JPS6186166A - トラツクスライダの研削装置 - Google Patents

トラツクスライダの研削装置

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Publication number
JPS6186166A
JPS6186166A JP59207640A JP20764084A JPS6186166A JP S6186166 A JPS6186166 A JP S6186166A JP 59207640 A JP59207640 A JP 59207640A JP 20764084 A JP20764084 A JP 20764084A JP S6186166 A JPS6186166 A JP S6186166A
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JP
Japan
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grinding
ridge line
core
track slider
grinding tool
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Pending
Application number
JP59207640A
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English (en)
Inventor
Akira Michisaka
道坂 明
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IKARI KOSAN KK
Original Assignee
IKARI KOSAN KK
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Publication date
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Publication of JPS6186166A publication Critical patent/JPS6186166A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B9/00Machines or devices designed for grinding edges or bevels on work or for removing burrs; Accessories therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、トラ・ツクスライダのコアの稜線部分を研削
するための装置に関する。
発明の背景 この種のトラックスライダは、コンピュータの磁気ディ
スク、あるいはビデオテープの磁気ヘッドなどに組み込
まれ、電気信号と磁気的信号との変換作用を行う。この
ような磁気ヘッドは、主要部として第1図および第2図
に示すような形状のトラックスライダ1を備えている。
このトラックスライダ1は、全体として超小型のフェラ
イト製であり、一方の面に滑らかなトレース面2を、ま
た他方の面に位置決め用の溝3を形成するとともに、ト
レース面2の側方にC字状のコア4を一体的に形成して
いる。このコア4は、側面から見てC字状となっており
、先端部分でギャップ5を形成しながら、溶融ガラス6
によりトレース面2の近くに固定されている。なお、図
中に実際の寸法が記入されている。
そしてこのコア4は、四角柱状の巻付部7の部分でコイ
ル8の巻胴を兼用している。このコイル8は、エナメル
被覆線であり、上記巻付部7の外周に15〜25回程巻
付けられ、電気的な信号を磁気信号に、またはその逆に
磁気的な信号を電気信号に変換する。
ところで、上記巻付部7は、フェライトコアの焼結によ
る成形時に、一体的に形成されるため、巻付部7の稜線
部分は、90度の角度で鋭く成形されている。このため
、コイル8が直接その巻付部7の外周に巻付けられると
、稜線7aの部分でコイル8のエナメルなどの絶縁被覆
が剥がれ、短絡事故が起きやすい状態になる。したがっ
て、この部分に適当な絶縁手段が必要となる。
従来技術 そこで、従来から、その巻付部7の稜線7a部分は、帯
状のサンドペーパにより削り落とし、適当な曲面に仕上
げられている。こ窃ような研削作業が手作業で行われる
ため、作業能率が悪く、また研削状態が一定でなく、し
