JPS6180317A - 自動変速機操作レバ−装置における押釦の振動防止装置 - Google Patents
自動変速機操作レバ−装置における押釦の振動防止装置Info
- Publication number
- JPS6180317A JPS6180317A JP20056484A JP20056484A JPS6180317A JP S6180317 A JPS6180317 A JP S6180317A JP 20056484 A JP20056484 A JP 20056484A JP 20056484 A JP20056484 A JP 20056484A JP S6180317 A JPS6180317 A JP S6180317A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- push button
- rod
- sleeve
- knob
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/02—Selector apparatus
- F16H59/08—Range selector apparatus
- F16H59/10—Range selector apparatus comprising levers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/02—Selector apparatus
- F16H59/0278—Constructional features of the selector lever, e.g. grip parts, mounting or manufacturing
- F16H2059/0282—Lever handles with lock mechanisms, e.g. for allowing selection of reverse gear or releasing lever from park position
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、自動重用自動変速機の操作レバー装置におけ
る押釦部の振動防止構造に関する。
る押釦部の振動防止構造に関する。
従来の技術
一般に、自動車用自動変速機の操作レバ一部の構造は、
各ドライブポジション位置を変更する操作レバーと、操
作レバー上部に取付けられたノブと、操作レバー内に移
動可能に設けられ変速ポジション保持用のカムへと係合
するビンを有するロッドと、該ロッド上端に係合しノブ
内に摺動可能に設けられた押釦と、から成っている。そ
して、押釦の動きがロッドの軸方向の動きに変換され、
変速ポジション保持用カムへのビンの係合が制御される
ようになっている。
各ドライブポジション位置を変更する操作レバーと、操
作レバー上部に取付けられたノブと、操作レバー内に移
動可能に設けられ変速ポジション保持用のカムへと係合
するビンを有するロッドと、該ロッド上端に係合しノブ
内に摺動可能に設けられた押釦と、から成っている。そ
して、押釦の動きがロッドの軸方向の動きに変換され、
変速ポジション保持用カムへのビンの係合が制御される
ようになっている。
この押釦は、ノブ内に移動可能に支持されなければなら
ないため、通常ノブの内面囮動部と押釦外周摺動面との
間には若干のクリアランスが設けられる。そのため、走
行中に車両の振動等によりノブに対して押釦が振動し、
騒音の発生するおそれがある。この振動を防止するため
には、押釦をノブ内面のいずれかの面に、常時押しつけ
るようにすることが考えられる。
ないため、通常ノブの内面囮動部と押釦外周摺動面との
間には若干のクリアランスが設けられる。そのため、走
行中に車両の振動等によりノブに対して押釦が振動し、
騒音の発生するおそれがある。この振動を防止するため
には、押釦をノブ内面のいずれかの面に、常時押しつけ
るようにすることが考えられる。
このような対策を施したものとして、実公昭58−19
608号、実開昭59−49225号が知られている。
608号、実開昭59−49225号が知られている。
すなわち、実公昭58−19608号では、ノブ内にス
プリングを設けて押釦を外方に付勢するとともにロッド
上端部に斜面をもつ係合片を取付け、押釦側にも係合片
の斜面と係合する斜面を形成し、前記スプリング付勢力
の一部を斜面を介して押釦をノブ内側面に押し付ける力
に変換し、押釦をノブ内摺動面の左右いずれかの側面に
押しつけて振動を防止するようにした構造が提案されて
いる。実開昭59−49225号では、同様にノブ内に
押釦を外方へ付勢するスプリングを設け、このスプリン
グの軸方向を傾けることにより、スプリングの付勢力に
、押釦をノブ内摺動面方向に押しつける力の成分も付与
させようとする構造が提案されている。
プリングを設けて押釦を外方に付勢するとともにロッド
上端部に斜面をもつ係合片を取付け、押釦側にも係合片
の斜面と係合する斜面を形成し、前記スプリング付勢力
の一部を斜面を介して押釦をノブ内側面に押し付ける力
に変換し、押釦をノブ内摺動面の左右いずれかの側面に
押しつけて振動を防止するようにした構造が提案されて
いる。実開昭59−49225号では、同様にノブ内に
押釦を外方へ付勢するスプリングを設け、このスプリン
グの軸方向を傾けることにより、スプリングの付勢力に
、押釦をノブ内摺動面方向に押しつける力の成分も付与
させようとする構造が提案されている。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、上記のような構造においては、ノブ内に
押釦をその摺動方向外方に付勢するスプリングが設けら
れており、押釦を正規の位置に組込む際には、押釦をス
プリング力に抗して押しながら押釦の係合穴とロッド上
端部の位置合せをしなければならず、その組付は性に問
題が残されている。とくに、実開昭59−49225号
の構造では、スプリングを斜めにセットしなければなら
ず、そのセットが難しいとともに、組込み後においては
スプリングが封入された状態となるため、スプリングが
所定の状態に組込まれたか否かの確認ができないという
問題がある。
押釦をその摺動方向外方に付勢するスプリングが設けら
れており、押釦を正規の位置に組込む際には、押釦をス
プリング力に抗して押しながら押釦の係合穴とロッド上
端部の位置合せをしなければならず、その組付は性に問
題が残されている。とくに、実開昭59−49225号
の構造では、スプリングを斜めにセットしなければなら
ず、そのセットが難しいとともに、組込み後においては
スプリングが封入された状態となるため、スプリングが
所定の状態に組込まれたか否かの確認ができないという
問題がある。
また、ロッド上端部に取付けられた押釦への係合片が、
ロッドとともに軸方向に移動し移動した位置で保持され
るため、もし移動させすぎた場合には押釦との係合が外
れるおそれがでてくるという問題もある。
ロッドとともに軸方向に移動し移動した位置で保持され
るため、もし移動させすぎた場合には押釦との係合が外
れるおそれがでてくるという問題もある。
そこで本発明は、ノブ内における押釦の振動を確実に防
止して騒音発生を防止するとともに、組付けを容易化し
、かつ押釦のロッドとの係合外れを確実に防止できるよ
うにすることを目的とする。
止して騒音発生を防止するとともに、組付けを容易化し
、かつ押釦のロッドとの係合外れを確実に防止できるよ
うにすることを目的とする。
問題点を解決するための手段
この目的に沿う本発明の自動変速機操作レバー装置にお
ける押釦の振動防止装置は、操作レバー内に上方に付勢
されながら軸方向に移動可能に設けられ変速機構へと接
続されるロッドと、操作レバー上端部に取付けられ前記
ロッドと直角方向に延びるノブと、ノブ内に摺動可能に
設けられノブ内における動きをロッドのその軸方向の動
きに変換する押釦と、を備えた自動車用自動変速機の操
作レバー装置における押釦の振動防止装置であって、ロ
ッド上端部と押釦との間に、ロッド上端部にロッドの軸
方向に摺動可能に支持されロッドの上端面に当接可能な
面を有するスリーブを介装し、このスリーブを操作レバ
ーに対してスプリングで上方に付勢するとともに、押釦
にスリーブの上面に摺接可能な斜面を形成したものから
成っている。
ける押釦の振動防止装置は、操作レバー内に上方に付勢
されながら軸方向に移動可能に設けられ変速機構へと接
続されるロッドと、操作レバー上端部に取付けられ前記
ロッドと直角方向に延びるノブと、ノブ内に摺動可能に
設けられノブ内における動きをロッドのその軸方向の動
