JPS6178854A - ポリオレフイン樹脂への帯電防止性及び防曇性付与方法 - Google Patents
ポリオレフイン樹脂への帯電防止性及び防曇性付与方法Info
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- JPS6178854A JPS6178854A JP59201318A JP20131884A JPS6178854A JP S6178854 A JPS6178854 A JP S6178854A JP 59201318 A JP59201318 A JP 59201318A JP 20131884 A JP20131884 A JP 20131884A JP S6178854 A JPS6178854 A JP S6178854A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明はポリオレフィン樹脂へ帯電防止性及び防曇性を
付与する方法に関する。
付与する方法に関する。
一般に合成高分子材料は、疎水性が強く、その結果とし
ての帯電性等のために、該材料を用いた成形品の製造工
程やその成形品の使用段階において、種々の加工上のト
ラブル、静電ショック、塵埃付着、更には水滴凝集等、
多くの問題を招き易い。ポリオレフィン樹脂についても
同様であシ、例えば、その成形品であるフィルムやシー
トを包装用や農業用等に使用する場合、前述したような
その帯電性による問題や多湿雰囲気における成形品表面
への微少水滴の凝集等が大きな障害となる。
ての帯電性等のために、該材料を用いた成形品の製造工
程やその成形品の使用段階において、種々の加工上のト
ラブル、静電ショック、塵埃付着、更には水滴凝集等、
多くの問題を招き易い。ポリオレフィン樹脂についても
同様であシ、例えば、その成形品であるフィルムやシー
トを包装用や農業用等に使用する場合、前述したような
その帯電性による問題や多湿雰囲気における成形品表面
への微少水滴の凝集等が大きな障害となる。
そこで、ポリオレフィン樹脂へ帯電防止性及び防曇性を
付与することが要請されるが、該要請に応える工業上置
も有利な手段として、ポリオレフィン樹脂へ帯電防止剤
をはじめとする親水性化合物を添加混合する方法がある
。
付与することが要請されるが、該要請に応える工業上置
も有利な手段として、ポリオレフィン樹脂へ帯電防止剤
をはじめとする親水性化合物を添加混合する方法がある
。
本発明はかかる方法に関し、特定の組み合わせた添加剤
をポリオレフィン樹脂へ混合することにより、該ポリオ
レフィン樹脂本来の外観等その他の諸物性を損なうこと
なく、該ポリオレフィン樹脂へ経時安定性の優れた帯電
防止性及び防曇性を付与する方法に関するものである。
をポリオレフィン樹脂へ混合することにより、該ポリオ
レフィン樹脂本来の外観等その他の諸物性を損なうこと
なく、該ポリオレフィン樹脂へ経時安定性の優れた帯電
防止性及び防曇性を付与する方法に関するものである。
〈従来の技術とその問題点〉
従来、種々の添加剤を加えることによってポリオレフィ
ン樹脂へ帯電防止性や防曇性を付与する方法として、次
のような多くの提案がある。例えば、N、N−ビスヒド
ロキシエチルアルキルアミンを主剤としポリマーを併用
する方法(特公昭48−17746)、主剤に多価アル
コール脂肪酸エステルを併用する方法(特公昭44−9
25)、主剤に脂肪族アルコールを併用する方法(特公
昭46−1253 )、主剤にグリセリンモノ脂肪酸エ
ステルと有機ホスファイトとを併用する方法(特開昭5
8−79042)、主剤にN、N−ビスヒドロキシエチ
ルアルキルアミン脂肪酸エステルを併用する方法(特公
昭55−12060)、主剤にアルカノールアミドを併
用する方法(特開昭56−2333 )、N、N−ビス
ヒドロキシエチルアルキルアミン脂肪酸エステルを用い
る方法(特開昭58−191729)或いはこれにグリ
セIJ 7モノ脂肪酸エステルを併用する方法(特開昭
54−48866)、ベタイン型両性界面活性剤を用い
