JPH11149583A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

Info

Publication number
JPH11149583A
JPH11149583A JP31487197A JP31487197A JPH11149583A JP H11149583 A JPH11149583 A JP H11149583A JP 31487197 A JP31487197 A JP 31487197A JP 31487197 A JP31487197 A JP 31487197A JP H11149583 A JPH11149583 A JP H11149583A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
input
vending machine
user
price
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31487197A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuhiko Funabashi
琢彦 船橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CKD Corp filed Critical CKD Corp
Priority to JP31487197A priority Critical patent/JPH11149583A/ja
Publication of JPH11149583A publication Critical patent/JPH11149583A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者の様々な購入開始動作に対応して、自
動販売機の動作を開始することの出来る自動販売機を提
供すること。 【解決手段】 利用者は代金の投入(S200)、商品
番号の入力(S300)、商品タグの挿入(S30
0)、個数ボタン入力(S400)等の何れの初動作に
よっても汎用自販機2を利用することが出来る。汎用自
販機2は、入力された動作を有効とし、更に、必要な入
力を要求することにより、どの手順で入力されても商品
3を排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、商品を無人で販
売するようにした自動販売機に関する。更に詳しくは、
多様な初操作により始動させることが可能な自動販売機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、飲料品、切符等の自動販売機
においては、先ず、お金あるいはそれに代わるカード類
を投入することにより購入操作を開始することが一般的
である。続いて、購入希望の商品に対応する選択スイッ
チを操作する事により、選択した商品が排出される。
【0003】それに対し、近年登場した多種製品を取り
扱う自動販売機には、取り扱われる商品の種類数が数十
〜数百に及ぶものもある。この場合、商品選択スイッチ
を各種商品のそれぞれに対応して設置することは、選択
スイッチの数が多くなることから、操作パネルや装置自
体が大型化し、利用者にとっては使い勝手が悪化するこ
とになり、装置の実用化には不向きである。そのため、
商品の陳列棚部分とは別に操作パネル部分を設け、利用
者は、商品陳列棚部分で商品の品定めをした後、操作パ
ネル部分へ移動し、購入手続である入力を行なうのが一
般的である。
【0004】ここで、従来の購入手続は、操作パネル部
分に設置された購入スイッチを操作することにより購入
操作の開始とするものが一般的である。その後、商品を
指定するための商品番号、個数等を入力し、あるいは、
商品タグを挿入し、さらに、表示された合計金額の料金
を投入することにより購入のための操作が完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動販売機では、すべて、操作手順は予め決まって
いる。小型の自動販売機については、いくら商品選択ス
イッチを操作しても、代金投入後でなければ有効な操作
とはならない。
【0006】また、多種製品を取り扱う自動販売機で
は、購入スイッチを操作することにより購入操作が開始
するものであって、その前に代金を投入しても受け付け
られない。また、初めに選択した商品の商品番号を入力
したり、商品タグを挿入することもできない。さらに、
購入スイッチ操作後は、すべて手順が決まっていて、そ