きに変換する押釦と、を備えた自動車用自動変速機の操
作レバー装置における押釦の振動防止装置であって、ロ
ッド上端部と押釦との間に、ロッド上端部にロッドの軸
方向に摺動可能に支持されロッドの上端面に当接可能な
面を有するスリーブを介装し、このスリーブを操作レバ
ーに対してスプリングで上方に付勢するとともに、押釦
にスリーブの上面に摺接可能な斜面を形成したものから
成っている。
作用
このような装置においては、スリーブが操作レバーに対
し常時上方に付勢されており、その付勢力により、スリ
ーブによって押釦がノブ内上部摺動向に押しつけられて
、押釦の振動が防止され騒音の発生が防止される。スリ
ーブ上面は押釦に形成された斜面に係合しているので、
スリーブは押釦を上方に押すと同時に押釦をノブ外方に
向けても押す。したがって、スリーブを上方に付勢する
スプリングは、従来ノブ内奥部に設けられていたスプリ
ングと同等の機能すなわち押釦を外方に向けて押す機能
も兼ねることになり、従来設けていたノブ内のスプリン
グは不要化される。
し常時上方に付勢されており、その付勢力により、スリ
ーブによって押釦がノブ内上部摺動向に押しつけられて
、押釦の振動が防止され騒音の発生が防止される。スリ
ーブ上面は押釦に形成された斜面に係合しているので、
スリーブは押釦を上方に押すと同時に押釦をノブ外方に
向けても押す。したがって、スリーブを上方に付勢する
スプリングは、従来ノブ内奥部に設けられていたスプリ
ングと同等の機能すなわち押釦を外方に向けて押す機能
も兼ねることになり、従来設けていたノブ内のスプリン
グは不要化される。
また、このスプリングによるスリーブの付勢方向と押釦
の開動方向とは直角方向であるので、押釦は、操作レバ
ー内にロッドを組み込みかつ操作レバーにノブを取付け
た状態で、後からノブ内に押し込むだけで従来のように
ロッド上端部との位置合せをすることなく自然に正規の
位置に装着され、自然にスリーブと正規の状態で係合さ
れる。
の開動方向とは直角方向であるので、押釦は、操作レバ
ー内にロッドを組み込みかつ操作レバーにノブを取付け
た状態で、後からノブ内に押し込むだけで従来のように
ロッド上端部との位置合せをすることなく自然に正規の
位置に装着され、自然にスリーブと正規の状態で係合さ
れる。
したがって、装着の確認の必要もなく、組付けが容易化
される。
される。
ざらに、押釦を押すと、斜面を介してスリーブが押し下
げられるが、その際、まずスリーブ内上面とロッド上端
面の遊びが吸収され、つぎにスリーブ内上面がロッド上
端面に当接してスリーブとともにロッドが押し下げられ
る。そして、ロッドを所定の位置に押し下げた後押釦を
離すと、ロッドはビンを介して変速ポジション保持用カ
ムと係合しその位置に保持されるが、押釦はスプリング
によるスリーブの上方付勢力によって元の位置iこ戻さ
れる。そのときのスリーブと押釦との係合状態は、スリ
ーブが押釦の押圧前の元の位置と同じ位置まで復帰され
るので、全く元の係合部の状態となる。したがって、ス
リーブと押釦係合部(斜面部)とのかかり代が、ドライ
ブポジションにかかわらず一定に保たれ、ロッドと押釦
との係合外れが確実に防止される。
げられるが、その際、まずスリーブ内上面とロッド上端
面の遊びが吸収され、つぎにスリーブ内上面がロッド上
端面に当接してスリーブとともにロッドが押し下げられ
る。そして、ロッドを所定の位置に押し下げた後押釦を
離すと、ロッドはビンを介して変速ポジション保持用カ
ムと係合しその位置に保持されるが、押釦はスプリング
によるスリーブの上方付勢力によって元の位置iこ戻さ
れる。そのときのスリーブと押釦との係合状態は、スリ
ーブが押釦の押圧前の元の位置と同じ位置まで復帰され
るので、全く元の係合部の状態となる。したがって、ス
リーブと押釦係合部(斜面部)とのかかり代が、ドライ
ブポジションにかかわらず一定に保たれ、ロッドと押釦
との係合外れが確実に防止される。
実施例
以下に本発明の自動変速機操作レバー装置における押釦
の振動防止装置の望ましい実施例を図面を参照して説明
する。
の振動防止装置の望ましい実施例を図面を参照して説明
する。
第1図は、本発明の一実施例を示しており、図のA−A
線より下は、それよりも上部に対し90度向きを変更し
て示しである。図において、1は自動変速機の操作レバ
ーを示しており、2はその揺動中心を示している。操作
レバー1は、パイプ状に構成されており、その内部には
、軸方向に移動可能にロッド3が設けられている。ロッ
ド3はスプリング4によって上方に付勢されており、ロ
ッド3下部に設けられたビン5は、変速ポジション保持
用カム6に下方から係合するようになっている。
線より下は、それよりも上部に対し90度向きを変更し
て示しである。図において、1は自動変速機の操作レバ
ーを示しており、2はその揺動中心を示している。操作
レバー1は、パイプ状に構成されており、その内部には
、軸方向に移動可能にロッド3が設けられている。ロッ
ド3はスプリング4によって上方に付勢されており、ロ
ッド3下部に設けられたビン5は、変速ポジション保持
用カム6に下方から係合するようになっている。
操作レバー1の上端部には、T字状のノブ7が取付けら
れており、ノブ7の上部はロッド3と直角の方向に延び
ている。ノブ7内は空洞に形成され、内面は震動面7a
に形成されている。このノブ7の空洞は、一端側が開放
端に形成されており、ノブ7内には摺動向7aに沿って
摺動可能に押釦8が設けられている。押釦8は一端がノ
ブ7から外方に突出されている。そして、ノブ7内の奥
部にはストッパ9が設けられ、ノブ7の他端がストッパ
9に当接してそれ以上押釦8は奥に移動しないようにな
っている。
れており、ノブ7の上部はロッド3と直角の方向に延び
ている。ノブ7内は空洞に形成され、内面は震動面7a
に形成されている。このノブ7の空洞は、一端側が開放
端に形成されており、ノブ7内には摺動向7aに沿って
摺動可能に押釦8が設けられている。押釦8は一端がノ
ブ7から外方に突出されている。そして、ノブ7内の奥
部にはストッパ9が設けられ、ノブ7の他端がストッパ
9に当接してそれ以上押釦8は奥に移動しないようにな
っている。
押釦8の形状は、ノブ7外方突出部の先端部が、袋状に
形成されており、先端面を指で押せるよう形成されてい
る。押釦8の他端側、すなわちノブ7内側の先端部は、
斜面10に形成されている。
形成されており、先端面を指で押せるよう形成されてい
る。押釦8の他端側、すなわちノブ7内側の先端部は、
斜面10に形成されている。
そして、押釦8のロッド3上方に位置する部分は、下方
に向けて開口する凹部11に形成されており、凹部11
のノブ7開放端側は斜面12に形成されている。
に向けて開口する凹部11に形成されており、凹部11
のノブ7開放端側は斜面12に形成されている。
ロッド3の上端部と押釦8との間には、下方に向けて開
口する凹部13を有するキャップ状のスリーブ14が設
けられている。スリーブ14は、その凹部13に挿入さ
れたロッド3上端部に、上下方向に摺動可能に支持され
ている。なお、本実施例では回転方向にも摺動可能とな
っている。そして、凹部13の底面13aとロッド3の
上端面3aは当接可能となっている。スリーブ14は、
その上部側が押釦8の凹部11内に挿入されており、ス
リーブ14の上面が斜面12に当接され、この間は摺接
可能となっている。この斜面12に摺接するスリーブ1
4の上面は、本実施例では、スリーブ14の上端外周を
肩落しした斜面14aに形成されている。ただし、この
スリーブ14側の摺接面は、第2図に示すように球状面
14b等であってもよ”い。そして、スリーブ14は、
ノブ7内面に、上下方向に摺動可能に支持されている。
口する凹部13を有するキャップ状のスリーブ14が設
けられている。スリーブ14は、その凹部13に挿入さ
れたロッド3上端部に、上下方向に摺動可能に支持され
ている。なお、本実施例では回転方向にも摺動可能とな
っている。そして、凹部13の底面13aとロッド3の
上端面3aは当接可能となっている。スリーブ14は、
その上部側が押釦8の凹部11内に挿入されており、ス
リーブ14の上面が斜面12に当接され、この間は摺接
可能となっている。この斜面12に摺接するスリーブ1
4の上面は、本実施例では、スリーブ14の上端外周を
肩落しした斜面14aに形成されている。ただし、この
スリーブ14側の摺接面は、第2図に示すように球状面
14b等であってもよ”い。そして、スリーブ14は、
ノブ7内面に、上下方向に摺動可能に支持されている。
スリーブ14下面と操作レバ−1上端面との間には、ス
