JPH0821114B2

JPH0821114B2 - 自動販売機の売上げデ−タ制御装置

Info

Publication number: JPH0821114B2
Application number: JP61294170A
Authority: JP
Inventors: 秀明加藤
Original assignee: Sanyo Denki Co Ltd
Current assignee: Sanyo Denki Co Ltd
Priority date: 1986-12-10
Filing date: 1986-12-10
Publication date: 1996-03-04
Anticipated expiration: 2011-03-04
Also published as: JPS63146195A

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は自動販売機における商品の売上げデータ制御
装置に関する。

（ロ）従来の技術従来自動販売機では、硬貨処理装置からの投入金額情
報と商品販売価格とを比較演算した判定結果に基づいて
商品選択装置を操作することにより、商品送出装置を動
作させて商品を送出させ、かつ釣銭払出し信号を効果の
種類ごとに設けた信号ラインを通して硬貨処理装置に送
達するとともに、通常時における硬貨処理装置への硬貨
受入れを可能にし、商品送出動作時に硬貨の受入れを拒
否させる受入信号を出力する販売制御部を備えた構成が
知られており、例えば特開昭56−76891号公報、特開昭5
7−157386号公報に示されている。

一方、最近の自動販売機は、管理者による商品の売行
き等の把握が容易にできるように、売上げ集計等のデー
タを記録する機能を備えた構成が知られており、例えば
特開昭56−94492号公報に示されている。

（ハ）発明が解決しようとする問題点かかる売上げ集計機能を、従来の売上げ集計機能を持
たない自動販売機に付加させる場合は、販売制御部等の
大幅な変更を強いられ、かつ売上げ集計のための信号ラ
インが増加される等の欠点があった。

本発明はこのようなことから、販売制御部と硬貨処理
装置とを接続する信号ライン間にデータ制御部を設け、
販売制御部からの釣銭払出し信号の信号ラインを共用し
て売上げデータ信号をデータ制御部に入力し、売上げデ
ータを記録する装置を提供する。

（ニ）課題を解決するための手段本発明は、硬貨処理装置からの投入金額情報と商品販
売価格とを比較演算した判別結果に基づいて商品選択装
置を操作することにより、商品送出装置を動作させて商
品を送出させ、かつ釣銭払出し信号を信号ラインを通し
て硬貨処理装置に送達する販売制御部を備えた自動販売
機において、前記販売制御部と前記硬貨処理装置間で前
記釣銭払出し信号を授受する信号ラインの途中にデータ
制御部を介在させる一方、前記販売制御部には、前記釣
銭払出し信号を出力する信号ラインに商品の売上げデー
タ信号を出力する売上げデータ信号出力手段を設け、前
記データ制御部には、前記販売制御部から入力される信
号が釣銭払出し信号か売上げデータ信号かを判断する判
別手段と、該判別手段が売上げデータ信号であると判断
すると当該売上データ信号を売上げ情報として記憶する
記憶手段と、前記記憶手段の売上げ情報を外部に出力可
能な出力手段とを備えた自動販売機の売上げデータ制御
装置である。

（ホ）作用本発明は、販売制御部と硬貨処理装置とを接続する信
号ライン間にデータ制御部を設け、販売制御部からの釣
銭払出し信号の信号ラインを共用して商品の売上げデー
タ信号をデータ制御部に入力し記録する。また、売上げ
情報をデータ制御部の制御によって、出力手段より出力
する。