の手順通りに操作しなければ購入できない。一般の使用
者にとって、複雑な使用手順を覚え、あるいは、手順表
示を見ながら操作することは、煩雑なものである。特
に、上記小型自動販売機と操作手順が異なるため、利用
者が戸惑うことも有り得る。
【0007】しかも、上記の使用手順そのものが複雑な
ものであることから、初めての利用者にとっては、使用
手順を理解すること自体が煩わしく、時間のかかるもの
となる。若年者や高齢者、或いは機械に不慣れな人にと
っては、更に使い難いものとなる。従って、一人の利用
者が操作パネル部分での購入のための操作を完了するの
にかなりの時間を要することになる。このため、同時期
に多数の利用者が重なった場合には、自動販売機の操作
パネルの前に順番待ちの行列ができてしまい、装置を快
適に利用することができない。
【0008】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、利用者の様々な購入開始動作に
対応して、自動販売機の動作を開始することの出来る自
動販売機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、利用者の操作によ
り、多種商品の中から前記利用者の指定する商品を販売
するようにした自動販売機において、代金の投入を受け
る代金受入手段と、前記利用者が前記商品を指定するた
めの商品指定手段とを有し、前記利用者により、前記代
金受入手段に対する代金の投入入力または前記商品指定
手段に対する前記商品の指定入力のいずれが先になされ
た場合でも、前記入力を受け入れ、記憶することを趣旨
とする。
【0010】上記の構成によれば、利用者が代金の投入
を先に行なっても、あるいは、商品の指定を先に行なっ
ても、いずれも自動販売機に対する入力として受け入れ
られ、有効となる。従って、自動販売機が利用者に入力
順を指定する事なく、利用者の好みの順に入力すること
が出来るので、快適に使用できる。
【0011】上記の目的を達成するために、請求項2に
記載の発明では、請求項1に記載の発明の構成におい
て、前記商品指定手段が受け入れる前記入力が前記商品
を特定する商品番号の入力であることを趣旨とする。
【0012】上記の構成によれば、利用者は希望する各
商品に対応する商品番号を入力することにより、商品を
指定するので、商品の指定が確実かつ容易に出来る。
【0013】上記の目的を達成するために、請求項3に
記載の発明では、請求項1に記載の発明の構成におい
て、前記商品指定手段が受け入れる前記入力が前記商品
を特定する商品タグの読み込みであることを趣旨とす
る。
【0014】上記の構成によれば、利用者は希望する商
品の商品タグを読み込ませることにより、商品を指定す
るので、商品の指定が確実かつ容易に出来る
【0015】上記の目的を達成するために、請求項4に
記載の発明では、請求項1乃至請求項3のいずれか1つ
に記載の発明の構成において、前記利用者が前記商品の
購入個数を入力する個数入力手段を有し、前記個数入力
手段が最先に入力されたとき、前記入力を受け入れ、記
憶することを趣旨とする。
【0016】上記の構成によれば、複数個(n個)の商
品aを購入したい場合、aをn個と入力しても、n個の
aと入力しても有効となるので、利用者の好みの順で入
力でき、快適に使用できる。
【0017】上記の目的を達成するために、請求項5に
記載の発明では、請求項1乃至請求項4のいずれか1つ
に記載の発明の構成において、前記入力を受け入れ、記
憶した時、他の前記入力を促す表示をする表示手段を有
することを趣旨とする。
【0018】上記の構成によれば、終了していない入力
を表示するので、残っている入力を忘れることが無い。
従って、利用者は順不同に入力しても残りの入力が分か
り、さらに快適に使用できる。
【0019】上記の目的を達成するために、請求項6に
記載の発明では、請求項1乃至請求項5のいずれか1つ
に記載の発明の構成において、一定の条件を満たす前記
入力を全て受け入れ、記憶した時、前記商品を排出する
商品排出手段を有することを趣旨とする。
【0020】上記の構成によれば、必要な全ての入力を
受け入れたとき、利用者が希望する商品を排出する。従
って、利用者は必要な入力を順不同で入力するだけでよ
く、さらに快適に使用できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、上記の請求項1〜9に記載
