JP6167177B2 - 2ステップ接着システムのための促進剤 - Google Patents

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Description

2ステップ接着システムのためのプライマー(下塗り剤)中の硬化促進剤としてのベンゾイルチオ尿素またはベンゾイルチオウレタン誘導体を提供する。
硬化性接着剤およびシーラント組成物は、最終消費者にとって商業的に魅力的な選択肢にするために、しばしば硬化剤を利用する。硬化性接着剤およびシーラント組成物は、適合するように計画された性能特徴および組成物を調製するために使用した構成成分に応じて、1部型、2部型および2ステップ型で入手できる。嫌気性接着剤は、有名な1部型組成物であり、一般に周知である。例えば、R.D. Rich、「Anaerobic Adhesives」、Handbook of Adhesive Technology、29、467〜79、A.PizziおよびK.L.Mittal編、Marcel Dekker、Inc.、New York(1994)と、その中に引用された参考文献を参照のこと。それらの使用は多数あり、新しい用途が開発され続けている。
従来の嫌気性接着剤は通常、ペルオキシ開始剤および阻害剤成分と一緒に、フリーラジカル重合性アクリレートエステルモノマーを含む。しばしば、このような嫌気性接着剤組成物はまた、組成物が硬化する速度を増大させるための促進剤成分も含有している。
硬化を誘導および促進させるために商用の嫌気性接着剤およびシーラント組成物に通常使用されている嫌気性硬化誘導組成物としては、通常、サッカリン、トルイジン、例えばN,N−ジエチル−p−トルイジン(「DE−p−T」)およびN,N−ジメチル−o−トルイジン(「DM−o−T」)、アセチルフェニルヒドラジン(「APH」)、マレイン酸、ならびにキノン、例えばナフタキノンおよびアントラキノンが挙げられる。例えば、米国特許第3,218,305号(Krieble)、第4,180,640号(Melody)、第4,287,330号(Rich)および第4,321,349号(Rich)を参照のこと。
GC社(GC Corporation)は、米国特許商標局に特許出願を提出し、それは米国特許出願公開第2010/0249266号として公開され、第1のペーストおよび第2のペーストを含む重合性組成物を対象としており、ここで、第1のペーストは、α、β不飽和モノカルボン酸またはα、β不飽和ジカルボン酸のポリマー、水、および過酸化物としてのヒドロペルオキシドを含み、第2のペーストは、酸基を含まない(メタ)アクリレート化合物、フルオロアルミノシリケートガラス粉末、還元物質としてのチオ尿素誘導体、および重合促進剤としてのバナジウム化合物を含む。
技術の現状にもかかわらず、既存の製品と差別化するため、および原料供給の不足または中断という事象において供給を保証するために、硬化性組成物の硬化を促進させるための代替技術を見出すことが、継続して望まれている。したがって、硬化性組成物のための促進剤として機能する新しい物質をつきとめることが望ましい。
2ステップ接着システムのためのプライマー中の促進剤として使用するベンゾイルチオ尿素またはベンゾイルチオウレタン誘導体を提供する。
例えば、ベンゾイルチオ尿素またはベンゾイルチオウレタン誘導体は、一般構造Iの範囲内であってよい。
Figure 0006167177
(式中、Zは、OまたはN−Rであり、Rは、水素、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、カルボニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;R’は、水素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、カルボニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボキシル、ニトロソまたはスルホナトから選択され;Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SONH−、−CONH−、−NH−、および−PO(NHCONHCSNH)NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
より具体的な一般構造を以下に示す:
Figure 0006167177
(式中、RおよびR’は、独立に、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、あるいはRおよびR’は、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SONH−、−CONH−、−NH−、および−PO(NHCONHCSNH)NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
より具体的には、ベンゾイルチオ尿素またはベンゾイルチオウレタン誘導体は、それぞれ構造IIまたはIIAの範囲内であってよい。
Figure 0006167177
(式中、R、R’、Z、X、Yおよびnは、前記で定義した通りである。)
それぞれ構造IIまたはIIAの範囲内のベンゾイルチオ尿素またはベンゾイルチオウレタン誘導体のより具体的な例を以下に記載する。
Figure 0006167177
(式中、R、X、Yおよびnは、前記で定義した通りであり、X’は、Xと定義される。)
あるいは、構造Iの範囲内のベンゾイルチオ尿素またはベンゾイルチオウレタン誘導体は、R’がリンカーであるビス型であってもよい。すなわち、以下式である。
Figure 0006167177
(式中、R、R’、X、Yおよびnは、前記で定義した通りであり、mは2である。)
ベンゾイルチオ尿素またはベンゾイルチオウレタン誘導体は、硬化性組成物の硬化を促進させるように作用し、全体にわたる優れた硬化性を有する接着システムをもたらす。本発明は、「詳細な説明」およびその後に続く例示的な実施例を読むことによって、より完全に理解される。
プライマーとしてベンゾイルチオ尿素とLOCTITE7649を比較した、2ステップ接着システムにおける複素剪断弾性率対時間の流動測定のプロットを示す図である。 1種または複数のガラスまたはPET、ITO電極、およびLCDパネルの間に3つの別々のLOCAの塗布層を例示した、液晶ディスプレイデバイスを切り取った分解斜視図である。 プライマーとしての種々のBTU誘導体に関するCHP濃度(LOCA中の重量パーセント値として)対硬化時間(分単位)のプロットを示す図である。 プライマーとしてのBOTUに関する硬化時間(分単位)対CHP濃度(LOCA中の重量パーセント値として)のプロットを示す図である。 プライマーとしてBMTUを使用したLOCAへの2%および3%のそれぞれのCHP添加に関するLOCA厚さ(ミル単位)対硬化時間(分単位)のプロットを示す図である。
ここでは、プライマーは、構造Iの範囲内の硬化促進剤を使用する。
Figure 0006167177
(式中、Zは、OまたはN−Rであり、Rは、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、あるいはR’は、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SONH−、−CONH−、−NH−、および−PO(NHCONHCSNH)NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
上述したように、より具体的な一般構造を以下に示す。
Figure 0006167177
(式中、RおよびR’は、独立に、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、あるいはRおよびR’は、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SONH−、−CONH−、−NH−、および−PO(NHCONHCSNH)NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
より具体的には、本発明の硬化促進剤は、それぞれ構造IIおよびIIAの範囲内であってよい。
Figure 0006167177
(式中、R、R’、X、Yおよびnは、前記で定義した通りである。)
構造IIおよびIIAの範囲内の本発明の硬化促進剤のより具体的な例を以下に記載する。
Figure 0006167177
(式中、R、X、Yおよびnは、前記で定義した通りであり、X’は、Xと定義される。)
またさらにより具体的には、本発明の硬化促進剤は、以下式を含む。
Figure 0006167177
Figure 0006167177
Figure 0006167177
Figure 0006167177