プリング15が介装されており、スプリング15は常時
スリーブ14を操作レバー1に対して上方に付勢するよ
うになっている。なお、スリーブ14の下端部はフラン
ジ状部140に形成されており、ノブ7内に形成された
ストッパ部16に当接してそれ以上上方へは移動しない
ようになっている。
プリング15が介装されており、スプリング15は常時
スリーブ14を操作レバー1に対して上方に付勢するよ
うになっている。なお、スリーブ14の下端部はフラン
ジ状部140に形成されており、ノブ7内に形成された
ストッパ部16に当接してそれ以上上方へは移動しない
ようになっている。
上記のように構成された操作レバー装置における押釦の
振動防止装置の作用について以下に説明する。
振動防止装置の作用について以下に説明する。
まず本操作レバー装置の作動について説明する。
運転者がノブ7を握り押釦8を押すと、押釦8のB方向
の移動に伴ないその斜面12がスリーブ14の上面14
a (又は上面14b)に摺接しながらスリーブ14が
下方に押される。スリーブ14が下方に移動されると、
まずスリーブ14の凹部底面13aと[1ラド上端面3
aとの間の遊びが吸収され、つぎに底面13aがロッド
上端面3aに当接してロッド3が下方に押される。ロッ
ド3が下方に移動されると、ビン5と変速ポジション保
持用カム6との係合が外され、その状態で操作レバー1
がD−D方向に揺動されて所定のドライブポジション位
置まで移動される。ビン5は、長穴を有するレバー(図
示略)等をηして変速機構へと接続されているので、操
作レバー1の揺動に伴なうビン5の移動により所定のド
ライブポジションの変更が行われる。所定のドライブポ
ジション位置で押していた押釦8が離される。すると、
ロッド3はスプリング4により上方に戻され、ビン5が
変速ポジション保持用カム6の所定の位置に下方から係
合し、ドライブポジションの変更操作が完了する。
の移動に伴ないその斜面12がスリーブ14の上面14
a (又は上面14b)に摺接しながらスリーブ14が
下方に押される。スリーブ14が下方に移動されると、
まずスリーブ14の凹部底面13aと[1ラド上端面3
aとの間の遊びが吸収され、つぎに底面13aがロッド
上端面3aに当接してロッド3が下方に押される。ロッ
ド3が下方に移動されると、ビン5と変速ポジション保
持用カム6との係合が外され、その状態で操作レバー1
がD−D方向に揺動されて所定のドライブポジション位
置まで移動される。ビン5は、長穴を有するレバー(図
示略)等をηして変速機構へと接続されているので、操
作レバー1の揺動に伴なうビン5の移動により所定のド
ライブポジションの変更が行われる。所定のドライブポ
ジション位置で押していた押釦8が離される。すると、
ロッド3はスプリング4により上方に戻され、ビン5が
変速ポジション保持用カム6の所定の位置に下方から係
合し、ドライブポジションの変更操作が完了する。
つぎに、押釦8の撮動防止についてであるが、上記操作
のための機構においては、従来ノブ7内奥部に設けられ
押釦8をC方向に付勢していたスプリングが不要化され
る。すなわち、スリーブ14がスプリング15により常
時上方に付勢されており、かつロッド3はスプリング4
によって上方に付勢されており、しかもスリーブ14の
上面14a (又は14b)は押釦8の斜面12に摺
接可能に係合しているので、スリーブ14は押釦8を上
方に押すとともに同時にC方向に向けても押すことにな
る。そして、ロッド3のビン5が変速ポジション保持用
カム6に係合した後は、ロッド3を介してはそれ以上押
釦8側には力がかからないので、スプリング15による
スリーブ14付勢力によって上記力が付与される。した
がって、押釦8は、従来設けていたノブ7奥部のスプリ
ングがなくても、元の位置まで復帰されるとともに、常
時ノブ7内摺動面7aの上面側に押しつけられる。
のための機構においては、従来ノブ7内奥部に設けられ
押釦8をC方向に付勢していたスプリングが不要化され
る。すなわち、スリーブ14がスプリング15により常
時上方に付勢されており、かつロッド3はスプリング4
によって上方に付勢されており、しかもスリーブ14の
上面14a (又は14b)は押釦8の斜面12に摺
接可能に係合しているので、スリーブ14は押釦8を上
方に押すとともに同時にC方向に向けても押すことにな
る。そして、ロッド3のビン5が変速ポジション保持用
カム6に係合した後は、ロッド3を介してはそれ以上押
釦8側には力がかからないので、スプリング15による
スリーブ14付勢力によって上記力が付与される。した
がって、押釦8は、従来設けていたノブ7奥部のスプリ
ングがなくても、元の位置まで復帰されるとともに、常
時ノブ7内摺動面7aの上面側に押しつけられる。
その結果、押釦8の摺動性能が確保されながら、押釦8
とノブ内摺動面7a間のガタが吸収され、ノブ7に対す
る押釦8の振動が常時防止される。
とノブ内摺動面7a間のガタが吸収され、ノブ7に対す
る押釦8の振動が常時防止される。
11 一
つぎに押釦8の組付性向上と外れ防止について説明する
。ロッド3は、ビン5が変速ポジション保持用カム6の
どの位置に係合するかによって、上下方向に保持される
位置が異なるが、スリーブ14は操作レバー1の上端に
対してスプリング15によって上方に付勢されるので、
押釦8が押圧前の元の位置に復帰された状態では、ロッ
ド3の位置にかかわらずスリーブ14は常にその上端位
置まで押し上げられる。すなわち、スリーブ14と押釦
8の斜面12との係合部(係合部@)は一定に保たれ、
押釦8の外れが確実に防止される。
。ロッド3は、ビン5が変速ポジション保持用カム6の
どの位置に係合するかによって、上下方向に保持される
位置が異なるが、スリーブ14は操作レバー1の上端に
対してスプリング15によって上方に付勢されるので、
押釦8が押圧前の元の位置に復帰された状態では、ロッ
ド3の位置にかかわらずスリーブ14は常にその上端位
置まで押し上げられる。すなわち、スリーブ14と押釦
8の斜面12との係合部(係合部@)は一定に保たれ、
押釦8の外れが確実に防止される。
また、本実施例の如くスリーブ14の押釦斜面12との
係合面14a (又は14b)を、横断面円形あるいは
球状面に形成すれば、スリーブ14の回転方向の方向性
はなくなり、それだけ組付けが容易化される。
係合面14a (又は14b)を、横断面円形あるいは
球状面に形成すれば、スリーブ14の回転方向の方向性
はなくなり、それだけ組付けが容易化される。
そして、押釦8のノブ7奥側端面を斜面10に形成した
ので、ノブ7と操作レバー1、ロッド3、スリーブ14
を組付は後に、単に押釦8をノブ7内に押し込んでいく
だけで、自然に押釦8が正規の位置に装着される。すな
わち、スリーブ14が斜面10に摺接されなからロッド
3とともに押し下げられ、つづいて上方に付勢されてい
るスリーブ14が凹部11に自然に入り込むので、押釦
8が簡単にかつ確実に組付けられる。したがって、従来
装置のように、ロッド上端側と押釦側係合部との位置合
せは不要になる。
ので、ノブ7と操作レバー1、ロッド3、スリーブ14
を組付は後に、単に押釦8をノブ7内に押し込んでいく
だけで、自然に押釦8が正規の位置に装着される。すな
わち、スリーブ14が斜面10に摺接されなからロッド
3とともに押し下げられ、つづいて上方に付勢されてい
るスリーブ14が凹部11に自然に入り込むので、押釦
8が簡単にかつ確実に組付けられる。したがって、従来
装置のように、ロッド上端側と押釦側係合部との位置合
せは不要になる。
つぎに、第3図に本発明の第2実施例を示す。
本実施例においては、ロッド20の上端部21が四角柱
に形成され、スリーブ22の凹部23も四角穴に形成さ
れ、凹部23にロッド上端部21が挿入されることによ
り、その間の回り止めが施されている。そして、ロッド
20の長さが調整できるようにするため、ロッド20が
上部側ロッド20aと下部側ロッド20bとに2分割さ
れ、その間はねじ連結構造24に構成されている。また
、スリーブ22は、ノブ7および押釦8に対しては回転
が防止されている。回転防止構造としては、たとえば、
ノブ7のスリーブ22用摺動孔25を角孔や楕円孔等に
形成し、スリーブ22の外周横断面形状もそれに対応さ
せて角形状や楕円形状にすればよい。
に形成され、スリーブ22の凹部23も四角穴に形成さ
れ、凹部23にロッド上端部21が挿入されることによ
り、その間の回り止めが施されている。そして、ロッド
20の長さが調整できるようにするため、ロッド20が
上部側ロッド20aと下部側ロッド20bとに2分割さ
