JPH066759A - ノンリニアエンファシス回路 - Google Patents

ノンリニアエンファシス回路

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JPH066759A
JPH066759A JP4159077A JP15907792A JPH066759A JP H066759 A JPH066759 A JP H066759A JP 4159077 A JP4159077 A JP 4159077A JP 15907792 A JP15907792 A JP 15907792A JP H066759 A JPH066759 A JP H066759A
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limiter amplifier
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Masahiro Kitamura
昌弘 北村
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ノンリニアエンファシス回路における画質劣化
をなくすこと。 【構成】入力端子1の信号を同相入力とする相互コンダ
クタンス回路4を設け、入力端子1の信号を入力とする
リミッタアンプ4を設け、リミッタアンプ4の出力と相
互コンダクタンス回路4の出力との間に接続したコンデ
ンサ5を設け、相互コンダクタンス回路4とコンデンサ
5との接続点を入力としその出力を出力端子2に接続し
たバッファ回路6を設け、バッファ回路6の出力を相互
コンダクタンス回路4の逆相入力端子に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はノンリニアエンファシス
回路に関し、特にビデオ・テープ・レコーダ(VTR)
のビデオ信号処理におけるノンリニアエンファシス回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、VTRで行なわれているFM方
式による記録・再生は、FM復調するといわゆる三角ノ
イズといわれる高域になるほどノイズが増える性質があ
り、ビデオ信号の微小信号のSN比を改善するために記
録時にノンリニアエンファシス回路でビデオ信号の微小
信号の高域を強調し、再生時に微小信号の高域を減衰し
てノイズを抑えている。
【0003】次に従来のノンリニアエンファシス回路の
一例を、図4に示す。図4において、この従来例は、ハ
イパスフィルタ(HPF)7と、入力端子1より入力さ
れる入力信号Vinをハイパスフィルタ7を介して入力
するリミッタアンプ8と、入力端子1より入力される入
力信号Vinからリミッタアンプ8の出力信号を加算
し、その信号Voをリニアエンファシス回路の出力端子
2に出力する加算回路9とから構成される。
【0004】入力信号Vinが微小信号の場合、リミッ
タアンプ8はリミッタがかからないので、HPF7の出
力がリミッタアンプ8で増幅され、加算回路9が入力信
号Vinと加算されて、高域が強調される。
【0005】入力信号Vinが大振幅の場合、リミッタ
アンプ8でリミッタがかかるので、高域での強調量は少
なくなる。これらの入力信号Vinの振幅Hと、ノンリ
ニアエンファシスの出力との周波数特性は、図3のよう
になる。
【0006】図3において、横軸は周波数,縦軸はレス
ポンスであり、入力信号Vinの振幅Hが大のときは、
特性曲線となり、入力信号Vinの振幅Hが小さくな
るに従って順に特性曲線,,となる。
【0007】また、再生時はリミッタアンプ8の出力を
記録時と逆相にして反転出力とすれば、高域を減衰させ
ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のノンリ
ニアエンファシス回路では、ハイパスフィルタ7とリミ
ッタ回路8とで抜き出した高域微小信号を、加算回路9
で入力信号Vinに加算し、高域強調しているので、ハ
イパスフィルタ7の遮断周波数から高くなるほど、ハイ
パスフィルタ7での位相まわりが大きくなり、図6に示
したように、入力信号Vinとずれたところで高域微小
信号を加算することになり、出力信号Voの高域微小信
号の波形(c)がひずみ画質が劣化するという問題点が
ある。即ち、図6の入力信号Vinの波形(a)とリミ
ッタアンプ8の出力信号波形(b)とが、加算回路9で
加算され、出力信号Voのひずんだ波形(c)が得られ
る。
【0009】尚、従来のノンリニアエンファシス回路の
通常状態では、図5に示すように入力信号Vinの波形
(a)とリミッタアンプ3の出力信号の波形(b)は、
位相のズレがなく、出力信号Voの波形(c)はひずみ
のないものが得られる。
【0010】本発明の目的は、前記問題点を解決し、ひ
ずみの少ない出力信号が得られるようにしたノンリニア
エンファシス回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のノンリニアエン
ファシス回路の構成は、入力端子の入力信号を同相入力
とする相互コンダクタンス回路と、前記入力端子の入力
信号を入力とするリミッタアンプと、前記リミッタアン
プの出力と前記相互コンダクタンス回路の出力とに両端
が接続されたコンデンサと、前記リミッタアンプの出力
信号を前記コンデンサを介して前記相互コンダクタンス
