JPS618072A - 竹刀の割子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は竹刀（しない）の割子に関し、特に、軽量性、
曲げ強度および耐衝撃性に優れた割子に関する。

竹刀ゆその名の示す通り、天然の竹材でつくられている
が、竹製竹刀の欠点は衝撃に対する耐久性が特に弱いこ
とである。このため、使用時において竹刀の割子にささ
くれ、ひび、割れ等が生じ、場合によっては折損による
身体の損傷事故をひき起している。

かような問題を解決すべく、竹刀の割子を各種の複合材
料で構成したものが開発されている。複合材料による竹
刀のうちの成るものは、衝撃に対する耐久性の点の問題
点はほぼ解決できるものであるが、残念なことに実際に
は殆ど使用されていないのが実情である。その最大の理
由は、複合材料による竹刀の重量が、通常の竹製竹刀の
重量よりもはるかに大きくなってしまい、実際の使用感
覚が竹製竹刀とは全く異質のものになってしまうことに
ある。

従って、実際の使用感覚が天然の竹製竹刀とほぼ同等に
なるような軽量性と、耐曲げ性および耐衝撃性とを備え
た複合竹刀の開発が要望されている。

竹刀により剣道の練習および試合を行う場合、竹刀の割
子は、互いに相手の竹刀から、割子の表面に衝撃荷重を
受けると同時に割子の側面にも衝撃荷重を受ける。この
場合、衝撃荷重が作用する接触面積については、割子の
側面の方が表面よりも小さいため、衝撃圧力ば割子の側
面の方が大となり、従って割子の側面の方が凹みや割れ
、裂けが生じ易い。

本発明の竹刀は、ボックス状の補強部材を設けることに
よって、割子全体の曲げ剛性を高めると共に、ボックス
状の補強部材で囲まれる領域内に管状体からなる芯体を
設けることによってボックス状補強部材の歪み変形を阻
止し、割子の表面保護材や側面保護材の凹みや割れ、裂
けの発生を減少させることができるものである。

以下、本発明の竹刀の割子を添付図面に基づいて説明す
る。

第１図は、竹刀１０の斜視図であり、通常、竹刀１０は
４本の割子１２から構成されている。

第２図は、本発明の竹刀の割子１２の概略構成を示す横
断面図であり、割子１２には、ボックス状の断面構造を
有する補強部材１４と、該補強部材１４を包囲する四方
の面の表面保護林１６、側面保護材１８および裏面材２
０とが設けられている。また、補強部材１４で囲まれる
領域２２には、後述のごとき構成による中空環状体から
なる芯体が設けられている。表面保護林１６、側面保護
林１８、および裏面材２０については直接本発明に関連
するものではないが、これらは強度および軽量性の観点
から、各種プラスチック、木材、ゴム等で作ることがで
きる。

第３図は、本発明の特徴であるボックス状補強部材Ｉ４
、およびこの補強部材１４によって囲まれる領域２２（
第２図）内に設けられる芯体２６の各種構成例を示すも
のである。補強部材１４は引張強度に優れた材料、例え
ば、繊維強化プラスチック（ＦＲＰ）　、軽量金属のシ
ート状物等で作ることができるが、保護材１６．１８．
２０との接着性、成形時の容易性等から、カーボン繊維
、ガラス繊維等のＦＲＰで作るのがよい。芯体２６は薄
肉の中空管状体又は第４図に示すようなハニカム構造体
とする。芯体２６の材料としては、ＦＲＰ、軽量金属、
強化紙等を用いることができる。

第３図（ａ）は、補強部材１４によって囲まれる領域２
２内の全域に亘って管状の芯体２６が存在するものであ
り、管状芯体２６は割子の幅方向（水平方向）に延びて
いるため、特に割子の側面に作用する衝撃荷重に対して
優れた強度をもつものとすることができる。第３図（ｂ
）は、第３図（ｂ）と同様に、領域２２内の全域に亘っ
て管状の芯体２６が存在するものであるが、管状芯体２
６は割子の高さ方向（垂直方向）に延びているため、特
に割子の表面に作用する衝撃荷重に対して優れた強度を
もつものとすることができる。第３図（ｃ）も、第３図
（、ａ）、（ｂ）と同様に、領域２２の全域に亘って管
状芯体が存在するものであるが、管状芯体２６は割子の
幅方向および高さ方向に延びるように配設されているた
め、割子の側面および表面の両方向に作用する衝撃荷重
に対して優れた強度をもつものとすることができる。

第４図（ｄ）、（ｅ）は、領域２２内の一部にのみ管状
芯体２６が存在し、他部には、管状体以外の材料２８が
存在するものである。材料２８としては、任意の軽量材
を使用でき、例えば発泡プラスチック等が望ましい。

尚、ボックス状の補強部材１４は、割子１２の曲げ剛性
を高めるために、割子１２の長さ方向の全長に亘って設
けるのがよいが、場合によっては特に頻度多く衝撃が作
用する割子の先端近くの一定長さの部分のみに設けても
よいし、必要個所以外はボックス状にしなくてもよい。

また、補強部材１４を割子の長さ方向の全長に亘って設
ける場合であっても、芯体２６については割子の先端近
くの一定長さの部分にのみ設けることにより、割子全体
の重量を更に軽減できる。また、割子の長平方向に沿う
数個所に表面保護材等との接着性の優れた材料（例えば
発泡プラスチック）を配置することもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は竹刀の概要を示す斜視図である。 第２図は本発明の割子の横断面図である。 第３図はボックス状補強部材および該補強部材内に設け
られる芯体の各種構成を示すものである。 第４図は管状体としての一態様であるハニカム構造体を
示すものである。 １４−ボックス状補強部材、２６−管状芯体。 第３図 第４図 手続補ＩＥ”　　８０．６１２ 昭和　　年　　月　　日 １、事件の表示　　昭和５９年特許願第１２７７４０号
２、発明の名称　　　　竹刀の割子 ３、補正をする者 事件との関係　　　出願人 名　称　　　長谷川化学工業株式会社 ４、代理人 ５補正命令の日付　　自　　発 ６、補正の対象　　　　明細書の発明の詳細な説明の欄
７、補正の内容 明細書第４頁、第１行゛′・・・・・・で説明する。パ
の後に、下記の文章を挿入する。 「　尚、本明細書において使用する「ボックス状」なる
用語は、図示のごとき完全な間長方形を形成する形状の
みではなく、４つの角部又は各辺の任意の箇所に若干の
間隙を有する形状のもの、および任意の各辺が若干彎曲
している形状のものも含まれるものとする。」

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 竹刀を構成する割子が、少なくとも補強部材を備えた複
   合材で形成されており、前記補強部材の形状は割子の横
   断面方向から見てボックス状をなしており、前記ボック
   ス状の補強部材で囲まれる領域内には管状体からなる芯
   体が設けてあることを特徴とする竹刀の割子。