JPS5950712B2 - 嫌気硬化性組成物 - Google Patents

嫌気硬化性組成物

Info

Publication number
JPS5950712B2
JPS5950712B2 JP56095970A JP9597081A JPS5950712B2 JP S5950712 B2 JPS5950712 B2 JP S5950712B2 JP 56095970 A JP56095970 A JP 56095970A JP 9597081 A JP9597081 A JP 9597081A JP S5950712 B2 JPS5950712 B2 JP S5950712B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
formula
weight
salt
added
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56095970A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57212281A (en
Inventor
孝則 岡本
孝治 大西
「えい」明 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okura Industrial Co Ltd
Original Assignee
Okura Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okura Industrial Co Ltd filed Critical Okura Industrial Co Ltd
Priority to JP56095970A priority Critical patent/JPS5950712B2/ja
Priority to US06/389,437 priority patent/US4460760A/en
Publication of JPS57212281A publication Critical patent/JPS57212281A/ja
Publication of JPS5950712B2 publication Critical patent/JPS5950712B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J4/00Adhesives based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; adhesives, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09J183/00 - C09J183/16

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は人体に対する刺激性が少なく、長期保存後の物
性の劣化が少ない速硬性の嫌気硬化性組ιツー成物に関
するものである。
従来、空気中では液状であるが、空気を遮断することに
より重合反応を起こし、硬化して接着作用を示す嫌気硬
化性組成物は多数知られており、その特徴を活かして、
ボルトやネジ類のゆるみ止め、ベアリングやモーターの
シヤフトの固定、配管部のシールや鋳物のピンホールの
充填補修等の分野で機械的方法にかわつて使用され、生
産能率の向上や省力化に役立つている。
初期の嫌気硬化性組成物は、米国特許第 2628178号明細書に記載されている如く、重合性
メタクリル酸エステルに空気または酸素を長時間連続的
に吹きこむことによつて製造されたものであるが、この
方法で得られた嫌気硬化性組成物は空気の吹きこみを止
めて放置しておいた場合、溶存酸素がなくなるとゲル化
して使用できなくなり、一方ゲル化防止のために重合禁
止剤を添加するとゲル化しなくなるが、嫌気硬化性もな
くなり、実用価値がなくなるという欠点を有していた。
次いで米国特許第2895950号及び同第30438
20号明細書においては空気を吹きこんで酸素化するか
わりに過酸化物を添加し、更に室温保存によるゲル化を
防止するために、キノン類か、硬化を促進するための第
3級アミン等を添加することが記載されている。その後
米国特許第3046262号同第3218305号、同
第3300847号特公昭43−10855、同44−
