JP2926267B2 - 研削盤の砥石位置自動補正装置 - Google Patents
研削盤の砥石位置自動補正装置Info
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Description
常に同一位置に自動的に位置調整する研削盤の砥石位置
自動補正装置に関する。
である。ドレス加工は砥石台本本体に取付られているド
レス台を自動又は手動により操作し、所定量だけ砥石外
周にドレッシングして行われるが、ドレッシングされた
量だけ砥石の外径は縮径する。そのため、定位置にある
ワークに砥石の外周を当てて研削加工を行うためには、
砥石台本体をドレッシングした前記所定量だけワーク側
に前進させることが必要となる。従来の研削盤ではドレ
ス台の前後進装置と砥石台本体の前後進装置とが別々に
設けられ、関連性なく独立に操作されていた。ドレス後
に、砥石の外径をワークに正しく当接させる調整作業が
必要であった。
熟練を要すると共に、多くの作業時間を必要とし、機械
稼働率を低下させる問題点があった。また、前記前後進
装置等に使用される歯車群のバックラッシュ等によるエ
ラが生じ易く、高精度の位置合わせが難しい問題点があ
った。
レッシングと同時に砥石がドレッシングされた量だけワ
ーク側に前進し、砥石単独の位置合わせ作業が不必要と
なると共に、必要に応じて砥石のみを単独で前後進可能
とし、ワークサイズの変化に対し砥石の位置調整が出来
るようにした研削盤の砥石位置自動補正装置を提供する
ことを目的とする。
周に近接又は離隔する方向(X方向と称す)に往復動自
在に機械の不動側に支持される砥石台本体と、前記X方
向に沿って配置され、軸線上に少なくともピッチ寸法が
同一の右ねじ部および左ねじ部を形成すると共に、その
一端側を前記砥石台本体に回転可能に連結し、他端側に
形成された前記右ねじ部又は左ねじ部を機械の不動側に
螺合してなる送りねじ軸と、該送りねじ軸の中間部に形
成される左ねじ部又は右ねじ部に一端側を螺合すると共
に、他端側を前記砥石台本体にX方向に沿って移動可能
に支持されるドレサ台に連結してなるドレス台作動アー
ム部材と、前記送りねじ軸を回転する送りねじ軸駆動手
段とを設けてなる研削盤の砥石位置自動補正装置を構成
するものである。
と、送りねじ軸の右ねじ部に螺合しているドレス台作動
アームが砥石側に前進し、砥石がドレッシングされる。
一方、送りねじ軸の回転により、その他端部の左ねじ部
が機械の不動側に嵌まり込む。送りねじ軸の一端側は砥
石台本体に連結するため送りねじ軸の嵌まり込み量だ
け、砥石台本体がワーク側に前進する。前記右ねじ部と
左ねじ部とは同一ピッチ寸法に形成されるため、砥石台
本体はドレッシングされた量だけワーク側に移動する。
また、ドレス台は砥石台本体に保持されているため、砥
石台本体の前進に伴って同量だけ前進する。すなわち、
砥石がドレッシングされても砥石は常時ワークに当接係
合すると共に、ドレッサも常時砥石の外周と同一関係位
置を保持することになる。
正装置1の全体構造が示される。
(以下、X方向という)に沿って移動自在に支持される
ベース台3と、ベース台3上に一定角度だけ回動可能に
支持される回動枠体4等とから構成される。回動枠体4
は図略の駆動手段により回転されるウォーム5,ウォーム
ホイール6、回転軸7等を介してワーク7のねじれ角度
相当分だけ回動し得るように形成される(詳細構造の説
明は省略する)。回動枠体4には砥石8が枢支される。
また、ドレッサ9を支持するドレス台10は砥石台本体2
のベース台3上に搭載され、X方向に沿って往復動可能
に支持される。ドレス台10上に搭載されるモータ11はス
ウィーベルドレッサ(図略)のようなドレッサを回転駆
動するためのものである。また、回動枠体4に支持され
るモーター12は砥石8の支持軸と連動し、砥石8を回転
駆動する。また、ドレス台10にはドレス台作動アーム部
材13の他端側が連結する。
向に沿い一端側から他端側に向かってスプライン15、右
ねじ部16,右ねじ部16と同一ピッチpの左ねじ部17がそ
れぞれ形成される。送りねじ軸14の一端側は砥石台本体
2のベース台3に連結する。連結部の詳細構造は図に明
示されていないが、ベース台3は送りねじ軸14を回転可
能に支持すると共に、その軸線方向の移動を拘束する構
造で連結される。なお、送りねじ軸14の軸線方向のショ
ックを防止するため、その一端側とベース台3との間に
はスプリング18が介設される。一方、送りねじ軸14の他
端側に形成される左ねじ部はねじブッシュ19に螺合す
る。ねじブッシュ19は機械の不動側20にその軸線方向の
移動を拘束された状態で回転可能に支持される。ねじブ
