JPS6189142A

JPS6189142A - 装飾部品

Info

Publication number: JPS6189142A
Application number: JP59208098A
Authority: JP
Inventors: Koji Kanamori; 金森　弘司
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1984-10-05
Filing date: 1984-10-05
Publication date: 1986-05-07
Also published as: GB8523457D0; US4775559A; GB2166578A; GB2166578B

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は、自動車や船舶等に用いられる装飾部品に関
するものである。

従来技術および発明が解決しようとする間粧尭一般に、
この種の従来の装飾部品としては、例えば第４図および
第５図のように自動車後部に装着されたリアフィニッシ
ャ１がある。このリアフィニッシャ１は、アクリル樹脂
等で成形された透明樹脂成形品であるフィニッシャ本体
２の裏面２ａの下部に、鋸波状の段付部２Ｉ）が形成さ
れ、この裏面２ａに塗装３が施され、さらにこのフィニ
ッシャ本体２の表面２ｃの上部に形成された凹所２ｄに
、車名等の文字部４ａが描かれたアルミ板の装飾板４が
両面テープ５にて固定されている。

しかし、このようなものでは、装飾＠４がフィニッシャ
本体２の表面２ｃ側に固定されていたため、風雨にさら
されて経時変化により色あせたり、擦り傷が発生したり
等して見栄えの低下を招くと共に、装飾板４の文字部４
ａが直接表面に出ているため、透明樹脂製品のフィニッ
シャ本体２の裏面２ａ側に装飾板４が配設されたものと
比ベフィニッシャ本体２を通して文字部４ａが見られな
いので外観品質が良好とは言えず、しかも、装飾＠４を
両面テープ５にてフィニッシャ本体２に完全固定すると
、例えば材質の異なるものであれば熱膨張率の違いから
、フィニッシャ本体２が変形して損傷する虞れがあった
。

一方、第６図に示す他の従来例のリアフィニッシャ７は
、フィニッシャ本体８の裏面８ａの下部に波状のレンズ
カット部８ｂが形成されると共に、この裏面８ａに塗装
９が施され、又、フィニッシャ本体８の表面８ｃ上部に
装飾板１０が両面テープＩＩにて固定され、そして、こ
のフィニッシャ本体８が透明樹脂成形品のカバー１２で
覆われて構成されてぃ−る。

このようにすると、装飾板１０がカバー１２で覆われて
いるため、上記従来例のものと比べると、擦り傷の発生
を防止できると共に、装飾板１０がカバー１２を通して
見えるので外観品質を良好にできる。

しかし、フィニッシャ゛本体８と装飾板１ｏとの熱膨張
率の違いによる損傷の問題は未だ解決されず、しかも新
たな問題として、フィニッシャ本体８とカバー１２との
間の空間部１３があるため、この部分に結露が生じて見
栄えを損ったり、又、カバー１２が必要となって部品点
数の増加を招くという問題が発生する。尚、二重構造の
ものとしては実開昭５８−３４２０７号等に示されるも
のがある。

司題点を解゛するための手段かかる問題点を解決するため、この発明は、透明樹脂成
形品である装飾部品本体の裏面に、装飾板を、その周縁
部において柔軟性及びシール性を有する接着剤によりＶ
２着した装飾部品としたことを特徴としている。

作　　　用かかる手段によると、装飾板が装飾部品本体の裏面に装
着されているため、この装飾板は装飾部品本体で保護さ
れることにより、擦り傷等の発生が防止されて品質が維
持されるど共に、装飾板は装飾部品本体を通して見える
ので外観」二の高級感が得られる。さらに、材質の違い
から装飾部品本体と装飾板との熱膨張率が異なり、これ
らか伸縮した場合でも、接着剤が柔軟性を有しているの
で。

装飾板の伸縮は柔軟性のある接着剤で吸収され。

装飾部品本体に影響を与えることなく、割れや歪み等の
発生が防止されることとなる。しかも、装飾板が装飾部
品本体の裏面にシール性のある接着剤で直接装着されて
いるため、水分が浸入することがなく両者の間の空間部
も狭く結露が発生することがなく、外観品質を確保でき
ると同時に、従来のようなカバーを必要とせず部品点数
の削減が図られる。

