JPS6229838B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、顧客の操作により預金や支払いを
自動的に行う自動取引処理装置に関する。

自動取引の対象には、預金，支払，両替等があ
る。このうち、両替は他の取引と独立した自動両
替機によつて行なわれている。

この発明は、独立した自動両替機を設置しなく
ても両替ができる自動取引処理装置を提供し、余
分のスペースをとらなくてもすむようにすること
を目的とする。

この発明においては、預金や支払いに使用する
設備を使用し、預金および使用時にはセンタと交
信し、両替時にはセンタと交信しないようにして
いる。

このため、この発明の自動取引処理装置は顧客
の操作によりカードから口座番号を読み取るカー
ド読取機と、このカード読み取り機が読み取つた
口座番号を記憶する口座番号記憶装置と、貨幣を
受け入れる貨幣投入口と、この貨幣投入口に投入
された貨幣を識別する貨幣識別機と、この貨幣識
別機で識別された貨幣の合計金額を記憶する金額
記憶装置と、指令された金種の貨幣を放出する貸
幣放出機と、この貨幣放出機によつて放出される
貨幣の金種を指定するとともに、金額を指定する
放出貨幣設定スイツチを含む入力手段と、この入
力手段によつて入力されたデータおよびその合計
金額を記憶する貨幣記憶装置と、顧客の操作にも
とずき両替を指令する両替指令用押ぼたんと、顧
客の操作にもとずき預金を指令する預金指令用押
ぼたんと、顧客の操作にもとずき支払いを指令す
る支払い指令手段と、上記預金指令用押ぼたんに
よつて預金が指令されることにもとずいて前記口
座番号記憶装置に記憶されている口座番号および
前記金額記憶装置に記憶されている金額をセンタ
に送ることによつて預金残額を増大させる一方支
払い指令手段によつて支払いが指令されることに
もとずいて前記口座番号記憶装置に記憶されてい
る口座番号および前記貨幣記憶装置に記憶されて
いる合計金額を前記センタに送ることによつて預
金残高を減少させる伝送回路と、前記預金指令用
押ぼたんまたは支払い指令手段によつて預金また
は支払いが指令されることにもとずいて前記伝送
回路を介してセンタと交信する一方前記両替指令
用押しぼたんによつて両替が指令されることにも
とずいて前記金額記憶装置に記憶されている合計
金額が前記貨幣記憶装置に記憶されている合計金
額に一致するかどうかを検査して一致することを
検出することによつて前記センタと交信せずに前
記貨幣放出機から前記貨幣記憶装置に記憶されて
いる金種の貨幣を放出させる制御回路とを有する
ことを特徴とする。

この発明によれば、預金や支払に使用する設備
を使用して両替を行なうので、独立した自動両替
機を設ける必要がなく、余分のスペースをとらな
くてもすむようになる。

また、この発明によれば、センタと交信せずに
両替を行なうので、両替のためにセンタが余分の
動作を行なう必要がなく、よつてセンタによつて
の負担をかけることがなく、両替処理時間も短く
てすむ。

以下にこの発明を図示する実施例について詳細
に説明する。

第１図はこの発明における預金機の１実施例の
外観を示すための正面図であつて、１は預金機、
２は投入貨幣の合計金額を表示する表示器、３は
貨幣投入口、４は手順指示器、５は預金カード投
入口、６は預金指令用押しぼたん、７は両替指令
用押ぼたん、８は伝票放出口である。

第２図はこの発明の預金機の１実施例の構成を
示すためのブロツク図であつて、１１は第１図に
２で示した合計金額表示器、１２は預金カード読
取器、１３は貨幣識別機、１４は伝票印字機、１
５と１６はそれぞれ第１図に６と７で示した預金
指令用押ぼたんと両替指令用押ぼたん、１７は第
１図に４で示した手順指令器、１８は演算回路、
１９は制御回路、２０は伝送回路、２１ないし２
４はそれぞれレジスタで、便宜上以下Ａレジス
タ、Ｂレジスタ、Ｘレジスタ、Ｃレジスタと名づ
ける。２５は支店番号設定器、２６はプログラム
メモリである。各ブロツクを結ぶ二重線はバスで
あり、単線は制御線である。ブロツク１１，１
２，１３，１４，１８，２１，２２，２３，２
４，２５相互はバスで結ばれ、ブロツク１１ない
し１８，および２０ないし２６はブロツク１９
（制御回路）に制御ラインで接続されている。伝
送回路２０はセンタ（図示しない。）との間で信
号の送受を行なうものである。