852、同44−17541、同45一15640、同
45−17080、同47−26659、同48−94
62、同52−41317、同52−46273等の各
号公報において各種の嫌気硬化性組成物が多数提案され
、性能の改良が進んでいるが、これらはいずれも重合性
メタクリル酸エステルと過酸化物、硬化促進剤及び重合
禁止剤からなるものである。これらとは別に特公昭45
−19390号及び同45−19391号においては二
価の銅塩とハロゲン属酸素酸等を重合性メタクリル酸エ
ステルに添加することにより有機過酸化物の不在下でも
嫌気硬化性組成物が得られることが、提案されている。
この場合には有機過酸化物を使用しないという点で従来
の嫌気硬化方法とは全く別の機構によるものと思われる
が、本発明者等の追試したところでは接着速度が遅く、
また、毒性の強い重金属を使用するという点で問題があ
ると思われる。また特公昭51−597号においてはメ
ルカプタンを使用することにより、有機過酸化物を含有
しない系が提案されているが、メルカプタンの悪臭の為
に作業性に問題があり接着性の点でもやや不満足である
。従つて日本接着協会誌、VOl8./F6l,Pl7
(1972)に指摘されている如く、実用的な嫌気硬化
性組成物としては、硬化の開始剤である有機過酸化物を
添加することは不可欠となつている。しかしながら、必
須成分ともいえるこの有機過酸化物は作業時皮膚に付着
した時炎症を起こしたり、不快臭を有する等の好ましく
ない作用がある。特に嫌気硬化性組成物で有効で最もよ
く使用されているハイドロパーオキサイドにこの作用が
強い。刺激性の少ない接着剤を得るためにはできるだけ
刺激性の少ない過酸化物を使用したり、添加量を少なく
するなどの方法がとられているが、このような方法によ
つて刺激性は少なくなるが、逆に接着強度、速度などの
嫌気硬化性組成物本来の性能が大巾に低下することにな
り、根本的な解決策になつている。本発明者等は、特公
昭53−39480、同53−47266、同54−2
8176および同55−1958号において示した如く
、刺激性の原因である有機過酸化物を全く含有しない嫌
気硬化性組成物を開発することによつて、これら従来技
術の欠点を解消することに成功した。
即ち、重合性メタクリル酸エステルに対して、o・ベン
ゾイツクスルフイミドと次の一般式(1)(式中R,,
R2は水素またはメチル基を示す。
)で示されるアミンとの塩を少量添加することによつて
、有機過酸化物を必要としない嫌気硬化性組成物を得た
ものである。このようにして得られた組成物は刺激性が
非常に少ないだけでなく速硬性であり、各種金属材質に
対してプライマーなしでも強力に接着するという特徴を
有しているが、その後の検討によつてこれらを長期保存
した場合、接着速度が遅くなるという欠点が明らかにな
つた。本発明者等は、この点の改良と更に性能向上につ
いて鋭意研究の結合、前記組成に対して酸アミド類を適
当量添加した系が更に速硬性になるだけでなく、長時保
存による劣化の防止にも非常に有効であることを見い出
し本発明に至つたものである。即ち、本発明は重合性メ
タクリル酸エステル100重量部、o・ベンゾイツクス
ルフイミドと前記一般式(1)で示されるアミンとの塩
0.1〜 5.0(式中、R7,R8は炭素数2〜4個
のアルキレン基、M,nは1〜8の整数を示す。
)またはウレタンポリメタクリレートが特に有効であり
、これらの一種または二種以上の混合物として使用され
る。
一般式(2)の化合物としては、エチレングリコールジ
メタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレー
ト、トリエチレングリコールジメタクリレート、ポリエ
チレングリコールジメタクリレート、プロピレングリコ
ールジメタクリレート、ジプロピレングリコールジメタ
クリレート、ポリプロピレングリコールジメタクリレー
ト、ネオベンチルグリコールジメタクリレート、グリセ
リントリメタクリレート、トリメチロールプロパントリ
メタクリレート、トリメチロールエタントリメタクリレ
ート、ブタンジオールジメタクリレート等があげられる
一般式(3)の化合物としては、2,2−ビス(4−メ
タクリロキシエトキシフエニル)プロパン、2,2−ビ
ス(4−メタクリロキシジエトキシフエニル)プロパン
、2,2−ビス(4※重量部、酸アミド0.1〜 5.