の発明に係る自動販売機を具体化した実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0022】図1は実施の形態における汎用自動販売機
2の概略構成を示す正面図である。図2はその汎用自動
販売機(以下、「汎用自販機」という。)2の内部構造
を示す側断面図である。この汎用自販機2は、多種多様
な日用雑貨品、即ち合計64種類の商品3を取り扱うも
のである。この汎用自販機2は、例えば、病院等の公共
施設売店、無人のコンビニエンスストア等に設置されて
利用に共されるものである。
【0023】図1、2に示すように、この汎用自販機2
は直方体形状をなすハウジング4を備え、そのハウジン
グ4に設けられた商品表示部5及び操作パネル6を含
む。商品表示部5は多種多様な商品3を異なる種類毎に
配列表示するものである。図2に示すように、商品表示
部5はその前面を覆うガラス7と、その中に配置された
商品棚8と、商品取出用のロボット9とを備える。
【0024】商品棚8は縦横に配列された複数の隔枠1
0により区画される。各隔枠10毎に種類の異なる商品
3がそれぞれ複数個ずつ陳列される。これらの商品3は
ガラス7を通じて外部へ表示される。各隔枠10は前方
へ傾斜して配置される。このため、隔枠10に陳列され
た商品3は、その自重により前方へ滑落可能をなす。隔
枠10はその前端に商品3のストッパ11と、商品取出
用のボタン12とを有する。ストッパ11は、隔枠10
における商品3の滑落を規制する。ボタン12は、スト
ッパ11による商品3の滑落規制を解除するために押圧
されるものである。
【0025】図2に示すように、ロボット9は水平駆動
機構13、垂直枠14及び商品バケット15を備える。
水平駆動機構13はハウジング4の底壁に沿って水平方
向へ移動可能に設けられる。水平駆動機構13上に設け
られた垂直枠14は、商品バケット15を垂直方向へ移
動可能に支持する。商品棚8に対向するように商品バケ
ット15に設けられた商品取出用のプッシュバー16
は、前述した各ボタン12を押圧するものである。商品
バケット15は商品棚8から商品3を回収するものであ
る。このバケット15は回収された商品3を排出するた
めの開閉扉(図示しない)を有する。
【0026】図1に示すように、操作パネル6は操作案
内表示板17、紙幣挿入口18、コイン挿入口19、デ
ィスプレイ20、キーボード21、タグ挿入口22、商
品取出口23、つり銭口24及びレシート取出口25を
備える。操作案内表示板17はこの汎用自販機2の使用
方法を文字で示すものである。紙幣挿入口18は紙幣
を、コイン挿入口19はコインをそれぞれ挿入するため
のものである。紙幣挿入口18とコイン挿入口19で本
発明の代金受入手段に相当する。
【0027】キーボード21は、本発明の商品指定手段
の一例に相当し、利用者が所望の商品3を指定するため
に商品番号を入力する際に操作されるものである。キー
ボード21には、数字ボタン、確認ボタン及び取消ボタ
ン等を含み、また、本発明の個数入力手段に相当する個
数ボタンも含まれる。あるいは、キーボード21により
商品番号を入力する代わりに、指定商品を識別する情報
を記録し、各商品3の近くに配列されている商品タグの
挿入によっても商品指定手段とすることは可能である。
タグ挿入口22は、本発明の商品指定手段の他の一例に
相当し、商品タグを挿入し、読み取らせるためのもので
ある。
【0028】ディスプレイ20は、本発明の表示手段に
相当し、商品3の購入に際して、必要な操作手順を順次
表示するためのものである。商品取出口23は、指定さ
れた商品3を利用者の手元に取り出すためのものであ
る。つり銭口24はつり銭を返却するためのものであ
る。レシート取出口25は商品3の代金の明細を記録し
たレシートを取り出すためのものである。
【0029】図3は汎用自販機2の電気的構成を示すブ
ロック図である。汎用自販機2は、前述したロボット
9、キーボード21及びディスプレイ20の他に、コン
ピュータ28、ロボット用コンピュータ29、料金カウ
ンタ31、つり銭機32及びレシート機33を備える。
コンピュータ28及びロボット用コンピュータ29は互
いに接続される。キーボード21、ディスプレイ20、
料金カウンタ31、つり銭機32及びレシート機33
は、コンピュータ28に接続される。ロボット9はロボ
ット用コンピュータ29に接続される。
【0030】キーボード21は利用者により入力され、
その操作結果をコンピュータ28へ出力する。料金カウ
ンタ31は、紙幣挿入口18又はコイン挿入口19に挿
入される紙幣等をカウントし、そのカウント結果をコン
ピュータ28へ出力する。つり銭機32は、つり銭に応
