する。これにより符
号29の「DS1?」がYESとなり、符号30の
「DS1?」に移る。この符号30の「DS1?」
ではパルスDS1が発生している間(YES)待機
しており、パルスDS1が“0”に立下ると
(NO)次の符号31の「DS1?」に移る。この
符号31の「DS1?」は金額表示器14の表示
が「0」となつたことを検出するために作用する
もので、NOのときは20msタイマを始動させ、パ
ルスDS1が発生しないまま20msが経過したか
(「20ms経過?」YES)否か(NO)を調べる。金
額表示器14で何らかの値(10円以上の値)が表
示されていれば第2図に示すようにストロープパ
ルスDS1は繰返し発生され、この繰返し周期は
20msよりも短かい。従つて、表示器14が
「0」以外の任意の値の表示している場合は、符
号31のNOと「20ms経過?」NOのループをま
わつている間にパルスDS1が再び発生し、符号
31の「DS1?」がYESとなる。
「M1′←Dsg」では、ストロープパルスDS1
に同期してエンコーダ23からCPU20に与え
られている表示金額の十の位(10円の位)の値
Dsgを現表示金額レジスタMn′の十の位のレジス
タM1′に記憶する。次に、パルスDS1が“0”
に立下るのをまつて(符号32の「DS1?」が
NOになるのをまつて)、符号33の「DS2?」
の判断に移る。この「DS2?」は百の位に対応
するストロープパルスDS2が発生しているか否
かを判断する。「DS2?」がYESのときは「M
2′←Dsg」の処理に移り、該ストロープパルス
DS2と同時にエンコーダ23からCPU20に与
えられている表示金額の百の位の値Dsgを現表示
金額レジスタMn′の百の位レジスタM2′に記憶
する。ストロープパルスDS2が発生しなかつた
場合(符号33の「DS2?」がNOの場合)は、
百以上の桁の表示金額は存在していないことを意
味し、符号34の「DS1?」において十の位の
ストロープパルスDS1が再び発生することを確
認した上で(YES)、「M2′←0」及び「M3′
←0」の処理を行う。この処理は、現表示金額レ
ジスタMn′の百の位のレジスタM2′及び千の位
のレジスタM3′の内容を強制的に0にする処理
である。
一方、「M2′←Dsg」の処理の後は、パルス
DS2が“0”に立下るのをまつて(符号35の
「DS2?」がNOになるのをまつて)符号36の
「DS3?」の判断に移る。この「DS3?」は千
の位に対応するストロープパルスDS3が発生し
ているか否かを判断する「DS3?」がYESのとき
は千の位で何らかの数字が表示されていることを
意味し、このパルスDS3と同時にエンコーダ2
3からCPU20に与えられる表示金額の千の位
の値Dsgを現表示金額レジスタMn′の千の位のレ
ジスタM3′に記録する(「M3′←Dsg」)。しかし
「DS3?」がNOのときは千の位の表示金額は存在
していないことを意味し、符号37の「GS1?」
において十の位のストローブパルスDS1が再び
発生することを確認した上で(YES)、「M3′←
0」の処理を行う。
第3図のは第4図のにつながる。上述のよ
うにして、現表示金額レジスタMn′(M1′,
M2′,M3′)に表示器14の現在の表示金額を記
憶した後、第4図の「Mn=Mn′?」の判断に移
る。ここでは、前表示金額レジスタMnの内容と
現表示金額レジスタMn′の内容一致するか
(YES)否か(NO)か判断される。始めは前表
示金額レジスタMnの内容は0であるため、投入
硬貨によつて増額された現表示金額レジスタ
Mn′の内容とは一致せず、(ON)、「Mn′−Mn」の
処理に移る。ここではレジスタMn′の内容からレ
ジスタMnの内容を減算し、現表示金額が増加し
たか(Mn′>Mn)あるいは減少したか(Mn′<
Mn)が判断される。始めは、硬貨の投入によつ
て現表示金額が増加するので「Mn′>Mn」の処
理ルートに移る。「100円アツプ?」では、
「Mn′−Mn」の減算結果が+10(100円増加)か
否かが判断され、YESの場合は「R100←R
100+1」の処理を行う。「R100←R10
0+1」の処理は、100円カウンタR100の内
容を1カウントアツプする。「100円アツプ?」が
YESの場合、すなわち表示金額が一度に100円増
加した場合は、100円硬貨を投入されたことを意
味するので、100円カウンタR100を1カウン
トアツプし、100円硬貨を1枚受入れたことを記
憶する。
次の「50円アツプ?」では、「Mn′−Mn」の減