これらのベンゾイルチオ尿素またはベンゾイルチオウレタン誘導体は、2ステップ接着システムにおいて(溶液、懸濁液または分散液中において、適切な送達ビヒクルまたはキャリアと一緒に)プライマー中の促進剤として使用することができ、その場合、ベンゾイルチオ尿素またはベンゾイルチオウレタン誘導体を、結合すべき基体の一部の上に最初に塗布した後に嫌気硬化性組成物を塗布し、あるいは嫌気硬化性組成物を塗布した後に塗布する。ベンゾイルチオ尿素またはベンゾイルチオウレタン誘導体は、硬化性組成物中の硬化促進剤として、かつ適切な送達ビヒクルまたはキャリア中のプライマーとして、優れた溶解性、安定性および/または活性を示す。
本発明は、硬化性組成物から反応生成物を調製する方法であって:
構造IまたはIAの範囲内の化合物を所望の基体に塗布するステップ、
Figure 0006167177
(式中、RおよびR’は、独立に、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、あるいはRおよびR’は、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SONH−、−CONH−、−NH−、および−PO(NHCONHCSNH)NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
Figure 0006167177
(式中、RおよびR’は、独立に、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、あるいはRおよびR’は、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SONH−、−CONH−、−NH−、および−PO(NHCONHCSNH)NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
(メタ)アクリレート成分および酸化剤を含む組成物をその所望の基体表面に塗布するステップ、
第2の表面とその基体表面を組み合わせて組立品を形成するステップ、および
組立品を、組成物を硬化させるのに十分な時間、適切な条件に曝すステップ
を含む方法を提供する。
さらに別の態様では、本発明は、硬化性組成物から反応生成物を調製する方法であって:
(メタ)アクリレート成分および酸化剤を含む組成物を所望の基体表面に塗布するステップ、
構造IまたはIAの範囲内の化合物を所望の基体表面に塗布するステップ、
Figure 0006167177
(式中、RおよびR’は、独立に、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、あるいはRおよびR’は、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SONH−、−CONH−、−NH−、および−PO(NHCONHCSNH)NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
Figure 0006167177
(式中、RおよびR’は、独立に、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、あるいはRおよびR’は、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SONH−、−CONH−、−NH−、および−PO(NHCONHCSNH)NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
第2の表面とその基体表面を組み合わせて組立品を形成するステップ、および
組立品を、組成物を硬化させるのに十分な時間、適切な条件に曝すステップ
を含む方法を提供する。
さらに別の態様では、本発明は、硬化性組成物から反応生成物を調製する方法であって:
酸化剤を所望の基体表面に塗布するステップ、
(メタ)アクリレート成分および構造IまたはIAの範囲内の化合物を含む組成物を所望の基体表面に塗布するステップ、
Figure 0006167177
(式中、RおよびR’は、独立に、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、あるいはRおよびR’は、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SONH−、−CONH−、−NH−、および−PO(NHCONHCSNH)NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
Figure 0006167177
(式中、RおよびR’は、独立に、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、あるいはRおよびR’は、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SONH−、−CONH−、−NH−、および−PO(NHCONHCSNH)NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
第2の表面とその基体表面を組み合わせて組立品を形成するステップ、および
組立品を、組成物を硬化させるのに十分な時間、適切な条件に曝すステップ
を含む方法を提供する。
さらに別の態様では、本発明は、硬化性組成物から反応生成物を調製する方法であって:
(メタ)アクリレート成分および構造IまたはIAの範囲内の化合物を含む組成物をその所望の基体表面に塗布するステップ、
Figure 0006167177
(式中、RおよびR’は、独立に、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、あるいはRおよびR’は、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SONH−、−CONH−、−NH−、および−PO(NHCONHCSNH)NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
Figure 0006167177
(式中、RおよびR’は、独立に、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、あるいはRおよびR’は、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SONH−、−CONH−、−NH−、および−PO(NHCONHCSNH)NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
酸化剤をその所望の基体表面に塗布するステップ、
第2の表面とその基体表面を組み合わせて組立品を形成するステップ、および
組立品を、組成物を硬化させるのに十分な時間、適切な条件に曝すステップ
を含む方法を提供する。
2ステップ接着システムにおいて(メタ)アクリレート成分として使用するのに適した(メタ)アクリレートモノマーは、HC=CGCOによって表されるものなど多種多様な物質から選択でき、式中、Gは、水素または1〜約4個の炭素原子を有するアルキル基であってよく、Rは、1〜約16個の炭素原子を有するアルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルカリル、アラルキルまたはアリール基から選択でき、場合によってはそのうちのいずれかが、シラン、ケイ素、酸素、ハロゲン、カルボニル、ヒドロキシル、エステル、カルボン酸、尿素、ウレタン、カーボネート、アミン、アミド、硫黄、スルホネート、スルホンなどによって任意選択で置換または介入されてもよい。
本明細書での使用に適したさらなる(メタ)アクリレートモノマーには、限定されるものではないが、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラヒドロフラン(メタ)アクリレートおよびジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート(「HPMA」)、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート(「TMPTMA」)、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート(「TRIEGMA」)、テトラエチレングリコールジメタクリレート、ジプロピレングリコールジメタクリレート、ジ−(ペンタメチレングリコール)ジメタクリレート、テトラエチレンジグリコールジアクリレート、ジグリセロールテトラメタクリレート、テトラメチレンジメタクリレート、エチレンジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレートの様な二官能または三官能(メタ)アクリレート、ならびにエトキシ化ビスフェノール−A(メタ)アクリレート(「EBIPMA」)などのビスフェノール−Aモノおよびジ(メタ)アクリレート、ならびにエトキシ化ビスフェノール−F(メタ)アクリレートなどのビスフェノール−Fモノおよびジ(メタ)アクリレートなどの多官能(メタ)アクリレートモノマーが含まれる。