じた紙幣、コインをつり銭口24から払い出す。
【0031】コンピュータ28は記憶装置を含み、汎用
自販機2全体の動作を制御するものであり、料金カウン
タ31のカウント結果及びキーボード21の操作結果等
を記憶し、レシート機33、ディスプレイ20及びつり
銭機32を制御する。また、コンピュータ28は、入力
され、決定した指定商品3の商品番号をロボット用コン
ピュータ29へ出力する。コンピュータ28は、これら
の制御を予めその内部に格納された制御プログラムに基
づいて実行する。
【0032】ロボット用コンピュータ29は、商品排出
手段に相当し、予めその内部に格納された制御プログラ
ムに基づいてロボット9の制御を実行する。このロボッ
ト用コンピュータ29は、コンピュータ28から出力さ
れる商品3の商品番号に基づいて利用者が指定した商品
3の所在、即ち、商品棚8における商品3の配置場所を
特定し、それに基づいてロボット9を制御する。具体的
には、コンピュータ29は水平駆動機構13の移動、垂
直枠14に対する商品バケット15の移動、プッシュバ
ー16の作動をそれぞれ制御するようになっている。
【0033】次に、上記のように構成された汎用自販機
2の使用方法を、図4〜図10を参照して説明する。図
4は汎用自販機2の操作手順を示すフローチャートであ
る。図5〜図8はコンピュータ28の動作を示すフロー
チャートである。図9、図10はディスプレイ20の表
示の例である。
【0034】利用者は、図4の手順にしたがって、ま
ず、S10に示すように、商品表示部5の前に立って商
品3の品定めをする。即ち、利用者は、商品表示部5に
配列表示された多種商品3の中から所望の商品3を決定
する。ここでは、一つの商品3を決定することもあり、
複数の商品3を決定することもある。そして利用者は、
決定された商品3の商品番号を記憶またはメモする。あ
るいは、商品3の近くに配列されている商品タグを手に
取る。次に、S11に示すように、利用者は操作パネル
6へ移動する。さらに、操作パネル6で必要な入力を行
う(S12)。
【0035】一方このとき、コンピュータ28は、図5
に示すように動作する。まず、S100に示すように、
ディスプレイ20に何らかの入力を利用者に催促する内
容を表示する。図9は、そのときのディスプレイ20の
画面の表示内容例を示す。続いて、代金が投入される
(S200)か、商品番号の入力または商品タグの挿入
(S300)、個数ボタンの入力(S400)のいずれ
かがなされるのを待つ。いずれかの入力がなされたと
き、それぞれ次の動作を行なう。代金が投入された場合
は(S200:YES)、図6の(A)に進む。あるい
は、商品番号の入力または商品タグの挿入があった場合
は(S300:YES)、図7の(B)に進む。あるい
は、個数ボタンが入力された場合は(S400:YE
S)、図7の(C)に進む。
【0036】図6に示すように、代金が投入された場合
は(S200:YES)、まず、投入された金額を記憶
し、ディスプレイ20に表示する(S201)。次に、
商品3の指定が終了しているかどうか調べる(S20
2)。商品3の指定が終了している場合は(S202:
YES)、全ての入力が終了しているので図8の(D)
に進む。商品3の指定が終了していない場合は(S20
2:NO)、商品指定を要求する内容がディスプレイ2
0に表示される(S203)。ここで、商品番号の入力
または商品タグの挿入(S204)、個数ボタンの入力
(S205)のいずれかがなされるのを待つ。ここで、
商品番号の入力または商品タグの挿入がなされた場合は
(S204:YES)、図7の(B)へ、個数ボタンの
入力がなされた場合は(S205:YES)、図7の
(C)へ進む。
【0037】図7の(B)に示すように、商品番号の入
力または商品タグの挿入があった場合は(S300:Y
ES)、まず、入力された内容を記憶し、ディスプレイ
20に表示する(S301)。ここで、商品タグの挿入
の場合は、商品番号を特定桁数すべて入力したのと同じ
であり(S302:YES)、商品番号の入力の場合
は、さらに入力を受けて(S303)、記憶、表示し
(S301)、特定桁数とする。商品番号が特定桁数分
入力されたら(S302:YES)、商品3が決定する
ので、その商品名と価格を表示し(S304)、商品3
の指定が終了であれば、終了ボタンを押してもらうよう
表示し、催促する(S305)。
【0038】あるいは、直前の商品指定に誤りがあった
とき、訂正ボタンが押される(S306:YES)。こ
の場合は、いま記憶している最近の商品指定を取り消す