る方法(特公昭49−5746 )、炭素数が18より
大きい脂肪酸ジェタノールアミドを用いる方法(%開昭
54−14452)、脂肪酸ジェタノールアミドとソル
ビタン脂肪酸エステルとを併用する方法(特開昭53−
69247 )等がある。
ン樹脂へ帯電防止性や防曇性を付与する方法として、次
のような多くの提案がある。例えば、N、N−ビスヒド
ロキシエチルアルキルアミンを主剤としポリマーを併用
する方法(特公昭48−17746)、主剤に多価アル
コール脂肪酸エステルを併用する方法(特公昭44−9
25)、主剤に脂肪族アルコールを併用する方法(特公
昭46−1253 )、主剤にグリセリンモノ脂肪酸エ
ステルと有機ホスファイトとを併用する方法(特開昭5
8−79042)、主剤にN、N−ビスヒドロキシエチ
ルアルキルアミン脂肪酸エステルを併用する方法(特公
昭55−12060)、主剤にアルカノールアミドを併
用する方法(特開昭56−2333 )、N、N−ビス
ヒドロキシエチルアルキルアミン脂肪酸エステルを用い
る方法(特開昭58−191729)或いはこれにグリ
セIJ 7モノ脂肪酸エステルを併用する方法(特開昭
54−48866)、ベタイン型両性界面活性剤を用い
る方法(特公昭49−5746 )、炭素数が18より
大きい脂肪酸ジェタノールアミドを用いる方法(%開昭
54−14452)、脂肪酸ジェタノールアミドとソル
ビタン脂肪酸エステルとを併用する方法(特開昭53−
69247 )等がある。
ところが、これら従来の提案中に多く見られる、N、N
−ビスヒドロキシエチルアミン或いはこのエステル化誘
導体を使用する方法によると、それらが成形品表面へ経
時的にブリードする性質が強いため、初期に所望の効果
を与えるだけの量を使用した場合には経時後にブリード
過多となって成形品であるフィルムやシート等では表面
汚れやブロッキング等の問題を起し易く、逆に経時後に
好ましい効果を与える程度の量を使用したのでは初期に
所望の効果が得られず、他の成分を併用しても、実用上
経時的に安定した効果を得難い。また、ベタイン型両性
界面活性剤を使用する方法によると、これが成形品表面
へ移行する性質が弱いため、添加後に加熱やコロナ処理
等の何らかの工程を必要とする一般には採用し難い煩わ
しさがある。脂肪族のアルカノールアミド類を使用する
方法もほぼ同様である。更に、アンチブロッキング性や
スリップ性等を補なうために種々の成分を併用する他の
従来提案によっても、実際には所望通シの効果が得られ
なかった9、効果の経時的劣化を促したり、或いは成形
品表面を白化したシする等、多くの問題があるのが実情
である。
−ビスヒドロキシエチルアミン或いはこのエステル化誘
導体を使用する方法によると、それらが成形品表面へ経
時的にブリードする性質が強いため、初期に所望の効果
を与えるだけの量を使用した場合には経時後にブリード
過多となって成形品であるフィルムやシート等では表面
汚れやブロッキング等の問題を起し易く、逆に経時後に
好ましい効果を与える程度の量を使用したのでは初期に
所望の効果が得られず、他の成分を併用しても、実用上
経時的に安定した効果を得難い。また、ベタイン型両性
界面活性剤を使用する方法によると、これが成形品表面
へ移行する性質が弱いため、添加後に加熱やコロナ処理
等の何らかの工程を必要とする一般には採用し難い煩わ
しさがある。脂肪族のアルカノールアミド類を使用する
方法もほぼ同様である。更に、アンチブロッキング性や
スリップ性等を補なうために種々の成分を併用する他の
従来提案によっても、実際には所望通シの効果が得られ
なかった9、効果の経時的劣化を促したり、或いは成形
品表面を白化したシする等、多くの問題があるのが実情
である。
〈発明が解決しようとする問題点〉
本発明は、ポリオレフィン樹脂へ充分な帯電防止性及び
防曇性を付与することを前提として、狭止の如き従来提
案の問題点すなわち、 ■付与した帯電防止性及び防曇性が経時的に劣化する等
、不安定であるという問題点、■白化、着色、表面ベタ
ツキ等、外観その他の諸物性に悪影響を及ぼすという問