0重量部およびゲル化安定剤0 〜 3.0重量部から
なるものであり、刺激性が少なく速硬性で各種金属に対
してプライマーなしで強力に接着し、また長期保存後も
性能の劣化が少ない高性能の嫌気硬化性組成物を提供す
るものである。本発明に用いられる重合性メタクリル酸
エステルとしては次の一般式(2)で示される化合物(
式中、R3,R4,R5,R6は水素、炭素数1〜4個
のアルキル基、− O − C − C = CH2ま
たは−CH2−0−C−C= CH2を示しそれぞれ同
種または異種であつてよい。
lは1〜8の整数、;pはoまたは1,qは1〜20の
整数を示す。)または次の一般式レンジイソシアネート
、ポリエチレングリコールとトリレンジイソシアネート
の1対2モル比の付加反応生成物等が挙げられる。
以上のメタクリレート以外にメトキシポリエチレングリ
コールメタクリレート、ラウリルメタクリレート、シク
ロヘキシルメタクリレート、2一エチルヘキシルメタク
リレートのようなモノメタクリレートや−0H基、−N
H2基、−Cl基などの極性基を有するメタクリレート
類も使用可能であるが、接着速度やメタクリレートの種
類によつては皮膚刺激性の点から、これらは前記メタク
リレートに添加して接着強度の調節や、可撓性の付与の
ために用いる方が好ましい。
またアクリレート類は皮膚刺激性が著しく、接着性能の
点でも好ましくない。0・ベンゾイツクスルフイミドと
前記一般式(1)のアミンとの塩は重合性メタクリル酸
エステルに添加して嫌気硬化性を付与するものであり、
同時に硬化促進剤、不活性金属表面に対する活性化剤と
しての役割も果たすもので、従来の嫌気硬化性組成物が
有機過酸化物と硬化促進剤を必要とし、更に不活性金属
表面に対してはプライマーを使用しなければいけないこ
とと比較して非常に特異的である。
一般式(1)で示されるアミンとしては、1,2,3,
4−テトラヒドロキノリン、1,2,3,4−テトラヒ
ドロキナルジン、6−メチル−1,2,3,4−テトラ
ヒドロキノリンなどが挙げられる。塩はo・ベンゾイツ
クスルフイミドと前記アミンを当モル比で不活性溶媒中
、室温〜40℃で付加反応させ、反応終了後溶媒を留去
するか、そのままで放置冷却すると、容易に淡黄色の結
晶として得られる。o・ベンゾイツクスフルイミド及び
前記アミンはいずれも水に難溶性であるが、塩の形にす
ることによつて易溶性となり、従つて接着時に被着体表
面に付着している微量の水分の作用によつて触媒活性が
高められて、優秀な接着性能が得られるのではないかと
思われる。また得られた塩は殆んど悪臭がなく、従つて
この塩を添加して得られる嫌気硬化性組成物も有機過酸
化物が含まれていないことと加えて、極めて臭いが少な
く作業環境上非常に有利である。これらの塩の添加量は
重合性メタクリル酸エステル100重量部に対して0.
5〜5.0重量部好ましくは0.5〜3.0重量部であ
る。0.1重量部以下では硬化性が著しく悪くなり、ま
た5重量部以上に添加しても更に硬化性をよくすること
はできず、逆に塩の溶解性が悪くなるため重合性メタク
リル酸エステルの種類によつては長期保存により塩が析
出してくる場合があり好ましくない。
酸アミドは本発明において接着速度をより速くし、長期
保存後の接着速度の劣化を防止する作用を有するもので
ある。
一般的にアクリル系硬化性組成物の硬化促進剤としては
レドツクス反応によつて有機過酸化物を分解し、活性ラ
ジカルの発生を容易にする作用のある化合物が用いられ
るが、本発明の組成には有機過酸化物を含有していない
ため、このような化合物で、硬化を促進することはでき
ない。本発明者等は前記0・ベンゾイツクスルフイミド
と一般式(1)のアミンとの塩の存在下において、有機
過酸化物のない系でも硬化を促進できる化合物について
検討した結果、酸アミド類が有効であるというおどろく
べき効果を見出した。また、一般的に一液性の常温硬化
型接着剤は室温での保存期間が長くなるにつれてその接
着速度がかなり遅くなる傾向が見られるが、本発明の組
成においては、酸アミドが長期保存後の接着速度の劣化