(S307)。終了でも訂正でもない場合は、次の商品
指定を入力する。商品番号の入力または商品タグの挿入
が行なわれた場合は(S308:YES)、図7の
(B)へ、個数ボタンが入力された場合は(S309:
YES)、図7の(C)へ進む。なお、個数は特に指定
されない場合は1個と判断する。
【0039】商品3の指定が終了した場合は(S30
5:YES)、指定された商品3の商品名、価格及び合
計金額を表示する(S310)。さらに、代金が既に投
入されているか調べ、投入済みで有れば(S311:Y
ES)、全入力が終了であるので図8の(D)へ進む。
代金が投入済みでなければ(S311:NO)、代金投
入要求の表示を行ない(S312)、代金の投入を待つ
(S313)。代金が投入されたら(S313:YE
S)、図6の(A)へ進む。
【0040】図7の(C)に示すように、個数ボタンが
入力された場合は(S400:YES)、入力された個
数を記憶し、ディスプレイ20に表示する(S40
1)。さらに、商品3の指定が終了していれば(S40
2:YES)、商品内容と個数を併せて表示する(S3
04)。商品3の指定が終了していないときは(S40
2:NO)、商品3の指定を求める表示を行ない(S4
03)、商品番号または商品タグの入力を待ち(S40
4)、入力があれば、図7の(B)に進む。
【0041】図8に示すように、順序に係わらず、代
金、商品指定の全ての手続が終了したとき、(D)に進
む。まず、S501で、指定された全ての内容を表示す
る。図10は、そのときのディスプレイ20の画面の表
示内容例を示す。図10に示すように、ディスプレイ2
0には、商品名、個数、価格、合計金額、及び投入金額
が表示される。さらに、利用者はその内容を確認し、確
認ボタンを入力する。ここで、確認ボタンでなく、取消
ボタンが押された場合は(S502:NO)、今までの
入力をすべて取り消し、投入代金を返却する(S50
3)。確認された場合は、代金が不足であれば更に投入
要求し(S504)、投入金額が合計金額以上となるよ
うにする。
【0042】確認ボタンが押され、さらに代金が不足し
ない時、コンピュータ28は料金を精算し、その精算結
果に基づいてレシート機25、つり銭機32及びディス
プレイ20を駆動する。即ち、コンピュータ28は販売
明細をレシート機32によりレシートに打ち出させ、つ
り銭がある場合には、必要なつり銭をつり銭機32によ
り払い出させる。併せて、コンピュータ28は、料金の
精算結果と、つり銭及びレシートの受け取りを促す指示
とをディスプレイ20の画面に表示する。さらに、コン
ピュータ28は商品3の内容をロボット用コンピュータ
29へ出力する。ロボット用コンピュータ29は、コン
ピュータ28から出力された商品3の内容に基づき、商
品3を商品取出口23へ排出させる(S505)。
【0043】従って、利用者は図4のS13に示すよう
に、つり銭口24及びレシート取出口25から出された
つり銭及びレシートを受け取る。また、商品取出口23
に排出された商品3を受け取り、商品3の購入を完了す
る。
【0044】ここで、具体的な使用例をいくつか説明す
る。例えば、先ず、代金として1000円札を投入し、
商品番号[1234]を入力し、500円の商品3(ア
イスクリーム)を1個購入する場合について説明する。
利用者は、操作パネル6で先ず代金1000円を紙幣挿
入口18に挿入する(S200:YES)。ディスプレ
イ20には投入金額1000円が表示される(S20
1)。更に、ディスプレイ20に「商品の指定をして下
さい」と表示される(S203)。そこで、利用者は、
キーボード21を利用して、商品番号[1234]を入
力する(S204:YES)。1文字入力する毎にディ
スプレイ20に入力した数字が表示されるので(S30
1)、入力した桁数を忘れることはない。
【0045】4桁の数字を入力し終わると、ディスプレ
イ20に「アイスクリーム 500円 1個」と表示さ
れる(S304)。さらに、「これで全部ですか?」と
表示されるので、指定終了のボタンを入力する(S30
5:YES)。ディスプレイ20に「アイスクリーム
500円 1個」「合計金額 500円」と表示される
(S310)。代金は既に投入済みであるので(S31
1:YES)、さらに、「お預り金額 1000円」
「よろしければ確認を押して下さい」と表示され、確認
ボタンを入力する(S502:YES)。代金は不足で
ないので、これで購入の手続は終了し、ロボット9が作
動し、釣銭、レシート、商品3(アイスクリーム)がそ
れぞれの排出口から排出される。