算結果が+5(50円増加)か否かを判断し、
YESの場合は「R50←R50+1」の処理を
行う。「R50←R50+1」の処理では、50円
カウンタR50の内容を1カウントアツプする。
次の「10円アツプ?」では、「Mn′−Mn」の減算
結果が+1(10円増加)か否かを判断し、YES
の場合は「R10←R10+1」の処理を行う。
「R10←R10+1」の処理では10円カウンタ
R10の内容を1カウントアツプする。
尚、異種の硬貨が同時に増加し得る場合、例え
ば1度に増加する額が60円(10円硬貨と50円硬貨
の同時増加)、110円(10円硬貨と100円)硬貨の
同時増加)、150円(50円硬貨と100円硬貨の同時
増加)、あるいは160円(10円、50円、100円硬貨
の同時増加)の場合は、上記「100円アツプ?」
の判断では減算結果が+11,+15,+16の場合も
YESとされ、「50円アツプ?」の判断では減算結
果が+6、+16の場合もYESとされ、「10円アツ
プ?」の判断では減算結果が+6、+11、+16の場
合もYESとして処理される。
「Fb←1」の処理では硬貨投入フラツグFbを
“1”にセツトする。これは、硬貨が投入され、
金額表示器14に0以外の何らかの金額が表示さ
れる状態となつたことを示す。以上の処理の後
(金種別カウンタR10,R50,R100のカ
ウントアツプの後)、現表示金額レジスタMn′の
内容を前表示金額レジスタMnに転送する(Mn−
Mn′)。その後、第4図のから第3図のにジ
ヤンプする。
第3図のに戻ると、前述の符号30以降の処
理が繰返される。前の硬貨の投入から次の硬貨の
投入までの間に時間的余裕がある場合(すなわち
まだ硬貨が追加投入されない場合)は、第3図の
からまでの処理を行つてもレジスタ
Mn′(Mn′,M2′,M3′)の内容は変化しな
い。従つて、その場合、第4図の「Mn=
Mn′?」YESであり、「Fk?」の判断に移る。販
売処理フラツグFkはまだセツトされていないた
め「Fk?」はNOであり、「VS?」に移る。しか
し、販売態勢信号VS1〜VSnもまだ発生されて
いないため「VS?」はNOであり、再び第3図の
にジヤンプする。
硬貨が追加投入されると、第3図のからま
での処理の過程でもレジスタMn′(M1′,M
2′M3′)の内容は前回に比べて追加投入分だけ
増加する。従つて、第4図の「Mn=Mn′?」は
NO、「Mn′−Mn」は(Mn′>Mn)であり、追加
投入された硬貨の金種に対応するカウンタ(R1
0,R50,R100のいずれか)が1カウント
アツプされる。
販売開始時の処理 以上の処理を繰返し、硬貨を投入し終えると
「Mn=Mn′?」がYESの状態で安定する。このと
き、金種別カウンタR10,R50,R100に
は金種別の硬貨投入枚数が夫々記憶されている。
硬貨投入の後、購入者の所望のコラムの選択スイ
ツチを操作して商品を購入すると、選択されたコ
ラムに対応する販売態勢信号(VS1〜VSnのうち
1つ)が一定時間の間発生され、CPU20に入
力される。インターフエイス回路24からCPU
20に入力される販売態勢信号VS1〜VSnのい
ずれかが“1”となると、「Mn=Mn′?」YESの
処理経路にある「VS」の判断がYESとなり、販
売開始フラツグFvsがセツトされる(Fvs←
1)。次いで、各コラムに対応する個別の販売態
勢フラツグFvs1,Fvs2,…Fvsnのうち販売態
勢信号(VS1〜VSn)が現在発生しているコラ
ムに対応するものに“1”をセツトし、他は
“0”とする(Fvs1〜Fvsn←VS1〜VSn)。コ
ラム別のフラツグFvs1〜Fvsnのセツト後は、
再び第3図のにジヤンプし、金額表示器14の
表示金額が変化するまで「Mn−Mn′」YESの経
路の処理を繰返す。一方、チエンジヤー装置12
(第1図)では、販売開始信号VSにもとづいて販
売価格を加減算カウンタ16の内容から減算す
る。従つて、販売開始信号VSの発生後しばらく
経つと、金額表示器14に与えられる金額表示信
号は販売価格分だけ減少する。これに伴つて、第
3図のからまでの処理によつて、現表示金額
レジスタMn′の内容が前表示金額レジスタMnの
内容よりも販売価格分だけ減少する。従つて、第
4図の「Mn=Mn′?」はNO、「Mn′−Mn」は
(Mn′<Mn)であり、「Fvs?」に移る。販売開始
フラツグFvsはセツトされているので「Fvs?」
はYESであり、「Fvs←0」の処理に移る。「Fvs
←0」では販売開始フラツグFvsをリセツトす
る。その後、販売処理フラツグFkをセツトし