題点、■加熱、コロナ処理等、煩わしい工程が必要であ
るという問題点、 以上の問題点を解決するものである。
防曇性を付与することを前提として、狭止の如き従来提
案の問題点すなわち、 ■付与した帯電防止性及び防曇性が経時的に劣化する等
、不安定であるという問題点、■白化、着色、表面ベタ
ツキ等、外観その他の諸物性に悪影響を及ぼすという問
題点、■加熱、コロナ処理等、煩わしい工程が必要であ
るという問題点、 以上の問題点を解決するものである。
く問題点を解決するための手段〉
しかして本発明者らは、前述の問題点を解決するべく鋭
意研究した結果、所定のグリセリン脂肪酸エステルとジ
ェタノールアミドとの混合物において、双方の重量比及
び該混合物中の炭素数の分布状態を特定した添加剤を適
用すると、双方の単体からは予測できない所期効果の得
られることを見出し、本発明を完成するに到った。
意研究した結果、所定のグリセリン脂肪酸エステルとジ
ェタノールアミドとの混合物において、双方の重量比及
び該混合物中の炭素数の分布状態を特定した添加剤を適
用すると、双方の単体からは予測できない所期効果の得
られることを見出し、本発明を完成するに到った。
すなわち本発明は、次のAに該当するグリセリン脂肪酸
エステルとBに該当するジェタノールアミドとから成り
、双方の重量比がA/B=872〜2/8であって、双
方が次の(1)又は(2)を充足する添加剤を、ポリオ
レフィン樹脂に対し0.05〜2.0重量%となるよう
に添加することを特徴とするポリオレフィン樹脂への帯
電防止性及び防曇性付与方法に係る。
エステルとBに該当するジェタノールアミドとから成り
、双方の重量比がA/B=872〜2/8であって、双
方が次の(1)又は(2)を充足する添加剤を、ポリオ
レフィン樹脂に対し0.05〜2.0重量%となるよう
に添加することを特徴とするポリオレフィン樹脂への帯
電防止性及び防曇性付与方法に係る。
A:炭素数12〜22の脂肪酸を使用して誘導される、
モノエステルの含有率が80重量%以上であるグリセリ
ン脂肪酸エステルOB:炭素数12〜22の脂肪酸を使
用して誘導されるジェタノールアミド。
モノエステルの含有率が80重量%以上であるグリセリ
ン脂肪酸エステルOB:炭素数12〜22の脂肪酸を使
用して誘導されるジェタノールアミド。
(1) 使用する脂肪酸の炭素数の差が4以内のとも
に同じ炭素数範囲にあるAに該当する各成分とBに該当
する各成分との合計量がA及びBの全体量の80重量%
以上であり、且つ上記各成分の合計量中において双方の
重量比がAに該当する各成分の合計量/Bに該当する各
成分の合計量=8/2〜2/8であること。
に同じ炭素数範囲にあるAに該当する各成分とBに該当
する各成分との合計量がA及びBの全体量の80重量%
以上であり、且つ上記各成分の合計量中において双方の
重量比がAに該当する各成分の合計量/Bに該当する各
成分の合計量=8/2〜2/8であること。
(2)使用する脂肪酸の炭素数が同じであるAに該当す
る成分とBに該当する成分とが対を形成して1対以上存
在し、これらの各対において双方の重量比がAに該当す
る成分/Bに該当する成分=8/2〜2/8であシ、且
つ上記対を形成する双方の各成分の合計量がA及びBの
全体量の70重量%以上であること。
る成分とBに該当する成分とが対を形成して1対以上存
在し、これらの各対において双方の重量比がAに該当す
る成分/Bに該当する成分=8/2〜2/8であシ、且
つ上記対を形成する双方の各成分の合計量がA及びBの
全体量の70重量%以上であること。
本発明で使用する前記Aのグリセリン脂肪酸エステルの
具体例としては、グリセリンモノラウレート、グリセリ
ンモノミリステート、グリセリンモノパルミテート、グ
リセリンモノステアレート、1グリセリンモノベヘネー
ト等が挙げられる。通常グリセリン脂肪酸エステルは、
エステル化或いはエステル交換反応によりモノ、ジ及び
トリエステルの混合物として得られるので、この場合に
本発明では、該混合物を精製し、モノエステルの含有率
が800重量%上としたものを使用する必要がある。こ