ヌー施二剋以下、この発明を実施例に基づいて説明する。

第１図および第２図はこの発明の第１実施例を示す図で
ある。

まず構成を説明すると、図中符号１５は例えは車体のリ
アパネルで、このパネル１５にこの発明の装飾部品の一
例であるリアフィニッシャ１６が取り付けられている。

具体的には、リアフィニッシャ１６は、装飾部品本体で
あるフィニッシャ本体１７に塗装置８が施されると共に
装飾板１９が装着され、ブラケット２ｏにでリアパネル
１５に取り付けられている。

そのフィニッシャ本体１７は、例えばアクリル樹脂で形
成された透明樹脂成形品で、ｍｈ四角形の１〜レイ形状
に形成されて上部に車両後方（車外側）へ突出する突出
部１７ａが形成されている。このフィニッシャ本体１７
の裏面１７ｂの前記突出部１７ａより下側には、凹凸部
１７ｃが形成される一方、突出部１７’ａの裏面１７ｂ
にＶ字ｉｇｔ７ｄが長方形状に連続（図示されていない
）して形成されている。そして、このＶ字溝１７ｄにて
形成された長方形の外部の裏面１７ｂには、所望の色の
塗装置８が施される一方、長方形の内部の裏面１７ｂ、
つまり塗装置８が施されていない部分Ａには、装飾板１
９が装着されている。

この装飾板１９は、例えばアルミ板で長方形状に形成さ
れ、プレス加工により文字部１９ａが′Ｉ’ｌ−き出し
ている。勿論、文字部は染色や印刷等にて設けることも
できる。また、この装飾板１９の周縁部　　　　　　・
１９ｂには、リアパネル１５側に突出する凸条部１９ｃ
か全周にわたって形成されている。

そして、この装飾ｖｉｌ　９の周縁部１９ｂが、柔軟性
およびシール性を有する接着剤１例えばウレタン系接着
剤であるウレタンシーラント２１でフィニッシャ本体１
７の裏面１７ｂに接着されて、′ＡＡｆ！Ｉｌｉ仮１９
はフィニッシャ本体臭面１７ｂに微小隙間を形成した状
態で装着されている。

゛さらに、フィニッシャ本体１７には取付片１７ｅか形
成さ九、この取付片１７ｅにボルト２２．ナツト２３並
びにワッシャ２４等を介して同定されたブラケソ１−２
０が１頭部２５ａがこのブラケット２０に接合されたポ
ル１−２５、ナンド２６並びにワッシャ２７等を介して
リアパネル１５に固定されることにより、リアフィニッ
シャ１６は、フィニッシャ本体１７の当接片１７ｆの端
面がリアパネルＩ５に当接した状態で、ブラケッ１へ２
０を介してリアパネル１５に取り付けられている。

かかる構成のリアフィニッシャ１６の製造方法について
説明するど、まず、アクリル樹脂で成形されたフィニッ
シャ本体１７のｖ字溝１７ｄに図示省略のマスキング治
具を当てて、このマスキング治具で長方形状に連続する
Ｖ字溝１７ｄの内側を覆い、所望の色の塗装置８を施す
。その後、装飾板１９をフィニッシャ本体臭面１７ｂの
非塗装部に押し当ててウレタンシーラン１−２１で接着
する。この接着の際には、装飾板１９の凸条部１９”ｃ
がウレタンシーラント２１を堰止める役目をすることに
より、ウレタンシーラント２１の塗布作業が容易にしか
も確実に行われる。