れ、その間はねじ連結構造24に構成されている。また
、スリーブ22は、ノブ7および押釦8に対しては回転
が防止されている。回転防止構造としては、たとえば、
ノブ7のスリーブ22用摺動孔25を角孔や楕円孔等に
形成し、スリーブ22の外周横断面形状もそれに対応さ
せて角形状や楕円形状にすればよい。
このように構成することにより、ロッド20aに対して
スリーブ22の回転は拘束される。また、ビン5が変速
ポジション保持用カム6の所定位置でカム下面とビン5
上面との隙間δが所定値のときに、スリーブ22の凹部
23底面とロッド2゜a上端面とがO当すするように、
ロッド2oの長さを調整することが望まれるが、ねじ部
24におけるロッド回転調整によりロッド2oは容易に
所望の長さに調整される。また、一旦調整したロッド長
さが変らないようにロッド20aの回転を拘束するには
、ロッド20aと角穴係合されているスリーブ22の回
転を拘束すればよく、これはスリーブ22の上下摺動の
ためのノブ7側の摺動孔25とスリーブ22外周形状を
前記の如く角形状や楕円形状にすることにより容易に達
成される。
スリーブ22の回転は拘束される。また、ビン5が変速
ポジション保持用カム6の所定位置でカム下面とビン5
上面との隙間δが所定値のときに、スリーブ22の凹部
23底面とロッド2゜a上端面とがO当すするように、
ロッド2oの長さを調整することが望まれるが、ねじ部
24におけるロッド回転調整によりロッド2oは容易に
所望の長さに調整される。また、一旦調整したロッド長
さが変らないようにロッド20aの回転を拘束するには
、ロッド20aと角穴係合されているスリーブ22の回
転を拘束すればよく、これはスリーブ22の上下摺動の
ためのノブ7側の摺動孔25とスリーブ22外周形状を
前記の如く角形状や楕円形状にすることにより容易に達
成される。
また、従来、たとえば前述の実公昭58−19608号
等に示された構造にあっては、ロッド上端部と押釦斜面
側に係合する係合片とがねじ結合されてロッドと係合片
とは一体的に上下動するようになっており2.シかも係
合片の押釦側への係合面が一面だけに形成されていたの
で、係合片まで含めたロッド長の調整代の最小単位は、
係合片の一回転弁(360度回転分)すなわちねじの1
ピッチ分であった。ところが、本実施例においては、ス
リーブ22の上面の押釦斜面12側への係合面・をたと
え−面だけに形成した場合においても、ロッド20aを
90度だけ回転させれば、スリーブ22の角穴凹部23
に角柱状ロッド上端部21が挿入できることになり、ロ
ッド長さのより微調整が効くことになる。微調整の容易
化により、組付作業が容易化され、組付精度が向上され
るとともに、前述の押釦の外れもより確実に防止される
。
等に示された構造にあっては、ロッド上端部と押釦斜面
側に係合する係合片とがねじ結合されてロッドと係合片
とは一体的に上下動するようになっており2.シかも係
合片の押釦側への係合面が一面だけに形成されていたの
で、係合片まで含めたロッド長の調整代の最小単位は、
係合片の一回転弁(360度回転分)すなわちねじの1
ピッチ分であった。ところが、本実施例においては、ス
リーブ22の上面の押釦斜面12側への係合面・をたと
え−面だけに形成した場合においても、ロッド20aを
90度だけ回転させれば、スリーブ22の角穴凹部23
に角柱状ロッド上端部21が挿入できることになり、ロ
ッド長さのより微調整が効くことになる。微調整の容易
化により、組付作業が容易化され、組付精度が向上され
るとともに、前述の押釦の外れもより確実に防止される
。
発明の効果
以上の説明から明らかなように、本発明によるときは、
押釦を常時ノブ内上面側に押しつけて押釦の振動を防止
し騒音の発生を防止することができるとともに、押釦の
装着を容易化して組付性を向上することができ、ざらに
押釦の外れをより確実に防止することができるという効
果が得られる。
押釦を常時ノブ内上面側に押しつけて押釦の振動を防止
し騒音の発生を防止することができるとともに、押釦の
装着を容易化して組付性を向上することができ、ざらに
押釦の外れをより確実に防止することができるという効
果が得られる。
第1図は本発明の第1実施例に係る自動変速機操作レバ
ー装置における押釦の振動防止装置の縦断面図、 第2図は第1図の装置のスリーブの変形例を示す部分縦
断面図、 第3図は本発明の第2実施例に係る自動変速機操作レバ
ー装置における押釦の振動防止装置の縦断面図、 である。 1・・・・・・操作レバー 3.20・・・・・・ロッド 4・・・・・・スプリング 5・・・・・・ビン 6・・・・・・変速ポジション保持用カム7・・・・・
・ノブ 7a・・・・・・摺動面 8・・・・・・押釦 10.12・・・・・・斜面 11・・・・・・凹部 14.22・・・・・・スリーブ 14a、14b・・・・・・押釦斜面側への摺接面15
・・・・・・スプリング 20a・・・・・・上部側ロッド 20b・・・・・・下部側ロッド 21・・・・・・ロッド上端部 24・・・・・・ねじ部 手続補正書 1↓h 1.1f+、Dヤ −、(昭和59年
特許願第200564号 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 愛知県豊田重下市場町3エ目30番地名 称
小島プレス工業株式会社 4、代理人 〒107 明 細 書 1、発明の名称 自動変速機操作レバー装置における押釦の振動防止装置 2、特許請求の範囲 (1) 操作レバー内に上方に付勢されながら軸方向に
移動可能に設けられ変速機構へと接続されるロッドと、
操作レバー上端部に取付けられ前記ロッドど直角方向に
延びるノブと、該ノブ内に摺動可能に設けられノブ内に
おける動きを前記ロッドの動きに変換する押釦と、を備
えた自動車用自動変速機の操作レバー装置において、前
記ロッドの上端部と前記押釦との間に、ロッド上端部に
ロッドの軸方向に摺動可能に支持されロッドの上端面に
当接可能な面を有するスリーブを介装し、該スリーブを
操作レバーに対してスプリングで−F方に付勢するとと
もに、前記押釦にスリーブの上面に粘接可能な斜面を形
成したことを特徴とする自動変速機操作レバー装置にお
(プる押釦の1辰動防止装置。 3、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、自動車用自動変amの操作レバー装置におけ
る押釦部の振動防止構造に関する。 従来の技術 一般に、自動車用自動変速機の操作レバ一部の構造は、
各ドライブポジション位置を変更する操作レバーと、操
作レバー上部に取付けられたノブと、操作レバー内に移
動可能に設けられ変速ポジション保持用のカムへと係合
するビンを有するロッドと、該ロツドート端に係合しノ
ブ内に摺動可能に設けられた押釦と、から成っている。 そして、押釦の動きがロッドの軸方向の動きに変換され
、変速ポジション保持用カムへのビンの係合が制御され
るようになっている。 この押釦は、ノブ内に移動可能に支持されなければなら
ないため、通常ノブの内面摺動部と押釦外周摺動面との
間には若干のクリアランスが設けられる。そのため、走
行中に車両の振動等によりノブに対して押釦が振動し、
騒音の発生するおそれがある。この振動を防止するため
には、押釦をノブ内面のいずれかの面に、常時押しつけ
るようにすることが考えられる。 このような対策を施したものとして、実公昭58−1.
9608 @、実開昭59−49225号が知られてい
る。すなわち、実公昭58−19608号では、押釦側
の穴内に斜面部を形成するとともに、ロッド側頭部片あ
るいはノブ内に設けられた案内棒を前記斜面部と接触さ
せている。そして、ノブ内に設けられた押釦を外方に付
勢するスプリングの力を利用し、前記接触により押釦に
旋回力を与え、押釦の微旋回により押釦両側面の一部を
ノブの両側内面に押しつけることにより、振動を防止す
るようにした構造が提案されている。実開昭59−49
225号では、同様にノブ内に押釦を外方へ付勢するス
プリングを設け、このスプリングの軸方向を傾けること
により、スプリングの付勢力に、押釦をノブ内摺動面方
向に押しつける力の成分も付与させようとする構造が提
案されている。 発明が解決しようと覆る問題点 しかしながら、上記のような構造においては、ノブ内に
押釦をその摺動方向外方に付勢するスプリングが設けら
れており、押釦を正規の位置に組込む際には、押釦をス
プリング力に抗して押しながら押釦の係合穴とロット上
端部の位置合せをしなければならず、その組付(プ性に
問題が残されている。とくに、実開昭59−49225
号の構造では、スプリングを斜めにレットしなければな