防止にも著しく効果があることを見出したのである。酸
アミドとしては第一、第二、第三アミドが使用され、た
とえばホルムアミド、ホルムエチルアミド、ホルムジメ
チルアミド、ホルムアリルアミド、アセトアミド、アセ
トメチルアミド、アセトエチルアミド、アセトジメチル
アミド、アセトジエチルアミド、メチレンジアセトアミ
ド、ジアセトアミド、ジアセトメチルアミド、ジアセト
エチルアミド、トリアセトアミドなどが挙げられる。添
加量は重合性メタクリル酸エステル100重量部に対し
て0.1〜5.0重量部好ましくは0.3〜3.0重量
部である。0.1重量部以下では効果が少なく5重量部
以上の多量に添加すると逆に接着強度が低下する傾向が
みられる。
ゲル化安定剤は組成物貯蔵中の重合による増粘、ゲル化
などの経時変化を防止するために用いられ、重合性メタ
クリル酸エステルの種類によつてその種類、添加量が決
定される。
本発明においてはトリメチロールプロパントリメタクリ
レートのような分子中にエーテル結合を有しない多価ア
ルコールのポリメタクリレート類はゲル化安定剤が必要
ないか、蓚酸1〜100PI]lの添加量が適当であり
、またウレタンポリメタクリレートは、従来、嫌気硬化
性組成物として安定化が困難であつたが、本発明の有機
過酸化物を含有しない組成においては、カルボン酸のマ
グネシウム塩、亜鉛塩がゲル化安定剤として非常に有効
であることを見出した。これらの金属塩としては、メタ
クリル酸マグネシウム、アクリル酸マグネシウム、ナフ
テン酸マグネシウム、ポリエステルのマグネシウム塩、
メタクリル酸亜鉛、アクリル酸亜鉛、オクチル酸亜鉛、
ポリエステルの亜鉛塩等が挙げられる。添加量は重合性
メタクリル酸エステル100重量部に対して0.01〜
3.0重量部である。その他の重合性メタクリル酸エ
ステルに対してはエチレンジアミン4酢酸のナトリウム
塩(以下EDTA.4Naと略記する)10〜 300
PPIIIの添加が適当であり、場合によつてはこれと
蓚酸との併用によつて更に著しく安定性を高めることが
できる。以上の如く本発明は刺激性が極めて少なく、ま
た速硬性で長期保存後も接着速度の劣化が少ない優れた
嫌気硬化性組成物を提供するものである。
尚、本発明の組成物に対しては更に商品価値を高めるた
めに着色剤、チクソトロピツク剤、増粘剤、可塑剤等を
適当量添加することも可能である。次に本発明を参考例
、実施例、比較例によつて更に詳細に説明する。但し部
は全て重量部を表わす。参考例 1 0・ベンゾイツクスルフイミドの1,2,3,4−テト
ラヒドロキノリン塩(以下SQ塩と略記する)の合成還
流冷却器、温度計、攪拌装置を付した200m14つロ
フラスコにo・ベンゾイツクスルフイミド0.1モル1
8.39とエチルアルコール100ゴを入れ十分攪拌し
ながら1,2,3,4−テトラヒドロキノリン0.11
モル14.6gを室温で徐々に添加する。
添加終了後40℃に加温して更に2時間反応すると系は
完全に透明化する。反応終了後50℃で一昼夜放置する
と塩が結晶として析出してくるのでエチルアルコールと
過剰の1,2,3,4−テトラヒドロキノリンを濾過に
より除去し減圧乾燥する。収量31.09。得られた塩
は示差熱分析で140.5℃に吸熱ピークを有する淡黄
色の結晶であつた。尚、元素分析値は次の通りでo・ベ
ンゾイツクスルフイミドと1,2,3,4−テトラヒド
ロキノリンの当モル付加物の計算値とよく一致していた
。参考例 2 0・ベンゾイツクスルフイミドの1,2,3,4−テト
ラヒドロキナルジン塩(以下SQN塩と略記する。
)の合成参考例1と同じ装置を付した100ゴ4つロフ
ラスコにo・ベンゾイツクスルフイミド0.1モル18
.39とエチルアルコール50“を入れ、十分撹拌しな
がら1,2,3,4−テトラヒドロキナルジン0.11
モル16.199を室温で徐々に添加する。
添加終了後30℃で1時間撹拌を続けた後50℃で一昼
夜放置すると塩が結晶として析出してくるのでエチルア
ルコールと過剰の1,2,3,4−テトラヒドロキナル
ジンを濾過により除去し減圧乾燥する。収量26.0θ
