JPS6179641A - 押出コーテイングしたカーペツト裏地及びその製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカーペット構造物及びその製法に関する。−面
においては１本発明は薄いエラストマーフィルムをコー
ティングしたポリオレフィンの第一の裏地を有するタフ
テッドカーペット構造物に関する。

タフテッドカーペットは、タクト又はカーペット繊維の
束を織布又は不織布製の第一のカーペット裏地（ｐｃｓ
）に縫いつける方法により製造する。

織布は一般にジュート、ポリプロピレンフィルム糸等か
ら成り、不織布はポリプロピレンウェブ等から成る。タ
フトを付ける作業の後、適する接着剤により第二のカー
ペット裏地をＰＣＢに固着させる。本発明は特にＰＣＢ
及びその製法に関する。

幾何学模様を形成するように表糸でカーペットにタクト
を付ける作業においては、各タクトが正確に置かれ固定
されることが非常に重要である。

タクトが極わずかにゆがんだり移動したりすることも、
得られる模様が不規則になるためわかってしまう。小さ
な力でもその方向に伸びてしまうため、対角線方向のゆ
がみが特にめんどうである。

タイル模様のカーペットではこのタクトの安定性が特に
重要である。というのはタイルの均一な幾何学模様をと
りつけ時に保持する必要性があるからである。微細ゲー
ジのタフト付けにより模様付カーペットを作ることによ
り模様の安定性の問題が助けられる。本明細書中で使用
される゛微細ケ゛−ジ”のタフト付けという用語は、８
５０乃至５７００デニール、好ましくは８５０乃至２２
００デニールの糸を用いた１／２５乃至５／３２ゲージ
、好ましくは１／２５乃至５／６４ゲージを意味する。

不織布裏地はしばしば幾何学模様の製造に必要な極微細
なゲージのタクト付機械に使用される。

というのは、不織布は等方性であるため縫いつけの配置
が優れておりその結果平坦で規則的なカーペット表地が
得られるからである。縫いつけはミシンにより実施する
。しかしながら、不織布の針によるタフト付に伴ない、
針が基質を貫通した後針穴が残ってしまうという問題が
生ずる。穴の犬きさは針の太さとほぼ同様であるが閉じ
ないので、タクトの基部が基質内でゆるんでしまう。更
に。

とれてしまったタクトを直すことが必要となると更に穴
をあけなければならなくなり、それが更に基質を弱めて
しまう。右向の穴が、材料の強度を低下させるように機
械操作の方向に並んでいるということも問題である。カ
ーペットを敷くために伸ばさなければならない時にカー
Ｒットの強度が重要となる。更にマルチゲージステップ
オーバー機を使用する場合には、タフト付が不織布の基
質を更に損うことになる。

微細なゲージのタクト付において第一のカーペット裏地
として織布を使用する場合には、縫いつけ作業中に布の
不均質のために針がしばしばゆがむため、模様が不規則
となったり、タクトがゆがんだり、カーペット表面が平
坦でなくなる場合がしばしばある。更に、針が布の糸を
破砕する傾向があるので、破砕された糸がタクトを固定
させないため寸法安定性の問題を生ずる。

前述のように、本発明は大ざっばに言えばポリオレフィ
ンＰＣＢの押出コーティングに関する。多くの特許に、
カーペット裏地への種々の熱可塑性材料のコーティング
が開示されている。これらの特許及び特許出願には連合
大国特許願第２．０６７．５’７６号、米国特許第３，
８８２，２３０号、第４，３７０，１８９号。

第３，２６４，１６７号、及び英国特許明細書簡１１３
，２７１号及び巣１５０００６号がある。しかしながら
、これらの特許においてはタフト付作業が完了して適切
な場所にタクトを固定させたあと押出コーティングを使
用している。

本発明のカーペット構造物は、好ましい実施例において
は（ａ）オレフィン系エラストマー、　（ｂ）エチレン
コポリマー、及び（ｃ）プロピレンポリマーのブレンド
を含む含エラストマーフィルムでコーティングし、かつ
複数個のタフトを第一のカーペット裏地に縫いつけたポ
リオレフィンカーＲット裏地（好ましくはポリプロピレ
ン）を含む。

本発明の方法は、ポリオレフィン布（織布又は不織布）
上にエラストマー材料のホットメルトを押出してエラス
トマー材料のフィルムをコーティングした第一のカーペ
ット裏地を形成し、次いで第一のカーペット裏地に表糸
を縫いつけてタフテッドカーペットを製造することを含
む。コーティングはＰＣＢの片面でも両面でもよい。好
ましくは。