次に第３図に示すフローチヤートを参照して動
作を説明する。

まずこの預金機により預金する場合は顧客は預
金カードを投入口から投入し、預金指令用押ぼた
ん６を押す。以上の操作によりプログラムメモリ
２６が動作し、定められたプログラムに従つて制
御回路１９を動作させる。制御回路１９は指示さ
れたプログラムに従つて各素子に下記の動作を行
なわせる。カード読取器１２は投入された預金カ
ードに記録されたデータを読み取り、その全デー
タをＸレジスタ２３にストアする。Ｘレジスタ２
３にストアされたデータのうち、たとえばその第
40桁ないし第45桁のデータをＡレジスタ２１に転
送する。ただしこの預金カードはたとえば60桁の
記録部を有するものとし、そのうち第40桁ないし
第50桁はカード使用前には空白とされているもの
とする。後述するようにこの預金カードを両替の
ために預金機に投入した場合は上記空白桁（40桁
ないし50桁）のうち第40桁ないし第45桁に所定の
記録がなされたうえ返却される。そしてさらに後
述するように第40桁ないし第45桁に記録されたカ
ードを支払機に投入すれば所定の金額の両替貨幣
が放出されるとともに預金カードの第40ないし45
桁の記録が消されたうえで返却される。よつてこ
の預金カードを両替の目的で預金機に投入し、所
定の記録がなされて返却され、支払機に投入する
までの間だけ第40ないし45桁に記録があり、この
記録があればこのカードは支払機に投入されるべ
きものである。よつて第40ないし45桁のデータを
Ａレジスタ２１に入れ、ここでそのデータが零で
あるかどうかを判別する。このデータが零でなけ
れば、すなわち第40ないし45桁に記録があればこ
のカードは支払機に投入すべきものであるから直
ちにこのカードを預金機から放出し、顧客に返却
する。

第40桁ないし第45桁に記録がなければこの預金
カードは預金機に受け入れられ、プログラムメモ
リ２６に設定されたプログラムに従つて制御回路
１９が制御を行ない、まず手順指示器１７に「貨
幣投入」の指令を表示し、さらに貨幣投入口３の
シヤツタを開く。顧客はこの表示により貨幣を投
入口３から投入する。投入された貨幣は貨幣識別
機１３でその真偽を識別され、偽貨幣であれば返
却され、真正な貨幣であればその金額のデータが
Ｃレジスタ２４に入れられる。預金のため複数の
貨幣が投入された場合は演算回路１８でその合計
金額が算出され、この合計金額がＣレジスタ２４
に入れられる。この金額は表示器１１に表示され
る。いま預金指令用押ぼたん６が押されているか
ら、この場合は伝送回路２０からセンタに預金カ
ードの口座番号、投入金額、預金機の設置されて
いる支店番号など必要事項を送信し、センタはそ
の口座番号の預金金額欄に現在投入された金額を
記録し、かつ従来の預金金額との合計額を記録し
伝送回路２０に預金額を更新したことを返信す
る。この返信を受けて預金機では預金伝票である
ことを示す文字、口座番号、支店番号、預金金
額、預金合計額、年月日など必要事項を伝票印字
機１４によつて伝票に印字し、この伝票とともに
預金カードを顧客に返却する。上記のデータのう
ち支店番号は設定器２５に設定されているもので
ある。なお口座番号は預金カードから読み取られ
てＸレジスタ２３にストアされていたものであ
り、投入合計金額はＣレジスタ２４に転送されて
いたものである。また手順指示器１７は制御回路
１９の指令により顧客の操作手順、たとえば貨幣
を投入せよなどの手順を表示する。顧客はこの表
示に従つて必要な手順を知ることができる。上記
の預金時の動作は従来の預金機の動作とほぼ同じ
である。

