JPS62100568A - 接着剤組成物 - Google Patents

接着剤組成物

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Publication number
JPS62100568A
JPS62100568A JP23860985A JP23860985A JPS62100568A JP S62100568 A JPS62100568 A JP S62100568A JP 23860985 A JP23860985 A JP 23860985A JP 23860985 A JP23860985 A JP 23860985A JP S62100568 A JPS62100568 A JP S62100568A
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JP
Japan
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crown
complex salt
cyanoacrylate
component
acid
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Pending
Application number
JP23860985A
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English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Sato
佐藤 三善
Akihiko Hiraiwa
明彦 平岩
Kaoru Kimura
馨 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62100568A publication Critical patent/JPS62100568A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の目的 「産業上の利用分野」 本発明は、貯蔵時及び使用中の安定性に優れ、且つ接着
速度の速い速硬化性の2−シアノアクリレート系接着剤
組成物に関するものである。
2−シアノアクリレート系接着剤は、被着材表面の吸着
水分等によりアニオン重合して急速に硬化するという性
質を有するため、瞬間接着剤として広く各種属業界、医
療分野、レジャー分野、さらには家庭において賞用され
ている。
本発明の接着剤組成物は同様にこれらの分野で巾広く利
用できるうえに、従来品より優れた安定性と速硬化性を
有するためさらに2−シアノアクリレート系接着剤の利
用分野を広めうるものである。
「従来の技術」 2−シアノアクリレート系接着剤は速硬化性を有するが
、その特性ゆえに貯戚中にも微量の含有水分等によりア
ニオン重合が進行し、粘度上昇しさらには固化するとい
う欠点がある。このため従来より下記のような種々のア
ニオン重合防止剤が安定剤として提案され、使用されて
いる。
アニオン重合防止剤としては、例えば、S02、No、
HF等の酸性ガス又は五酸化リン、五酸化アンチモン、
ピクリン酸、塩化第二鉄等の固体酸(USP 2467
926.2467927.2721858.27562
51 、2765677.2765552.27947
88)、五酸化リン、酢酸、アクリル酸、メタクリル酸
、イタコン酸、snc、、gいBF、とエーテル、カル
ボン酸、ケトン、その他の酸素原子含有化合物との錯塩
、塩化第二鉄その他のルイス酸(USP2912454
.292618B)、無水硫醗又はベンゼンスルフィン
酸(特公昭45−2010)、塩化スル7リル(%公開
45−55291 )、スルトン(%公開45−415
20,47−50213)、芳香族スルホン酸(特公昭
46−13729.48−10379、BP1301、
!545)、pKa3未満の不揮発酸(特公昭46−5
7278)、芳香族スルホン酸とSO7、N01HF 
などの酸性ガス(@公開48−15354.48−16
904)、BF、  エーテル錯塩、BF、  カルボ
ン酸錯塩、BF、フェノール錯塩(特公昭56−529
49)、トリクロロ酢酸(特開49−31619)、オ
キソニウム化合物、ホスホニウム化合物(特公昭56−
53593)等があり、これ等以外にも種々のものが提
案されている。
一方、2−シアノアクリレート系接着剤の速硬化性をよ
りよく発揮させるためには、貯蔵中の安定性を犠牲にし
て上記安定剤の添加量を減少させるか、下記のような硬
化促進剤を添加する方法が提案されている。
硬化促進剤として提案されているものは、例えば、イミ
ダゾール類とS02 とのコンプレックス(USP39
95678 )、カフェイン、テオプロミン(USP4
042442 )、ポリアルキレンオキサイド及びその
エステル、ニーチル(%公開6O−37836)、クラ