らず、そのセットが難しいとともに、組込み後において
はスプリングが封入された状態となるため、スプリング
が所定の状態に組込まれたか否かの確認ができないとい
う問題がある。 また、ロッド上端部に取付けられ1=押釦への係合片が
、ロッドとともに軸方向に移動し移動した位置で保持さ
れるため、もし移動させすぎた場合には押釦との係合が
外れるおそれがでてくるという問題もある。 そこで本発明は、ノブ内にお(〕る押釦の振動を確実に
防止して騒音発生を防止するとともに、組イ・目Jを容
易化し、かつ押釦のロットとの係合外れを確実に防11
できるようにすることを目的とする。 問題点を解決するための手段 この目的に沿う本発明の自動変速機操作レバー装置にお
1jる押釦の振動防1に装置は、操作レバー内に一1方
にイ」勢されイ1がら軸方向に移動可能に設(−Jられ
変速機構l\ど接続されるロッドと、操作レバー」一端
部に取(−t l−Jられ前記ロッドと直角方向に延び
るノブと、ノブ内に摺動可能に設りられノブ内にお(J
る動きをロッドのイの軸方向の動きに変換する押釦と、
を備えた自動車用自動変速機の操作レバー装置における
押釦の振動防止装置であって、ロッド上端部ど押釦との
間に、ロッド−上端部にロットの軸方向に摺動可能に支
持されロッドの上端面に当接可能な面を有するスリーブ
を弁装置]、このスリーブを操作レバーに対してスプリ
ングで上方に付勢するどともに、押釦にスリーブの上面
に粘接可能な斜面を形成したものから成っている。 作用 このJ:うな装置においては、スリーブが操作レバーに
対し常時−1一方に付勢されており、そのイ4勢力によ
り、スリーブによって押釦がノブ内上部冊動面に押しつ
けられて、押釦の振動が防止され騒音の発生が防止され
る。スリーブ上面は押釦に形成された斜面に係合してい
るので、スリーブは押釦を上方に押すと同時に押釦をノ
ブ外方に向けても押す。したがって、スリーブを上方に
付勢するスプリングは、従来ノブ内東部に設けられてい
たスプリングと同等の機能?jなわち押釦を外方に向け
て押す機能も兼ねることになり、従来設けていたノブ内
のスプリングは不要化される。 また、このスプリングによるスリーブの付勢方向と押釦
の摺動方向とは直角方向であるので、押釦は、操作レバ
ー内にロッドを組み込みかつ操作レバーにノブを取付【
プだ状態で、後からノブ内に押し込むだけで従来のよう
にロット」一端部との位置合せをすることなく自然に正
規の位置に装着され、自然にスリーブと正規の状態で係
合される。 したがって、装着の確認の必要もなく、組付番プが容易
化される。 一5= さらに、押釦を押すと、斜面を介してスリーブが押し下
げられるが、その際、まずスリーブ内上面とロット十端
面の!!1びが吸収され、つぎにスリーブ内上面がロッ
ト上端面に当接してスリーブとともにロッドが押し下げ
られる。そして、ロッドを所定の位置に押し下げた後押
釦を離ずと、ロッドはビンを介して変速ポジション保持
用カムと係合しその位置に保持されるが、押釦はスプリ
ングによるスリーブの上方付勢力によって元の位置に戻
される。そのときのスリーブと押釦との停台状態は、ス
リーブが押釦の抑圧前の元の位置と同じ位置まで復帰さ
れるので、全く元の係合式の状態となる。したがって、
スリーブと押釦係合部(斜面部)とのかかり代が、ドラ
イブポジションにかかわらず一定に保たれ、ロッドと押
釦との係合外れが確実に防止される。 実施例 以下に本発明の自動変速機操作レバー装置にお(Jる押
釦の振動防止装置の望ましい実施例を図面を参照して説
明する。 第1図は、本発明の一実施例を示しており、図の八−A
線より下は、それよりも上部に対し90度向きを変更し
て示しである。図において、11.4自動変速機の操作
1ツバ−を示しており、2はその揺動中心を示している
。操作1ツバ−1は、パイプ状に構成されており、ぞの
内部には、軸方向に移動可能にロッド3が設けられてい
る。ロッド3はスプリング4によって−1一方に付勢さ
れており、ロッド3下部に設(′1られたピン5は、変
速ポジション保持用カム6に下方から係合するようにな
っている。 操作レバー1の上端部には、T字状のノブ7が取付けら
れており、ノブ7の上部はロッド3と直角の方向に延び
ている。ノブ7内は空洞に形成され、内面は摺動面7a
に形成されている。このノブ7の空洞は、一端側が開放
端に形成されており、ノブ7内には摺動iTi’+7a
に沿って摺動可能に押釦8が設けられている。押釦8は
一端がノブ7から外方に突出されている。そして、ノブ
7内の央部にはストッパ9が設けられ、ノブ7の他端が
ストッパ9に当1さシてそれ以上押釦8は奥に移動しな
いようになっている。 押釦8の形状は、ノブ79i方突出部の先端部が、袋状
に形成されており、先端部を指で押t!るよう形成され
ている。押釦8の他端側、Jなわちノブ7内側の先端部
(ま、斜面10に形成されている。 そして、押釦8のロッド3上方に位置する部分は、下方
に向けて開「1する凹部11に形成されてd5す、四部
11のノブ7開放端側は斜面12に形成されている。 ロッド3の上端部と押釦8どの間には、下方に向LJて
開口する凹部13を有するキャップ状のスリーブ1/l
が設りられている。スリーブ14は、その凹部13に挿
入されにロット3F端部に、上下方向に1習動可能に支
4F工されている。なお、本実施例では回転方向にも摺
動可能どイ1−)でいる。そして、凹部13の底面13
aとロット3のト喘面3aは当接可能と1.’K ッT
イる。スリーブ1 /I 1.1、イの−1一部側が
押釦8の凹部11内に挿入されており、スリーブ14の
平面が斜面12に当接され、この間は摺接可能となって
いる。この斜面12に!習接するスリーブ14の上面は
、本実施例では、スリーブ14の−1一端外周を肩落し
した斜面14aに形成されている。ただし、このスリー
ブ14側の摺接面は、第2図に示すように球状面141
)等であってもよい。そして、スリーブ14は、ノブ7
内面に、上下方向に摺動可能に支持されている。 スリーブ14下面ど操作レバー1」一端面との間1こは
、スプリング15が介装されており、スプリング15は
常時スリーブ14を操作レバー1に対して上方に付勢す
るようになっている。なお、スリーブ14の下端部はフ
ランジ状部14cに形成されており、ノブ7内に形成さ
れたストッパ部16に当接してそれ以上下方へは移動し
ないようになっている。 上記のように構成された操作レバー装置にお(′Jる押
釦の振動防Iに装置の作用について以下に説明する。 まず本操作レバー装置の作動について説明する。 運転者がノブ7を握り押釦8を押すと、押釦8のB方向
の移動に11軍1いイの斜面12かスリーブ14の上面
1/Ia (又はL面1/111)に摺接しイ1がらス
リーブ14が下方に押される。スリーブ14が下方に移
動されると、まずスリーブ1/lの凹部底面13aとロ
ッド1端面3aとの間の遊びが吸収され、つき゛に底面
13aが[1ツド)一端面3aに当接して11ツド3が
下方に押さねる1、ロッド3が下方に移動されると、ピ
ン5と変速ポジション保持用カム6どの係合が外され、
イの状態で操作レバー1がD−D方向に揺動されて所定
のドライブポジション位岡まで゛移動される。ピン5は
、長穴を有するレバー〈図示略)等を介して変速機(1
4へと接続されているので、操作1ツバ−1の揺動に伴
なうピン5の移動ににり所定のドライブポジションの変
更が行われる。所定のドライブポジション位置で押して
いた押釦8が離される13するど、ロッド3はスプリン
グ1により上方に戻され、ピン5が変速ボジシ]ン保持
用カへ6の所定の位置に下方から係合し、ドライブポジ
ションの変更操作が完了覆る。 つぎに、押釦8の振動防止についてであるが、上記操作
のための機構においては、従来ノブ7内奥部に設【ノら
れ押釦8をC方向に付勢していたスプリングが不要化さ
れる。すなわち、スリーブ14がスプリング15により
常時上方に付勢されており、かつロッド3はスプリング
4によって上方に付勢されており、しかもスリーブ14
の−F面14a (又は14b)は押釦8の斜面12
に摺接可能に係合しているので、スリーブ14は押釦8
を上方に押すとともに同時にC方向に向けても押すこと
になる。そして、ロッド3のビン5が変)中ポジション
保持用カム6に係合した後は、ロッド3を介してはそれ
以上押釦8側には力がかから4rいので、スプリング1
5によるスリーブ14付勢力によって−に開力が付!j
される。したがって、押釦8は、従来設けていたノブ7
奥部のスプリングがなくても、元の位置まで復帰される
とともに、常時ノブ7内摺動面7aの上面側に押しつけ