本明細書で使用できるさらに他の(メタ)アクリレートモノマーには、その開示が参照によりここに明示的に本明細書に組み込まれる米国特許第5,605,999号(Chu)によって教示されかつ特許請求されたものなどの、シリコン(メタ)アクリレート成分(「SiMA」)が含まれる。
当然のことながら、これらの(メタ)アクリレートモノマーの組合せも使用することができる。
(メタ)アクリレート成分は、接着システムの全重量に対して(組立ておよび/または硬化の前にキャリアビヒクルが蒸発する場合、キャリアビヒクルを除いて)、約10〜約90重量パーセント、例えば約60〜約90重量パーセントを占めるべきである。
従来の硬化性組成物中に追加の成分が、硬化性組成物またはその反応生成物の物理的性質を変えるために含まれていてもよい。
例えば、1種または複数のマレイミド成分、耐熱性を付与する共反応物、高温条件で反応性のある希釈剤成分、モノ−またはポリ−ヒドロキシアルカン、高分子量可塑剤、およびキレート化剤(その開示が参照によりここに明示的に本明細書に組み込まれる米国特許第6,043,327号を参照のこと)が、物理的性質および/または配合物の硬化特性および/または硬化した接着剤の強度もしくは耐熱性を改変するために含まれていてもよい。
使用した場合、マレイミド、共反応物、反応性希釈剤、可塑剤、および/またはモノ−もしくはポリ−ヒドロキシアルカンは、組成物の全重量に対して、約1重量パーセント〜約30重量パーセントの範囲内の量で存在してよい。
硬化性組成物には、他の従来の成分、例えば、フリーラジカル開始剤、他のフリーラジカル共促進剤、フリーラジカル発生阻害剤、ならびに鉄および銅などの金属触媒も含まれていてよい。特に硬化が嫌気条件下で起こる場合、硬化環境に応じて、これらの成分の一部または全部を通常に使用してもよい。
多くの周知のフリーラジカル重合の開始剤(または酸化剤)が、硬化性組成物中に通常組み込まれ、限定されるものではないが、ヒドロペルオキシド、例えば、クメンヒドロペルオキシド(「CHP」)、パラ−メンタンヒドロペルオキシド、t−アミルヒドロペルオキシド、1,1,3,3−テトラメチルブチルヒドロペルオキシドおよびt−ブチルヒドロペルオキシド(「TBH」)などが挙げられる。他のペルオキシドとしては、t−ブチルパーベンゾエート、ベンゾイルペルオキシド、ジベンゾイルペルオキシド、1,3−ビス(t−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、ジアセチルペルオキシド、ブチル4,4−ビス(t−ブチルペルオキシ)吉草酸エステル、p−クロロベンゾイルペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、t−ブチルクミルペルオキシド、t−ブチルパーベンゾエート、ジ−t−ブチルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチルペルオキシヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチル−ペルオキシヘキサ−3−イン、4−メチル−2,2−ジ−t−ブチルペルオキシペンタンおよびその組合せが挙げられる。
場合によっては、カプセル化形態で酸化剤を提供することが望ましい場合もある。
このような酸化剤は、組成物の全重量に対して、約0.1〜約10重量パーセントの範囲で通常使用され、約1〜約5重量パーセントが望ましい。
安定剤および阻害剤(ヒドロキノンおよびキノンを含むフェノールなど)も、早すぎる酸化剤の分解および硬化性組成物の重合を制御および防止するために使用することができる。
嫌気性硬化性組成物において、それからの極微量の金属混入物を捕捉するために、キレート剤[エチレンジアミン四酢酸(「EDTA」)の四ナトリウム塩など]も使用することができる。使用した場合、キレート化剤は、組成物の全重量に対して、約0.001重量パーセント〜約0.1重量パーセントの量で通常組成物中に存在していてもよい。
ベンゾイルチオ尿素またはベンゾイルチオウレタン誘導体は、組成物の全重量に対して、約0.1〜約5重量パーセント、例えば約1〜約2重量パーセントの量で硬化促進剤として使用することができる。
増粘剤、非反応性可塑剤、充填剤、強化成分(エラストマーおよびゴムなど)、および他の周知の添加剤などの他の剤を、そうすることが望ましいと当業者が考えるものの中に組み込んでよい。
接着システムは、当業者に周知の従来の方法を用いて調製することができる。例えば、硬化性組成物の成分は、組成物中で成分が果たす役割および機能と調和する都合のよい任意の順番で一緒に混合することができる。既知の装置を使用した従来の混合技術を使用してもよい。
2ステップ接着システムは、本明細書に記載された所望の利益および利点を果たすため、種々の基体を結合させるために使用することができる。例えば、適切な基体は、鋼鉄、真鍮、銅、アルミニウム、亜鉛、ガラス、ならびに他の金属および合金、セラミックスおよび熱硬化性樹脂から構築されていてよい。
以上に説明したベンゾイルチオ尿素またはベンゾイルチオウレタン誘導体は、2ステップ接着システムで使用でき、その場合、電磁スペクトル中の放射線への曝露が硬化の開始に利用でき、不透明な基体が接合される場合など、かかる放射線が到達しない(または到達が限定されている)接合線の領域で硬化が継続する。これは、シャドー硬化(shadow curing)として知られている。
従来の光硬化性接着剤組成物は、電磁スペクトル中の放射線に曝された接合線の領域で光重合を起こすが、他の領域では起きないため、例えば接合線の内側で見つかり得る、照射されていない領域での重合に影響を与えるための第2の硬化方法をしばしば使用し、特にそれは不透明な基体を上述したように接合する場合に使用される。
これまで使用されてきたそのような第2の硬化メカニズムの1つは、熱活性過酸化物の組成物への添加を利用している。しかし、熱活性過酸化物は、通常重合を開始するために100℃超の温度を使用し、これは特に感熱性成分を含む場合に望ましくない。湿気反応性のイソシアネートが、このような第2の硬化をもたらすためにこれまで使用されてきた。イソシアネートの使用に対する健康および環境への懸念が、それらの承認を制限してきた。湿気硬化性シリコーンはまた、シャドー硬化特性を硬化性組成物に付与するために使用されてきた。接着剤強度の構築に必要とされる長い硬化期間のため、それらはより魅力のない手法である。
2ステップ接着システムにおいて、ここでは、従来の手法の代わりに、以上に説明したベンゾイルチオ尿素またはベンゾイルチオウレタン誘導体のプライマーを使用して、接合線の間中で接着剤組成物を硬化させてもよい。プライマーは、適当なキャリア中のベンゾイルチオ尿素またはベンゾイルチオウレタン誘導体の溶液、分散液または乳液として塗布する。あるいは、ベンゾイルチオ尿素またはベンゾイルチオウレタン誘導体がそれ自体液体である場合、そのまま塗布することができる。
液状の光学的に透明な接着剤(「LOCA」)組成物と共に、プライマーとしてのベンゾイルチオ尿素またはベンゾイルチオウレタン誘導体をそのように適用することの1つにおいて、プライマーは、少なくとも携帯型ディスプレイデバイスのタッチパネルの裏面の周辺部に塗布され、組立て時には、促進剤を共に使用する接着剤を硬化するのに使用する光源に対して明らかな視認性を有さないであろう。図2を参照すると、液晶ディスプレイモジュールの構築の分解斜視図を示している。このようなモジュールは、例えば、テレビ受像機、コンピューター用モニター、コンピュータータブレットおよび携帯電話を製造するのに使用することができる。図2に示したモジュールでは、LOCA組成物の配置の3つの例を見ることができる:1つは、液晶ディスプレイパネルとガラス基体の間;1つは、ガラス基体(前記と同じガラス基体)と酸化物インジウムスズコート電極の間;1つは、ガラスまたはポリエチレンテレフタレート基体とITOコート電極(前記と同じITOコート電極)の間である。
以上の説明を考慮すると、広範囲の実用的な機会が与えられることは明らかである。以下の実施例は、例示目的で提供されるに過ぎず、決して本明細書の教示を限定するためのものとみなすべきではない。
以上に説明したベンゾイルチオ尿素またはベンゾイルチオウレタン誘導体の多くを、以下に記載されている通りに合成した。
A. 合成
ベンゾイルイソチオシアネート
Figure 0006167177