かも研削中にコア4が破損してしまう。
そこで、このような研削手段に代わって、コア4に絶縁
テープを巻付けるか、C字状のリングをはめ込むなどの
対策が取られている。しかし、このような絶縁体が巻付
部に取付けられると、コア4とコイル8との磁気的結合
が低下するため、微弱な信号変換が充分に行われなくな
る。したがって、やはりコア4に直接コイル8を巻付け
る手段が有効である。
発明の目的 したがって、本発明は、コア4の外周に直接コイル8を
巻付けることを前提とし、その巻付部7の稜線7aを機
械的に研削し、その研削能率を高め、かつその加工状態
のばらつきを少なくすることである。
発明の概要 そこで、本発明は、数値制御技術を利用し、巻付部7の
稜線7aの近くに適切な研削工具を配置し、それらの相
対的な移動運動により、その稜線7aの部分を鈍角の状
態に削り落とし、稜線7aに鈍角の面を形成するように
している。ここで研削工具は、回転式の棒状のグライン
ダーまたはサンドブラスト用のノズルである。これによ
って、巻付部7の稜線7aは、短時間のうちに、しかも
製品毎のばらつきのない状態で、曲線に近い状態に仕上
げられる。
発明の構成 以下、本発明を図に示す実施例に基づいて具体的に説明
する。
第3図および第4図は、本発明の研削装置40を示して
いる。この研削装置lOはベース11の上に組み込まれ
ている。すなわちこのベース11は、その上面で、X軸
方向の案内テーブル12およびX軸方向の案内テーブル
13を固定している。
これらの案内テーブル12.13は、それぞれスライダ
14.15を摺動自在に保持している。これらのスライ
ダ14.15は、それぞれの案内テーブル12.13の
後端部分に取付けられた送りモータ16.17およびそ
れらによって駆動される送りねじ18.19によってそ
れぞれの方向に移動できるようになっている。
そして案内テーブル12は、その前面でX軸方向の支軸
20によりホルダ21を回動自在に支持している。この
支軸20は、案内テーブル12の上面に取付けられたモ
ータまたはロークリアクチュエータなどの回転駆動源2
2によって適切な回転角の位置で固定できるようになっ
ている。なお、このホルダ21は磁性体であり、四辺形
状の支持面21aの辺で5字状の位置決めストッパ21
bを一体的に形成している。
また、上記案内テーブル13は、その前面の案内面でサ
ドル23をY軸方向に摺動自在に保持し、同様に、送り
モータ24によって駆動できるようになっている。この
サドル23は取付具25により□、研削工具26をX軸
方向に固定しており、これと直交する方向すなわちX軸
方向で、棒状の回転サンダ27を回転自在に支持し、外
部から駆動流体28を取り入れ、研削工具26の内部の
エアーモータを回転させ、これにより上記研削体27を
40000ORPM程度の高速で回転させる。
そして前記案内テーブル12.13、送りモータ16.
17、送りねじ18.19、サドル23および送りモー
タ24は、三次元案内駆動機構を構成しており、ベース
11の上面に取付けられた数値制御装置29によって制
御される関係にある。
次に、第5図および第6図は、前記トラックスライダ1
を固定するためのジグ30を示している。
このジグ30は、ブロック状のジグ本体31により構成
されている。このジグ本体31は、コ字状のスライド枠
32を2軸方向に摺動自在に保持しており、またこのス
ライド枠32は、ブロック状のスライド枠33をX軸方
向に摺動自在に保持している。そしてこのスライド枠3
3は、一方の側面で溝3にはまり合う保持用の突起34
を一体的に構成しており、かつ、Y字状の抑えレバー3
5を止め軸36により回動自在に支持している。この抑
えレバー35は、引きスプリング37によって付勢され
ており、先端の柔軟な抑えピース38によって、トラッ
クスライダlの後端面に接触できるようになっている。
また、上記のスライド枠32.33は、ねじ39.40
および抑えスプリング41.42によりX軸方向および
X軸方向に調整できるようになっている。なお、このジ
グ本体31の底面側に固定用の永久磁石43が埋め込ま
れている。
発明の作用 次に、上記研削装置10の作用を説明する。
まず、トラックスライダ1は、一連の加工を能率よく行
うために、ジグ30に取付けられる。すなわち、このト
ラックスライダ1は、そのa3の部分で突起34にはめ
込まれ、かつ、抑えレバー35の先端の抑えピース38
によって抑え付けられる。このとき、抑えピース38は
、引きスプリング37の弾力によって、突起34との間
で、トラックスライダlを位置決め状態で固定する。
