JPH09316249A - カーペット - Google Patents

カーペット

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JPH09316249A
JPH09316249A JP13630196A JP13630196A JPH09316249A JP H09316249 A JPH09316249 A JP H09316249A JP 13630196 A JP13630196 A JP 13630196A JP 13630196 A JP13630196 A JP 13630196A JP H09316249 A JPH09316249 A JP H09316249A
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resin
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Koji Hayata
晃二 早田
Sadao Morita
貞夫 森田
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Suminoe Textile Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐光性、耐久性、柔軟性、耐折曲性、耐水
性、耐熱性、クッション性、敷設安定性等の特性に優れ
て、屋外用として好適に使用でき、更に燃焼時に有害ガ
スの発生を防止できて、環境問題等にも適切に対処でき
るカーペットを提供する。 【解決手段】 カーペット基材の裏面に設けられる裏打
ち層が、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーからな
る第1の樹脂成分5〜80重量%と、エチレンを主モノ
マーとするα−オレフィンとの共重合体からなる第2の
樹脂成分5〜50重量%と、を含む樹脂組成物をもって
構成されてなるカーペット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カーペットに関
し、中でも行楽用やキャンプ用に使用されるレジャーシ
ート、屋外球技場や屋外劇場等の観覧席に敷設する小サ
イズのスタジアムマット等として好適に利用できるカー
ペットに関する。
【0002】
【従来の技術】主として屋外で使用されるレジャーシー
トやスタジアムマット等は、クッション性や耐光性が要
求されることはもちろん、持ち運び時に容易に折畳める
ように柔軟性が要求され、更に展開した際に折り目が残
らないように、耐折曲性(折曲復元性)も要求される。
その他に、敷設面からの水分の吸収による悪影響を回避
できるよう、非透水性(耐水性)であることが要求さ
れ、更に夏期等に80℃もの高温になる自動車内に放置
されても、上記の各特性を維持するだけの耐熱性等も要
求される。
【0003】このように屋外用のシートやマットは、多
くの特性が要求されるが、これらの特性をすべて満足さ
せることは非常に困難なことである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば従来において、
耐久性や柔軟性の観点から、レジャーシートとして、ポ
リ塩化ビニル樹脂(PVC)からなるシートが最も汎用
されているが、このシートは、燃焼時に有害物質である
塩化水素ガスを大量に発生するため、焼却により廃棄処
理する際に、環境汚染を引き起こし、環境問題等の面で
好ましいものではない。
【0005】更にPVCシート以外のものとしては、例
えば、ポリプロピレン(PP)テープヤーンの織物から
なるシート、ポリエチレン(PE)フォームからなるシ
ート、カーペット基材の裏面に合成ゴムラテックスやラ
バーフォームを裏打ち層として形成したマット(カーペ
ット)等が屋外用として一般に使用されている。ところ
が、これらのシート類は、いずれも透水性であり、設置
面から水分を吸収して表面を濡らしてしまうことがあ
り、設置面が濡れている場合には使用できない等の問題
を抱えている。
【0006】更にPP織物、PEフォーム、PVCから
なるシートは、クッション性に乏しく、快適な座り心地
が得られず、中でもPEフォームからなるものは、外観
保持性にも劣り、敷設面に安定させて設置できないとい
う問題を抱えている。
【0007】またカーペット基材に合成ゴムラテックス
や、ラバーフォームが裏打ちされたマット(カーペッ