ベンゾイルチオ尿素およびその誘導体のための出発原料としてベンゾイルイソチオシアネートを調製した。コンデンサー、サーモプローブ、密封系の窒素パージ、圧力平衡添加漏斗およびメカニカルスターラーを取り付けた500mL三つ口丸底フラスコ(「RBF」)中に、固体チオシアン酸アンモニウム(16.9g、0.22mol)およびジクロロメタン(100mL)を仕込んだ。撹拌した混合物を、氷水浴中で約10〜15℃の温度まで冷却した。撹拌した混合物に、塩化ベンゾイル(28.4g、0.2mol)のジクロロメタン(50mL)溶液を20分間にわたって加え、反応混合物を還流(39℃)に近い温度まで1時間温めた。反応の完了をFT−IR分析によって確認した。次いで溶液を約10〜15℃の温度まで冷却した。溶液を濃縮してオイルにして、ベンゾイルイソチオシアネートを得ることができる。15mmHgにおける沸点は128〜131℃であった。
FT−IR、ATR付属、3063cm−1(芳香族C−H)、2000〜1921(−NCS芳香族イソチオシアネート)、1685(カルボニル)、1230(−C−N−)、846(芳香族チオイソシアネート)
H NMR −− DMSOd、δ8.05(s、多重線、芳香族H)、7.70(s、三重線、芳香族H)、7.50(s、三重線、芳香族H)
13C NMR −− DMSOd、δ161.0(s、一重線、Ar−CO−)、148.0(s、一重線、−NCS)、135.0(m、一重線、芳香族C)、130.0(s、一重線、芳香族C)、128.0(s、一重線、芳香族C)
ベンゾイルチオ尿素
Figure 0006167177
アンモニアガス供給に接続された密封ガラスフリットバブラー系および出口バブラー−スクラバー系を含むように、RBFを変更した。透明な冷反応混合物(外部氷水浴で30℃未満の温度に制御した)に、アンモニアガスをゆっくりパージした。添加中にアンモニアは消費され、反応混合物の外見はゆっくりと、青白く、かつ不透明/乳白色になった。混合物を室温まで温め、アンモニア添加が終わった後にさらに1時間撹拌を続けた。次いで窒素ガスを系内に再導入して、残留アンモニアガスをパージした。得られた固体を真空ろ過によって捕集し、追加のジクロロメタンで洗浄して、エタノールから再結晶させたわずかに黄色い固体を得た。次いで固体を、真空中50℃の温度および<1mTorrの圧力で恒量まで乾燥させた。得られた固体を観察して、DSCによって決定した融点が171.62℃であった。
FT−IR、ATR付属、3301〜3146cm−1(−NHおよび−NH−)、1675(カルボニル)、1599、1526および1403(−NCSN−)、1233(−C−N−)
1H NMR −− DMSOd、δ11.1ppm(m、一重線、−NH−)、9.90および9.55(m、二重線、−−NH)、7.90(s、二重線、芳香族H)、7.60〜7.40(s、多重線、芳香族H)、3.65(s、一重線、溶媒交換)
13C NMR −− DMSOd、δ187.5ppm(NH−CS−NH)、173.5(Ar−CO−)、139.0〜132.0(芳香族C)
アミンまたは窒素含有化合物から作製したベンゾイルチオ尿素付加物
Figure 0006167177
ベンゾイルモルホリンチオ尿素(「BMTU」)付加物
Figure 0006167177
コンデンサー、マグネチックスターラー、サーモプローブ、窒素パージおよび圧力平衡添加漏斗を備えた250mL三つ口RBFに、ベンゾイルイソチオシアネート(25.0g、0.150mol)、続いてジクロロメタン(100mL)を加えた。混合物を氷水浴中で5℃未満の温度で冷却し、その時点でモルホリン(13.21g、0.150mol)およびジクロロメタン(100mL)を約30分間にわたってゆっくり加えた。氷水浴を取り外し、反応混合物を窒素パージ下で終夜撹拌した。次いで反応混合物を真空中40℃の温度で濃縮して、粗製の黄色固体を得た。還流させた酢酸エチル(50mL)から固体を再結晶させて、真空中50℃の温度および<1mTorrの圧力で恒量まで乾燥させた黄色固体を82%の収率で得た。固体は、融点が138℃であることが確認された。
ベンゾイルオクチルチオ尿素(「BOTU」)付加物
Figure 0006167177
コンデンサー、マグネチックスターラー、サーモプローブ、窒素パージおよび圧力平衡添加漏斗を備えた250mL三つ口RBFに、ベンゾイルイソチオシアネート(25.0g、0.150mol)、続いてジクロロメタン(100mL)を加えた。混合物を氷水浴中で5℃未満の温度まで冷却し、その時点でオクチルアミン(19.6g、0.150mol)およびジクロロメタン(100mL)を30分間にわたってゆっくり加えた。氷水浴を取り外し、反応混合物を室温、窒素パージ下で終夜撹拌した。反応混合物を水で洗浄し、有機層を分離し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過し、真空中で40℃の温度で濃縮して、オレンジ色のオイルを得た。オイルを真空中50℃の温度および<1mTorrの存在で恒量まで乾燥させ、95%収率であった。
ベンゾイルチオジエチル尿素(「BTDEU」)付加物
Figure 0006167177
コンデンサー、マグネチックスターラー、サーモプローブ、窒素パージおよび圧力平衡添加漏斗を備えた250mL三つ口RBFに、ベンゾイルイソチオシアネート(25.0g、0.150mol)、続いてジクロロメタン(100mL)を加えた。混合物を氷水浴中で5℃未満の温度で冷却し、その時点でジエチルアミン(15.0g、0.150mol)およびジクロロメタン(100mL)を約30分間にわたってゆっくり加えた。氷水浴を取り外し、反応混合物を窒素パージ下で終夜撹拌した。次いで反応混合物を真空中で40℃の温度で濃縮して、橙黄色固体を得た。固体を真空中50℃の温度および<1mTorrの圧力で恒量まで乾燥させ、99%収率であった。
ベンゾイルチオジヒドロキシエチル尿素(「BTDHEU」)付加物
Figure 0006167177
コンデンサー、マグネチックスターラー、サーモプローブ、窒素パージおよび圧力平衡添加漏斗を備えた250mL三つ口RBFに、ベンゾイルイソチオシアネート(25.0g、0.150mol)、続いてジクロロメタン(100mL)を加えた。混合物を氷水浴中で5℃未満の温度で冷却し、その時点でジヒドロキシエチルアミン(15.9g、0.150mol)およびジクロロメタン(100mL)を約30分間にわたってゆっくり加えた。氷水浴を取り外し、反応混合物を窒素パージ下で終夜撹拌した。次いで反応混合物を真空中で40℃の温度で濃縮して、白色固体を得た。固体を真空中50℃の温度および<1mTorrの圧力で恒量まで乾燥させ、97%収率であった。
ベンゾイルテトラヒドロキノリンチオ尿素(「BTHQTU」)付加物
Figure 0006167177
コンデンサー、マグネチックスターラー、サーモプローブ、窒素パージおよび圧力平衡添加漏斗を備えた250mL三つ口RBFに、ベンゾイルイソチオシアネート(25.0g、0.150mol)、続いてジクロロメタン(100mL)を加えた。混合物を氷水浴中で5℃未満の温度で冷却し、その時点でテトラヒドロキノリン(20.4g、0.150mol)およびジクロロメタン(100mL)を約30分間にわたってゆっくり加えた。氷水浴を取り外し、反応混合物を窒素パージ下で終夜撹拌した。次いで反応混合物を真空中で40℃の温度で濃縮して、白色固体を得た。固体を真空中50℃の温度および<1mTorrの圧力で恒量まで乾燥させ、93%収率であった。固体は、融点が143.6℃であることが確認された。
ベンゾイルシクロヘキシルチオ尿素(「BCHTU」)付加物
Figure 0006167177
コンデンサー、マグネチックスターラー、サーモプローブ、窒素パージおよび圧力平衡添加漏斗を備えた250mL三つ口RBFに、ベンゾイルイソチオシアネート(25.0g、0.150mol)、続いてジクロロメタン(100mL)を加えた。混合物を氷水浴中で5℃未満の温度で冷却し、その時点でシクロヘキシルアミン(15.0g、0.150mol)およびジクロロメタン(100mL)を約30分間にわたってゆっくり加えた。氷水浴を取り外し、反応混合物を窒素パージ下で終夜撹拌した。次いで反応混合物を真空中で40℃の温度で濃縮して、橙黄色固体を得た。固体を真空中50℃の温度および<1mTorrの圧力で恒量まで乾燥させ、99%収率であった。固体は、融点が67.8℃であることが確認された。
シクロヘキシルビス−ベンゾイルチオ尿素(「CHbisBTU」)付加物
Figure 0006167177
コンデンサー、マグネチックスターラー、サーモプローブ、窒素パージおよび圧力平衡添加漏斗を備えた250mL三つ口RBFに、ベンゾイルイソチオシアネート(25.0g、0.150mol)、続いてジクロロメタン(100mL)を加えた。混合物を氷水浴中で5℃未満の温度で冷却し、その時点でベンゾイルイソチオシアネート(50.0g、0.300mol)およびシクロヘキシルジアミン(17.42g、0.150mol)およびジクロロメタン(100mL)を約30分間にわたってゆっくり加えた。氷水浴を取り外し、反応混合物を窒素パージ下で終夜撹拌した。次いで反応混合物を真空中で40℃の温度で濃縮して、橙黄色固体を得た。固体を真空中50℃の温度および<1mTorrの圧力で恒量まで乾燥させ、99%収率であった。