られる。 その結果、押釦8の1習動性能が確保されながら、押釦
8とノブ内摺動面7a間のガタが吸収され、ノブ7に対
する押釦8の振動が常時防1にされる。 つぎに押釦8の組イ」千1向上と外れ防+t=について
R;)明する。ロッド3は、ビン5が変速ポジション保
持用カム6のどの位置に係合するかによって、−1]下
方向に保持される位置が界なるが、スリーブ14は操作
レバー1の上端に対【ノてスプリング15によって上方
に付勢されるので、押釦8が抑圧前の元の位置に復帰さ
れた状態では、ロッド3の位置にかかわらずスリーブ1
4は常にその上端位置まで押し上げられる。すなわち、
スリーブ14と押釦8の斜面12どの係合代(係合部間
)は一定に保たれ、押釦8の外れが確実に防止される。 また、本実施例の如くスリーブ14の押釦斜面12との
係合面14a (又は14b)を、横断面円形あるいは
球状面に形成1れば、スリーブ14の回転方向の方向性
(まなくなり、イれだけ組付1′jが容易化される。 そして、押釦8のノブ7奥側端面を斜面10に形成した
ので、ノブ7と操作レバー1、ロッド3、スリーブ1/
1を組付It (Iに、中に押釦8をノブ7内に押し込
んでいくだけで、自然に押釦8が正規の(立置に装着さ
れる。1′t1わち、スリーブ14が斜面10に摺接さ
れなからロッド3とともに押し下げられ、つづいて上方
に付勢されているスリーブ14が凹部11に自然に入り
込むので、押釦8が簡単にかつ確実に組付(Jられる。 したがって、従来装置のように、ロッド上端側と押釦側
係合部との位置合せは不要になる。 つぎに、第3図に本発明の第2実施例を示す。 本実施例においては、ロッド20の上端部21が四角+
1に形成され、スリーブ22の凹部23も四角穴に形成
され、凹部23にロッド上端部21が挿入されることに
にす、その間の回り止めが施されている。そして、ロッ
ド20の長さが調整できるようにするため、ロッド20
が1一部側ロッド20aと下部側ロッド20bとに2分
割され、その間はねじ連結構造24に構成されている。 また、スリーブ22は、ノブ7および押釦8に対しては
回転が防止されている。回転防11構造としては、たと
えば、ノブ7のスリーブ22用摺動孔25を角孔や楕円
孔等に形成し、スリーブ22の外周横断面形状もそれに
対応させて角形状や楕円形状に号ればJ:い。 このように構成することにより、ロッド20aに対して
スリーブ22の回転は拘束される。また、ビン5が変速
ポジション保持用カム6の所定位置でカム下面とビン5
−「面との隙間δが所定値のとぎに、スリーブ22の凹
部23底而とロッド20a上端面とがO当すするように
、ロッド20の長さを調整することが望まれるが、ねじ
部24における日ツド回転調整によりロッド20は容易
に所望の長さに調整される。また、−目調整したロッド
長さが変らないようにロッド20aの回転を拘束するに
は、ロッド20aと角穴係合されているスリーブ22の
回転を拘束すればよく、これはスリーブ22の上下摺動
のためのノ°ブ7側の摺動孔25とスリーブ22外周形
状を前記の如く角形状や楕円形状にづることにより容易
に達成される。 また、従来、たとえば前述の実公昭58−19608号
等に示された構造にあっては、ロッド上端部と押釦斜面
側に係合する係合片とがねじ結合されてロッドと係合片
とは一体的に」−下動するようになっており、しかも係
合片の押釦側への係合面が一面だけに形成されていたの
で、係合片まで含めたロッド長の調整代の最小単位は、
係合jXの一回転弁(360酊回転分)すなわちねじの
1ピッチ分であった。ところが、本実施例にa3いては
、スリーブ22の上面の押釦斜面12側への係合面をた
とえ一面だけに形成した場合においても、ロッド20a
を90爪だけ回転させれば、スリーブ22の角穴凹部2
3に角(1状ロッド上端部21が挿入できることになり
、ロッド長さのより微調整が効くことになる。微調整の
容易化により、組イ」作業が容易化され、組付精度が向
上されるとともに、前述の押釦の外れもより確実に防止
される。 発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明にJ、るときは
、押釦を常時ノブ内」−面側に押しつ(〕て押釦の振動
を防止し騒音の発生を防(1−Jることができるととも
に、押釦の装着を容易化して組付性を向上することがで
き、ざらに押釦の外れをより確実に防止することができ
るという’2+1宋が1qられる。 4、図面の簡単な説明 第1図は本発明の第1実施例(J係る自動変速1幾操作
1ツバー装置にお(ノる押釦の振動防止装置の縦断面図
、 第2図は第1図の装置のスリーブの変形例を示す部分縦
断面図、 第3図は本発明の第2実施例に係る自動変速機操作1ツ
バ−装置にお(ノる押釦の振動防止装置の縦断面図、 である。 1・・・・・・操作1ツバ− 3,20・・・・・・ロッド 4・・・・・・スプリング 5・・・・・・ピン 6・・・・・・変速ポジション保持用JJム7・・・・
・・ノブ 7a・・・・・・槽動面 8・・・・・・押釦 10.12・・・・・・斜面 11・・・・・・四部 14.22・・・・・・スリーブ 14a、1411・・・・・・押釦斜面側への固接面1
5・・・・・・スプリング 20a・・・・・・上部側ロッド 20b・・・・・・下部側ロッド 21・・・・・・ロット−1端部 24・・・・・・ねじ部 特許出願人 小島プレス工業株式会社 代 理 人 弁理士 1) 渕 経 雄=
17−
ー装置における押釦の振動防止装置の縦断面図、 第2図は第1図の装置のスリーブの変形例を示す部分縦
断面図、 第3図は本発明の第2実施例に係る自動変速機操作レバ
ー装置における押釦の振動防止装置の縦断面図、 である。 1・・・・・・操作レバー 3.20・・・・・・ロッド 4・・・・・・スプリング 5・・・・・・ビン 6・・・・・・変速ポジション保持用カム7・・・・・
・ノブ 7a・・・・・・摺動面 8・・・・・・押釦 10.12・・・・・・斜面 11・・・・・・凹部 14.22・・・・・・スリーブ 14a、14b・・・・・・押釦斜面側への摺接面15
・・・・・・スプリング 20a・・・・・・上部側ロッド 20b・・・・・・下部側ロッド 21・・・・・・ロッド上端部 24・・・・・・ねじ部 手続補正書 1↓h 1.1f+、Dヤ −、(昭和59年
特許願第200564号 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 愛知県豊田重下市場町3エ目30番地名 称
小島プレス工業株式会社 4、代理人 〒107 明 細 書 1、発明の名称 自動変速機操作レバー装置における押釦の振動防止装置 2、特許請求の範囲 (1) 操作レバー内に上方に付勢されながら軸方向に
移動可能に設けられ変速機構へと接続されるロッドと、
操作レバー上端部に取付けられ前記ロッドど直角方向に
延びるノブと、該ノブ内に摺動可能に設けられノブ内に
おける動きを前記ロッドの動きに変換する押釦と、を備
えた自動車用自動変速機の操作レバー装置において、前
記ロッドの上端部と前記押釦との間に、ロッド上端部に
ロッドの軸方向に摺動可能に支持されロッドの上端面に
当接可能な面を有するスリーブを介装し、該スリーブを
操作レバーに対してスプリングで−F方に付勢するとと
もに、前記押釦にスリーブの上面に粘接可能な斜面を形
成したことを特徴とする自動変速機操作レバー装置にお
(プる押釦の1辰動防止装置。 3、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、自動車用自動変amの操作レバー装置におけ
る押釦部の振動防止構造に関する。 従来の技術 一般に、自動車用自動変速機の操作レバ一部の構造は、
各ドライブポジション位置を変更する操作レバーと、操
作レバー上部に取付けられたノブと、操作レバー内に移
動可能に設けられ変速ポジション保持用のカムへと係合
するビンを有するロッドと、該ロツドート端に係合しノ
ブ内に摺動可能に設けられた押釦と、から成っている。 そして、押釦の動きがロッドの軸方向の動きに変換され
、変速ポジション保持用カムへのビンの係合が制御され
るようになっている。 この押釦は、ノブ内に移動可能に支持されなければなら
ないため、通常ノブの内面摺動部と押釦外周摺動面との
間には若干のクリアランスが設けられる。そのため、走
行中に車両の振動等によりノブに対して押釦が振動し、
騒音の発生するおそれがある。この振動を防止するため
には、押釦をノブ内面のいずれかの面に、常時押しつけ
るようにすることが考えられる。 このような対策を施したものとして、実公昭58−1.