れより低純度のものでは本発明の目的性能が得られない
。
具体例としては、グリセリンモノラウレート、グリセリ
ンモノミリステート、グリセリンモノパルミテート、グ
リセリンモノステアレート、1グリセリンモノベヘネー
ト等が挙げられる。通常グリセリン脂肪酸エステルは、
エステル化或いはエステル交換反応によりモノ、ジ及び
トリエステルの混合物として得られるので、この場合に
本発明では、該混合物を精製し、モノエステルの含有率
が800重量%上としたものを使用する必要がある。こ
れより低純度のものでは本発明の目的性能が得られない
。
また、本発明で使用する前記Bのジェタノールアミドの
具体例としては、ラウリン酸ジェタノールアミド、ミリ
スチン酸ジェタノールアミド、バルミチン酸ジェタノー
ルアミド、ステアリン酸ジェタノールアミド、ベヘニン
酸ジェタノールアミド等が挙げられる。これらは通常、
等モルのジェタノールアミンと脂肪酸或いは脂肪酸エス
テルとからアミド化やアミツリシスによって得られる。
具体例としては、ラウリン酸ジェタノールアミド、ミリ
スチン酸ジェタノールアミド、バルミチン酸ジェタノー
ルアミド、ステアリン酸ジェタノールアミド、ベヘニン
酸ジェタノールアミド等が挙げられる。これらは通常、
等モルのジェタノールアミンと脂肪酸或いは脂肪酸エス
テルとからアミド化やアミツリシスによって得られる。
本発明において、前記AとBとを用いる際の重量比はA
/B=872〜2/8であることが必要である。この重
量比範囲を外れると、AとBとの好ましい相互作用が失
なわれる。例えば、Aが多すぎると、目的性能それ自体
の減少或いは該性能の経時的減少や成形品表面の白化等
が生じ、逆にBが多すき′ると成形品表面にベタツキが
生じるようになる。
/B=872〜2/8であることが必要である。この重
量比範囲を外れると、AとBとの好ましい相互作用が失
なわれる。例えば、Aが多すぎると、目的性能それ自体
の減少或いは該性能の経時的減少や成形品表面の白化等
が生じ、逆にBが多すき′ると成形品表面にベタツキが
生じるようになる。
また本発明において、前記AとBとの前述したような混
合物中におけるアシル基の炭素数(AやBを誘導する際
に使用する脂肪酸の炭素数)の分布も双方の好ましい相
互作用を発揮させるためには重要である。該炭素数はい
ずれも12〜22の範囲にあることが必要であって、こ
の範囲内において双方の該炭素数が近いほどその効果を
より良く発揮し、かかる意味で該炭素数の分布状態に関
しては前述した(1)又は(2)の条件を充足すること
が必要なのであり、したがって(1)及び(2)の条件
を同時に充足する場合に本発明の効果は最も優れたもの
となるのである。前記アシル基の炭素数が12〜22の
範囲を外れたり、或いは該炭素数の分布状態に関して前
述した(1)又は(2)の条件を充足しない場合には、
本発明の所期効果は得られない。
合物中におけるアシル基の炭素数(AやBを誘導する際
に使用する脂肪酸の炭素数)の分布も双方の好ましい相
互作用を発揮させるためには重要である。該炭素数はい
ずれも12〜22の範囲にあることが必要であって、こ
の範囲内において双方の該炭素数が近いほどその効果を
より良く発揮し、かかる意味で該炭素数の分布状態に関
しては前述した(1)又は(2)の条件を充足すること
が必要なのであり、したがって(1)及び(2)の条件
を同時に充足する場合に本発明の効果は最も優れたもの
となるのである。前記アシル基の炭素数が12〜22の
範囲を外れたり、或いは該炭素数の分布状態に関して前
述した(1)又は(2)の条件を充足しない場合には、
本発明の所期効果は得られない。
以上説明したAとBとから成る添加剤はポリオレフィン
樹脂に対して0.05〜2.0重量%使用することが必
要である。多すぎても、逆に少なすぎても本発明の所期
効果は得らねない。
樹脂に対して0.05〜2.0重量%使用することが必
要である。多すぎても、逆に少なすぎても本発明の所期
効果は得らねない。
〈作用等〉
本発明における添加剤の使用方法は特に限定されるもの
