JPS62102960A - エンドミル用工具研削装置 - Google Patents

エンドミル用工具研削装置

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Publication number
JPS62102960A
JPS62102960A JP23949385A JP23949385A JPS62102960A JP S62102960 A JPS62102960 A JP S62102960A JP 23949385 A JP23949385 A JP 23949385A JP 23949385 A JP23949385 A JP 23949385A JP S62102960 A JPS62102960 A JP S62102960A
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JP
Japan
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axis
end mill
tool
grinding
coordinate
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Application number
JP23949385A
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English (en)
Inventor
Jiro Uchida
二朗 内田
Sadayuki Mori
森 貞幸
Shigeru Inoue
茂 井上
Toru Furuya
古屋 透
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MAKINO FURAISU SEIKI KK
Original Assignee
MAKINO FURAISU SEIKI KK
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Publication date
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、工具研削装置の改良に関し、特にエンドミル
の切刃の創成及び研削における被研削ワークと砥石との
相対位置決めを行うセツティング作業、つまり段取り作
業における作業精度の向上と操作の簡便化とを達成して
、なおかつ多種のエンドミルの研削を縦横にこなすこと
のできるエンドミル用工具研削装置に関する。
〔従来技術と問題点〕
最近は、工作機械の機械性能の発達が著しく、これに伴
って切削工具の切削機能を向上させるべく、切刃の形状
、構造、切れ味等の改善要求も厳しくなるため、必然的
に工具研削装置に対する多機能化と、個々の機能におけ
る性能向上が要求されている。特にエンドミルにおいて
は、捩れ刃を有したエンドミルやボールエンドミル等複
雑な切刃、刃溝を有したものが有り、故にこれらの創成
、研削或いは使用後のエンドミルの再研削等を広範囲に
行い得る精密工具研削装置として被研削ワークとしての
エンドミルを装着するワークヘッドと砥石車を装着する
砥石ヘッドとに合計12軸にも達する多数の動作軸を具
備した工具研削装置が広く使用されている。このような
工具研削装置の万能性にも拘わらず、エンドミルの研削
、特に再研削においては、工具の設計品質への復元、エ
ンドミルを使用した単位加工光たりの工具費用の低減が
重要な課題とされ、これらに対して従来は研削作業者の
高度の熟練した研削技術による装置操作に依存しなけれ
ばならないと言う欠点があった。
エンドミルの再研削に当たっては、ワークヘッドに装着
されたエンドミルと砥石との相対位置決めは極めて複雑
であり、装置の各動作軸を用いてワークヘッドと砥石ヘ