ウンエーテル類(特公昭55−2238)、ボダント化
合物(%開開56−163176)、アミン又はイミン
の正塩又は酸性塩(%開開54−141827)、アル
コール類、アルコールエステル誘導体化合物(%開開5
5−1216+5)、ポリエチレングリコールジメタア
クリルエステル(特開昭57−200t69)、第三ア
ミンのSO,コンプレックス、スルホニウム四フッ化ホ
ウ素塩(特開昭58−87170)、ポリエチレン/プ
ロピレンオキサイドのモノアクリレート等(特公昭6O
−26515)、シロキサン、リン酸、ジカルボン酸又
はそれらの酸り等がある。
「発明が解決しようとする問題点」 上記従来から提案されている2−シアノアクリレート系
接着剤の速硬化性をよりよ(発揮させる方法には以下の
様な問題点が存在する。
すなわち、安定剤のアニオン重合防止剤等の添加量な減
少させる方法は、貯蔵中の安定性を犠牲にすることであ
り、よりよく速硬化性を発揮させようとして、その添加
量を減らすに従い、アニオン重合の防止効果がなくなり
、接着剤はその粘度を上昇させ、ついには固化してしま
う。
特に容器に保管された接着剤の気相部での重合防止に効
果がありノズルの詰りを効果的に防止する、SO,、H
F、 NO,BP、などの酸性ガスの場合には、気体で
あるために貯蔵中に逃散することもあり、添加量を減少
させることは困難で、添加量を減少させて速硬化性を求
めることは非常に難かし〜・ことである。
又、上記従来提案されている硬化促進剤を使用する方法
は、当然のことながら、アニオン重合開始点を増加させ
るため、接着剤組成物の粘度上昇や固化を生じ易すく添
加して使用することは容易には出来ないものである。
(ロ)発明の構成 「問題点を解決するだめの手段」 本発明者らは、上記問題点の解決のため、鋭意検討を重
ねた結果、2−シアノアクリレートにBF、  あるい
はその錯塩とBF、 以外の酸性ガスと特定の硬化促進
剤を併用することにより、上記問題点をことごとく解消
し、貯蔵時及び使用中の安定性に優れ且つ速硬化性の2
−シアノアクリレート系接着剤組成物が得られることを
見いだし、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、下記4成分を含有していることを
特徴とする接着剤組成物に関するものである。
(A)2−シアノアクリレート (s)  BFsおよびBF、錯塩から選ばれた化合物 (C)  BF、  以外の酸性ガス 造を有する化合物 ただし、ここでR,、R,は水素原子、置換又は非置換
のアルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル
基、ハロゲン原子、水酸基であり、nは1以上の整数、
mは2以上の整数である。
o (A) 2−シアノアクリレート 本発明における2−シアノアクリレート(2−シアンア
クリル酸エステル)とは、瞬間接着剤として広く用いら
れているシアノアクリレート系接着剤の主成分であり、
下記のエステルを具体的に挙げることができ、本発明に
おいてはそれらを単独であるいは2種以上併用して用い
ることも当然可能である。
2−シアノアクリレートとしては2−シアノアクリル酸
のメチル、エチル、クロロエチル、n−プロピル、i−
プロピル、アリル、プロパギル、n−ブチル、i−ブチ
ル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、シクロ
ヘキシル、フェニル、テトラヒドロフルフリル、ヘプチ
ル、2−エチルヘキシル、n−オクチル、ノニル、オキ
ソノニル、デシル、n−ドデシル、エトオキシエチル、
6−メドオキシブチル、エトオキシエトキシエチル、ト
リフルオロエチル、ヘキサフルオロイソプロピル等のエ
ステルを挙げることができる。
o(is)BF、およびBF3錯塩から選ばれた化合物 本発明におけるB成分のBF、およびBF、錯塩から選
ばれた化合物としては、BF3. BFsとメチルエー
テル、エチルエーテル、n−7’ロビルエーテル、イソ
プロピルエーテル、n−7’チルエーテル、テトラヒド
ロフラン等との錯塩であるBF3 エーテル錯塩、BF
、  とギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、安息香酸等
との錯塩であるBF、  カルボン酸錯塩、BF、  
と7エノール、クレゾール、カテコール、ノ1イドロキ
ノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル等トノ錯塩で
あるBF3 フェノール錯塩、BF、  とメタノール
、エタノール、ブタノール、エチレングリコール、トリ
フルオロエタノール等との錯塩であるBF、  アルコ
ール錯塩、BF、  とギ酸エチル、酢酸メチル、酢酸
エチル等との錯塩であるBFs カルボン酸エステル錯
塩、さらにはBF、  アミド錯塩、BF、  酸無水
物錯塩、BF。
酸ハロゲン化物錯塩、BF、  アルデヒド錯塩、BF