次に両替を行なう場合は預金カードを投入口５
から投入し、両替指令用押ぼたん７を押す。

投入された預金カードは読取機１２によつてそ
のデータ（この例ではカードの60桁のすべてのデ
ータ）が読み取られ、Ｘレジスタ２３にストアさ
れる。Ｘレジスタ２３にストアされたデータのう
ち、第40桁ないし第45桁のデータがＡレジスタ２
１に転送され、この転送されたデータが零である
かどうかが判別され、零でなければ、すなわち第
40桁ないし第45桁に記録があればこの預金カード
は直ちに返却される。このことは預金動作におい
て説明したのと同じである。第40ないし45桁に記
録がなければ預金カードは受け入れられる。よつ
て制御回路１９により手順指示器１７に「貨幣投
入」の表示がなされ、顧客が両替しようとする貨
幣を投入すると、貨幣識別機１３によつてその真
偽が識別され、かつ金額が読み取られる顧客が押
しぼたん７を押すことを忘れていた場合はこのと
き指示器４に押ぼたん６または７のどちらかを押
せという表示をするようにしてもよい。貨幣識別
機１３によつて読み取られた貨幣の金額はＣレジ
スタ２４にストアされる。投入された貨幣が複数
である場合は演算回路１８で合計額が算出され、
この合計額がＣレジスタ２４にストアされる。Ｃ
レジスタ２４にストアされた金額は表示器１１に
表示される。このときは両替指令が出されている
から、伝票印字機１４により「両替」であること
を示す文字または記号、および口座番号、支店番
号、投入金額、年月日などの必要事項を印字した
伝票が発行される。また設定器２６に設定された
支店番号がＸレジスタ２３の第40ないし42桁に転
送され、Ｃレジスタ２４にストアされた合計金額
がＸレジスタ２３の第43ないし45桁に転送され
る。よつてＸレジスタ２３には預金カードから読
み取つた全データのほかに空白であつた桁のう
ち、第40ないし42桁には支店番号がストアされ、
第43ないし45桁には投入貨幣の合計額がストアさ
れる。このＸレジスタ２３の新しいデータが預金
カードに更新記録されたのち、預金カードが顧客
に返却される。以上の動作中、預金機はセンタと
の交信を行なわない。なおＢレジスタ２２は計算
のために必要なデータをストアするためのもので
あつて、この発明においては必要はない。

次に支払機について説明する。

第４図はこの発明において使用する支払機の１
実施例の外観を示すための正面図であつて、３１
は支払機、３２は伝票、現金放出口、３３は手順
表示器、３４は預入カード投入口、３５は両替金
額表示器、３６はキー入力合計金額表示器、３７
は金種指定用押しぼたん、３８はテンキーであ
る。押しぼたん３７は一万円札、千円札、五百円
札、百円硬貨50個包み、十円硬化５０枚包などを
指定するもので、支払われる貨幣の種類を顧客が
指定するためのものであり、テンキー３８は支払
いを受けようとする金額を顧客が指定するための
ものである。

第５図はこの発明において使用する支払機の１
実施例の構成を示すためのブロツク図であつて、
４１は支払合計金額表示器、４２はカード読取
機、４３はテンキー、４４は伝票印字機、４５は
貨幣放出機、４６は手順指示器、４７は演算回
路、４８は制御回路、４９は伝送回路、５０ない
し５４はそれぞれレジスタ、５５は支店番号設定
器、５６はプログラムメモリである。以下便宜上
レジスタ５０ないし５４をそれぞれ、A′レジス
タ、B′レジスタ、X′レジスタ、C′レジスタ、
D′レジスタと記す。各ブロツクを結ぶ二重線は
バスであり、制御回路４８と、他のブロツクとを
それぞれ接続する単線は制御線である。