【0046】次に、先に商品タグにより商品3を複数指
定し(紙おむつ、紀州梅干し)、後に代金を投入する場
合について説明する。利用者は、操作パネル6で先ず、
1つめの商品タグを挿入する(S300:YES)。商
品タグにはその商品の商品番号がすべて記載されている
ので、商品番号を4桁入力したのと同様であり(S30
2:YES)、ディスプレイ20には、「紙おむつ 1
980円 1個」と表示される(S304)。さらに、
もう一枚の商品タグを挿入すると(S308:YE
S)、続いて、「紀州梅干し 380円 1個」と表示
される(S304)。さらに、「これで全部ですか?」
と表示し、指定終了のボタンを入力すると(S305:
YES)、「合計金額 2360円」を表示する(S3
10)。
【0047】代金投入はまだなので(S311:N
O)、「代金を投入して下さい」と表示する(S31
2)。代金として2500円を投入する。「お預り金額
2500円」と表示し(S201)、全ての手順が終
了したので、「よろしければ確認を押して下さい」と表
示する。確認ボタンを入力し(S502:YES)、釣
銭、レシート、商品が排出される(S505)。
【0048】以上説明したように、この実施の形態によ
れば、利用者は、汎用自販機2に対し、代金の投入、商
品番号の入力または商品タグの挿入、個数ボタン入力等
の何れの入力によって操作を開始しても、その操作が有
効となる。このため、機械の指定に従って利用者が操作
するのでなく、利用者の好みの順で入力操作することが
でき、購入操作が簡単且つ快適なものとなる。
【0049】尚、この発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲
で以下のように実施することもできる。
【0050】(1)前記実施の形態では、ディスプレイ
20は常時表示しているとしたが、操作パネル6に利用
者が立っているかどうかを感知する感知手段を備えるこ
とにより、利用者が立ったときに表示を開始するように
することもできる。
【0051】(2)前記実施の形態では、何等かの入力
がされた後は、他の入力を待ち続けるとしたが、いたず
ら等の対策として、一定の時間経過後は、以前の入力を
無効としてもよい。
【0052】(3)前記実施の形態では、代金として、
貨幣の入力を受けるとしたが、プリペイドカード等の貨
幣に代わるカードを利用できるようにしてもよい。
【0053】(4)前記実施の形態では、本発明を汎用
自販機2に具体化したが、例えばビデオソフト等を取り
扱うようにした自動貸出機に具体化することもできる。
【0054】
【発明の効果】上記請求項1の発明では、代金受入手段
に対する代金の投入入力または商品指定手段に対する商
品の指定入力のいずれが先になされた場合でも、その入
力を受け入れ、記憶する。このため、利用者が代金の投
入を先に行なっても、あるいは、商品の指定を先に行な
っても、いずれも自動販売機に対する入力として受け入
れられ、有効となる。従って、自動販売機が利用者に入
力順を指定する事なく、利用者の好みの順に入力するこ
とが出来るので、快適に使用できるという効果を発揮す
る。
【0055】上記請求項2の発明によれば、請求項1の
発明の構成において、商品指定手段が受け入れる入力が
商品を特定する商品番号の入力である。従って、利用者
は希望する各商品に対応する商品番号を入力することに
より、商品を指定するので、商品の指定が確実かつ容易
に出来るという効果を発揮する。
【0056】上記請求項3の発明によれば、請求項1の
発明の構成において、商品指定手段が受け入れる入力が
商品を特定する商品タグの読み込みである。従って、利
用者は希望する商品の商品タグを読み込ませることによ
り、商品を指定するので、商品の指定が確実かつ容易に
出来るという効果を発揮する。
【0057】上記請求項4の発明によれば、請求項1乃
至請求項3のいずれか1つの発明の構成において、利用
者が商品の購入個数を入力する個数入力手段を有し、個
数入力手段が先に入力されたときも、前記入力を受け入
れ、記憶する。従って、複数個(n個)の商品aを購入
したい場合、aをn個と入力しても、n個のaと入力し
ても有効となるので、利用者の好みの順で入力でき、快
適に使用できるという効果を発揮する。
【0058】上記請求項5の発明によれば、請求項1乃
至請求項4のいずれか1つの発明の構成において、入力
を受け入れ、記憶した時、表示手段が他の入力を促す表
示をする。従って、終了していない入力を表示するの
で、残っている入力を忘れることが無い。この結果、利