この状態で、このジグ30は、ホルダ21の支持面21
aに乗られ、位置決めストッパ21bによって正確に位
置決めされる。このとき、トラックスライダlの巻付部
7の中心線9は、支軸2゜の回転中心と一致している。
なお、この一致状態は、ジグ30のねじ39.40を回
し、スライド枠32.33を移動させることによって予
め調整される。
ジグ30がホルダ21の支持面21aに乗ると、その永
久磁石43は、その磁気吸引力によって、ジグ30をホ
ルダ21に対し固定する。このときホルダ21は、X−
Z平面に対し、支持面21aを45度の傾斜角に設定さ
れている。
このような位置決め/$備の後に、数値制御装置29は
、案内テーブル13をZ、軸方向に移動させ、また号ド
ル23をY軸方向に移動させることによって、研削工具
260回転サンサンダを第7図に示すように、巻付部7
の一方の稜線7aに接触させ、その回転サンダ27に回
転運動を与える。これによって、回転サンダ27は、そ
の稜線7aの直角部分を45度の(頃斜角で切り落とす
。同時に、数値制御装置29は、案内テーブル12をX
軸方向に移動させることにより、稜線7aの延びる方向
にそって、研削を順次進行させる。このようにして巻付
部7の稜線7aについての研削が行われる。この部分の
稜線7aについての研削が完了した時点で、数値制御装
置29は、送りモータ17を制御し、案内テーブル13
を一旦後退させ、か   ゛つサドル23を下降させた
後、再び案内テーブル13を元の位置まで前進させる。
このようにすると、回転量ンダ27は、加工済みの稜線
7aの対角線上の新たな稜線7aに接触し、同様な研削
加工を進める。このようにして対角線上の稜線7aにつ
いての研削加工が完了するので、回転サンダ27は、一
旦後退し、次の加工を待機する。
この時点で、回転駆動源22は、第8図に示すように、
支軸20を時計方向に90度だけ回転させ、巻付部7の
新たな稜線7aを加工位置に案内する。この状態で、数
値制御装置29は、前回と同様に、まず下方の稜線7a
についての研削を終了した後、続いて上方の稜線7aに
ついて研削を開始する。このようにして4つの稜線7a
についての研削が完了した時点で、そのトラックスライ
ダ1についての研削加工が完了することになる。
この研削加工時に、回転サンダ27が高速で回転し、し
かも粒子の細かい研削面によって研削するから、巻付部
7の稜線7aの部分は、はぼ45度の傾斜角で切り取ら
れ、かつ滑らかな面に仕上げられる。しかも、この巻付
部7が極めてもろい材料のフェライトによって成形され
ているため、この研削が行われると、研削面ともとの側
面すなわち135度の稜角部分は、はぼ滑らかな曲面と
して仕上げられる。
このため、この巻付部7にコイル8が直接巻付けられて
も、その絶縁被覆が剥がれず、したがって短絡事故が未
然に防止できる。もちろんこの巻付部7とコイル8との
間に絶縁テープや絶縁リングなどが介在しないから、両
者の電気磁気的な結合は、絶縁体を用いたときに比較し
て1.高くなっている。
発明の変形例 上記実施例は、研削工具26を回転サンダ27によって
構成しているが、この研削工具26は、サンドブラスト
法によるノズルによって構成してもよい。サンドブラス
ト法では、カーボンランダムやアランダムなどの研削粒
子がある程度の幅をもってノズルから噴射されるため、
稜線7aの研削が回転サンダ27を用いた場合に比較し
て一層滑らかになる。しかし、このサンドブラスト法で
は、巻付部7の表面が梨地状になるため、研削粒子は、
極めて微細なものでなければならず、かつそのときの噴
射空気の圧力は、1〜0.5 kg−rd程度に設定さ
れる。
また上記実施例は、ホルダ21をX軸方向に、また研削
工具26をZ軸およびY軸方向に駆動しているが、これ
らの三次元方向の移動は、究極的にトラックスライダ1
と研削工具26との間に行われればよいから、いずれか
一方のみをX軸、Y軸およびX軸方向に移動するように
してもよい。
さらにサドル23に2つの研削工具26が平行に取付け
られておれば、ある対角線上の2つの稜線7aについて
加工が同時にできるから、研削の時間は、一層短くでき
る。
発明の効果 本発明では、下記の特有の効果が得られる。
まず、コアの巻付部の稜線部分が研削工具によって自動
的に行われるから、従来の手作業による研削に比較して
、研削の仕上がりがよく、製品のばらつきがなく、した
がって安定な性能が期待できる。また、この研削装置が
用いられると、従来のような絶縁テープや絶縁リングな
どが必要とされないため、コイルがコアの巻付部に直接
巻付けられ、したがってこのトラックスライダの電気−