ト)は、適当なクッション性を有しているものの、裏打
ち材が耐光性に劣り、短期間で変色や劣化を起こし、耐
久性に劣るという問題があった。
【0008】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、耐光性、耐久性、柔軟性、耐折曲性、耐水性、耐熱
性、クッション性、敷設安定性等の特性に優れて、屋外
用として好適に使用でき、更に燃焼時に有害ガスの発生
を防止できて、環境問題等にも適切に対処できるカーペ
ットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を行った結果、特定成分を特定比率で配合するこによ
り、上記目的を達成可能なカーペットを提供できること
を見出だした。
【0010】すなわち本願発明のカーペットは、カーペ
ット基材の裏面に設けられる裏打ち層が、オレフィン系
熱可塑性エラストマーからなる第1の樹脂成分5〜80
重量%と、エチレンを主モノマーとするα−オレフィン
との共重合体からなる第2の樹脂成分5〜50重量%
と、を含む樹脂組成物をもって構成されてなるものを要
旨とする。
【0011】本発明のカーペットにおける裏打ち層は、
これを構成する樹脂組成物が、オレフィン系熱可塑性エ
ラストマーからなる第1の樹脂成分と、エチレンとα−
オレフィンとの共重合体からなる第2の樹脂成分とを特
定比率で配合したものからなる。これらの樹脂成分はい
ずれもハロゲンを含まないことから、有害ガスを発生せ
ずかつ低発煙性である。更に上記第1及び第2の樹脂成
分の組み合わせにより、屋外用カーペットとして、好適
な特性が付与されるものである。
【0012】以下、本発明の構成を更に詳細に説明す
る。
【0013】本発明のカーペットにおいて、裏打ち層
は、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)から
なる第1の樹脂成分と、エチレンを主モノマーとするα
ーオレフィンとの共重合体からなる第2の樹脂成分とを
含む樹脂組成物をもって構成される。
【0014】第1の樹脂成分としてのTPOは、ポリプ
ロピレンあるいはポリエチレンからなるハードセグメン
トと、エチレンとプロピレンの二元ランダム共重合体、
又はエチレンとプロピレンにジエン化合物成分を含む三
元のランダム共重合体、ニトリルゴム、スチレンとブタ
ジエンとのブロック共重合体、プロピレンとブテン−1
の共重合体、アタクチックポリプロピレン、ブチルゴ
ム、天然ゴム等からなるソフトセグメントとで構成され
る。
【0015】熱可塑性エラストマーは、常温でゴム弾性
を示し、高温では可塑化されて一般の熱可塑性樹脂用の
成形機によって成形可能なものであり、その中でも特
に、TPOは、耐熱性及び耐光性に優れているため、本
発明において必須成分として使用される。
【0016】本発明においてTPOは、裏打ち用樹脂組
成物中に、5〜80重量%含有させる必要があり、望ま
しくは、含有率の下限値を15重量%以上、上限値を7
5重量%以下にするのが良い。すなわちこの含有率が少
過ぎると、屋外用カーペットとして良好な耐熱性及び耐
光性が得られず、かつ、高荷重条件下のクリープ現象に
より歪みや変形が生じて耐折曲性(耐曲復元性)等に問
題が生じ、逆に多過ぎると、裏打ち用樹脂組成物の混
練、押出機によるシート成形が困難になり、かつ材料コ
ストが高くなり、好ましくない。
【0017】本発明において、裏打ち用樹脂組成物に
は、エチレンを主モノマーとするα−オレフィンとの共
重合体からなる第2の樹脂成分が含まれる。
【0018】ここで第2の樹脂成分としては、エチレン
50〜99重量%と、プロピレン、ブテン−1、ヘキセ
ン−1、4−メチルメンテン−1、オクテン−1の中か
ら選択されるα−オレフィン50〜1重量%との共重合
体を使用するのが良い。更にこの第2の樹脂成分として
は、数平均分子量が8.0×104 〜1.5×105
範囲のもの、好ましくは190℃での溶融粘度が105
〜108 センチポイズ、より一層好ましくは230℃、
2.16kgfにおけるメルトフローレート(MFR)
が0.1〜20のものを使用するのが良い。これらの条
件を満たし、現在市販されて入手し易いものとしては、
エチレンとプロピレンの共重合体(EPR、EPM)、
エチレンとプロピレンと少量のジエン等の第三成分から
なる三元共重合体(EPDM)、エチレンブテンメチレ