タクト付は２１０乃至３６針／インチ及び８５０乃至６
７００デニールの糸、好ましくは２１０乃至４８針／イ
ンチ２及び８５０乃至２２００デニールの糸程度の微細
なゲージである。

本発明の方法は、第一のカーペット裏地（ＰＣＢ）とし
て使用される従来の布に使用しうる。これらには、ポリ
プロピレン、ポリエステル織布及びポリプロピレン不織
布裏地が含まれる。簡単に言えば、　ＰＣＢはタフト付
作業の前に薄いエラストマーフィルムを布にコーティン
グすることにより製造される。エラストマーフィルムは
以下に記載するような重要な機能をいくつか提供する。

すなわち（１）優れた縄いつけ配置と縫いつけ固着、（
２）表糸のゆがみがほとんどないこと、　（３）’ＰＣ
Ｂの強度の改良。

（４）基質を更に弱めることな（ＰＣＢを修理しうろこ
と、（５）ＰＣＢが優れた等方性を示すこと、及び（６
ＪＰＣＢの縁のほつれ、糸の抜き取れ及び裏への抜けが
除去されること。

これらの利点は１タフトのゆがみが極わずかでも許され
ないような幾何学模様の微細ゲージのタクト付（ｃよる
製造においては特に重要である。織布のコーティングに
使用する場合には、エラストマーフィルムはたて糸を固
定し、針がコーティングした布を貫通する場合にタクト
のゆがみを生ずるような針又は糸の横方向の動きがない
ように糸を満たす。エラストマーフィルムはまた針の貫
通により生ずる糸の破砕を防ぐか又は少くとも抑゛制す
る。織布及び不織布のいずれをコーティングする場合で
も、フィルムのエラストマー性によりタクトをその基部
において更にカーベントに堅固に固定する。

エラストマー性を有するフィルムは第一のカーペット裏
地に等方性を付与し、このことは織布の場合特に重要で
ある。かくして、最終カーペットをいかなる方向に伸ば
しても模様を決定する表糸のゆがみはいかなる特定の方
向にも拡大しない。

本発明に従ってエラストマーフィルムをコーティングし
うるＰＣＢには、従来のＰＰ織布及び不織布が含まれる
。織布には典型的には、たて糸２ｏ乃至２８本／インチ
及び横糸８乃至２２本／インチの織物が含まれる。織物
には３５０乃至１３００デニールのモノフィラメント糸
及びテープ及びスリットフィルムテープが含まれる。

第一のカーＲット裏地の押出コーティングには広範囲の
樹脂ブレンドを使用しうるけれども、好ましい材料は少
量のエラストマー材料を含むポリオレフィンである。か
くしてコーティング組成物はポリオレフィン（たとえば
エチレン及びプロピレンポリマー及びコポリマー）及び
エラストマー（たとえばＥＰＲ，ＥＰＤＭ又はＰＩＢ　
）のブレンドから製造しうる。ポリプロピレンのＰＣＢ
布を使用する場合には１相溶性のためにポリオレフィン
は主としてポリプロピレンを少量のエラストマーと共に
使用すべきである。同時押出の接着性及び加工性を増大
させるためにはエチレンコポリマーも存在させるべきで
ある。

エラストマーの濃度は、前述のようにタフトを固定しか
つＰＣＢが安定であるような性質を付与するのに十分な
濃度であるべきである。エラストマー及びポリオレフィ
ンのブレンド中のエラストマー濃度は１乃至２０重量％
であれば十分である。

最良の結果が得られる場合には以下の濃度（ブレンドの
重量に基づく）でブレンドされた三成分を含む。

成分Ａ：第４イン系エラストマー　１〜２０重量％　３
〜１０重量％成分Ｂ：エチレンコポリマ−４〜３０重量
％　　５〜１５重量％成分Ｃ：プロピレンポリマ−５０
〜９５重量％　７５〜９２重量％成分Ａ：組成物のオレ
フィン系エラストマー成分にはエチレンと高級α−オレ
フィンのコポリマーのよ５なエチレンコポリマーエラス
トマーが含まれる。好ましいエチレンエラストマーコポ
リマー１ｃハＥＰＲ（エチレン−フロピレンエラストマ
ーコポリマー〇ＡＳＴＭ　Ｄ　−１４１８−７２ａ命名
）、又はｇＰＤＭ（エチレンープロピレンジエンエラス
トマーターボリマーのＡＳＴＭ　Ｄ　−１４１８−７２
ａ命名）が含まれる。