ッドとを相対移動きせるセツティング(段取り)操作に
も時間を要し、しかも作業者の熟練度も要することから
、機械構造の改良による段取り時間の短縮化が課題とさ
れている。
依って、本発明の目的は、従来の工具研削装置同様の広
範囲な研削機能を維持すると共に段取り操作の簡易化と
それによる段取り時間の短縮を可能にするエンドミル用
の工具研削装置を提供することにある。
〔解決手段と作用〕
本発明は、上述の発明目的に鑑みて、エンドミルの創成
、研削を行うエンドミル用工具研削装置において、ベッ
ドと、このベッドに第1の軸線まわりに旋回可能に設け
られたアームと、前記アーム上に前記第1軸線に直交す
ると同時に相互に直交する第2.第3の軸線方向に送り
移動可能に設けられ、かつエンドミルをその工具中心線
まわりに回転可能に保持する工具装着部を有し、かつ該
工具装着部の中心線をそれに直交した第4の軸線まわり
に工具テーパ角に従って傾動自在に具備したワークヘッ
ドと、前記ベッドに立設され、かつ前記第1軸線に直交
した第5の軸線方向に沿って該第1軸線に接近方向と離
反方向に移動自在なコラムと、前記コラムに取付台を介
して取り付けられると共に砥石車を保持し、かつその砥
石車の回転中心を該回転中心及び前記アームにおける前
記第1軸線の両者に共に直交する第6の軸線まわりに旋
回可能に具備し、しかも前記コラムに沿って前記第6の
軸線と直交する第7の軸線方向に直線移動可能に設けら
れた砥石ヘッドとを備えて構成されたことを特徴とした
エンドミル用工具研削装置を提供し、段取り操作に当た
り、砥石車の研削端面、砥石ヘッドの上記第6軸線、エ
ンドミル先端、ワークヘッドの上記第1軸線を一直線上
に位置させ得るようにして、被研削エンドミルと砥石車
との間の相対位置決めを筒車化して段取り時間の短縮化
を図るものである。以下、本発明を添付図面に示す実施
例と従来例とに基いて詳細に説明する。
C実施例〕 さて、第1図は本発明によるエンドミル用工具研削装置
の実施例の正面図、第2図は同装置の側面図、第3図は
同装置の平面図、第4図は従来型エンドミル用工具研削
装置の正面図、第5図は該従来型装置によるエンドミル
の涙れ溝研削の略示平面図である。これらの図を参照し
て、先ず本発明と従来技術との差異につき詳述する。
先ず、第4図を参照すると、従来型のエンドミル用工具
研削装置は、通常コンクリートの基礎床面の上にベッド
100が固定され、該ベッド100の上面にはテーブル
102が配設され、そのテーブル102はベッド100
に対し、本図の矢印“X”方向に摺動可能に構成されて
いる。また、上記ベッド100上にはコラム104が配
設され、そのコラム104は本図の紙面に垂直な方向(
Y方向)において、前記テーブル102から離間配置さ
れている。
なお、該コラム104は前記テーブル102とは独立し
て前記ベッド100において“X″方向或いはY方向に
それ自体摺動可能になっている。コラム104の側面の
適切な位置には砥石へ・7ド106が配設され、該コラ
ム104に対し図示の矢印“Z”方向に摺動可能に形成
され、かつ軸10B  (B軸)の回りに回転可能に形
成されている。また、前記コラム104は軸110  
(C,軸)の回りにも回転可能になっている。前記テー
ブル102の上面の略中夫には軸112  (W軸)の
回りに回転可能に旋回アーム114が配設され、該旋回
アーム114上にはそのアーム114の長手方向、即ち
図示の矢印“U”方向に摺動可能なワークヘッド摺動台
116が配設されている。該ワークヘッド摺動台116
には、ワークヘッド120が配設され、該ワークヘッド
120は図示の軸118  (c、軸)の回りに回転可
能であると共にそのCt軸と直交した軸心122  (
A軸)を有し、そのワークヘッド120に被研削用エン
ドミル128が装着されるようになっている。この際該
エンドミルの中心が前記A軸122と一致するよう該ワ