ンリンケージ、あるいはエチレンとオクテン−1の共重
合体からなる直鎖状低密度ポリエチレン(LLD/P
E)等を例示することができる。
【0019】この第2の樹脂成分は、裏打ち用樹脂組成
物中に、5〜50重量%含有させる必要があり、望まし
くは含有率の下限値を6重量%以上、上限値を35重量
%以下にするのが良い。すなわちこの含有率が少過ぎる
と、耐光性、カーペットの柔軟性、耐折曲性等に問題が
生じ、逆に含有率が多過ぎると、裏打ち用樹脂組成物の
溶融粘度が極端に上昇し、成形加工性が低下するので、
好ましくない。
【0020】本発明においては、剛性や増量効果を高め
るために、裏打ち用樹脂組成物中に無機充填剤を配合す
るのが望ましい。無機充填剤としては、炭酸カルシウ
ム、硫酸マグネシウム、硫酸バリウム、水酸化マグネシ
ウム、水酸化アルミニウム、ケイ酸カルシウム、硫酸カ
ルシウム、燐酸マグネシウム、酸化チタン、ガラス粉末
等を好適なものとして例示でき、これらの中から1種の
ものを単独で使用しても、2種以上を併用して使用して
も良い。なお上記の好適例の中でも特に、経済性及び成
形加工性の観点から炭酸カルシウムを使用するのが良
い。
【0021】無機充填剤を配合する場合、その配合比率
は、裏打ち用樹脂組成物中において80重量%以下、好
ましくは下限値を10重量%以上、上限値を60重量%
以下とするのが良い。すなわち無機充填剤の配合比率が
少過ぎる場合、あるいは配合されない場合には、カーペ
ットとしての性能には特に問題は生じないが、経済性の
面で不利益が生じる恐れがあり、また配合量が多過ぎる
と、樹脂組成物の溶融粘度が高くなって、成形加工が困
難になるとともに、裏打ち層表面に肌荒れが生じる場合
があり、好ましくない。
【0022】また無機充填剤を配合する場合、平均粒子
径が5〜500μmのもの、好ましくは10μm以上、
100μm以下のものを使用するのが良い。すなわち粒
子径が小さ過ぎるものを使用すると、樹脂組成物の溶融
粘度が高くなり、成形加工が困難になる場合があり、逆
に大き過ぎるものを使用すると、裏打ち層表面に肌荒れ
が生じる場合があり、好ましくない。
【0023】本発明においては、押出成形等による成形
加工性の向上を図るために、裏打ち用樹脂組成物に、第
3の樹脂成分として特定の非晶性ポリα−オレフィン
(APAO)を配合するのが好ましい。この第3の樹脂
成分は、具体的には、非晶性ポリプロピレンホモポリマ
ー、プロピレンとエチレンの非晶性ランダム共重合体、
プロピレンとブテン−1の非晶性ランダム共重合体、プ
ロピレンとエチレンとブテン−1の非晶性ランダム共重
合体の中から選択された1種以上のポリマーからなる。
このポリマーは、例えば塩化マグネシウムを担持させた
チタン系触媒とアルキルアルミニウムとを用いて各モノ
マーを水素ガス雰囲気中で共重合させることにより得ら
れ、各モノマーがランダムに配列したポリマー構造を有
しており、更に示査走査熱量計による結晶化挙動の測定
(DSC法)で結晶化度が10%以下と通常のポリオレ
フィンと比較して非常に低いものである。
【0024】この第3の樹脂成分を配合する場合、その
配合比率は、裏打ち用樹脂組成物中において5〜50重
量%、好ましくは下限値を10重量%以上、上限値を4
0重量%以下に設定するのが良い。この配合比率が多過
ぎると、樹脂組成物の溶融粘度が過度に低下して、クリ
ープ現象により歪みや変形が生じる場合があり、好まし
くない。なお、配合比率が少過ぎたり、配合されない場
合は、第3の樹脂成分の配合による効果、すなわち裏打
ち用樹脂組成物の溶融粘度を低下させて成形加工性を向
上させるという効果が認められない恐れがある。
【0025】更に第3の樹脂成分を配合する場合、その
樹脂成分のうち非晶性ポリプロピレンホモポリマー以外
のポリマーにおいては、エチレン含量が2〜40重量%
及び/又はブテン−1含量が30〜70重量%のものを
使用するのが望ましい。すなわちエチレン含量及び/又
はブテン−1含量が少過ぎるものでは、裏打ち層として
十分な柔軟性及び弾力性を得ることが困難となり、逆に
エチレン含量及び/又はブテン−1含量が多過ぎるもの
では、裏打ち用樹脂組成物の表面粘着性が大きくなっ
て、取扱性を悪化させる場合がある。
【0026】また第3の樹脂成分としては、数平均分子
量が1000〜20000の範囲のもの、好ましくは室
温から60℃における見かけの粘度が102 〜105
ンチポイズのもの、より一層好ましくは230℃、2.