ポリインブチレンゴム、ブチルゴム及びハロゲン化ブチ
ルゴムも有用である。

本発明において使用する好ましいエチレンエラストマー
コポリマーは、３０乃至９０重量％のエチレン、更に好
ましくは３５乃至８０重量％のエチレン、最も好ましく
は５０乃至８０重量％のエチレンを含む。場合によって
は１本発明の組成物に油展エラストマーを使用しうる。

ＥＰＤＭは、エチレン、プロピレンのような高級α−オ
レフィン、及び非共役ジエンのターポリマーである。か
かるエラストマーにおいては、非共役ジオレフィンは６
乃至１５個の炭素原子を有する直鎖状１分岐状又は環状
の炭化水素ジオレフィンである。

これらのコポリマーの調製に典型的に使用される非共役
ジエンのうち、ジシクロＲンタジエン。

１．４−へキサジエン、５−メチレン−２−フルボルネ
ン及び５−エチリデン−２−ノルボルネンが好ましい。

５−エチリデン−２−ノルボルネン（ＥＮＢ）及び１，
４−へキサジエンが特に好ましいジオレフィンである。

ＥＰＤＭエラストマー及びその製法は当業者には公知で
ある。油展ＥＰＤＭエラストマーも使用しうる。好まし
いＥＰＤＭエラストマーは３０乃至９０重量％のエチレ
ン、最も好ましくは５０乃至８０重量％のエチレン、及
び０．５乃至１５重量％の非共役ジオレフィンを含む。

本発明に°有用なオレフィン系エラストマーにはまた。

ポリイソブチレン、インブチレンとインプレンのコポリ
マー（一般にブチルゴムとして知られている）及びイン
ブチレンとイソプレンのハロゲン化コポリマー（塩化、
臭化及び臭化塩化ブチルゴムのようなハロゲン化ブチル
ゴムとして一般に知られている）が含まれる。ブチルゴ
ムは、４乃至８個の炭素原子の結合インオンフィン８５
乃至９９５チと４乃至８個の炭素原子の結合共役ジオレ
フィン０．５乃至１５％を含む加硫性ゴムコポリマーで
ある。かかるコポリマー及びその製法は公知であり、一
般にイソオレフィンはインブチレンのような化合物であ
り１ジオレフインはブタジェン又はイソプレンのような
化合物である。ハロゲン化ブチルゴムも公知であり、塩
化及び臭化ブチルゴムは一般に少くとも０．５重量％の
結合ハロゲンを含み、コポリマー中には二重結合当り１
原子以下のハロゲンを含む。臭化塩化ブチルゴムは一般
に１．０乃至５．０重量％の臭素及び０．０５乃至０、
５重量％の塩素を含む。

成分Ｂ　：エチレンコポリマーにはエチレント。

プロピレン又は１−ブテンのような３乃至１６個の炭素
原子を有するα−オレフィンとのコポリマーが含まれる
。エチレンと低級カルボン酸の不飽和エステル又は不飽
和カルボン酸とのコポリマーも含まれる。特に、エチレ
ンと酢酸ビニルのコポリマー（ＥＶＡ）、エチレンとア
クリル酸のコポリマー　（ＥＡＡ）、エチレンとメタク
リル酸のコポリマー。

エチレンとメチルアクリレート及びエチルアクリレート
のようなアクリレートとのコポリマーを使用しうる。使
用されるポリエチレンコポリマーは一般に５０乃至９９
重量％のエチレン、最も好ましくは３０乃至９５重量−
のエチレンを含む。５乃至４０重量％の酢酸ビニルを含
むＥＶＡ及び５乃至４０重量％のアクリル酸を含むＥＡ
Ａが特に好ましい。

成分Ｂの好ましいメルトインデックス（ＡＳＴＭＤ　−
１２３８，条件Ｅ）は１乃至２０．更に好ましくは２乃
至１０である。

成分Ｃ：組成物のプロピレンポリマー成分は。

第一のカーペット裏地の製造に使用されるようなポリプ
ロピレンホモポリマーでもよい。かがるホモポリマーは
結晶度の高いアイソタクチック又はシンジオタクチック
である。ポリプロピレン成分はまた２乃至１６個の炭素
原子のα−オレフィンコモノマーを少量含むランダム又
はブロックコポリマーであるポリプロピレン反応体コポ
リマー中呼ばれるコポリマーでもよい。