磁気変換能率が高められる。
ソシてホルダが回転自在に支持されており、一方の対角
線上の稜線についての研削が完了した時点でホルダの回
転によって、□異なる他の対角線上の稜線部分が研削工
具の姿勢を変えないまま継続できるので、研削工具の位
置制御が簡略化でき、その研削工具の姿勢変換に必要な
制御が省略できる。
さらに、回転研削またはサンドブラスト法のいずれの手
段でも、必要な研削が高速で行われるがら、C字状のコ
アの欠損などがなく、部品加工時の歩留りが高められる
。しかも、一連の加工が短時間のうちに完了するため、
従来の手作業に比較して、生産加工が格段に高められる
【図面の簡単な説明】
第1図は研削対象のトラックスライダの側面図、第2図
は同トラックスライダの正面図、第3図は本発明の研削
装置の正面図、第4図は研削装置の平面図、第5図はジ
グの正面図、第6図はジグの平面図、第7図および第8
図は研削工程の順序を示す説明図である。 l・・トラックスライダ、4・・コア、7・・巻付部、
7a・・稜線、9・・中心線、1o・・研削装置、11
・・ベース、12.13・・案内テーブル、14.15
・・スライダ、16.17・・送りモータ、18.19
・・送りねじ、21・・ホルダ、22・・回転駆動源、
23・・サドル、24・・送りモータ、26・・・研削
工具、27・・回転す、ンダ、29・・・数値制御装置
、30・・ジグ。 特 許 出 願 人 イカリ興産株式会社LLjLIJ
εど9°0 第7図 第8図 明   細   書 手続ネ甫正占(自発) 昭和60年09月12日 特許庁長官  宇  賀  道  部  殿2、発明の
名称  トラックスライダの研削装置3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所   東京都新宿区新宿3丁目23番7号名 称
  イカリ興産株式会社 代表者黒澤真次 4、代理人・160 住 所   東京都新宿区新宿2丁目8番1号新宿セブ
ンビル708号 な      し 6、補正の対象  明細書を別紙の通り訂正する。 図面を別紙の通り訂正する。 1、発明の名称  トラックスライダの研削装置2、特
許請求の範囲 (l)トレー ス面の側方に一体的に形成されたC字状
のコアを有するフェライト製のトラックスライダと、上
記コアの四角柱状の巻付部の中心線を回転中心として上
記トラックスライダを回転自在に支持するホルダと、こ
のホルダに所定の回転角の回転変位を与える回転駆動源
と、上記フェライトコアの稜線部分を鈍角の状態に研削
する研削工具と、この研削工具および上記ホルダにX軸
、Y軸およびZ軸方向の相対的な移動運動を与える三次
元室□内駆動機構と、この三次元案内駆動機構により上
記トラックスライダと研削工具との位置決め土行い、か
つ研削時に研削工具とコアとをコアの中心線方向に相対
的に移動させる数値制御装置とを具備することを特徴と
するトラックスライダの研削装置。 (2)上記研削工具を棒状の回転サンダにより構成する
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の(3)上
記研削工具をサンドブラスト用のノズルにより構成する
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載・のトラッ
クスライダの研削装置。 3、発明の詳細な説明、゛ 、   発明の技術分野 本発′囮は、トラックスライダのコアの稜線部分を研削
害るための装置に関する。 、   発明の1背景 ライダは、コンピュータの 、 磁気ディスク、あるいはビデオテープの磁気ヘソ、
、・ド、、などに組み込まれ、電気信号と磁気的信号と
の/ml換作用を行う。このような磁気ヘッドは、主要
° 部・とじて第1図および第2図に示すような形状の
ドラ・7クスライダ1を備えている。このトラックスラ
イダ1は、全体として超小型のフェライト製であり、一
方の面に涜らかなトレース面2を、また他方の面に位置
決め用の溝3を形成するとともに、トレース面2の側方
にC字状のコア4を一体的に形成している。このコア4
は、側面から見てC字状となっており、先端部分でギャ
ップ5を形 。 成しながら、熔融ガラス6によりトレース面2の近くに
固定されている。なお、図中に実際の寸法が記入されて
いる。 そしてこのコア4は、四角柱状の巻付部7の部分でコイ
ル8の巻胴を兼用している。このコイル8は、エナメル
被覆線であり、上記巻付部7の外周に15〜25回程巻
イ」けられ、電気的な信号を磁気信号に、またはその逆