ークヘッド120内に掴持され、該エンドミル128を
A軸122の回りに回転させるものである。
また前記ワークヘッド摺動台116は前記旋回アーム1
14に対し、矢印“U”方向と直交するY方向(即ち、
本図では紙面に垂直な方向)にも摺動可能であり、ワー
クヘッド摺動台116は軸121(C3軸)の回りに回
転可能である。さらに、前記砥石ヘッド106には、回
転軸124を有した砥石126が取り付けられている。
以上により説明した従来型エンドミル用工具研削装置を
使用し、エンドミルの捩れ溝を研削する場合を略示説明
した第5図を参照すると、研削開始前の段取り操作に当
り、エンドミル128の涙れ角度θ。に応じてC1軸1
10を中心としてコラム104を回転させなければなら
ない。この際に捩れ角θ。が相異なる2つのエンドミル
を研削する場合を想定すると、捩れ角度θ。の相違に対
応して、2つのエンドミルは実線及び二点鎖線で描かれ
た相異なる工具位置に設定されなければならない。
つまり、両工具位置は、本図の矢印“X”方向及び“Y
”方向に大きく位置ずれを生ずる。従って、研削開始点
を砥石研削面132に対して位置決めする際に捩れ角の
相違に従ってワークヘッド120側をX軸及びY軸方向
に移動させなければならず、かかるワークヘッド120
の移動位置決め作業は段取り作業時間を徒に長くして作
業能率の低下を来たすと共にその操作自体もとかく作業
者の熟練を要することになる。
本発明は上記欠点を改善工夫すべくなされたものであり
、以下本発明に係るエンドミル用工具研削装置の構成及
びその作用を順次に説明する。第1図〜第3図を参照す
ると、本発明に係るエンドミル用工具研削装置は、上述
した従来装置と同様に基礎床面の上にベッド10が据付
けられ、該ベッド10の上面には該ベッド10に対し、
前後操作ハンドル11により第2図の矢印“Y”方向く
第5の軸線方向)に摺動可能なコラム12が配設され、
一方前記ベッド10の正面側面にワークヘッド旋回台1
4が取付けられており、該ワークヘッド旋回基台14の
上面に旋回アーム1Bが載っている。この旋回アーム1
8は第1図と第3図とに示すように、前記ワークヘッド
旋回基台14に関し、W軸(第1の軸線)16の回りに
回転可能に設けられている。該旋回アーム18上には前
記W軸16と直交した一軸線方向、即ち第1図の矢印“
U”方向(第2の軸線方向)に摺動可能なワークへラド
摺動台20が配設され、該ワークヘッド摺動台20の上
部の適切な位置にはワークへソド24が搭載されている
。ワークヘッド24は、前記“U”方向と直交した方向
、つまり第1図と第2図とに図示の02軸(第4の軸線
)22の回りに回転可能に形成され、かつ該C2軸22
と直交し、同時に前記W軸16とも直交したA軸26(
第1図、第3図参照)を中心軸線として有している。該
ワークヘッド24には被研削用のエンドミルを装着する
工具装着穴が具備され、この工具装着穴にエンドミルを
装着すると、前記A軸26と工具の回転軸とが一致する
ようになっている。
また前記ワークヘッド摺動台20は前記旋回アーム18
に対し、矢印“U”方向に直交する第3図に図示の矢印
“■”方向(第3の軸線方向)にも摺動可能になってい
る。さらに、前記コラム12の前側の面(以後前面と呼
ぶ。)には、上下操作ハンドル27による該コラム12
に対し第2図に図示した矢印“Z”方向(第7の軸線方
向)に摺動可能な上下摺動台28が配設され、またその
上下摺動台28の前面には、左右調整ネジ部29により
該上下摺動台28に対し第1図の矢印“X”方向(第9
の軸線方向)に摺動可能な左右摺動台30が配設されて
いる。その左右摺動台30の前面には、その略中央位置
に垂直に配されかつ矢印“Y”方向に平行なり軸(第6
の軸線)32を旋回中心として有した砥石ヘッド旋回台
34が旋回可能に配設されている。該砥石ヘッド旋回台