その他の添加剤二組酸物はまた加工助剤として機能する
米国特許第４，３０３，５７１号に開示されているよう
なエキステンダー炭化水素油も含む。”Ｆｌｅｘｏｎ″
及び”５ｕｎｐａｒ”という商標名で市販されているオ
イルは本発明に適する加工助剤である。組成物はまた炭
酸カルシウムのような充てん剤及び加工助剤及び安定剤
のようなその他の従来の添加剤も含みうる。

本発明に有用な組成物の調製は数種の方法により成しう
る。たとえばトライブレンディングにより種々の成分を
均質に接触させ、次いで配合押出機を通過させることに
より調製する。あるいは各成分を配合押出機、高剪断連
続ミキサー、二本ロール機又はバンバリーミキサ−のよ
うな密閉式ミキサー、のような混合装置に直接供給して
調製してもよい。前述の任意の成分をこの混合作業中に
組成物に添加しうる。押出コーティング装置の押出機部
分において溶融混合することもできる。すべての成分を
均質に分散させることが目的であり。

このことはプラスチック成分を溶融するのに十分な剪断
及び熱を誘導することにより容易に成しうる。しかしな
がら、混合時間及び温度は分子量の低下を回避するよう
に通常当業者により制御されるべきである。

前述のように、エラストマーフィルムは押出コーティン
グによｐ　ＰＣＢ布に付けられる。本明細書中において
使用されているように“押出コーティングという用語は
、以下に明記されるような溶融熱可塑性組成物がＰＣＢ
基質に押出されるコーティングプロセスを意味ｆる。

ＰＣＢ布の押出コーティングは従来の市販の押出コーテ
ィング装置で実施しうる。本明細書中に記載される例に
より示されるような典型的な工業用のコーティング線速
度においては、エラストマー組成物がＰＣＢ基質上に容
易に押出されることが見出された。タフト付作業はまた
従来のタフト付装置で実施しうる。それらの−が例中に
記載されている。

エラストマーブレンドは、厚さ１．２７．Ｘ　１０”−
３乃至２．５４ｘ　１０−２ｃＩＩＬ（０，５乃至１０
ミル）の薄いフィルムを形成するようにＰＣＢ布土に押
出す。２．５４×１０−５乃至１．２７　Ｘ　１０−２
に（１乃至５ミル）の厚さが好ましい。

次いでコーティングした布に、所望の模様に表糸を置き
タクト付する。コーティングされるフィルムは片面でも
両面でもよい。従来のタクト付装置は２５乃至６．５針
／インチの間隔で使用しうる。

更に１表糸には８５０乃至６７００デニールの従来ノナ
イロン、ホリエステル、アクリル、レーヨン糸を含むい
かなる糸も使用しうる。

以下の例は、本発明に従う構成のＰＣＢが先行技術の構
造物のＰＣＢより優れていることを示す。

押出コーティング装置 ５０２℃（５７５下）において５８１儂（１５０インチ
）のスロットダイに排出する直径１５．２４ｃｍ（６イ
ンチ）のＥｇａｎ押出機 エチレンコポリマー　　ＥＶＡ１３６．ＩＥＶ八２へ　
　　　　　　　　１１．９エラスｌ−？−ＥＰＲ３２ａ
８ その他　　　　　　ＣａＣＯｓ　　　　　　３．０エキ
ステンダー油４　２０．０ その他　　　　０．２５５ 樹　　脂 結晶質ポリプロピレン６ １１８重量％のＶＡを含むＥＶＡで、１９０℃における
メルトインデックス２．５ｄｙ／分。

２４０重量％のＶＡを含むＥＶＡＴ、　　１９０℃にお
けるメルトインデックス７０ｄｇ／分っ３　　ｓｓ重ｉ
＊のプロピレンコモノマーを含むＥＰＲで、１２７℃（
２３０６Ｆ　）におけるムーニー粘度ＭＬ（１＋８）が
５０゜エクソン・ケミカル・カンパニー（ＥｘｘｏｎＣ
ｈｅｍｉｃａｌ　Ｃｏｍｐａｎｙ　）よりＶｉｓｔａｎ
ｅｘ　３７０８として市販されている。

４　エクソン・ケミカル・カンパニーより５ｕｎｐａｒ
　２２８０として市販されているパラフィン系炭化水素
油。

５　熱安定剤であるＩｒｇａｎｏｘ　１０１０　（ヒン
ダードフェノール）　０．２５重量％。

６　イーストマン（Ｅａｓｔｍａｎ　）製のＴｅｎ１ｔ
ｅ　Ｐｏ１ｙ−ｐｒｏｐｙｌｅｎｅ　Ｐ　７６７３−６
２５Ｐとして市販されているもの（ＭＦＲ７０，密度０
．９０２）。