(Fk←1)、「Fa?」に移る。終了フラツグFaは
まだセツトされていないので「Fa?」はNOであ
り、「Mn←Mn′」の処理に移り、前表示金額レジ
スタMnの内容を現表示金額レジスタMn′の内容
によつて置換える。従つて、前表示金額レジスタ
Mnの内容は釣銭額(投入金額から販売価格を引
いた額)に変化する。このとき、金種別カウンタ
R10,R50,R100の減算は行われない。
釣銭が払出されたとき 釣銭硬貨が払出されたとき金額表示器14の表
示金額は払出した硬貨の金額だけ減少される。こ
のとき、釣銭払出し額減算後の表示金額がまだ0
になつていない場合は、第3図のからまでの
処理により、現表示金額レジスタMn′に現表示金
額が記憶される。従つて、第4図の「Mn=
Mn′」はNOで、「Mn−Mn」は(Mn′<Mn)であ
り、その差は払出した硬貨の金種に対応する値と
なつている。また、販売開始フラツグFvsはすで
にリセツトされているため「Fvs?」はNOであ
り、「10円ダウン?」、「50円ダウン?」あるいは
「100円ダウン?」の判断に移る。「Mn′−Mn」の
減算結果が−1(すなわち10円硬貨払出し)の場
合は「10円ダウン?」がYESであり、「R10←
R10−1」の処理によつて10円カウンタR10
の内容を1カウントダウンする。「Mn′−Mn」の
減算結果が−5(すなわち50円硬貨払出し)の場
合は「50円ダウン?」がYESであり、「R50←
R50−1)の処理によつて50円カウンタR50
の内容を1カウントダウンする。「Mn′−Mn」の
減算結果が−10(すなわち100円硬貨払出し)の
場合は「100円ダウン?)がYESであり、「R1
00←R100−1」の処理によつて100円カウ
ンタR100の内容を1カウントダウンする。そ
の後、「Fa?」の判断に移るが、終了フラツグFa
はまだセツトされていないため(NO)、「Mn′−
Mn」に移り、現表示金額レジスタMn′の内容を
前表示金額レジスタMnに記憶する。以後、釣銭
硬貨が払出される毎に上述と同じ処理が繰返さ
れ、払出し硬貨に対応するカウンタ(R10,R
50,R100のいずれか)が1カウントダウン
される。
最後の釣銭硬貨が払出されたとき、金額表示器
14の表示金額は0となり、デイジツトストロー
ブパルスDS1〜DS3はもう発生されなくなる。
このとき、前表示金額レジスタMnの内容は最後
の払出し硬貨1枚分の金額(10円または50円また
は100円)である。さて、ストローブパルスDS1
がもう発生されなくなると、第3図の符号30及
び31の判断「DS1?」は常にNOであり、20ms
タイマの時間20msが経過する。従つて、「20ms
経過?」YESの処理経路に移る。まず「Fb?」
において硬貨投入フラツグFbがセツトされてい
ること(YES)を確認し、「Mn′←0」の処理に
おいて現表示金額レジスタMn′の内容を0にリセ
ツトする。その後、終了フラツグFaをセツトし
(Fa←1)、第3図のから第4図のすなわち
「Mn′−Mn」にジヤンプする。このとき、前述の
ように、前表示金額レジスタMnには最後の払出
し硬貨1枚分の金額が記憶されているので、
Mn′<Mnであり、「Fvs?」NOを経由して「10ダ
ウン?」または「50円ダウン?」または「100円
ダウン?」の処理に移る。こうして最後に払出さ
れた硬貨金種に対応するカウンタ(R10,R5
0,R100のいずれか)が1カウントダウンさ
れる。その次の「Fa?」では、終了フラツグFa
がセツトされたことにより、YESと判断され、
売上高集計RAM21の各記憶部Rex10,Rex5
0,Re100の内容に金種別カウンタR10,
R50,R100の内容が夫々加算される。
このとき各カウンタR10,R50,R100
には、金種別の硬貨投入枚数から金種別の釣銭硬
貨払出し枚数を引いた値、すなわち販売価格とし
て収金した金種別の硬貨枚数(売上高)が記憶さ
れている。10円カウンタR10の内容は記憶部
Rex10の古い内容に加算され、その加算結果が
記憶部Rex10に新たに記憶される(Rex10←
Rex10+R10)。50円用の記憶部Rex50及
び100円の記憶部Rex100に関しても同様であ
る(Rex50←Rex50+R50,Rex100←
Rex100+R100)。こうして、売上高集計
RAM21の各記憶部Rex10,Rex50,Rex1
00には金種別の売上高に相当する硬貨枚数が累
算集計される。
次の処理「Fvs1〜Fvsnに対応してRMc1〜