ベンゾイルナフトスルタムチオ尿素(「BNSTU」)付加物
Figure 0006167177
コンデンサー、マグネチックスターラー、サーモプローブ、窒素パージおよび圧力平衡添加漏斗を備えた250mL三つ口RBFに、ベンゾイルイソチオシアネート(25.0g、0.150mol)、続いてジクロロメタン(100mL)を加えた。混合物を氷水浴中で5℃未満の温度で冷却し、その時点でナフトスルタム(31.4g、0.150mol)およびジクロロメタン(100mL)を約30分間にわたってゆっくり加えた。氷水浴を取り外し、反応混合物を窒素パージ下で終夜撹拌した。次いで反応混合物を真空中40℃の温度で濃縮して、茶色固体を得た。還流させた酢酸エチル(150mL)から茶色固体を再結晶させて、真空中50℃の温度および<1mTorrの圧力で恒量まで乾燥させた黄褐色固体を77%の収率で得た。得られた固体は、融点が264℃であることが観察された。
ベンゾイルフェニルヒドラジンチオ尿素(「BPHTU」)付加物
Figure 0006167177
コンデンサー、マグネチックスターラー、サーモプローブ、窒素パージおよび圧力平衡添加漏斗を備えた250mL三つ口RBFに、ベンゾイルイソチオシアネート(25.0g、0.150mol)、続いてジクロロメタン(100mL)を加えた。混合物を氷水浴中で5℃未満の温度で冷却し、その時点でフェニルヒドラジン(16.7g、0.150mol)およびジクロロメタン(100mL)を約30分間にわたってゆっくり加えた。氷水浴を取り外し、反応混合物を窒素パージ下で終夜撹拌した。次いで反応混合物を真空中で40℃の温度で濃縮して、白色固体を得た。固体を真空中50℃の温度および<1mTorrの圧力で恒量まで乾燥させ、97%収率であった。
ベンゾイルチオ尿素プロピルトリメトキシシラン(「BTU−TMS」)付加物
Figure 0006167177
コンデンサー、マグネチックスターラー、サーモプローブ、窒素パージおよび圧力平衡添加漏斗を備えた250mL三つ口RBFに、ベンゾイルイソチオシアネート(25.0g、0.150mol)、続いてジクロロメタン(100mL)を加えた。反応混合物を氷水浴中で5℃未満の温度まで冷却し、その時点で3−アミノプロピルトリメトキシシラン(27.7g、0.150mol)およびジクロロメタン(100mL)を30分間にわたってゆっくり加えた。氷水浴を取り外し、反応混合物を室温、窒素パージ下で終夜撹拌した。次いで反応混合物を真空中で40℃の温度で濃縮して、透明な赤色液体を得た。液体を真空中50℃の温度および<1mTorrの圧力で恒量まで乾燥させ、97%収率であった。
ベンゾイルチオ尿素JEFFAMINE(「BTU−JEFFAMINE」)付加物
Figure 0006167177
コンデンサー、マグネチックスターラー、サーモプローブ、窒素パージおよび圧力平衡添加漏斗を備えた250mL三つ口RBFに、ベンゾイルイソチオシアネート(25.0g、0.150mol)、続いてジクロロメタン(100mL)を加えた。反応混合物を氷水浴中で5℃未満の温度まで冷却し、その時点でJEFFAMINE ED−900(67.5g、0.075mol)およびジクロロメタン(100mL)を30分間にわたってゆっくり加えた。製造業者のハンツマン社(Huntsman Corporation、米国テキサス州Woodlands)によれば、JEFFAMINE ED−900は、分子量が900の主にPEG主鎖に基づくポリエーテルジアミンである。上記の構造において、lは約12.5であり、m+nは約6である。
氷水浴を取り外し、反応混合物を室温、窒素パージ下で終夜撹拌した。次いで不透明な液体を真空中で40℃の温度で濃縮して、青白い琥珀色オイルを得た。液体を真空中50℃の温度および<1mTorrの圧力で恒量まで乾燥させ、99%収率であった。
ベンゾイルサッカリンチオ尿素(「BSTU」)付加物
Figure 0006167177
コンデンサー、マグネチックスターラー、サーモプローブ、窒素パージおよび圧力平衡添加漏斗を備えた250mL三つ口RBFに、ベンゾイルイソチオシアネート(25.0g、0.150mol)およびサッカリン(28.1g、0.150mol)、続いてジクロロメタン(100mL)を加えた。混合物を氷水浴中で5℃未満の温度で冷却し、その時点で水(28.1g、0.150mol)および溶媒としてアセトンおよびジクロロメタン(100mL)を約30分間にわたってゆっくり加えた。氷水浴を取り外し、反応混合物を窒素パージ下で終夜撹拌した。次いで反応混合物を真空中で40℃の温度で濃縮して、固体を得て、これを真空中50℃の温度および<1mTorrの圧力で恒量まで乾燥させ、37%収率であった。
ベンゾイルジアセトアミドチオ尿素(「BDTU」)付加物
Figure 0006167177
コンデンサー、マグネチックスターラー、サーモプローブ、窒素パージおよび圧力平衡添加漏斗を備えた250mL三つ口RBFに、ベンゾイルイソチオシアネート(25.0g、0.150mol)、続いてジクロロメタン(100mL)を加えた。混合物を氷水浴中で5℃未満の温度で冷却し、その時点でジアセトアミド(15.3g、0.150mol)および溶媒としてアセトンおよびジクロロメタン(100mL)を約30分間にわたってゆっくり加えた。氷水浴を取り外し、反応混合物を窒素パージ下で終夜撹拌した。次いで反応混合物を真空中で40℃の温度で濃縮し、次いで真空中50℃の温度および<1mTorrの圧力で恒量まで乾燥させた。
パラ−トルエンスルホニルチオ尿素(「pTSTU」)付加物
Figure 0006167177
コンデンサー、サーモプローブ、密封系窒素パージ、圧力平衡添加漏斗およびマグネチックスターラーを備えた100mLRBF中に、チオ尿素(9.36g、0.12mol)およびジオキサン(50mL)を仕込んだ。混合物を100℃の温度まで暖めて溶解を促進させた。次いで混合物を約20℃の温度まで冷却し、その時点でパラ−トルエンスルホニルイソシアネート(25.0g、0.12mol)を1時間にわたってゆっくり加えた。乳白色懸濁液が生成したことが観察された。温度を氷水浴で20℃〜32℃に保持した。反応混合物を終夜室温で撹拌してから真空中40℃の温度で濃縮させて、白色固体を得て、それをさらに真空中50℃の温度および<1mTorrの圧力で恒量まで乾燥させた。
ベンゾイルドデシルチオ尿素(「BDDTU」)付加物
Figure 0006167177
コンデンサー、サーモプローブ、密封系窒素パージ、圧力平衡添加漏斗およびマグネチックスターラーを備えた250mL三つ口RBF中に、ベンゾイルイソチオシアネート(25.0g、0.150mol)および酢酸エチル(100mL)を仕込んだ。混合物を5℃未満の氷水浴中で冷却し、その時点で融解ドデシルアミン(29.3g、0.150mol)(融点30℃)および酢酸エチル(100mL)を0.5時間にわたってゆっくり加えた。氷水浴を取り外し、不透明な溶液を40℃、窒素パージ下で終夜撹拌した。有機層を分離し、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過し、真空中で40℃の温度で濃縮して、黄色粉状固体を得た。固体を真空中40℃の温度および<1mTorrで恒量まで乾燥させた(99%)。
ベンゾイルオクタデシルチオ尿素(BODTU)付加物
Figure 0006167177
コンデンサー、サーモプローブ、密封系窒素パージ、圧力平衡添加漏斗およびマグネチックスターラーを備えた500mL三つ口RBF中に、ベンゾイルイソチオシアネート(16.07g、96.5mol)および酢酸エチル(50mL)を仕込んだ。混合物を5℃未満の氷水浴中で冷却し、その時点で融解オクタデシルアミン(26.5g、96.5mol)(融点55℃)および酢酸エチル(50mL)を1時間にわたってゆっくり加えた。氷水浴を取り外し、不透明な溶液を50℃、窒素パージ下で終夜撹拌した。有機層を分離し、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、ろ過し、真空中で40℃の温度で濃縮して、青白い粉状(蝋様)固体を得た。固体を真空中40℃および<1mTorrで恒量まで乾燥させた(99%)。
ヒドロキシル含有化合物から作製したベンゾイルチオ尿素付加物
Figure 0006167177
ベンゾイルチオ尿素ヘキサノール(「BTU−H」)付加物
Figure 0006167177
コンデンサー、マグネチックスターラー、サーモプローブ、窒素パージおよび圧力平衡添加漏斗を備えた250mL三つ口RBFに、ベンゾイルイソチオシアネート(25.0g、0.150mol)、続いてジクロロメタン(100mL)を加えた。混合物を氷水浴中で5℃未満の温度で冷却し、その時点でヘキサノール(15.5g、0.150mol)およびアセトン(溶媒として)を約30分間にわたってゆっくり加えた。氷水浴を取り外し、反応混合物を窒素パージ下で終夜撹拌した。次いで反応混合物を真空中で40℃の温度で濃縮して、黄色固体を得た。固体を真空中50℃の温度および<1mTorrの圧力で恒量まで乾燥させ、83%収率であった。