、  β−ジケトン錯塩、BFs スルフィド錯塩、B
F、ニドl)ル錯塩等を挙げることができる。
本発明においては、本発明の目的をより良く達成するた
めに、BF8、BF、エーテル錯塩、BF、  カルボ
ン酸錯塩、BF、  フェノール錯塩、BF、  アル
コール錯塩な用いるのが好ましい。
またB F s 錯塩のうちアミン錯塩は、効果の出現
が乏しくかつ安定性を低下させる恐れがあるので使用す
ることは避けた方が好ましい。
BF、およびBF、錯塩から選ばれた化合物の添加量は
、その種類やD成分として用いる合物の種類及びその添
加量等により変化するが、適当な接着速度及び貯蔵安定
性を付与するためには、重重にしてD成分の0.001
〜5倍債、又、2−シアノアクリレートに対しては、好
ましくは0.0001〜1.0wt%、より好ましくは
0、0005〜0.1wtチ である。一般に添加蓋が
0.0001wt% より少ないと十分な貯蔵時及び使
用中の安定性が得られず、1.0wt%より多いと、接
着速度や接着強度の低下を招くことになる。
0(C)BF、以外の酸性ガス 本発明組成物に含有させるC成分としては、BF、  
以外の酸性ガスを用いる。その具体例はSO,、HF、
No、HCA、HB r、 Co、等であるが、本発明
において好ましくはSo、、N01HFであり、4HC
好ましいのはsOlである。
これ等の酸性ガスの添加量は、2−シアノアクリレート
に対し好ましくは0.0001〜0,05wt%であり
、より好ましくは0.0005〜0.01wt%である
。添加量が0.OOD1wtチより少ないと容器の気相
部の重合物生成を抑えることができず、添加量がり、0
5wt%より多いと、接着速度が遅くなり、瞬間接着剤
としての使用に支障をきたすことになる。
る化合物 本発明においてD成分として用いられるのはなる繰り返
し構造を有する化合物である。ここで、R,、R,は水
素原子〆換又は非置換のアルキル基、アルケニル基、ア
リール基、アラルキル基、ハロゲン原子、水酸基であり
、nは1以上の整数、mは2以上の整数である。なおR
8とR2は同じものでもあるいは異なるものでも良い。
式中のnは主鎖骨格中の炭素主鎖のくり返しを意味し、
1以上の整数である。n=1の場合は七の骨格がメチレ
ン基あるいは置換メチレン”基であり、例えばホルムア
ルデヒド縮合体、アセトアルデヒド縮合体などが該当す
る。n=2の場合は、その骨格がエチレン基あるいは置
換エチレン基であり、具体的には例えばエチレン、1、
2−7’ロビレン、クロルエチレン、  2−クロルエ
チル−エチレンなどの骨格の化合物が存在し、これらす
べてが使用できる。n=5の場合、その骨格がトリメチ
レン基あるいは置換トリメチレン基であり、具体的には
例えばi、3−プロピレン、Z2−ジクロルメチループ
ロビルノ骨格の化合物などが使用しうる。
n=4の場合は、その骨格がテトラメチレン基あるいは
置換テトラメチレン基であり、nが5以上の場合も全く
同様に考えることができ、これらいずれも使用すること
ができる。nは1以上の整数であればすべて使用するこ
とが可能であるが、この中で特に効果のすぐれているも
のは、nが2〜6の範囲にある場合最も良い結果が得ら
れる。
次に式中のmであるが、ポリエーテルのくり返し単位を
示し、本発明に使用することができるmは2以上の整数
である。具体的にR7及びR7が水素でn=2であるエ
チレングリコールを例にとればm=2の場合ジエチレン
グリコール、m=3の場合トリエチレングリコール、m
=4の場合テトラエチレングリコールであり、mが5以
上の場合、種々の分子量のポリエチレングリコールが該
当する。
本発明に使用することのできるmの範囲は、2以上の整
数である必要があり、好ましくは4〜6000程度であ
るが、場合によってはmが1へ000まで或はそれ以上
のものも使用し得るものがあるのは勿論である。mが1
のものは接着速度を促進する効果は著しく低下し、本発
明の目的とする接着剤組成物が得られない。またmの値
が10,000をはるかに超えるようなものの場合は、
2−シアノアクリレート系接着剤との相溶性が低下する
傾向にあり、接着剤中に溶解させ、均一な組成物を得る
ことが困難となる。mが2以上の場合、何故接着速度を
促進させる効果を有するのかその理由は明らかでないが
、鎖状ポリエーテル中の酸素分子が金属などと配位する
ためと推察される。
式中mのくり返し単位内のnは、必ずしも同一の整数で
ある必要はなく、同じものでも異なるものでも使用でき
る。
本発明に好適に使用することができる上記構造の化合物
として例をあげれば次の化合物などがあげられるが、こ
れらの他にも多くの化合物があり、これらの化合物に限
定されるものではない。
(1)ポリアルキレンオキサイド類 ホルムアルデヒド重合体、アセトアルデヒド重合体、ト
リオキサン重合体、ジエチレングリコール、トリエチレ
ンクリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ1.6