用者は順不同に入力しても残りの入力が分かり、さらに
快適に使用できるという効果を発揮する。
【0059】上記請求項6の発明によれば、請求項1乃
至請求項5のいずれか1つの発明の構成において、一定
の条件を満たす入力を全て受け入れ、記憶した時、商品
排出手段が商品を排出する。従って、必要な全ての入力
を受け入れたとき、利用者が希望する商品を排出するの
で、利用者は必要な入力を順不同で入力するだけでよ
く、さらに快適に使用できるという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態に係り、汎用自動販売機の概略構
成を示す正面図である。
【図2】同実施の形態に係り、汎用自動販売機の内部構
造を示す側断面図である。
【図3】同実施の形態に係り、汎用自動販売機の電気的
構成を示すブロック図である。
【図4】同実施の形態に係り、汎用自動販売機の操作手
順を示すフローチャートである。
【図5】同実施の形態に係り、コンピュータ28の動作
を示すフローチャートである。
【図6】同実施の形態に係り、コンピュータ28の動作
を示すフローチャートである。
【図7】同実施の形態に係り、コンピュータ28の動作
を示すフローチャートである。
【図8】同実施の形態に係り、コンピュータ28の動作
を示すフローチャートである。
【図9】同実施の形態に係り、ディスプレイの画面の内
容を示す正面図である。
【図10】同実施の形態に係り、ディスプレイの画面の
内容を示す正面図である。
【符号の説明】 2 汎用自動販売機 3 商品 5 商品表示部 6 操作パネル 18 紙幣挿入口 (代金受入手段を構成する) 19 コイン挿入口 (代金受入手段を構成する) 20 ディスプレイ (表示手段を構成する) 21 キーボード (商品指定手段、個数入力手段を
構成する) 22 タグ挿入口 (商品指定手段を構成する) 28 コンピュータ 29 ロボット用コンピュータ (商品排出手段を構
成する)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者の操作により、多種商品の中から
    前記利用者の指定する商品を販売するようにした自動販
    売機において、 代金の投入を受ける代金受入手段と、 前記利用者が前記商品を指定するための商品指定手段と
    を有し、 前記利用者により、前記代金受入手段に対する代金の投
    入入力または前記商品指定手段に対する前記商品の指定
    入力のいずれが先になされた場合でも、前記入力を受け
    入れ、記憶することを特徴とする自動販売機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動販売機において、 前記商品指定手段が受け入れる前記入力が前記商品を特
    定する商品番号の入力であることを特徴とする自動販売
    機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の自動販売機において、 前記商品指定手段が受け入れる前記入力が前記商品を特
    定する商品タグの読み込みであることを特徴とする自動
    販売機。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1つに
    記載の自動販売機において、 前記利用者が前記商品の購入個数を入力する個数入力手
    段を有し、 前記個数入力手段が最先に入力されたとき、前記入力を
    受け入れ、記憶することを特徴とする自動販売機。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1つに
    記載の自動販売機において、 前記入力を受け入れ、記憶した時、他の前記入力を促す
    表示をする表示手段を有することを特徴とする自動販売
    機。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか1つに
    記載の自動販売機において、 一定の条件を満たす前記入力を全て受け入れ、記憶した
    時、前記商品を排出する商品排出手段を有することを特
    徴とする自動販売機。
