JPS62107929A - クランクシヤフトのプラグ圧入装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、クランクシャフトに穿設された油入の一端を
封止するために鋼球等からなるプラグを圧入する際に使
用されるクランクシャフトのプラグ圧入装置に関するも
のである。

（従来技術） ワークに穿設された油穴等の加工穴に鋼球等のプラグを
圧入して、該油穴を封止する装置としては、例えば、実
開昭５７−１４５６３１号公報に開示された装置が知ら
れている。即ち、ワークを固定状態となし、プラグ圧入
用の圧入ユニットをシフトさせて、ワークに穿設された
複数の加工穴に順次プラグを圧入していくようにしたも
のがある。

（発明が解決しようとする問題点） 上記の如き構成の装置にあっては、ワーク側が固定状態
とされているため、プラグ圧入時における圧入ユニット
の動作範囲が必然的に大きくなるところから、動作時間
の短縮に限界があり、作業効率の向上が難しいという問
題がある。特に、クランクシャフトの油入のように、角
度および穿設位置が不規則なものに対してプラグ圧入を
行うための装置として、上記公知例の如き装置を用いる
と、作業効率向上を図ることが極めて困難となる。

本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、クランク
シャフトの油水へのプラグ圧入を極めて迅速に行い得る
ように構成されたプラグ圧入装置を提供することを目的
とするものである。

（問題点を解決するための手段） 本発明では、上記問題点を解決するための手段として、
クランクシャフトを回転可能に水平支持すべく構成され
たワーク支持台を基台上において水平移動可能に駆動制
御する一方、前記クランクシャフトの油水へのプラグ圧
入を行うべく構成された圧入ユニットを前記ワーク支持
台に水平支持されたクランクシャフトの上方に位置せし
めるべく支持する可動台を、前記基台上において前記ワ
ーク支持台と平行に水平移動可能に駆動制御するととも
に、前記ワーク支持台に、クランクシャフトを割り出し
回転させるべく作用する回転割出し機構を設け、且つ前
記可動台に、前記圧入ユニットを前記クランクシャフト
の軸線を含む面上にて旋回させるべく作用する旋回駆動
機構を付設している。

（作　用） 本発明では、上記手段によって次のような作用が得られ
る。

即ち、圧入ユニットを支持した可動台と、クランクシャ
フトを支持したワーク支持台とが平行に水平移動せしめ
られ、しかもクランクシャフトが回転割出し機構によっ
て割出し回転される一方、圧入ユニットがクランクシャ
フトの軸線上で旋回せしめられることによって、圧入ユ
ニットの位置決めが極めて迅速に行えることとなり、ク
ランクシャフトに穿設された複数の油水に対してプラグ
を順次圧入する際における動作時間が大巾に短縮される
のである。

（実施例） 以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施例を説
明する。

本実施例のプラグ圧入装置は、第１図および第２図図示
の如く、基台１上に共に水平移動可能に配置されたワー
ク支持台４と可動台５とを備えている。

前記ワーク支持台４および可動台５は、基台Ｉ上に平行
に設置された二対のレール２，２．３．３上を平行に水
平移動し得るようにされている。

前記ワーク支持台４上には、クランクシャフト６を支持
すべく構成されたセンターシリンダー７とクランプシリ
ンダー８とが前記レール２．２と同方向に相対向して設
けられており、これらセンターシリンダー７とクランプ
シリンダー８との間には、クランクシャフト６が回転可
能に支持されている。符号９はクランクシャフト６の途
中を保持するためのクランプである。

そして、前記クランプシリンダー８側には、前記クラン
クシャフト６を所定回転角で割出し回転させるための回
転割出し機構１１として作用するインデックスモータが
設けられている。

なお、前記ワーク支持台４は、サーボモータ１０によっ
て駆動制御されるようになっている。

一方、前記可動台５のワーク支持台４側の側面には、上
下方向に延びるレール１４．１４に案内されて昇降自在
とされた昇降台Ｉ６が設けられている。該昇降台！６は
、可動台５上部に設けた駆動シリンダーＩ７によって昇
降せしめられるようになっている。

該昇降台！６には、後述する旋回駆動機構１５を介して
圧入ユニット１２が設置されている。

該圧入ユニット１２は、後に詳述する構造を有し、前記
クランクシャフト６に穿設された油水１３、Ｉ３・・・
の一端部にプラグ（本実施例では鋼球）を圧入するもの
であり、前記ワーク支持台４に支持されたクランクシャ
フト６の上方に位置せしめられている。

前記旋回駆動機構１５は、前記圧入ユニット１２を前記
クランクシャフト６の軸線を含む面上にて旋回させるも
のであり、モータ１９と該モータ１９によって旋回せし
められる旋回ベースブレート２１とで構成されている。

なお、前記可動台５は、ワーク支持台４と同様にサーボ
モータ２２で駆動制御されるようになっている。

前記圧入ユニットＩ２は、第５図図示の構造を有してい
る。

即ち、この圧入ユニット１２は、プラグ（以下、鋼球と
いう）２７をクランクシャフト６の袖穴１３に圧入する
圧入ロッド２１と、先端部にかしめヘッド２２を有し前
記圧入ロッド２Ｋを内部に摺動自在に収容する圧入シリ
ンダー２３と、前記鋼球２７を圧入ロッド２１の前方に
供給するとともに前記圧入シリンダー２３を打撃する打
撃部材２４と圧入シリンダー２３とを内部に摺動自在に
収容するプラグ供給シリンダー２５と、該プラグ供給シ
リンダー２５を内部に摺動自在に収容するかしめシリン
ダー２６とを備えている。