16kgfにおけるメルトフローレート(MFR)が1
000以上のものを使用するのが良い。すなわち数平均
分子量が小さ過ぎるものでは、凝集力が低過ぎて、裏打
ち材としての強度が不足し、逆に数平均分子量が大き過
ぎるものでは、溶融粘度が高くなり過ぎて、裏打ち用樹
脂組成物の混練やシート成形を良好に行えないことがあ
る。更に溶融粘度が低過ぎるものでは、他の樹脂成分と
の相溶性や強度の面で問題が生じる場合があり、溶融粘
度が高過ぎるものでは、裏打ち用樹脂組成物の混練やシ
ート成形を良好に行えない場合がある。
【0027】本発明においては、裏打ち用樹脂組成物
に、耐久性、柔軟性及び経済性等の向上を目的に、ポリ
オレフィン系熱可塑性樹脂からなる第4の樹脂成分を配
合するのが好ましい。第4の樹脂成分としては、結晶性
ポリエチレン樹脂、結晶性ポリプロピレン樹脂、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体等を例示することができ、中で
も結晶性ポリプロピレンもしくは結晶性ポリエチレンを
使用するのが好ましい。
【0028】第4の樹脂成分として、結晶性ポリエチレ
ン樹脂を使用する場合には特に、230℃、2.16k
gfにおけるメルトフローレート(MFR)が0.1〜
100の範囲のもの、例えば低密度ポリエチレン(LD
/PE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLD/P
E)、超低密度ポリエチレン(VLD/PE)、中密度
ポリエチレン(MD/PE)、高密度ポリエチレン(H
D/PE)等のエチレン単独の重合体、あるいはそれら
のエチレンを主モノマーとし、プロピレン、ブテン、ペ
ンテン、ヘキセン、ヘプテン、オクテン等のオレフィ
ン、酢酸ビニル等のビニルエステル、アクリル酸メチル
等の不飽和カルボン酸、及びそれらのアイオノマーの中
から選択されたものをコモノマーとする共重合体を好適
に使用することができる。
【0029】この第4の樹脂成分、特に結晶性ポリエチ
レン樹脂は、裏打ち用樹脂組成物に対する配合比率を、
1〜30重量%、好ましくは下限値を3重量%以上、上
限値を20重量%以下に設定するのが良い。この配合比
率が多過ぎると、裏打ち層として十分な柔軟性を得るこ
とができず、カーペットとしての敷設安定性等に問題が
生じることがある。なおこの配合比率が少過ぎる場合、
あるいは配合されない場合には、第4の樹脂成分の配合
による効果、すなわち裏打ち層の強度を向上させるとい
う効果が認められない場合がある。
【0030】本発明においては、裏打ち用樹脂組成物
に、耐屈曲性等の向上を目的に、スチレン−イソプレン
−スチレンブロック共重合体(SEPS)等を配合して
も良く、これは上記第4の樹脂成分と同様な配合比率で
配合するのが好ましい。
【0031】本発明においては、上記の樹脂成分及び充
填剤以外に、他の添加剤を必要に応じて適宜配合するこ
とも、もちろん可能である。例えば裏打ち層表面の粘着
性を低減させてカーペットの取扱性を向上させるため
に、シリコーンオイル、シリカ、ステアリン酸及びその
誘導体、ワックス等の粘着防止剤を、裏打ち用樹脂組成
物に対し、10重量%以下の割合で配合しても良い。た
だしシリコーンオイルやステアリン酸及びその誘導体の
配合量が多過ぎる場合には、裏打ち層にブリード現象が
生じ易くなり、ワックスが多過ぎると、強度が低下す
る。更にシリカが多過ぎる場合には、裏打ち用樹脂組成
物の溶融粘度が増大して、成形加工性の低下を招くとと
もに、裏打ち層の強度も低下する恐れがある。なお粘着
性除去効果が実質的に認められる配合量は、シリコーン
オイルでは、0.01重量%以上、シリカでは0.1重
量%以上である。
【0032】更に上記樹脂組成物には、顔料等の着色剤
を、直接あるいはマスターバッチとして、配合しても良
く、付与すべき色調の顔料を着色度及び経済性等を考慮
して0.1〜5重量%の割合で配合するのが良い。
【0033】一方、本発明において、カーペット基材
は、特に限定されるものではなくどのようなものでも使
用できる。例えばポリエステル繊維、ナイロン繊維、ポ
リプロピレン繊維、アクリル繊維等の繊維からなる糸を
製編織した布地の他、各種の繊維や糸を、ニードルパン
チ等により機械的に接結したり、あるいは接着剤等によ
り化学的に接結した不織布等を使用できる。
【0034】またカーペット基材は、その表面にパイル
層が形成されたパイル布帛であっても、パイル層が形成
されない平布地であっても良いが、快適な座り心地等を
得るために、パイル布帛を使用するのが望ましい。
【0035】カーペット基材にパイル層を形成する場
合、パイル素材としては、特に限定されるものではな
く、上記の繊維からなるもの等を好適に使用できる。更
にパイル層の形成手段も特に限定されるものではなく、
例えばモケット等のように経パイル織、緯パイル織等の
製織によりパイル層を形成する手段、タフティングマシ
ン等によりパイル糸を植毛してパイル層を形成する手
段、接着剤を用いてパイル糸を接着してパイル層を形成
する手段等を例示することができる。
【0036】なお本発明において、クッション性(座り
心地)や、耐折曲性等を考慮すると、カーペット基材と
して、ポリエステルスパンボンド等のポリエステル繊維
不織布からなるベースに、ナイロン繊維及びポリエステ
ル繊維の交撚糸からなるパイル糸が植毛されたものを好
適に使用することができる。この場合、ベースとして