（ヘ）実施例第１図は本発明の実施例を示すブロック図であり、
（１）は投入された硬貨を検出して硬貨の種類ごとの硬
貨信号（CS）を出力するとともに、釣銭払出し信号（P
O）を入力すると釣銭を払出す硬貨処理装置。（２）は
カードに記録された金銭情報の読取りおよび書込みが可
能なカードリーダである。（３）は売上げデータを印字
するプリンタである。（４）はROM（５）に格納されて
いる売上集計等の動作プログラムによって、硬貨処理装
置（１）とカードリーダ（２）及びプリンタ（３）の動
作を制御するデータ制御部であり、釣銭払出し信号（P
O）か売上げデータ信号（DV）かを判断する判断手段と
売上げ情報を外部に出力する出力手段を備えてる。
（６）は商品の売上げ種類や金額などを記憶する記憶手
段としてのRAMである。このRAM（６）は第２図に示すよ
うに、硬貨使用によりセットされるコインフラグ、カー
ド使用によりセットされるカードフラグ、コインとカー
ドの併用によりセットされるコイン・カードフラグの各
領域、及び商品を収納する各コラムごとの販売数量を記
憶するコラム記憶領域、及び例えばコーヒー類・ジュー
ス類等のグループごとに分けて販売数量を記憶するグル
ープ記憶領域、更に硬貨（コイン）による販売数とカー
ドによる販売数及び硬貨とカードの併用による販売数と
をそれぞれ記憶する機能別販売数記憶領域がそれぞれ割
付けられている。（７）はプリンタ（３）を動作させる
ためのプリンタスイッチ、（８）は商品の収納コラムご
ろに設けた商品選択装置、（９）は商品の収納コラムご
とに設けた商品送出装置、（10）はROM（11）に格納さ
れている販売制御プログラムによって商品送出装置
（９）の動作を制御するとともに、データ制御部（４）
への釣銭払出し信号（PO）、及びこの釣銭払出し信号
（PO）と共通のライン（12）を通して送出する売上げデ
ータ信号（DV）と、硬貨処理装置（１）への硬貨投入を
可能にする受入信号（RJ）の出力を制御する販売制御部
であり、売上げデータ信号出力手段を備えている。すな
わち、硬貨処理装置（１）とデータ制御部（４）は、10
円・50円・100円の３種の信号ラインからなる硬貨信号
（CS）ライン（13）と、同じく10円・50円・100円の３
種の信号ラインからなる釣銭払出し信号（PO）ライン
（14）及び返却信号（RJ）ライン（15）によって接続さ
れ、またデータ制御部（４）と販売制御部（10）は、10
円・50円・100円の３種の信号ラインからなる投入金額
信号（TS）ライン（16）と、同じく３種の釣銭払出し信
号（PO）及び売上げデータ信号（DV）の共通ライン（1
2）と、受入信号（RJ）ライン（17）によって接続され
ている。

次に、第３図は本発明の実施例を構成する販売制御部
（10）の動作フロー図であり、先ず、ステップ（S1）に
て受入信号（RJ）を出力して硬貨処理装置（１）による
硬貨の受入れを可能にし、投入金額信号（TS）がステッ
プ（S2）で入力されると、ステップ（S3）で投入金額信
号（TS）による投入金額と商品の設定価格とが比較され
る。そして販売可能な状態にて商品選択装置（８）がス
テップ（S4）で操作されると、受入信号（RJ）の出力を
ステップ（S5）にて停止して硬貨処理装置（１）への硬
貨投入を不能にするとともに、ステップ（S6）にて販売
信号が商品送出装置（９）へ送出され商品の販売が行な
われる。ステップ（S7）では投入金額から販売価格を減
算し、釣銭払出し信号（PO）を10円・50円・100円の種
類ごとに、その釣銭金額に応じた数のパルス信号として
出力する。そして、釣銭払出し信号（PO）の出力が終了
すると、ステップ（S8）で再び受入信号（RJ）をライン
（17）に出力して硬貨処理装置（１）への硬貨投入を可
能にし、ステップ（S9）では釣銭払出し信号（PO）の10
円出力ラインに、販売した商品のコラム情報を売上げデ
ータ信号（DV）としてパルス信号にて送出するととも
に、100円出力ラインには販売した商品のグループ情報
を売上げデータ信号（DV）としてパルス信号にて送出
し、50円出力ラインへの出力信号を売上げデータ信号
（DV）の終了信号としてパルス信号にて出力する。すな
わち、ステップ（S9）ではステップ（S4）にて選択され
たコラムNo.に応じた数のパルス信号をコラム情報とし
てライン（12）の10円出力ラインに出力し、かつ、100
円出力ラインには選択されたコラムNo.の属するグルー
プに応じた数のパルス信号をグループ情報として出力
し、更に、50円出力ラインにはコラム情報及びグループ
情報から成る売上げデータ信号（DV）の終了信号として
パルス信号を出力する。