o得られたSQN塩は示差熱分析で116℃,185℃
,221℃に吸熱ピークを有する淡黄色の結晶であり、
元素分析の結果は参考例1と同じ計算値とよく一致して
いた。参考例 3 0・ベンゾイツクスルフイミドの6−メチル−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン塩(以上SMQ塩と略記
する。
)の合成参考例1と同じ装置を付した100ゴ4つロフ
ラスコにo・ベンゾイツクスルフイミド0.1モル18
.329とエチルアルコール201niを入れ、35℃
で撹拌しながら6−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン0.1モル14.729を徐々に添加した
添加終了後更に10分間反応させた後、減圧下、50℃
でエチルアルコールを留去し、室温で一昼夜放置すると
淡黄色の結晶33.09が得られた。得られた粗製物を
少量のエタノールを含むエチルエーテルで再結晶すると
淡黄色プリズム状の結晶19.8f1が得られた。粗製
物及び再結晶物の示差熱分析結果及び元素分析値は次の
通りでほぼ同じであり、計算値ともよく一致しているの
で、本発明においては粗製物をそのまま使用した。示差
熱分析の吸熱ピーク 粗製物111.0℃ 再結晶物 111.0℃ 元素分析値 実施例1、比較例1〜3 ビスフエノールAエチレンオキサイド4モル付加物のジ
メタクリレート100部に参考例で得られたSQ塩、S
QN塩またはSMQ塩を2部、ゲル化安定剤として無水
蓚酸及びEDTA,4Naをそれぞれ50PPI!i添
加し、80℃で10分間加熱して均一な溶液とした。
次いでこれに各種酸アミドを1.5部添加し室温で溶解
して嫌気硬化性組成物を調製し、次の物性を測定した。
450℃ゲル化安定性 100dポリエチレン溶器に組成物を509入れ、50
℃の乾燥機中で増粘またはゲル化するまでの日数を測定
した。
10日以上異常がなければその組成物は室温で1年以上
安定であることを本発明者等は確認している。
4セツトタイム トリクロルエチレンで脱脂洗浄したM,O鋼ボルト・ナ
ツトを23℃で接着し、接着の開始によつてボルト・ナ
ツトをもはや手でゆるめることができなくなるまでの時
間(約10kg一儂のトルク強度が発現した時)を測定
し、セツトタイムとした。
このセツトタイムが短かいほど接着速度の速い組成物と
いえる。8接着強度 同上の接着したボルト・ナツトを23℃,24時間養生
した後トルクレンチにて戻しトルクを測定し、1/4,
1/2,3/4,1回転時におけるトルクの平均値を接
着強度とした。
8劣化後の物性 50℃10日間乾燥機中で強制的に劣化させた組成物を
取り出して23℃において同上のセツトタイムと接着強
度を測定した。
日本接着剤工業会規格JAI6−1979に示されてい
る如く、この条件下における物性に大きな変化がなけれ
ば室温で1年以上の棚寿命とみなされる。以上の測定結
果を表1〜3に示す。
表1はSQ塩、表2はSQN塩、表3はSMQ塩の場合
である。またそれぞれについて酸アミドを添加しない場
合についても測定した結果が比較例1〜3である。表で
明らかな如く、いずれの場合も酸アミドの添加によつて
セツトタイムが速くなつており、劣化後の物性も優れて
いる。実施例 2 表2に示した各種重合性メタクリル酸エステル100部
に対してSQ塩2部、ゲル化安定剤指定量を添加し、8
0℃で10分加熱して溶解した後、室温に戻してホルム
ジメチルアミド1.5部を添加して硬化性組成物を調製
し、実施例1と同様に物性を測定した。
結果を表4に示す。比較例 4 実施例2において、ホルムジメチルアミドを含有しない
他は同じ組成の組成物を調製し同様に物性を測定した結
果が表5である。
実施例2と比較:トして酸アミドを含有していないため
セツトタイム及び劣化後の物性が劣つていることが、明
らかである。実施例3、比較例5 トリメチロールプロパントリメタクリレート100部に
SMQ塩2.0部を添加し、80℃で10分間加熱して
溶解した後、室温に戻してホルムジメチルアミドを0.