は、目付が70〜280g/m2 程度のもの、好ましく
は下限値が90g/m2以上、上限値が180g/m2
以下のもの、パイル層としては、目付が400〜130
0g/m2 程度のもの、好ましくは下限値が600g/
2 以上、上限値が1000g/m2 以下のものを使用
するのが良く、カーペット基材全体としては、目付が4
70〜1600g/m2 程度のもの、好ましくは下限値
が500g/m2 以上、上限値が1200g/m2 以下
のものを使用するのが良い。
【0037】本発明においては、上記の必須成分の他、
必要に応じて添加される樹脂成分、充填剤及び添加剤を
配合した樹脂組成物を、ヘンシェルミキサー、バンバリ
ーミキサー等の適当な混合機で混合して溶融コンパウン
ドを得、そのコンパウドを成形材料としたり、あるいは
そのコンパウンドをペレット化したものを成形材料とす
る。又は、上記各樹脂成分からなるペレットと、充填剤
及び添加剤等をタンブラブレンド等の撹拌機で均一に混
合したドライブレンドペレットを成形材料とする。
【0038】そして、上記成形材料をコートハンガーダ
イ等を取り付けた単軸もしくは2軸の押出機を用い、1
30〜220℃の温度で、幅400〜2000mm、厚
さ0.5〜3mmの裏打ち用成形シートを押出成形し
て、そのシートを冷却固化する前に、コートハンガーダ
イ出口に隣接して設置した圧着ロール等により、上記カ
ーペット基材の裏面に連続的に裏打ち層として被覆し、
カーペットを得る。もしくは押出成形された裏打ち用シ
ートを冷却固化した後、そのシートをカーペット基材の
裏面に接着剤等により接着することにより、カーペット
を得る。
【0039】ここで本発明において、裏打ち層は、その
塗布量を300〜800g/m2 程度、好ましくは下限
値を400g/m2 以上、上限値を600g/m2 以下
にするのが良い。
【0040】また本発明のカーペットにおいては、耐久
性や耐摩耗性の向上等を目的として、裏打ち層下面側
に、裏打ち材を含浸させる態様に、製編織された布地
や、不織布等の繊維製布地からなる裏貼りシートを積層
するようにしても良い。このように裏貼りシートを積層
することにより、カーペットの耐久性や耐摩耗性等を向
上させることができ、特に、目付が10〜30g/m2
程度のポリエステル繊維の不織布からなる裏貼りシート
を使用することにより、上記の耐久性や耐摩耗性等を、
より一層向上させることができる。
【0041】こうして製造された本発明のカーペット
は、レジャーシートやスタジアムマット等として、屋外
で好適に使用でき、具体的には耐光性、耐久性、柔軟
性、耐折曲性、耐水性、耐熱性、外観保持性等の特性に
優れ、更に燃焼時に有害ガスの発生を防止することが可
能となる。
【0042】もちろん、本発明のカーペットは、屋外用
に限られず、屋内用のカーペットとしても好適に使用で
き、特に耐熱性に優れることから、電気カーペット(ホ
ットカーペット)のカバー用カーペット等としても好適
に使用できる。
【0043】本発明のカーペットを、電気カーペットの
カバー用として使用する場合等においては、電気カーペ
ットに対する滑り止めを図るために、裏打ち層の下面
に、多数の突起を分散状態に一体形成するのが良い。こ
の滑り止め用突起は、滑り防止効果と座り心地との観点
から、突出長さを0.5〜2.0mm、形成数を840
0〜11000個/m2 に設定するのが良い。
【0044】この滑り止め用突起は、例えば押出成形さ
れた裏打ち用シートを圧着ロール等によりカーペット基
材に被覆する際に、エンボスロールを通過させることに
より形成することができる。
【0045】なお、本発明のカーペットは、屋外用のも
のとして使用する場合であっても、滑り止め用突起を形
成しても良い。
【0046】
【実施例】以下、本発明の実施例と、その効果を導出す
るための比較例及び対照例とを説明する。なお本実施例
において、「%」とあるのは「重量%」を意味する。
【0047】<使用材料> 1.第1の樹脂成分(第1樹脂) ・TPO(1)…オレフィン系熱可塑性エラストマー
(三井石油化学社製、190℃溶融粘度50センチポイ
ズ、MFR15.0) ・TPO(2)…オレフィン系熱可塑性エラストマー
(三井石油化学社製、190℃溶融粘度60センチポイ
ズ、MFR25.0) 2.第2の樹脂成分(第2樹脂) ・EPR…エチレン・プロピレンゴム(日本合成ゴム社
製、エチレン含量78%、190℃溶融粘度50万セン
チポイズ以上、MFR 0.8) ・EBM…エチレンブテンメチレンリンケージ(三井石
油化学社製、エチレン含量85%、190℃溶融粘度5
0万センチポイズ以上、MFR3.6) ・LLD/PE…エチレン・オクテン−1の共重合体
(ダウケミカル社製、エチレン含量75%、190℃溶
融粘度50万センチポイズ以上、MFR5.0) 3.第3の樹脂成分(第3樹脂) ・APAO(1)…プロピレン・エチレンの非晶性ラン
ダム共重合体(宇部レキセン社製、数平均分子量150
00、190℃溶融粘度8500センチポイズ、MFR
3750、プロピレン含量95%、エチレン含量5%) ・APAO(2)…プロピレン・エチレン・ブテン−1
の非晶性ランダム共重合体(数平均分子量13000、
190℃溶融粘度8000センチポイズ、MFR375
0、プロピレン含量70%、エチレン含量10%、ブテ
ン−1含量20%) 4.第4の樹脂成分(第4樹脂) ・LD/PE…低密度ポリエチレン(宇部興産社製、1
90℃溶融粘度50万センチポイズ以上、MFR 0.