第一のカーペット裏地布（基質） 織布ポリプロピレン２４Ｘ１１，２４Ｘ１３（たて糸の
本数／インチ×横糸の本数／インチ）たて糸　５００デ
ニール（約） よこ糸　１０００デニール（約） 布の幅　３８６ｃｍ（１５２インチ） 押出コーティング方法 コーティング材料ブレンドを形成するためにコンセント
レートをＰＰ樹脂と共に１：５の割合で直接押出機に入
れる。

２種類のＰＣＢ基質（２４Ｘ１１．及び２４×１３）の
各々の幅３８６ｃｍの織布ポリプロピレン上に幅３８１
ｃｍのエラストマーコーティング材料のフィルムを押出
した。

コーティングした布を幅７６．２ｃＩＬ（３０インチ）
及び長さ４．６　ｍ　（５ヤード）の試料に切断し１マ
ルチゲ一ジステツプオーバータフト付機を用いて模様が
できるようにタフト付した。コーティングした試料には
１８００乃至２２００デニールのナイロンの表糸を用い
、８針／インチ及び１２針／インチでタクト付した。

コーティングしたカーペット裏地のインストロン引張強
度：　ＡＳＴＭ　Ｄ　−１６８２伸び：　ＡＳＴＭ　Ｄ
　−１６８２ 破裂：　ＡＳＴＭ　Ｄ　−５７８６ 破壊：　ＡＳＴＭ　Ｄ　−３７８７ 剥離：　ＡＳＴＭ　Ｄ　−９０３ 引張強度：　ＡＳＴＭ　Ｄ　−１３３５伸び：　ＡＳＴ
Ｍ　Ｄ　−１３３５ １０％伸び：　ＡＳＴＭ　Ｄ　−１６８２Ｔ第■表はコ
ーティングした、またはしていない織布ＰＣＢ　（タフ
トを付ける前）に関するデータを示す。

第１表かられかるように、押出コーティングによりＰＣ
Ｂの引張強度はたて及び横の両方向忙おいて増大する。

更に、エラストマーをコーティングすることにより破壊
強度及び剥離強度は増大し、％　伸びはＰＰをコーティ
ングしたＰＣＢの値に匹敵する値であった。

第Ｕ表は、同時押出によシェラストマーをコーティング
したカーペットにタフトを付けたものに関するデータを
示す。

対照標準試料は、タフトを付ける前にニードルパッチし
た２４Ｘ１５ＰＰ織布（たて４９６デニール、横１１８
７デニール）であった。このＰＣＢは一般にグラフィッ
ク布の製造に使用される種類のＰＣ’Ｂである。横糸の
本数／インチが多い（１５）だめ模様の安定性が増大す
る。

データは、明らかに本発明により構成されｆｃＰＣＢが
対照標準のＰＣＢに比べ斜めの方向（すなわち対角線の
方向−たてと横の中間の方向）におけるゆがみが改良さ
れていることを示す。対照標準のＰＣＢのデータから判
るように、模様を変形させる斜めの１０％伸びを付与す
るのに極わずかの力（１，６ボンド）しか必要としない
。この大きさの伸びは多くの幾何学模様においては許さ
れない。本発明により構成されたＰＣＢの斜め方向の伸
びに対する耐性は、対照標準のＰＣＢに比べ３倍以上増
大した。

対照標準に使用されている横糸を考慮すると〔１５（１
１８７デニール）対１１又は１３　（９９７デニール）
〕、このことは特に驚くべきことである。対照標準のた
て糸は押出コーティングした試料のそれとほぼ同じ太さ
である。対照標準ＰＣＢの１０％ゆがみのたて及び横方
向の値の方が大きいことは。

それらの方向の比較的多量のＰＰを反映している。

実験においてコーティングした５種の布の試料について
、市販のニードルパンチ装置を用いて針による孔あけを
行った。ニードルパンチ試験中の観察によれば、針の貫
通はＰＰをコーティングした試料よりエラストマーをコ
ーティングした試料の方がずっと良好であった。脆いＰ
Ｐが試験中に装置の振動をひきおこし、針がふれると思
われる。