RMcnにR10+R50+R100を加算」で
は、コラム別売上金額RAM41内のコラム別記
憶部RMc1〜RMcnのうち“1”にセツトされて
いる販売態勢フラツグ(Fvs1〜Fvsnのうち1
つ)に対応する記憶部(RMc1〜RMcnのうち1
つ)の内容に金種別カウンタR10,R50,R
100の内容を同じ重みにして合計した値(R1
0+R50×5+R100×10)(すなわち今
販売された商品の価格)を加算し、その加算結果
を該記憶部(RMc1〜RMcnのうち1つ)の新た
な記憶内容とする。この処理により、コラム別の
売上金額が各記憶部RMc1〜RMcnにて累算集計
される。
次の処理「Fvs1〜Fvsnに対応してRc1〜
Rcnを1カウントアツプ」では、コラム別売上個
数RAM40内のコラム別記憶部Rc1〜Rcnのう
ち“1”にセツトされている販売態勢フラツグ
(Fvs1〜Fvsnのうち1つ)に対応する記憶部
(Rc1〜Rcnのうち1つ)の内容に1加算し、そ
の加算結果を該記憶部(Rc1〜Rcnのうち1つ)
の新たな記憶内容とする。この処理によつて、コ
ラム別の売上個数が各記憶部Rc1〜Rcnにて累算
集計される。
その後の「Rn←0」の処理においては金種別
カウンタR10,R50,R100の内容がすべ
てクリヤされ、「Mn←0」の処理において前表示
金額レジスタMnの内容がすべてクリアされる。
次の「Fa←0,Fb←0,Fk←0,Fvs1〜Fvsn
←0」の処理においては各フラツグFa,Fb.
Fk,Fvs1〜Fvsnをすべてリセツトし、第4図
のから第3図のにジヤンプする。
釣銭のない場合 販売開始信号VSにもとづいてチエンジヤー装
置12において販売価格を減算したときに表示金
額が0になると釣銭は存在しない。この場合は、
第3図の符号31のNOから「20ms経過?」YES
を経て、「Mn′←0」及び「Fa←1」の処理を行
い、第4図のにジヤンプする。この場合、第4
図の「Mn′<Mn」のルートの「Fvs?」はYESで
あり、「Fvs←0」、「Fk←1」の処理を行つた
後、「Fa?」に移る。「Fa?」はVESであるの
で、カウンタR10,R50,R100の容を記
憶部Rex10,Rex50,Rex100に加算する
処理に値ちに移る。従つて、カウンタR10,R
50,R100における釣銭払出し枚数の減算処
理ルートを通ることなく処理が終了する。
販売を行わずに解約した場合 販売が行われる前に解約された場合は、自動販
売機本体10では、販売開始信号VSが発生する
ことなく、投入金額がすべて返却される。投入硬
貨の返却払出しによつて表示金額が漸次減少し、
第4図の「Mn′−Mn」が「Mn′<Mn」となる。
しかし、販売開始フラツグFvsはセツトされない
ので、「Fvs←0」及び「Fk←1」のルートを通
ることなく、「10円ダウン?」のルートに直ちに
入り金種別カウンタR10,R50,R100の
内容から投入硬貨枚数がすべて減算される。
プリント処理 プリント処理は待機状態のときに行われる。す
なわち、一連の集計処理の終了後、第3図のに
ジヤンプしたときに、プリント命令PRが発生さ
れているか(PR?)、あるいはプリント及びクリ
ア命令PCが発生されているか(PC?)の判断が
なされる。「PR?」YESのときは所定の「プリン
ト処理」を行つた後に戻る。「PC?」YESのと
きは所定の「プリント処理」の後。「Rexn←0」
の処理により売上高集計RAM21内の記憶部
Rex10,Rex50,Rex100をすべてクリア
し、更にRAM40,41の記憶内容をすべてク
リアし、その後に戻る。「プリント処理」にお
いては、例えば、「機器番号」、過去の「プリント
回数」、記憶部Rex10に記憶されている「10円
硬貨売上枚数」とその「金額」、記憶部Rex50
に記憶されている「50円硬貨売上枚数」とその
「金額」、記憶部Rex100に記憶されている
「100円硬貨売上枚数」とその「金額」、RAM40
に記憶されている「各コラム別の売上個数」、
RAM41に記憶されている「各コラム別の売上
金額」、及び「総売上額」がプリントアウトされ
る。
〈考案の効果〉 以上説明したようにこの考案によれば、自動販
売機本体から集計装置に対して金額表示信号と各
コラム別の販売態勢信号を与え、集計装置におい
ては金額表示信号の増減変化にもとづいて今販売
された商品の販売価格を算出し、かつ販売態勢信
号にもとづいて今販売された商品のコラムを知る
ようにしているので、自動販売機のチエンジヤー
装置から集計装置に対して各コラム別の販売価格