−プロピレングリコール、テトラヒドロフラン重合体、
ポリエピクロルヒドリン、ポリ2.2−ビス(クロロメ
チル)プロピレンオキサイド、ポリ5,5−ビス(クロ
ロメチル)ブチレンオキサイド、エチレンオキサイドー
プロピレンオキサイドブロックポリマー、ポリエーテル
型ウレタン硬化用ポリオール類など。
(II)  ポリアルキレンオキサイドのエーテル類及
びエステル類 ジエチレングリコールモノアルキルエーテル(アルキル
としては例えばメチル、エチル、プロピル、ブチルなと
)、ジエチレングリコールジアルキルエーテル(アルキ
ルとしては例えばメチル、エチル、プロピル、ブチルな
と)、ポリプロピレングリコールモノアルキルエーテル
(アルキルとしては例えばメチル、エチル、ラウリル、
プロピル、ステアリル、セシル、オレイル、パーフルオ
ロアルキルなど)、ポリエチレングリコールモノアリー
ルエーテル(アリールとしては例えば、オクチルフェニ
ル、ノニルフェニルなど)、ポリエチレングリコールジ
アルキルエーテル、ポリエチレングリコールモノアルキ
ルエステル(例えば、アセテート、トリフルオロアセテ
ート、ラウレート、ステアレート、オレエート、メタク
リレートなどのエステル)、yJ−’!Jエチレンクリ
コールジエステル、ポリプロピレングリコールジエステ
ル、ビスフェノールA−ポリアルキレンオキサイド付加
物(アルキレンとしては例えばエチレン、プロピレン等
以下同じ)、水素化ビスフェノールA−ポリアルキレン
オキサイド付加物、トリメチロールプロパンポリアルキ
レンオキサイド付加物、ポリオキシエチレンソルビタン
エステル、テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビ
ット、インシアネート化合物−ポリアルキレンオキサイ
ド付加物、リン酸−ポリアルキレンオキサイド付加物、
ケイ酸−ポリアルキレンオキサイド付加物、(ポリオキ
シアルキレン)ポリシラル−ト、(ポリオキシアルキレ
ン)ポリエステル、(ポリオキシアルキレン)ポリホス
フェートなど。
(lli) ソの他のポリアルキレンオキサイド誘導体
エチレンジアミン−ポリアルキレンオキサイド付加物、
ポリエチレングリコールステアリルアミン、ポリエチレ
ンオキサイドジカルボン酸(PEO酸)、ポリエチレン
オキサイドジアミン(PEOアミン)、ポリアルキレン
オキサイド−ポリジメチルシロキサン共重合体など。
(1■)クラウンエーテル類 クラウンエーテル類とは大環状のポリエーテル化合物の
総称であり、クラウンエーテル、チアクラウンエーテル
、シラクラウンエーテル、ケトクラウンエーテル、ホス
ホノクラウンエーテル等がある。クリプタントと呼ばれ
るアザクラウンエーテルもあるが、本発明には相応しく
ない。本発明に使用することのできるクラウン化合物の
具体例は、15−クラウン−5,18−クラウン−6、
ジベンゾ−18−クラウン−6、ベンゾ−15−クラウ
ン−5、ジベンゾ−24−クラウン−8、ジベンゾ−6
0−クラウン−10、トリベンゾ−1B−クラウン−6
、asym−ジベンゾ−22−クラウン−6、ジベンゾ
−14−クラウン〜4、ジシクロへキシル−18−クラ
ウン−6、ジシクロへキシル−24−クラウン−8、シ
クロヘキシル−12−クラウン−4,1,2−デカリル
−15−クラウン−5、t2−ナフト−15−クラウン
−5,44゜5−す7チルー16−クラウン−5、t2
−メチルベンゾ−18−1ラウン−6,1,2−メチル
ベンゾ−5,6−メチルベンゾ−AS−クラウン−6,
1,2−tert−ブチル−18−クラウン−6、′1
.2−ビニルベンゾー15−クラウン−5、t2−ビニ
ルベンゾ−18−クラウン−6,1,2−tert−ブ
チルシクロへキシル−18−クラウン−6、asym−
ジベンゾ−22−クラウン−6、t2−ベンゾ−14−
ベンゾ−5−オキシダン−20−クラウン−7、ジチア
−15−クラウン、ジチア−18−クラウン、tl−ジ
メチルシラー11−クラウン−4,11−ジメチルシラ
ー14−クラウン−5、tl−ジメチルシラー18−ク
ラウン−6、ケト−11−クラウン−4、ケト−14−
クラウン−5、ケト−17−クラウン−6,1−メチル
ホスホノ−11−クラウン−4,1−エチルホスホノ−
11−クラウン−4,1−7エニルホスホノー11−ク
ラウン−4,1−メチルホスホノ−14−クラウン−5
,1−エチルホスホノ−14−クラウン−5,1−フェ
ニルホスホノ−14−クラウン−5,1−メチルホスホ
ノ−17−クラウン−6,1−エチルホスホノ−17−
クラウン−6,1−7エニルホスホノー17−クラウン
−6等などである。
これらの化合物の添加量は、先述した通り、重量にしテ
BP、及びBF、錯塩ノ0.2〜10[)0倍である必
要があり、2−シアノアクリレートに対して、好ましく
は0.0001〜10wt%、より好ましくはC100
1〜1wt%の範囲で用いられる。一般に添加量が0.