ッシュ19には歯車21が連結する。ねじブッシュ19を回転
駆動する回転駆動手段22は、機械の不動側に支持される
回転軸23と、それを回転するハンドル24と、回転軸23に
連結される歯車25およびねじブッシュ19に連結される前
記歯車21等とから構成される。
ドレス台10に連結すると共に、先端側を送りねじ軸14の
右ねじ部16に螺合するものから構成される。
不動側20に枢支される駆動軸27と、この一端側に固定さ
れるハンドルホィール28と、駆動軸27の他端に固定され
スプライン15に噛合するウォームホィール29とから構成
される。ハンドルホィール28の円周に沿って複数個穿設
された案内孔30内にはブレーキ用駒31が駆動軸27の軸線
方向に沿って摺動可能に支持されると共に、ブレーキ用
駒31を不動側20に押圧するスプリング32が収納される。
ブレーキ用駒31はハンドホィール28を所定位置にブレー
キ保持するものである。
だけ回動することにより、駆動軸27およびウォームホィ
ール29が回動し、ウォームホィール29に噛合するスプラ
イン15が所定量だけ回転する。本実施例ではスプライン
15が左回転されるものとする。
ると、送りねじ軸14の中間部に形成されている右ねじ部
が左回転し、ドレス台作動アーム部材13を図の左方向に
移動させる。それにより、砥石台がドレッサ9によりド
レッシングされる。以上の動作と同時に送りねじ軸14の
他端側に形成される左ねじ部27がねじブッシュ19内に嵌
まり込むため、送りねじ軸14が図の左方向に前進する。
送りねじ軸14の一端側は砥石台本体2のベース台3に連
結されるため、砥石台本体2全体が図の左方向に進む。
ドレス台10も砥石台本体2に支持されているため、ドレ
ス台10も砥石台本体2と共に同量だけ移動することにな
る。
る。
ものとする。また、ワーク7は機械の不動側20にX方向
には不動に支持され、その中心点01は不動状態に保持さ
れる。
9は砥石8の外径を寸法aだけドレッシングする。砥石
がそのままの状態ではワーク7と砥石8との間には寸法
aだけの間隙が生ずる。しかしながら、送りねじ軸14の
右ねじ部16と左ねじ部17とは同一ピッチpから形成され
るため、前記したように砥石8も寸法aだけワーク8側
に移動する。その結果、第3図の下図に示すようにドレ
ッサ9上図の位置より2aだけ前進し、砥石8は寸法aだ
け前進することになる。すなわち、ドレッシングの前後
において、砥石8はワーク7に接触し、ドレッサ9は砥
石8に接触する当初の状態に保持される。以下、ドレッ
シングを引続き行っても前記と同様の状態に保持される
ことになる。
ることにより、歯車25を介し歯車21が回転する。歯車21
にはねじブッシュ19が固定されるため、ねじブッシュ19
が回転される。ねじブッシュ19は不動側20にその軸線方
向に沿う移動が拘束されているため、ねじブッシュ19の
回転により送りねじ軸14が軸線方向(X方向)に移動す
る。送りねじ軸14は前記したように砥石台本体2のベー
ス台3に連結されているため、砥石台本体2全体がX方
向に移動することになる。送りねじ軸14は前記したよう
にX方向に移動するが回転しないため、ドレス用作動ア
ーム部材13は送りねじ軸14と一緒に移動することにな
る。その結果、ドレッサ9と砥石8との係合状態は全く
変化しないで砥石8の位置がワーク7に対して変化する
ことになる。以上のものは、砥石8を交換したり、また
はワーク7の外径寸法が変化した場合に適用される。
部16および左ねじ部17を図示のような関係位置に形成し
たが、勿論、両者の位置が入れ替るものでもよい。
が自動的に移動するように構成され、かつドレッサが砥
石を支持する砥石台本体と同時に同量だけ移動するよう
に構成されるため、砥石がドレッシングされても、砥石
とワークおよび砥石とドレッサとの関係位置が変化しな
い。それにより、従来技術のようにドレッシング時に砥
石とワークとの係合位置を調整する必要がない。以上に
より作業効率を向上することが出来る。
位置決め補正が行われる。
単独に移動し得るように形成されるため、短時間に、か
つ高精度に対応することが出来る。
の装置により行う必要がなく、単一の駆動手段によって
行うように構成されるため、装置全体がコンパクトにま
とめられる。
第2図は送りねじ軸駆動手段の概要構造を示す軸断面
図、第3図は本実施例の作用を説明するための説明図で
ある。 1……砥石位置自動補正装置、2……砥石台本体、3…
…ベース台、4……回動枠体、5……ウォーム、6,29…
…ウォームホィール、7,23……回転軸、8……砥石、9
……ドレッサ、10……ドレス台、11……モータ、12……