8) ・PP…結晶性ポリプロピレン(宇部興産社製、190
℃溶融粘度50万センチポイズ以上、MFR3.0) 5.充填剤 ・炭酸カル…炭酸カルシウム(日東粉化工業社製、平均
粒子径7.41μm) 6.カーペット基材として、ポリエステル繊維の不織布
(目付120g/m2 )からなるベースに、ナイロン繊
維及びポリエステル繊維の交撚糸(ナイロン50%、ポ
リエステル50%)からなるパイル糸を、タフティング
マシンにより目付800g/m2 のパイル層を形成した
もの(目付920g/m2 )を準備した。
【0048】<実施例1>
【表1】 上表1に示すように、TPO(1)15%、EPR17
%、APAO(1)26%、LD/PE8%、炭酸カル
シウム34%を配合したものをニーダーにより220℃
で15分間混合撹拌して、混合物を得た。そしてその混
合物を、コートハンガーダイを取り付けた二軸押出機を
用いて、150〜220℃の温度の条件で押出成形し、
厚さ1mm、幅1900mmの裏打ち用成形シートを
得、そのシートを冷却固化する前に、ダイ出口に隣接し
て設置した圧着ロールにより、上記カーペット基材の裏
面に連続的に裏打ち層として塗布量600g/m2 で被
覆して、連続状のカーペットを得、それを切断して50
0mm×500mmのカーペットとしてのサンプルを得
た。
【0049】<実施例2>同表に示すように、TPO
(1)25%、EPR17%、APAO(1)16%、
LD/PE8%、炭酸カルシウム34%を配合した組成
物を用いて、上記と同様にカーペットサンプルを作製し
た。
【0050】<実施例3>同表に示すように、TPO
(1)25%、LLD/PE17%、APAO(1)1
6%、LD/PE8%、炭酸カルシウム34%を配合し
た組成物を用いて、上記と同様にカーペットサンプルを
作製した。
【0051】<実施例4>同表に示すように、TPO
(1)32%、EPR25%、炭酸カルシウム43%を
配合した組成物を用いて、上記と同様にカーペットサン
プルを作製した。
【0052】<実施例5>同表に示すように、TPO
(1)65%、EPR35%を配合した組成物を用い
て、上記と同様にカーペットサンプルを作製した。
【0053】<実施例6>同表に示すように、TPO
(1)70%、EBM7%、APAO(2)7%、LD
/PE3%、炭酸カルシウム13%を配合した組成物を
用いて、上記と同様にカーペットサンプルを作製した。
【0054】<実施例7>同表に示すように、TPO
(1)25%、EPR17%、APAO(1)16%、
PP8%、炭酸カルシウム34%を配合した組成物を用
いて、上記と同様にカーペットサンプルを作製した。
【0055】<実施例8>同表に示すように、TPO
(1)40%、EBM7%、APAO(2)16%、P
P3%、炭酸カルシウム34%を配合した組成物を用い
て、上記と同様にカーペットサンプルを作製した。
【0056】<実施例9>同表に示すように、TPO
(2)15%、EPR17%、APAO(1)26%、
LD/PE8%、炭酸カルシウム34%を配合した組成
物を用いて、上記と同様にカーペットサンプルを作製し
た。
【0057】<実施例10>同表に示すように、TPO
(2)25%、EPR17%、APAO(1)16%、
LD/PE8%、炭酸カルシウム34%を配合した組成
物を用いて、上記と同様にカーペットサンプルを作製し
た。
【0058】<実施例11>同表に示すように、TPO
(2)25%、LLD/PE17%、APAO(1)1
