JPS62101592A - 自動二輪車のフロントフオ−ク構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は自動二輪車のフロントフォーク構造に関するも
のである。

〔従来技術〕

フロントフォークに前輪制動用のディスク型゛　制動器
を取り付けた自動二輪車では、このディスク型制動器と
ハンドル側のマスクシリンダとの間は油圧ホースによっ
て連結されている。また、一般に上記フロントフォーク
の構造は、外チューブと内チューブとが伸縮自在に嵌合
し、内部に緩衝器を形成した構成になっている。そのた
め、この緩衝器が伸縮する毎に上記油圧ホースには屈曲
変形が与えられ、この変形による応力が油圧ホース下端
とディスク型緩衝器とを連結する口金部に集中しやすく
なる。このため、従来は上記油圧ホースの中間部を外チ
ューブに固定したステーによって把持し、油圧ホースの
屈曲変形が上記口金部にまで及ばないようにしている。

さらに、フロントフォークには前輪を覆う前フェンダが
取り付けられている。この前フェンダは、通常、フロン
トフォークに固定したステーを介して支持固定されてい
る。

このように従来の自動二輪車のフロントフォークには、
油圧ホースを把持するためのホース把持用ステーと、前
フェンダを取り付けるための前フエンダ取付用ステーと
がそれぞれ独立に設けられているため、必然的に部品点
数は増加し、かつ組立て作業の手間も多くなり、生産性
を低下する原因になっていた。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、油圧ホース把持用ステーと前フエンダ
取付用ステーとを簡略化することによって、部品点数の
低減および組立作業量の低減を図り、生産性を向上する
ようにした自動二輪車のフロントフォークを提供するこ
とにある。

〔発明の構成〕

上記目的を達成する本発明は、フロントフォークの外チ
ューブに、前輪上方を覆う前フェンダをステーを介して
取り付けると共に、前記外チューブの下端に前輪を制動
するディスク型制動器を取り付けた自動二輪車において
、前記ステーに前記ディスク型制動器の油圧ホースの中
間部を係止する把持部を一体に形成したことを特徴とす
るものである。

〔実施例〕 以下、本発明を図に示す実施例により説明する。

図において、■は自動二輪車のフロントフォークで、互
いに嵌合する鉄製の外チューブ１０と内チューブ１１か
ら伸縮自在に構成され、内部には図示しない緩衝器が構
成されている。２はフロントフォーク１の下端に支持さ
れた前輪であり、３はディスク型制動器である。ディス
ク型制動器３を構成する制動ディスク４は前輪２の側部
に固定され、またその制動ディスク４を油圧により強圧
して制動するキャリパ５は、上記フロントフォーク１の
外チューブ１０の下端に取り付けられている。このキャ
リパ５には口金６を介して油圧ホース７が連結され、こ
の油圧ホース７の他端は図示しないハンドル側のマスク
シリンダに連結されている。

８は前輪２の上方を覆う前フェンダである。

この前フェンダ８は、フロントフォーク１の外チューブ
１ｏに板金型のステー９を介して取り付けられている。

上記ステー９は、外チューブ１０の内側面に点溶接され
、その点溶接部からそれぞれ前後に延びる支持部に、ボ
ルト１０゜１０とナツト１１．１１を介して上記前フェ
ンダ８の側部が固定されている。さらに、このステー９
の後′端には湾曲状に屈曲したホース把持部９ａが一体
に形成され、このホース把持部９ａに上記油圧ホース７
の中間部が係止されている。ホース把持部９ａは、油圧
ホース７の中間部を把持することにより、フロントフォ
ーク１の伸縮作用によって起こる油圧ホース７の屈曲変
形を、このホース把持部９ａより口金６側へ及ばないよ
うにしている。

上述したフロントフォークの構造によると、一つのステ
ー９が前フェンダ８の取付用ステー　、として機能する
だけでなく、油圧ホース７の中間部を把持するホース把
持用ステーとしても機能している。したがって、従来そ
れぞれの機能毎に別個に設けられていたステーが１個で
兼用され、その結果、部品点数を低減すると共に、これ
らの組立作業の手間を低減し、生産性を向上することが
できる。

〔発明の効果〕

上述したように本発明は、フロントフォークの外チュー
ブに、前輪上方を覆う前フェンダをステーを介して取り
付けると共に、前記外チューブの下端に前輪を制動する
ディスク型制動器を取り付けた自動二輪車において、前
記ステーに前記ディスク型制動器の油圧ホースの中間部
を係止する把持部を一体に形成したので、前フエンダ取
付用ステーと油圧ホース把持用ステーとが一つのステー
に簡略化され、そのため部品点数が低減され、かつ組立
作業量を低減するため、生産性を向上することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のフロントフォーク構造を有する自動二
輪車の、フロント部を示す側面図、第２図は第１図の■
−■矢視図である。 １−・−フロントフォーク、　　１０・・・・外チュー
ブ、１１・−内チューブ、　２−　　前輪、　３−ディ
スク型制動器、　４−・−・制動ディスク、　　５−・
キャリパ、　７・−油圧ホース、　　８−・−前フェン
ダ、９・−ステー、　９ａ−・ホース把持部、　１０・
・・ボルト、　　１１−・ナツト。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フロントフォークの外チューブに、前輪上方を覆う前フ
   ェンダをステーを介して取り付けると共に、前記外チュ
   ーブの下端に前輪を制動するディスク型制動器を取り付
   けた自動二輪車において、前記ステーに前記ディスク型
   制動器の油圧ホースの中間部を係止する把持部を一体に
   形成したことを特徴とする自動二輪車のフロントフォー
   ク構造。