JPS59115161A - 送り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は複数送り手段を具備した微小固定砥粒による研
摩加工機等の送り装置に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来、フェライト、ガラス、水晶等の硬脆性材料の微細
な平面の鏡面力■１仕上げはラッピングやボリシングに
代表される遊離砥粒を用いて行なわれていた。硬脆性材
料の鏡面仕上げの一般的加工工程は、研削加工、ラッピ
ング加工（荒仕上げ。

中仕上げ）、ポリシング加工等の数工程を各専用加工機
で加工していた。この場合、数種の専用加工機が必要な
ことと、被加工物の各専用加工機への着脱や洗滌等の手
間が掛り、コスト高の要因になっている。ま之各専用加
工機の精度にバラツキがあり、被加工物の寸法精度の向
上も困難である。

遊離砥粒を用いた加工においては、通常、定圧切込み方
式で加工が行なわれておシ必要な一定圧力を得る為の手
段として従来バネ等の弾性体による抑圧や、重りによる
圧力で行なっていたが圧力の制御が容易でなくその安定
度も悪かった。

従って平面の加工精度（表面粗さ、平面度、加工変質層
）についてもいくつかの技術的課題があった。遊離砥粒
加工においては、その加工メカニズムは砥粒の押し割り
や、引掻き作用によって被加工物を塑性変形、あるいは
切削してゆくものであるが砥粒の被加工物に対する作用
力が犬きくな？たり、変動したシすると被加工物の表面
に深いスクフノテを生じたり、硬脆材料の場合は容易に
脆性破壊を生じチッピングやクラックの発生を伴う。ま
た被加工物の表面下にもマイクロクラノク層や有歪層を
形成し製品特性の劣化を招く事が多かった。

発明の目的 本発明は上記の欠点を解消するもので、イシＦ暦訓工機
に於いて定寸切込み研削と定圧切込み研削の２工法を同
一機械で同時または単独で行なわせしめ、高精度で微細
な加工面を得る為の製造工程の省略と加工精度の向上を
はかる研磨加工機等の送り装置を提供するものである。

発明の構成 本発明は螺旋溝による定寸送り装置とリニアモータによ
る定圧送り装置と該定圧送り装置の揺動を防止する規制
装置より成る複数の送り手段により移動せしめ、砥石軸
ヘッド先端に装着した砥石と工作物ヘッド先端の被加工
物とを接触せしめ、定寸切込み研削または定圧切込み研
削により、荒研削仕上げより鏡面仕上げまでを、同一機
械で、加工途中に刃物、砥石の父換や、被加工物の着脱
もせずに短時間で筒精度な鋭部加工面が容易に得られ、
加工能率の同上により加工コストの低減がはかれるもの
である。

実施例の説明 次に本発明の一実施例を説明すると、第１〜８図に於い
て、１は砥石軸ヘッドで回転速度可変のモータと空気軸
受で軸支され、回動可能なスピンドル３が内蔵一体化さ
れている。このスピンドル３の先端部には微小固定砥粒
より成る椀形砥石２が装着されていて後述の工作物ヘッ
ド５と相対回転することによる被加工物に対して研削加
工が可能な様になっている。

４は砥石軸へノド１を固定保持せしめる取付台で本体ベ
ース１８上に配設されている。５は砥石軸ヘッドに対向
し、常に砥石軸ヘッド１の軸心と第３図の如く偏たり、
偏心量εを有し、かつ平行になる様、配設されている工
作物ヘッドである。

前記工作物ヘッド５には回転速度５丁亥のモータと空気
軸受で軸支され回動自在なスピンドル６が内蔵一体化さ
れている。工作物ヘッド５の先端には被加工物を砥石軸
ヘッド１の椀形砥石２に対向して取付けられるチャック
７が袋層されている。

８は工作物ヘッド５を搭載し、俊速の辺り装置ｖＣより
工作物ヘッド５を軸方向に移動せしめるベースである。

このベース８は空気軸受で軸支され、微小な摺動抵抗で
直線移動が自在で高精度な直進度を有し、並列に配設さ
れている空気平面スライドユニット１９（第１図では図
示せず）に両端を跨座し、常に工作物へノド５を砥石軸
ヘッド１に対向する様に空気平面スライドユニット１９
で案内されている。２１は本体ベース１８上に配設され
、上面に空気平面スライド１９を取付は固着している台
である。９はパルスモータで減速機１６を介してボール
ネジ１０を回動せしめる様に配設されている。１７はパ
ルスモータ９と減速機１６を取付けているモータプラケ
ットである。このモータプラケット１７は本体ベース１
８上で並列に配設されている空気平面スライドユニット
１９間のベース８の下方に装着されている０ ボールネジ１ｏのナンド１０′は前記ボールネジ１ｏと
螺合し、前述のベース８と同方向に移動できる様に本体
ベース１８上に配設されている案内軸２０（第１図では
省略）により案内されるプラケット１１に固着されてい
る。よってモータ取付プラケット１７に減速機１６と回
動可能に連結さレテいるパルスモータ９の回転によりボ
ールネジ１ｏも回転しプラケット１１はナツト１０′を
介し強制直線移動を行なう。