6%、LD/PE8%、炭酸カルシウム34%を配合し
た組成物を用いて、上記と同様にカーペットサンプルを
作製した。
【0059】<実施例12>同表に示すように、TPO
(2)32%、EPR25%、炭酸カルシウム43%を
配合した組成物を用いて、上記と同様にカーペットサン
プルを作製した。
【0060】<実施例13>同表に示すように、TPO
(2)65%、EPR35%を配合した組成物を用い
て、上記と同様にカーペットサンプルを作製した。
【0061】<実施例14>同表に示すように、TPO
(2)70%、EBM7%、APAO(2)7%、LD
/PE3%、炭酸カルシウム13%を配合した組成物を
用いて、上記と同様にカーペットサンプルを作製した。
【0062】<比較例1>
【表2】 上表2に示すように、TPO(1)90%、EPR3
%、炭酸カルシウム7%を配合した組成物を用いて、上
記と同様にカーペットサンプルを作製した。
【0063】<比較例2>同表に示すように、TPO
(1)3%、EPR35%、APAO(1)20%、L
D/PE8%、炭酸カルシウム34%を配合した組成物
を用いて、上記と同様にカーペットサンプルを作製し
た。
【0064】<比較例3>同表に示すように、TPO
(2)90%、EPR3%、炭酸カルシウム7%を配合
した組成物を用いて、上記と同様にカーペットサンプル
を作製した。
【0065】<比較例4>同表に示すように、TPO
(2)3%、EPR35%、APAO(1)20%、L
D/PE8%、炭酸カルシウム34%を配合した組成物
を用いて、上記と同様にカーペットサンプルを作製し
た。
【0066】<比較例5>同表に示すように、TPO
(1)10%、EPR70%、炭酸カルシウム20%を
配合した組成物を用いて、上記と同様にカーペットサン
プルを作製した。
【0067】<比較例6>同表に示すように、TPO
(2)10%、EPR70%、炭酸カルシウム20%を
配合した組成物を用いて、上記と同様にカーペットサン
プルを作製した。
【0068】<対照例1〜4>それぞれ従来から汎用さ
れているポリプロピレンテープヤーンの織物からなるシ
ート(対照例1)と、ポリエチレンフォームからなるシ
ートサンプル(対照例2)と、ポリプロピレンからなる
カーペット基材にラバーフォームが裏打ちされたカーペ
ットサンプル(対照例3)と、ポリプロピレンからなる
カーペット基材にスチレン−ブタジエン−ラバーが裏打
ちされたカーペットサンプル(対照例4)とを準備し
た。
【0069】<特性試験>上記各サンプルに対し、下記
の測定を行い、各特性を評価した。
【0070】1.非透水性 JIS L1092「繊維製品の防水性試験方法のA法
(低水圧法)」に準拠して、サンプルの裏面に対し水位
を上昇させて、サンプル表面に3か所から水が注出した
ときの水位(耐水度)を測定し、耐水度が40cm以上
のものを「○」、40cm未満のものを「×」とした。
【0071】2.剛柔性 JIS L1096「一般織物試験方法のA法(カンチ
レバー法)」に準拠して、カンチレバーの使用により試
験片の移動距離を測定し、250mm未満のものを
「○」、250mm以上のものを「×」とした。
【0072】3.耐摩耗性 JIS L1096「一般織物試験方法のC法(テーパ
形法)」に準拠して、集成材にH−18型摩耗輪を使用
し、3kg荷重でテーブルを200回転させ、サンプル
の減重量を測定し、0.5g未満のものを「○」、0.