次に動作を第６図のフロートチヤートとともに
説明する。

まず、通常の支払いを受ける動作を説明する。
預金カードを投入口３４から投入すると、カード
読取機４２によつてそのデータが読み取られ、
X′レジスタ５２にストアされる。動作はすべて
プログラムメモリ５６に説定されたプログラムに
従つて制御回路４８が指令を出すことによつて行
なわれる。X′レジスタ５２にストアされたデー
タのうち、第40ないし45桁のデータがA′レジス
タ５０に転送される。預金機について説明したよ
うに、単に支払を受ける場合には第40ないし45桁
は空白であり、A′レジスタ５０に転送されたデ
ータは零である。A′レジスタ５０のデータが零
であることを判定すると、手順指示器４６に「秘
密番号入力」の表示がなされる。よつて顧客は投
入した預金カードの秘密番号をテンキー３８によ
つて入力する。支払機ではカード読取機４２によ
つて読み取られたデータのうち秘密番号と、テン
キー３８によつて入力された秘密番号とを比較
し、一致しなければ預金カードをそのまま放出し
て顧客に返却し、一致していれば手順指示器４６
に支払金額、支払金種を指定せよという指令を表
示する。よつて顧客は支払いを受けたい金種（一
万円札、千円札など）およびそれぞれの金種の金
額を金種指定用押しぼたん３７とテンキー３８と
により入力する。この入力データはC′レジスタ
５３にストアされ、かつ演算回路４７でその合計
金額が算出されてこの合計額がD′レジスタ５４
にストアされ、かつ表示器４６に表示される。次
にD′レジスタ５４にストアされた合計額、およ
び預金カードの口座番号など必要なデータが伝送
回路４９からセンタ（図示しない。）に送信さ
れ、センタはその口座番号の預金残額と支払要求
合計額とを比較し、支払いを可とすることを判定
すると、そのことを支払機に返信する。支払金額
が預金残額より大であればセンタから支払不可の
返信が送られ、この場合はそのまま預金カードを
放出返却し、支払可の返信があればC′レジスタ
５２にストアされた金種、およびそれぞれの金額
のデータにしたがつて貨幣を放出するとともに預
金カードを返却する。

次に両替のために預金機によつて第40ないし45
桁に記録された預金カードを支払機に投入する
と、カード読取機４２がそのデータを読み取つて
X′レジスタ５２にストアする。これらのデータ
のうち第40ないし45桁のデータがA′レジスタ５
０に転送され、これらのデータの有無が判別さ
れ、この場合上記の桁には記録があるから、その
うち第40ないし42桁の支店番号がふたたびA′レ
ジスタ５０に転送され、また支店番号設定器５５
に設定された支店番号がB′レジスタ５１に転送さ
れ、A′レジスタ５０とB′レジスタ５１の内容が
比較される。これはこの預金カードに記録した預
金機と同一店舗（支店）に設置された支払機だけ
が支払いを行なうようにするためである。A′レ
ジスタ５０とB′レジスタ５１との内容が一致しな
ければ預金カードはそのまま返却され、一致すれ
ば手順指示器４６に両替金種およびそれぞれの金
額を入力せよという表示がなされる。よつて顧客
が押ぼたん３７、テンキー３８により所望の金
種、金額を入力すると、これらの入力データは
C′レジスタ５３にストアされ、演算回路４７で
その合計金額が算出され、この合計金額は表示器
４１に表示されるとともにD′レジスタ５４にス
トアされる。ついで預金カードから読み取られた
両替金額、すなわち預金機に投入された金額（こ
れはX′レジスタ５２の第43ないし45桁にストア
されている。）がA′レジスタ５０に転送されると
ともにD′レジスタ５４にストアされた金額が
B′レジスタ５１に転送され、A′レジスタ５０と
B′レジスタ５１との内容が比較され、一致しなけ
れば手順指示器４６に表示して顧客に両替金種、
金額の再度入力を行なわせ、一致すればX′レジ
スタ５０の第40ないし45桁に両替用に記録された
データを零にしたうえ、X′レジスタ５０の内容
を預金カードに更新記録し、C′レジスタ５３に
ストアされた両替金種、金額にもとずいて放出機
４５に貨幣を放出させるとともに預金カードを放
出する。以上の両替動作においては支払機はセン
タとの交信を行なわない。なお返却された預金カ
ードの第40桁ないし第45桁のデータは零とされて
いる。なお、特許請求の範囲における口座番号記
憶装置は実施例ではＸレジスタ２３、X′レジス
タ５２のそれぞれの一部の桁が相当し、金額記憶
装置は実施例ではＣレジスタ２４、X′レジスタ
５２の43〜45桁が相当し、貨幣記憶装置は実施例
ではC′レジスタ５３が相当する。