ベンゾイルチオ尿素ヒドロキシエチルメタクリレート(「BTU−HEMA」)付加物
Figure 0006167177
コンデンサー、マグネチックスターラー、サーモプローブ、窒素パージおよび圧力平衡添加漏斗を備えた250mL三つ口RBFに、ベンゾイルイソチオシアネート(25.0g、0.150mol)、続いてジクロロメタン(100mL)を加えた。混合物を氷水浴中で5℃未満の温度で冷却し、その時点でヒドロキシエチルメタクリレート(19.5g、0.150mol)およびアセトン(溶媒として)を約30分間にわたってゆっくり加えた。氷水浴を取り外し、反応混合物を窒素パージ下で終夜撹拌した。次いで反応混合物を真空中で40℃の温度で濃縮して、淡黄色固体を得た。固体を真空中50℃の温度および<1mTorrの圧力で恒量まで乾燥させ、77%収率であった。
ベンゾイルチオ尿素水(「BTU−W」)付加物
Figure 0006167177
コンデンサー、マグネチックスターラー、サーモプローブ、窒素パージおよび圧力平衡添加漏斗を備えた250mL三つ口RBFに、ベンゾイルイソチオシアネート(25.0g、0.150mol)、続いてジクロロメタン(100mL)を加えた。混合物を氷水浴中で5℃未満の温度で冷却し、その時点で水(2.7g、0.150mol)およびアセトン(溶媒として)を約30分間にわたってゆっくり加えた。氷水浴を取り外し、反応混合物を窒素パージ下で終夜撹拌した。次いで反応混合物を真空中で40℃の温度で濃縮して、淡黄色固体を得た。固体を真空中50℃の温度および<1mTorrの圧力で恒量まで乾燥させ、36%収率であった。
ベンゾイルチオ尿素シクロヘキシル(「BTU−CH」)付加物
Figure 0006167177
コンデンサー、マグネチックスターラー、サーモプローブ、窒素パージおよび圧力平衡添加漏斗を備えた250mL三つ口RBFに、ベンゾイルイソチオシアネート(25.0g、0.150mol)、続いてジクロロメタン(100mL)を加えた。混合物を氷水浴中で5℃未満の温度で冷却し、その時点でシクロヘキサノール(15.2g、0.150mol)およびアセトン(溶媒として)を約30分間にわたってゆっくり加えた。氷水浴を取り外し、反応混合物を窒素パージ下で終夜撹拌した。次いで反応混合物を真空中で40℃の温度で濃縮し、次いで真空中50℃の温度および<1mTorrの圧力で恒量まで乾燥させた。
B. 2ステップ接着システムでのプライマーとしての使用
1. LOCTITE7649との比較
サッカリン(0.5g)およびアセチルフェニルヒドラジン(0.5g)を2−ヒドロキシエチルメタクリレート(7.3g)およびアクリル酸(2.45g)に溶解させて溶液を生成し、これをウレタンメタクリレート樹脂(87.99g)に加えた。CHP(1g)も組成物に加えて、2ステップシステムの接着剤部分を生成した。
プライマーとして、BTU(1g)をアセトン(99g)に溶解させた。
対照として、LOCTITE7649を使用した。LOCTITE7649は、アセトン中の銅塩および脂肪族アミンからなる。
2枚一組のアルミニウムプレートに、プレートの内側を向いた面を覆うのに十分な量で各プライマーを塗布し;これは一般的に直径8mmのプレートに約3滴必要であった。次いでそれぞれの対のアルミニウムプレートをPhysica MCR301レオメーターに載せ、それらの間のギャップを零点調整した。プライマーのない対照として、プレートを載せ、プライマーを全く塗布せずにギャップを零点調整した。
上部プレートを75mmの距離に引き上げ、接着剤部分を下部プレートに載せた。次いで上部プレートを特定のギャップまで下げた。
振動実験を、25℃の温度において、歪1%、角振動数30rad/s、初期ギャップ0.55mmで、かつ垂直力を0Nに固定して行なった。結果を図1に示す。BTUプライマーは、LOCTITE7649より高い硬化弾性率を示し、より短い時間で最終的な硬化に達した。
2. プライマーTとの比較
ヘンケル社(Henkel Corporation、米国コネティカット州Rocky Hill)から市販されているプライマーTは、以下を含有する:
Figure 0006167177
プライマーT中の2−メルカプトベンゾチオゾールを同量でテトラメチルチオ尿素およびBTUのそれぞれと置き換え、プライマーTと比較してLOCTITE2701を用いた2ステップ接着システムにおけるプライマーとしてのその性能について評価した。
BTUを下塗りしたステンレス鋼基体は、500ミクロンギャップのステンレス鋼基体の全体にわたって1時間未満の硬化時間を示した。硬化時間は、同じギャップで組み合わせたGMBS基体では約20分に短縮された。
Figure 0006167177
Figure 0006167177
24時間硬化させた後の引張り剪断強度も、他の候補と比較して、特にステンレス鋼では、BTUはギャップ中の硬化がより優れていることを示す。
Figure 0006167177
Figure 0006167177
下塗りしていないステンレス鋼基体とBTUおよびプライマーTを下塗りしたものに対して、LOCTITE2701を用いた場合と同様の評価を、LOCTITE5188、326および270のそれぞれで行なった。BTUを下塗りした基体は、以下の表を参照すると理解できるように、5188および326に対して硬化時間の著しい改善を示した。
Figure 0006167177
Figure 0006167177
Figure 0006167177
LOCTITE326は、1時間の室温硬化の後であろうと24時間の室温硬化の後であろうと、0〜500ミクロンのギャップで強度損失を実際上全く示さなかった。
Figure 0006167177
Figure 0006167177
プライマーとしてのBTU誘導体も評価した。ここでは、以下に示し記載する化合物A〜Iをプライマーとして評価した。
Figure 0006167177
BTUおよび化合物A〜Cについてのステンレス鋼基体に対する硬化時間を以下に報告する:
Figure 0006167177
化合物Cは、ギャップゼロでBTU自体に対してでさえ有用な利点を示すが、BTU自体は、ギャップ全体を通じてはるかによく機能する。
Figure 0006167177
化合物D〜Gについてのステンレス鋼基体に対する硬化時間を、以下の表に報告する。化合物Eに関して、250μmまたは500μmのギャップで60分において硬化は少しも観察されなかった。
Figure 0006167177
Figure 0006167177
化合物HおよびIについてのステンレス鋼基体に対する硬化時間を以下に報告する。化合物Iに関して、250μmまたは500μmのギャップで60分において硬化は少しも観察されなかった。
Figure 0006167177
BTU誘導体には、ギャップゼロおよびさらには250ミクロンのギャップでさえも2ステップ接着システムにおけるプライマーとして、BTUに匹敵するまたはさらには凌ぐものもあるが、BTU自体は500ミクロンのギャップで依然として目立つ。
プライマー手法を使用した2ステップ接着システムは、液状の光学的に透明な接着剤(「LOCA」)組成物にとって特に魅力的である。これらのLOCA組成物は、液晶ディスプレイモジュールの組立てにおいて魅力的な選択肢である。(図2を参照のこと。)
C. LOCA組成物と共にプライマーとしての使用
ここで使用したLOCA組成物は、LOCTITE3191、3192、3193、3195および3196の商標名でヘンケル社(米国コネティカット州Rocky Hill)から市販されている。例えば、LOCTITE3195は、分子量が100,000以下の重合性(メタ)アクリル化ラバーレジンおよび光開始剤としてIRGACURE 184(BASF社(BASF Corporation)から市販されている)を含有している。ヒドロペルオキシド系酸化剤(ここではCHP)を、(メタ)アクリル化ラバーレジンに対して10%以下の様々な量で加えた。ここではプライマーを、BTU、BOTU、BCHTU、BTDEU、BMTU、JEFFAMINE BTU、p−TSI TU、およびBPHTUのうちの1つから選択し、アセトン/イソプロパノール混合溶媒の5%溶液として使用した。図3では、シャドー硬化特性に対するCHPレベルの影響を、プライマーとしてのBMTU、BOTU、BCHTUおよびBTDEUについて示している。