JP31487197A 1997-11-17 1997-11-17 自動販売機 Pending JPH11149583A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31487197A JPH11149583A (ja) 1997-11-17 1997-11-17 自動販売機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31487197A JPH11149583A (ja) 1997-11-17 1997-11-17 自動販売機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11149583A true JPH11149583A (ja) 1999-06-02

Family

ID=18058631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31487197A Pending JPH11149583A (ja) 1997-11-17 1997-11-17 自動販売機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11149583A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003052502A (ja) * 2001-08-15 2003-02-25 Daio Paper Corp 紙おむつ販売展示システム及び販促用マットシート
JP2007334917A (ja) * 2002-07-24 2007-12-27 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機
JP2008233981A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動販売機
JP2009288842A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Panasonic Corp 自動販売機の制御装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003052502A (ja) * 2001-08-15 2003-02-25 Daio Paper Corp 紙おむつ販売展示システム及び販促用マットシート
JP2007334917A (ja) * 2002-07-24 2007-12-27 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機
JP2008233981A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動販売機
JP2009288842A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Panasonic Corp 自動販売機の制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8386074B2 (en) Vending machine
AU2005280363B2 (en) Point of purchase dispensing device with container and method of using same
JP2016157391A (ja) Posレジスタ
JP2009157563A (ja) セルフチェックアウト端末
JP3698214B2 (ja) 遊技場管理装置
JP6746925B2 (ja) 食券販売機及びプログラム
JP3297237B2 (ja) 自動販売機の入金管理装置
JPH11149583A (ja) 自動販売機
JP2011054007A (ja) レジ精算装置
JPS58205290A (ja) 自動販売機の並行販売装置
JP5895984B2 (ja) レジ精算装置
JPH0324692A (ja) 自動貸出機の制御装置
JP4840005B2 (ja) 自動販売機
JPH10154254A (ja) 現金自動取引装置
JP2004206251A (ja) 券売機
JPH0850678A (ja) まとめ買い機能付自動販売機の販売制御方法
JPS6210863Y2 (ja)
JP4049495B2 (ja) 自動販売機及びその制御方法並びに自動販売機の制御用プログラムを記録した記録媒体
JP6522197B2 (ja) 決済装置
JPH1083477A (ja) 自動販売機
EP0885817B1 (en) Distributor for piece goods
JPH04233097A (ja) 自動販売機
JP5263351B2 (ja) 自動販売機
JPH0371388A (ja) カード式自動販売機
JPH076872U (ja) 自動販売装置