ではない。ポリオレフィン樹脂に対し、(1)及び/又
は(2)の条件を充足するようにして、A及びBを別々
に加えても、又は予め双方を混合した後に加えてもよく
、更には樹脂に直接加えても、又は一旦高濃度のマスタ
ーバッチとした後に加え゛てもよい。
ではない。ポリオレフィン樹脂に対し、(1)及び/又
は(2)の条件を充足するようにして、A及びBを別々
に加えても、又は予め双方を混合した後に加えてもよく
、更には樹脂に直接加えても、又は一旦高濃度のマスタ
ーバッチとした後に加え゛てもよい。
本発明の適用できる樹脂はポリオレフィン樹脂全般であ
り、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエ/の
他に、これらに酢酸ビニル、エチルアクリレート、アク
リル酸等の他のモノマーを共重合し女樹脂等である。そ
して本発明の効果は、インフレーション、キャスティン
グ、押出成形、射出成形等の成形加工法や、フィルム、
シート、繊維等の成形品形態による制約を受けない。
り、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエ/の
他に、これらに酢酸ビニル、エチルアクリレート、アク
リル酸等の他のモノマーを共重合し女樹脂等である。そ
して本発明の効果は、インフレーション、キャスティン
グ、押出成形、射出成形等の成形加工法や、フィルム、
シート、繊維等の成形品形態による制約を受けない。
尚、本発明の効果を損なわない範囲で、他の目的のため
に滑剤、安定剤、アンチブロッキング剤等を本発明の実
施に際して併用しても差し支えないQ 〈発明の効果〉 以上説明した通り本発明には、加熱やコロナ処理等の煩
わしい余分な工程を必要とせず、そしてポリオレフィン
樹脂本来の外観その他の諸物性に悪影響を及ぼすことな
く、ポリオレフィン樹脂へ経時的に安定で且つ充分な帯
電防止性及び防曇性を付与することができる効果がある
。
に滑剤、安定剤、アンチブロッキング剤等を本発明の実
施に際して併用しても差し支えないQ 〈発明の効果〉 以上説明した通り本発明には、加熱やコロナ処理等の煩
わしい余分な工程を必要とせず、そしてポリオレフィン
樹脂本来の外観その他の諸物性に悪影響を及ぼすことな
く、ポリオレフィン樹脂へ経時的に安定で且つ充分な帯
電防止性及び防曇性を付与することができる効果がある
。
〈実施例〉
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明の構成及び効果
をより具体的にするが、本発明はここに挙げる実施例に
限定されるものではない。
をより具体的にするが、本発明はここに挙げる実施例に
限定されるものではない。
・実施例1〜5、比較例1〜9
低密度ポリエチレン樹脂(注文化学社製、スミ力センF
−208−1>へ、第1表記載の各添加剤をそれぞれ4
重量%又は0.8重量%(比較例5)となるように、ロ
ール混練機を用いて温度150°Cで混練後、シートカ
ッターにより3卵角ペレツト状のマスターバッチを作成
した。
−208−1>へ、第1表記載の各添加剤をそれぞれ4
重量%又は0.8重量%(比較例5)となるように、ロ
ール混練機を用いて温度150°Cで混練後、シートカ
ッターにより3卵角ペレツト状のマスターバッチを作成
した。
次いで、各マスターバッチ5重量部と前記低密度ポリエ
チレン樹脂95重量部とを混合後、シリンダ一温度18
0〜210°C1プローアンプ比2゜0の条件にてイン
フレーション成形を行ない、厚さ30μのフィルムを作
成し、これを試料とした。
チレン樹脂95重量部とを混合後、シリンダ一温度18
0〜210°C1プローアンプ比2゜0の条件にてイン
フレーション成形を行ない、厚さ30μのフィルムを作
成し、これを試料とした。
・実施例6〜8、比較例10〜11
低密度ポリエチレン樹脂に代えて直鎖低密度ポリエチレ
ン樹脂(三片石油化学社製、ウルトゼソクス3021F
)を、また第1表記載の各添加剤に代えて第2表記載の
各添加剤を使用し、マスターバッチの各添加剤濃度を8