5〜2.0部添加して硬化性組成物を調製し、実施例1
と同様に物性を測定し七た結果を表6に示す。
尚ホルムジメチルアミドを含有しない系についても測定
した結果が比較例5である。酸アミドを少量添加しただ
けで接着速度が著しく速くなり、劣化後の物性も優れて
いることが明らかである。実施例 4 トリメチロールプロパントリメタクリレート100部に
SQ塩2.0部を添加し、80℃で10分間加熱溶解し
た後室温に戻してホルムジエチルアミド1.5部を添加
し、硬化性組成物を調製した。
この組成物を用いて各種材質のMlOボルト・ナツトを
実施例1と同様に接着して物性を測定した結果が表7で
ある。鉄以外の材質に対しても非?常に速硬性であるこ
とがわかる。比較例 6 ホルムジエチルアミドを含有しないこと以外は実施例4
と同じ組成の硬化性組成物を調製し、実施例4と同様に
物性を測定した結果が表8である。
表7と比較してセツトタイムが遅いことが明らかである
。実施例5、比較例7〜9 常法に従つて、ヘキサメチレンジイソシアネートとヒド
ロキシプロピルメタクリレートを1対2のモル比で付加
反応させて得られたウレタンメタクリレート50部とト
リメチロールプロパントリメタクリレート50部からな
る重合性メタクリル酸エステルの混合物にSMQ塩2部
およびゲル化安定剤としてメタクリル酸亜鉛0.2部を
添加し、80℃で10分間加熱溶解した後室温に戻して
酸アミド類を添加して硬化性組成物とし実施例2と同様
に物性を測定した結果が表9である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重合体メタクリル酸エステル100重量部、O−ベ
    ンゾイツクスルフイミドと次の一般式(1)▲数式、化
    学式、表等があります▼・・・・・・・・・(1)(式
    中、R_1、R_2は水素またはメチル基を示す。 )で示されるアミンとの塩0.1〜5.0重量部、酸ア
    ミド0.1〜5.0重量部およびゲル化安定剤0〜3.
    0重量部よりなり、重合性メタクリル酸エステルが次の
    (a)、(b)、(c)の一種または二種以上の混合物
    であることを特徴とする嫌気硬化性組成物。(a)次の
    一般式(2)の化合物▲数式、化学式、表等があります
    ▼・・・・・・・・・(2)(式中、R_3、R_4、
    R_5、R_6は水素、炭素数1〜4個のアルキル基、
    ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼を示し、それぞれ同種または異種
    であつてよい。 lは1〜8の整数、pは0または1、qは1〜20の整
    数を示す。)(b)次の一般式(3)の化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
    (3)(式中、R_7、R_8は炭素数2〜4個のアル
    キレン基、m、nは1〜8の整数を示す。 )(c)ウレタンポリメタクリレート 酸アミドがホルムジメチルアミドである特許請求の範囲
    第1項記載の組成物。
JP56095970A 1981-06-23 1981-06-23 嫌気硬化性組成物 Expired JPS5950712B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56095970A JPS5950712B2 (ja) 1981-06-23 1981-06-23 嫌気硬化性組成物
US06/389,437 US4460760A (en) 1981-06-23 1982-06-17 Anaerobically curable compositions

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56095970A JPS5950712B2 (ja) 1981-06-23 1981-06-23 嫌気硬化性組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57212281A JPS57212281A (en) 1982-12-27
JPS5950712B2 true JPS5950712B2 (ja) 1984-12-10

Family

ID=14152037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56095970A Expired JPS5950712B2 (ja) 1981-06-23 1981-06-23 嫌気硬化性組成物

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4460760A (ja)
JP (1) JPS5950712B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59103221A (ja) * 1982-12-03 1984-06-14 三菱電機株式会社 開閉器
JPS59207977A (ja) * 1983-05-12 1984-11-26 Okura Ind Co Ltd 嫌気硬化性接着剤
JPS6032868A (ja) * 1983-07-30 1985-02-20 Okura Ind Co Ltd 接着性と保存安定性に優れた嫌気性接着剤
JPS6081272A (ja) * 1983-10-13 1985-05-09 Okura Ind Co Ltd 嫌気性接着剤
US4703089A (en) * 1984-04-10 1987-10-27 Damico Dennis J Structural adhesive formulations