所定の体積のプライマーを、約0.3mlの量でガラス基体(寸法:1”×4”)上に塗布し、約10〜15分間空気乾燥させた。次いでLOCA組成物の2ミル厚の層を別のスライドガラス上に塗布した。プライマーをコーティングしたガラス基体を、LOCA組成物であらかじめコーティングした第2のガラス基体と接触させた。プライマーおよびLOCA組成物層が接触している全接触面積は、1”×2”である。次いで各基体組立品を種々の所定の時間硬化させてから、既知の重量(100グラム)で剪断方式の接着評価にかけた。
各プライマーを約0.3mlの量でスライドガラスに塗布し、約10〜15分間空気乾燥させた。次いでLOCA組成物の2ミル厚の層を別のスライドガラス上に塗布した。
Figure 0006167177
種々の使用レベルおよび種々の硬化時間におけるプライマーの有効性を実証するためにBOTUを選択した。濃度を変えることによってプライマー使用量を変えた。上記のように、3重量%のクメンヒドロペルオキシドを含んでいるLOCTITE3195を、2ミル厚のLOCA組成物として使用した。種々の量のBOTUプライマーを用いたシャドー硬化の結果を以下の表に示す。より具体的には、試料番号7−1から7−6は、それぞれ5.0%、2.5%、1.25%、0.63%、0.31%および0.15%を使用した。
Figure 0006167177
接着剤層の種々の厚さにおけるシャドー硬化に対するプライマーの有効性を実証するためにBMTUを選択した。アセトン/イソプロパノール混合溶媒の5%溶液としてBMTUを使用した。ここで使用したLOCA組成物は上記の通りであった。接着剤厚さは、直接接触から10ミルまで変え、硬化時間も変えた。変数および結果を以下の表に示す。
Figure 0006167177
LOCA組成物中に種々の量のクメンヒドロペルオキシド酸化剤を含むシャドー硬化特性を確定するためにもBMTUを使用した。より具体的には、試料番号3195−7から3195−11は、それぞれ0%、0.5%、1%、2%および3%CHPを含んでいた。主成分のLOCA組成物およびプライマー濃度は、これまでの通りに使用した。結果を以下の表に示す。
Figure 0006167177
3つのBTU誘導体 −−BMTU、BOTU、およびBCHTU−−をプライマーとしてクメンヒドロペルオキシド含有LOCA組成物と共に使用した。各LOCA組成物をガラス基体に2ミルの厚さで塗布した。以下の表は、5つの注目すべきLOCA組成物と3つの注目すべきBTUプライマーのシャドー硬化特性を示す。
Figure 0006167177
図4および5を参照すると、それぞれ硬化時間および内部全体にわたる硬化に対する、酸化剤含有LOCA組成物と一緒になったプライマーとしての確かなベンゾイルチオ尿素誘導体の利点を示す。
ここで、(メタ)アクリル化シリコーンに基づく接着剤組成物を、BTU誘導体をプライマーとして用いて2ステップ接着システムで評価した。一連のSILMERブランドの反応性シリコーン(シルテック(Siltech)社から市販されている)を使用して、アクリレート官能性シリコーンプレポリマーに対するプライマーとしてのBTU誘導体の有効性を評価した。
2つの物質 −− BOTUおよびBCHTU −− を使用して、SILMERブランドのシリコーンプレポリマーをシャドー硬化した。以下の表中に示した各例において、5%プライマー溶液0.3mlが使用され、各接着剤組成物は、酸化剤として3重量%のクメンヒドロペルオキシドを含有していた。
Figure 0006167177

Claims (11)

  1. 硬化性組成物から反応生成物を調製する方法であって:
    構造IまたはIAの範囲内の化合物を第1の基体表面に塗布するステップ、
    Figure 0006167177
    (式中、Zは、OまたはN−Rであり、RおよびR’は、独立に、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、ただし、少なくとも一方は水素ではなく、あるいはRおよびR’は、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;存在する場合、Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SONH−、−CONH−、−NH−、または−PO(NHCONHCSNH)NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
    Figure 0006167177
    (式中、RおよびR’は、独立に、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、ただし、少なくとも一方は水素ではなく、あるいはRおよびR’は、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;存在する場合、Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SONH−、−CONH−、−NH−、または−PO(NHCONHCSNH)NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
    (メタ)アクリレート成分および酸化剤を含む組成物を前記化合物が塗布された第1の基体表面に塗布するステップ、
    第2の基体表面と第1の基体表面を組み合わせて組立品を形成するステップ、および
    前記組立品を、前記組成物を硬化させるのに十分な時間、適切な条件に曝すステップ
    を含む方法。
  2. 硬化性組成物から反応生成物を調製する方法であって:
    (メタ)アクリレート成分および酸化剤を含む組成物を第1の基体表面に塗布するステップ、
    構造IまたはIAの範囲内の化合物を前記組成物が塗布された第1の基体表面に塗布するステップ、
    Figure 0006167177
    (式中、Zは、OまたはN−Rであり、RおよびR’は、独立に、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、ただし、少なくとも一方は水素ではなく、あるいはRおよびR’は、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;存在する場合、Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SONH−、−CONH−、−NH−、または−PO(NHCONHCSNH)NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
    Figure 0006167177
    (式中、RおよびR’は、独立に、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、ただし、少なくとも一方は水素ではなく、あるいはRおよびR’は、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;存在する場合、Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SONH−、−CONH−、−NH−、または−PO(NHCONHCSNH)NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
    第2の基体表面と第1の基体表面を組み合わせて組立品を形成するステップ、および
    前記組立品を、前記組成物を硬化させるのに十分な時間、適切な条件に曝すステップ
    を含む方法。
  3. 硬化性組成物から反応生成物を調製する方法であって:
    酸化剤を第1の基体表面に塗布するステップ、
    (メタ)アクリレート成分および構造IまたはIAの範囲内の化合物を含む組成物を前記酸化剤が塗布された第1の基体表面に塗布するステップ、
    Figure 0006167177
    (式中、Zは、OまたはN−Rであり、RおよびR’は、独立に、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、ただし、少なくとも一方は水素ではなく、あるいはRおよびR’は、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;存在する場合、Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SONH−、−CONH−、−NH−、または−PO(NHCONHCSNH)NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
    Figure 0006167177
    (式中、RおよびR’は、独立に、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、ただし、少なくとも一方は水素ではなく、あるいはRおよびR’は、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;存在する場合、Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SONH−、−CONH−、−NH−、または−PO(NHCONHCSNH)NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