重量%にし7たこと以外、実施例1〜5の場合と同様に
した0・実施例9〜12、比較例12〜17 ポリプロピレン樹脂(注文化学社製、ノープレンF−6
411)へ、第3表記載の各添加剤をそれぞれ0,6重
量%又は2.2重量%(比較例13)となるように、ラ
ボプラストミル(東洋精機社製)を用いて温度200°
Cで5分間混練後、温度200°C1圧力350に9/
ctAの条件にて1分間プレスを行ない、厚さ約100
μのシートを作成し、これを試料とした。
ン樹脂(三片石油化学社製、ウルトゼソクス3021F
)を、また第1表記載の各添加剤に代えて第2表記載の
各添加剤を使用し、マスターバッチの各添加剤濃度を8
重量%にし7たこと以外、実施例1〜5の場合と同様に
した0・実施例9〜12、比較例12〜17 ポリプロピレン樹脂(注文化学社製、ノープレンF−6
411)へ、第3表記載の各添加剤をそれぞれ0,6重
量%又は2.2重量%(比較例13)となるように、ラ
ボプラストミル(東洋精機社製)を用いて温度200°
Cで5分間混練後、温度200°C1圧力350に9/
ctAの条件にて1分間プレスを行ない、厚さ約100
μのシートを作成し、これを試料とした。
そして、以上の各試料を用い、次のように測定乃至評価
した。結果を第4表〜第6表に示した。
した。結果を第4表〜第6表に示した。
・表面状態(外観)
各試料を20°C×60%RHの恒温恒湿室に放置し、
3日後及び2か月後において、それぞれ表面の白化の度
合を次の基準で肉眼評価した。
3日後及び2か月後において、それぞれ表面の白化の度
合を次の基準で肉眼評価した。
◎:全く白化していない
01部分的に薄く白化している
Δ:全全体薄く白化している
X:全体が濃く白化している
・帯電防止性
各試料を20°C×60%RHの恒温恒湿室に放置し、
3日後及び2か月後において、放置条件と同じ条件下で
表面抵抗を測定した。
3日後及び2か月後において、放置条件と同じ条件下で
表面抵抗を測定した。
・防曇性
100m1容のビーカーに20°Cの水30ゴを入れ、
これを20°C×60%RHの恒温恒湿室に3日又は2
か月装置した各試料で密閉し、5°Cの冷蔵庫中に1時
間放置後、各試料の内面への水滴付着状態を次の基準で
肉眼評価した。
これを20°C×60%RHの恒温恒湿室に3日又は2
か月装置した各試料で密閉し、5°Cの冷蔵庫中に1時
間放置後、各試料の内面への水滴付着状態を次の基準で
肉眼評価した。
5:水滴の付着がほとんどなく、透明である。
4:大きな水滴がわずかに付着しているが、透明でおる
。
。
3:部分的に水滴の付着が認められるが、透明感はある
。
。
2:多くの水滴が付着し、透明性が低下している。
1:微小水滴が全面に付着し、透明性が不良である。
第1表
注)Aは前述したAに該当するグリセリン脂肪酸エステ
ルで、そのモノエステルの含有率は、比較例3が70重
量%、その池の各側が95重量%以上である。またBは
前述したUK該当するジェタノールアミドであるOAや
Bt−1jlW用しない比較例で、かっこ内に付記した
数置は、それぞれの添加剤合計量に対する各成分の重量
比である。以上は第2表及び第3表の場合も同じ。
ルで、そのモノエステルの含有率は、比較例3が70重
量%、その池の各側が95重量%以上である。またBは
前述したUK該当するジェタノールアミドであるOAや
Bt−1jlW用しない比較例で、かっこ内に付記した
数置は、それぞれの添加剤合計量に対する各成分の重量
比である。以上は第2表及び第3表の場合も同じ。
第2表
第3表
注)比較例14は、Aについてアシル基の炭素数8のも
のが0.2、該炭素数10のものが0.3、またBにつ
いて該炭素数10のものが0.1、該炭素数12のもの
が0.4の添加剤であシ、それぞれの数値はA及びBに
関する第3表の記載内容と同じ。
のが0.2、該炭素数10のものが0.3、またBにつ
いて該炭素数10のものが0.1、該炭素数12のもの
が0.4の添加剤であシ、それぞれの数値はA及びBに
関する第3表の記載内容と同じ。
第4表(第1表に対応する結果)