回路の出力信号に加算した信号を入力とし、かつ出力端
子に出力信号を出力するバッファ回路とを備え、前記バ
ッファ回路の出力を前記相互コンダクタンス回路の逆相
入力端に帰還したことを特徴とする。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例のノンリニアエンフ
ァシス回路を示すブロック図である。図1において、本
実施例は、入力端子1の入力信号Vinを同相入力と
し、高インピーダンスで電流出力の相互コンダクタンス
(gm)回路4と、入力端子1の入力信号Vinを入力
とするリミッタアンプ3と、このリミッタアンプ3の出
力と相互コンダクタンス回路4の出力との間に接続され
たコンデンサ(C)5と、相互コンダクタンス回路4の
出力とコンデンサ5との接続点を入力としその出力を出
力端子2に接続したバッファ回路6とを備え、さらにバ
ッファ回路6の出力信号Voを相互コンダクタンス回路
4の逆相入力端に接続するよう構成されている。
【0013】次に、図1の実施例の動作について、入力
端子1の入力信号Vinの振幅がリミッタアンプ3のリ
ミッタレベルよりも小さい微小入力信号時と、リミッタ
レベルよりも大きい大振幅入力信号時とに分けて説明す
る。
【0014】(1)微小信号時 この場合、リミッタアンプ3のゲインをAv倍とする
と、リミッタアンプ3の出力は、入力信号(Vinとす
る)のAv倍となるので、図1の伝達関数T(s)は、
次の(1)式となる。
【0015】
【0016】周波数が1/2πCrより十分低いところ
では、利得は〔1〕となり、入力信号Vinがそのまま
出力信号Voとなり、周波数が1/2πCrより十分高
いところでは、入力信号VinのAv倍の出力信号とな
り高域強調され、低域の振幅を基準とした時の周波数特
性は、図3の波形のようになる。
【0017】(2)大振幅信号入力時 図2において、リミッタアンプ3の特性図が示されてお
り、横軸はリミッタアンプ入力I,縦軸はリミッタアン
プ出力Oとなっており、リミッタレベル幅W以上で、リ
ミッタが作動する。
【0018】この場合、リミッタアンプ3の入出力特性
は、図2のとおりなので、リミッタレベル以上の入力信
号Vinは一定レベルで出力され、伝達関数式(1)の
Avが非線形(ノンリニア)となり、周波数特性は、図
3の波形のように、高域での強調量が少なくなり、ノン
リニアエンファシスの特性が得られる。
【0019】また、従来技術の冒頭で説明したとおり、
記録時に高域強調し再生時には記録時と逆特性の高域を
減衰する回路を通して信号の周波数特性を元に戻す必要
があるが、図1のリミッタアンプ3の極性を反転出力に
すれは、容易にその高域強調と逆の特性が得られる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、入力信
号がリミッタアンプのリミッタレベル以下の場合はハイ
パスフィルタの特性となり、図4の従来例のように高域
成分を入力信号に加算する構成ではないので、位相まわ
りによる高域微小信号の波形ひずみによる画質劣化がな
く、高域の再現性が良くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のノンリニアエンファシス回
路を示すブロック図である。
【図2】図1に示した実施例のリミッタアンプの入出力
特性を示す特性図である。
【図3】ノンリニアエンファシスの周波数特性を示す特
性図である。
【図4】従来のノンリニアエンファシス回路を示すブロ
ック図である。
【図5】従来のノンリニアエンファシス回路の通常状態
の動作波形を示すタイミング図である。
【図6】従来のノンリニアエンファシス回路の問題点を
示す動作波形を示すタイミング図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 出力端子 3,8 リミッタアンプ 4 相互コンダクタンス回路 5 コンデンサ 6 バッファ回路 7 ハイパスフィルタ(HPF) 9 加算回路 H 入力信号振幅 I リミッタアンプ入力 O リミッタアンプ出力 Vin 入力信号 Vo 出力信号 W リミッタレベル (a),(b),(c) 波形

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子の入力信号を同相入力とする相
    互コンダクタンス回路と、前記入力端子の入力信号を入
    力とするリミッタアンプと、前記リミッタアンプの出力
    と前記相互コンダクタンス回路の出力とに両端が接続さ
    れたコンデンサと、前記リミッタアンプの出力信号を前
    記コンデンサを介して前記相互コンダクタンス回路の出
    力信号に加算した信号を入力とし、かつ出力端子に出力
    信号を出力するバッファ回路とを備え、前記バッファ回
    路の出力を前記相互コンダクタンス回路の逆相入力端に
    帰還したことを特徴とするノンリニアエンファシス回
    路。
  2. 【請求項2】 リミッタアンプの出力極性を反転してコ
    ンデサに入力する請求項1記載のノンリニアエンファシ
    ス回路。
JP4159077A 1992-06-18 1992-06-18 ノンリニアエンファシス回路 Expired - Lifetime JP2833932B2 (ja)

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