次に、第４図乃至第６図は本発明の実施例を構成する
データ制御部（４）の動作フー図であり、販売制御部
（10）からの受入信号（RJ）をステップ（S10）で入力
すると、ステップ（S11）にて受入信号（RJ）を硬貨処
理装置（１）へ出力し、該硬貨処理装置（１）は硬貨受
入通路を開放して硬貨受入れ可能状態となる。そして、
硬貨投入に基づく硬貨処理装置（１）からの硬貨信号
（CS）をステップ（S12）で入力するとRAM（６）のコイ
ンフラグがステップ（S13）でセットされる。そしてス
テップ（S14）でカードリーダ（２）からの金銭情報が
入力されると、ステップ（S15）にてカード・コインフ
ラグがセットされ、ステップ（S16）でコインフラグが
リセットされる。一方、ステップ（S12）で硬貨信号（C
S）が入力されない場合は、ステップ（S17）でカードリ
ーダ（２）からの金銭情報入力の有無を判定し、金銭情
報が入力されるとステップ（S18）にてカードフラグを
セットする。すなわち、硬貨処理装置（１）に硬貨が投
入されるとコインフラグがセットされ、カードリーダ
（２）にカードが挿入されるとカードフラグをセットさ
れる。また、硬貨とカードが併用された場合はコイン・
カードフラグがセットされる。ステップ（S19）では硬
貨処理装置（１）からの硬貨信号（CS）による金額と、
カードリーダ（２）からの金銭情報による金額とを加算
演算し、投入金額信号ライン（16）の10円・50円・100
円の各信号ラインごとに、10円・50円・100円の投入金
額信号（TS）を出力して販売制御部（10）へ送達する。
そして、ステップ（S20）で販売制御部（10）からの受
入信号（RJ）がOFF状態であれば、ステップ（S21）にて
コインフラグのセット状態が判定され、セット状態と判
定されると、ステップ（S22）でライン（12）の10円信
号ラインからの10円釣銭払出し信号（PO）の入力が判別
される。このステップ（S22）で10円釣銭払出し信号（P
O）を入力すると、ステップ（S23）にてライン（14）の
10円信号ラインから硬貨処理装置（１）へ10円釣銭払出
し信号（PO）を出力し、硬貨処理装置（１）によって10
円硬貨を払出す。ステップ（S24）ではライン（12）の5
0円信号ラインから50円釣銭払出し信号（PO）を入力す
ると、ステップ（S25）でライン（14）の50円信号ライ
ンから硬貨処理装置（１）へ50円釣銭払出し信号（PO）
を出力し、硬貨処理装置（１）から50円硬貨を払出す。
また、ステップ（S26）ではライン（12）の100円信号ラ
インからの100円釣銭払出し信号（PO）を入力すると、
ステップ（S27）でライン（14）の100円信号ラインから
100円釣銭払出し信号（PO）を出力し、硬貨処理装置
（１）から100円硬貨を払出させる。

一方、ステップ（S21）でコインフラグがセット状態
でない場合は、ステップ（S28）にてライン（12）の10
円信号ラインからの10円釣銭払出し信号（PO）の入力が
確認され、入力されるパルス信号数に応じてステップ
（S29）にて10円の加算が行なわれる。そしてステップ
（S30）ではライン（12）の50円信号ラインからの50円
釣銭払出し信号（PO）が入力されると、その入力される
パルス信号数に応じてステップ（S31）にて前記10円の
加算合計額に50円の加算を行なう。またステップ（S3
2）ではライン（12）の100円信号ラインからの100円釣
銭払出し信号（PO）が入力されると、その入力されるパ
ルス信号数に応じてステップ（S33）で前記10円・50円
の加算合計額に100円の加算が行なわれる。そしてステ
ップ（S34）では加算演算された釣銭合計金額をカード
リーダ（２）へ出力して、投入されているカードに書込
み記録し、カードの返却が行なわれる。