9608 @、実開昭59−49225号が知られてい
る。すなわち、実公昭58−19608号では、押釦側
の穴内に斜面部を形成するとともに、ロッド側頭部片あ
るいはノブ内に設けられた案内棒を前記斜面部と接触さ
せている。そして、ノブ内に設けられた押釦を外方に付
勢するスプリングの力を利用し、前記接触により押釦に
旋回力を与え、押釦の微旋回により押釦両側面の一部を
ノブの両側内面に押しつけることにより、振動を防止す
るようにした構造が提案されている。実開昭59−49
225号では、同様にノブ内に押釦を外方へ付勢するス
プリングを設け、このスプリングの軸方向を傾けること
により、スプリングの付勢力に、押釦をノブ内摺動面方
向に押しつける力の成分も付与させようとする構造が提
案されている。 発明が解決しようと覆る問題点 しかしながら、上記のような構造においては、ノブ内に
押釦をその摺動方向外方に付勢するスプリングが設けら
れており、押釦を正規の位置に組込む際には、押釦をス
プリング力に抗して押しながら押釦の係合穴とロット上
端部の位置合せをしなければならず、その組付(プ性に
問題が残されている。とくに、実開昭59−49225
号の構造では、スプリングを斜めにレットしなければな
らず、そのセットが難しいとともに、組込み後において
はスプリングが封入された状態となるため、スプリング
が所定の状態に組込まれたか否かの確認ができないとい
う問題がある。 また、ロッド上端部に取付けられ1=押釦への係合片が
、ロッドとともに軸方向に移動し移動した位置で保持さ
れるため、もし移動させすぎた場合には押釦との係合が
外れるおそれがでてくるという問題もある。 そこで本発明は、ノブ内にお(〕る押釦の振動を確実に
防止して騒音発生を防止するとともに、組イ・目Jを容
易化し、かつ押釦のロットとの係合外れを確実に防11
できるようにすることを目的とする。 問題点を解決するための手段 この目的に沿う本発明の自動変速機操作レバー装置にお
1jる押釦の振動防1に装置は、操作レバー内に一1方
にイ」勢されイ1がら軸方向に移動可能に設(−Jられ
変速機構l\ど接続されるロッドと、操作レバー」一端
部に取(−t l−Jられ前記ロッドと直角方向に延び
るノブと、ノブ内に摺動可能に設りられノブ内にお(J
る動きをロッドのイの軸方向の動きに変換する押釦と、
を備えた自動車用自動変速機の操作レバー装置における
押釦の振動防止装置であって、ロッド上端部ど押釦との
間に、ロッド−上端部にロットの軸方向に摺動可能に支
持されロッドの上端面に当接可能な面を有するスリーブ
を弁装置]、このスリーブを操作レバーに対してスプリ
ングで上方に付勢するどともに、押釦にスリーブの上面
に粘接可能な斜面を形成したものから成っている。 作用 このJ:うな装置においては、スリーブが操作レバーに
対し常時−1一方に付勢されており、そのイ4勢力によ
り、スリーブによって押釦がノブ内上部冊動面に押しつ
けられて、押釦の振動が防止され騒音の発生が防止され
る。スリーブ上面は押釦に形成された斜面に係合してい
るので、スリーブは押釦を上方に押すと同時に押釦をノ
ブ外方に向けても押す。したがって、スリーブを上方に
付勢するスプリングは、従来ノブ内東部に設けられてい
たスプリングと同等の機能?jなわち押釦を外方に向け
て押す機能も兼ねることになり、従来設けていたノブ内
のスプリングは不要化される。 また、このスプリングによるスリーブの付勢方向と押釦
の摺動方向とは直角方向であるので、押釦は、操作レバ
ー内にロッドを組み込みかつ操作レバーにノブを取付【
プだ状態で、後からノブ内に押し込むだけで従来のよう
にロット」一端部との位置合せをすることなく自然に正
規の位置に装着され、自然にスリーブと正規の状態で係
合される。 したがって、装着の確認の必要もなく、組付番プが容易
化される。 一5= さらに、押釦を押すと、斜面を介してスリーブが押し下
げられるが、その際、まずスリーブ内上面とロット十端
面の!!1びが吸収され、つぎにスリーブ内上面がロッ
ト上端面に当接してスリーブとともにロッドが押し下げ
られる。そして、ロッドを所定の位置に押し下げた後押
釦を離ずと、ロッドはビンを介して変速ポジション保持
用カムと係合しその位置に保持されるが、押釦はスプリ
ングによるスリーブの上方付勢力によって元の位置に戻
される。そのときのスリーブと押釦との停台状態は、ス
リーブが押釦の抑圧前の元の位置と同じ位置まで復帰さ
れるので、全く元の係合式の状態となる。したがって、
スリーブと押釦係合部(斜面部)とのかかり代が、ドラ
イブポジションにかかわらず一定に保たれ、ロッドと押
釦との係合外れが確実に防止される。 実施例 以下に本発明の自動変速機操作レバー装置にお(Jる押
釦の振動防止装置の望ましい実施例を図面を参照して説
明する。 第1図は、本発明の一実施例を示しており、図の八−A
線より下は、それよりも上部に対し90度向きを変更し
て示しである。図において、11.4自動変速機の操作
1ツバ−を示しており、2はその揺動中心を示している
。操作1ツバ−1は、パイプ状に構成されており、ぞの
内部には、軸方向に移動可能にロッド3が設けられてい
る。ロッド3はスプリング4によって−1一方に付勢さ
れており、ロッド3下部に設(′1られたピン5は、変
速ポジション保持用カム6に下方から係合するようにな
っている。 操作レバー1の上端部には、T字状のノブ7が取付けら
れており、ノブ7の上部はロッド3と直角の方向に延び
ている。ノブ7内は空洞に形成され、内面は摺動面7a
に形成されている。このノブ7の空洞は、一端側が開放
端に形成されており、ノブ7内には摺動iTi’+7a
に沿って摺動可能に押釦8が設けられている。押釦8は
一端がノブ7から外方に突出されている。そして、ノブ
7内の央部にはストッパ9が設けられ、ノブ7の他端が
ストッパ9に当1さシてそれ以上押釦8は奥に移動しな
いようになっている。 押釦8の形状は、ノブ79i方突出部の先端部が、袋状
に形成されており、先端部を指で押t!るよう形成され
ている。押釦8の他端側、Jなわちノブ7内側の先端部
(ま、斜面10に形成されている。 そして、押釦8のロッド3上方に位置する部分は、下方
に向けて開「1する凹部11に形成されてd5す、四部
11のノブ7開放端側は斜面12に形成されている。 ロッド3の上端部と押釦8どの間には、下方に向LJて
開口する凹部13を有するキャップ状のスリーブ1/l
が設りられている。スリーブ14は、その凹部13に挿
入されにロット3F端部に、上下方向に1習動可能に支
4F工されている。なお、本実施例では回転方向にも摺
動可能どイ1−)でいる。そして、凹部13の底面13
aとロット3のト喘面3aは当接可能と1.’K ッT
イる。スリーブ1 /I 1.1、イの−1一部側が
押釦8の凹部11内に挿入されており、スリーブ14の
平面が斜面12に当接され、この間は摺接可能となって
いる。この斜面12に!習接するスリーブ14の上面は
、本実施例では、スリーブ14の−1一端外周を肩落し
した斜面14aに形成されている。ただし、このスリー
ブ14側の摺接面は、第2図に示すように球状面141
)等であってもよい。そして、スリーブ14は、ノブ7
内面に、上下方向に摺動可能に支持されている。 スリーブ14下面ど操作レバー1」一端面との間1こは
、スプリング15が介装されており、スプリング15は
常時スリーブ14を操作レバー1に対して上方に付勢す
るようになっている。なお、スリーブ14の下端部はフ
ランジ状部14cに形成されており、ノブ7内に形成さ
れたストッパ部16に当接してそれ以上下方へは移動し
ないようになっている。 上記のように構成された操作レバー装置にお(′Jる押
釦の振動防Iに装置の作用について以下に説明する。 まず本操作レバー装置の作動について説明する。 運転者がノブ7を握り押釦8を押すと、押釦8のB方向
の移動に11軍1いイの斜面12かスリーブ14の上面
1/Ia (又はL面1/111)に摺接しイ1がらス
リーブ14が下方に押される。スリーブ14が下方に移
動されると、まずスリーブ1/lの凹部底面13aとロ
ッド1端面3aとの間の遊びが吸収され、つき゛に底面
13aが[1ツド)一端面3aに当接して11ツド3が
下方に押さねる1、ロッド3が下方に移動されると、ピ
ン5と変速ポジション保持用カム6どの係合が外され、
イの状態で操作レバー1がD−D方向に揺動されて所定
のドライブポジション位岡まで゛移動される。ピン5は
、長穴を有するレバー〈図示略)等を介して変速機(1
4へと接続されているので、操作1ツバ−1の揺動に伴
なうピン5の移動ににり所定のドライブポジションの変
更が行われる。所定のドライブポジション位置で押して
いた押釦8が離される13するど、ロッド3はスプリン
グ1により上方に戻され、ピン5が変速ボジシ]ン保持
用カへ6の所定の位置に下方から係合し、ドライブポジ
ションの変更操作が完了覆る。 つぎに、押釦8の振動防止についてであるが、上記操作
のための機構においては、従来ノブ7内奥部に設【ノら
れ押釦8をC方向に付勢していたスプリングが不要化さ
れる。すなわち、スリーブ14がスプリング15により
常時上方に付勢されており、かつロッド3はスプリング
4によって上方に付勢されており、しかもスリーブ14
の−F面14a (又は14b)は押釦8の斜面12
に摺接可能に係合しているので、スリーブ14は押釦8
を上方に押すとともに同時にC方向に向けても押すこと
になる。そして、ロッド3のビン5が変)中ポジション
保持用カム6に係合した後は、ロッド3を介してはそれ
以上押釦8側には力がかから4rいので、スプリング1
5によるスリーブ14付勢力によって−に開力が付!j
される。したがって、押釦8は、従来設けていたノブ7
奥部のスプリングがなくても、元の位置まで復帰される
とともに、常時ノブ7内摺動面7aの上面側に押しつけ
られる。 その結果、押釦8の1習動性能が確保されながら、押釦
8とノブ内摺動面7a間のガタが吸収され、ノブ7に対
する押釦8の振動が常時防1にされる。 つぎに押釦8の組イ」千1向上と外れ防+t=について
R;)明する。ロッド3は、ビン5が変速ポジション保
