JPS6179314A - 振幅制限器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は磁気録画再生装置に用いて好適な振幅ホ１１限
器に関するものである。

従来の技術 第３図は従来の磁気録画再生装置の再生系の１例のブロ
ック系統図を示す。同図中、磁気テープ１に予め記録さ
れている映像信号（ＦＭ波）は、再生ヘッド２によりピ
ックアップ再生され、前浄増幅器３で増幅された後、振
幅制限器４に供給される。ここで、上記磁気テープ１に
記録されるべき映像信号は、一般にそのホワイトピーク
がＦ１φ搬送波のデビエーションの最も高い周波数にな
り、かつその同期信号先端がこのデビエーションの最も
低い周波数になるように周波数変調（いわゆる正変調）
されている。このＦＭ信号は振幅制限器４でその振幅変
調ＡＭ成分を除去された後、ＦＭ復調器５に供給され、
ここでＦＭ復調されて映り′象信号とされ、出力端子６
より出力される。

ところで、上記磁気テープ１に記録される映１象信号は
、記録時周知の如く、ノイズ成分軽減のため周波数変調
を行なう前にプリエンファシス回路にてその高域周波数
成分を増強される。ここで、映像信号の急激な信号変化
があった時、この部分でオーバーシュートが生じる。特
に記録せんとする映像信号が黒から白に大きく変化した
際、正変調された映像信号の再生映像信号が黒側に落ち
込み、再生画面上において白であるべき部分が黒となっ
てしまう、いわゆる反転現象が生ずる。上記反転現象は
再生系に設けられた振幅制限器４にて再生ＦＭ映像信号
が振幅制限された後は、除去不可能となる。そこで、振
幅制限器４の入力側で反転を除去するものが特公昭５６
−２７９２７号公報で提示された。これを第４図と、第
５図の図面を用いて説明する。

第４図において、入力端子７より入来した再生ＦＭ映像
信号は、自動振幅調整器８に供給され、テープやヘッド
の感度差やトラッキングズレによるゆっくりした振幅変
動成分が抑えられる。ここで、入力再生ＦＭ映像信号の
反転現象が生じている部分の波形は、第５図Ａの信号ａ
の中ａ′で示す如く、各ＦＭ波の山、谷がセンターライ
ンと交差していないものとなる。これは映像信号の急激
な信号変化によって再生ＦＭ映像信号のキャリア成分の
振幅が低下しているからである。

自動振幅調整器８より取り出された再生ＦＭ映像信号は
、高域フィルタ９及び低域フィルタ１０に夫々供給され
、２つの信号に分けられる。高域フィルタ９、低域フィ
ルタ１０は通常の微分回路、積分回路程度の比較的傾斜
の緩やかな減衰特性を有している。

上記高域フィルタ９によって主として再生ＦＭ映像信号
のＦＭキャリア成分を瀘波された第３図Ｂに示す信号す
は位相補正回路１１に供給され、ことでその位相を補正
された後、第１の振幅制限器１２に供給され、ここでそ
のレベルの低下部（レベル変動）が補正されて冬山、谷
とも同一レベルの矩形波とされる。上記低域フィルタ１
０にて主として再生ＦＭ映像信号のＦＭサイドバンド成
分をＥ波された第３図Ｃに示す如き再生ＦＭ映像は号の
低域周波数成分Ｃがｐ波される。との信号Ｃは上記リミ
ッタ１２の出力矩形波を再生Ｆ’Ｍ映像信号のＦＭキャ
リア周波数よりも十分高い周波数を遮断周波数とする低
域フィルタ若しくは積分回路（図示せず）に通して得だ
正弦波と合成された後、第２の振幅制限器１３に供給さ
れ、ここでそのレベル変動を除去され、更に出力端子１
４よりＦＭ復調回路（図示せず）に導かれる。この出力
端子１４より出力されるＦＭ映像信号は、第５図Ｂに波
形すで示す如くキャリアの落ち込みが補正されているの
で、ＦＭ波の山、谷がセンターラインと交らないような
ことはなく、従って反転現象を除去できる。

発明が解決しようとする問題点 上述した従来の振幅制限器は構成が複雑で部品点数が多
く、特に工Ｃ化する場合、高域フィルタ９と低域フィル
タ１０は外付は部品となる。また、位相補正回路１１は
一般的に低域フィルタで構成されるので、これも外付は
部品となり使用ビン数が多くコスト高となる。ただ、現
在のＩＣ技術では数ＰＦ程度の極めて小容量のコンデン
サ々ら内蔵できるので位相補正回路１１はＩＣ内に置く
ことが可能である。

寸た、位相補正回路１１の位相針は周波数により変化す
るので位相補正できる周波数帯域は限られており、再生
ＦＭ映像信号の搬送波周波数が変化すると位相差が生じ
てしまう等の問題がある。

問題点を解決するだめの手段 本発明はＦＭ映像信号が記録されている磁気記録媒体を
再生して得られた再生ＦＭ映像信号を第１の入力とし、
出力した信号を低域フィルタを通して第２の入力とし、
両入力信号の差動増幅出力を取り出す負帰還型の第１の
振幅制限増幅器を有し、該差動増幅出力を第２の振幅制
限増幅器へ入力して振幅制限された増幅出力を取り出す
構成としたことを要旨とするものである。