34の前方の適切な位置(即ち、前記B軸32から適宜
量離間させた位置)に砥石ヘッド36が摺動可能に取り
付けられ、この摺動動作の動作軸線は前記B軸32に直
交している。砥石ヘッド36は砥石40を保持、回転さ
せるべく、砥石装着穴を有し、その砥石装着穴の中心3
8 (第10の軸線)は勿論、砥石40の回転軸である
砥石軸と一致し、同時に前記B軸32と直交するように
配されている。また被研削用エンドミルのA軸26回り
の回転、ワークへラド摺動台20の矢印“U”方向の移
動及び旋回アーム18のW軸16回りの旋回の3動作の
駆動制御は数値制御(N G)方式にて行なうことも可
能であり、その場合には各々の駆動モータMa 、Mu
 、Mwが数値制御方式によって作動制御される。
以上で説明した本発明に係るエンドミル用工具研削装置
は、エンドミルの創成、研削の作業前に各種セツティン
グ(段取り作業)を行なう必要がある。以下では、砥石
軸とA軸26とは共に第1図の“X”方向と平行になっ
ている状態を考え、前記矢印“x”並びに第2図の“Y
″、2”の各方向に対し各々X、Y、Zなる座標を考え
、それぞれX座標、X座標、X座標と呼ぶことにする。
先ず、W軸16のX座標に対し、B軸32のX座標を一
致させるべく、X軸基準ゲージを使い、左右調整ネジ部
29により左右摺動台30を移動させる。次に、Y軸基
準ゲージを用いW軸16のX座標に対し砥石軸38のX
座標を一致させるよう前後操作ハンドル11を操作し、
コラム12を矢印“Y”方向に移動させる。また、更に
X軸基準ゲージを用い、A軸26のX座標に対しB軸3
2のX座標を一致させるよう上下操作ハンドル27を操
作し、上下摺動台28を矢印“Z”方向に移動させる。
こうしてX座標、X座標、X座標の基準点を先ず確立し
て置く。
次に砥石40の被研削エンドミルのセツティングを行な
う。この際には、先ず、B軸32のX座標に対し、砥石
40の端面のX座標が一致するように調節を行なう。そ
の場合の方法においては、第6図(イ)を参照すると、
B軸32のX座標と同じX座標で表わされる平面上に中
心軸を有する基準テーパ穴42が設けてあり、該基準テ
ーパ穴42に、テーパ部と直径り、の円筒部より成るテ
ストパー44を差し込み、該テストパー44の円筒部と
前記砥石40の端面とが接するよう補正用S軸46によ
り砥石ヘッド36を移動させ、この移動後に前記テスト
パー44を抜き取り、その後前記砥石ヘッド36を前記
テストパー44の半径(D。
/2)分だけ更に補正移動させるという方法により前記
砥石40の端面と前記B軸32の各々のX座標を整合さ
せる。次に、ワークへソド24に被研削エンドミルを取
り付け、該エンドミルの先端とW軸16の各々のX座標
を一致させるように調節する。この方法は実質的に前記
末法と同じであり、第6図(olに示すように、W軸1
6と一致する中心軸を有する基準テーパ穴60に前記同
様直径Diの円筒部を有するテストパー62を差し込み
、U方向にワークヘッド摺動台20を移動させ、前記工
具端面が該テストパー62に接した後、該テストパー6
2を抜き取り、その後該テストバー62の半径< D 
2/2)分だけ移動させる。
以上の操作でW軸16、B軸32、砥石40の端面及び
被研削エンドミル128の先端の各々のX座標が一致し
た状態となる。この状態を出発点とし、以下に本発明に
係るエンドミル用工具研削装置を用いたエンドミルの幾
つかの研削方法を、従来型エンドミル研削装置を用いた
場合と比較記載する。
凧h ?Hl4所 第7図、第8図は従来型エンドミル研削装置を用いたエ
ンドミルの捩れ溝研削に於いて、各々右捩れ溝、左捩れ
溝の場合の略示平面図であり、第9図(イ)、(ロ)と
第10図とはそれぞれ本発明に係るエンドミル用工具研
削装置を用いた場合の右捩れ溝研削の正面図、平面図、
並びに左捩れ溝研削の平面図である。簡便のために第7