すなわち、パルスモータ９は設定された・ζルス信号分
のみの回転を行なうとボールネジ１ｏは減速機１６によ
り減速された回転となり、その回転数に応じた定量のみ
ボールネジ１０．ナンド１０′を介してプラケット１１
を移動せしめる０以上のパルスモータ９と減速機１６と
モータ取付ブラケット１７とボールネジ１０．ナツト１
σ及びプラケット１１により定寸切込み装置２２は構成
されている。プラケット１１の上部に直線運動するリニ
アモータ１２が該リニアモータ１２の移動体１２′の直
線運動方向がベース８と定寸送り装置２２のプラケット
と同方向になる様に搭載し装着されている。このリニア
モータ１２は第５図の如く供給電流ｉの変化に応じて推
力Ｆが、供給電圧Ｅの変化に応じて速度■が変化する０
その推力Ｆは数ｇｒより約２Ｋｇｔで可変でき、反力に
はフレキシブルである。

＋７　ニアモータ１２は定寸切込み装置２２の作動を阻
害する事もなく、リニアモータ１２自体の作動も定寸切
込み装置２２に阻害される事もない０リニアモータ１２
の先端部１３は、ベース８の下方に突出し、端部をベー
ス８に固着している接触子１４に当触する様になってい
る。１５はエアーシリンダーでシリンダーロッドが移動
体１２の直線運動と同一方向、同一運動軌道上に摺動可
能で、かつエアーシリンダー１５のロッド端１６１と移
動体１２′の先端部１３とで接触子１４を挟持できる様
にプラケット１１の端部に装着されている。エアーシリ
ンダー１６の推力Ｆとストロークはリニアモータ１２の
推力Ｆとストロークよりも常に犬なる様に設定されてい
る。よってエアーシリンダー１５とリニアモータ１２と
で接触子１４が挟持状態の時、（第４図ａ）は移動体１
２７は後退状態（第４図ａでは左寄り）で、リニアモー
タ１２の作動はロックされている。すなわちボールネジ
１０とナンド１０′による直線運動のみが工作物ヘッド
５の送９運動となる様に構成されている。移動体１２′
の先端部１３と接触子１４及びエアーシリンダー１５の
ロッド端部１６′は摩撮抵抗の小なテフロンを塗布し横
滑りを容易にして、独立してベース８を介して工作物ヘ
ッド５を案内している空気平面スライドユニット１９の
高精度な直進度、微小な摺動抵抗を阻害する事がない様
になっている。

以上のリニアモータ１２とプラケット１１により定圧切
込み装置２３は構成され、エアーシリンダー１５により
規制装置２４は成っている。規制装置２４はネジやトラ
ブル機構、或いはソレノイド等の進退自在な機４７（￥
や機器でもよい。前述の定圧切込み装置２３と規制装置
２４は定寸切込み装置２２に搭載されている。よって定
圧切込み装置２３は定寸切込み装置２２の行程内の任意
の位置で単独または定寸切込み装置２２と同時の作動が
可能となっている。丑た、研削に必要な冷却は研削冷却
液を被加工物と椀形砥石２に直接、注液できる様になっ
ている。（図示せず） 次に第１〜６図により作用を説明すると、被加工物をチ
ャック７に取付けた工作物ヘッド６と砥石軸ヘッド１の
それぞれのスピンドル３，６はそれぞれのモータにより
回転が与えられる。その時点ではリニアモータ１２は第
４図ａの如く作動は規制された状態で、定圧切込み装置
２３のとび出しや揺動もない。また工作物ヘッド５も後
退（第１図では左寄り）している。次に工作物へノド５
を被加工物が椀形砥石２に接触直前までノ（ルスモータ
９を急速回転せしめ定寸切込み装置２２により早送りを
行ない、続いてパルスモータ９を間歇回転せしめボール
ネジ１０．ナツト１０′による強制定寸切込み研削を行
なう。

定寸切込みＬｌ、すなわち定寸ピッチ送りとは、切込み
量６分に相当するパルスモータ９の回転後、定時間ｔ、
パルスモータ９の回転は停止の繰返しで微小な切込み量
へ例えば２００　／：ルス／回転のパルスモータ９．減
速比１／１０の減速機１６゜リード２ｍｍのボールネジ
１ｏを使用すれば、切込み量△１μｍの設定も容易であ
る。よって定寸ピッチ送り時間Ｔは上記の切込み量６分
に相当分パルスモータ−９０回転時間と停止時間ｔを加
算したものである。