而して、前記圧入シリンダー２３をクランクシャフト６
における袖穴１３の開口部に接近させた後、前記圧入ロ
ッド２１を府道させることにより前記鋼球２７を袖穴１
３の開口部に圧入し、その後プラグ供給シリンダー２５
を府道させて打撃部材２４により前記圧入シリンダー２
３を打撃し、該圧入シリンダー２３のかしめヘッド２２
によって前記袖穴１３の開口縁をかしめて鋼球２７を袖
穴１３の開口内に封止するのである（第５図鎖線図示参
照）。

次に図示の実施例にかかるクランクシャフトのプラグ圧
入装置の作動順序を説明する。

第１図図示の状態にあるプラグ圧入装置において、サー
ボモータ１０．１８、駆動シリンダー１７、回転割出し
機構として作用するインデックスモーク１１および旋回
駆動機構１５を、クランクシャフト６の袖穴１３に対応
し得るように予じめ設定された作動量だけ駆動させ、第
３図図示の如く、クランクシャフト６における左端の袖
穴１３に圧入ユニット１２が対向するように位置せしめ
、該圧入ユニットＩ２を作動させて油穴１３内に鋼球２
７を圧入封止する。次にクランクシャフト６における左
から二番目の袖穴１３に鋼球２７を圧入封止するには、
サーボモータＩ　Ｏ，１８を駆動させて、ワーク支持台
４を矢印へ方向に、可動台５を矢印Ｂ方向に移動させ、
同時にインデックスモーク１１によりクランクシャフト
６を反転させ且つ駆動シリンダー１７および旋回駆動機
構１５により圧入ユニット！２の角度調整をおこなって
、第４図図示の如く袖穴１３に圧入ユニット１２が対向
する如く位置せしめた後、圧入ユニット１２を作動させ
て鋼球２７を油穴１３内に圧入封止すればよい。

上記の如き操作を繰り返すことによりクランクシャフト
６の袖穴１３，１３・・・に順次鋼球２７を圧入封止す
ることができるのである。

上記操作においては、ワーク支持台４と可動台５とが互
いに逆方向に距離Ｌ（一方のみを可動とした場合の半分
の距離）だけ移動せしめられるところから、各圧入工程
に移る間の時間が大巾に短縮され得ることとなる。また
、インデックスモーク１１および旋回駆動機構１５の作
動により袖穴Ｉ３と圧入ユニットＩ２との角度合せが極
めて容易となる。

なお、サーボモータ１０．１８、回転割出し機構１１．
駆動シリンダー１７および旋回駆動機構１５の作動量は
、対象となるクランクシャフト６に対応して、予じめ設
定しておけばよい。

本発明は、図示の実施例に限定されるものではなく、発
明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能な
ことは勿論である。

（発明の効果） 叙上の如く、本発明によれば、クランクシャフトを回転
可能に水平支持すべく構成されたワーク支持台を基台上
において水平移動可能に駆動制御する一方、前記クラン
クシャフトの袖穴へのプラグ圧入を行うべく構成された
圧入ユニットを前記ワーク支持台に水平支持されたクラ
ンクシャフトの上方に位置せしめるべく支持する可動台
を、前記基台上において前記ワーク支持台と平行に水平
移動可能に駆動制御するとともに、前記ワーク支持台に
、クランクシャフトを割り出し回転させるべく作用する
回転割出し機構を設け、且つ前記可動台に、前記圧入ユ
ニットを面記クランクシャフトの軸線を含む面上にて旋
回させるべく作用する旋回駆動機構を付設して、圧入ユ
ニットを支持した可動台と、クランクシャフトを支持し
たワーク支持台とが平行に水平移動せしめられ、しかも
クランクシャフトが回転割出し機構によって割出し回転
される一方、圧入ユニットがクランクシャフトの軸線上
で旋回せしめられるようにしたので、クランクシャフト
に穿設された複数の袖穴に対して順次プラグを圧入する
際における圧入ユニットおよびワーク支持台の作動範囲
が著しく縮小され、圧入ユニットの位置決めが極めて迅
速に行えることとなり、プラグ圧入に要する動作時間が
大巾に短縮され、作業効率を大巾に向上させることがで
きるという優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例にかかるクランクシャフトの
プラグ圧入装置の正面図、第２図は、第１図のプラグ圧
入装置の側面図、第３図および第４図は、第１図図示の
プラグ圧入装置の作動順序を示すための正面図、第５図
は、第１図図示のプラグ圧入装置における圧入ユニット
の縦断面図である。 ■・・・・・基台 ４・・・・・ワーク支持台 ５・・・・・可動台 ６・・・・・クランクシャフト １１・・・・回転割出し機構 １２・・・・圧入ユニット １３・・・・袖穴 １５・・・・旋回駆動機構 ２７・・・・プラグ（鋼球）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、基台上において水平移動可能に駆動制御され且つク
   ランクシャフトを回転可能に水平支持すべく構成された
   ワーク支持台と、前記クランクシャフトの油穴へのプラ
   グ圧入を行うべく構成された圧入ユニットと、該圧入ユ
   ニットを前記ワーク支持台に水平支持されたクランクシ
   ャフトの上方に位置せしめるべく支持し且つ前記ワーク
   支持台と平行に水平移動可能な如く駆動制御された可動
   台とを備えており、前記ワーク支持台には、クランクシ
   ャフトを割り出し回転させるべく作用する回転割出し機
   構が設けられ、前記可動台には、前記圧入ユニットを前
   記クランクシャフトの軸線を含む面上にて旋回させるべ
   く作用する旋回駆動機構が付設されていることを特徴と
   するクランクシャフトのプラグ圧入装置。