このようにして製造されたリアフィニッシャ１６は、第
５図に示す従来例と異なって装飾板１９がフィニッシャ
本体１７の表面１７ｇ側に出ていないため。

擦り傷が発生したり、経時変化により色あせたりするこ
となく品質が維持されると共に、装飾４）ｉ１９の文字
部１９ａがフィニッシャ本体１７を通して見えるため１
文字部１９ａが直接表面に出ているものより外観上高級
感が得ら九る。また、フィニッシャ本体１７と装飾板１
９との熱膨張率の違いにより、それぞれが異なった伸縮
率で伸縮した場合でも、ウレタンシーラント２１が柔軟
性を有しているため。

膨張率の違いが吸収されてフィニッシャ本体１７が割れ
たり、歪んだりすることなく、接着状態が保たれること
となる。さらに、装飾板１９がフィニッシャ本体１７の
裏面１７ｂに直接装着されて両者の間にはわずかな空間
（最狭隆部が２ｍ＋ａ以下が望ましい。）しか設けられ
ていないため、空気膨張も小さくてフィニッシャ本体１
７の変形もほとんどなく、又、結露することもなく、品
質が確保される。さらにまた、第６図に示す従来例のよ
うにカバー１２を必要とせず１部品点数の削減が図られ
る、という利点もある。

ところで、」二名己のようなリアフィニッシャ１６は、
前記装飾板１９の文字部＋９ａに加えて、凹凸部１７ｃ
が立体的な横縞模様となって現われ、外観品質を一層向
−し−させている。

また、第３図にはこの発明の第２実施例を示す。

この実施例のリアフィニッシャ３６は、フィニッシャ本
体３７の裏面３７ｂのＶ字溝３７ｄのまわりに溝３７ｅ
が形成される一方、装飾板３９には周縁部３９ｂにフラ
ンジ部３９ｃが形成され、このフランジ部３９ｃがフィ
ニッシャ本体３７の溝３７ｅ内に挿入された状態でウレ
タンシーラント２１により接着されている。

この溝３７ｅの幅Ｑは、フィニッシャ本体３７と装飾板
３９との熱膨張率の違いによる伸び・縮み代を考慮して
設定されている。

他の構成および作用゛は第１実施例と同様であるので説
明を省略する。

なお、この発明の装飾部品は、上記各実施例では自動車
用のリアフィニッシャ１６．３６に適用したか、これに
限定されるものでなく、自動車の他の部品あるいは船舶
等の部品にも勿論適用でき、又。

必ずしも塗装置８を施す必要はなく、少なくとも装飾部
品本体と装飾板とを具備していれば良い。また、接着剤
としては、ブチル系、シリコン系接着剤であってもよい
。

発明の詳細な説明してきたように、この発明によれば、装飾板を装
飾部品本体の裏面側に装着したため、擦り傷の発生等が
防止されて品質を維持できると共に、外観上の高級感が
得られ、また、熱膨張率が異なった装飾部品本体と装飾
板とが伸縮した場合でも柔軟性を有する固定材で接着さ
れているため、接着状態が維持できた上で、装飾部品本
体等の割れ、歪み等の発生が防止され、しかも、装飾部
品本体と装飾板との間の空間が狭いため、結露が発生す
ることもなく品質が維持されるど同時に。

軸無のようなカバーが必要なく部品点数の削減も図られ
る、という実用上有益な効果を発揮する６

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はこの発明の装飾部品の第１実施例
を示す図で、第１図は要部を示す断面図。第２図は装飾部品の斜視図、第３図は第２実施例を示す
第１図と同様な断面図、第４図および第５図は従来の装
飾部品を示す図で、第４図は自動車後部の斜視図、第５
図は第４図のｖ−■線に沿う断面図、第６図は他の従来
例を示す第５図と同様な断面図である。１６．３６・・・リアフィニッシャ（装飾部品）、１７
．３７・・・フィニッシャ本体（装飾部品本体）。１９．３９・・・装飾板、　　　１９ｂ、３９ｂ・・・
周縁部、２１・・・ウレタンシーラント（接着剤）。第１図第３図第４図第５図第６図

Claims

【特許請求の範囲】

透明樹脂成形品である装飾部品本体の裏面に、装飾板を
、その周縁部において柔軟性及びシール性を有する接着
剤により装着したことを特徴とする装飾部品。