さらに面粗度のレベルアップと寸法精度を向上させる為
、定寸切込みＬｌ　を停止する。つまりパルスモータ９
を停止する。パルスモータ９は停止すると、パルスモー
タ９自体の励磁による静止トルクにより定寸切込みＬｌ
の動作はロックされる。

続いてエアーシリンダー１５のロッド端１５′を第４図
すの如く後退（図では右寄り）シ、リニアモータ１２の
作動ロックを解除する。リニアモータ１２の作動は自由
になっても被加工物が枕形砥石２に接触、イミ削中なの
で工作物ヘッド５はとび出す事はない。

引続きリニアモータ１２を起動し一定推力Ｆによる移動
体１２′の砥石軸ヘッド１側への付勢により第４図Ｃの
如く定圧切込みＬ２研削加工を行なカ。定圧切込みＬ２
研削は砥石の研削に応じた速度で研削加工が行なわれる
。また定圧切込みＬ２研削加工中の研削反力による自励
振動はリニアモータ１２の時性により減衰せしめる事が
出来る。

尚、定寸切込みＬｌの切込み量△、停止時間ｔ。

及び定圧切込みの推力Ｆは被加工物の材質２寸法槽度及
び砥石軸ヘッド１と工作物ヘッド６との相対回転速度に
応じて変えればよい。

次いで研削加工が終了すれば第４図ａの如くリニアモー
タ１２の移動体１２′の後退とエアーシリンダー１５の
ロッド端１６′の前進で工作物ヘッド５はリニアモータ
１２の行程分のみ後退する。すなわちリニアモータ１２
は接触子１４を介して作動はロックされる。よって工作
物ヘッド５も接触子１４がリニアモータ１３とエアーシ
リンダー１６により挟持状態となるので安定静止する。

続すでパルスモータ９の急速逆転によシＨｊ定位置丑で
工作物ヘッド５は早戻りし、砥石軸へノド１と工作物ヘ
ッド６の回転は停止する。

以上の如き動作を行なう本発明の実施例の送り装置を具
備した（ｉＪＦ磨卵工機を使用してＮＬｎ　−Ｚ　ｎ糸
ホットプレスフェライト機を第７図に示す加工動作モー
ドで研磨加工した時の平面粗度の一例を第８図に示す。

その時の加工条件は、 砥石周速度ｖ　＝　１８００ｍ／ｍｉ　ｎ被加工物平均
周速度Ｖ＝３ｍ／ｍｉｎ 総合切込み量６０μｍ 定寸切込み量△５μｍ 定圧総切込み量１０μｍ 定圧推力Ｆ＝２００（Ｊｒ 砥石形状＝椀形砥石 砥石粒度＝＄３０００ 砥石径＝φ１ｏＯ 被加工物の大きさ＝横り、２５ｗＡＸ巾１３．６ｍｍで
あった。

図に示す如く表面粗度Ｒｍａｓ　＝　０．３μｍを達成
する事ができた。また電子回折法による加工変質層の深
度の分析結果では０．３μｍ　程度となっている。

発明の効果 以上の様に本発明は研磨加工機に螺旋溝より成る定寸送
り装置とリニアモータよシ成る定圧送り装置と該定圧送
り装置の動きを規制する規制装置を具備した送９装置を
配設する事により定方向定寸切込み装置の行程中の任意
位置で定圧切込み加工が容易にでき、定寸切込みによる
平面研削加工と定圧切込みによる類似ラップ加工、類似
ボリシング加工が一台の研磨加工機により高能率に加工
でき工程の省略と微小送り量のコントロールにより低加
工歪の加工が容易にできその効果は大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例における研磨加工機主要
部の側面図、第２図は同斜視断面図、第３図は同平面図
、第４図（ａ）　、　（ｂ）　、　（Ｃ）は送り装置の
側面図、第５図（ａ）　、　（ｂ）はリニアモータの特
性図、第６図は定寸切込み、定圧切込みを示す動作図、
第７図は加工動作を示すモード図、第８図は被加工物の
研磨後の表面粗度の状態図である。 １０・・・・・・ボールネジ、１０′−・・・・・ナツ
ト、１２・・・・・・リニアモータ、１４・・・・・・
接乃虫子、１５・・・・・・エアーシリンダー、２２・
・・・・・定寸送シ装置、２３・・・・・・定圧送り装
置、２４・・・・・・規制装置。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２ｒＩ４ 第４図 第６図 第７図 ８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 螺旋溝によシ一定量だけ強制して送る送り装置と、この
   送り装置に搭載されかつリニアーモータによシ一定の力
   で押圧する定圧送わ装置とからなる送９装置。