JPS58109Y2 - 自動釣銭機付ディジタル式電子秤 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動的に釣銭を支払う機能を有するディジタ
ル式電子秤に関する。

最近、商店等に於いてディジタル式電子秤が広く普及し
ているが、この電子秤では一般に商品等を秤皿上に載せ
ると自動的に重量が計量され、この重量はテンキー等で
設定された単価と乗算されて価格が算出され、更に商品
ごとの価格が累計さ′れて合計金額が算出されると共に
お客からの預り金額をテンキー等で設定すると預り金額
から合計金額が差引かれて釣銭金額が算出され、この釣
銭金額は表示部に表示されるようになっている。

そこでこの釣銭金額・にもとづいて貨幣収納ケースから
釣銭を取り出し、お客にこの釣銭を手渡していた。

然るにこの方法であると貨幣収納ケースから釣銭金額を
いちいち確認しながら釣銭を取り出さねばならず、非常
に面倒であると共に時には釣銭金額をまちがえる恐れも
ある。

そこで上記事情を解決するために本出願人は自動釣銭機
付きテ゛イジタル式電子秤（特願昭５ｌ−３６６４８）
を提案しているが、上記電子秤を店舗などの各売場に１
台づつ設置し、これら各電子秤に１台づつ自動釣銭機を
備えると、設備費が高くなるうえに、装置が大がかりと
なり、また設置スペースが多くとられる欠点がある。

この考案は上記事情に鑑みてなされたものでその目的と
するところは、ディジタル式電子秤を複数台設けて、こ
れら各電子秤を１台の自動釣銭機に接続して、この自動
釣銭機を複数台の電子秤に兼用できるようにし、設備費
が安くなり、設置スペースも多くとられず、またそれぞ
れの釣銭を迅速且つ正確に払えるようにしたディジタル
表示枠装置を提供することである。

以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説明する。

図中１１，１□・・・・・・１ｎはｎ個のでイジタル式
料金秤で、これら各料金秤１□、１□・・・・・・１ｎ
は互いに並列に連結されている。

上記料金秤１□、１□・・・・・・１ｎは制御回路２に
それぞれ接続され、この制御回路２は自動釣銭機３に接
続されている。

上記料金秤１□。１２・・・・・・１ｎにはそれぞれ釣
銭支払指令スイッチ４１゜４□・・・・・・４ｏが設け
られ、これらスイッチ４０，４□・・・・・・４ｎを閉
じるとその釣銭支払指令出力信号が上記制御回路２に送
られ制御回路２はその出力信号を受けて釣銭支払の際の
秤の優先順位の決定と秤の区別を行う。

上記料金秤１０，１□・・・・・・１ｎは商品の重量を
算出する計量機能、算出された重量とその商品の単価か
ら価格、合計金額等を算出したり、また、買物客から預
かった金額から合計金額を差引いて釣銭金額を算出する
演算機能、上記商品の単価、価格、合計金額等や釣銭金
額を記憶する機能、さらに、上記重量、単価、価格、合
計価格等を表示する表示機能、さらに上述した各種機能
を制御する制御機能等から構成されている。

上記制御回路２は上述したように、各料金秤１□、１□
・・・・・・１ｎより買物の終了ごとに出力される釣銭
支払指令スイッチ４１，４゜・・・・・・４ｎの出力信
号および印字データ信号を受け、各料金秤１□、１２・
・・・・・１ｎの釣銭支払動作の優先順位を決定して釣
銭支払指令信号を順次出力し、これにより料金秤１□、
１２・・・・・・１ｎと自動釣銭機３の動作を制御して
正常な印字動作を行わせる。

上記自動釣銭機３には各金種の硬貨を収納する筒状の釣
銭ストック筒群３ａが設けられ、上記料金秤１□、１□
・・・・・・１ｏから出力された釣銭支払指令出力信号
が制御回路２を介して自動釣銭機３に入力されると、ス
トック筒３ａの下部出口が開放されて釣銭が釣銭受皿５
内に払い出され、また、上記受皿５には充電式の釣銭検
出装置（図示せず）が設けられていて、釣銭が受皿５よ
りなくなると制御回路２に釣銭支払終了信号を出力する
ように構成されている。