図と同趣旨の原理説明をした先の第5図を参照すると、
エンドミルの刃溝のI戻れ角度θ。が異なると、既述の
ように砥石ヘッド106はC2軸110を中心として二
点鎖線の位置に配され、ワークヘッド120は工具(エ
ンドミル)128と共に二点鎖線の位置まで“X”方向
及び“Y”方向に移動させ、砥石研削面132と研削開
始点との各々のX座標、Y座標を一致させるセツティン
グ作業が必要になるという煩瑣がある。また、第7図と
第8図とを比較すると、工具の溝が右捩れ溝の場合と左
捩れ溝の場合とでは2つの研削用砥石126を便宜上使
い分けている。従って左捩れ溝の研削時にも上述の右捩
れ溝の場合と同様の煩瑣がある。一方、第9図(イ)。
(o)を参照すると、本発明の場合、砥石軸38のY座
標を前述したY軸基準ゲージを使い基準点(W軸16の
Y座標)に予め整合させておけば、複数の被研削エンド
ミル相互間でエンドミル溝の涙れ角度θ1が異なり、こ
の捩れ角θ1の相違に応じてW軸16の回りに旋回アー
ム18を介してワークヘッド24を旋回させても、砥石
端面52とエンドミル先端134との位置関係は変わら
ない。従って両者のX座標及び両者のY座標を一致させ
る作業を必要とせず、セツティング作業が簡便化できる
。また左右の捩れ溝の相違についても第9図(o)と第
10図とを比較すれば明らかなように何ら実質的な差は
なく、砥石40も1個でよい、つまり単頭型でよいこと
がわかる。以上により、本発明に於いては、従来と比較
してセツティング作業が簡便化され、かつ砥石も単−個
で済むという機械構造面での利点がある。
外周逃げ面研削 第11図は、従来型エンドミル研削装置を用いたエンド
ミルの外周逃げ面研削の開始前の略示平面図である。同
研削の開始点を求めるために、砥石126とエンドミル
128の相対位置に関し、“Z”方向(同図の紙面に垂
直な方向)と“Y”方向の調整の他に“X”方向の調整
が必要である。
他方、第12図は、本発明に係るエンドミル用工具研削
装置を用いた場合の同研削の開始前の略示平面図であり
、“Z”方向と” Y”方向の調整は必要であるが、初
期の調整にて砥石40の研削面52とエンドミル128
の先端の各々のX座標を一致させであるので、“X”方
向の調整は必要でないことがわかる。従って、この場合
にも段取り作業の簡単化を達成できる。
ポールエンドミルク占゛叱げ唾砺耐 第13図は、従来型エンドミル研削装置を用いたボール
エンドミルの外周逃げ面研削の開始前の略示平面図であ
り、エンドミルの場合と同様“Z”、“Y”、“X”の
各方向の調整が必要である。
他方、第14図は本発明に係るエンドミル用工具研削装
置を用いた場合のボールエンドミル外周逃げ面研削の開
始前の略示平面図であり、通常のエンドミルの場合と同
様“X”方向の調整は不要となっている。ボールエンド
ミル先端部(ボール部)の研削に於いては、同第14図
に示す実線と二点鎖線との間をWIIl116を中心と
して同エンドミル128を旋回移動させる。
ボールエンドミル刃  「 第15図の(イ)、 (o)は各々従来型エンドミル用
工具研削装置を用いたボールエンドミルの刃裏研削開始
前の正面図、平面図である。この場合、砥石126を水
平に設定し、その外周面にて研削を行なってきたが、ボ
ールエンドミル128の被研削刃裏面と該砥石126の
外周面とを当接させるため、“X”、“Y”、“Z”各
方向の調整が必要であった。
他方、第16図の(イl、(ofは各々本発明に係るエ
ンドミル用工具研削装置を用いた場合のボールエンドミ
ル刃裏研削開始前の略示正面図、平面図である。この場
合にも砥石40を水平にし、その外周面にて研削を行な
うが、W軸16とB軸32の各々のX座標が一致してい
るためY″と′Z”の2方向の調整のみでよく、セツテ
ィング作業の簡単化を達成できる。
す(い角研削 第17図は本発明に係るエンドミル用工具研削装置を用