5g以上のものを「×」とした。
【0073】4.耐光劣化性 JIS L0842「カーボンアーク灯光に対する染色
堅牢度試験方法」に準拠して、染色した繊維品のカーボ
ンアーク灯光に対する堅牢度を評価する試験で、同光を
カーペットサンプル裏打ち層に照射し、サンプルの変色
・劣化の有無を観察し、変色・劣化の生じたものを
「○」、生じなかったものを「×」とした。
【0074】5.耐熱性 所定のサイズに切断した各サンプルを、折畳み、オーブ
ン中で80℃で1時間加熱した後、各サンプルを取り出
して6時間放置してから、各サンプルを展開して皺の発
生状況を調査し、皺が発生したものを「○」、発生しな
かったものを「×」とした。
【0075】6.耐折曲性(折曲復元性) 上記各サンプルを一旦折畳み、20℃で放置しその後展
開して、折り目の発生状況を調査し、折り目が残らなか
ったものを「○」、残ったものを「×」とした。
【0076】<評価>上記各試験の測定結果を下表3、
4に示す。
【0077】
【表3】
【表4】 上表から明らかなように、本発明に関連した実施例のも
のは、いずれの特性にも良好な結果が得られ、中でも好
適成分を好適量で配合した実施例1〜4ものは、一段と
優れた特性が得られており、屋外用カーペットとして好
適に使用できるのが判る。これに対し、本発明の要旨を
逸脱する比較例のものや、従来周知の対照例のものは、
いずれかの特性に劣っており、屋外用カーペット等とし
て、好適に利用できないのが判る。
【0078】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、耐光
性、耐久性、柔軟性、耐折曲性、耐水性、耐熱性、クッ
ション性、敷設安定性等の特性に優れて、屋外用として
好適に使用でき、更に燃焼時に有害ガスの発生を防止で
きて、環境問題等にも適切に対処できるカーペットを提
供できるという効果がある。
【0079】また本発明において、裏打ち用樹脂組成物
として特定成分及び好適成分を特定比率で配合したもの
を使用した場合、上記の効果を、より確実に得ることが
でき、その上、裏打ち層の成形加工性の向上を図り得る
という利点がある。
【0080】本発明において、裏打ち層の下面に、多数
の滑り止め用突起が分散状態に一体形成されてなる構成
を採用した場合、施設面に対する滑り止めを図ることが
でき、特に電気カーペット等のカバー用カーペットある
いは防災用カーペットとして好適に使用できるという利
点がある。
【0081】本発明において、本発明において、裏打ち
層の下面に、繊維性布地からなるシートが貼り付けられ
てなる構成を採用した場合、耐久性及び耐光性を、より
一層向上させることができるという利点がある。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーペット基材の裏面に設けられる裏打
    ち層が、 オレフィン系熱可塑性エラストマーからなる第1の樹脂
    成分5〜80重量%と、 エチレンを主モノマーとするα−オレフィンとの共重合
    体からなる第2の樹脂成分5〜50重量%と、を含む樹
    脂組成物をもって構成されてなることを特徴とするカー
    ペット。
  2. 【請求項2】 前記樹脂組成物に、無機充填剤が80重
    量%以下含まれてなる請求項1記載のカーペット。
  3. 【請求項3】 前記樹脂組成物に、非晶性ポリプロピレ
    ンホモポリマー、プロピレンとエチレン又は/及びブテ
    ン−1との非晶性ランダム共重合体の中から選択される
    第3の樹脂成分が5〜50重量%含まれてなる請求項1
    又は2に記載のカーペット。
  4. 【請求項4】 前記樹脂組成物に、オレフィン系熱可塑
    性樹脂からなる第4の樹脂成分が1〜30重量%含まれ
    てなる請求項1ないし3のいずれかに記載のカーペッ
    ト。
  5. 【請求項5】 前記第2の樹脂成分は、エチレン50〜
    99重量%と、プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−
    1、4−メチルペンテン−1、オクテン−1の中から選
    択されるα−オレフィン50〜1重量%との共重合体か
    らなる請求項1ないし4のいずれかに記載のカーペッ
    ト。
  6. 【請求項6】 前記第2の樹脂成分は、190℃での溶
    融粘度が105 〜108 センチポイズである請求項1な
    いし5のいずれかに記載のカーペット。
  7. 【請求項7】 前記無機充填剤は、炭酸カルシウム、硫
    酸マグネシウム、硫酸バリウム、水酸化マグネシウム、
    水酸化アルミニウム、ケイ酸カルシウム、硫酸カルシウ
    ム、燐酸マグネシウム、酸化チタン及びガラス粉末の中
    から選択される1種又は2種以上のものからなる請求項
    2記載のカーペット。
  8. 【請求項8】 前記第3の樹脂成分は、190℃での溶
    融粘度が102 〜105 センチポイズである請求項3記
    載のカーペット。
  9. 【請求項9】 前記第4の樹脂成分は、結晶性ポリエチ
    レン、結晶性ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共
    重合体の中から選択される1種又は2種以上のものから
    なる請求項4記載のカーペット。
  10. 【請求項10】 前記裏打ち層の下面に、多数の滑り止
    め用突起が分散状態に一体形成されてなる請求項1ない
    し9のいずれかに記載のカーペット。
  11. 【請求項11】 前記裏打ち層の下面に、不織布、織
    布、編布等の繊維製布地からなるシートが貼り付けられ
    てなる請求項1ないし9のいずれかに記載のカーペッ
    ト。
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