    第2の基体表面と第1の基体表面を組み合わせて組立品を形成するステップ、および
    前記組立品を、前記組成物を硬化させるのに十分な時間、適切な条件に曝すステップ
    を含む方法。
  4. 硬化性組成物から反応生成物を調製する方法であって:
    (メタ)アクリレート成分および構造IまたはIAの範囲内の化合物を含む組成物を第1の基体表面に塗布するステップ、
    Figure 0006167177
    (式中、Zは、OまたはN−Rであり、RおよびR’は、独立に、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、ただし、少なくとも一方は水素ではなく、あるいはRおよびR’は、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;存在する場合、Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SONH−、−CONH−、−NH−、または−PO(NHCONHCSNH)NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
    Figure 0006167177
    (式中、RおよびR’は、独立に、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、ただし、少なくとも一方は水素ではなく、あるいはRおよびR’は、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;存在する場合、Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SONH−、−CONH−、−NH−、または−PO(NHCONHCSNH)NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
    酸化剤を前記組成物が塗布された第1の基体表面に塗布するステップ、
    第2の基体表面と第1の基体表面を組み合わせて組立品を形成するステップ、および
    前記組立品を、前記組成物を硬化させるのに十分な時間、適切な条件に曝すステップ
    を含む方法。
  5. 前記酸化剤が、クメンヒドロペルオキシド、パラ−メンタンヒドロペルオキシド、t−アミルヒドロペルオキシド、1,1,3,3−テトラメチルブチルヒドロペルオキシド、t−ブチルヒドロペルオキシド、t−ブチルパーベンゾエート、ベンゾイルペルオキシド、ジベンゾイルペルオキシド、1,3−ビス(t−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、ジアセチルペルオキシド、ブチル4,4−ビス(t−ブチルペルオキシ)吉草酸エステル、p−クロロベンゾイルペルオキシド、t−ブチルクミルペルオキシド、t−ブチルパーベンゾエート、ジ−t−ブチルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチルペルオキシヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチルペルオキシヘキサ−3−イン、4−メチル−2,2−ジ−t−ブチルペルオキシペンタン、およびこれらの組み合わせから成る群より選択される、請求項1〜4に記載の方法。
  6. 前記(メタ)アクリレート成分が、以下構造式によって表される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
    C=CGCO
    (式中、Gは、水素または1〜4個の炭素原子を有するアルキル基であり、R は、1〜16個の炭素原子を有する、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、アルカリル、アラルキルおよびアリール基から選択され、これらの基は、シラン、ケイ素、酸素、ハロゲン、カルボニル、ヒドロキシル、エステル、カルボン酸、尿素、ウレタン、カーボネート、アミン、アミド、硫黄、スルホネート、およびスルホンによって置換または介在されてもよい。)
  7. 構造IまたはIAの範囲内の硬化促進剤を含み、銅を含まないプライマー組成物。
    Figure 0006167177
    (式中、Zは、OまたはN−Rであり、RおよびR’は、独立に、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、ただし、少なくとも一方は水素ではなく、あるいはRおよびR’は、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;存在する場合、Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SONH−、−CONH−、−NH−、または−PO(NHCONHCSNH)NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
    Figure 0006167177
    (式中、RおよびR’は、独立に、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、ただし、少なくとも一方は水素ではなく、あるいはRおよびR’は、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;存在する場合、Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SONH−、−CONH−、−NH−、または−PO(NHCONHCSNH)NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
  8. 構造IまたはIAの範囲内の硬化促進剤を含み、酸化剤を含まないプライマー組成物。
    Figure 0006167177
    (式中、Zは、OまたはN−Rであり、RおよびR’は、独立に、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、ただし、少なくとも一方は水素ではなく、あるいはRおよびR’は、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;存在する場合、Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SO NH−、−CONH−、−NH−、または−PO(NHCONHCSNH )NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
    Figure 0006167177
    (式中、RおよびR’は、独立に、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシルまたはスルホナトから選択され、ただし、少なくとも一方は水素ではなく、あるいはRおよびR’は、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’は、式中のフェニル環に付加している直接結合であり;存在する場合、Xは、ハロゲン、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルコキシ、アミノ、アルキレン−もしくはアルケニレン−エーテル、アルキレン(メタ)アクリレート、カルボニル、カルボキシル、ニトロソ、スルホネート、ヒドロキシルまたはハロアルキルであり;Yは、−SO NH−、−CONH−、−NH−、または−PO(NHCONHCSNH )NH−であり;nは、0または1であり、mは、1または2である。)
  9. 構造IAの範囲内の硬化促進剤を含む、請求項7または8に記載のプライマー組成物。
  10. 構造IAにおいて、nが0であり、mが1である、請求項に記載のプライマー組成物。
  11. RおよびR’が、独立に、水素、アルキル、アルケニル、アリール、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシアルケニル、アルキレン(メタ)アクリレート、またはカルボキシルから選択され、ただし、少なくとも一方は水素ではなく、あるいはRおよびR’が、一緒になって環状炭素またはヘテロ原子含有環を形成し、あるいはR’が、式中のフェニル環に付加している直接結合である、請求項10に記載のプライマー組成物。
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