砥石モータ、13……ドレス台作動アーム部材、14……送
りねじ軸、15……スプライン、16……右ねじ部、17……
左ねじ部、18,32……スプリング、19……ねじブッシ
ュ、20……不動側、21,25……歯車、22……回転駆動手
段、24……ハンドル、26……送りねじ軸駆動手段、27…
…駆動軸、28……ハンドルホィール、30……案内孔、31
……ブレーキ用駒。
Claims (2)
- 【請求項1】ワークの外周に近接又は離隔する方向(X
方向と称す)に往復動自在に機械の不動側に支持される
砥石台本体と、前記X方向に沿って配置され、軸線上に
少なくともピッチ寸法が同一の右ねじ部および左ねじ部
を形成すると共に、その一端側を前記砥石台本体に回転
可能に連結し、他端側に形成された前記右ねじ部又は左
ねじ部を機械の不動側に螺合してなる送りねじ軸と、該
送りねじ軸の中間部に形成される左ねじ部又は右ねじ部
に一端側を螺合すると共に、他端側を前記砥石台本体に
X方向に沿って移動可能に支持されるドレサ台に連結し
てなるドレス台作動アーム部材と、前記送りねじ軸を回
転する送りねじ軸駆動手段とを設けることを特徴とする
研削盤の砥石位置自動補正装置。 - 【請求項2】前記送りねじ軸の一端側の右ねじ部又は左
ねじ部の螺合するねじブッシュを機械の不動側に回転可
能に、かつ軸線方向の移動を拘束して装着すると共に、
該ねじブッシュを回転する回転駆動手段を設けてなる請
求項(1)に記載の研削盤の砥石位置自動補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32081790A JP2926267B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 研削盤の砥石位置自動補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32081790A JP2926267B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 研削盤の砥石位置自動補正装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04193472A JPH04193472A (ja) | 1992-07-13 |
JP2926267B2 true JP2926267B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=18125564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32081790A Expired - Fee Related JP2926267B2 (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | 研削盤の砥石位置自動補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2926267B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103213045A (zh) * | 2013-04-27 | 2013-07-24 | 江阴市第三铸造机械有限公司 | 双工位磨削清理机 |
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CN112247846B (zh) * | 2020-10-21 | 2022-09-27 | 黑格智能科技(嘉兴)有限公司 | 全自动数控砂轮修整机及全自动数控砂轮修整方法 |
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1990
- 1990-11-27 JP JP32081790A patent/JP2926267B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN103213045A (zh) * | 2013-04-27 | 2013-07-24 | 江阴市第三铸造机械有限公司 | 双工位磨削清理机 |
CN103213045B (zh) * | 2013-04-27 | 2015-06-03 | 江阴市第三铸造机械有限公司 | 双工位磨削清理机 |
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JPH04193472A (ja) | 1992-07-13 |
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