また、支払指令手段は実施例では顧客が用いる
カードの記憶桁のうち40から45桁が相当する。

なお、実施例では各レジスタのそれぞれいくつ
かの桁を上記の各記憶装置に割り当てているが、
これは預金カードの記憶内容を一連のレジスタに
読み込むのに便利にするためである。しかしなが
らこれらの記憶装置としては上述の例のようにレ
ジスタの一連の桁に書き込むものには限らない。

以上のようにしてこの発明によれば、別に両替
機を設けないで、預金機と支払機とを利用して両
替を行なうことができ、両替動作はセンタとの送
受信を必要としないで行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図と第２図はそれぞれこの発明において使
用される預金機の１実施例の正面図とブロツク
図、第３図は第２図に示すものの動作説明図、第
４図と第５図はそれぞれこの発明において使用さ
れる支払機の１実施例の正面図とブロツク図、第
６図は第５図に示すものの動作説明図である。 ３……預金カード投入口、５……貨幣投入口、
７……両替指令用押しぼたん、１２……カード読
取機、１３……貨幣識別機、２１ないし２４……
レジスタ、１９……制御回路、２０……伝送回
路、３２……伝票、貨幣放出口、３４……預金カ
ード投入口、３７……金種指定用押ぼたん、３８
……テンキー、４２……カード読取機、４５……
貨幣放出機、５０ないし５４……レジスタ、４８
……制御回路、４９……伝送回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 顧客の操作によりカードから口座番号を読み
   取るカード読取機と、このカード読み取り機が読
   み取つた口座番号を記憶する口座番号記憶装置
   と、貨幣を受け入れる貨幣投入口と、この貨幣投
   入口に投入された貨幣を識別する貨幣識別機と、
   この貨幣識別機で識別された貨幣の合計金額を記
   憶する金額記憶装置と、指令された金種の貨幣を
   放出する貨幣放出機と、この貨幣放出機によつて
   放出される貨幣の金種を指定するとともに、金額
   を指定する放出貨幣設定スイツチを含む入力手段
   と、この入力手段によつて入力されたデータおよ
   びその合計金額を記憶する貨幣記憶装置と、顧客
   の操作にもとずき両替を指令する両替指令用押ぼ
   たんと、顧客の操作にもとずき預金を指令する預
   金指令用押ぼたんと、顧客の操作にもとずき支払
   いを指令する支払い指令手段と、上記預金指令用
   押ぼたんによつて預金が指令されることにもとず
   いて前記口座番号記憶装置に記憶されている口座
   番号および前記金額記憶装置に記憶されている金
   額をセンタに送ることによつて預金残額を増大さ
   せる一方支払い指令手段によつて支払いが指令さ
   れることにもとずいて前記口座番号記憶装置に記
   憶されている口座番号および前記貨幣記憶装置に
   記憶されている合計金額を前記センタに送ること
   によつて預金残高を減少させる伝送回路と、前記
   預金指令用押ぼたんまたは支払い指令手段によつ
   て預金または支払いが指令されることにもとずい
   て前記伝送回路を介してセンタと交信する一方前
   記両替指令用押しぼたんによつて両替が指令され
   ることにもとずいて前記金額記憶装置に記憶され
   ている合計金額が前記貨幣記憶装置に記憶されて
   いる合計金額に一致するかどうかを検査して一致
   することを検出することによつて前記貨幣放出機
   から前記貨幣記憶装置に記憶されている金種の貨
   幣を放出させる制御回路とを有する自動取引処理
   装置。