US4569976A (en) * 1984-10-18 1986-02-11 The Kendall Company Redox cure system for acrylic adhesive compositions
DE3729054A1 (de) * 1987-08-31 1989-03-09 Hilti Ag Stabilisierte, ungesaettigte polyesterharze enthaltende massen
EP0943670A1 (en) * 1998-03-16 1999-09-22 National Starch and Chemical Investment Holding Corporation Process for making anaerobic curing adhesive composition
WO2008021014A1 (en) * 2006-08-11 2008-02-21 Henkel Corporation Lubricious anaerobic curable compositions

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2441943C3 (de) * 1974-09-02 1980-07-10 Henkel Kgaa, 4000 Duesseldorf Anaerob härtende Klebstoffe und Dichtungsmassen
JPS5338110B2 (ja) * 1975-02-24 1978-10-13
US4090997A (en) * 1976-03-05 1978-05-23 Felt Products Mfg. Co. High-strength anaerobic sealant composition and method of preparation
US4103081A (en) * 1976-09-03 1978-07-25 Loctite Corporation Stabilized anaerobic adhesives
US4235986A (en) * 1979-04-02 1980-11-25 National Starch And Chemical Corporation Anaerobic curing adhesive composition and process for making same
US4374940A (en) * 1981-06-16 1983-02-22 The Henkel Corporation Anaerobic compositions

Also Published As

Publication number Publication date
US4460760A (en) 1984-07-17
JPS57212281A (en) 1982-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0235935B1 (en) Instant adhesive composition utilizing mixred functionality calixarenes as accelerators
CA1227383A (en) Method for obtaining a strong adhesive bonding of composites to dentin, enamel and other substrates
JPH0250922B2 (ja)
JPS61293960A (ja) (メタ)アクリル酸エステル類
JPS6339031B2 (ja)
JPH0572946B2 (ja)
JPS5950712B2 (ja) 嫌気硬化性組成物
JP6167177B2 (ja) 2ステップ接着システムのための促進剤
JPS5896666A (ja) 二液型接着剤
JP2826559B2 (ja) 瞬間接着剤用カレキサレン化合物及びその製造方法
US4126737A (en) Anaeorbically hardening adhesives and sealants based on (meth)acrylic esters containing reaction products of glycidyl-(meth)acrylate and half esters containing carbonate groups
JPH0246074B2 (ja)
JPS59207977A (ja) 嫌気硬化性接着剤
JPS6032868A (ja) 接着性と保存安定性に優れた嫌気性接着剤
JPH1192461A (ja) ジスルフィド化合物および金属表面処理剤
JPS61192707A (ja) 硬化性組成物及び接着剤
JPH0244346B2 (ja) Setsuchakuzaisoseibutsu
JP2001501243A (ja) シアノアクリレート接着剤
JPS61141776A (ja) クロロスルホニルイソシアネート誘導体を含有する硬化性組成物
JPS62184076A (ja) 接着性に優れた嫌気性接着剤
JPS5818960B2 (ja) 光硬化性を有する接着剤組成物ならびにそれを使用して接着あるいは密封する方法
JPS6019945B2 (ja) 二液型接着剤組成物
JPS5996110A (ja) 速硬性接着剤組成物
JPS59108069A (ja) 二液型アクリル系接着剤組成物
JPS6128568A (ja) 接着剤組成物