0001 wt%より少ないと十分な接着速度が得られ
ず、逆に1゜wtチ より多いと、貯蔵安定性や接着強
度の低下を招(こととなる。
上記化合物のうち、本発明にとり好ましい化金物は、ク
ラウンエーテル類と CH。
+CH,−CH,−0−)−(−CH,−CH−0±「
なる繰り返し構造を有する非環状化合物である。
ここにおいて、p t q 59台正の整数でp+qは
2以上である。なお本発明にとりより好ましくはp+q
が4〜3000程度のものであるが、場合によっては、
10000まで或はそれ以上のものも使用することがで
きる。p+qが1のものは、接着速度を促進する効果が
少なく、本発明にとり好ましくない。又、p+qが10
000をはるかに超えるようなものの場合は、2−シア
ノアクリレートとの相溶性が低下するようになり使用は
避けた方が好ましい。
Oその他の添加物 本発明の接着剤組成物は上記四成分により構成され、十
分実用性を有するが、場合により、さらにその他の成分
を添加することにより、接着剤及びその硬化物に特定の
特性を付与することも出来る。
ラジカル重合防止剤は最も一般的な添加物で、貯蔵中に
光などにより生じるラジカルを捕捉する目的で添加され
るもので、例えば、ハイドロキノン、ハイドロキノンモ
ノメチルエーテル、カテコール、ピロガロールなどがあ
げられる。
増粘剤は、2−シアノアクリレートが概ね、数センチボ
イズの低粘度液体であるために起こる種々の欠点を補う
目的で添加されるものである。すなわち、木材、皮革、
紙などの多孔質材料の接着や、クリアランスの大きな被
着材間の接着などに対して、増粘剤による接着剤の増粘
が行なわれ、増粘剤としては例えばポリメチルメタクリ
レート、アクリルゴム、セルロースエステルなどが用い
られる。
このほか、フタル酸ジオクチル、アジピン酸ジオクチル
などに代表される可塑剤や、接着強度改良剤、香料、染
料、顔料などを目的に応じ適宜、添加することも出来る
「作用」 本発明の接着剤組成物は2−シアノアクリレートと他の
三成分からなることによってのみ得られる、貯蔵時及び
使用中の安定性に優れ、且つ速硬化性の組成物であって
、いかなる成分を欠いてもその目的は達成できない。こ
れは組成物中において、BF、と なる繰り返し単位とが効果的に錯塩を形成しているため
ではないかと推定される。この錯塩形成は、次のような
実験で容易に確かめることができる。例えば、ポリエチ
レングリコ−ルナ600の10gにBF、エチルエーテ
ル錯塩51を添加すると、発熱が生じ、淡黄色の液体と
なる。このものから、低沸分を1mH#で減圧除去する
と、12.4Fの淡黄色液体が残り、このものからは最
早、エチルエーテルは検出されない。
このような錯塩形成により なる繰り返し単位を有する化合物のアニオン重合開始点
が効果的に保護されるため貯蔵安定性が向上するものと
思われる。
一方、このようにポリエチレングリコール等と錯塩形成
したBF、  あるいはその錯塩は最早、酸性ガスある
いは酸性蒸気として働くことがないため、気相部でのア
ニオン重合を抑制する能力を有しないと考えられる。こ
れは実際、SO□を含有しない組成物、例えば、2−シ
アノアクリレートにBF、、ポリエチレングリコール(
分子量600)のみを添加した組成物や、蒸気圧の小さ
いBF、錯塩、例えば、BF、ジブチルエーテル錯塩の
みを添加した組成物で、気相部の重合物が生成しやすい
ことにより裏付ゆられる。
これにより、S02など なる繰り返し単位と錯塩を形成することのない酸性ガス
は、本発明の接着剤組成物において必須の成分であるこ
とがわかる。
最後に、接着速度の促進効果についてであるが、BF、
により効果的に保護されたアユオフ1、合開始点は最早
、促進効果を付与することがないように推定されるにも
かかわらず、本発明の接着剤組成物は速硬化性?有する