一方、ステップ（S20）で販売制御部（10）からの受
入信号（RJ）がON状態であれば、ステップ（S35）でラ
イン（12）の10円信号ラインからの売上げデータ信号
（DV）をコラム情報として入力し、このコラム情報とし
てのパルス信号入力数に応じて、ステップ（S36）にて
対応するコラム記憶領域に販売数「１」を加算記憶させ
る。そして、ステップ（S37）でライン（12）の100円信
号ラインから売上げデータ信号（DV）をグループ情報と
して入力し、このグループ情報としてのパルス信号入力
数に応じて、ステップ（S38）にて対応すグループ記憶
領域に販売数「１」を加算記憶させる。そしてステップ
（S39）にて、ライン（12）の50円信号ラインから売上
げデータ信号（DV）の終了信号が入力されると、ステッ
プ（40）へ進む。ステップ（40）でコインフラグのセッ
ト状態が確認されると、ステップ（41）にてコイン販売
数記憶領域に販売数が「１」加算記憶されるとともにコ
インフラグがリセットされる。また、ステップ（42）に
てカードフラグのセットが確認されると、ステップ（4
3）でカード販売数記憶領域に販売数が「１」加算記憶
され、カードフラグがリセットされる。また、ステップ
（44）でコイン・カードフラグのセット状態が確認され
ると、ステップ（45）にてコイン・カード販売数記憶領
域に販売数が「１」加算記憶されて、コイン・カードフ
ラグをリセットする。ステップ（46）ではプリンタスイ
ッチ（７）がON操作されるとステップ（47）にてプリン
タ（３）を動作し、RAM（６）に記憶されたコラム別の
販売数と、フループ別の販売数、及び機能別の販売数を
それぞれ印字する。

（ト）発明の効果本発明は、販売制御部と硬貨処理装置とを接続する信
号ライン間にデータ制御部を設けて、販売制御部からの
釣銭払出し信号の信号ラインを共用して商品の売上げデ
ータ信号をデータ制御部に入力し記録するようにしたも
のであるから、販売制御部等の大幅な変更を行うことな
く、かつ販売制御部の信号ラインを増加させることなく
簡単に売上集計機能を付加することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示すブロック図、第２図はRA
Mのメモリマップを示す図、第３図は販売制御部の動作
フロー図、第４図乃至第６図はデータ制御部の動作フロ
ー図である。（１）……硬貨処理装置、（４）……データ制御部、
（６）……RAM、（８）……商品選択装置、（９）……
商品送出装置、（10）……販売制御部、（12）……信号
ライン。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】硬貨処理装置からの投入金額情報と商品販
売価格とを比較演算した判別結果に基づいて商品選択装
置を操作することにより、商品送出装置を動作させて商
品を送出させ、かつ釣銭払出し信号を信号ラインを通し
て硬貨処理装置に送達する販売制御部を備えた自動販売
機において、前記販売制御部と前記硬貨処理装置間で前
記釣銭払出し信号を授受する信号ラインの途中にデータ
制御部を介在させる一方、前記販売制御部には、前記釣
銭払出し信号を出力する信号ラインに商品の売上げデー
タ信号を出力する売上げデータ信号出力手段を設け、前
記データ制御部には、前記販売制御部から入力される信
号が釣銭払出し信号か売上げデータ信号かを判断する判
別手段と、該判別手段が売上げデータ信号であると判断
すると当該売上データ信号を売上げ情報として記憶する
記憶手段と、前記記憶手段の売上げ情報を外部に出力可
能な出力手段とを備えたことを特徴とする自動販売機の
売上げデータ制御装置。