設定信号を夫々引き出す必要もなく、また、集計
装置の側で各コラム別の販売価格を格別に設定記
憶する必要もなく、極めて簡単な構成で各コラム
別の売上高(売上個数と売上金額)を集計するこ
とができるという利点がある。すなわち、金額表
示信号を受入れるための配線と各コラム別の販売
価格設定信号を格別に受入れるための配線とを比
べれば、前者の方が数段簡単な構成となるし、ま
た、金額表示信号を受入れるための配線と各コラ
ム別の販売価格を格別に設定記憶する手段(複数
のスイツチ類を含む)とを比べても前者の方が数
段簡単な構成となる。また、実施例にように、チ
エンジヤー装置と金額表示器とを接続するコネク
タから金額表示位置を取り出すようにすれば、既
存のチエンジヤー装置内回路を全く変更すること
なく金額表示信号を取り出すことができ、この点
でも有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る集計装置の一実施例を
示すブロツク図、第2図は金額表示信号であるセ
グメント信号とデイジツトストローブパルスの一
例を示すタイミングチヤート、第3図及び第4図
は第1図の集計装置において実行される集計処理
プログラムの一例を示すフローチヤート、であ
る。 11……集計装置、12……チエンジヤー装
置、13……ベンダー制御部、14……金額表示
器、17……コネクタ、Mn′……現表示金額レジ
スタ、Mn……前表示金額レジスタ、COM……比
較手段、R10,R50,R100……金種別カ
ウンタ、21……金種別売上高集計RAM、40
……コラム別売上個数RAM、41……コラム別
売上金額RAM、42……販売価格算出のための
計算手段、C1〜Cn……コラム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 自動販売機の金額表示器で表示される金額を示
    す金額表示データと、自動販売機内の複数のコラ
    ムのうち販売態勢となつたコラムに対応して発生
    されるコラム別の販売態勢信号とが夫々入力され
    る集計装置であつて、 前記金額表示データの増加分を加算計数し、前
    記販売態勢信号の発生後に生じる販売価格収金に
    よる前記金額表示データの減少分を無視し、貨幣
    払出しによつて生じる該金額表示データの減少分
    を減算計数することにより、自動販売機に収金さ
    れた販売価格を算出する計算手段と、この計算手
    段によつて算出された販売価格を前記販売態勢信
    号が発生したコラムに対応して累算計数するコラ
    ム別の売上高計数記憶手段とを具えることを特徴
    とする自動販売機の集計装置。
JP3550680U 1980-02-14 1980-03-18 Expired JPS6210863Y2 (ja)

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JP3550680U JPS6210863Y2 (ja) 1980-03-18 1980-03-18
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US06/233,462 US4392564A (en) 1980-02-14 1981-02-11 Total sales summing device for a vending machine
DE3104983A DE3104983C2 (de) 1980-02-14 1981-02-12 Umsatz-Summiereinrichtung für einen Verkaufsautomaten

Applications Claiming Priority (1)

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JPS56137283U JPS56137283U (ja) 1981-10-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60175196A (ja) * 1984-02-20 1985-09-09 株式会社日本コンラックス 自動販売機の制御装置
JPH0821114B2 (ja) * 1986-12-10 1996-03-04 三洋電機株式会社 自動販売機の売上げデ−タ制御装置

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