また、上記自動釣銭機３の前面には各料金秤１□、１２
・・・・・・１ｎに対応したｎ個の表示ランプ６□。

６２・・・・・・６ｏが設けられ、これら各表示ランプ
６□。

６□・・・・・・６ｏは自動釣銭機３が現在どの秤の釣
銭を支払っているかを区別、表示するために設けられて
いる。

このため、上記制御回路２により釣銭支払の優先順位が
決定されると、この回路２により選択された秤に対応す
る表示ランプ６□、６□・・・・・・６ｎを択一的に表
示される制御信号が表示ランプ６□。

６□・・・・・・６ｎのいずれかに送られる。

次に、上記実施例の動作について説明する。

いま買物客の買物を例えば２番目の料金秤１２で計量し
て価格、合計金額等を算出し、買物客から預かった金額
から上記合計金額を差し引いて釣銭金額を算出し、この
釣銭金額等を表示する。

そして、買物客に上記釣銭金額を支払うときには料金秤
１２に設けられている釣銭支払指令スイッチ４２を押す
。

そうすると料金秤１２に表示されている釣銭金額が釣銭
支払指令出力信号とに出力されて制御回路２に送り出さ
れる。

制御回路２には上記秤１２と同時に使用されている他の
料金秤１１・・・・・・１ｏからの釣銭支払指令出力信
号も送られてくることもあるので、このときには制御回
路２で各秤１□、１２・・・・・・１゜から受けた複数
の出力信号の優先順位をきめ、２番目の秤１２の出力信
号が最優先になると、この秤１゜の出力信号を自動釣銭
機３に出力する。

そうすると、上記秤１２より出力された釣銭支払指令出
力信号に基づいて自動釣銭機３で自動的に釣銭を操作し
、上記秤１□に表示されている釣銭金額が釣銭受皿５内
に払い出されまた、この際には現在釣銭操作が行われて
いる料金秤１□に対応する表示ランプ６□が点灯する。

そして、買物客が釣銭受皿５内の釣銭を受は取ると、釣
銭検出装置（図示せず）が受皿５内の釣銭がなくなった
ことを検出して制御回路２に釣銭支払終了信号を出力し
、また、自動釣銭機３の前面で点灯していた表示ランプ
６□は消灯する。

次に、上記釣銭支払終了信号が制御回路２に送られると
、この制御回路２によって次の優先順位の料金秤に対す
る釣銭支払指令出力信号を出力して、次に釣銭支払いを
行う。

なお、同時に複数個の秤１．，１゜・・・・・・１ｎか
ら釣銭支払指令出力信号が出力された際には制御回路２
で優先順位につけて、最優先の出力信号のみを自動釣銭
機３に入力し、この間には他の秤の出力信号は待機させ
ておき、初めの釣銭支払が終了したら、待機させていた
出力信号を自動釣銭機３に入力させて釣銭支払を行以上
説明したようにこの考案は商品の単価を設定し、重量を
はかると上記単価と重量とを乗算して価格を算出し、こ
の価格等をディジタル表示する電子秤を複数台設け、こ
れら各電子秤を１台の自動釣銭機に接続し、上記何れの
電子秤の釣銭支払い指令に基づいても上記自動釣銭機か
ら釣銭を支払えるようにしたことを特徴としている。

従って、１台の自動釣銭機を複数の電子秤に兼用できる
ようにしているので、装置全体の設備費が安くなり、ま
た、設備スペースも少なくてよいので、せまい場所でも
有効に使用でき、しかも、各料金秤からの釣銭を迅速且
つ正確に支払うことができるなどの優れた効果を奏する
。

【図面の簡単な説明】 図面は本考案の一実施例の全体構成の概略的な斜視図で
ある。 １□、１□・・・・・・１ｎ・・・・・・各ディジタル
式料金秤、２・・・・・・制御装置、３・・・・・山動
釣銭機、４□、４□・・・・・・４ｎ・・・・・・各釣
銭支払指令スイッチ、５・・・・・・釣銭受皿、６□。 ６□・・・・・・６ｎ・・・・・・各表示ランプ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 商品の単価を設定し重量をはかると上記単価と重量とを
   乗算して価格を算出し、この価格等をディジタル表示す
   る電子秤を複数台設け、これら各電子秤を１台の自動釣
   銭機に接続し、上記例れの電子秤の釣銭支払い指令にも
   とづいても上記自動釣銭機から釣銭を支払えるようにし
   たことを特徴とする自動釣銭機付ディジタル式電子秤。