持用カム6のどの位置に係合するかによって、−1]下
方向に保持される位置が界なるが、スリーブ14は操作
レバー1の上端に対【ノてスプリング15によって上方
に付勢されるので、押釦8が抑圧前の元の位置に復帰さ
れた状態では、ロッド3の位置にかかわらずスリーブ1
4は常にその上端位置まで押し上げられる。すなわち、
スリーブ14と押釦8の斜面12どの係合代(係合部間
)は一定に保たれ、押釦8の外れが確実に防止される。 また、本実施例の如くスリーブ14の押釦斜面12との
係合面14a (又は14b)を、横断面円形あるいは
球状面に形成1れば、スリーブ14の回転方向の方向性
(まなくなり、イれだけ組付1′jが容易化される。 そして、押釦8のノブ7奥側端面を斜面10に形成した
ので、ノブ7と操作レバー1、ロッド3、スリーブ1/
1を組付It (Iに、中に押釦8をノブ7内に押し込
んでいくだけで、自然に押釦8が正規の(立置に装着さ
れる。1′t1わち、スリーブ14が斜面10に摺接さ
れなからロッド3とともに押し下げられ、つづいて上方
に付勢されているスリーブ14が凹部11に自然に入り
込むので、押釦8が簡単にかつ確実に組付(Jられる。 したがって、従来装置のように、ロッド上端側と押釦側
係合部との位置合せは不要になる。 つぎに、第3図に本発明の第2実施例を示す。 本実施例においては、ロッド20の上端部21が四角+
1に形成され、スリーブ22の凹部23も四角穴に形成
され、凹部23にロッド上端部21が挿入されることに
にす、その間の回り止めが施されている。そして、ロッ
ド20の長さが調整できるようにするため、ロッド20
が1一部側ロッド20aと下部側ロッド20bとに2分
割され、その間はねじ連結構造24に構成されている。 また、スリーブ22は、ノブ7および押釦8に対しては
回転が防止されている。回転防11構造としては、たと
えば、ノブ7のスリーブ22用摺動孔25を角孔や楕円
孔等に形成し、スリーブ22の外周横断面形状もそれに
対応させて角形状や楕円形状に号ればJ:い。 このように構成することにより、ロッド20aに対して
スリーブ22の回転は拘束される。また、ビン5が変速
ポジション保持用カム6の所定位置でカム下面とビン5
−「面との隙間δが所定値のとぎに、スリーブ22の凹
部23底而とロッド20a上端面とがO当すするように
、ロッド20の長さを調整することが望まれるが、ねじ
部24における日ツド回転調整によりロッド20は容易
に所望の長さに調整される。また、−目調整したロッド
長さが変らないようにロッド20aの回転を拘束するに
は、ロッド20aと角穴係合されているスリーブ22の
回転を拘束すればよく、これはスリーブ22の上下摺動
のためのノ°ブ7側の摺動孔25とスリーブ22外周形
状を前記の如く角形状や楕円形状にづることにより容易
に達成される。 また、従来、たとえば前述の実公昭58−19608号
等に示された構造にあっては、ロッド上端部と押釦斜面
側に係合する係合片とがねじ結合されてロッドと係合片
とは一体的に」−下動するようになっており、しかも係
合片の押釦側への係合面が一面だけに形成されていたの
で、係合片まで含めたロッド長の調整代の最小単位は、
係合jXの一回転弁(360酊回転分)すなわちねじの
1ピッチ分であった。ところが、本実施例にa3いては
、スリーブ22の上面の押釦斜面12側への係合面をた
とえ一面だけに形成した場合においても、ロッド20a
を90爪だけ回転させれば、スリーブ22の角穴凹部2
3に角(1状ロッド上端部21が挿入できることになり
、ロッド長さのより微調整が効くことになる。微調整の
容易化により、組イ」作業が容易化され、組付精度が向
上されるとともに、前述の押釦の外れもより確実に防止
される。 発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明にJ、るときは
、押釦を常時ノブ内」−面側に押しつ(〕て押釦の振動
を防止し騒音の発生を防(1−Jることができるととも
に、押釦の装着を容易化して組付性を向上することがで
き、ざらに押釦の外れをより確実に防止することができ
るという’2+1宋が1qられる。 4、図面の簡単な説明 第1図は本発明の第1実施例(J係る自動変速1幾操作
1ツバー装置にお(ノる押釦の振動防止装置の縦断面図
、 第2図は第1図の装置のスリーブの変形例を示す部分縦
断面図、 第3図は本発明の第2実施例に係る自動変速機操作1ツ
バ−装置にお(ノる押釦の振動防止装置の縦断面図、 である。 1・・・・・・操作1ツバ− 3,20・・・・・・ロッド 4・・・・・・スプリング 5・・・・・・ピン 6・・・・・・変速ポジション保持用JJム7・・・・
・・ノブ 7a・・・・・・槽動面 8・・・・・・押釦 10.12・・・・・・斜面 11・・・・・・四部 14.22・・・・・・スリーブ 14a、1411・・・・・・押釦斜面側への固接面1
5・・・・・・スプリング 20a・・・・・・上部側ロッド 20b・・・・・・下部側ロッド 21・・・・・・ロット−1端部 24・・・・・・ねじ部 特許出願人 小島プレス工業株式会社 代 理 人 弁理士 1) 渕 経 雄=
17−
Claims (1)
- (1)操作レバー内に上方に付勢されながら軸方向に移
動可能に設けられ変速機構へと接続されるロッドと、操
作レバー上端部に取付けられ前記ロッドと直角方向に延
びるノブと、該ノブ内に摺動可能に設けられノブ内にお
ける動きを前記ロッドの動きに変換する押釦と、を備え
た自動車用自動変速機の操作レバー装置において、前記
ロッドの上端部と前記押釦との間に、ロッド上端部にロ
ッドの軸方向に摺動可能に支持されロッドの上端面に当
接可能な面を有するスリーブを介装し、該スリーブを操
作レバーに対してスプリングで上方に付勢するとともに
、前記押釦にスリーブの上面に摺接可能な斜面を形成し
たことを特徴とする自動変速機操作レバー装置における
押釦の振動防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20056484A JPS6180317A (ja) | 1984-09-27 | 1984-09-27 | 自動変速機操作レバ−装置における押釦の振動防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20056484A JPS6180317A (ja) | 1984-09-27 | 1984-09-27 | 自動変速機操作レバ−装置における押釦の振動防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6180317A true JPS6180317A (ja) | 1986-04-23 |
Family
ID=16426413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20056484A Pending JPS6180317A (ja) | 1984-09-27 | 1984-09-27 | 自動変速機操作レバ−装置における押釦の振動防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6180317A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61190618A (ja) * | 1985-02-18 | 1986-08-25 | Honda Motor Co Ltd | 自動変速機用操作装置 |
-
1984
- 1984-09-27 JP JP20056484A patent/JPS6180317A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61190618A (ja) * | 1985-02-18 | 1986-08-25 | Honda Motor Co Ltd | 自動変速機用操作装置 |
JPH0215744B2 (ja) * | 1985-02-18 | 1990-04-13 | Honda Motor Co Ltd |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4719999A (en) | Parking device for automatic transmission | |
US4539859A (en) | Shift mechanism in a manual transmission | |
US5004054A (en) | Electric drill with speed and torque control | |
JPS595459B2 (ja) | 自動変速機のパ−キング装置 | |
JPS5929365B2 (ja) | 孔開口縁のバリ取り工具 | |
JPH0378493B2 (ja) | ||
JPS6180317A (ja) | 自動変速機操作レバ−装置における押釦の振動防止装置 | |
JPS6131221Y2 (ja) | ||
JPH0224366Y2 (ja) | ||
JPS6131220Y2 (ja) | ||
JPS6136245B2 (ja) | ||
JPH0232927Y2 (ja) | ||
JPS5845173Y2 (ja) | ステアリングシヤフトの長さ調節装置 | |
JPH0244123Y2 (ja) | ||
JPS6349764Y2 (ja) | ||
JPS6239340Y2 (ja) | ||
JPH0616339Y2 (ja) | 時刻修正機構 | |
JPH0731187Y2 (ja) | 目安装置のクリック機構 | |
JPH0143349Y2 (ja) | ||
JPH031649Y2 (ja) | ||
JP2627159B2 (ja) | 電動スクリュードライバにおけるクラッチ装置 | |
JPS596136Y2 (ja) | 起動レバ− | |
JPS6322359Y2 (ja) | ||
JPS6234325Y2 (ja) | ||
JPH11165617A (ja) | ハンドブレーキ用ケーブルの張力調節装置 |