いてエンドミル128のすくい角54を研削する様子の
略示図である。この場合に、本発明によれば砥石研削面
52を含む平面内にエンドミル128の先端が位置する
ように予め確立され、しかもW軸16(第1図、第2図
参照)上に該エンドミル128の先端が合致しているの
で、該W軸16のまわりに工、ンドミル128を旋回さ
せ、次にすくい角φに相当する角度だけ回転軸(A軸2
6)まわりにエンドミル128を回転させ、その回転さ
せたエンドミル128の刃面位置まで砥石40をオフセ
ント動作させるだけで工具のすくい角研削位置へ移動さ
せることができる。
〔発明の効果〕
以上に詳述の如(、本発明のエンドミル用工具研削装置
は、複雑な形状、寸法を有した捩れ溝やボールエンドミ
ル等のエンドミルの創成研削並びに再研削において、被
研削エンドミルに係るW軸、砥石側に係るB軸、砥石端
面及び被研削エンドミルの先端の各々のX座標を一致さ
せる構成であるため、各研削の開始点の割出しが極めて
容易になり、研削前の(段取り)作業時間を大幅に短縮
できる。また、従来のエンドミル研削装置におけるテー
ブルに保有させた横移動(X方向)機構は、本発明のも
のでは省除可能となり、故に装置の簡単小型化と軽量化
を達成してコスト低減をも実現し、かつ装置の占めるフ
ロアスペースが縮小される。また、砥石の移動が少なく
作業者はほとんど移動なく操作が可能となり、操作性が
向上し、砥石摩耗に対する形状精度維持のためのドレッ
シングに際してもドレッサーの取付位置を1箇所に限定
することが可能となるエンドミル用工具研削装置を実現
可能にしたものである。
また、本発明による装置では被研削エンドミル自身の回
転(A軸)、ワークへノド摺動台の摺動(U軸)及び旋
回アームの旋回(W軸)という3軸をNC制御により駆
動することが可能であり、このための作動はU軸取いは
W軸の動きに連動したA軸の回転を検出し、そのデータ
を記憶するティーチング過程と、このデータに従いU軸
取いはW軸の動作に対応してA軸を回転させ、エンドミ
ルの涙れ溝研削やボールエンドミルの刃裏研削を行なう
プレイバック(再現)過程とに分かれる。
このことは即ち、研削の動きが複雑な場合に、被研削エ
ンドミルの研削すべき部分を砥石に代えた同形状の鉄円
板により予めティーチング過程を利用することによりデ
ータ採取を先ず実行し、その後鉄円板を実研削用砥石に
代え、プレイバックで再現実行すればエンドミル形状に
忠実な研削を行なう事が可能となる。このティーチング
、プレイバックも、本発明による装置の構造上の特徴と
NC制御の応用可能性とにより研削開始点の割出しが容
易化されることにより研削効率と精度向上とに極めて有
効であり、また砥石と同形状の円板によりティーチング
を行なうので、これを砥石と交換しプレイバンクする際
に各軸の動きが全くなく研削点のずれを生じないという
特徴は精度向上に更に寄与することとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるエンドミル用研削装置の正面図、
第2図は同装置の側面図、第3図は同装置の平面図、第
4図は従来型万能工具研削装置の正面図、第5図は該従
来型装置によるエンドミルの捩れ溝研削の略示平面図、
第6図(()、(ロ)は本発明によるエンドミル用研削
装置のセツティング作業の略示平面図と正面図、第7図
、第8図は従来型装置によるエンドミルの捩れ溝研削の
略示平面図、第9図(イ)、(ロ)は各々本発明装置に
よるエンドミルの捩れ溝研削の略示正面図及び平面図、
第10図も本発明装置によるエンドミルの捩れ溝研削の
略示平面図、第11図は従来型装置によるエンドミルの
外周逃げ面研削の略示平面図、第12図は本発明装置に
よるエンドミルの外周逃げ面研削の略示平面図、第13
図は従来型装置によるボールエンドミルの外周逃げ面研
削の略示平面図、第14図は本発明装置によるボールエ