に磁気的な信号を電気信号に変換する。 ところで、上記巻付部7は、フェライトコアの焼結によ
る成形時に、一体的に形成されるため、巻付部7の稜線
部分は、90度の角度で鋭く成形されている。このため
、コイル8が直接その巻付部7の外周に巻付けられると
、稜線7aの部分でコイル8のエナメルなどの絶縁被覆
が剥がれ、短絡事故が起きやすい状態になる。したがっ
て、この部分に適当な絶縁手段が必要となる。 従来技術 そこで、従来から、その巻付部7の稜線7a部分は、帯
状のサンドペーパにより削り落とし、適当な曲面に仕上
げられている。このような研削作業が手作業で行−われ
るため、作業能率が悪く、また研削状態が一定でなく、
しかも研削中にコア4が破損してしまう。 そこで、このような研削手段に代わって、コア4に絶縁
テープを巻付けるか、C字状のリングをはめ込むなどの
対策が取られている。しかし、このような絶縁体が巻付
部に取付けられると、コア4とコイル8との磁気的結合
が低下するため、微弱な信号変換が充分に行われなくな
る。したがって、やはりコア4に直接コイル8を巻付け
る手段が有効である。 発明の目的 したがって、本発明は、コア4の外周に直接コイル8を
巻付けることを前提とし、その巻付部7の稜線7aを機
械的に研削し、その研削能率を高め、かつその加工状態
のばらつきを少なくすることである。 発明の概要 そこで、本発明は、数値制御技術を利用し、巻付部7の
稜線7aの近くに適切な研削工具を配置し、それらの相
対的な移動運動により、その稜線7aの部分を鈍角の状
態に削り落とし、稜線7aに鈍角の面を形成するように
している。ここで研削工具は、回転式の棒状のグライン
ダーまたはサンドブラスト用のノズルである。これによ
って、巻付部7の稜線7aは、短時間のうちに、しかも
製品毎のばらつきのない状態で、曲線に近い状態に仕上
げられる。 発明の構成 以下、本発明を図に示す実施例に基づいて具体的に説明
する。 第3図および第4図は、本発明の研削装置10を示して
いる。この研削装置10はベース11の上に組み込まれ
ている。すなわちこのベース11は、その上面で、X軸
方向の案内テーブル12およびX軸方向の案内テーブル
13を固定している。 これらの案内テーブル12.13は、それぞれスライダ
I4.15を摺動自在に保持している。これらのスライ
ダ14.15は、それぞれの案内テーブル12.13の
後端部分に取付けられた送りモータ16.17およびそ
れらによって駆動される送りねじ18.19によってそ
れぞれの方向に移動できるように、なっている。 そして案内テーブル12は、その前面でX軸方向の支軸
20によりホルダ21を回動自在に支持している。この
支軸20は、案内テーブル12の上面に取付けられたモ
ータまたはロークリアクチュエータなどの回転駆動源2
2によって適切な回転角の位置で固定できるようになっ
ている。なお、このホルダ21は磁性体であり、四辺形
状の支持面21aの辺でL字状の位置決めストッパ21
bを一体的に形成している。 また、上記案内テーブル13は、その前面の案内面でサ
ドル23をY軸方向に摺動自在に保持し、同様に、送り
モータ24によって駆動できるようになっている。この
サドル23は取付具25により、研削工具26をX軸方
向に固定しており、これと直交する方向すなわちX軸方
向で、棒状の回転すンダ27を回転自在に支持し、外部
から駆動流体28を取り入れ、研削工具26の内部のエ
アーモータを回転させ、これにより上記研削体27を4
0000ORPM程度の高速で回転させる。 そして前記案内テーブル12.13、送りモータ16.
17、送りねじ18.19、サドル23および送りモー
タ24は、三次元案内駆動機構を構成しており、ベース
11の上面に取付けられた数値制御装置29によって制
御される関係にある。 次に、第5図および第6図は、前記トラックスライダ1
を固定するためのジグ30を示している。 このジグ30は、ブロック状のジグ本体31により構成
されている。このジグ本体31は、コ字状のスライド枠
32をX軸方向に摺動自在に保持しており、またこのス
ライド枠32は、ブロック状のスライド枠33をX軸方
向に摺動自在に保持している。そしてこのスライド枠3
3は、一方の側面でti3にはまり合う保持用の突起3
4を一体的に構成しており、かつ、7字状の抑えレバー
35を止め軸36により回動自在に支持している。この
抑えレバ゛−35は、引きスプリング37によって付勢
されており、先端の柔軟な抑えピース38によって、ト
ラックスライダ1の後端面に接触できるようになってい
る。また、上記のスライド枠32.33は、ねじ39.