ニードルパンチ試験後の各試料の顕微鏡写真をとった。

ＰＰをコーティングした布は、コーティング及び糸の双
方が脆性破壊し、裂は目が生長するように観察された。

しかしながら、エラストマーをコーティングした布はほ
とんど破壊を示さなかった。しかしながら更に重要なこ
とは、コーティングのエラストマー特性により材料は針
を抜いたあと再生した。この再生が１平坦で規則的な表
糸の模様を得るタクト付は作業中にタクトを適切な位置
に固定するので、このことは重要である。

要約すれば、本発明はＰＣＢの製造、その装置。

及びＰＣＢの安定性において先行技術よりいくつかの利
点（それぞれ、針のゆがみが少ないこと、斜めのゆがみ
が少ないこと、及び横糸が適切な位置に固定されること
）を提供する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）（ａ）少くとも一方の面に同時押出された薄いエ
   ラストマーを含むフィルムを有するポリオレフィンの第
   一のカーペット裏地布、及び（ｂ）前記第一のカーペッ
   ト裏地布に縫いつけた表糸を含むカーペット構造物。 （２）特許請求の範囲第１項記載のカーペット構造物に
   おいて、カーペット裏地が織布であり、８５０乃至２２
   ００デニールの表糸が少くとも４８針／インチ２の模様
   で前記カーペット裏地に縫いつけられているカーペット
   構造物。 （６）特許請求の範囲第１項記載のカーペット構造物に
   おいて、第一のカーペット裏地が織布ＰＰであり、フィ
   ルムが１乃至２０重量％のポリオレフィンエラストマー
   及び８０乃至９９重量％のポリオレフィンのブレンドを
   含むカーペット構造物。 （４）特許請求の範囲第１項記載のカーペット構造物に
   おいて、フィルムが （ａ）１乃至２０重量％のオレフィン系エラストマー、 （ｂ）４乃至３０重量％のエチレンコポリマー、及び （ｃ）５０乃至９５重量％のプロピレンポリマーのブレ
   ンドを含むカーペット構造物。 （５）特許請求の範囲第４項記載のカーペット構造物に
   おいて、ブレンドが更にエキステンダー炭化水素油を含
   むカーペット構造物。 （６）特許請求の範囲第４項記載のカーペット構造物に
   おいて、コポリマーがＥＶＡ又はＥＡＡであるカーペッ
   ト構造物。 （７）特許請求の範囲第１項記載のカーペット構造物に
   おいて、第一のカーペット裏地が不織スクリムであるカ
   ーペット構造物。 （８）特許請求の範囲第４項記載のカーペット構造物に
   おいて、フィルムの厚さが１．２７×１０＾−＾２ｃｍ
   （５ミル）より薄いカーペット構造物。 （９）特許請求の範囲第８項記載のカーペット構造物に
   おいて、フィルムがホットメルト同時押出により接着し
   ているカーペット構造物。 （１０）特許請求の範囲第９項記載のカーペット構造物
   において、エラストマーがオレフィン系エラストマーで
   あるカーペット構造物。 （１１）特許請求の範囲第１０項記載のカーペット構造
   物において、エラストマーがＥＰＲ又はＥＰＤＭである
   カーペット構造物。 （１２）（ａ）ポリオレフィンの第一のカーペット裏地
   布に多量のポリオレフィンと少量のオレフィン系エラス
   トマーとのホットメルトブレンドを含む薄いフィルムを
   押出コーティングし、かつ （ｂ）その後前記コーティングしたカーペット裏地に表
   糸を縫いつけること を含むカーペット構造物の製法。 （１３）特許請求の範囲第１２項記載の方法において、
   フィルムが （ａ）１乃至２０重量％のオレフィン系エラストマー、 （ｂ）４乃至３０重量％のエチレンコポリマー、（ｃ）
   ５０乃至９５重量％のプロピレンポリマー、及び （ｄ）１乃至１０重量％のエキステンダー炭化水素油 のブレンドを含む方法。 （１４）特許請求の範囲第１３項記載の方法において、
   フィルムの厚さが１．２７×１０＾−＾２ｃｍ（５ミル
   ）より薄い方法。 （１５）特許請求の範囲第１５項記載の方法において前
   記カーペット裏地が３５０乃至１３００デニールの糸で
   織られており、表糸が８５０乃至２２００デニールであ
   り、少くとも４８針／インチ＾２の模様で前記カーペッ
   ト裏地に縫いつけられている方法。 （１６）特許請求の範囲第１５項記載の方法において表
   糸がカーペット裏地上に幾何学模様を形成するように配
   置されたナイロン、ポリエステル、アクリル、又はレー
   ヨンである方法。