。これは、本発明の接着剤組成物が被着材表面に適用さ
れた時、何らかの相互作用、恐らく、被着材表面の水分
等とBF、の錯塩形成によるアニオン重合開始点の再生
が生じるためではないかと思われる。
上記の説明は、種々の現象から推測されたものにすぎず
、これにより、本発明の有用性を支持するに足るもので
はないが、〜・ずにせよS02等の酸性ガス、BF、あ
るいはその錯塩単独や、p−)ルエンスルホン酸等の固
体酸単独あるいは、それと他の安定剤との混合では得ら
れなかった優れた安定化効果が得られたことは事実であ
る。
〔実施例及び比較例〕
実施例1 エチル−2−シアノアクリレート100重量部にBP、
0.001重量部、80,0.002重量部、ポリエチ
レングリコール≠60D、0.1重量部、ハイドロキノ
ン0.02重量部を添加し7、溶解させた。ABS及び
鉄を被着材として26’C60%RI(のふん囲気下で
接着時間を測定したところ、ともに5秒で確実に接着し
た。また、この組成物をポリエチレン製密封容器に入れ
60℃にて10日間加熱した後、粘度及び接着速度を測
定したが特に変化は生じなかった。また、この組成物を
容器に入れ、開封して使用した後、26℃601RHで
1日間放置してもノズルの詰まりは生じなかった。
比較例1 エチル−2−シアノアクリレート100重量部に80,
0.002重量部、ハイドロキノン0.02重量部を添
加し、溶解させた。実施例1と同様に接着時間を測定し
たところ、ABS、鉄ともに15秒を要した。一方、加
熱安定性試験、ノズル詰まり試験では異常は認められな
かった。
比較例2 エチル−2−シアノアクリレート100重量部に5Ot
0.002重量部、ポリエチレングリ:I−yv+6[
10,0,1重量部、ハイドロキノン0.02重量部を
添加し、溶解させた。ABS。
鉄の接着時間は、それぞれ6秒、5秒であった。
一方、加熱安定性試験では粘度の上昇があり、ノズル詰
より試験ではノズルの詰まりを生じた。
比較例3 エチル−2−シアノアクリレート100ff部に、BF
、0.0[:11重量部、ポリエチレングリコール≠6
00,0.1重量部、ハイドロキノン0,02重被部を
添加し、溶解させた。ABS、鉄の接着速度はともに5
秒であったが、加熱安定性試験では、若干の粘度上昇が
生じたうえ、容器の気相部に重合物が生成した。一方、
ノズル詰まり試験では異常はなかった。
実施例2・・−12、比較例4 表に示す組成物を調合し、実施例1と同様に接着時間の
測定、加熱安定性試験及びノズル詰まり試験を行なった
。実施例においては、いずれも接着時間は短く、安定性
試験においても粘度上昇、気相部の重合物生成ノズルの
詰まりな(ハ)発明の効果 本発明の接着剤組成物は、貯蔵時及び使用中の安定性に
優れ且つ速硬化性の瞬間接着剤組成物であり、産業界や
家庭での使用をさらに広めうるものである。特に、産業
界においては、速硬化性の要求されるライン接着や仮付
は接着、また木材、皮革等の難接着材用に有用であり、
本発明の接着剤組成物が製品加工等の分野に与える影響
は極めて優れたものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記4成分を含有していることを特徴とする接着剤
    組成物。 A)2−シアノアクリレート B)BF_3およびBF_3錯塩から選ばれた化合物 C)BF_3以外の酸性ガス D)▲数式、化学式、表等があります▼で示される繰り
    返し構造 を有する化合物 ただし、ここでR_1、R_2は水素原子、置換又は非
    置換のアルキル基、アルケニル基、アリール基、アラル
    キル基、ハロゲン原子、水酸基であり、nは1以上の整
    数、mは2以上の整数である。
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