ンドミルの外周逃げ面研削の略示平面図、第15図(4
:)、 (o)は各々従来型装置によるボールエンドミ
ルの刃裏研削の正面図及び平面図、第16図(イl、 
(o)は各々本発明装置によるボールエンドミルの刃裏
研削の略示正面図及び平面図、第17図は本発明装置に
よるエンドミルのすくい角研削の略示図。 10・・・ベッド、      12・・・コラム、1
4・・・ワークヘッド旋回基台、 16・・・W軸(第1軸線)、18・・・旋回アーム、
20・・・ワークへラド摺動台、 22・・・02軸(第4の軸線)、 24・・・ワークヘッド、   26・・・A軸、28
・・・上下摺動台、    30・・・左右摺動台、3
2・・・B軸(第6の軸線)、 34・・・砥石ヘッド旋回台、36・・・砥石ヘッド、
38・・・砥石装着穴の中心(第10の軸線)、40・
・・砥石、      128・・・エンドミル、“U
”・・・摺動方向(第2の軸線方向)、” v ”・・
・摺動方向(第3の軸線方向)、” x”・・・摺動方
向(第9濃軸線方向)、“Y”・・・摺動方向(第5の
軸線方向)、“Z”・・・摺動方向(第7の軸線方向)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エンドミルの創成、研削を行うエンドミル用工具研
    削装置において、ベッドと、このベッドに第1の軸線ま
    わりに旋回可能に設けられたアームと、前記アーム上に
    前記第1軸線に直交すると同時に相互に直交する第2、
    第3の軸線方向に送り移動可能に設けられ、かつエンド
    ミルをその工具中心線まわりに回転可能に保持する工具
    装着部を有し、かつ該工具装着部の中心線をそれに直交
    した第4の軸線まわりに工具テーパ角に従って傾動自在
    に具備したワークヘッドと、前記ベッドに立設され、か
    つ前記第1軸線に直交した第5の軸線方向に沿って該第
    1軸線に接近方向と離反方向に移動自在なコラムと、前
    記コラムに取付台を介して取り付けられると共に砥石車
    を保持し、かつその砥石車の回転中心を該回転中心及び
    前記アームにおける前記第1軸線の両者に共に直交する
    第6の軸線まわりに旋回可能に具備し、しかも前記コラ
    ムに沿って前記第6の軸線と直交する第7の軸線方向に
    直線移動可能に設けられた砥石ヘッドとを備えて構成さ
    れたことを特徴としたエンドミル用工具研削装置。 2、前記取付台は、前記コラムに沿って前記第7軸線方
    向に移動可能な第1の摺動台と、前記第6軸線まわりに
    旋回可能な砥石ヘッド旋回台と、前記砥石ヘッド旋回台
    を前記第7軸線に直交した第9の軸線方向に調節移動せ
    しめる第2の摺動台とを具備し、前記砥石ヘッド旋回台
    に前記砥石ヘッドを前記砥石車の回転中心線と一致した
    第10の軸線方向に移動調節可能に取りつけて構成され
    た特許請求の範囲第1項に記載のエンドミル用工具研削
    装置。 3、前記アームは、前記第1軸線と同軸に穿設されたテ
    ストバー装着孔を具備し、かつ前記砥石ヘッド旋回台は
    、前記第6軸線と平行にかつ前記第1軸線と直交した軸
    線方向に穿設されたテストバー装着孔を具備して構成さ
    れた特許請求の範囲第2項に記載のエンドミル用工具研
    削装置。 4、前記アームの旋回用第1軸線を縦軸線とし、かつ前
    記ワークヘッドにおける工具装着部の中心線を水平に保
    持可能とし、他方前記砥石ヘッドの第6の軸線は、水平
    線に設定され、かつ前記砥石ヘッドの回転中心を水平に
    保持可能とした特許請求の範囲第1項に記載のエンドミ
    ル用工具研削装置。
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