注)表面抵抗は表中数値×10 Ωである。第5表及び
第6表の場合も同じ。
第6表の場合も同じ。
第5表(第2表に対応する結果)
第6表(第3表に対応する結果ン
第4表〜第6表における、各比較例に対する各実施例の
結果からも、本発明の効果は明白である。
結果からも、本発明の効果は明白である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次のAに該当するグリセリン脂肪酸エステルとBに
該当するジエタノールアミドとから成り、双方の重量比
がA/B=8/2〜2/8であって、双方が次の(1)
又は(2)を充足する添加剤を、ポリオレフィン樹脂に
対し0.05〜2.0重量%となるように添加すること
を特徴とするポリオレフィン樹脂への帯電防止性及び防
曇性付与方法。 A:炭素数12〜22の脂肪酸を使用して誘導される、
モノエステルの含有率が80重量 %以上であるグリセリン脂肪酸エステル。 B:炭素数12〜22の脂肪酸を使用して誘導されるジ
エタノールアミド。 (1)使用する脂肪酸の炭素数の差が4以内のともに同
じ炭素数範囲にあるAに該当する各成分とBに該当する
各成分との合計量がA及びBの全体量の80重量%以上
であり、且つ上記各成分の合計量中において双方の重量
比がAに該当する各成分の合計量/Bに該当する各成分
の合計量=8/2〜2/8であること。 (2)使用する脂肪酸の炭素数が同じであるAに該当す
る成分とBに該当する成分とが対を形成して1対以上存
在し、これらの各対において双方の重量比がAに該当す
る成分/Bに該当する成分=8/2〜2/8であり、且
つ上記対を形成する双方の各成分の合計量がA及びBの
全体量の70重量%以上であること。 2 特許請求の範囲第1項の記載において、(1)及び
(2)を同時に充足するポリオレフィン樹脂への帯電防
止性及び防曇性付与方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59201318A JPS6178854A (ja) | 1984-09-25 | 1984-09-25 | ポリオレフイン樹脂への帯電防止性及び防曇性付与方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59201318A JPS6178854A (ja) | 1984-09-25 | 1984-09-25 | ポリオレフイン樹脂への帯電防止性及び防曇性付与方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013227A Division JPH0621198B2 (ja) | 1990-01-22 | 1990-01-22 | ポリオレフィン樹脂への帯電防止性及び防曇性付与方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6178854A true JPS6178854A (ja) | 1986-04-22 |
JPS6411214B2 JPS6411214B2 (ja) | 1989-02-23 |
Family
ID=16439017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59201318A Granted JPS6178854A (ja) | 1984-09-25 | 1984-09-25 | ポリオレフイン樹脂への帯電防止性及び防曇性付与方法 |
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1984
- 1984-09-25 JP JP59201318A patent/JPS6178854A/ja active Granted
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6411214B2 (ja) | 1989-02-23 |
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