作用 第１の振幅制限増幅器は負帰還信号路に低域フィルタが
介在された負帰還増幅器なので入力された再生ＦＭ映像
信号における低域周波数の下サイドバンド成分に対して
は低利得な増幅器となり、高域周波数の搬送波成分に対
しては十分振幅制限されるだけの高利得な増幅器となる
ように作用し、従来の回路と同様に搬送波成分と下サイ
ドバンド成分の比を補正することが可能である。

実施例 以下、本発明を第１図と第２図の図面に従って説明する
。

第１図において、２０は再生ＦＭ映像信号の入力；、ｉ
Ｍ子で振幅制限作用を有する差動型の負帰還増幅器２１
の一方の入力端子となっている。２２は増幅器２１の負
帰還信号路に介在され、増幅器２１の出力から低域周波
数成分をＰ波して取り出す低域フィルタで、負帰還信号
路の入出力端に介在された抵抗Ｒ１と、負帰還信号路の
入力端と接地間に介在されたコンデンサＣ１と抵抗Ｒ２
による直列回路とから構成される。さて増幅器２１は増
幅器２３に接続され、増幅器２３は出力端子２４に接続
される。増幅器２１としては例えばＮＥＣ製のオペアン
プＩＣとしてμＰＣ７１Ａを適用できる。

第２図は低域フィルタ２２の各素子の値をＲ１−８，７
にΩ、Ｒ２＝１４０Ω、輸＝］０ＯＰＦとし、増幅器２
１のオープン利得を無限大としたときの増幅器２１の入
出力同波数特性を示す図で、例えば５ＭＨｚにおける利
得は２５ｔｉＢ　、　　３　ＭＨｚにおける利得は２３
　ｄＢとなっている。この結果増幅器２１は高域周波数
成分は十分増幅して振幅制限された出力が取り出され、
低域周波数成分は差程増幅しないので振幅制限されない
出力が取出される。このよう□に、増幅器２１は高域周
波数成分に対して振幅制限作用を有し搬送波成分と下ザ
イドバンド成分との補正がなされる。

次に動作について説明する。再生ＦＭ映像信号が端子２
０から負帰還増幅器２１に入力されると、入力信号成分
のうち低域周波数成分は低域フィルタ２２による帰還量
が多いため利得（ｄ小さく、わずかに増幅されて出力さ
れる。一方、高域周波数成分は低域フィルタ２２による
帰還量が少なく利得は大きくなり振幅制限されて出力さ
れる。

この作用により、負帰還増幅器２１の出力は低域周波数
の下サイドバンド成分に対して高域周波数の搬送波成分
の方が十分に増幅比率が大きくカリ、その出力波形は第
５図ＣＡ）で示したように中心線をよぎらないことはな
い。この再生ＦＭ映像信号が振幅制限作用を有する増幅
器２３に入力されるが、ここでは搬送波とサイドバンド
のレベルの関係がほぼ均一な理想的な波形となっている
ので反転は生じない。

なお、増・逼器２３に続く出力端子２４には以下一般の
ＦＭ復調回路が接続される。

発明の効果 従来の回路では高域フィルタと低域フィルタがそれぞれ
１個ずつ必要であったが本発明の回路では低域フィルタ
１個で済む。そのだめ、前述した従来回路に比べて部品
点数が削減される。まだ、第１図低域フィルタ２２のカ
ット・オフ周波数は例えばＶＴＲでは３ＭＨｚ位と高い
のでコンデンサの値は小さく、ＩＣに内蔵も可能で、こ
うすれば外付は部品、は無く、ＩＣの端子も入力端子の
１端子で済み、従来の回路と比較して大幅にコスト・ダ
ウンできる。

位相差に関しては周波数帯域を低域と高域の２種のフィ
ルタにより分けるのではなく低域フィルタのみ使用する
ので位相差は少なく補正は必要なくなる。まだ、本発明
の回路の場合、低域フィルタのコンデンサを外付にして
おき、このコンデンサを適当な値の抵抗に変更すれば、
増幅器２１は振幅制限作用のない一般的な負帰還増幅器
となり、任意の利得が得られ、周波数特性の良いリミッ
タ増幅器として使用できる。

以上のように本発明の回路では、従来の回路に比べ簡単
な回路購成で同等の効果がちる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例を示す回路図、第２図は第１
図の主構成をなす増幅器２１の入出力周波数特性を示す
図、第３図は従来の磁久録画再生装置の再生系の回路図
、第４図は従来例を示す回路図、第５図Ａ〜Ｃは夫々第
４図の動作説明波形図である。 ２１・・・第１の振幅制限増幅器、２２・・低域フィル
タ、２３　　・第２の振幅制限増幅器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 周波数変調されたＦＭ映像信号が記録されている磁気記
   録媒体より再生して得られる再生ＦＭ映像信号を第１の
   入力とし、出力した信号を低域フィルタを通して第２の
   入力とし、両入力信号の差動増幅出力を取り出す負帰還
   型の第１の振幅制限増幅器を有し、該差動増幅器出力を
   第２の振幅制限増幅器へ入力して振幅制限された増幅出
   力を取り出すことを特徴とする振幅制限器。