40および抑えスプリング41.42によりX軸方向お
よびX軸方向に調整できるようになっている。なお、こ
のジグ本体31の底面側に固定用の永久磁石43が埋め
込まれている。 発明の作用 次に、上記研削装置10の作用を説明する。 まず、トラックスライダlは、一連の加工を能率よく行
うために、ジグ30に取付けられる。すなわち、このト
ラックスライダ1は、その溝3の部分で突起34にはめ
込まれ、かつ、抑えレバー35の先端の抑えピース38
によって抑え付けられる。このとき、抑えピース38は
、引きスプリング37の弾力によって、突起34との間
で、トラックスライダ1を位置決め状態で固定する。 この状態で、このジグ30は、ホルダ21の支持面21
aに乗られ、位置決めストフパ2 l b 4;:よっ
て正確に位置決めされる。このとき、トラックスライダ
lの巻付部7の中心線9は、支軸20の回転中心と一致
している。なお、この一致状態は、ジグ30のねじ39
.40を回し、スライド枠32.33を移動させること
によフて予め調整される。 ジグ30がホルダ21の支持面21aに乗ると、その永
久磁石43は、その磁気吸引力によって、ジグ30をホ
ルダ21に対し固定する。このときホルダ21は、X−
Z平面に対し、支持面21aを45度の傾斜角に設定さ
れている。 このような位置決め準備の後に、数値制御装置29は、
案内テーブル13をX軸方向に移動させ、またサドル2
3をY軸方向に移動させることによって、研削工具26
の回転サンダ27を第7図に示すように、巻付部7の一
方の稜線7aに接触させ、その回転サンダ27に回転運
動を与える。これによって、回転サンダ27は、その稜
線7aの直角部分を45度の1頃斜角で切り落とす。同
時に、数値制御装置29は、案内テーブル12をX軸方
向に移動させることにより、稜線7aの延びる方向にそ
って、研削を順次進行させる。このようにして巻付部7
の稜線7aについての研削が行われる。この部分の稜線
7aについての研削が完了した時点で、数値制御装置2
9は、送りモータ17を制御し、案内テーブル13を一
旦後退させ、かつサドル23を下降させた後、再び案内
テーブル13を元の位置まで前進させる。このようにす
ると、回転サンダ27は、加工済みの稜線7aの対角線
上の新たな稜線7aに接触し、同様な研削加工を進める
。このようにして対角線上の稜線7aについての研削加
工が完了するので、回転サンダ27は、一旦後退し、次
の加工を待機する。 この時点で、回転駆動源22は、第8図に示すように、
支軸20を時計方向に90度だけ回転させ、巻付部7の
新たな稜線7aを加工位置に案内する。この状態で、数
値制御装置29は、前回と同様に、まず下方の稜線7a
についての研削を終了した後、続いて上方の稜線7aに
ついて研削を開始する。このようにして4つの稜線7a
についての研削が完了した時点で、そのトラックスライ
ダ1についての研削加工が完了することになる。 この研削加工時に、回転リング27が高速で回転し、し
かも粒子の綱かい研削面によって研削するから、巻付部
7の稜線7aの部分は、はぼ45度の傾斜角で切り取ら
れ、かつ滑らかな面に仕上げられる。しかも、この巻付
部7が極めてもろい材料のフェライトによって成形され
ているため、この研削が行われると、研削面ともとの側
面すなわち135度の稜角部分は、はぼ滑らかな曲面と
して仕上げられる。 このため、この巻付部7にコイル8が直接巻付けられて
も、その絶縁被覆が剥がれず、したがって短絡事故が未
然に防止できる。もちろんこの巻付部7とコイル8との
間に絶縁テープや絶縁リングなどが介在しないから、両
者の電気磁気的な結合は、絶縁体を用いたときに比較し
て、高くなっている。 発明の変形例 上記実施例は、ホルダ21をX軸方向に、また研削工具
26をZ軸およびY軸方向に駆動しているが、これらの
三次元方向の移動は、究極的にトラックスライダ1と研
削工具26との間に行われればよいから、いずれか一方
のみをX軸、Y軸およびX軸方向に移動するようにして
もよい。 さらに第9図に示すように、サドル23に2つの研削工
具26が平行に取付けられておれば、ある対角線上の2
つの稜線7aについて加工が同時にできるから、研削の
時間は、一層短くできる。 さらに前記実施例は、研削工具26を回転リング27に
よって、構成しているが、この研削工具26は、第10
図に示すように、サンドブラスト法によるノズルによっ
て構成してもよい。サンドブラスト法では、カーボンラ
ンダムやアランダムなどの研削粒子がある程度の幅をも
ってノズルから噴射されるため、稜線7aの研削が回転
リング27を用いた場合に比較して−N滑らかになる。 しかし、このサンドブラスト法では、巻付WS7の表面
が梨地状になるため、研削粒子は、極めて微細なもので
なければならず、かつそのときの噴射空気の圧力は、1
〜0.5 kg −rd程度に設定される。 発明の効果 本発明では、下記の特有の効果が得られる。 まず、コアの巻付部の稜線部分が研削工具によって自動
的に行われるから、従来の手作業による研削に比較して
、研削の仕上がりがよく、製品のばらつきがな(、した
がって安定な性能が期待できる。また、この研削装置が
用いられると、従来のような絶縁テープや絶縁リングな
どが必要とされないため、コイルがコアの巻付部に直接
巻付けられ、したがってこのトラックスライダの電気−
磁気変換能率が高められる。 そしてホルダが回転自在に支持されており、一方の対角
線上の稜線についての研削が完了した時点でホルダの回
転によって、異なる他の対角線上の稜線部分が研削工具
の姿勢を変えないまま継続できるので、研削工具の位置
制御が簡略化でき、その研削工具の姿勢変換に必要な制
御が省略できる。 さらに、回転研削またはサンドブラスト法のいずれの手
段でも、必要な研削が高速で行われるから、C字状のコ
アの欠損などがなく、部品加工時の歩留りが高められる
。しかも、一連の加工が短時間のうちに完了するため、
従来の手作業に比較して、生産加工が格段に高められる
。 4、図面の簡単な説明 第1図は研削対象のトラックスライダの側面図、第2図
は同トラックスライダの正面図、第3図は本発明の研削
装置の正面図、第4図は研削装置の平面図、第5図はジ
グの正面図、第6図はジグの平面図、第7図および第8
図は研削工程の順序を示す説明図、第9図及び第10図
は他の実施例の説明図である。 1・・トラックスライダ、4・・コア、7・・巻イ」部
、7a・・稜線、9・・中心線、10・・研削装置、1
1・・ベース、12.13・・案内テーブル、14.1
5・・スライダ、16.17・・送りモータ、18.1
9・・送りねし、21・・ホルダ、22・・回転駆動源
、23・・サドル、24・・送りモータ、26・・・研
削工具、27・・回転サンダ、29・・・数値制御装置
、30・・ジグ。 第7図    第2図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)トレース面の側方に一体的に形成されたC字状の
    コアを有するフェライト製のトラックスライダと、上記
    コアの四角柱状の巻付部の中心線を回転中心として上記
    トラックスライダを回転自在に支持するホルダと、この
    ホルダに所定の回転角の回転変位を与える回転駆動源と
    、上記フェライトコアの稜線部分を鈍角の状態に研削す
    る研削工具と、この研削工具および上記ホルダにX軸、
    Y軸およびZ軸方向の相対的な移動運動を与える三次元
    案内駆動機構と、この三次元案内駆動機構により上記ト
    ラックスライダと研削工具との位置決めを行い、かつ研
    削時に研削工具とコアとの間にコアの中心線方向に移動
    させる数値制御装置とを具備することを特徴とするトラ
    ックスライダの研削装置。
  2. (2)上記研削工具を棒状の回転サンダにより構成する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のトラック
    スライダの研削装置。
  3. (3) 上記研削工具をサンドブラスト用のノズルによ
    り構成することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のトラックスライダの研削装置。
JP59207640A 1984-10-02 1984-10-02 トラツクスライダの研削装置 Pending JPS6186166A (ja)

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KR1019850000550A KR870001893B1 (ko) 1984-10-02 1985-01-30 트랙슬라이더의 연삭장치

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US4571890A (en) 1986-02-25
KR860003082A (ko) 1986-05-19
KR870001893B1 (ko) 1987-10-21

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